月別アーカイブ 2022年12月27日

ウィントン・マルサリス・セプテット in Japan 2023

行きます!!

https://wynton-marsalis-japan.srptokyo.com

Joyeux Noël ! (ジュワイユー ノエル)

 年内は12/31正午まで、年始は1/5から平常通り営業します。

 2022年もジャズの聴ける理容室をご利用いただきありがとうございました。

「12月はJimmyJazzで感動的なクリスマスソングを聴きながら散髪して一年を締めくくる」

 約30年前に冗談みたいに始めたクリスマスジャズ特集、すっかり当店の恒例行事として定着し、結構な確率で成功しているのではないでしょうか。

 2023年も素敵な年になりますように。

世界の一流品シリーズ[8] カールツァイスのレンズ

 決して欲張ってるつもりはないのだが、

 「奮発して買ったのに、こういうことはできないのか」

 と失望してよくよく調べてみると、わたしが求めてる結果を出すには、かなりマニアックな知識と高額な出費が必要であることが多い。

 よっしゃ!そんならいっちゃん高いのちょうだい!!とパパーン!と買えば気分も良いのだろうが、なんとか安く済ませられないかとやってるうちに泥沼にハマってる(^^;

 オーディオもパソコンもカメラも帽子も洋服も、興味あることのほとんどがそのパターンである。

 2020年、コロナ禍で遊びに出ることも少なくなって、いっちょ写真でもやってみるかと一眼デジタルカメラを買うことにした。

 コンデジは何度も買ったし、iPhoneでもきれいな写真が撮れるが、ちょっと求めてる感じと違う、もっとこうドラマチックな…、ほらほら、また病気が始まった( ̄▽ ̄;

 当店のお客様がカールツァイスのレンズがいいよと教えてくれたので、ソニーのα7IIIとツァイスのゾナー55mmを購入。標準のキットレンズを買わなかったのはちょっと勉強したからで、もし買ってたら「背景がボケない」とか「なんか思ったのと違う」とか絶対言ってただろう。

 その後ヤシカ製ツァイスのプラナー50mmF1.7を買い足して、ツァイスを薦めてくれたお客様からもレンズを貸してもらい、自宅に眠っていたキャノンのレンズやらも試したが、やはりツァイスの写りは格別であった。意味のない被写体にストーリーが宿る。まるでフェルメールの絵画のような静謐な空気と哀愁が表現できるのだ。

 当店のエベレストが大きすぎて画角に収まらないので、ソニーの安価な広角レンズを買って撮ってみたが、うーん、これならiPhoneで撮ったほうがマシ!

 なんでこんな写り方が変わるのか、オーディオと同じく趣味の七不思議である。

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世界の一流品シリーズ[7] ラルフローレンのウールコート

 童話や昔話には、時折「立派な身なりの紳士」が登場するが、その紳士はおそらく上質なウールの外套を着ていたに違いない。

 以前、カシミヤのロングコートを着てデパートに行ったら、女店員さんが上得意客のごとく丁寧に接客してくれた話を書いたことがあったけれど、ラルフローレンにかぎらずとも、良いコートを着ているとその効果たるや絶大なのである(^^;

 ゴム引きトレンチコートやコットンのステンカラーコートも悪くはないが、「立派な身なりの紳士」感は後退する。あくまでも上質ウールのしっとりした素材感が重要なのだ。

 わたしは12月になるとラルフローレンのウールコート4着を着回している。色は黒が2着、チャコール、ネイビーで、ダブルだったりベルトがあったりとディティールは違うがオーソドックスな形で、どれも同じに見えなくもない。

 膝下まであるロングコートは、いささか大袈裟な気もするけれど、全身をすっぽり覆ってしまうから中に何を着ても見えないし、クリスマスや年末大売り出し(古い)で賑わう街によく似合う。

 ステッキやシルクハットやお迎えのリムジンがなくとも、お気に入りのウールコートがあれば「立派な身なりの紳士」に見えるのである。

 おっと!髪がボサボサではせっかくの紳士が台無しなので、月に一度の散髪もお忘れなく。

世界の一流品シリーズ[6] バーバリーのノバチェックマフラー

 高校生の時分に、ステンカラーコートにバーバリーのマフラーをした紳士が歩いてるのを見て、「なんか、おっさんくさいなあ」と思っていた。

 一目でバーバリーとわかるノバチェックは、若者にとってダサい象徴だったように思う。

 今では評価逆転して愛用しているノバチェックマフラー。わたしもおっさんくさいおっさんになったのだ(^^;

 なんであんなに嫌悪してたのかと考えると、やはりああいったブランド物は10代でつけていると、親に買い与えられたか、もしくは家にあったお下がりか、どっちにしても生活力・生命力に乏しい、自立してない未熟な子供と見られるのが嫌だったのではないか。

 バーバリーのマフラーを女学生がつけてると「良家のお嬢さん」みたいに見えるから、女子にとってはあまり抵抗ないのだろう。

 とにかく、あの柄は独特でまるで毒蛇のよう。襟元からちょっと覗かせるだけでもよく目立つ。ブランド力は凄まじいものがある。

 最近では柄のパターンを大きく拡大した新デザインなどで若者に積極的にアピールしているバーバリーであるが、わたしが所有してるのは昔ながらのノバチェック、キャメルとグレーの二本で長さも今のものと比べてやや短め。いずれもラムズウールだがチクチクしないしふんわりとボリュームがあってとても暖かい。

 若さと品のなさ、老いと品のよさはだいたいセットになっていて、妙にお利口でちっちゃくまとまってる若者は可愛くないし、品のない年寄りはもう目も当てられない。

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