寂しい決断

来年のお正月もどこか温泉でのんびりしたいものだなと思い、日本旅行のパンフレットを眺めていたら妙な違和感を感じた。過去二回宿泊した、福井県芦原温泉の「あわらの宿 八木」が「ホテル八木」となっている。そのくらいよくあることだが、高級老舗旅館だった八木なのに、妙に料金設定が安くなって、芦原温泉界隈でも最低クラスの値段になっているのだ。食事もバイキング形式で、ドリンクバー完備。いや、そうじゃなくて、八木は部屋食で風呂上がりにラムネの栓を抜いてくれるおじさんがいなきゃいかんだろう。ひょっとして、館内を埋め尽くすように配置していたデザイナーズ家具も無くなってしまったのだろうか?
JimmyJazzはジャズ喫茶の影響を受けた理容室であるが、ホスピタリティやサービス面は温泉旅館のそれから学んだことも多い。特に八木さんの影響で当店にアルコランプやパントンチェア、プロジェクタークロックも導入した。高級旅館ゆえ毎年は行けないがお気に入りの宿だったのだ。たった2回しか利用してないのに常連ヅラされても困るだろうが、またいつか八木に泊まりたいなという気持ちが一気に萎えた。ものすごーく残念である。

足りぬ人手、北陸の旅館も変身 老舗にバイキング、派遣も活用:日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLZO05011500Z10C16A7LB0000/

 カッコつけるなら中身もそれなりに

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 理容師がダサいと思われていたのは、何も美容師さんや周りの環境のせいだけではない。やはり一般の人から見てダサい理容師ばかりだったからそう思われたのだ。違うか?
 腕が良い職人でも、給料を競馬やパチンコなどのギャンブルに突っ込んでみたり、営業中に居眠りしていたり、なんちゅーかインテリジェンスのかけらも感じさせないだらしない態度が理容業界全体のイメージを悪くしてきたのだ。

 ブログやSNSに書いてるちょっとした言葉の使い方で、物を知らないことがバレてしまう。だから理容師、美容師もそうだけど、普段から本を読むなりして、もう少し教養を身につけないと、ネット見てるだけじゃダメだぞ(^^;
 他府県ではどうだか知らないが、ここ大阪ではカッコだけ立派で中身がないのが一番カッコ悪いとされている。「なんや、カッコだけか」と嗤われるのが最大の屈辱なのだ。そうならないために今日も本のページをめくるが、どうにも眠くなって困るなあ( ̄▽ ̄;

 床屋の虜

バーバーブームとか言って、理容師がカッコイイと持ち上げられるのは悪くない気分だけれども、床屋の息子として生まれ育った者としては、そんなに調子に乗って大丈夫かいなと心配になる。海外では、野外コンサートのステージの両脇にバーバーチェアを置いて客席を見下ろすようにして散髪してる様子がYoutubeにアップされてたりして、決してバカにするわけじゃないのだが、なんか笑っちゃうのである。すまん。だって、何もそんなところで散髪せんでもええやろ!と突っ込みたくなるのだw これは同じ床屋同士という意識があるから笑っちゃうのであって、もし他の職業の人が「ナニあれ?ダッセー!」とか言ってたら、同業者を貶されたことで怒るにちがいない。あと、よく海外のバーバーの人がサインポールとかバリカンのタトゥーを入れてるけれど、エエッ⁉︎サインポールやで、サインポール!そんなもん彫って大丈夫かいな?どんだけ散髪屋好きやねん!?と他人事ながら心配してしまうのである(^^; この職業に賭けるという気概は立派だと思うけれども、サインポールに電気バリカンって、床屋の息子としては嬉しいようなこそばゆいような、なんとも不思議でならないのですよ。

 100円モニター

 ご存知のように当店ではMac miniで再生した音源のアルバムアートワークを専用のモニターへ出力して、ジャズ喫茶のレコードジャケットみたいに表示している。BGMをパソコンから出しているお店は多いだろうから、よそもやればいいのにと思うが、一向に流行る気配がない。

 まあそれはいいとして、そのジャケット表示専用モニターが急に壊れてしまったからさあ大変!ってほどでもないが、いつも表示してるジャケットがないとやはり寂しい、というか不便である。曲順は自分で決めているから、誰が演奏してるかくらいジャケット見なくても覚えていそうなものだが、いざ見えなくなると実に心許ないのである(^^;

 このままモニターなしでブラインドフォールドテストの毎日を送るわけにもいかないから、代わりの手頃な4:3表示の17インチモニターがないか探すことにした。なぜ今どきのワイド画面じゃなくてそのサイズかというと、全画面表示にしたときに一番LPレコードのサイズに近いからである。だからワイド画面なんて無駄なだけ。むしろ正方形で出して欲しいくらいだ。

 ヤフオクを探してみると100円スタートでバッファローの中古モニターがあったので、ダメ元で入札して犬の散歩から帰ってみたら見事100円で落札していた。送料が1,560円。こんなんで大丈夫かなと思ったが届いてみると特に問題なし。電源コードも何も付いてないけど今までのを流用すればこれも問題なし。中古だからまたすぐ壊れるかもしれないが、使えるうちはこれでOK。寿命まで存分に働いていただきましょう。次はさすがに100円じゃ落ちてくれないだろうなあ( ̄▽ ̄;

こちらは今まで使っていたジャケット表示専用モニター

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 降っても晴れてもJimmyJazz

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「こないだお借りした傘、ありがとうございました」
 そう言ってお客様が当店の置き傘を持ってこられた。傘を持たずに来店し、散髪中に雨が降り出してお帰りになる時にもまだ雨が止まない場合は、置き傘をお貸ししている。原則返却は不要、つまり差し上げることにしているのだが、律儀に返しに来られる方も少なくない。

「あのワンポイントのマークがいいですね」
 最初は買ってきた透明傘をそのままお貸ししていたのだが、傘の内側にラッパのスタンプを押して持って帰ってもらうと、例えば彼女とか友人が家に遊びに来て帰りに傘がない場合、「おう、この傘持って行けよ」と当店の傘を出してあげる。彼女または友人は傘をさして「このラッパのマークなんだろう?」と思いながら帰路につく。そして次に会ったときに「フッフーン、実はね、俺の行きつけの床屋が…」と話題になるという、もうほとんど妄想の世界である( ̄▽ ̄;

 せっかく返しに持ってきてくださったのに、また散髪の帰り際に雨が降り出した。大丈夫ですよ、またお持ちください。おーい、傘持ってきてと家内に裏から持ってこさせる。
「じゃあまたお借りします」
 はい、いつでもどうぞ(^^
 後で昨日買ってきたばかりの新品の傘にスタンプを押そうと見てみたら、置いてあるのはすでにスタンプしてあるさっき帰ってきた傘だった。つまりスタンプしてない新品の傘を渡してしまったのだった。せっかくマークがいいねと言ってくれたのに。まあいいか(^^;

 照れ臭い音楽

 テレビで「松本家の休日」を観ていたら、難波にある歌謡BAR「蓄音堂」が紹介されていた。カウンターにドーナツ盤レコードが約2千枚並んでおり、ドリンク一杯につき2曲のリクエストができるという。

 ああ、これいいなぁ。こんな仕組みでめちゃくちゃ良い音のオーディオで鳴らす店にしたら楽しいだろうなぁと思いながらしばらく観ていたが、う〜ん、やっぱりちょっと恥ずかしいなぁ、赤面してしまう。こういう懐メロは誰かと一緒に聴くのは照れ臭い。ヘッドホンで自分一人だけで楽しみたい。酒が入るとまた違うのかもしれんが、こういう世界はちょっとドロドロしすぎて苦手である。オーディオイベントでこういうのをウケねらいでかける人がたまにいるが、あれも恥ずかしいので勘弁してほしい。

 ジャズだって店でかけてて「これは少し恥ずかしいかな?」と思うレコードもある。それを恥ずかしくないように、一気に非現実的な「こちらの世界」へ引っ張り込むことができたら合格。それをするには、かける側のセンスも重要だがやはり良い音のオーディオ装置の力が必要なのである。

 ジャズは素敵な合言葉

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 台風のせいか閑だったので、せっせと店販袋のスタンプをこしらえていた。今回は思い切って「JAZZの聴ける理容室」と日本語である。部屋に置いておくと、遊びに来た彼女とか友達とかが「えっ?何それ?ジャズの聴ける理容室って??」「フッフーン、実はね、俺の行きつけの床屋が…」と話題になることを狙ってみた(^^;

 さてそういえばこのあいだ、関東の方の理容師さんから「私もJAZZと理容の融合を目指して独立開業の予定です」という素晴らしい問い合わせメールが来た。そんなことを職場の仲間や先輩に相談してもなかなか理解されないと悩んでらっしゃっるのである。そらそうだろう(^^;;
 ジャズと散髪の相性の良さは、体験してみれば一発で理解出来ると思うのだが、肝心の理容師さんがジャズを理解してないと続かない。「こんな眠くなる音楽でやってられるか」ってなもんである。
 
 なんだかんだ言っても、一般的な人の多くにジャズが浸透しないのは、ジャズが難しい音楽だからである。もう少し辛抱して聴き続けていたら、深遠なる知的ジャズ世界が開けていくのだが、そこまで到達する前に挫折してしまうのだろう。だが、大半の人々に理解しにくいからこそ散髪のBGMとしてジャズが効いてくる。知的財産として素晴らしい武器になりうるのだ。

 で、先ほどの理容師さん、何の問い合わせかな?ジャズでもオーディオでも何でもアドバイスさせていただきましょう!と思ったら、
「JimmyJazzで使ってるカットクロスはどこで買えるんですか?」
って、そっちかーい!?( ̄▽ ̄;

 床屋臭

見ただけで、アッ!理容師だな?と、同業者には同業者にしかわからない独特の臭いがある。散髪屋の息子として生まれ育ったわたしは、もうそれが嫌で嫌で、嫁さんもらうなら業界の人だけは避けたいとずっと思っていた。全然畑違いで素人の家内と結婚したんだけれども、結局今ではJimmyJazzを手伝ってもらってるから、やはり理容師臭い感じはしてるかなー(^^;
JimmyJazzも28年前、なるべく床屋臭のしない店にしようと思ってオープンした。何屋かわからんのはそのためだ。
甲斐バンドのボーカル甲斐よしひろも実家が床屋だと聞いたことがある。たまたまテレビのワイドナショーに出てるのを観たが、ウワッ、こういう床屋のマスターっているよなぁという風貌になっていて、あらためて床屋臭を脱臭するのは容易でないと背筋が寒くなった次第である。

 ケチは顔に出る

性格が顔に出るとはよく言われるが、もっと詳しく言うと、普段から省エネで感動のない生活をしていると顔の筋肉が衰えて、だんだんと景気の悪い顔つきになってくる。ニコニコしてれば頬の筋肉が盛り上がるし、ハキハキ話す人は口角も上がってくる。人の話にリアクションすれば眉が上がったり下がったり、目を大きく見開いたりもするものだ。
要するにそういう態度をとる必要がないと思ってるのは性格がケチくさい、リアクションの運動量をケチっているのである。美人やハンサムに限って性格悪いと思いたいのは山々だけれど、パッとしない顔つきの人が性格悪いほうが確率的には高いだろう。同じように、金持ちと貧乏人のどちらが性格が良いかというと、金持ちが良いほうがほとんどだ。性格良いから金持ちになれたのか、金持ちで育ったから性格もよくなったのかわからないが、顔の表情を動かすちょっとのエネルギーをケチっている人って、あんまり付き合いたくないと思わないか?わたしのことだけど(^^;

 七三刈り上げバーバースタイル

 今日はどんなふうにしますか?
「サイドとバックは刈り上げて7:3で分けられるように」
 バリカンですか?ということはバーバースタイルですね?!( ✧Д✧) キラーン 分け目は剃りますか?
「えっ?そ、剃るんですか??」
 剃るっていうとなんだか過激なことをするように聞こえますが、意外と普通に見えますよ。シチサンするならオススメです!(`・ω・´)シャキーン
「じゃあ剃ってください」
 バッ‼︎ヴィ〜〜〜〜〜〜ン…(バリカンの動作音)
 (鏡で後ろを見せながら)こんな感じでどうでしょう?
「うわぁ!いいですね!」
 アロハに合ってますねw
「観光客感がハンパないッスね〜(笑)」
 もみあげはどうします?
「長く置いておきたいんですが、どうしようかなあ」
 トラックの運ちゃんみたいにしてみますか?
「??? え、ええ、じゃあそれで」
 どうですか?
「おお〜!!いいですね!」
 仕上げはポマードいっときますか!?
「お願いします!」
 メガネかけて見てください。
「なんか、すごく芸術的ですね!」
「うわぁ〜いい所見つけたぁ〜〜!!(二回目なのに)バーバー最高!」
「ありがとうございます。また来ます!」
 こちらこそ。ありがとうございました。

 きっちりするのを「おっさんくさい」と一蹴したのも時代なら、「かっこいい!」と持て囃すのもまた時代、ということか(^^;

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 シルバーウィーク突入

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シルバーウィーク突入!だからホレス・シルバー!(^^;
ホレス・シルバーは最高にカッコいいと思うのだが、オーディオマニアのなかで話題になることはない。ひょっとして、クラシック聴く人のオーディオシステムでホレス・シルバーは鳴らないんじゃないか。きれいに鳴らそうとするとファンキーなフィーリングがスポイルされてしまうのでは?この「セレナーデ・トゥ・ア・ソウル・シスター」なんか最高じゃないか。ねえ。

 弱点もいっぱいあります

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 毎週木曜の夜はアナログナイトってことで、今日9月15日が命日というビル・エヴァンスでもかけましょうかね。エッ!51歳で亡くなったのか。う、うぅむ若いなあ…(^^;
 さて「ジャズ喫茶案内」に初のバーバーとして掲載されて、近頃本物のジャズ喫茶よりも態度がでかいJimmyJazzだが、実は誰にも言えない秘密がある。ドーナッツ盤レコードをかけると、どうしようもなく音が悪いのだ。the coffee timeの何点ですか?ってな問題じゃなく、もうお聞かせできるレベルではない。0点である。

 45回転の30センチレコードは普通に聴けるので、おそらく回転数の問題ではない。ジャズのドーナッツ盤シングルを持ってないから、音楽ジャンルのせいでうまく鳴らないというのもあるかもしれない。薄々感じてはいる。プレーヤーの蓋が閉まらないほどのオーバーハングとカンチレバーが少し曲がってるせいで、小さいサイズのドーナツ盤のトレースがうまくいってないんじゃなかろうか。
 でもドーナッツ盤なんかめったにかけないので、このまま知らんぷりするわ( ̄▽ ̄;

 一人前のジャズの店

きのうの日記で「それにしても当店はいつになったらジャズ喫茶案内に掲載してもらえるのだろうか。やはり床屋じゃ無理なのか。特別枠作って載っけてくんないかなぁ(^^;」と書いたら、今日さっそくジャズ喫茶案内のサイトに載せてくださった。もちろん床屋は初登場。ジャズバーならぬジャズバーバーというご高配である。

当店からそう遠くないところにとあるスタンダードナンバーのタイトルを店名にした喫茶店が今もある。昔ジャズ本の全国ジャズ喫茶リストに載っていたので訪ねて行ったらラジオの歌謡曲がかかっていた。せっかく来たのだから何かジャズをかけてくれませんかと言ったら「大きい音は出せませんよ!」と面倒くさそうにかけてくれた。ああ、土地柄もうジャズ喫茶としてはやっていけないんだなと納得して帰った。それから数ヶ月して新しいジャズ本を買ってみたら、まだその店が載っているのだ。ジャズをかけないんだったら本になど載せなきゃいいのに。と憤慨したことを思い出した。載せてもらいたくても床屋だという理由で刎ねられるJimmyJazzの身にもなってみやがれ!でも30年近くやってるとこうして載せてもらえるようになるのだ。まあ当店もジャズがかかってないときもあるけどな( ̄▽ ̄;

 ジャズは何時聴くの

 定休日の昨日は、朝は佃のジャズ喫茶百合に行き、マスターにあれから新規客は来たかと訊いてみたら「そんなもん来るかいな」との返事。先々週ツイッターで紹介したら、ジャズ喫茶案内のサイトに即掲載されたから、大変なことになってるのではないかと思ったのだがw
 それにしても当店はいつになったらジャズ喫茶案内に掲載してもらえるのだろうか。やはり床屋じゃ無理なのか。特別枠作って載っけてくんないかなぁ(^^;

 一旦帰宅して、3時のおやつのドーナッツ食べに柏里のthe coffee time westに行った。「ウチでもジャズが聞けますよ!ほら!」とVestaxのレコードプレーヤーを見せてくれた。何を〜、ちょこざいなwww でもレコードが一枚もない。全部家に持って帰ってるんですと。なんやねん( ̄▽ ̄;
 パソコンをチョコチョコいじって「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」をかけ、「この音、100点満点でだいたい何点くらいですか?!」と訊かれた。
 オーディオの音質ってのは、鳴ってるか鳴ってないかのどちらか、つまり100点か0点かしかないのである。だからわたしの判定は「音質が60点」なんてありえないのだ。

 でもその前に百合喫茶もthe coffee time westも店主がずーっと喋りっぱなしで、1分たりともジャズが聞こえてこないじゃないか〜〜〜┐(´д`)┌

 JimmyJazzサウンドを響かせろ!

きのうはTBSの日曜ドラマ「仰げば尊し」の最終回。寺尾聰扮する美崎高校吹奏楽部顧問の先生が、「美崎サウンドを響かせろ!」というセリフを毎週言うのが印象的だった。やはりアコースティック楽器の演奏は響かせるものなのだ。演奏は響かせるものだとしても、「オーディオを響かせる」とはあまり言わない。いいとこ「鳴らす」が精いっぱい。オーディオを「響かせる」と言うと、騒音のようにドンドンやかましいイメージがあるのだろうか。わたしはオーディオの音だって響かせたいものだなぁと思う。ドンドン、モコモコ、ボワボワではなく、繊細な倍音が豊かに響いて美しく消え入る感じ。近いところまでは行くのだが、響いてるかというとまだまだかなぁ。

 動くMaster

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 昨日インスタグラムにわたしがシェービングしている動画をアップした。マスクで顔がほとんど隠れているが、それでも恥ずかしいのなんの(^^;
 これが取材かなんかで、カメラマンや記者が撮影するのならまあ仕事だからしゃーないとまな板の鯉になるけれど、頼まれてもいないのにわざわざ自分の動画を撮って公開するなんて自意識過剰じゃねーの?と思われないか心配である( ̄▽ ̄;

 1997年からインターネットをしているから、実名や顔出しなどの個人情報を晒すのにはすごーく抵抗がある。昔はそんなバーチャル空間と実生活とは分けて考えるのが当たり前だったのだ。だからネット上では誰もがハンドルネームを使い、アバターとしてもう一人の自分をネット世界で動かして楽しんでいた。それが今ではみんなフェイスブックとか顔出し実名でバンバン出ている。度胸あるなぁ。
 わたしもルックスに自信があればキラーン!と顔出しするのだが、くたびれたおっさんの顔見ても誰も喜ばんだろうと思って、やっぱり尻込みしてしまう。

 しかし、実際ビジネスツールとしてネットを使うのなら、ある程度顔出し露出は覚悟しないといけないだろうな。何より、お客様にモデルとして撮影させてもらってるくせに、自分は恥ずかしいので出たくありませんでは筋が通らないではないか。

 メガネスタンド

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 カンニング竹山が「自分のメガネに指紋とかつけられるとイラッとする」と言ってたのをラジオで聞いて、それじゃ、シャンプーの時に水滴が飛んでメガネについたらお客様も嫌だろうなと思い、メガネスタンドの水滴カバーを作ったのが5年前。シャンプーの空きボトルの底を糸ノコで切断してヤスリをかけた。これをスポッとメガネ立ての上からかぶせるだけ。
 最初、何だろう?と思っていたお客様も、使い方を理解して、今じゃ勝手にメガネを置いた上からスポッとかぶせている(^^;

 もう少し見栄えのいいやり方がないものかと色々探しているのだが、どうにも見つからず5年も経ってしまった。こういうのでかっこいいやつをどこかのメーカーさん、作ってくれないかなぁ。最低2個は買いますぞw

 おいらは旧式ジャズマニア

 チェット・ベイカーのリバーサイド盤『イット・クッド・ハップン・トゥ・ユー』をかけていたら、「アイム・オールド・ファッションド」が気になってきた。あんまり取り上げられない曲だから。ニューヨークにフラフラッと出てきてリバーサイドと契約したチェット。演奏するメンツも西海岸と違って黒人が多い。ピアノがケニー・ドリューでドラムがフィリー・ジョー・ジョーンズ、彼らも当時リバーサイド専属だ。

 で、「アイム・オールド・ファッションド」。そうか、ちょうど1年前にドリューもフィリー・ジョーもジョン・コルトレーンの『ブルー・トレイン』でこの曲を演奏してたのだ。チェットもレコードで聴いて知ってたのかもしれない。それできっと「この曲演ろうぜ」となったのだろう。
 長いことジャズを聴いてると、こういうことがフッと立体的に理解できる。初心者にはそれがわからない。なぜかというと、「アイム・オールド・ファッションド」がどのくらいカバーされてるかなんて皆目見当がつかないからだ。別に見当がつかなくったって演奏は楽しめるんだけれど…(^^;

 コントラストとダイナミックレンジ

 先日、録音技師のルディ・ヴァン・ゲルダーが亡くなったことを書いたけれど、ヴァン・ゲルダーといえばブルーノートレコード。ブルーノートといえばフランシス・ウルフの写真にリード・マイルスのジャケットデザインである。コントラストの濃いモノクローム写真に大胆なタイポグラフィーで、ハンク・モブレーの『ソウル・ステーション』みたいなこんな感じ。

 一方、西海岸のコンテンポラリーレコードはロイ・デュナンの録音で、ウィリアム・クラクストン撮影のカラー写真が特徴的。こちらの『アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション』を例に挙げよう。
 ブルーノートやプレスティッジが、なんとなく「真夜中に録音したのではないか」というイメージがあるのに対し、コンテンポラリーやパシフィック・ジャズは「昼間の明るいスタジオで録音したのではないか」と思わせるのだ。もちろん実際は何時に録音したのかわからないけれど、東海岸(ニュージャージー)西海岸(ロスアンゼルス)それぞれジャズレコードの印象が確立している。

 それは写真だけでなく、レコードに針を落とすと出て来るサウンドに呼応している。ブルーノートすなわちヴァン・ゲルダーの音は、ダイナミックレンジの幅を抑え、ぐっとエッセンスを圧縮した陰影の濃いサウンド。
 ロイ・デュナンの音はすっきりと見通しが良く、細かいディテールまでわかる明るいワイドレンジなサウンドだ。そう、西海岸・東海岸はジャケット写真のコントラストとぴったり合っている。

 レンジを狭くすると体感できる音量が大きく、ピントがはっきりして迫力があるサウンドになるが、写真でいう影の部分は潰れてしまうため、細かい部分が犠牲になる。
 ダイナミックレンジを大きくとってフォルテシモからピアニッシモまで欲張れば、当然ながら全体の音量は小さくなってしまう。コンテンポラリーレコードの音が他よりも小さく感じるのはそのためなのだ。

 ラジカセがブームらしい

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 アナログレコードが流行っていると思ったら、今度はラジカセがブームだという。音が良いんだそうだ。この辺りの感覚は理解できる。デジタルのひどい音に比べたら、レコードにしろカセットテープにしろ、信号の乱れによって音楽自体が崩壊することはないから、若い人たちも感覚的に理解できるのだろう。バッテリー駆動ならなお良いが、電池が切れかけたら音が悪くなるのもご愛嬌。

 ただ、オーディオマニアから見れば、カセットはちょっと音がボケるかなぁ〜。ピントがあまい。アナログっぽさはあるから、普段CDとかMP3で聞いているのを改めてカセットに録音してかけるとなんとなくノリが良かったりするかもしれない。レコードなら極めればハイエンドの世界まで持っていけるが、カセットテープでそこまでは無理だろう。

 しかし、あれだけ誰も見向きもしなかったラジカセやオープンリールデッキが、もう手に入らないとなるとブームが来るのだから日本人ってあまのじゃくなものだ。床屋も同じ絶滅危惧種というのでブームになってる気がする(^^;

 ピンときた人だけ来てください

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 入りやすい店は出て行きやすい店、「イージーカム・イージーゴー」であるから、あんまり誰でも簡単に来てもらっちゃ困る。「ジャズの聴ける理容室」と聞いて、あるいはJimmyJazzの前を通りかかって、ピンとくるような感度のいい人にお客さんになってもらいたい。
 誰でもオッケーなんですよ、さあどうぞとやってると、全部でないにしろどうしてもオレがオレがの自己中心的な感じのお客が混じってくる。そういう人を懐柔して熱烈なファンに持っていけるほどわたしは人間ができてない(^^;

 JimmyJazzの面構えを見て、これは自分に向いてるのではないか、とビビッときたなら、住所が分かりづらかろうが、検索結果の何ページ目にあろうが、どうにかして調べてたどり着くはずである。だから当店は、ほんの少〜しだけ入りづらくしてある。ハードルを超えて来て欲しいのだ。
 そうは言っても、もう少しコンスタントに新規客が増えてもいいかなぁ、やっぱり怪しすぎるのかなぁと、毎年秋になると人恋しくなるMasterなのであった( ̄▽ ̄;

 お聴かせします

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 特に何をしたというわけでもないが、今年になって、ずいぶん当店のオーディオの音が良くなったと思う。パソコンも、レコードも。いつも肝心な時に苦戦して「どうしてこの程度の音なんだろう?」と悔しがっていたのに、人間が成長したのだろうか。きっとそうにちがいないw
 "ジャズの聴ける理容室"というへんてこりんなキャッチフレーズも、ずっと言い続けるうちに固まってきて、遠慮がちな音量で鳴らしてたのが、最近では「爆音ですね」と言われることも。あ、いや、ちょっと張り切りすぎただけです(^^;

 ◯ッ◯◯ー◯◯◯

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「仕事でキチッとセットしなくてはいけないので…」
ということは、ホテルマンですか。注文の会話でお客様の職業がわかる場合がある。
ははあ、◯ッ◯◯ー◯◯◯ホテルですか!?一流じゃないですか。従姉妹の結婚式でお世話になりました。本も読みましたよー。
◯ッ◯◯ー◯◯◯といえば、ゲストを思いもよらぬサプライズで感動させると有名な一流ホテル。
「コーヒー美味しい!」本当ですか?◯ッ◯◯ー◯◯◯の人に褒められたって言いふらしますよwww
「本当に飲みやすいです!」レストランで給仕としてお勤めのこの方、プロのホテルマンとしてのスイッチが入ってしまったか。
「いやー、最高です!もっと早くくればよかった!」「写真撮っていいですか?」「ご主人、かっこいいですね!そのチョッキ!まるでバーみたい」「次も絶対に来ます‼︎」
褒めまくって帰られた。しかしカップの底にはシュガーの跡。うーむ恐るべし、ゴッツエーカンジホテルマン(^^;

 天井に貼ってるアレなあに?

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近々ジャズの流れるカフェをオープンするという方が、インスタグラムを見て散髪にいらした。店でジャズをかけることに関しては、そこいらのジャズ喫茶よりノウハウは溜め込んでいるつもりだが、何か参考になっただろうか(^^;
たとえば、最近よくインスタグラムに写り込んでいる天井に貼ってある白いタイル状の物体、たぶん音響に関係するものだろうと思われてるだろうが、そのとおり。一般家庭のリビングルームと違い、家具が少なくて天井も高い空間でスピーカーを鳴らすと、中音域が強く響き、そのぶん高音が引っ込んで明瞭感のないモコモコした音になってしまう。それを防ぐため発泡ウレタンでできたタイルを貼り、中音域の反射を拡散しているのだ。ちなみにこのタイルは両面テープで固定。万が一落下して当たっても怪我しないほど軽量だ。

 一億総情報発信時代

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ブログが流行ったのはもう10年以上前で、その頃にせっせとブログを書いていた人が、今度はSNSに移行して、そのままブログを放置しているところも少なくない。わたしもFacebookでJmmyJazzのページを作ってみて驚いたが、同サービスの個人ページとはまったく異なり、何人のアクセスがあって、どれだけクリックしたか、この記事を広告として出したらどれだけの人にアピールできるかなど、もううるさいくらいああだこうだと言ってくる。実際に言われるのではなく、ポップアップで表示されるだけだが、なるほどこれで収益を上げる仕組みなのだなと納得した。しかし、自分でアクセス解析しなくてもFacebookが言ってくれるし、フォーマットが決まってるぶん、ブログが面倒な人も投稿しやすいというメリットがある。それでもまだ文を書くのが面倒な人は、写真を撮ってアップするだけのインスタグラムというSNSもある。発信のハードルはここまで下げられて、誰でもどこでも情報発信できる。これではブログが廃れるわけだ。

 post 63号

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 当店のニュースレターJimmyJazz post 63号が刷り上がった。ブログもやってインスタグラムもやって、よくまあそんな時間があるものだと思われるだろうが、ニュースレターはブログの記事から選んで貼り付けるだけなので意外と時間はかからない。なんてったって毎日ブログを更新してるのだから、コンテンツはナンボでもあるのだ。

 ブログと名のつくものは星の数ほどあれど、きちんと毎日更新してるところが少ないのは非常に残念。ブログとは「WEB LOG」が元々の由来なので、基本的に毎日更新するものなのだ。まあ、個人でやってるなら「忘れた頃に更新」でも構わないが、店とか企業とかが「ブログやってます!見に来てください」とか言いながら、何週間も何ヶ月も放置してるなんて、ちょっと誠実さに欠けるんでないかい?

 チャイルドカット考

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 わたしの修行時代には、小学生以下の子供の顔を剃るときは「ひたいを丸く剃れ」と教わった。子供はひたいに産毛がいっぱい生えているものだが、そこに半円形の「剃り込み」を入れるわけだ。それが中学生に上がった途端、「中学やから、ひたいを角に剃れ」といきなり四角い剃り込みに変わるのである(^^;

 さらに女性のひたいを剃るときは”富士額”と決まっていて、富士山の形に剃ることになっている。うーん、これってどうなんだろう?とずっと思っていて、JimmyJazzではお客様の側から要望がない限りは、小学生、中学生のひたいにバッチリ剃りを入れることはしていない。剃るには剃るがあくまで自然に見える範囲に留めている。

 近頃海外のバーバーなんかで、大人と同じヘアスタイルに刈ってポマードで撫でつけ、ひたいをカッキーン!と角に剃り込んだ子供の画像を得意げに紹介している。ひたいを丸〜く剃るのも抵抗あるが、あれもちょっとどうかと思うのだ。大人のミニチュアみたいでかわいいと思うのだろうか?子供には子供らしい髪型のほうがいいのではないか。
 第一、あんな風に自分でセットできないじゃないか。子供が成長し、自分で髪型をいじるようになってから(色気づいてから)そういうカットの仕方をすればいいのだ。子供は汗をかいて走り回るし、ナチュラルに動いて前髪が目に入ったり邪魔にならないスタイルのほうが、品があってよろしいのでは?というのがJimmyJazzの見解だ。

 どちらに座るか

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JimmyJazzの店内へ入って、「しばらくお待ち下さい」と言われたとする。その場合、選択肢はカウンターのスツールに腰掛けるか、エンジンを改造したローテーブルの前の椅子に座るかの二つである。最初にどちらに座るかで、どういう性格かがわかる。カウンターに行くのはちょっと気取り屋タイプ。いやいや何も悪いことではない。大いに気取ってもらうために用意したカウンターなのだから。ローテーブルのほうに座るのは恥ずかしがり屋で、いきなりカウンターに行くのは遠慮してしまう、気遣いのできるナイスガイである。Masterはどっちかというと、カウンターに行きたいけど遠慮してローテーブルに行ってしまうタイプかなあw

 ヴァン・ゲルダーのこと

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2016年8月25日、名録音技師のルディ・ヴァン・ゲルダーが亡くなった。ジャズ録音の大家で、ブルーノート、プレスティッジ、インパルス、ヴァーヴ、CTIなど、名門レーベルに数々の名録音を残した。暗闇にスポットライトを当てたように彫りの深い陰影が特徴的な録音手法は、"ヴァンゲルダー・サウンド"と呼ばれジャズファンに親しまれた。

ステレオ録音を始めたばかりの頃のヴァンゲルダースタジオには、モニタースピーカーが1本きりしか無く、メイン楽器が左チャンネル、ドラムが右チャンネルといった定位の振り分けは、おそらく勘でやってたのではないかと故・中山康樹氏に聞いた。少なくとも、実際にスタジオ内で演奏した配置を正確に再現しようとしてチャンネルを割り振ったのではなさそうである。

また、事前に奏者から譜面なりスケッチなりを入手しておいて、ソロのタイミングに合わせてフェーダーを上げたり下げたり、積極的に演奏の内容にあわせていたことが窺える。晩年まで録音を続けており、元気だなあ頑張るなあと思っていたが、ついにレジェンドが逝った。わたしもヴァンゲルダーの音がなければ、オーディオマニアになってなかっただろう。

 マイ電源

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 Yahoo!ニュースで紹介された出水電器の「マイ電柱」は、一般の人にも衝撃的だったようで、JimmyJazzは電柱立てないんですかとお客様に言われたほど(^^;
 またこのまま電源コンセントの話に突入しようかと思ったけど、もう100回くらい書いてるような気もするし、もっと知りたい人は”初心者のためのオーディオ・セッティング術(その1「置く」)””初心者のためのオーディオ・セッティング術(その2「繋ぐ」)”を見てください。

 まあ、わたしは「マイ電柱」までやる気はないけど、電源にもそれなりに気を使っているということ。わざわざスマホ充電専用コンセントまで用意して、ノイズの混入を防いでいるのだ。わかるか?この気持ち。(わかるかっちゅーの!)