SNS出張所

今日は仕事の合間にせっせとfacebookのJimmyJazzページを作っていた。あくまでも投稿の主体はこのブログであり、SNSに出張所を出すのは本意ではないのだが、なんだかやりだしたら止まらなくなって、いつのまにかInstagramに写真を投稿していた(^^;
ネットの個人ページで長文を読むのはつらい。よっぽど面白くないとちゃんと読んではもらえない。その点画像ならパッと見ただけで理解できる。百聞は一見に如かずとはよく言ったものだ。そこでInstagramやfacebookには文章なしで見ただけでどういう店でどんなサービスをしてるのかわかるように作り込んでやろうと計画中なのである。もし見かけて心からいいね!と思ったときだけいいね!を押してやって下さいませ。

 ジャズマンGo!

ポケモンGoのブーム、このゲームはスマホの電源をずっと入れてないといけないらしく、当店自慢のスマホ充電専用コンセントボックスが活躍しそうな気配。散髪の待ち時間にポケモンが現れても電池切れを気にすることなくゲットできるというわけだ。もっとも、JimmyJazzでポケモンGoすることがイケてるかどうかは疑問だが(^^;
もっとスタイリッシュな、例えばポケモンのかわりにジャズマンが出てきてブローイングセッションで勝負なんてのはどうだろう。デスクター・ゴードンとワーデル・グレイが街角でテナーバトルを繰り広げたり、マックス・ローチ対バディ・リッチのドラム対決も見てみたい。デイヴィ・シルトクラウトが歩いてたらレアなジャズマンキターー!!とホクホクしたり。題してジャズマンGo!任天堂さん、作ってくれませんか?( ̄▽ ̄;

 タバコ・ロード

JimmyJazzさん(@jimmyjazz4343)が投稿した写真 -

 店の前をウロウロしてるご老人。んっ?お客さんかな?と思ったら入ってきて、
「タバコ売ってもらえまっか?」
 タ、タバコ!!( ̄▽ ̄;?
 すんません、うち散髪屋ですねん。ああそうでっかと千円札を握りしめ帰って行かれた。
 喫茶店やバーと間違えられることはしょっちゅうだが、タバコ屋と間違えられたのは初めてである。シガーを置いてそうに見えた、というわけでもあるまい。おかげで日記のネタができた(^^;

 ロッキーの店のように

映画「ロッキー・ザ・ファイナル」に、現役を退いたロッキーが経営するレストランが出てくるのだが、その店の壁じゅうにロッキーの現役時代の写真や新聞記事が額装され所狭しと飾られていた。それを観て、ああ、いいな、当店も歴史を重ねたらこんなふうに記念の写真を額に入れて飾りたいと思ったものだ。レトロ居酒屋なんかで古めかしさを演出するために古い額縁を飾るのはいいが、ただなんでもかんでも古ければいいってもんじゃないだろう。せめてその飾ったものについて、被写体は誰か、なぜ自分の店に飾っているのか、その程度の説明はできなくてはいけないと思う。で、昔載せてもらった雑誌や新聞記事などがそこそこ溜まってきたので、当店もロッキーに倣って、いざ額装してみたらもう恥ずかしいのなんの。あかん、絵にならん。店の隅にこっそり掛けていたのだが、とうとう店外に追いやられてしまった。古く歴史はあっても、必ずしも絵になるものばかりとは限らない(^^;

 ピンポイント攻撃

当店の顧客の約25パーセントが近所以外、電車、バス、自家用車などでわざわざ来てくださる。この割合が多いのか少ないのかよくわからないが、インターネット出現以前と比べたらきっとかなり大きな数字だと思う。知らない町の知らない店を探し出して散髪するなんて、雑誌にでも載らないかぎり考えられないことだった。今ではどこの店に行くにもインターネットで下調べをするのが当たり前で、自分に合いそうだと思えば遠方からでもピンポイントを狙って来店する。当店もそういう方が多かった。なぜ過去形かというと、この頃は近所にお住いの方が引っ越して、引っ越し先から引き続き通ってくださる方の割合が高い。逆に近所に越して来た方がインターネットで調べて来店するという、ひと昔前と逆のパターンが多くなっている。ちなみにブログが面白すぎて散髪してみたくなったという方はいらっしゃらないから、毎日更新してもそれほどの効果はない(^^;

 無敵の音を手に入れろ

 大好評のLANリベラメンテ発売記念キャンペーン、今回もベリーベリーたくさんお買い上げいただき本当にありがとうございます!キャンペーン終了まで残り約1週間となりました。お盆休みはリベラメンテでオーディオ三昧しませんか?

 さて、暑くって身体がバテてくると、なんだか気持ちも弱気になってきて、今思い出さなくてもいいのにしょうもないことを思い出してクヨクヨしたりするのである。いい歳こいたおっさんが。
 しかし、偶然にも店内の音がググッと良くなって、もうスンバラシイ音が鳴り始めると、そんなちっちゃい悩みはムーン!と吹っ飛んでしまい、Masterは無敵の男へと変身するのである( ̄▽ ̄;

 同じようにクヨクヨしながらiPodで音楽を聴いて癒されることもあるけれど、歌手の歌のうまさにシビれることはあっても、イヤホンだと無敵の男に変身しない。無敵なのは歌ってる人だけである。
 オーディオでそれほど気が大きくなるというのは、やはり部屋を鳴らすことにより、歌手が声帯を震わすのと同じような疑似体験をしてるのではないか。つまり、自分がうまく歌ったり演奏したりできない代わりに部屋で音楽を朗々と鳴らすことによって、その演奏者の持つプライドや自信が乗り移って無敵の男を作り出すのだ。ただ、無敵なのは良い音が鳴ってる間だけで、音が止むと途端にクヨクヨするただのおっさんに戻ってしまうのが困りものだ(^^;

 ジミーのジレンマ

今、両スピーカー間に置いている飾り棚のディスプレイを模様替え中。これもやり過ぎるとすぐ音が悪くなるので、様子を見ながらあれを置いたりこれを置いたり。画像はバナナスタンドに吊るしたバリカンと、28年前のオープン時に使っていたコーヒーカップ。いつもオーディオはカッコ良くしようとすると音が悪くなるというジレンマを抱えている。

 センスが古臭い?

十代のときは時速10キロ、二十代は時速20キロ、三十代は30キロ…と、時間の過ぎていく速さがどんどん加速していく。昔の一ヶ月がこの頃は一週間くらいの感覚なのである。
それはそうと困るのが、いつの間にか何もかもが古くなってしまうこと。こないだイケてたシャツがもうダサい。それに気づかないというのがまた哀しい。ヘアスタイルにしても、20年間ずっと同じで貫く男性も少なくない。ま、わたしもその一人なのであるが。
しかし、センスが古臭いと思われるのは職業柄マズいから、流行に取り残されないよう気をつけているつもり。でもあまりにも時間の過ぎるのが速いから、ちょっと忘れてると頭が古臭くなっている。もっと問題なのが、新しいセンスで出てきたもの(ヘアスタイルや音楽も含め)のどこが良いのかサッパリ分からないというケースがあり、ウーン自分のセンスが古いんだろうかと、時々真剣に悩んでしまうのである(^^;

 マイクは音を拾うもの?

 音に変化があって面白いので、ガイコツマイクの位置をグーンとあげてみた。すると、各楽器の定位もグーンと上昇するのである。マイクにコードは繋いでない。さてみなさん、これは一体どういうことでしょう?(知らんがな)
 マイクロフォンというのは、スピーカーと同じく振動板が入っている。これを震わせて音を拾っているのだから、逆にいえばスピーカーと同じように音を出すということだ。電気で増幅してないからそれほど音量は出ないけれど、指向性をそこに引っ張ってくるくらいの働きはある。

 これがマイクだからほんまかいなと思うだろうが、もしここにシンバルが吊ってあったら?シンバルが共振するのは想像できるだろう。あるいはバイオリンが固定されてたら?
 オーディオアクセサリーというものは、ノイズを吸収・除去するものではなく、それそのものが「(付帯)音を鳴らす」ものだと考えない限り、いつまでたっても真実に辿り着けないものなのだ。

 そこんとこをしっかり踏まえ、匠がバイオリンの名器を作るようにオーディオアクセサリーを作っているメーカー、インフラノイズのリベラメンテケーブルは他社のケーブルとは全く違うんです!
 お得なLANリベラメンテ発売記念キャンペーンは7月31日まで。

 ガイコツマイク登場

 突然ガイコツマイクなんか立てて、またライブでもしようというのか。それともマイクで部屋の周波数測定でもやるつもりなのか。

 いや、父が実家のカラオケ屋を今月でたたむというから、じゃああのガイコツマイクおくれと言ったらマイクスタンドまで付けて持ってきてくれたのだ。一度でいいから『カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム』のジャケットの真似がしてみたかったのと、単純に飾りとして置いてみようと思っただけで、わたしのやることにいちいち深い意味はない(^^;

 しかしこれを右スピーカーと左スピーカーの間に置いてみると、セパレーションが良くなってなんだか具合がいいのである。モノラル録音などビシッと音像が中央に集まるし、ステレオでも楽器の位置が高く定位して気持ちがいい。もちろんマイクのコードは繋いでないが、これが障害物としての効果なのか、シュアーのマイクロフォン部がなんらかの共鳴をしているのか、あまり深くは考えないでおこう。

 あっ、そういえばお得なLANリベラメンテ発売記念キャンペーンが今月いっぱいで終了。お盆休みにはクーラーの効いた部屋でリベラメンテケーブルのゴージャスな音色をお楽しみください!!

 エンジンオイルの匂い

昨日、JimmyJazzの内装の元になったのは、1980年代に箕面にあった「アウトバーン」という喫茶店だという話をしたら、当店の顧客二人から「俺も昔よく行ってたよ」と言われて驚いた。やはり同じ匂いを嗅ぎつけて当店にやって来たのだろうか(^^;
「アウトバーン」もBGMはジャズで、マンハッタン・ジャズ・クインテットとかが有線で流れていた。こちらにはあまりこだわりなく、コンセプトの主軸はあくまでもモータースポーツといった感じ。床は当時の若者の誰もが憧れたフローリングwww。
JimmyJazzはアクセントに黒やシルバーを使っているが、あちらは木目のこげ茶とコンクリートが基本カラーだった。懐かしい。
しかしいくら店がかっこよくても、中身が伴わなければXマイナスで、「なんだよ、かっこだけかよ!」ってことになるから、決して期待を裏切らないかっこいい店というのはすんごくハードル高いんだよなあ。

 かっこよすぎて忘れられない伝説の店

 「Masterって、かっこいいですね」と言われたことは一度もないけれど、JimmyJazzがかっこいいと言われることはしょっちゅうで、あまりにもかっこいいかっこいいと言われるから、ひょっとしてかっこよすぎてみんな入りにくいのかと思って、敷居を下げる意味でわざと少しかっこ悪くしているほどなのだ(^^;
 しかし、かっこ悪くしてもほとんどメリットがないので、せっかくかっこいいと言ってくれるのだから、もう「かっこよすぎて引く」くらいかっこよくしてやろうと今年から方向転換を図っているところだ。

 そのかっこよすぎてたまらないJimmyJazzの元ネタは、その昔箕面にあった「アウトバーン」という喫茶店だという話は以前したことがあった。入り口から階段を降りる構造で、壁はコンクリート打ちっぱなし、鉄の螺旋階段が中央に配置され、その脇にはドゥカティが置いてあった。このガレージっぽい造りがめちゃめちゃイカしてて、店舗内装のデザイナーを連れて行って「こんな店にして!」と頼んでできたのがJimmyJazzなのだ。

 それと、もう一つ忘れられないのが神戸三宮にあった「バックステージ」という喫茶店。ショッピングセンタービルの中に入っていた店舗だったが、かなりの広さがあり、たしかグランドピアノもあったからライブもやっていたのかもしれない。ちょうどウエス・モンゴメリーの『フル・ハウス』の裏ジャケ写真のような感じ。お客はめいめいに会話をしているのだが、そのざわめきとBGMのジャズが分離して聞こえるという、ざわめきまでもウルトラかっこいい店だった。

 あんなにイカしてたのに、どちらの店も数年でなくなってしまった。画像は「アウトバーン」のステッカー。「est.1984」とあるが、当店が着工・完成したのが1988年だ。それからもう28年、当店は一度も改装せずに営業を続けている。遅ればせながらこれからJimmyJazzが頑張って「かっこよすぎて漏らしちゃう」ような店にしてやるぞ!( ̄▽ ̄;

 WAHL8900は欠かせない

 ネックラインを入れるには、先が鋭利に尖ったハサミを地肌にくっつけてチョキチョキとラインを入れておき、後から残った産毛を剃るのが正統な理容師の仕事。ただ、ネックラインをつけるためだけにピンピンに先の尖ったハサミを常備しておくのももったいないし、下手をするとこのハサミでネックラインのみならず身を切られることもある(^^;
 そこで当店の仕事に欠かせないWAHL8900 コードレストリマーの出番だ。これでチョチョイとネックラインをつけ、ついでに産毛も刈ってやれば、あとはほとんどカミソリも必要ないほど。

 実は18年くらい前に一度美容師さんのアルバイトを雇ったことがあり、彼女が持っていたこのトリマーを借りて使ってみたら、あまりの便利さに手放せなくなったのだ。さっさと辞めていった彼女に未練はなかったが、WAHL8900に未練タラタラで即購入。今使ってるので2台目なのである。

 8月15(月),16(火),17(水)の三日間お盆休みをいただきます

 勝手ながら本年も8月15(月),16(火),17(水)の三日間、お盆休みをいただきます。なお、来週7月18日は「海の日」で祝日ですが、月曜日ですのでお休みします。宜しくお願い申し上げます。

 さて、刈り上げの話が出たついでにネックラインのことも。ネックラインとは、襟足と皮膚の境目のことである。他の髪型ではそうでもないが、刈り上げをするとこのネックラインがきれいにビシッと入ってるかどうかで見栄えが随分と変わってくる。もちろんカミソリで剃るのである。
 きちっと剃ったところで二、三日もすると生えてくるから意味がないと考えるか、それでもやはりここがきれいだと締まった感じが出るので、曲がりなりにもバーバースタイルを名乗るなら是非ともキメておきたいポイントだ。

 品のない刈り上げ

「最近、バリカンで短く刈り上げてる人おるやん?Masterあんな頭、どう思う?俺、嫌いやわ〜」
 うーむ、当店でもバリカンで短く刈り上げることが少なくないので、なんとも言えない(^^;

 たしかに最近の猛暑も手伝ってか、サイドとバックをバリカンで刈り上げにしてる人をよく見かける。どう考えても男子なら夏場は短く刈った方がいい。長い髪を汗でべっとり襟足にまとわりつかせるなんてアホのすることである(そこまで言うか)。
 しかし、バリカンというのは一種の”凶器”であって、めっちゃ短く刈れるからといって安直に刈ってしまうと、恐ろしく品のないヘアスタイルになってしまうのだ。品のないMasterが言うのもなんだが、「はいはい、短くすればいいんでしょ?」とデリカシーのないやり方をすれば、一発で下品な刈り上げになるデンジャラスな道具なのだ。

 どこをどうすれば上品な刈り上げになるのか説明するのは難しいが、上品か下品かは素人でも見ればすぐわかる。「嫌いやわ〜」とおっしゃったあの方は、おそらく品のない刈り上げをしてる人を見てそう思ったのだろう。ウッ、まさか当店で刈った人ではあるまいな?( ̄▽ ̄;

 どんくさいMaster

 わたしは子供の頃からかなりどんくさい。きっと頭の回転が遅いのだと思う。なんでも時間をかけてゆっくりやればできなくはないのだが、理解するスピードが普通以下で、本を読むにしても、映画を観るにしても、ストーリーを追いかけるのに取り残されることも多い。こうして文章を書くのは、ゆっくりだからできるのだ。いきなりスピーチしろとか言われたら絶対ムリ。ジャズが好きなくせにアドリブは苦手なのである(^^;

 当然のことながら仕事をするのも遅い。若い頃は速くカットできないのがコンプレックスで、刈ってる途中でお客さんが「ハァ〜」とかため息でも吐こうものなら、もう汗がドバーッと出て焦りまくって大変だった。今でも決して速い方ではないのだが、何事も反復練習することで人並み程度には速くなるのである。
 仕事が遅いのは、次に何をするかが見えておらず、行き当たりばったりでやるから遅くなる。今やってることの次に何をするかがわかっていたら、あらかじめその準備をしておけばかなりの時間短縮ができるのだ。

 例えば、シャンプーが終わると濡れた使用済みのケープを裏へ干しに持って行くが、その時同時にできることはないか。使用済みのシェービングカップ(あるいはヘアカラーのカップ)が置いてあったら、一緒に洗い場まで持って行く。さらに、裏から戻ってくる時に、乾いたケープを持ってきて次のシャンプーの準備をしておく。これをバラバラにやるとなると、1)裏にケープを持って行く〜戻ってくる 2)カップを持って行く〜戻ってくる 3)乾いたケープを取りに行く〜戻ってくる と、実に3往復しなくてはならないのがたった一回の往復で済むのである。

 これはほんの一例だが、仕事が遅くてどんくさいなりに、長年反復して、工夫を重ね、少しでも速く、手際よくを目指してJimmyJazzが発明した仕事法は実はいっぱいある。

 好評につき”オリジナル店販袋”第二弾

 オリジナル店販袋の評判がいいので、またゴム板を削ってスタンプを作ってみた。アイスクリームを売ってるわけじゃないぞ、念のため。こういうのは念入りにデザインしてもすぐに飽きてしまうから、次々に新しいのを作るのが性に合ってる。したがってJimmyJazzの店販袋は二度と手に入らない一点物ばかりである(^^:
 浮世絵がヨーロッパでブームになったのは、日本から輸入した陶器などの包装に浮世絵を使っていて、フランス人が何だこの絵は!?とコレクションし始めたのがきっかけだという。
 スタンプ作りも上達してきたら、当店の店販袋もそのうちどこかの国でブームを巻き起こすかもしれないな( ̄▽ ̄;

 昔の髪型

テレビで録画しておいたブルース・ウィリス主演の映画「ラストマン・スタンディング」を観た。黒澤明の「用心棒」をリメイクしたもので、1930年代のテキサスを舞台にしている。ブルースの髪型はいつものスキンヘッドではなく、サイドとバックをバリカンで短く刈り上げた七三分け。ギャング同士の抗争を描いた作品とあって、みんなソフト帽にスーツでキメている。アメリカでもこの時代は外出するのに帽子をかぶらないのは下着で歩くのと同じとみなされていて、1950年代にエルヴィス・プレスリーやジェームス・ディーンが登場して若者が髪型に凝るようになったという。したがって、ポマードやリーゼント(正確にはダックステイル)というのはロックンロールの文化であり、ジャズはどちらかといえば帽子文化といえるかも。もっとも黒人は縮れ毛の人が多くて、"コンク"という今でいうところの縮毛矯正をしてお洒落するジャズメンもいた。若い頃のマイルス・デイヴィスやリトル・リチャード、マルコムXの映画でも"コンク"していたなあ。

 リーゼントの話

 リーゼントといったら、オールバックで全部後ろに流すスタイルを想像するかもしれないけれど、ポマード塗ってくしで撫でつければOKかというとそう簡単なものでもない。盛り上げるべきところと締めるべきところのメリハリが重要なのだ。フロントは高さが欲しいしトップはボリュームを押さえたい。それをどうやって出すか。リーゼントの達人は、くしとポマードだけでボリュームを自在に調整するのである。

 髪の毛はつむじを中心に渦を巻いて生えていて、巻いてる方向に沿って撫でつければボリュームが出にくく、巻いてるのと反対に流そうとすると髪の根元が立ち上がり、ボリュームが出やすくなる。
 たいていの人は渦が右に巻いているから左側で7:3分けにすると収まりがいいのだが、ボリュームを出すためにあえて右側から分ける人もいる。
 また、毛流は後ろから前に向かっているから、これを真後ろに流せば前髪にボリュームが出るが、押さえたいトップにまでボリュームが出てしまう。そのためトップの髪は毛流に沿って押さえやすい前方から右方向へ逃がして、ボリュームが欲しいフロントは左から右方向へ立ち上げるという高等テクニックもあって、ドラマ『池中玄太80キロ』に出ていた三浦洋一がこのスタイルでキメていたっけ。

 そこまでするのが面倒な人は、ハワイアンリーゼントという、トップの髪だけを角刈りのように短くする変則スタイルもあったが、セットしないとカッパのお皿みたいですごく変なのだ。
 わたしも今ではハワイアンリーゼントにカットしなくてもカッパみたいになりつつあるのだが( ̄▽ ̄;

 ポマードといえば

このごろわたしも自分の髪によくポマードをつけるようになった。ポマードといえばリーゼントで、少なくなった髪を集めてなんとか形をつけている(^^;
元が床屋の息子であるから、ポマードは店のを使い放題だったが、昔のポマードは油性のものしかなくて、塗っても光るばかりでコシがなく、ボリュームも出にくいうえに、一度塗ったら三回以上シャンプーしないと落ちなかった。油性のポマードでうまくセットするには、塗ってから二日くらい経ってホコリや汚れがついた頃がいちばんカッコ良くなったものだった。しかし当然そのまま寝ると枕がポマードで汚れるし、風呂に入れば汗をかくしで、なかなかポマードというのは敷居の高い整髪料だったのだ。これでも若い頃は髪が多くて多くて、サイドをピシッと押さえるのにポマードを塗り、盛り上げる前髪には塗らないのがお約束だ。18歳の頃、アメリカ村のペパーミントというロックンロールのブティックで売ってる"Pep Pom"という水性ポマードを気に入ってつけていた。セット力が強く、ベトつきも少なく、シャンプーでサッと落ちるからあれは良かったな。その後オートバイの免許を取ってヘルメットをかぶるようになり、汚れるのが嫌でポマードとの縁が切れた。
で、何十年ぶりかでポマードをつけるとやっぱり昔のあのリーゼントになっちゃうのである。つっぱることが男の勲章なのである。

 ジョージ・アダムスの『ナイチンゲール』

 毎週木曜日の夜は「アナログナイト」ということで、アナログレコードをかけることにしている。昨夜はテナー吹きのお客様がいらしたので、ジョージ・アダムスの『ナイチンゲール』をかけてたら、昔のことを思い出した。

「Master、いま風邪ひいてません?」
 電話の声はいきなりわたしに変なことを訊く。ひいてないけど??
「いやあ、風邪がうつるとまずいんッス」
 そう言って予約を取ると、間もなく彼は散髪にやってきた。何度か来たことのある感じのいい青年だ。入院していて免疫力が弱ってるために、風邪をうつされると困るということだった。

 なんでもないかのようにさっと上げて見せてくれた左手の小指と薬指がなくなってるのを見て、わたしは初めて事の重大さを理解した。こんな時に、わたしは何ができるだろう?髪を切ること以外に、何か彼を勇気づける言葉の一つも見つからないなんて!
 そうだ、音楽を、何かいい音楽をかけてあげたらどうだろう。こういう時はマル・ウォルドロンの「レフト・アローン」か、いや、それではあまりにも絶望的すぎる。

 そうして取り出したのがこの『ナイチンゲール』、一曲目は「明日に架ける橋」。ひょっとしたらもう明日がないかもしれない彼に贈るメッセージ。サイモン&ガーファンクルのこの曲なら彼も聞いたことがあるだろう。二曲目はサッチモの「この素晴らしき世界」で、三曲目は”看護婦”をイメージさせる「バークレー・スクエアのナイチンゲール」というおまけ付き。感動的なA面の三曲を聴いて彼は帰って行った。まだ当店にCDプレーヤーがなかった25年以上も前の話である。彼の明日に橋は架かったのだろうか。

 ヘアカラーをドラマティックに

 美容師修行中の息子に「ヘアダイは…」と話してたら「何それ?」と言われた。ヘアダイとはヘアカラーのことだが、もはや美容業界では死語なのか(^^;
 さて、美容師の人はともかく、理容師は所々で妙なことをやっていて、そのことに全く自覚がないことが多い。その一つがヘアダイ…もといヘアカラー客の扱いである。

 普通のカット客には新しいものを使うのに、カラーは薬液で汚れるものだからと、ついつい使い古したタオルや、くたびれたクロスを使ってしまう。それもまったく悪気はないのである。
 客の側にすれば、パリッとしたクロスを着ているカット客よりも高い料金を払ってるのに、なぜこんなボロを着せられなくてはいけないのか、と不満に思う。当然である。

 そこで当店では、ヘアカラーの注文が入ると画像のようにワゴンをセッティングし、今から何かが始まるぞ!的な物々しいムードを演出、首に巻くタオルはさっと赤に取り替えて、ヘアカラー用の真っ黒なマントをかければ、まるで「オペラ座の怪人」に変身したかのよう(ただのヘアカラーなのに)。
 はーっはっはっは!!と高笑いまでしないまでも、他のカット客よりも良いサービスを受けているという優越感を感じてもらえるよう工夫を凝らしている。道具に凝らず細かい小道具に凝るのがJimmyJazz流なのだ( ̄▽ ̄;

 道具へのこだわり

 どちらかといえば道具にはこだわらないほうである。道具そのものが嫌いなわけではなく、買うときにはそれなりに悩んだりワクワクしたりもするんだけれども、「こんなにこだわってまーす!」みたいな人を見ると、あまのじゃくなわたしは「フン!なんなのさ?肝心なのは道具じゃなくて結果でしょ」とか思っちゃうのである(^^;
「このコーヒー、すごく美味しいですね!やっぱり豆とかこだわってるんですか?」と訊かれて、普通のUCCコーヒーですと応えることにヨロコビを感じる人間なのである。これは何も人をおちょくって遊んでるのではなく、「なぜそうなるか」という部分に隠されたノウハウが重要だと言いたいのだ。

 偉大なバンドリーダーであり名ドラマーでもあるアート・ブレイキーは、クリフォード・ブラウンとの出会いをこう語った。「いま田舎から出てきたばっかりのように見えた。純朴の青年であることはすぐにわかった。トランペットはボロボロだった。だがその”ボロボロ”で彼は信じられないような演奏をした」「彼はいつもオンボロのトランペットを吹いていた。そこである日、新しいトランペットを買ってやるから楽器店へ行こうと誘った。だが彼はこのトランペットでいい、新しいやつはいらない、楽器なんてなんだっていいって言うんだ」(中山康樹著「超ブルーノート入門」 (集英社新書)より)
 ほら、これですよ、これ。

 特にオーディオは「はじめに道具ありき」みたいなところがあるから、高価な機材を揃えて、評判のアクセサリーで”武装”して、ほらいい音でしょう?というのは、高価な楽器を買えばろくに練習しないでいい演奏ができるみたいな歯がゆさがあるのだ。
 わたしも昔はブラウニーばりにケーブルなんてなんだっていいと豪語して、あえて高級品を避けて産業用の汎用ケーブルを使っていたけれど、インフラノイズのリベラメンテシリーズの音が素晴らしすぎて、全部これに入れ替わってしまった。やっぱりケーブルはこだわりのリベラメンテに限りますね!(おいこら)

 Too Darn Hot!

 毎日暑い。ちょっと外に出ただけでまるで脳みそが煮えたぎるようだ。暑いから「冷やしシャンプー」というのはあまりにも芸がなさすぎると思っていたが、こう暑いと本当に頭を冷やしシャンプーしたくなる。というわけで、当店も遅ればせながら涼感ミントシャンプーをスタートすることにした。
 例によってPOPを作っていたのだが、最初当たり障りのないPOPだったのが気に入らず、汗だくのジャズマンといえばこの人、エルヴィン・ジョーンズに助太刀願うことに。キャッチコピーの「Too Darn Hot」とは直訳すると「あまりにもクソ暑い」。そのまんまではないか。すんません、脳みそ沸騰してるので( ̄▽ ̄;

 バンドワゴン効果

フレッド・アステアはJimmyJazzでもときどきかかる。守備範囲内である。今日は録画しておいたMGM映画の「バンド・ワゴン」を観た。ヒロインのシド・チャリシーの美しいこと!500万ドルの保険がかけられた脚線美…はともかく、昔からアステアのようなおじさんになりたいと憧れていたのだが、このときアステア54歳、今からダイエットしてもどうにも間に合いそうにない。背筋がすっと伸びた軽やかな身のこなしと抜群のファッションセンス。マイルス・デイヴィスだって憧れたという。名盤『カインド・オブ・ブルー』レコーディング時のスナップ写真にネッカチーフを巻いたマイルスが登場するが、あれはアステアを意識したにちがいない。じつはわたしもひそかに老後はタップダンスを習いたいと思ってるのだが(^^;

 マニアのジャズ話

「最近JimmyJazzのチラシにジャズのこと書いてませんね」とお客様に言われてしまった。当店のニュースレターJimmyJazz post のことである。ああいった不特定多数の人に読んでもらうものに、ジャズのマニアックなことを書いても理解できないだろうと思い、少し外して書いていたのだが、やはりどこかにジャズっぽさを残しておかないといけないのかなと少し反省。でも「クリフォード・ジャーヴィスのドラムはうんぬんかんぬん」とか書いても大方に人には理解不能だろうし、なかなか誰でもある程度わかるように書くというのは難しいものである(^^;

 ジャズはアメリカ発祥の音楽だけれども、一つ言えるのは、何もかもアメリカ人だけでやらせるとダサくなりやすいということ。ほんの少しヨーロッパや異国のテイストが混じってると作品がグッと締まる。例えばドイツ人のアルフレッド・ライオンがプロデュースしたブルーノートレコードの諸作品。たまに「ブルーノートのB級名盤」とか言う人がいるけれど、これは認識の誤りでプレスティッジやヴァーヴにB級名盤はあっても「ブルーノートは全てA級」というのが正解(ただし後期のLAシリーズはB級かもしんない)。それだけライオンが丹精込めて作ったレコードということだ。それにブルーノートは録音技師がこれまたドイツ人のルディ・ヴァン・ゲルダー。かっちりしたものを作ろうという意思が強烈に出たレーベルなのだ。あっ、ほらやっぱり意味不明でしょう( ̄▽ ̄;

 冷え冷え大作戦

 今朝は暑さで目が覚めた。いよいよ夏の始まりだ。去年は猛暑でエアコンが止まって困ったので、今年は密かに冷え冷え大作戦を着々と準備していたのだ!(^^;
 毎年この季節になるとお客様が汗だくになってるので、まずカットの時に巻く刈り布を蒸れにくいものに変更。首にタオルを巻くのをやめて昔ながらの衿紙(ネックペーパー)を復活させた。タオル一枚肩に乗ってないだけでもずいぶん違うものである。

 頭上から熱を浴びせる白熱灯100ワットの照明をLEDに交換。ムードはやや劣るが背に腹は代えられない。その他の照明もちょっとずつLEDに交換して、発熱量はかなり抑えられたと思う。それに換気扇を修理したので密閉感が増し、ジャックダニエルのタペストリーでボイラー室からの熱気も防いでいる。足元には備長炭を置いて湿気取り、サーキュレーターも大活躍だ。
 これで今年は散髪しながら汗だくになるお客様がかなり減少した。このままスムーズに夏を乗り切れたらいいのだが。

 書き直し

 今日は筆が進まんなーと思いつつ、なんとか書き上げてアップしてみたが、読み返してみると、お前いったい何様のつもりやねん!というような内容で恥ずかしくなって削除。本日の日記は書き直しである。
 書きたくてもなぜか書けない時がちょくちょくある。昨日はあれだけスイスイ書けたのに。
「Masterのことだから、どうせ店販袋をいっぱい吊るしすぎて音が悪くなったんじゃないの?」
 当たり(^^;

 吊るしておいたオリジナル店販袋を取って、ヘアトニックを入れてお客様に手渡した後、んんんっ?と吊るしてる袋の何枚かを間引いてみると、ほら!音が戻ったではないか!?( ̄▽ ̄;
 それまで「音が悪くなってるからはかどらない」ということにさえ気づいてないのだ。オーディオマニアといえども他のことに気を取られていると、案外音が悪くなっていても気づかないものである。

 かの村上春樹は、かつて自ら経営していたジャズ喫茶の片隅で小説を書きまくっていたそうだが、きっと音が良かったんだろうな(そういう問題か?)

 今度こそ本当のオリジナル店販袋

 以前ちょっくらご紹介したオリジナル店販袋がえらく好評で、こないだなんか「その袋カッコいいから何か買います!」と言い出す人が出てきて、トリエオムフリュード10をお買い上げになった。これがブランディング戦略というのだろううか、よくわからんが(^^;
 しかし、オリジナルといっても市販のスタンプを組み合わせただけなのでちょっと弱い。もっと、「どうしてもこの袋を持って歩きたい!」と思わせるようなインパクトがないと。

 そこでゴム板を買ってきて、カッターナイフ片手にスタンプ自作に挑戦。どうにか彫り上げて今度こそ本当のオリジナルスタンプが完成した。ラッパのデザインはデフォルメして一回り大きくしたので、迫力が増し、カッコよくなったのではないかとこれまた自画自賛。
 ”オリジナル判”の”1stプレス”は貴重なものと相場が決まっているので、また袋欲しさに何か買ってください( ̄▽ ̄;

 現代バーバー事情

 おそらく一般のお客様はまだあまりご存知ないと思うけれど、去年あたりから一部のバーバー業界がやたら勢いづいてきている。まずは当店でも使用しているバリカンメーカー”WAHL”のCM動画をご覧ください。

Wahl Schorem Commercial

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