Maiden Voyage (処女航海)
「生憎、いまミッションのロードスター試乗車が貸出中でして…」
マツダ営業のK氏から事前にそう言われていたので、今回は商談だけのつもりだったのだが、マツダ歌島店に来てみたらピッカピカに磨き上げられた真っ赤なロードスターが停まっていた。
高価な買い物ゆえ、家内に納得してもらうために一緒に来てもらった。まずはアイスコーヒーなど飲みながら、ショウルーム内でオプションを含めた支払い方法などの説明を受ける。おおよその納得ができたところで家内は実家へ行くと言って席を立った。わかったから、まあせいぜい勝手におやりなさいといったところだ。
「ちょうど試乗車が戻ってきたので、どうぞ奥様とご一緒に乗ってらしてください」
いきなり運転しろと言われても初MT路上運転であるから少々ビビる(^^;
東淀川区の実家まで運転するのはさすがに緊張するが、最寄りのJR塚本駅までならばと運転することになった。乗り込んだ感じは前回試乗したAT車と同じ、違うのはミッション操作だ。教習車のカローラよりも小ぶりなシフトで、コンパクトな操作感。クラッチペダルは、やはりけっこうな抵抗があって、これも革底の靴は履けないなと変なところがやけに気にかかる。
駅はすぐそこだからなんとかなるだろう。クラッチをつないでそろそろと発進、回転数がギヤに合ってないとムダにヴォン!とエンジンブレーキが唸って恥ずかしい。今回は幌をオープンする余裕などない!
なんとかエンストなしで駅前ロータリーまで辿り着いた。家内は勝手に降りて後のトランクからカバンを出している。自分が降りてトランクを開けてやる余裕もまたない、情けない。
家内を降ろしたら、せっかくだからそのまま優雅にドライブ…としゃれこみたいが、ピッカピカのロードスターを擦るのが怖くて早々にディーラーへ帰還した。
営業K氏はわれわれが試乗している間に詳細な見積書を作成しようと思ってたらしく、わずか数分でのお戻りにちょっと慌てた様子だったw (つづく)
