世界の一流品シリーズ[8] カールツァイスのレンズ

世界の一流品シリーズ[8] カールツァイスのレンズ

 決して欲張ってるつもりはないのだが、

 「奮発して買ったのに、こういうことはできないのか」

 と失望してよくよく調べてみると、わたしが求めてる結果を出すには、かなりマニアックな知識と高額な出費が必要であることが多い。

 よっしゃ!そんならいっちゃん高いのちょうだい!!とパパーン!と買えば気分も良いのだろうが、なんとか安く済ませられないかとやってるうちに泥沼にハマってる(^^;

 オーディオもパソコンもカメラも帽子も洋服も、興味あることのほとんどがそのパターンである。

 2020年、コロナ禍で遊びに出ることも少なくなって、いっちょ写真でもやってみるかと一眼デジタルカメラを買うことにした。

 コンデジは何度も買ったし、iPhoneでもきれいな写真が撮れるが、ちょっと求めてる感じと違う、もっとこうドラマチックな…、ほらほら、また病気が始まった( ̄▽ ̄;

 当店のお客様がカールツァイスのレンズがいいよと教えてくれたので、ソニーのα7IIIとツァイスのゾナー55mmを購入。標準のキットレンズを買わなかったのはちょっと勉強したからで、もし買ってたら「背景がボケない」とか「なんか思ったのと違う」とか絶対言ってただろう。

 その後ヤシカ製ツァイスのプラナー50mmF1.7を買い足して、ツァイスを薦めてくれたお客様からもレンズを貸してもらい、自宅に眠っていたキャノンのレンズやらも試したが、やはりツァイスの写りは格別であった。意味のない被写体にストーリーが宿る。まるでフェルメールの絵画のような静謐な空気と哀愁が表現できるのだ。

 当店のエベレストが大きすぎて画角に収まらないので、ソニーの安価な広角レンズを買って撮ってみたが、うーん、これならiPhoneで撮ったほうがマシ!

 なんでこんな写り方が変わるのか、オーディオと同じく趣味の七不思議である。

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Jimmy Jazz