聴く耳持たぬ者
「人によって音は変わる。音楽好きな人がいると音が良くなる」と、昔から怪しいことばかり主張する当店だが、ちゃんと聴いてくれる人がいること以上に、オーディオの音を良くする方法なんて存在しないと言ってもいいくらいである。
しかし、いちいち確かめたわけでもないのに、お客が音楽好きかどうかなんてわからんじゃないかとおっしゃるか。いや、それがわかるのだ。
ノリのいい音楽を聴きながら、まったく別のリズムを刻もうとしてもやりにくいだろう。思わず釣られて同じテンポになったりするのが普通である。同じように、音楽を聞いてる人は、物音ひとつ立てるにしてもテンポの邪魔にならないタイミングになったり、呼吸するにしても流れに沿うよう、知らず知らず吸ったり吐いたりするものである。すなわち、邪魔な雑音が減るというわけだ。
話す声でさえ、音楽に合わせた朗読のように格調高く、落ち着いて響く。
これが、ジャズはわけわからんとか、うるさいなと思ってるだけの人だと、ゴソゴソ落ち着きがなかったり、大声を出したり、構わずドンドンガラガラと余計な音を立てるから困りものだ。
したがって、お客様が好きそうな、聴かせる選曲にすることも音(と雰囲気)を良くする大事なポイントなのである。
それにしても一番の問題は、聴く耳持たない身内が店内をうろうろしてることなのだが(^^;