残クレロードスター
かのラルフ・ローレンは、「僕がロールスロイスに乗ってたら人々はゴージャスと思ってくれるだろう」といってロールスを買おうとしたが、取り巻きにベンツを勧められると、そのクラフトマンシップに魅了されてベンツを買うことにしたという。
一般的には自分がどんな車に乗ると人々にどう映るかなんて考えないだろうが、JimmyJazzのマスターがどんなクルマに乗るかはブランディングのための重要な問題なのだ。実際に顧客がそのクルマを見ることは少ないにしても、「マスターはスポーツカーに乗ってる」とか「ジミーのクルマはオープンカー」というだけで、ある種のイメージが顧客に植えつけられる。「あの床屋にはJBLのスピーカーがある」と噂になるのと同じ理屈。したがって、クルマとJimmyJazzのイメージがピッタリくるよう少しばかり擦り合わせの時間が必要なのだ。
見せるわけじゃないから何々に乗ってるという既成事実だけでもいい。「中古車を買って、大事にメンテナンスしながら永く乗り続ける」これまでの自分ならそうしたことだろう。しかし免許とりたてとはいえ、残りのカーライフはさほど長くない。中古で買っても、すぐに故障だ、タイヤ交換だ、カスタムだと資金と時間を費やすのはもったいない。
それに一生に一回くらいピカピカの新車を買って納車式というやつもやってみたい。クルマはいつの時代も”BRAND NEW”がいいに決まってるのだ。したがって、中古車しかないローバーMINIや初代コペンは選択肢から外れ、新型ロードスターへと気持ちが傾いてきた。
そうすると気になるのがお金の問題。現金一括で400万など払えるはずもないが、近ごろは残価設定クレジット、すなわち月々の支払額が少なくて高級車に乗れるが、期日が来ればクルマを返さないといけないという恐ろしい購入方法があるらしい。この”残クレ”なる買い方は批判も多いが、ロードスターを3年乗って車検を通す前に手放すのもアリかなと思う。こちとらいつまでも元気に働ける保証はない自営業者、3年後には状況も変わってるかもしれない。
愛情もなく何年もダラダラと持ち続けるより、3年と期間を決めて学校を卒業するみたいに名残惜しみつつオサラバするのがいいような気がするのだ。おっと、これはマツダの術中にまんまと嵌められているのではないか(^^;
(つづく)