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世界の一流品シリーズ[6] バーバリーのノバチェックマフラー

 高校生の時分に、ステンカラーコートにバーバリーのマフラーをした紳士が歩いてるのを見て、「なんか、おっさんくさいなあ」と思っていた。

 一目でバーバリーとわかるノバチェックは、若者にとってダサい象徴だったように思う。

 今では評価逆転して愛用しているノバチェックマフラー。わたしもおっさんくさいおっさんになったのだ(^^;

 なんであんなに嫌悪してたのかと考えると、やはりああいったブランド物は10代でつけていると、親に買い与えられたか、もしくは家にあったお下がりか、どっちにしても生活力・生命力に乏しい、自立してない未熟な子供と見られるのが嫌だったのではないか。

 バーバリーのマフラーを女学生がつけてると「良家のお嬢さん」みたいに見えるから、女子にとってはあまり抵抗ないのだろう。

 とにかく、あの柄は独特でまるで毒蛇のよう。襟元からちょっと覗かせるだけでもよく目立つ。ブランド力は凄まじいものがある。

 最近では柄のパターンを大きく拡大した新デザインなどで若者に積極的にアピールしているバーバリーであるが、わたしが所有してるのは昔ながらのノバチェック、キャメルとグレーの二本で長さも今のものと比べてやや短め。いずれもラムズウールだがチクチクしないしふんわりとボリュームがあってとても暖かい。

 若さと品のなさ、老いと品のよさはだいたいセットになっていて、妙にお利口でちっちゃくまとまってる若者は可愛くないし、品のない年寄りはもう目も当てられない。

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世界の一流品シリーズ[5] フォックス・アンブレラ

 不景気でモノが売れなくなると、我々商売人はつい「お客様はお金を使いたくない」ものだと考えてしまいがちだが、じつはそうではない。

 自分に置き換えて考えば答えは明白だ。景気がどうあろうと「お客はお金を使ってより大きな満足を得たい」と思っているものだ。

 「喜びや満足が得られると確信できるモノ」なら買いたいが、「買ってもさほど嬉しくないが、しかたないので買うモノ」には、なるべくお金をまわしたくないだけ。

 したがって、モノを売る側は変に値段を下げるのでなく、「余分にお金を払ってでもより大きな満足感を得られる商品」を用意しているかどうかが売れるかどうかのポイントとなる。理容店は「伸びたから仕方なく散髪に行く」のでなく「楽しみで散髪に行く」よう趣向を凝らさなくてはいけない。

 さてさて、本日は英国フォックスアンブレラのご紹介。いつもJimmyJazz入口横の帽子掛け(兼傘立て)に立ててあるアニマルヘッドのコウモリ傘、そう、あれのことだ。

 ニッケルメッキの持ち手が殺し屋の杖みたいでカッコいいが、英国産の高級品にしては動物の造形があまい。もう2〜3万高くてもいいから海洋堂並みの精巧さを出してくれたらいいのに。

 もう一本、ワンギーと呼ばれる竹を曲げたハンドルのアンブレラも持っていて、黒地のアニマルヘッドに対してこちらはグレーの布にした。雨粒が幌に当たるポツポツという音が心地良い。

 映画「キングスマン」に登場した他のデザインの傘も欲しいのだが、意外なほどこれらの傘の出番が少ないので躊躇している。

 ひと目見て高級傘と判るので、鍵も付いてないコンビニの傘立てや、行き慣れない場所に放置しておくと盗られる心配がある。しかも使った後で広げて乾かす手間があるから、つい安物のビニール傘を手に取ってしまう。

 さらにコロナ禍が追い討ちをかけ、一年くらい放置してたら黒いほうの巻いてあるゴムバンドが伸びて若干緩くなってしまった(^^;

 グレーのほうはまだ大丈夫だが、どちらも並行輸入品なので正規販売店での修理交換はできなさそう。町のリペアショップに持ち込むなり、自分で長さを切って縮めるなりすればなんとかなりそうだが、通勤距離500メートルのMasterだから本当に傘の出番が少ないのである(^^;

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世界の一流品シリーズ[4] ヴィトラ社 パントンチェア

 1950年前後、デザイナーによる優れた家具が多く生み出され、それらは後年”ミッドセンチュリー”と称されるようになる。やがて半世紀が過ぎ、著作権が切れるとミッドセンチュリーの名作家具は、リプロダクトといえば聞こえはいいが、要するにコピー商品が多く出回るようになった。

 当店の客待ちスペースにあるヴェルナー・パントンのパントンチェアもミッドセンチュリーを象徴するデザインの傑作チェアであるが、これを初めて導入したのがちょうど10年前の2012年11月、リプロダクト品で一脚5千円くらいだった。

 スピーカーのすぐそばに置くのでなるべく音を吸わない/変な反射をしない物をと考えて、このプラスチック一体成形の椅子を選んだのだ。

 家具に興味のない人が見れば、リプロダクトだろうとオリジナルだろうと、ただのおかしな形をした椅子なのだが、実際に所有してみると本物と少しずつ違う、色んなことが気になってくる。

 たとえば表面の仕上げが、リプロ品は微妙にツヤツヤしてて、床と擦れた際に出るゴゴッという音も安っぽいし気に入らない(^^;

 なんだよそんな音くらいとお思いになるだろうが、その音の響きがフィードバックして店内の音響を形成しているのだから、なかなか馬鹿にならないのだ。

 そこでJBLエベレストを導入を決めた本年始めから、こっそり一脚ずつ本家本元ヴィトラ社のパントンチェアに入れ替えていたのだ。

 白と黒のうち、一脚の黒だけ入れ替えたところでJBLエベレストがやってきたが、あるお客様が「こっちの椅子に座るのと、あっちの椅子では音が違う!」と言い出した!

 ほほぅ!面白いことを仰るではないかw ちなみにどっちが音がいいですかと訊ねたら、こっちと黒いほうを指す。

 エベレストの巨大さに気を取られて、椅子が変わってることには気づかなかったでしょ?そりゃそうだ、見た目はほとんど一緒なのだから( ̄▽ ̄;

 スタッキング(積み重ね)可能なはずなのにコピー品は重ならないとか、ヴィトラの製品は黒が少しグレーっぽいとか、比べてみると違いがよくわかる。

 ただ、座り心地はほとんど変わらないから半分以上Masterの自己満足だと言われても否定はしない(^^;

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世界の一流品シリーズ[3] アレキサンダー・マックイーンの髑髏スカーフ

 2008年、ルイ・ヴィトンの広告にローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズが登場した。舞台はホテルの一室、ベッドに置いたモノグラムのギターケース、傍らでセミアコースティックギターを弾くキース。ルイ・ヴィトンとはまったくイメージの異なるロック界のカリスマの起用は世間に大きなインパクトを与えた。

 このポスターの両端にランプシェードが写っているが、ドクロのデザインされた薄いスカーフがそっと掛けられている。キースの私物であるか、小道具か定かでないが、キースらしいといえばキースらしいロックな演出だ。

 今更キースの真似をしようなんて思わないが、このドクロが気になって調べてみると、どうやらアレキサンダー・マックイーンの品らしい。ブランド物なので値段もそれなりに高価であるが、このドクロスカーフはなかなかの名作のようで、中古や類似品も多く流通している。

 ヴィトンは買えないがスカーフならと軽い気持ちで購入してみたら、これがカッコいい!ガイコツの顔が並んでいるだけの薄い絹のスカーフだが、襟元に巻くだけで実に品良くキマるのだ!

 昨日、「顔の近くにキメの揃った高級素材があると顔映りが良くなる」と書いたが、これも同じく「絶大な」効果がある。

 メンズファッションにおいて、デザインや柄物はなくていい、ユニクロで充分と思いかけたが、このドクロスカーフで「デザインすること」の凄さを思い知った。

 例によって同じデザインの色違いや違う柄のスカーフを何枚も買う羽目になるのだが、いちばん使い勝手がいいのはやはり最初に買った黒地に白で染め抜いた髑髏スカーフで、そうそううまい話は転がってないのである(^^;

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世界の一流品シリーズ[2] ボルサリーノ クオリティ・スーペリオール

 一流品と二流品の差はほんの僅かしかない。実用的にはほとんど同じであると言ってもいい。ただ、ほんの僅かだけ仕上げが良かったり、ほんの僅かだけ長持ちしたり、ほんの僅かだけ使い勝手が良かったりする。たったそれだけのことである。

 したがって、そのほんの僅かなことに目をつぶるならば、格段に値段の安い二流三流でも充分使える。

 しかし、その僅かな完成度の違いを達成するために、二流品より何倍もの工程や手間がかかっていて、長年培ったメーカー独自のノウハウもあり、当然高額での販売となる。

 それら一流品を新品定価で買ってたら一年以内に破産するので、上級国民でない庶民のMasterはほぼ全てオークションの中古品狙いで、買って成功もあるが、失敗もかなり多い。何事も失敗しなくては上達しないものである(^^;

 さて、世界の一流品シリーズ第2回はボルサリーノの帽子、ファーフェルトハットである。現在わたしはボルサリーノの帽子を9個所有しているが、うち1個はパナマ帽で、他のメーカーの物を合わせるともっとある。これでもかなり処分したつもりなのだが。

 帽子ほど通販に不向きな物もない。実際に試着してみないと似合うかどうかわからないからだ。かといって新品の帽子売り場に行って、クラウンやツバを自分流にくしゃくしゃと折り曲げて試着するのも憚られる。結局はエイヤッと買ってみるしかない。

 最初は数千円のニューヨークハットを買ったが、だんだんと目が肥えてくるとただのウールでは物足りなくなって、より上等な兎の毛を使ったものが欲しくなる。クラウンの高いアメリカ製のステットソンよりも、スマートなイタリア製”クオリティ・スーペリオール”ラインのボルサリーノが小柄なわたしには似合うという結論に達した(^^;

 クオリティがスーペリオールだと何が良いのかというと、ほんの少し自分が男前に見えるのである。顔の近くにキメの揃った高級素材があると顔映りが良くなるのは、腕の良い理容師に散髪してもらうのと同じ理屈である。

 日本が世界に誇るオーディオメーカー・インフラノイズの秋葉社長はわたしに対抗してか、JimmyJazzに納品の時はいつも黒のハットを被っていらっしゃる。曰く「これ被って歩いてたらみんな避けて通る」とご満悦。

 オーディオマニアの気持ちの半分は芸術家なのだ( ̄▽ ̄;

世界の一流品シリーズ[1] JBLのスピーカー

 何回かに分けて、ジャンルにこだわらずMasterが唸った世界の一流品を紹介してみたい。

 少年の頃から「世界の一流品」みたいな雑誌を見るのが好きだったが、最も初めの根っこにあるのは、オーディオ雑誌に載っているJBLのスピーカーであったように思う。

 (ちゃんとした)JBLサウンドに接したのは、このブログの前身であるホームページで日記を書き始めてからだから(ほんの)約22年前で、それまでは音が好きとかいうのでなく、たんなる憧れとしてカタログ写真をうっとり眺めていただけだった。

 今でこそJBLのフラッグシップであるエベレストを手に入れて偉そうにしているが、実はそんなにキャリアは長くない、いや充分長いのか(^^;

 とにかく、なぜJBLなのか、アルテックやB&Wではダメなのか、というと、(そもそもB&Wは音が好きじゃないのであるが)他のメーカーにない意外なJBL独自の魅力があるからだ。

 音を出さずとも「JBL」と口にするだけでパッと気持ちが明るくなるのだ。こんなメーカーは他に見たことない。「タンノイ」も「LINN」も「マッキントッシュ」に「ウエスタン」どれもそれぞれに洒落たカッコいいイメージはあるけれど、笑っちゃうような馬鹿馬鹿しさと凄みと音楽性を兼ね備えたメーカーはわたしの知る限り存在しない。(あえて言うならテナーサックスのソニー・ロリンズか)

 創立者のジェームス・B・ランシングが自殺してるというのにこの明るさはなんなのだ!やはりサウンドイメージによるものだろう。カラッとしていて爽快にジャズを鳴らす。未練も後腐れもない潔さ、こんなんではスピーカーの音質の説明になってないのだが、あり得ないくらい値段が高いのも他メーカーだと苦悩するがJBLだと笑っちゃう( ̄▽ ̄;

 つらいときにはJBLの名を呼ぶがいい。ジャズでも聴いて元気出そうよ!まさに世界の名機と呼ぶにふさわしいキング・オブ・オーディオメーカーである。

35年目に突入

 昨日11/8はJimmyJazz創立の日で、マイルスの「ラウンド・ミッドナイト」など当時聴いていた曲をかけて感傷に浸っていたのであるが、35年目に突入したというのに相変わらずちゃらんぽらんで、一向に老舗の重厚感が備わらない。重厚になったのはスピーカーくらいのもんである(^^;

 そのくせ人様からは老人扱いされたり、店主の外見と設備だけが老朽化した。35年なんてあっという間である。50周年まではなんとか頑張りたいと思っているので、皆様よろしくお願いします。

「男前1割増し」の秘密 その2

 フランス人サックス奏者のバルネ・ウィランが『ニューヨーク・ロマンス』録音のためヴァン・ゲルダー・スタジオを訪れた際、録音エンジニアのルディ・ヴァン・ゲルダーとスタジオ所蔵のビンテージマイクを使わせろ、使わせないで一悶着あったとライナーノートに記されてあった。

 最後はバルネの意見が通ってノイマンのマイクを使用した収録となったが、職人気質の者にとって、使用する道具まで指定されるのはあまり気分の良いものではないだろう。

 理美容においても多いのが「すき鋏を使わないでください」というオーダー。多くの場合、過去にすき鋏を使って失敗されたトラウマがあって、「すき鋏イコール悪」のイメージが定着してしまったことに起因する。

 太古の昔から「ナントカとすき鋏は使いよう(?)」という諺にもあるように、すき鋏自体に問題があるのではなく技術者の使い方に問題があるのだ。

 一口にすき鋏と言っても、ザックリ一度にたくさん梳けるものから微妙な質感調整に使うものまで何種類もある。その中から髪質、毛量、痛み具合、デザイン、そのときのハサミのコンディションなどを考慮し、最適な使い方をしたいのである。

 だからといってクライアントの意向を無視するわけにもいかないので、「使うな」と言われれば使わないし、「使ってくれ」と言われたらなるべく使って差し上げたい。ただ一般論として、職人は信頼して、自由にさせてやるほうが良い仕事をするもの。

 『男前1割増しおまかせカット』はおまかせするから一割増しで男前になることをお忘れなく。

『ニューヨーク・ロマンス』を初めて聴いたのはもう20年以上前になる。あれから色々バルネのCDを聴いてみたが、『ニューヨーク・ロマンス』みたいな音で鳴ってるものはなかった。果たしてバルネはあの録音を気に入ってたのだろうか?

「男前1割増し」の秘密

 JimmyJazzは何も根拠なくただのノリで”男前1割増し”を謳っている訳ではない。具体的な一例をあげよう。

 髪の毛というのは面白いもので、カットが不揃いだと毛先が光を乱反射して汚らしく見えるものだ。特に白髪混じりの人や、明るい茶髪に染めている人だと一発で上手下手がバレてしまう。理容師の腕前はもちろん、ハサミの切れ味ひとつで魔法のように毛並みが揃い、艶やかで落ち着いた色合いに変化して白髪が少なくなったように見えたりする。

 ”揃っている”ことは誰にでもわかる重要なことなのだ。

 話は変わるが、もう20年くらい前になるのか、わたしがオーディオ界で怪気炎をあげていた頃、「実際の演奏を聴いたこともない癖になぜ音(再生音)が正しいとわかるのか?」と、小学生みたいなイチャモンをつけにくる人がたまにいた(^^;

 そのように主張する輩は「生演奏をしょっちゅう聴きに行って自分のオーディオと比べてるからこの音は正しいのだ!」ということが自慢したかったのだろう。

 確かにそれは一理あるかもしれない。でも、生演奏を聴かないとオーディオができないというのも一種の極論である。もうこの世にいないバド・パウエルやチャーリー・パーカーを愛好する人は、正しくオーディオを楽しめないことになってしまうが、そんな人でも立派にオーディオ愛好家となることはできる。

 髪の毛と同じように人間は揃っていると美しいと感じ、揃ってないと無秩序に感じる。揃っている音と揃ってない音を比べれば、揃ってる方が美しいと思うからこそ音楽は世界共通の娯楽として成立しているのだ。

 もっとも、わたしは自分のオーディオの音が正しいなんて一度も思ったことはないのだが。。。( ̄▽ ̄;

「男前」にこそ価値がある

「料金が他店より安いこと」

ランニングコストを考えるとそれは大事なことです。

「待たずにカットできること」

忙しい現代人には必須条件かもしれません。

「刈り上げが0ミリであること」

もちろんスキンフェードとはそういうことですね。

「何度でも切り直ししてくれること」

カットの途中で気が変わることもあるでしょう。

「たくさんすいてくれること、短くなってさっぱりすること」

当然ですよね〜。

 でもね、

 わたしは理容室でなにより重要なことは、散髪して「男前になること」だと思うんですよ。安い他店で散髪してかっこよくないより、JimmyJazzで散髪して男前が上がる、奥さんに褒めてもらえて、しかもスタイルが長持ちするなら、そっちの方がいいと思いませんか?

「おっ?ちょっといい男になってる!?」これがデザイン、これが付加価値というものですよ。

 当店を選んでくださったお客様全員にそう思ってもらいたい。時間的、体力的にいい仕事ができないと判断すれば予約をお断りすることもありますし、できない技術やおすすめしないスタイルもある。

「安くて、今すぐできて、さっぱりするならそれでいい」そんな方が当店を利用されるのは、ちょっと勿体無い。

 JimmyJazzはそういうスタンスで営業してます。

サボテンノーズワックス

 今年の夏は2度目の富士登山にチャレンジ!三年前には悪天候で登頂を断念したが、今回は好天に恵まれ、見事登頂を果たした。

 天気の次に心配したのが高山病で、とにかく酸素をたくさん取り込まないといけないと思い、当店メニューにサボテンノーズワックスを導入、鼻毛を根こそぎ引っこ抜いて富士山に挑もうと決心した(^^;

 これまで自分の鼻毛処理には電動および手動の鼻毛カッターや鼻毛専用ハサミなどを使ってきたが、なにしろ日本一の山に挑戦するのだからそんな生ぬるい方法では太刀打ちできない!

 数年前に突如この理美容業界に登場したサボテンノーズワックスという鼻毛脱毛メニューは、専用のスティックに保温ポットで温めておいたワックスを絡めて鼻に突っ込み、冷えて硬化したところを一気に引っこ抜く!ちょっぴり痛そうな印象と、そのショッキングなビジュアルから敬遠するむきも多いだろう。

 しかし実際に自分でやってみると、思ったほど痛くない。それどころか処理後のスティックをうっとり眺めてしまうw

 これは鼻毛ある人は全員やるべきだな!!うーんw

映画『ビリー・ホリディ物語/奇妙な果実』

 いい機会なのでビリー・ホリディの伝記映画『ビリー・ホリディ物語/奇妙な果実』も観た。原題は『Lady Sings the Blues』、やはりアメリカで『Strange Fruit』とするのは問題が多いのだろうか。

 1972年製作、主演はダイアナ・ロス、製作はモータウンのベリー・ゴーディ、音楽はミシェル・ルグランで、いかにもルグランらしいストリングスが要所に聞かれる。

 どうしても先日紹介した『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』と比べてしまうが、かなり端折ったストーリー展開で、これだけ観てビリー・ホリディはこういう人だったと言うには随分イメージ違うなと。これでも’72年当時にしてはかなり頑張ったのだろう。

 この映画の元となった自伝『奇妙な果実 -ビリー・ホリデイ自伝』は既読であるが、実際のビリーは初めての売春年齢のサバを読む(?)ようなこともあったと聞く。その方がセンセーショナルに響くと思うとサービスする気質があったのかもしれない。(マイルス・デイヴィスの奥さんにクインシー・ジョーンズが指輪を贈ったとマイルス自叙伝に書いてあるが、クインシーがそんなことはないと食ってかかると「そのほうが読んでて面白いだろ」とマイルスが言ったとか。多少盛って語るのがジャズメン気質なのか)

 華奢でマシュマロヴォイスのダイアナ・ロスが骨太で肝の据わったビリーを演じようって言うのだからたいへんだ。

 最初からビリーの面倒をよくみてた”ピアノ弾き”が麻薬の売人に殺されてしまうのだが、このピアノ弾きが役名も”ピアノ弾き”で、いったい誰なのか?最初テディ・ウィルソンかと思ったが、彼は’86年まで生きてる。役名も無いほどだから適当にでっちあげたオリジナルのキャラクターなのかもしれない。

 ちなみにレスター・ヤングは登場しない。不倫関係にあったというベニー・グッドマンも登場しない。『ベニー・グッドマン物語』で好感度高かったから、これも問題あるんだろうな。10点中4点。

映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』

 なんと、ビリー・ホリディの映画があるではないか。しかも2本、全然知らんかった。むかしダイアナ・ロス主演で「ビリー・ホリディ物語」というのがあったが、これもチャンスがなくて観ていない。わたしは気の強そうな女性シンガーが苦手なので、ビリーとかカーメン・マクレエには詳しくないのだ。

 一本はドキュメンタリーの『Billie ビリー』、こちらは配信がなく、配信がある方の『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』を観た。

 ちょっとこのタイトルはダサいんじゃないかと思う。ストレートに『奇妙な果実』ではいかんかったのか。まだ問題あるのかな?

 さてストーリーはともかく、主演のアンドラ・デイがビリーにそっくり!顔や体格は小ぶりであまり似てないなと思って観てたら、歌声はもちろん、「電話帳を読むだけでジャズになる」とまで言われた話し方が本当にそっくりで、本物かと錯覚しそうになる。

 のっけからルイ・アームストロングと共演、サッチモの声マネはまあ誰でもできる(?)が、問題はトランペットの音色である。あの天下一品の艶やかな音色は再現不可能でスルー。ま、ビリーの映画なのでそれは許す。

 さあ、ビリーといえばプレズことレスター・ヤングで、トレードマークのポークパイハットをかぶって頻繁に登場するが、少し貧相で大物感ゼロ、テナーも含め残念、ま、ビリーの映画なのでこれも許す。

 バンドの頭数と出てくる音が合ってなかったり、『レディ・イン・サテン』のジャケットが登場した随分あとで同盤のレコーディングがあったりと、マニアが見たらツッコミどころは多々あるけれど、かなり頑張ったのは伝わってきた。ジャズ伝記映画として採点するなら10点満点中8点。ちなみにイーサン・ホーク主演チェット・ベイカーの『ブルーに生まれついて』は9点、マイルスの『マイルス・アヘッド』は3点(^^;

No Pain No Gain

8月 8(月) 9(火) 10(水)夏期休暇

8月 8(月)、9(火)、10(水) 三日間夏期休暇をいただきます。

例年よりも少し早いですが、よろしくお願いします。

コルトレーンポマード

 コルトレーンの名を冠したポマードがニュージーランドより上陸。他の物はともかく、当店がこれを取り扱わずしてどうするのだ!?

というわけで、入荷しました。ポマードといってもクレイ(粘土)なので、マットで上品な仕上がり。材料に良いもの使ってるなというのがビンビン伝わってまいります。

 ホールド力はミディアムでツヤなし。匂いはキツくなく微香性。

「オレが買わずしてどうするのだ!?」と思った方はお早めにどうぞw

秘すれば花

 久しぶりにニコラス・ケイジの映画を観たら、主人公なのにほとんど喋らないので驚いた。さすがである。

 600年前「秘すれば花」と世阿弥はいった。映画においていちばんダメなのは、心情とか状況をセリフで説明しちゃうことなんである。映画にかぎらず、あらゆる芸術表現は、全てをつまびらかにして正確に伝えることではなく、相手に「感じさせる」「想像させる」ことが最も重要なのだ。

 音楽鑑賞あるいはオーディオが、画のない不完全な形態にもかかわらずホームシアター等とまた違った、独立した高次元ポジションを得ているのも、リスナーに想像させ、世界観を感じさせるに最適な形態だからだろう。

 わたしが10代のころは、アメリカ村のフィフティーズ風ブティックがお気に入りで、ロックンロールのBGMとピンクに塗られたベニヤ板の壁の向こうに「アメリカン・グラフィティ」の世界が広がっている気がしてワクワクしたものだった。

 ベニヤ板を蹴破っても心斎橋の風景しか広がってないのだが、そんなふうに臨在する世界を想像させることこそブランディングなのだ。

 インターネットの普及によって、何でもかんでもググれば分かるようになったから、今後は逆にググっても出てこない情報のほうが貴重になってくるだろう。

 JimmyJazzも「知る人ぞ知る」とか「伝説の」と噂されるには、これまでのようにジャンジャン発信する姿勢は慎んだほうがいいのかも?(^^;

新ブログのデザイン

 20年近く使っていたMovableTypeのバージョンが古すぎて投稿に不具合が出始めた。これまでの膨大な投稿を削除するのは惜しいがやむを得ない。WordPressに移行して気持ちも新たに再スタート。ところがなかなかデザインが決まらず、どうしようかと試行錯誤しているところ。

 しばらく落ち着かない状態が続きそうだが、どうかご容赦を。

※先行予約ページとBBSは今まで通り使用できます。

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