新年あけましておめでとうございます。
1/5より新料金体制にて営業します。
2021年もジャズの聴ける理容室JimmyJazzをよろしくお願いします。
2020年もJimmyJazzをご愛顧いただきありがとうございました。
年末は12月31日正午迄 年始は1月5日より営業します。
毎年最終月曜日は営業してましたが、今年は無理せず28(月)休業します。
2021年も宜しくお願いします。
我々にような商業施設を営む者としてはこの季節、クリスマスツリーを飾ることが毎年の恒例行事になっている。リースや小型ツリーで済ませる手もあるが、邪魔になろうがなんだろうが、スピーカーとツリーは大きくて立派なほうがいいに決まってる。
当店のツリーはクリスマス生まれの長男ができたときに買ったもので、高さ170センチほど。もう25回くらい出したりしまったりを繰り返してるから劣化が著しく、動かすたびに葉がボロボロと抜け落ちて見た目も貧相極まりない。それになんと今年出して組み立ててたら台座のプラスチック脚がバキッと割れた!
これはいくらなんでも買い替えだなと急ぎAmazonで探して210センチ2380円のツリーを注文。先代ツリーは1万円近くしたと記憶してる。あれっ?高さも確か買った時は190センチだったと思うが縮んでしまったのだろうか???
この四半世紀で100均ショップでもクリスマスのオーナメントが安く買えるようになり、今回買った飾りなしのヌードツリーもこの安さ。届いた箱が小さく、出してみてやはり安っぽいかなと一瞬思ったが、枝を丁寧に広げて組み立てたら結構立派なツリーになった。
しかし、昨日まで絶好調で鳴っていたクリスマスソングが、どうにも調子を崩してスカッと鳴らない。でかいツリーが吸音してしまうのだろうか、毎年こんなことしながら歳は暮れるなり( ̄▽ ̄;
そろそろマフラーの恋しい季節である。みなさんはご存知か、顔に近いところに上質な素材のものがあると美男美女に5%くらい近づくということを。恥ずかしながらわたしは最近知った。シルクやカシミヤのマフラーなんて、布切れを巻くだけで顔映りがグッと良くなるのだから使わない手はない。
兎やビーバー、アンゴラの帽子なんかもいい。上等の帽子かぶってマフラー巻いておけばもれなくいい男になれる。ついでにマスクしたらもう誰が誰だかわからない(^^;
なんでそんな現象が起きるのかというと、素材の毛並みが美しく揃っているからで、毛並みが揃うとあたかも音楽のハーモニーが揃ったかのようにキラーンと輝くのである。
実はこれ、上手に散髪した場合にも起きる現象で、うまい床屋で散髪すると目元に涼しい風が吹くように見える。あるいはかけているメガネのフレームが、拭いたわけでもないのにキラーンと輝くのだ。
カットした毛先が不揃いだと、毛の断面が乱反射を起こして汚らしく見える。切れ味の悪いハサミで切っても毛先が潰れて美しく見えない。この辺は料金コストに反映されることだ。
先ほど音楽のハーモニーが揃ったら輝くと書いたが、オーディオだって同じで、正しく揃うとキラーンと音が輝くし、ほんの少しでも揃ってないと輝かない。鳴るか鳴らないかは二つにひとつで、揃ってるか揃ってないかの違いだけなのだ。
カールツァイスファンのNさんは、宝石のようなカメラのレンズを見ながら酒が飲めるというが、わたしはまだその領域に達していない、というか、あまり酒が飲めない(^^;
Nさんがレンズを貸してくれるおかげで、新たに交換レンズを買い増しすることもなく、無事今日に至っている。
酒が飲めるといえば、むかしむかし、ハットを被った男がパジャマ姿でウイスキーを飲むCMがあった。上等のハットなのだろう、鏡を見ながらつばを撫で、俺っていい男だなぁと言いたげにオンザロックのグラスでちびりとやる。おそらくは寝室で、おそらく買ったばかりの帽子なのだろう。スーツやネクタイでなく、パジャマを着てるところがかっこよかった。どこかに動画が残ってないかな?激しく観たいぞ!
このCMの印象がずっと頭に残っているせいか、わたしの帽子蒐集癖が治らない。頭は一つしかないから一度に何個も被れないし、無駄に使わない物が増えるのは嫌いなので、これで終わりにしようと思っていても、しばらくするとこの服装に合わないとか、またはディテールに不満が出てきて違うのが欲しくなる。
本当はインディジョーンズや次元大介みたいに愛用のハットがあってトレードマークになるならそれがいいのだ。カメラのレンズは増えてないが帽子とCDは増える一方である。
すっかり当店のオーディオのことを書かなくなっちゃたけれども、音がどうでもよくなったわけではない。ケーブルチューナーが効いているのか、この秋口はとてもいい音がしていて満足である。
オーディオってやつはいい音が聴きたいときに限っていい音がせず、ふとしたときにたまらなくいい音がして、これならまたオーディオいじってみようかなと絆される。まるで呼んでも来ない猫のごとしである。
最近はJimmyJazz開業前のジャズ初心者時代にカセットテープで聴いていた音源を中古CDで買い直して聴いている。エマーシーの『ダイナ・ジャム』とか、オスカー・ピーターソンの『ウエストサイド物語』とか、やっぱりあの当時、35年前に近所の貸しレコード屋で置いてあった定番のジャズだから内容がすこぶるいい。
こないだ買ってきたジョニー・ホッジスとエリントンの『バック・トゥ。バック』、45分のカセットテープに収まらなかったからよく憶えている。最後の「ロイヤル・ガーデン・ブルース」が惜しいところで切れるのだw
20代前半の若造には少々「じじむさい」印象だったホッジスも、35年も経つと滋味溢れて心にやさしい。最高ではないか。わたしも歳とったんだなあ。
当然35年前よりも格段にオーディオは成長してるはずだから、音質だって素晴らしくなっているし、何より素直に音楽を楽しめるようになった。
オーディオだって最初の頃は「ラジカセ以下の音」だった。今は「スマホ以下の写真」を撮って喜んでる。いつか素晴らしい写真が撮れるようになるのだろうか?
映画「ジャズ喫茶ベイシー~Swiftyの譚詩~」を観てきた。今までわからなかったジャズ喫茶ベイシーの秘密を垣間見ることができた。例えば、ベイシーのコーヒーは薄いとか(^^;
スピーカー前のドラムセットは共振するが、タムタムだけ、スネアだけ置いたら(スピーカーの音が)ダメで、ドラムセットとして置いてると大丈夫。
このドラムセットはライブの時にはスピーカー前から移動して設置していたので、やはりレコード演奏時に再生音に共振させることを前提にわざわざ置いてあるんじゃないか。
村上ポンタが若い奴らをベイシーに連れて行くと、変な音だと言われるらしい。生音を知らないからだとか色々言ってたが、なんとなくわかる気がする。実際に聞いたならわたしもそう思うかもしれない。今になってようやく分かる。音の正解は色々なのだ。
しかしながら冒頭に流れるカウント・ベイシーの「パリの四月」、ブラスアンサンブルの重なりが見事であったな〜。
元JJ工房メンバーのNさんが散髪に来てくれた。彼はフィルム時代からカメラを趣味にしていて、カールツァイスレンズの熱烈な信奉者である。
JimmyJazz BLOGがカメラ編に突入したというので、ツァイスレンズについての資料をユニクロ紙袋が破けそうなくらいドッサリ持ってきてくれたw
オールドレンズには、ウランが含有されてるものもあり、それが写りが良いというんでガイガーカウンター、すなわち放射能探知機を持ってレンズを探し回るマニアもいるらしい。「1ミリシーベルトも放射線を浴びたくないんです!」と叫ぶ原発アレルギーの方が聞いたら卒倒しそうな話も聞いた。
ひょっとすると昔のオーディオ機器もガイガーカウンターで測定したら音が良いのが見つかるかもしれないな。ふーむ。
生前たいへんお世話になったオーディオ評論家の村井裕弥先生が、若い頃プロカメラマンを目指していて、インドへ撮影旅行に行ったり写真集を出そうと思ったりしてたと聞いたことがある。わたしがカメラをはじめたと聞いたら喜んでブログを見にきてくれたと想像するが、今ではそれもかなわない。
オーディオ評論家といえば、日本最高峰オーディオ雑誌である季刊ステレオサウンドの写真はすごく美しくて、別名カタログ雑誌と揶揄されるほど。
インタビュー記事などでも開発エンジニアや評論家がプロカメラマンによってカッコよく撮られているから、ただのハゲたおじいちゃんでも権威ある大先生みたいに写ってしまう(^^;
インフラノイズのABS-9999だか7777だかが同誌のお宅訪問ページの写真に載ったときも、カッコよく写ったせいかたいそうよく売れたそうである。
雑誌から音は聞こえないし、良い音かどうかわからなくても見た目でカッコいいといかにも良い音がしそうじゃないか。
しかしこれまでカッコだけ良くて音が良くない、部屋の隅に追いやられたオーディオ製品をたくさん見てきた。それこそ何十万とかする製品でも音が良くないとわかるとみるみる輝きを失ってしまう。やはりカッコだけじゃダメなのだ。
映画「ジャズ喫茶ベイシー」のチラシが届いた。10/2シネ・リーブル梅田で公開。
わたしが30年前に目標としていた老舗ジャズ喫茶はもう50年の老舗になってしまった。JimmyJazzも30年も営業していたら、いずれはベイシーのような名店になるのかと思ってたが、名店は30年前からすでに名店であり、当店は今も普通の床屋のままである。
やはりダラダラ長くやってるだけでは老舗の名店にはなれないのだ。当店もあと18年頑張れば誰か映画作ってくれるだろうか?たぶん無理だろうからいっそのこと自分で作るか(^^;
「オタク」の語源は「自宅に引きこもってるマニア」の意味だと誤解している人は案外多いのではないか。
オタク本来の語源は、マニア同士の会話の中で、相手に対し「お宅はー」と呼んだことが始まりとされる。お互いの趣味に打ち込む姿勢に尊敬と畏怖の念を抱きつつ、同時に負けないぞというライバル意識がこのお宅というよそよそしい呼び方に表れているようでじつに微笑ましい(^^;
さて、カメラオタクへの道を歩みはじめたMasterであるが、一眼カメラなど手にしていると
「主にどういった写真を撮られるんですか」などとオタク心をくすぐる質問を投げかけられる。
どんな写真もなにも、まだカメラ買ったばかりで、まともな写真が一枚も撮れてないのに(^^;
いかにもすごい音が出そうなスピーカーなのにラジカセに及ばない音しか出ない。
いかにもダンスがうまそうな格好をしてるのに踊れない。
いかにも素晴らしい写真を撮れそうなカメラ持ってて使い方さえわからない。
またいつものパターンですか( ̄▽ ̄;
当店では恐れながらお客様に「もう少し深く(施術椅子に)座ってください」と言うことが多い。ふんぞり返るように浅く腰掛けたり、身体が傾いていると頭が水平に落ち着かずグラグラして真っ直ぐカットできないのである。これだとヒジョーに仕事がやりにくい!そういう理由で誠に申し訳ないが椅子には深く真っ直ぐに座ってくださいますようあらためてお願い申し上げます。
水平といえば、8月のはじめにスマホ撮影用のジンバル(スタビライザー)を買って遊んでいた。
これは自撮り棒みたいに見えるが、関節部分にモーターが内蔵されていて、常に水平を保ち強力に手ブレを補正する。その結果流れるような、ヌルヌル滑らかな動画撮影が可能なんだ。
特にiPhone11proの広角レンズとの組み合わせは強力。ちょっと皆さんにもお見せしたくなって昨日iPhoneでジンバル撮影してチャチャッと動画を作ってみた。
冒頭のグーっと寄っていく感じがお分かりだろうか。これがジンバル効果。ちなみにこの動画、撮影も編集もiPhoneだけで作成した(一部のカットにa7iiiでの映像あり)。
こういうの持ってウロウロしてるから中国人に間違われるんだろうな(^^;
JimmyJazzという店は自分が言うのもなんだが。洒落ていて、Masterのこだわりが随所に散りばめられた見どころ満載の理髪店であると自負しているが、それを写真に撮って伝えるのは難しい。これまで30年以上にわたって店内の写真はたくさん撮ったし、来店したゲストに写真を撮られたりもした。今更どれをどう見ても同じような写真ばかりで、店を撮るのはすっかり飽きちゃったのである。
いいカメラを買えば変わり映えする写真が撮れるのかもという期待もあった。
今回わたしが買ったソニーのミラーレス一眼a7iii、これを初めて使った人は皆、口を揃えて「俺写真撮るのうまくなったんじゃね?」と言うらしい。それならわたしもと、大いに期待してシャッターを切るが、あれ?俺写真撮るのへたになったんじゃね?(^^;
へたになったとは言い過ぎかもしれないが、iPhoneで撮ったのとあまり変わり映えしないし、慣れてないぶん構図も色味も明るさもイマイチしっくりこない。
これならiPhoneで撮ってりゃいいじゃんてな感じなのである。それにこのカメラ、ユーザーインターフェイスがよろしくない。どこに何が入っていてどういう設定にすれば使いやすいのか。慣れの問題なのかと思って1週間以上ずーっとカチャカチャ触っているが、いまだによくわからないままでストレスがたまる。
少しわかってきたのは、どうやらこのカメラとレンズに適した撮り方や構図、被写体を見つけないと真価を発揮しないということらしい。ピカピカできれいな物より、錆び付いたり風化して味の出ている、どちらかというと汚いものが意外なほどよく撮れたりする。カメラを趣味にする人が神社仏閣に出かけるのがわかる気がした。
これ、オーディオで言うとJBLのスピーカー買ったらジャズがよく鳴るからジャズを聴くようになるのと同じ現象かもしれないな( ̄▽ ̄; (つづく)
「Master、カメラ始めたんですか」と、昔のJJ工房に集まっていたオーディオマニアの何名からかメールをもらった。カメラとオーディオは両方やってる人がけっこういるのだろう。いまだにMasterは機械いじりが好きなのだと勘違いされてるが、わたしはオーディオもカメラもパソコンも、機械の物は全部苦手である。できれば何も触りたくない。でもカッコだけはつけたい。そういう卑怯極まりないヤツなのだ(^^;
さて、ヨドバシカメラマルチメディア梅田で中国人店員に捕まったカメラ初心者のMaster。インバウンドの爆買い対応として雇い入れたのだろうか、中国人といえど日本語ペラペラで商品知識も大したものである。
ヘアスタイル写真を撮るので、ソニーのa7iii、組み合わせるレンズはゾナー55mmF1.8の購入を考えてると言うと、実際に組み合わせて撮らせてくれた。
並んで展示してあるレンズ群、その向こうのボケた背景、ディスプレイで見る限り色味もいい感じだ。それくらいのことしかわからないわたしには、これ以上悩んで決断を先延ばしても意味がない。使うあてのないヨドバシポイントが貯まっていたので、それをa7iii本体に充当し、さらにa7iii購入で発生したポイント割引でレンズを買い、そのまたポイントでSDカードとレンズカバーを買うという面倒なお願いをしたが、中国人店員は嫌な顔一つせずテキパキ対応してくれた。
また、今ならソニーがキャッシュバックキャンペーンをやってると丁寧に教えてくれた。さすがである。(つづく)
外を歩いてたら知らないおじさんに「日本語大丈夫ですか?」と聞かれた。近頃よく中国人と間違われる。もしかしたら韓国人と間違えてるのかもしれない。わたしはいつも日本で流行ってないような服装をしてるが、まさかフランス人と間違えるわけもないので、たぶん中国あたりの人だと思われてるんだろう。
ヨドバシ梅田のカメラ売り場を見に行ったら、ソニーのブースには若い女性の店員さんが常駐していた。わたしが展示品をカチャカチャいじっていても何も話しかけてこない。もともとヨドバシはあまり声をかけてこない店だが、家電量販店はどこも声をかけて欲しいときに限って声をかけてくれないものである。
いったんカメラ売り場を離れてトイレに行き、家内に「カメラ買っていい?」と一応確認のLINEを入れると「どうぞ」と即答。値段はもちろん内緒、ああ緊張する(^^;
カメラ売り場に戻ると「オウカガイシマショウカ?」と男性の声、振り向くと中国人らしき男性の店員さんがヌッと立っていた。
展示棚を隔てた向こうにはさっきの女性店員が立っている。わたしがトイレに行ってる間に「あの人(きっと中国人だから)声かけなさいよ」と中国人店員に根回しがあったのだろうか。(つづく)
カメラマンのことを最近はフォトグラファーと呼ぶらしい。でもわたしはフォトグラファーよりカメラマンになりたい!
そもそもなんで突如カメラが欲しくなったのか、たぶんセルソ・フォンセカのCD『ナチュラル』を買ったせいだ。
どうですかこのジャケットのカッコよさ!ジャズのジャケットもカッコいいけど、この色使いといい抜け感といい、「最近セルソ・フォンセカ聴いててさぁ」と、聞かれてもいないのに誰かに言ってみたくなる。
「最近リー・モーガン聴いててさぁ」なんて口が裂けても言いたくない(好きだけど)。
それはともかく、この録音も良くて心地いいボサノヴァを聴きながらジャケットを眺めているうちに一眼カメラが欲しくなったのだ(アホである)。( ̄▽ ̄;
どの機種を買おうかな〜?と悩んでるときが一番楽しいものだが、一週間ほどああでもないこうでもないとやってるとさすがに疲れてきた(^^;
10年前ならいざ知らず、これから入門機を買って徐々にステップアップなーんて悠長なことをやってる時間はもう残されてない。
オーディオマニアからダンサーに、ダンサーからカメラマンに!!生活を根本的に変える覚悟があるならガタガタぬかすな!いっちゃん良いと思うやつ買っとけ!と腹を括った。
妥協すると「あっちにすればよかった」と後悔するのは確実なので、プロが実際に仕事で使っていて評判もすこぶる良いソニーのa7iii、組み合わせるレンズはゾナー55mmF1.8に焦点を定める。
この組み合わせで撮った作品は多数YouTubeに上がっていて、美しさは確認済みであるから、あとは実機を見て触って購入方法を考えるだけだ。
いざ行かん!ヨドバシカメラマルチメディア梅田へ!!( ̄▽ ̄;
コロナ騒動が始まって以来、不思議なほど毎晩ぐっすり眠れてたのが、カメラのことを考え出してから、神経が昂ぶってるのか夜中にガバッと起きてウォー!と叫びたくなる。果たしてこれは良いことなのかどうなのか(^^;
さて、カメラといえばオーディオと並んで昔はかっこいい趣味の一つに数えられてたものだ。わたしも最近ではヘアスタイルの写真を撮ることが多くなって、iPhone11Pro Maxが大活躍。これには一眼カメラで撮ったように背景をぼかすポートレートモード機能がある。一眼カメラを買わなくてもいいようにこの春11Pro maxに機種変更したばかりなのだ。
ぱっと見一眼で撮ったみたいとはいえ疑似的に合成しているだけなので、たとえば背景はぼけているのにメガネのレンズの向こうだけぼけてなかったり、立てた髪の毛の先が溶けて見えたりして、iPhoneで撮ったのがバレバレだと少し恥ずかしい。
それでもかなり上質な写真が撮れるので広角や望遠はiPhoneにまかせて、レンズは単焦点のぼけるやつを!
ところが一眼カメラに標準でついてくるキットレンズは、なんでも無難に撮れるようなのがチョイスされていて、わたしの求めるぼけた写真は撮れそうもない。別売レンズとなれば本体価格と同等またはそれ以上の値札が付いており、予算はさらに跳ね上がる!どうする?!( ̄▽ ̄; (つづく)
(iPhone11pro maxで撮影)
皆さんはとっくにご存知だろうが、最近のビデオはハンディカムみたいないわゆる”ビデオカメラ”じゃなくて、写真を撮る形をした一眼カメラで撮るのが主流になりつつある。「写真も動画もこれ一台で」というわけだ。
ビデオ専用のビデオカメラよりも高性能な交換式レンズが使えるから、動画も雰囲気ある高画質なものが撮れるし、もちろん一眼なので写真だってきれいに撮れる。ただし、値段が高いのが難点だ。
最初はやはり「抜群のコストパフォーマンス!」みたいなお買い得カメラを探して、「10万ぐらいなら…」なんて考えるのだが、今を遡ること27年前、オーディオを本格的に始めようと決意して、同じように10万円のデンオンのプリメインアンプを買って、全然物足りなかったことを思い出した(^^;
まったくの素人からすれば「10万円という大金を払うんだからさぞかし良いものに違いない」と考えるのが普通だし、オーディオ雑誌でも「10万円クラスとは思えないほどのー」と大絶賛で大いに期待するが、まあコストパフォーマンスを売りにするのは大抵ダメなやつで、本当に良いやつは予算で考えてるその倍くらいするものなのだ。
そして何より大事なのが画質!ISO感度も知らないような素人に画質が分かるのか?分かる、というより、嫌な画質だと嫌でしょう。これも以前パナソニックのコンデジからキャノンのコンデジに変えたとき、画質がやたらマイルドでピリッとしないのが気に入らなかったので、今回もキャノンは除外。
動画も優秀というパナソニックとソニー、「ソニータイマー」という不吉な言葉も頭をよぎるが、中村商店のイメージ動画に使ってるというんだから、やはりソニーが良いのかなぁ、ううん。(つづく)
ここ数年で、いろんなことがスマホに取って代わられた。新聞や雑誌、時計、オーディオ、テレビ、カメラなど、それらが便利で安く、かつ驚くほどクオリティーが高い。
オーディマニアなわたしも、iPhoneで聴く音質にまったく不満がない。音楽が正しく伝わるし、これで充分ではないか。25年前にこの音質が手に入ってたらオーディオなんかしなかったのではないかとさえ思う。
だが、これらスマホの必要充分な性能を超えたところにマニアの世界が存在する。上質な再生音に出会い、「この感じはiPhone(または自分のオーディオ)で再生できないな」と気がついたとき、そしてその表現力を手に入れたいと思ったときにマニアの世界が始まるのだ。カメラも同じである。
世界に向けてかっこいい刈り布(カットクロス)を製造販売し、バーバー仲間でもある中村商店の中村さんが、かっこいいプロモーション動画を作っていて、あのトロトロに背景がボケる感じ、あれはiPhoneでは無理なのだ。
ああいうのもできるカメラが欲しい!と、自力でいろいろ調べてみたが、どれを買ったらそうなるのか皆目見当がつかない。思い切って中村さんに聞いてみたらソニーのミラーレス一眼を使っていると親切に教えてくれた。
「でも最近ではiPhoneで撮ることが圧倒的に多いんですよねー」なんですと!( ̄▽ ̄;
(つづく)
https://www.youtube.com/embed/fn8egFD7hTc
夢中になれることがない人生はつまらない。ヒマである。夢中になれないから余計なものを飲んだり食べたり吸ったり吐いたり、あるいはヒマだからLINEの既読スルーが気になったり、イイネの数が少ないと落ち込んだり、思想信条の違う意見が許せなかったりで、なーんも良いことはない。
どういうことなら夢中になれるかというと、わたしの場合は、何か創作しはじめるとそれに没頭する傾向がある。これも職人気質なのだろうか。20年前にブログを始めたのも一種創作意欲の発露だった。
で、今回は、当店の宣伝も兼ねるショートムービーをちょこちょこ作っていたら、それこそご飯ですよと言われても忘れるくらい没頭して、やっぱりこういうことが好きなんだとあらためて思った次第。
しかしスマホのカメラとアプリではできることに限界がある。Youtubeで 「iPhoneだけでおしゃれな動画を作る方法」なんてのを眺めていたが、やはりそういうことができる人はプロのカメラマンやクリエイターなわけで、いい機材を使って本気で作った作品を見せられると、「この表現はiPhoneでは出せないな」ということがいくつも見えてくる。
よーし、給付金も出たことだし、いっちょカメラでも買うか?!(^^; つづく
まったくいつまでこの茶番のような状態が続くのか。茶番こそ我が人生のようなわたしにとって世間が茶番ではやりにくくてしょうがないではないか。
せっかく始めたスイングダンスを含むペアダンスも世界的に休止している状態だ。
無気力な毎日をずーっと送ってきたが、これは何か根本的に生き方を変えるいい機会かもしれない。何か他に夢中になれることを見つけるべきなのだ。
「夢中になる」とは、かあちゃんが「ご飯ですよ〜」と言ってきても、今行くからと言いながら飯が冷めてしまってもやめられない、そんな状態を指す。
それはかつてギターであったりオーディオであったり、パソコンのOSを入れ換えたりブログを構築するのに没頭してた時期のような、熱に浮かされた時期。ああ懐かしい。あの感じをまったく別の新しいことで見つけられないだろうか。
死ぬまでにやってみたいこと、乗馬とかタップダンスとか。健康的にゴルフやサーフィン?いやいやダメだ、もっとジャズを感じさせる何かがなくてはいけない。
この数ヶ月の間、ブログを再開する気力もなくぼんやり考えてきたのが、ようやく固まって形を成してきた。
そうだ、あれを始めてみようかな。(つづく)
気がついたら当店はもう30年以上続いていて、周りの飲食店や商店などより古い店になっていた。
老舗と自称するにはまだおこがましい感は否めない。しかし、何の実績も歴史もなかった開店当時のことを思うと、不思議な気持ちになる。
昨日はぶらりと電車で出かけて、当店より古くからやってる喫茶店二件をまわって、サンドイッチとミルク金時を食べてきた。いずれも廃れた感じは皆無で、”現役感”がしっかりあってよかった。
若い頃はただ何十年もやってるというだけで尊敬したものだが、実際に自分が30年もやってみると、その間にはやる気が漲ってた時もあれば、まるでやる気を失ってた時、つまりはいい仕事をしてた時期やお粗末だった時期もあって、お客さんには迷惑をかけてきたなと反省しきり。
何十年と続いてる老舗にも、そういう浮き沈みは少なからずあっただろうと余計なことも考えるようになった。
古くから当店を知っている方々に「JimmyJazzも寂れたな」と残念に思われないよう、末長くいい仕事をしていきたいものだ。
8月 17(月), 18(火), 19(水)の三日間、夏期休暇をいただきます。(毎週月曜定休)
「ジャズの醍醐味は即興演奏にあり」と言うから、「よく咄嗟の思いつきであんな演奏ができるな〜すごいな」と思うだろうが、いきなり思いつきで新しいフレーズが次から次へと湧いてくるなんてことはない。
一度も弾いたことのないフレーズをぶっつけ本番で出してきて良い演奏になるはずもなく、ジャズメンの多くは大技小技のフレーズの断片をいくつもストックして、それを適切な場所で繰り出すことでアドリブを成立させているのだ。
誰かが「こう仕掛けてきたらこう返す」といった決め事も暗黙のうちにあり、そういうのをたくさん知っていてうまく返せることもデキるジャズメンの条件なのだ。
つまり、ジャズは曲中に紛れ込ませることのできるひとかたまりのマスターピースを並び替えて配置して演奏が成り立っている。
実はジャズで踊るペアダンスのリンディホップも同じで、いろんな技をリーダー(男性)が仕掛けていくことでフォロワー(女性)が追従する。
「こんなの知ってるかな?」と仕掛けてみて「おお〜わかってるねえ!」なんて、無言でオタクな会話をしているマニアの世界(笑)
スピーカーが大きいほどいい音がするなんて、今どき思ってる人は少ないと思うけれど、なんとなく迫力のある音が出るのではないかというイメージはあるかもしれない。
これまで何度となく当店のJBLよりも小型のスピーカーが持ち込まれ、そのほとんどに惨敗を喫して悔しい思いをしたものである(^^;
それでもJimmyJazzには大型スピーカーがないとサマにならない。音よりもイメージのほうが大事なのだw
しかし、スピーカーは小さいほうが鳴らしやすいし、直径38センチウーハーの低音なんて通常の音楽を聴くにはほとんど必要ない。大型スピーカーを送れば送料もバカ高いし、重くて動かすのも面倒だ。ほとんど見栄のために使っているようなものである。
それが最近、ちょっと面白い発見をした。ギャング映画によく登場するマシンガンが欲しくなって、本格的なモデルガンを購入したのだが、ずっしり重いシカゴタイプライターモデルガンをスピーカーの間に飾ると、そこに音が集まってくるような感じがする。これはモデルガンの形状というよりも、質量すなわち重さに音が反応しているようで、重いものが部屋にあることも音の良し悪しに関係してるのかな?なんて。アインシュタインの相対性理論を見ているようにワクワクしてきた。
電化製品はだいたい10年くらいで壊れるけれど、布製品は30年くらいが限界のようで、先日、約30年使用した羽根掛け布団が破れて大変なことになった(^^;
よくロマンチックな映画などでは枕から羽毛が飛び出てスローモーションで部屋中に舞う幻想的なシーンが出てくるけれど、実際には掛け布団カバーの中で本体のシェルが破れ、紺色の掛け布団カバーから薄汚い羽根が飛び出てそこらじゅうに飛び散った。
それ以前にも少し破れたところがあったので簡単に補修したのだが、こうなるとさすがに買い替えである。
思えば約30年前に新聞折り込みの通販で1万円で買ったペラペラの羽根布団であるから、フェザー100%ダウン0%で冬は縫い目の部分が薄くてやたら寒かった。布団カバーには何万円もかけるくせに見えない中身はケチるというセコいわたしなのである。
今回はIKEAの通販で買ったのだが、ダックフェザー90%/ダックダウン10%でなんと8999円!さらに安くなっとるやないけ( ̄▽ ̄;
バブル期の頃に較べると、しっかりした商品が安く手に入るようになったな。これも30年もつかな?w
いくら好きだからといっても、毎日毎日ネット配信で映画3本観て、でっかいスピーカーでジャズばかり聴いてたら、いいかげん憂さを晴らしに飲みに出かけたくなる。
しかし、奥さんにも話せないような秘密をワーワーぶちまけながら酒を酌み交わせる友達が一人もいないことに気づいて愕然とする(^^;
そういうストレス発散の場として機能してきたのが実はこのブログなのである。皆さんは人に言えないわたしの秘密をそっと打ち明けられる大親友なのだ、顔も見たことないけれど( ̄▽ ̄;
今朝は手押し車のおばあちゃんがカットにいらした。ご存知のように当店は入ってすぐの段差を上がったり降りたり、脚の弱い人に優しくないつくりなので、わたしが両手を引いてバーバーチェアまで案内した。
スイングダンス自粛で、ソーシャルでご婦人の手を取ってエスコートするのはなんと3ヶ月ぶりである(笑)時節柄、アルコール消毒やマスク着用、ソーシャルディスタンンスとかなんとか色々あるけれど、人間が手と手を取りあって生きられない世の中が来るのだろうか。何かがおかしい気がする。
なんだか店の前の見通しがいいなと思ったら、公衆電話ボックスが撤去されているではないか!?いつの間に?夜中にでも持って行ったのだろうか(^^;
今どき電話ボックスという言葉じたいが死語になりつつあるが、JimmyJazz創業以前からあって、昔はこの電話ボックスで電話していて当店が目に入ったという顧客も結構あった。
駐車違反が比較的ゆるかった昔は、電話するふりして車を停めて散髪する方もあった。
また、店がヒマで、当店の電話がリンとも鳴らない日は、この電話ボックスからかけて当店の受話器の故障でないことを確かめたりもした( ̄▽ ̄;
携帯電話が普及してから、この電話ボックスを使う人もほとんどいなくなったけれど、PHSのアンテナとしてかろうじて存在価値を保っていたんだが。。。
日本のピアノトリオを聴いた後に続いて、エスビョルン・スヴェンソン・トリオがJBLから流れてきた。ああ、日本のピアノトリオが気の毒だがこちらが何枚も上手である。ピアノの一音が出ただけでもう風格が違う。
比べなきゃ某ピアノトリオも機嫌よく聴けるのだが、続けざまに出てこられると分が悪い。西洋音楽のずっしりした重みが演奏から伝わってくる。
もう一つ、続けて聴いて困ってしまうのが青木カレンの『エターナル・メロディ』。彼女は歌い方を曲によって変える、その是非は置いといて、大甘のシュガーボイスで「君の瞳に恋してる」が終わった次に、神妙なマジメ声で「好きにならずにいられない」が出てきて、さっきまでのわちゃわちゃ感はなんだったの?と言いたくなる。通して聴けば曲順も変えないとおかしいのに気づくと思うが、これは製作側のミスだ。続けて聴かなきゃいいだけだろうけど。。。
図書館も休みで行くところもないので毎日オンラインで映画ばかり観ていた。近所のTSUTAYAが閉店したためDVDを借りに行くこともできない。ネット配信の映画は旧作ばかりで観るものがないなと思っていたところ、Amazonプライムがどんどん魅力的な作品を追加していて、これで月額500円で配送も早くなるとなればレンタルビデオ屋よりもお得だと、まんまとAmazonの術中にハマり、テレビの大画面でも観れるようにFireStickまで買ってしまったではないか(^^;
このAmazonのスッと寄って取り入る戦略、うますぎる。あれ買えこれ買えと迷惑なダイレクトメールがなくとも、購買意欲をかき立て、あっさり顧客は乗せられてしまう。プライム会員なら音楽も聴けて写真も保存できるという案内もきた。こんなのに乗せられて大量の写真をAmazonに預けたら、一生Amazonから抜け出せなくなるではないか。くわばらくわばら( ̄▽ ̄;
5/7(金)より平常営業に戻ります。インターネットでの予約および、ご新規の方の受け入れを再開します。長いあいだご不便をおかけしました。
新型コロナウイルス拡散防止のため
新規のお客様の受け入れを制限しています
またインターネットでの予約を停止し
当面電話予約のみの対応といたします
ご理解とご協力をお願いします
Amazonプライムで実写版映画「坂道のアポロン」を観た。劇場公開時に当店でチラシまで配ったのに観に行かなかった薄情者だが、改めて観てよかった。実によかった。原作の漫画もアニメもよかったけど主人公の三人、千太郎、薫、律子もイメージぴったり。こんなにいいとわかってたら劇場に観に行ったのに。
1966年佐世保のセットも地元高校の制服もしっかり作り込んであり、ムカエレコード店のレコード針のコーナーなんか所々欠品があって涙モノの作りなのだ。
高校生がジャズを演奏するというちょっぴり背伸びした設定を、環境により屈折した思いや恋の切なさ、友情といった甘酸っぱい感情でうまく昇華させているのは原作どおり。特に薫と律子の糸電話はおじさんもキュンキュンしてしまったな、このスマホ時代にw
ジャズを表現するには何がしらのやるせなさや満たされない思い、一言で言ってしまえばブルースという感情が不可欠だ。某有名ジャズ漫画を認めたくないのは物語にブルースを感じないから。
律ちゃんの佐世保弁がとってもかわいい。小松菜奈はきっと大女優になるな。異人の町長崎とカトリック教会が重要なファクターとして物語に芯を与えているのも見逃せない。
Amazonプライムにアニメ版「坂道のアポロン」もあるので、こちらもぜひぜひご覧ください。
3年前かと思ったら4年前だった。”JimmyJazzを輝かせる100のアイデア”と称していろんなことをやっていた。2016年のあの頃は本当に必死だったな(^^;
なんでもいいから当店の気になるとことを書き出して、かたっぱしから実行していく作戦。2年がかりで166個達成。バーバーブームの追い風もあり、なんとか軌道に乗ったと思い、そのままほったらかしにしていた。
あれから4年も経つと、なんだか仕事が面白くなくなっているのである。これはいかん。テコ入れしないと!( ̄▽ ̄;
もちろんその4年の間にエアコンを入れ替えたり、床を張り替えたり、パソコンもiMacにしたり、いろいろと工夫はしているのだが、なんだか情熱が足りないのである。
そこで”新・JimmyJazzを輝かせる100のアイデア”というのをやることにしたぞ!
まず手始めとして通称”シカゴタイプライター ”トンプソンサブマシンガンM 1928というのを買ってみたw
舞台は1930年代のシカゴ、禁酒法が施行され銀行強盗ジョン・デリンジャーや、ボニー&クライド、アル・カポネなどのマフィアが暗躍する、そう、ギャング映画によく出てくる象徴的な機関銃だ。
それとJimmyJazzの輝きとなんの関係があるのかと言われても困るのだけど、 JimmyJazzらしさって、これだよなァと俄然楽しくなってきた。今後何か始まるか、始まらないかもしれないけどどうぞご期待くださいw
幼児の髪をシャンプーしてたら、つきそいでいらっしゃったお父さんに
「めっちゃ水漏れてますけど大丈夫ですか?」と言われ、洗面台の下を見ると床が水浸し!排水パイプのところから水が漏れてるようだ。31年も営業してるとパイプも腐食して穴が開くらしい。
早速修理業者を手配してもらい、とりあえずボウルで滴る水を受けてその場をしのいでいたが、今朝修理が完了した。
いくら請求されるのか、5万円以上したらどうしようかとドキドキものだったが、工賃含む税込みで16,500円。でもまあこんなものか。高いのか安いのか(^^;
趣味は何かと訊かれたら、目下のところ帽子集めということになりそうで困っている。別にカッコつけてるわけじゃないが、ジャズとかオーディオは趣味というより仕事の範疇なのである。
最初は安い帽子を買って被ってそれなりに満足してたのが、だんだん目が肥えてきて、昔の映画の中でギャングや新聞記者が被ってるヤツとは、つばの長さやリボンの幅、クラウンの高さや形状、果ては素材まで違うことがわかってくる。
そうなると、同じような帽子を何個も何個も買ってしまい、奥さんにバレないかとヒヤヒヤしている。いやきっともうバレてるはずだ(^^;
オーディオでも楽器でもなんでもそうだが、やっぱり高価なヴィンテージ物は良いのである。まだ自制心がはたらいていて、ウン万円もするようなのにはさすがに手が出ない。
オーディオも20万円くらいの物を買ったあたりから金銭感覚が麻痺し始めるから、帽子もいつかそうなるのではないかと恐れている。
どんな趣味でも、はたから見れば同じように見えたり聞こえたりするものが、じーっとそればかり見てると些細なアソコが気になってくるのだ。床屋なのに何してるんだか。いかんいかん。
近頃インフラノイズの秋葉社長もわたしに対抗してかハットを被ってJimmyJazzに新製品を持って現れる。歩いてると通行人が避けて通るという。確かに見るからに怪しい。お互い人のことは言えないがw
ジャズを聴きながら紫煙燻らせるのを楽しみになさってた方々にはまことに心苦しいのですが、法改正に伴い、JimmyJazzは2020年2月より店内禁煙になります。ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
「好きなジャズ映画は?」と聞かれると、マジメに「ラウンドミッドナイト」とか「バード」とか答えず「東京上空いらっしゃいませ」と変化球で返す。ホントはジャズ映画でもなんでもなくて、ストーリーもほとんど覚えてないが、30年前にレンタルビデオでラストの「帰れない二人」の演奏シーンだけもうビデオテープが伸びるんじゃないかってくらい何回も巻き戻して観た。バブル時代の結婚パーティー。牧瀬里穂がとってもかわいらしくて涙が出る
(歌は吹替)。
レンタルビデオといえば、今日塚本駅前のTSUTAYAが閉店してるのを見てショックを受けた。もう動画はネットで観る時代なのか。
JimmyJazz向かいのセブンイレブンが閉店したかと思ったら、その二軒隣のスーパーナショナルも二月末で閉めるらしい。どうなってんだ?景気は本当に良くなってるのか、それとも消費増税の失敗か。
盗まれて困るほどの個人情報でもないが、自分の生年月日は公にしてない。気持ちのこもってないおめでとうメッセージやプレゼント(滅多にもらえないけど)がたくさん届くのは、その後のお返しなどを考えると面倒だから、人の誕生日もスルーする代わりに自分の誕生日も教えない、そういう主義だ。
ところが先日、どこからどう漏れたのかサプライズパーティーというやつに引っかかってしまった!
鍋でも突こうと友人宅に呼ばれて行ったら、玄関ドアを開けるやクラッカーがパンパーン!!ハッピーバースデー!とドレスアップした大勢の友人が集まっており、テーブルには食べ切れないほどのご馳走が。なんだなんだ?まるでアメリカ映画みたいじゃないか( ̄▽ ̄;
主役になることに慣れてないので、いざ自分の誕生日を祝ってもらうとまるで実感がわかない。どちらかというとサプライズを仕掛けるほうに回りたいタチなのだ(^^;
パーティーを企画して集まってくれた友人たちの楽しそうな顔を見ていると、誕生日を祝ってもらうのも悪くないものだなと、しみじみ幸せを感じたひねくれ者の1日だった。
あらためまして、みなさま新年あけましておめでとうございます。年の初めですので、昨年の総括と今年の抱負を述べておくことにします。
2019年に読んだ本21冊、聴いたCD110枚、観た映画は89本。
「オレは年間100冊くらい本を読むぜ!」みたいなことを口走って顰蹙を買ったが、年々少なくなってきて、数えてみるとわずか21冊だった(^^;
CDはまあこんなものか。雑食傾向は相変わらずでハズレもたくさん引いたが、SHANTIのJ-POPを歌ったミニアルバムの『Sunny and Blue』はなかなか良かった。
映画はテレビでたくさん観た。4日に一本観てる計算、どんだけヒマやねん( ̄▽ ̄;
2019年頭の抱負はたしか「カッコよくなってやる」とかそんなだった。カッコよくなったかどうかはともかく洋服と帽子はかなり増えたw
で、2020年の抱負だが、ちょっと体重落としてぽっちゃり体型をなんとかする。そのために際限なく食べ続ける食生活を改めようと思う。脂肪肝で、胃袋が異常に大きいそうなので、いいかげんヤバイ。
60キロくらいに落としたら少しはシュッとしてカッコよくなるかなー?
今年もよろしくおねがいします。
本日仕事始めです。たくさんのご来店ありがとうございます。本年もよろしくおねがいします。
オーストラリア在住でジャズファンのジョンさんが散髪しに来てくれた。
「コンナオ店ハ世界中探シテモナイデス」
ジャズファンやオーディオマニアはちょくちょくいらっしゃるが、海外のジャズファンは初めて。
ハモンドオルガンが好きだとおっしゃるので、カウント・ベイシーがズート・シムズの伴奏でオルガンを弾いてる「アイ・サレンダー・ディア」をかけた。インフラノイズの新兵器アナログアキュライザーのおかげで、ハモンド特有のあの強力なビブラートかかったサウンドが店いっぱいに広がる。
ジョンさんも「スゴイ!コレハダレデスカ?」と大興奮!w
いつもは自分でバリカンで丸刈りにしてるそうだが、今回は当店でカットするのが自分へのクリスマスプレゼントだそうで、やっぱりバリカンで丸刈りにしてあげた(^^;
2019年12月のお休みは、12/2(月), 12/9(月),12/16(月), 12/23(月)
です。
12/30(月)は営業
年末は31(火)まで
新年は5(日)より営業します。
自宅で使ってる東芝のBRレコーダーがお亡くなりになったようである。テレビ番組の録画はもっぱら外付けHDDで行っているから、レンタルDVDを観る時にしか使わないのだが、やはりないと困る。もうHDDに録画したのをDVDに焼くこともなかろうということで、ソニーの再生専用BD/DVDプレーヤーBDP-S1500をポチった。
現用の東芝BRレコーダーのブルーレイディスクの起動の遅さには辟易したものだ。ソニーのブルーレイは起動時間が早いらしいと聞いていたので、迷わずソニー一択。
いやあ、かなり早いですね。これまでブルーレイ観るときはディスクセットしてから冷蔵庫に飲み物を撮りに行ったりしてたのが、これなら待ってられる範疇。しかも1万円を切るお値段である。
画質もきれいだけどちょっと暗いような気もする。うちのは4Kテレビじゃないし、リモコンにNETFLIXボタンとかついてるがWifiも Bluetoothも非対応なので。まあ多分使わんだろけど。
昨夕、お客様をシャンプーしようと思ったら湯がぬるい。あれ?とボイラーの種火を確認すると火が消えてるではないか。何度も着火を試みるが火がつかず。
「ウイントン・ケリーはマッチだ。奴がいないと演奏に火がつかない」とマイルスみたいなこと言ってる場合じゃない。お客様を待たせたままだ(^^;
しょうがないから事情を説明し、洗髪なしで施術させてもらった。当夜はなんとかそれで乗り切ったが、次の日も既に予約が入っている。
ボイラー関係の修理といえば何度も来てもらってる大塚電化サービスに泣きついて、今朝早く来て修理してもらった。修理代3万3000円(税出張料込み)。
調べてみると現在のボイラーに交換したのが2009年。ちょうど10年前だった。ついこないだのように思ってたのにもう10年経つのか。
先代のボイラーも何度か点火しなくなって修理してもらったが20年で寿命がきた。現用のボイラー、あと10年持つかしら?
映画「マイ・フーリッシュ・ハート」を観てきた。トランペットのチェット・ベイカーを描いた作品だが、史実ではなく、謎の死を遂げる前の数日間の、あくまでもフィクション、創作された内容である。
先月観たジョアン・ジルベルトとブルーノートの映画がハズレだっただけに、今度こそはと期待したが、残念ながらこれもイマイチ。
※以下ネタバレ含む
ホテルの窓から落ちたチェット、その死の原因を探る刑事が主人公となって物語が進行するが、要するに刑事もチェットと同じダメな人間で、彼の音楽に共感して行くみたいな話。
いきなり冒頭から眠くなるのは直前に食べた「いきなりステーキ」のせいではないだろう。映画はまず最初に「面白そうだな!」と思わせないといけない。どんな映画でもそう。なかなかチェットの演奏が出てこないのだ。もっと早くバーンと出して客を引き込まないとアウトである。
チェット・ベイカーを描いてるのに映画にジャズ臭が感じられない。監督のジャズに対する愛情が薄いのだろうか。うーん。
数年前に観た、これもチェットを描いた映画の「ブルーに生まれついて」のほうがずっとよかった。ジャズが好きで作ってる感じがひしひしと伝わってきた。ジャズファンってのは「こういうの知ってるか?」と問いかけて「おうおう、知ってるぜ!」というコールアンドレスポンスで喜ぶ人たちなのである(^^;
そういう意味ではジャズ映画じゃないけどGYAOの無料動画で観た「ゴートゥヘル」はよかった!主人公は私立探偵!血がドバドバ噴出する!猫に餌やってる!おお「ロング・グッドバイ」のオマージュだね!こっちのほうがずっとジャズっぽいぞ。
この11月8日でJimmyJazzは31周年である。毎年過ぎてから気がつくが今年は覚えていた。まことにありがたい。31年といえばすごい年数だ。清潔感が何よりも大事な理容室のブログに書くのもはばかられるが、31周年記念のこの際だから言っておこう。実は当店のトイレは和式なのだ。
和式だからどうしたって言うことでもないが、最近失礼なことに当店のトイレを見て「うわぁ和式だ」とびっくりされる人がちょくちょくいらっしゃる。
JimmyJazzを設計した31年前に、トイレをどうするかと設計士に訊かれて、他人が腰掛けた便座に座るのもどうかと思って和式を選択したのだ。当時はまだ駅のトイレとか和式がほとんどだった。
しかし、お年寄りや極端に太った人など、しゃがんで用を足すことができない人が出てくるのを全く想定してなかったのも事実。和式便器を見て驚かれる日が来るなんて考えてもみなかった。
吉祥寺のメグも天王寺のトップシンバルも、ジャズ喫茶の便器は和式に決まってるが、当店のトイレを借りたおばあちゃんが次から来なくなったことを思うと、ああやっぱり和式がまずかったのかなと心が痛む(^^;
こないだ知り合いの大工さんが和式トイレから洋式に変更の施工例をSNSに写真で載せていたので、予算はおいくらですかと参考までに訊ねたら、約80万円との見積もりで、う〜んやはりトイレは32年目もこのままでいくかと唸ってしまった。足腰を鍛えておいでください。
「俺も歳とったらJimmyJazzの Masterみたいに蝶ネクタイ締めて、バーボンでも飲みながら、いいオーディオでジャズでも聴きたいものだな」
と、言ってもらえるように必死で頑張ってます。若い人たちにいかにしてかっこいい老人像を示すか、これが目下のところ人生最大の目標になりつつある。
決してかっこよくないブサイクなおっさんが何ほざいとるかってな話で恐縮だが、端からあきらめてただブサイクでみじめな老人になるか、ちょっとでも努力して感じのいい老紳士になるかだったらわたしは後者を選びたい。
わたしは驚いてるのである、自分が歳をとるとこんなにもみっともない姿になるのかと。これは「押し止める」程度だと絶対に間に合わない、もっと強くプラスの方向に打ち出していかないことには哀れを誘うばかりだ。
かくいうわたしがなりたい理想の老人像は昔からフレッド・アステアなのだが、スクリーンに踊るアステアが今やわたしの年齢より若い時の姿だったりで複雑な気持ちになる。
ただ、アステアは老いても常に颯爽としててきぱきと動いていたそうである。老人の何がいやって、動きがもたもたするのがいちばんいやなのだ。人から何かを言われてサッと動く人は気持ちがいいけど、もたもたする人って何かイラッとするでしょう。
軽快に俊敏に颯爽としててきぱき動く、お洒落で感じのいいおじいちゃんになる。少ない資金と髪の毛でどう実現していくか。自分の姿を写真で見るたび「まあまあイケてるじゃないか」と思ったり、「ああ、やっぱりダメだ」と落ち込んだりの毎日なのだ。
写真には映らないが、生き方がかっこいいものかどうかは最も重要だ。嘘を言わず正直で、人の気持ちが理解できて、誠意ある生き方ができたら理想的だな。
昨日ダンスでご一緒したご婦人の占星術によると、わたしにはこの年末から12年ぶりの大幸運期がやって来るらしい。おおっ、それは嬉しいと一瞬喜んだが、12年ぶりということは12年前にも大幸運期があったってことか。12年前ってえと2007年、夫婦仲悪く、売り上げも低迷し、胃が痛くてウンウン苦しんでた記憶しかないのだが…(^^;
昔から「石の上にも三年」てなことを申しますが、2003年頃から何もかも調子が悪くなりまして、後厄が明ける頃までじっと辛抱すればなんとかなるかと思いきや、全く上向きになる気配なし。いやいやシュタイナーは「人生七年周期説」を説いたではないかと7年雌伏の時をやり過ごし、まだまだ暮らし楽にならず走ったり新聞作って撒いたり選挙活動したり散々ジタバタしたあげく、バーバーブームが来たかと思えば胃潰瘍で倒れて入院。
まあそれからですね。ちょっとずつマシになってきたのは。だから12年どころか15〜6年くらいはもうどん底を這いずり回っておったわけで、1日1日をどうやり過ごして生きて行くか、ジャズを楽しむなんて余裕もなかったな。JimmyJazz30年の約半分は苦悩と苦痛の連続だったわけです。
それこそ「石の上にも三年」だ、「いや厄年が終われば…」「人生七年周期説」だとその都度思ってたから我慢できたわけで、占いで「運勢はあと15年しないと好転しません」なんて言われてたらやってらんねえよな( ̄▽ ̄;
予約状況を書き込む紙がなくなったのでプリントしようと思ったら、インクはあるのに白紙で吐き出される。ファームウェアをアップデートしても、Macをアップデートしてもダメ。これは買い替えどきだな。
ダメになったPIXUS MG6230BKを買ったのが2012年12月、その前のMG5130は2011年5月、そのまた前のMP600が2006年12月、以上全てキャノン製品で、その前に買った最初のプリンターがエプソンPM700Cで1988年である。
今回はもう以前のようにニュースレターをガンガン発行することもなくなったから安いのでいいやーと、これまたキャノンのTS3130Sを買った。なんとお値段4,674円。無線LAN対応で、Wifiのパスワードも入力せず接続できた。ただちょっと操作がわかりにくい。インクも高いw。
13年前に”TVドラマ「結婚できない男」のオーディオルームは音が悪い”と日記に書いたが、今月から「まだ結婚できない男」というドラマが始まった。
なんと阿部寛演じる主人公はオーディオセットを13年前と同じ置き方をしているのである。てことはまだ結婚できない男の部屋は音が悪いのだ。
どう考えてもあの置き方は不自然で、多分風水とかで診てもらってもアレはないと思うぞ(風水なんて知らないけど)。
マンションのベランダから見て、左側の壁にテレビとスピーカーをセットするのが収まりがいいと思うのだが。皆さんどう思います??(^^;
食欲の秋、読書の秋ということで『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません∥江部 康二」を読んだ。炭水化物を控えるとあれもこれもこんなことも改善しますよといったよくある炭水化物抜きダイエットの類かと思ってたら、「糖質を減らすと、頭髪の美しさ、まつ毛の長さ、肌のつやが蘇る」との記述があり、なるほどそういうこともあるかもしれないと興味をそそられた。
常々現代人の髪はどうしてこんなにやせ細ってしまうのかと原因を探っていて、食生活も原因の一つに違いないが、炭水化物・糖質の摂取過多が肥満を招き、髪の毛に栄養を送り込む血流が悪くなって髪がやせ細るという考えには到らなかった。
髪の毛の専門家としては明日から完全に炭水化物抜き!といった極端な方法は取らずに、少〜し炭水化物を控えて髪の状態がどうなるかしばらくの間様子を見てみたい。
昨日の休みはシネリーブル梅田に映画「ジョアン・ジルベルトを探して」と「ブルーノート ジャズを超えて」を観に行ってきたのだが、まあ二本ともつまらなくてガッカリした。
「ジョアン〜」は滅多に人前に姿を現さないボサノヴァの創始者であるジョアン・ジルベルトを探し続けて書かれた本の「著者」の足跡を辿って主人公もジョアンを探し回るという、なんとも回りくどいドキュメンタリーで。結局ジョアンは登場しない。
なんだかなあと思って2本目の「ブルーノート〜」は、いきなりブルーノートオールスターズとかいう若手のミュージシャンが出てきて、まるで見ていたように4〜50’年代のブルーノートレーベルの成り立ちを語るのだが、いやいや君達まだ生まれてもおらんだろうと(^^;
実際にブルーノート創世記、その場面に立ち会っていたハービー・ハンコックやウエイン・ショーター、ヨボヨボになったルー・ドナルドソン、録音技師ヴァン・ゲルダーのインタビューもあったが、すでに知ってる有名エピソードばかりで内容の薄いものだ。
ドキュメンタリー映画は、スポットを当てた本人に密着した一次情報が一番面白く、次にその場面を目撃した者による二次情報、又聞きの三次情報と順に鮮度が落ちていく。この二本とも三次情報をメインに扱ってる時点で入場料を取れる映画のレベルに達してない。特に「ブルーノート〜」はひどかった。
結局「ブルーノートは昔も今もミュージシャンを大事にするいいレーベルだ」というオチにもって行こうという魂胆なのだろうが、「ジャズを超えて」ってことで「ブルーノートにはヒップホップの要素もあるから現代にも通用する」みたいな言われようには映画を観ていて久しぶりに怒りを覚えた。今まで黙っていたが、この際だから言わせてもらうがわたしはヒップホップなんか大嫌いだ!!こんなしょうもない会社の宣伝みたいな内容の薄い映画で1800円も払わせるんじゃない!タダでも観ないぞこんなもん。
こないだの敬老の日は横浜のダンスパーティーに行ってきた。一年ぶりの友人に会えるのが楽しみの一つだけど、びっくりするくらいダンスが上達していて「上手くなったね〜」と言うと、「ジミーさんもすごいじゃないですか」と言われたりで、遅々たる歩みでも一年経てばそれなりに上達したように見えるものなんだな。まだまだ全然ダメなんだけど(^^;
しかしながら「音」を見ようとして、オーディオの「機械としての性能」を追いかければ追いかけるほど、演奏者の動きやしぐさなどのイリュージョンは遠ざかって行く。
音像の輪郭や、エッジの立った音質を求めると造形は姿を消し、逆に音楽的なものを追求するとイリュージョンが立ち現れてくる。全く皮肉なものだが、あてずっぽうにオーディオやるより、きちんとした音楽の法則に合わせるのがイリュージョンへの近道なのだ。
富士登頂を断念したというと、
「来年リベンジするんですか?」
なーんてよく言われるのだが、実は来年はもっとすごいことを企んでいて、そのために富士山に登るかどうかはまだ未定なのである。そうそう休んでばかりもいられない。だが、やはりいつかは山頂に登ってみたいなあ。
さて、秋になるとオーディオである。もうじきインフラノイズからアナログアキュライザーが出るぞと噂されているけれど、例によって年末までずれ込むかもしれないからのんびり待つとしよう。
しかしオーディオというやつは時に演奏者の筋肉の動きや仕草まで見えるように錯覚を起こすから大変だ。もちろんそんな情報が音楽に入ってるわけではなくて、あくまでもリスナーの記憶から呼び起こされる蜃気楼のごときものに違いないが、一度そういうのに出くわしてしまうと
「見ちゃったよ」
てなもんで、音楽を聴く道具からイリュージョンを発生させる装置へと変貌を遂げる。
「見ちゃった」人は少なくないだろう。録音現場にいたわけでもないのに圧倒的なリアリティーを持って、なんでそんなものが見えるのか。脳内の記憶を呼び起こす恐るべきオーディオから逃れることはできない。
消費増税に伴い、10月1日よりシレッと新料金になります。ゴメンチャイ!
29〜30日、夏休みをいただいて富士登山に行ってきました。天気予報で大荒れとなってたから心配したけど、夜行バスで富士山五合目に到着したら晴れ間が見えた。
ただし上空は風速20mの暴風が吹き荒れ、飛ばされそうになりながらアタックするも、ツアーガイドの判断で元祖7合目、約3000メートル地点の山小屋で登山中止。午後2時からそのまま山小屋で一泊することになったのだが、寝るスペースが一人につき50センチほどしかない。
50センチ幅の枕に50センチ幅の寝袋がずら〜っと並べられ、そこで雑魚寝。これが寝にくいのなんの!
当初3時間ほどの仮眠で使う予定だったから我慢するつもりだったが12時間以上そこで過ごすとなれば話は別だ。
「金は払うからもう少しスペースをくれ」と怒り出す客もいた。ただでさえ登頂を断念してガッカリしてるから無理もないな。夜中に目を覚ましたら廊下で寝てる客がいて、その手があったかと苦笑いした。
翌朝ご来光が拝めるかと期待したが、なんのなんの、前日の暴風に雨が加わって台風さながらの中を下山することになった。
命からがら五合目に戻って入浴と食事。雨のせいで楽しみにしていたClap Stomp Swingin’の生演奏も、バスの時間が迫っていて、メンバーに挨拶だけして帰る羽目になってしまった。
トラブル続きでドタバタの富士山ツアーだったが、最後に浅間大社で皆さまの幸福をお祈りして、一曲踊って来ましたよ。またチャンスがあれば頂上目指してアタックしたい。いい思い出ができました。ありがとうございました。
遅ればせながら、夏休みをいただきます。明日28(水)の仕事を終えてから夜行バスで富士山へ。29(木)の朝富士山5合目より富士宮ルートで登り山小屋で仮眠ののち、30(金)1:00ごろご来光目指して出発。下山して入浴、ジャズライブを観て夜9時ごろ大阪に帰る予定。
天気が心配ですが、頑張って登ってきます!
土曜の朝からえらくオーディオの調子が良く、素晴らしい音で鳴りまくる。午後3時を過ぎて雨が降りだしたころ、あれ?あきちゃったのかなと思うような普通の音になる。
気を取り直し、店を閉めて神戸三ノ宮にジャズバイオリ二ストのライブに行く。まぁこんなものかと思って聴いてたら、あとで友人が「今日は音が悪かった!先週大阪で聴いたときはバイオリンの音も唄もすごくよかったのに」と残念がってた。なんだ、うちだけじゃなかったのか。
音に翻弄された1日だった。
元々運動神経が鈍く、機転が利かない、いわゆる鈍臭い性質なので、何をしたって上達が遅い。オーディオもなかなか良い音にならないし、ダンスも上手くならない。散髪の腕だってそうだ。
器用な人はあっというまに上手くなって、どんどんわたしを追い抜いていく。センスがないと悔しいがしょうがない。
天才的なセンスがあり、才能のある人に追いつくには、長い時間をかけて努力するしかない。わたしが生涯とってきた方法はこの一択である。
それでも追いつけない人ばかりでつくづく嫌になるが、何もできない人から見たらこんなわたしでも「すごいことをやってる」ように見える場合もある。
昔、健康維持のためにジョギングを始めた時は、「5キロも走るなんてすごい!絶対にできない」と何人ものお客さんに言われたが、そう言ってた人が今ではフルマラソンを走っているのだ。5キロくらい走れてもわたしにはフルマラソンは無理。
今回の富士登頂の挑戦も結局は、ちょっと頑張れば誰にでもできることをやってるだけなのだ。
※8/29~30JimmyJazz休んで富士山登ってきます!
実を言うとこのわたくし、生まれてこのかたちゃんとしたカバンというものを買ったことがない。簡単な布製のトートバッグやら100均でランドリーバッグやら。そうだバブル時代にはセカンドポーチなら買ったことあるな。
男は手ぶらがいちばんと信じて疑わないが、止むを得ず何か持ち歩かなければいけないことがある。
「あ、そのバッグ奥様のお下がりですね」とか、ビールを買った時のおまけで付いてきたやつとか、粗末なものを持ってると、ダンス相手の女性陣からわたしのバッグにチェックが入るのだ。女性は男物スーツの生地とかには頓着しないが、財布とかバッグとか、そういうとこをよーく見てる。
たしかにいい大人がちゃんとしたカバンの一つも持ってないのは恥ずかしい。いっちょ何か買ってみるかとわたしのカバン選びが始まった。
やっぱり50過ぎたらコーチとかルイ・ヴィトンなどのハイブランドで余裕もないのに余裕あるふりしてみせるかとも考えたが、ここはひとつ質実剛健な作りのノーブランド品がいいだろうと、黒光りするオイルドレザーのトートバッグを購入した。
メイドインジャパン。革に染み込ませたオイルで使い込むうちに艶が出てくるクラフトマンシップあふれる逸品だ。悦に入って家内に見せると、
「臭い!何これ?どこの?中国製?!」
わたしにとっては野球グラブのような懐かしい匂いも、家内にかかるとけちょんけちょん。やはり女性は見てるところが違う。
令和元年8月15日は台風10号接近のため臨時休業いたします。皆様も暴風雨などに充分お気をつけください。
当店では数えるほどしかいない女性の顧客のお一人が、先日当店のJBLスピーカーの前で順番待ちをしていたら、誰かに話しかけられたと思ってギョッとしたと仰る。もちろんわたしが話しかけたのではなく、スピーカーから出た音にびっくりされたのだ。
「音がいいですねえ(笑)」
生音と間違えられるのは当店ではよくあることなのだが、女性の方にスピーカーの音を褒められるのは珍しい。
いいときはいいんだけど、そのいいときが長続きしない。その繰り返しで当店のオーディオも20年以上いじってきた。長続きしないその”いいとき”のレベルは格段に向上したが、”いいとき”をお聞かせできることは滅多にないので全然進歩してないのと同じである(^^;
でもジャズのおかげでオーディオもできるしダンスもできる。登山だってできる。ジャズはいろんなところにわたしを連れてってくれる。ありがたいことです。
今年はお盆休みをやめて、その代わりに8月 29(木) 30(金) にお休みをいただき、富士山に登ってご来光を拝んで皆様の幸せを祈念して参ります。
まだまだ先だと思ってたのにもう今月末ですよ!果たして無事山頂でシムシャムを踊れるのでしょうか(^^;
デンソーテンが運営するKOBEjazz.jpのジャズ探訪記でJIMMY JAZZが紹介されました。http://kobejazz.jp/jazz_report/vol148.html
当店のお客様のなかには、部屋の音響設計をしていた方もいらっしゃって、新築の音楽室を設計したが「音が良くない」とクレームが入ってやり直した話など、興味深く伺った。
やはり音楽のジャンルによって、例えば教会のコーラスなどは残響が長くてもいいがバスドラがドンドン鳴るようなロックやユーロビートの音楽には響きが少ないほうが都合がいいみたい。
いままで何軒もオーディオマニアのリスニングルームを訪問して音を聞かせてもらったが、新築のオーディオ専用ルームはほとんどダメで、普段生活している部屋にオーディオセットを持ち込んだだけみたいな部屋が音がいいのである。
それじゃあ最初から普段生活している部屋のような音響を設計することはできないのか?これがなかなかできない、なぜかというと音響の設計者がその理屈を説明できないから。
数値化できてるようでできてない、学問として成立してるようで成立してないのが音響科学の現状だという。
オーディオの理屈は不可解で、それぞれに自論があるし、好みも聴く音楽の志向も違う。背中のかゆいところを他人に説明して掻いてもらうようなもどかしさだ(^^;
JimmyJazzの店の前は、火災時に消防車が入ってこれるよう広くスペースがとってある。ここからは淀川花火大会の花火が小さく見えるから、毎年近所の住人が集まってビールなど飲んだりしてちょっとした賑わいになる。
そこでドサクサに紛れて花火見ながらスイングダンスを踊ったらどうかと思いついた。Bluetoothのスピーカーで表にもジャズを流して、花火を見ながら浴衣着てスイングダンスを踊ったら楽しそうじゃないか(^^;
毎度バカバカしい思いつきでどうなるかわからなけど、とりあえずやってみようということになった。ドレスコードは一応浴衣で、参加は無料。飲み物食べ物は各自持ち込みで道路向かいにセブンイレブンもあります。
男女問わず踊れる人も踊れない人も、浴衣の人も洋服の人も淀川花火大会の日8/10(土)午後七時〜Let’s Have a Party! 遊びに来てください。
浴衣着て全力で踊りまくる人はおそらくいないと思うけど、転ばない程度に楽しみましょうw
なにわ淀川花火大会ホームページ https://www.yodohanabi.com
昨日は8月末の富士登山に備えての練習会で、Swing Dance KOBE登山部のみんなと六甲山に登ってきた。”油コブシルート”というかなり階段多めのしんどいコースで、息も絶え絶え登ったけれど、みんなさすが普段から踊ってるだけあって体力は問題なし。これなら富士山も大丈夫かな?あとは高山病と天候の心配だけだ。
ウグイスのさえずりを聞きながら風に吹かれて休憩するのは最高で、時折神戸港から船の汽笛がボーと聞こえる。ダンスのグループなので山頂で少しジャズをかけて踊ったけれど、やはり電気の音は味気ない。自然の音に勝るものはないなー。
だからって毎日汽笛と鳥のさえずりばかり聴いてたらそら退屈だけど(^^;
1970年 イギリスワイト島にて
テオ・マセロ:「マイルス、これは何という曲名だね?」
マイルス・デイヴィス:「何とでも呼べ!(Call It Anything!)」
テオ:「曲名は”Call It Anything”だとさ!」
1974年 ニューヨークにて
テオ:「マイルス、これは何という曲名だね?」
マイルス:「アイ・ウィッシュ・ユー・ラヴ!(I Wish You Love)」
テオ:「おい、”マイシャ(Maiysha)”だとさ!」
マイルス:「それ端折り過ぎちゃうか?」
姿勢が悪いのは理容師の職業病だけど、ねこ背で年寄りくさい自分の姿が鏡に映るのを見るたびゾッとする。なんとか改善できないかとねこ背矯正ベルトを買ってみたり「ねこ背は治る!」と書かれた本を読んだりしてみたが、一瞬治ったように感じてもすぐ元に戻ってしまう。
それを一発で改善する方法を見つけたのだ。ダンスの先生の一言がきっかけだった。「リーダー(男性)は常に手のひらが上を向いてないといけない」
ダンスの型が良くなるようアドバイスをくれたのだが、手のひらを上に向けるとねこ背にならないことに気がついた!
姿勢が悪いのを気にしてる人は今すぐにやってみるといい。手のひらの小指側を意識して上に向けるとねこ背になろうとしてもできない。そんなふうに体ができているのだ。
ちょうど梅雨なので雨が降るのを確かめるポーズをすればいい(^^;
いつまでも雨のポーズをしてるのも何なので、手は下ろしてよし。ただし手のひらは上に向けるかわりに前に向ける。そう意識して歩けば背中が真っ直ぐになるでしょ?
先日の内装工事を待ってる間に散髪に行ってきた。床屋の頭は誰が刈るのかという疑問は、歯医者の虫歯は誰が治すのかという謎と同じくらいのシークレットなわけだが、なんのことはない、理容師の知り合いに切ってもらったり、ふつうの客としてよその店に行ったりするだけだ(^^;
こないだは行こうと思った店が混んでて、急きょ初めての理髪店に飛び込みで入った。千円カットではないがやや低料金の店である。注文の仕方さえ間違えなければ、とんでもない髪型にされることはまずないのが理髪店のいいところ。それでも意外と見落としがちなのがハサミの切れ味だ。よく切れないハサミで髪の毛をカットすると、毛髪の断面がつぶれてそこから栄養成分がどんどん漏れ出していく。セルフカットの人はご用心、髪が傷むの原因の一つは切れ味の悪いハサミなのである。
切れないハサミで刈ったなら、毛先があちこちに向いているから光が乱反射して白髪が多く白っぽく見えたり、ツヤがなくてなんとなくみすぼらしい髪型になってしまう。今回もその典型的なパターンだ。
シャンプーやリンスよりもハサミの切れ味を保つことは即コストに反映されるから、低料金店でカットするとイマイチパッとしないのは、こういうところにも秘密があったのだ。
と、エラソーに講釈たれつつ、現在メインで使ってるハサミを砥ぎに出していて、イマイチ切れ味がパッとしないハサミしか手元にないのでちょっと心細い( ̄▽ ̄;
お店の床のPタイルが老朽化して、所々割れたり浮いた角で躓いたり。危険だしみすぼらしいので昨日”令和の大修復”を決行。これほど本格的な内装工事はオープンから30年間で初めてで何とか休みの1日で仕上げてもらった。
ジャジャジャジャーン♪ほらいいでしょ?
ん?何も変わってない?ヽ(°◇° )ノ
そう。デザインは何も変えなくていいのでこのままキレイに貼り直してくださいと業者さんにお願いしたのだ。
JimmyJazzはやっぱりこの市松模様の床じゃないとね!
懇意にしているオーディオショップAUSICが、読みを”オージック”から”オーズィック”に変更したそうだ。社長の小坂さんにその旨をたずねると、「ベートーベンかベートーヴェンかの違いみたいなもの」と仰ってたが、前々から気になっていたらしく、元号が令和に改まったのを機に改名に踏み切ったのだという。
元々AUDIOとMUSICをくっつけた造語だというのはすぐわかる。オーディオは音楽再生のためのもので、自然音とか蒸気機関車の音とか地下鉄の音を再生するのとではまた違った用途のものだ。
高忠実度再生ができれば音楽だろうが電車だろうが、何の音でも正確に再現できるはずというのは理屈だけれども、音楽が鳴るオーディオで電車の音をリアルに再現できるが、電車の音がリアルなオーディオで音楽が鳴るとは限らない。これがミソなのだ。
なんとしても手に入れたい女なんてこの歳になって現れると思わなかったが、iTunes Musicを検索してたら現れた。お控えなすって。エリス・レジーナの『Samba Eu Canto Assim』だ。
このジャケットで内容が悪いはずがないと思ったらやっぱりアタリだった。すんばらしい!カネでモノにできるならと即CDを注文した。
いくら聴き放題でいつでも聴けるからと言ってもやはり欲しいものはちゃんとした形で欲しい。それが愛ってもんだろう。
iTunes Musicでジャズなんかほとんど聴かないで、ジャズ以外の普段聴かない音楽ばかり探して喜んでる。結果あれも欲しいこれも欲しいとなり、店でかけられないようなCDばかり増えてしまうなー。
取り回しの都合で、新しく買ったiMacの電源をオーディオ用タップリベラメンテから摂っていた。当初はこのiMac一台でBGM再生もネットも会計も全てまかなうつもりだったのだが、旧いMac miniから環境を移動するのが面倒になって、Mac miniはこれまでどおりBGM再生に使い、新しいMacはその他雑用に使うことにした。
旧いほうのMac miniも音楽ファイルを入れた外付けHDDもオーディオ用タップリベラメンテから電源を供給していたから、同じように新Macの電源プラグを挿してた。整理のためにそれを抜いてみるとBGMの音離れがよくなり、楽器が宙に舞うようになったのだ!(^^;
毎度何をやってるのかと情けなくなるけれど、その抜いた新Macの電源もタップリベラメンテが挿さってるのと同じ壁コンセントから摂ってるのですよ!
これは一体どうなってるのか。同じタップ内で関係ない作業してるパソコンがあるから調和が乱れるのだろうか。機器が多すぎて検証する気にもなれない( ̄▽ ̄;
土日の営業時間を19:30までだったのを今年から1時間早めて18:30までにしたら、随分と身体が楽になった。もういい歳なんだから無理はしないで良い仕事をしていきたい。早く終わると遊びに行く余裕もできたしね(^^;
さて先日の太陽の塔の話ではないが、JimmyJazzも今月末に”令和の大修復”を予定している。30年の使用によりみすぼらしくなったのを修理するのだ。
ハタチ過ぎと思しき太陽の塔のコンパニオンのお姉さんがしきりに「50年前のものをそのまま」とか言って説明してくれるのを聞いて、JimmyJazzだって30年やってるんだからなかなかのもんだなと思ったw
いい本を読みたいと思うときにかぎって手元にいい本がなく、いい映画を観たいときにいいDVDに当たらず、いい音楽を聴きたいときにかぎっていい音で鳴らない。まことに人生は皮肉なようでいて、ふとしたときに素晴らしい芸術と巡り会う。そしてそれらの多くはほぼタダみたいな値段である。これだからやめられない。
こんなに良いものならと、惜しみなく何万、何十万、何百万も注ぎ込んだって、同じ感動はやってこない。あのときタダ同然で手に入ったものがなんで大金を使っても手に入らないのか。こんなにおかしな話があるものか( ̄▽ ̄;
毎年4月1日のエイプリルフールには嘘をついてみたいと思いながらも、気の利いた嘘が思いつかず、何もしないままこの歳まで生きてきた。よーし今年こそは!と考えたのが次の内容だった。
「30周年を機にJimmyJazzは東京都まほろ市に移転します。みなさんお世話になりました」
”まほろ市”というのは”まぼろし”に引っかけた架空の都市で、小説などに時々出てくる。もちろん東京にまほろ市などという地名は存在しないから、東京都民ならすぐに嘘とわかる。
2週間前に思いついたこの内容をフェイスブックの友達限定で4月1日に日付が変わるのを待って投稿!周りに散々嘘をつかれてからわたしの投稿を見たらドキッとしないだろうという計算の上である。どんな反応があるかとニヤニヤしながら床に就いた(笑)
「ジミーさん、東京に行っちゃうの!?」
朝起きたらさっそく投稿を読んだ友達からダイレクトメッセージが。いやいや、まほろ市はまぼろしですからどこへも行きませんよと返事を入れる。信じてるのか信じてないのかフェイスブックの投稿にも友人から多数のメッセージ。これは予想以上の反響だわい。
「ドッキリ大成功!」とネタばらしをして一件落着と思いきや、いつまでたってもわたしが東京に引っ越すものと思ってる人があとを絶たない。
友達限定で友達になってない人に読めないはずなのに、どういうわけかフェイスブックの友達になってない人にまで東京に移転するんですって?と訊かれる始末。こりゃ薬が効きすぎた!( ̄▽ ̄;
万博記念公園の太陽の塔の内部を観てきた。1970年の万博のときに入った記憶がうっすら残っている。原始人とか恐竜とかの展示にワクワクした覚えがある。
塔の内部の壁は、ウロコ状の赤い音響パネルで覆われていて、拡散と吸音の役割があると説明されたが、BGMがよく聞こえない。おそらくデジタル処理された当時の音源がうまく再生できてないようだ。
しかしこういう音響にこだわっていたというのがいかにも当時の気分である(^^;
進化の過程を表現したという原始生物や恐竜などの模型は、50年前の当時のものと現代に復元されたものとが混在していた。やはり50年前の模型は復元されたものに比べ俄然迫力がある。単に古いからというよりも、オリジナルの持つ力強さはすごいものだ。
照明にしてもLEDだからハロゲン球でビカーッと照らされていたあの頃とは微妙にニュアンスは違っている。残念だけどそれはしょうがない。
オーディオの名機やレコードも復刻版が少なからず出ているけれど、オリジナルを超えるものは無い。あれと同じことなんだろうな。
先日つい「オレは年間100冊くらい読書する」みたいなことを口走ってしまい、冷静になってメモを見てみると今年はまだ8冊しか読んでなかった(^^;
学歴もなく、社会に出てない世間知らずでJimmyJazzのMasterに就任したので、とりあえず1000冊くらい本を読めば常識とか一般的な教養が身につくのではないかと、2011年から何の本を何冊読んだかを記録し始めた。年に100冊読んでも10年かかる計算だ。
それに3〜4日で一冊以上読まないと年100冊にならないからけっこうたいへんで、図書館でどっさり借りてきて、常に読む本が手元にないと100冊なんて読めるもんじゃない。
内容が薄く、1時間くらいで読めるハウツー本もあれば、2段組で読むのに半月以上かかるような伝記もある。面白くない本に当たると、眠くて眠くて捗らない。
メモを見直して自分でも驚いたのだが、2015年度はなんと200冊も読んでいたのだ!どれだけヒマな店やねん!と言うことは置いといて、よく読んだものだ。だって2日に一冊ペースじゃないと200冊は読めない。
で、2011年からの累計冊数が2019年5/23現在で789冊。あと2年半で211冊だが、悔しいことにこれまで読んだ本がどんな内容だったかほとんど覚えてないのである。これじゃ常識だの教養だの言っても無駄だよな( ̄▽ ̄;
Apple Music聴き放題の三ヶ月お試しをしろしろとスマホがうるさいので使ってみた。中学生の頃に聴いた歌謡曲とかニューミュージックとか探してみると結構出てくるし、ちょっと聴いてみたかったけど手が出なかったアルバムとか、懐メロ感覚で犬の散歩しながら聴いている。
だがどうも音楽の肝所が違うというか急所を外してるというか、イマイチのめりこめないのである。わたしは昔から言ってるように圧縮音源擁護派であるから、圧縮してるから音質が悪いと一概に決めつけることはしないけれども、ちょっと聴かせどころのポイントがずれている気がする。
昔の人は音楽を聴くことを「うたをきく」と言った。うたを聴くことがメインであり、伴奏はおまけみたいなものであるから聞こえても聞こえなくてもいい、そういったスタンスだったのが、やれピアノの左手方向がどうのとかうるさいことを言うオーディオマニアがいて、焦点をどこに合わせるのが正解なのかが曖昧になってくる。
そら、伴奏者がやろうとしてることも全部聞こえたらいいけれど、音楽の聞きどころを逃してしまったら本末転倒なのである。
録音のダイナミックレンジも広ければ広いほど音が良いと思ってる人が多いけれど、人間の耳はそんなに小さな音から大きな音まで同時に聴くようにできてない。聴きたい音に自動で焦点を合わせて聴くようになってるのだ。
爆音を聞いた直後はキーンとして小さな音が聞こえないのがその証拠である。
したがってやたらダイナミックレンジを広く取ったパワーのない音より、音楽の肝所に焦点を当てたガッツあるサウンドをわたしは好む。
いろんなダンスイベントに行ってみて思うのは、なんでこうもノイジーでやかましい曲ばかりかかるのかということ。何もわたしがオーディオマニアだから機材にケチをつけてるんじゃないが、とにかくやかましいのである(^^;
こだわってヴァイナル(アナログレコード)かけてるゼ!みたいなのも多いんだけど、こんなに音が悪いんじゃ、一体何にこだわってるんだよと文句の一つも言いたくなる。レコードじゃなくてカセットテープのときもあるが、これもカッコだけだよね。音は全然よくない。
DJの腕で、客が喜ぶようないい曲をかけていくと会場があったまって、スピーカーの鳴りも良くなるのだが、やっぱりエレクトロな打ち込み音楽とかだといい音で鳴らすのは困難で、大抵の場合ひたすらにやかましい。
アナログでなくても圧縮したMP3でもなんでもいいんだよ。鳴らし方なんだよと訴えても音にかき消されて何も聞こえない。辛い( ̄▽ ̄;
毎年ゴールデンウィークに当店が混み合うのは前半だけで、中盤からはだらだらとヒマな日が続く。そこで去年は高槻ジャズストリートに行くために5/4を臨時休業した。今年も同じく5/4を休みにしたが、実はこの日に滋賀県の伊吹山に登山に行ってきたのだ。
8月の富士登山に向けての予行演習というかトレーニングというか、高さが約半分なのでその倍登ると思えばいいというわかるようなわからんような特訓である(^^;
同行メンバーはスイングダンス神戸の面々で、ジミーは山登り初めてだから大丈夫だろうかと心配な目で見られつつ、一日中立ちっぱなしで仕事をこなす理容師の脚力をなめんなよ!!とばかりに約3時間かけて根性で頂上まで頑張りました。
しかし実際には歩き出して数分で息が切れ、1合目でもう帰りたくなった。ダメだダンスも向いてないが登山はもっと向いてない。霞みがかって遠くに見える伊吹山の頂上。あんな上まで登れるのだろうか。
幸いにして最も心配した靴ずれこそなかったが、ノンストップで坂を登るのは予想以上にキツイ。おまけに黄砂アレルギーで鼻水が止まらず充分に酸素が取り込めない。
でもわずか数分でも歩くのをやめて休憩すると結構楽になり、振り返って登って来た下界を眺めているともうちょっと頑張れる。もうちょっと、もうちょっとを繰り返しているうちに頂上が見えてきて登頂成功。山頂でおにぎりと名物伊吹そば、伊吹牛乳と伊吹ソフトクリームを食べた。どれも美味しい!!山頂だからなおさらなのかも?
半分くらいの時間で下山できるかと思ってたのが意外と時間がかかってしまい、帰りに寄ろうと思っていた高槻ジャズストリートも着いてみたら終わりかけていた。
ゴールデンウィークも終わり今日から通常営業。長かったね。でも今年は充実しててよかった。
まず4/29は芦屋ジャズフェスティバルに行った。まだ2年目なので高槻ジャズストリートほどの盛り上がりはないけれど、生で聴くジャズはいいものだ。
Swing Dance神戸のメンバーと合流して踊れそうなジャズを演ってる場所を探すが、演者は踊る人のことを考えてレパートリーを組んでるわけではないので、1ステージで踊れる曲はせいぜい1〜2曲程度。もちろん全く踊れないバンドも多数。
それでも演者は自分たちの演奏でくるくる踊ってくれると嬉しいみたいであるw
大トリのClap Stomp Swingin’ のステージでは、Swing Dance神戸のメンバーが紹介とともに壇上に上がって演奏に華を添えた。わたしも恥ずかしながらステージで一緒になってダンスを披露。まるで歌番組レッツゴーヤングのスクールメイツになった気分である(^^;
で、後日散髪にいらしたジャズ好きで常連のお客様が偶然そのステージを観ていらして、踊っていたのがわたしだと全く気づかなかったらしい。気づかれても気づかなくてもどっちにしても結構恥ずかしい( ̄▽ ̄;
2019年のゴールデンウィークは通常の月曜定休に加え、5/4(土)をお休みさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
一時期フリースやドライ素材のシャツが気に入って、そればっかり着てたことがあった。暖かくて汗をかいてもサラッとしていて洗濯してもすぐ乾く。発色も良いし何より値段が安い!こんないいもの着ない手はないと。
しかしあるとき、自分の肌が妙に脂っぽくテカってるのに気づく。おかしいな?なんでかな?汗はサラッと逃がしてくれてるが、ヌメッとした脂は残る。頭皮にも。
ハイテクドライなポリエステル素材、快適さと引き換えに何か(髪の毛を?)を失ってるんじゃないかと疑問を抱き、10年くらい前からできる限り化繊の服をワードローブから排除した。寒ければ寒いように、汗をかいたらかいたで不快さを感じなければ体は正常な機能しないのではないだろうか。それから皮脂のヌメりは改善したように思う。
さて登山用のウエアとなると、現代はこのようなハイテク素材に頼らざるを得ないが、ヒートテックをはじめとするポリエステルの服をほとんど持ってないため、新たに買い揃える必要が出てきた。と書いてるだけで顔が脂ぎってきたように感じるのは気のせいだろうか。
あえてハイテク素材を避け、ウールなどクラシックな山男スタイルに挑戦してみたい気もするがジャズとなんの関係もないのでほどほどでやめとこう(^^;
何事も初心者のうちが一番楽しい。あれはどうやるんだろう?どうすればあんなふうになれるんだろう?道具は何を揃えたらいいんだろうと考えるだけで不安と期待が入り交じったなんとも言えないフレッシュな気分に浸れる。
それがちょっとわかってくると、大して上達したわけでもないのに妙にしらけて「そんなのなんでもいいんだよ」などと生意気な口をきくようになる。あっ、オーディオのことですよ!w
で、どういうわけか登山を始めることになってしまった。いや、最初は一生に一度は富士山に登りたいと思っただけで、山男になりたいなんて一言も言ってないのに。
富士山に登るならトレーニングがてら滋賀県の伊吹山に行こうと誘われた。運動靴では登れないから登山靴を買うはめになった。
皆さん知ってました?登山靴の試着コーナーには必ず勾配のある小さなすべり台みたいなのが設置してあり、登山ソックスも備え付けてある。靴を履いたらそのすべり台を降ってみる。この時に足の爪が靴の中でつま先に当たらないものを選ぶ。山を下る時に足の爪がやられてしまうからだ。
したがって、いつも履いてる靴のサイズより大きめで、足に合ったものを慎重に選ばなくてはいけない。この際デザインがどうのとか値段が高いとか言ってられない。足に合わず山で辛い目に遭いたくなければ、フィッティングを優先するしかないのである。
で、アウトレットで安くなっていたThe North Faceの旧モデルが国内メーカーのものより馴染んだので、多少デザインは気に食わないがそれにした。やはりわたしは日本人よりアメリカ人の足型に近いのかなと少し嬉しくなったが、よく見ると生産国はベトナムであった(^^;
最初は富士登山ツアーにオプションでついてるレンタル装備8点セット(5千円)でいいやと思ってたのが思わぬ出費。もう靴だけで富士登山ツアー代金を上回ったではないか( ̄▽ ̄;
こないだ当店にいらしたお客様が手打ち蕎麦のお店を経営していて、真空管アンプとB&Wでジャズを流しているらしい。蕎麦とオーディオは切っても切れない関係だ。さっそく西梅田までランチに出かけた。
久しぶりに十割蕎麦を食べた。オーディオ仲間の鎌谷さんが自ら手打ちでよくご馳走してくれたっけ。鎌谷さんが亡くなってからもう10年、ということは十割蕎麦を食べるのも10年ぶりなんだ。懐かしい味だった。
店のBGMは音量が小さくてよく聞こえなかった。スピーカーはB&WじゃなくてJBLだったが、B&Wがあるのはきっと他のお店なんだろう。当店もわたしが気弱な時はこんなふうに小音量になってしまう。もう少し音が大きくてもいいかな。
梅田に出たついでに登山靴を見て回る。今まで登山用品なんて全く興味がなかったので気にもとめてなかったが、登山用品のお店って、こんなにたくさんあるんだなあ。日本人は山好きな民族なんだ。
わたしのような冷やかしの客を嘲笑うような本気の登山専門店もあり、命がけで登山してる人も結構いるんだと思い身が引き締まる。命がけでオーディオしてる人もいるけどね( ̄▽ ̄;
Mt.FUJIといえば1980年代に興隆したジャズフェスティバルであるが、バブル崩壊とともに消えて無くなった。いつか行ってみたかったが残念であった。
富士山とジャズにはそんな所縁もあるわけだが、今回、友人のジャズバンドClap Stomp Swingin’が、なんと富士登山の格安バスツアーにオファーが来て、山小屋でライブを行うというのだ!
こんな機会でもないと、一生富士山に登ることなんてないなと思うと俄然興味が湧いてきた。よし!今年は盆休みをずらして富士山に登ろう!(^^;
ということで、ダンス仲間に相談したら、富士山をなめんじゃねえ!高山病にならないように来月から早速特訓するぞ!と言われ、ダンサーから山男に変身することになった。
軽い気持ちで言ったのが大変なことになってきたぞ!!( ̄▽ ̄;
JBLスピーカーの愛用者は、JBLが誉められただけで自分が誉められたような気になるわたしのようなおめでたい人が多い(^^;
しかしこないだ購入したBluetoothスピーカーのJBL GO2であるが、もひとつ音が良くないのである。先代のJBL GOはまだ良かったが、ちょっとこの音ではJBLのブランドを汚すのではないか。
しばらく店の外で鳴らしてみたが、店内の音にも悪影響が出ているようで結局使うのをやめてしまった。活用したのはこないだのお花見の時に持って行ったくらいであるが、少し大きい音が出るくらいでこれならiPhoneの内蔵スピーカーの方がマシと言えなくもない。
まあたったの2,500円だからJBLマークのついたアメニティグッズと思えば諦めもつくか。
ちょっと嬉しいことがあった。
ダンスの友達の女性が彼女の息子をJimmyJazzに散髪に連れてきてくれたのだが、その彼は現在アメリカ在住のハーフでバーバーショップで散髪したことのない18歳。もちろんわたしとは初対面である。
どんな髪型にするか母と英語で相談しているうちに、彼がわたしのことを「He is Good」と、たしかにそう言ったのだ。
Goodって何がグッドなんだろう。英語のニュアンスはよくわからないが、Looking Good(かっこいい)ではなく単にGoodとはこれいかに。それもまだカットする前なのにグッドかバッドかわからないじゃないか(^^;
とにかくわたしのことを信頼してくれてるらしい。期待に応えて男前にカットしてあげたさ。
そしたら数日後、兄のかっこいい髪型を見た15歳の弟が「僕もJimmyJazzでカットしたい!」と当店を訪れた。これもバッチリいかす髪型にしてあげたら気に入って、母に「Jimmy is Good!」を連発していたそうな。
年齢、国籍にかかわらずバーバーでカットするのはいいもんだ。
実家のわたしの母が営むエステサロンで働いてるスタッフの旦那様が松宮宏という小説家で、書き下ろし文庫本「アンフォゲッタブル」をいただいて読み始めたところ。
神戸元町を舞台にしたジャズ小説。といっても、わたしは松宮さんの旦那様と面識はないしジャズという接点で繋がることもない。もちろん散髪にいらしたこともない。
ジャズの世界は広大無辺なるかな。
毎日のようにどこかでジャズのライブがあり、ジャズフェスティバルとなれば大勢の人出で盛況だし、ジャズで踊る人たちまで増えている。こんなにジャズファンがいるならJimmyJazzにもっとお客が押し寄せてもよさそうなものなのに(^^;
こんなにマイナーな音楽なのだから、ジャズ好きというだけで繋がっても良さそうなのに、30年やっててもそうはならない。
もしかしたらわたしが思ってるよりずっとずっとジャズは日本人の心に浸透しているポピュラー音楽なのかもしれない。
動画で撮影したわたしの仕事してる様子を見て、まあなんとも”爺むさい”というか、いつの間にこんなに年寄りじみてしまったのかと愕然となった。
いや、顔が悪いとか背が低いとか、今更どうしようもない部分は抜きにして、動作やちょっとした表情など、少し努力すれば改善の余地がありそうなものだけにチョー悔しい(^^;
それに、下手なダンスしてるとか、リラックスして遊んでるとかそういう様子ならまだしも、何十年もやってる仕事の動作がカッコ悪いって、そりゃショックでしょうに。
自分では平均より若いつもりでいるんだけどなー。
でもこないだご主人の散髪の付き添いで来られたご婦人は、「散髪屋さんの仕事は初めて見ましたけど、鮮やかな手つきに見とれてしまいました!」とおっしゃってたから、人の見方って色々なのかもしれないな。尤もそのご婦人もわたしより10歳くらいは年上のようだが( ̄▽ ̄;
親子で散髪に来てくれる大学の先生によると、若者の消費傾向が”所有型”から”経験型”に移ってきてるらしい。
「でっかいJBLのスピーカーが欲しい」とか「ブルーノートのオリジナル盤レコードをコンプリートコレクションしたい」とかいうのは、もう昔の人の発想なのである(^^;
若い人たちもいい音で音楽を聴きたい欲求がないわけではないのだが、そのいい音が出る装置そのものより、いい音で音楽を聴かせてくれるカフェとかに行く方が安上がりだし効率的と考える。
新車に乗ってカッコつけるより、カーシェアで済ませる。
蔵書に埋もれて床が抜けないか心配しながら暮らすより、電子書籍や音楽配信サービスなどを利用して、すっきりと物のない生活を好む。
たしかにこれだけ環境が変わり便利な世の中になると、娯楽の少なかった昔みたいにオーディオに心血を注いで、出るか出ないかわからないいい音というやつに一生を捧げるよりも、海外旅行に行ったりして見聞を広める方がずっと実り多いと思うし、わたしとしてもそちらを強くお勧めする。
だが、数年に一度スピーカーから聞こえる美しい天上の音楽、あれを忘れられなくてオーディオがやめられない!!( ̄▽ ̄;
朝、iPhoneでフリオ・イグレシアスの「ビギン・ザ・ビギン」を聴きながら普通ゴミを出していると、うん?なんかこのワウワウギター聴いた気がするな?
あっ!マイルス(デイヴィス)の「デコイ」じゃないのか!?
ジャズの帝王マイルスがよりによってフリオ・イグレシアスなんかからパクるわけない!と思うだろうか?そういう大人げないことをやってしまうのがマイルスという人である(^^;
実は故・中山康樹氏が「マイルスの部屋でフリオイグレシアスのレコードを見た」と言ってたのを覚えていて、マイルスがフリオから何をインスパイアされたのだろうとずっと考えていたのだ。
フリオが人気絶頂で女性にモテまくっていたから、どうやったらモテるのかを盗むために聴いていたのかと思ったら、そうではなかった!ちゃっかり音楽に反映されていたのだ!
ジミヘンやジェームス・ブラウンの真似をしてみたり、ビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンド」からタイトルを拝借して『マイルス・イン・ザ・スカイ』なんてレコードを作っちゃう人だから油断も隙も無い。
朝からこんなどうでもいいことで興奮してしまったではないか( ̄▽ ̄;
振り返ればなんと失敗の多い、恥さらしな人生を歩んできたのだろう。いや、歳をとるにつれますます恥ずかしいことが増えてるようで情けない。いつの日か若い人に尊敬される立派な老人になりたいものだが、今からこれでは先が思いやられる。
いや、待て待て。何も恥ずかしい失敗をしてるのは自分だけではないはずだ。全く失敗なしで何かをやり遂げた人なんてごく少数、ほとんどいないと言って間違いじゃない。なのになぜわたしばかり失敗していつも恥をかいているのだろう??
それは、わたしはおおっぴらに恥をかいてるが、みんな失敗しても人に言いふらさず黙っている。ただそれだけのことなのだ( ̄▽ ̄;
豆乳から牛乳に戻し、納豆もヨーグルトも食べて、薬の服用をやめたらひどかった花粉症がかなり楽になった。完全に…とはいかないまでも、ミンティア一粒口に放り込んでおけば仕事に差し障りない程度まで回復。急に変なこと始めたから体が変調をきたしたのだろう。これなら普段どおりでよかったではないか(^^;
自分の身体(オーディオ)がニュートラルな状態はどういう感じか、しっかり把握しておかないと変なことをやっている上に変なことを重ねていくと、何が効いててこんな結果になっているのか全くわからない。
とはいえ最近はダンスのお姉様がたに体の不調を洩らすなり、あれしなさい、これしなさい、あれは食べちゃダメ、これ飲みなさいと色々世話を焼いてくれるもんだから試さないわけにもいかないでしょう。あれっ、これってひょっとしてモテてるのかしらん?( ̄▽ ̄;
JimmyJazzの隣に養護施設が運営するカフェ”ののはな”がオープンした。せいぜい頑張ってくれたらいいとは思うのだが、店の前に立ってる売り子の掛け声が少々耳につく。いらっしゃいませ!いかがですか?当店の中まで聞こえてくる。これからずっとこれをやられるんだろうか?(^^;
昨年まで活躍していたブルートゥーススピーカーJBL GOが突如お亡くなりになった。次のを買うべきかどうしようかと悩みながらほったらかしにしてたのだが、今日アマゾンを見てたらJBL GO2となって新モデルが登場しており、しかも初代より千円安い。
同じものを買うのは気が進まないが、これなら一個買ってみるか。というわけで購入ボタンを押して待機中。
店の外に店内と同じ音楽を流すのが目的だったが、毎日これをやるのは結構めんどくさい。それにジャズじゃない音楽をちょっと聴いてみたい時とか、店外に音が漏れてると思ったら誰も聞いてやしないとわかっていても恥ずかしい。これからは売り子にも聞こえてしまうではないか( ̄▽ ̄;
今年は花粉がものすごい!ホントにものすごいのかどうか測ったことないからそんな気がしてるだけかもしれないけど、こんなに早い時期から喉がやられて咳が出る。くしゃみも出てたけど通り越して咳になった。喉がガラガラ。鼻水も止まらない。
無理しないで薬飲んだ方がいいよという友人の助言もあって、今シーズンは早いうちから薬局で買った小青竜湯を服用。ヨーグルト、納豆、チーズなどの発酵食品と牛乳を控え、豆乳で代用して花粉症に備えていたのに、例年より症状がひどいではないか。
たんに花粉が例年より多く飛んでるのかもしれないが、このままでは何が効いてて、何が原因で症状がひどくなってるのか判断ができかねる。白紙に戻してみないとわからないのはオーディオやるときと全く同じである。
ここはひとまず普段の食生活に戻してみて、薬が効いてるのか効いてないのか、効いてないなら薬を飲むのをやめるか、あるいは別の薬を試してみるか。他人のアドバイスもありがたいが自分自身の体のことなので、鵜呑みにしないでしっかり耳を傾けて調子を診てあげることが肝心だ。やっぱりオーディオみたいだな(^^;
”ジャズの聴ける理容室”というキャッチフレーズは、経営理念であり当店の精神そのものであるから、”ジャズ”と”理容室”のどちらかに軸足をおいていないとおかしな方向に脱線する。
ジャズに軸足を置いてオーディオ装置に凝るというのは許容範囲内だが、オーディオが好きだからってクラシック音楽をかけたり蒸気機関車の音をかけたり鬼太鼓座をかけたり…おっと、これは今でもちょくちょくやって失笑を買うけれども、とにかく軸足が離れて他に移ると変なことになるのだ(^^;
ジャズだからスイングダンス、ジルバ、ジャイブ、ここまではOK。しかしタンゴとかワルツとかサルサとか踊りだすと危ない。店でやりそうになったら「それは違うんじゃないか」と誰か止めてください。
ジャズからボサノバ、アフロキューバン音楽、突き詰めて行くとサンバやアフリカ音楽とあさっての方向まで流れて行くから、店で流す音楽もジャズ要素が感じられなくなる前の段階でストップをかけないといけない。
興味が湧くと夢中になって止まらなくなるが、ハテ、わたしはそもそも何がしたかったのだろう?とあるとき憑き物が落ちたように醒めてしまう。バカなことしてたなと後になって赤面するのだけど、夢中になってる時ってやっぱり楽しいんだよ、とっても( ̄▽ ̄;
日本のリンディーホップ/スイングダンスは、男女どちらからでもダンスに誘っていいことになっていて、自分からは怖くて女性に声をかけられないチキンな男子にとって誠に都合のいいシステムなのだが、社交ダンス界においては必ず男性が女性を誘うというしきたりになっているらしい。
で、社交ダンスの先生が主催するジルバナイトでは毎回そのダンスの誘い方からレクチャーを受ける。まず男性が女性の前に歩み出て左手を差し出す。なぜかというと、(中世の)騎士が王女をダンスに誘うとき右手にはサーベルを握っているから。
王女は右手でそれを受けて応じるが、ダンスフロアまで王女を連れて行くときは騎士が右手で王女の左手を取ってエスコートする。騎士の左の腰にサーベルが下がっているので王女に当たらないようにするためだ。
さらに騎士は踊るときにサーベルがガチャガチャ音を立てないようにするのが上手な踊り方とされた。これは社交ダンスの世界の伝統的な作法で、ダンスを子供を教えるときもまずこの話をすると聞いていたく感激してしまった。
フランクに、カジュアルに、さあ踊ろうよ!ってのもいいけれど、こういう背景を知ってるのと知らないのとでは、自然と立ち振る舞いに違いが出てくると思うし、親から子供に伝えるべきことってこういうことじゃないのかと、中世の騎士に思いを馳せるジミーさんなのであった。
昨日から体調を崩して、今日は営業できるかしらと心配してたのだが、店の床を磨いてルー・デル・ガトーの惚れ惚れするようなテナーの音を聞きなから仕事してたらすっかり回復した。血行が良くなって全身に力が漲ってくるのだ。音楽の力というかオーディオの力は偉大だなぁと改めて思った次第。
ところでジャズ喫茶案内のサイトが作ったグーグルの「全国ジャズ喫茶&ジャズバーMAP」に載せていただいた。ジャズの聴ける理容室を30年やり続けた甲斐があるというものだ。
昔からジャズ喫茶を名乗っておきながらジャズをかけてなかったり、オーディオ装置もテキトーなジャズカフェもどきより、JimmyJazzのほうがよっぽどジャズ喫茶らしいと憤っていたので、ようやく認められたようでとても嬉しい。
海外の人もよく見にくるというから、※This is a barber shop where play Jazz.It is not Jazz Kissa. こちらはジャズの流れる理容室です。ジャズ喫茶ではありません。の注釈つきである。ク〜ッ泣かせるねえ〜。
オーディオマニアのくせに大きい音が苦手である。かといって小音量が好きというわけでもない。大きい音よりもよく通る音が好きなのだ。
鍛え上げられた喉からは小さくてもよく通る声が出るし、名人が奏でる楽器は遠鳴りがする。発されるエネルギーはごく小さくても、それが無駄なく増幅されて遠くまで飛んで行く、そんな音が理想だ。まさしくオーディオの原理そのもの。
電気じかけのオーディオ装置は、ボリュームさえ上げればいくらでも(?)大きな音が出る。だがそれはイージーに過ぎる。ただ電気の力で量が大きくなっているに過ぎないからだ。
必要最小限でいいから、よく通る澄んだ音が出ればそれで事足りるが、そういう音こそボリュームをあげて大音量で聴きたいものである。
オーディオに限らず、大きな音を出す人も苦手である。無駄に大きな音を出す人、いるでしょう?ガタガタどんどん、ため息ついたかと思えば大きなあくびをしたり、投げなくていい物を放り投げて雑音を出す人。
小さい声だと元気出せと注意されるが、大きな声の人も苦手。大きな声が出るのは結構なことだが、あまり友達にはなりたくない。友達にするなら”静かなるケニー”にかぎる。
問題なのは、家内がそういう人だと結婚するまで知らなかったということだ!( ̄▽ ̄;
ジャズのライブなんかに行くとよくあるのが、
「ここでお馴染みのビートルズのナンバーから一曲」あるいは
「カーペンダーズのナンバーで…」
ビートルズやカーペンダーズくらいならまだいいが、なんで歌謡曲やらJ-POPを演奏するかねー。
そりゃお客さんに喜んでもらおうというサービスのつもりなんだろうけど、お客はジャズを聴きたくて足を運んでくるのであって、何も山口百恵や中森明菜を聴きたいわけじゃないのだ。それもお見事!と呼べるレベルに到達してないのにやろうとするから、もうそんな無理しないでちゃんとしたジャズのスタンダード聴かせてくれようと思ってしまう。
提供する側とカスタマーの求めるものが違ってるのは、我々理容の仕事にも当てはまる。妙に美容室的なムードに寄せて行ったり、流行に合わせようとしたり、ある程度は必要だけど軸足を外れて日和ってしまうと、次第に”その店らしさ”がなくなっていく。
JimmyJazzも2年くらいバーバーブームの渦中で揉まれてみたが、わたしが好きでもない音楽やスタイルを求めてくるお客の相手は結構疲れるものがある。ああもう限界だな。無理に流行に合わせるのはこの辺でやめとこう。バーバーブームは卒業だ。これからは本当に自分がかっこいいと思うライフスタイルと音楽を信じて。JimmyJazzはJimmyJazzでいいではないか。
花粉のせいなのか、どうにも調子が出なくてスランプかなぁとブログ更新もほったらかしてダレていたのが、マイルス・デイヴィスの『フォア・アンド・モア』をかけたら追い立てられるようなリズムに体が動き出し、ひととおり掃除を終えてキーボードに向かっている。
なんのことはない、ちんたらした新譜ジャズばかりかけてたから調子が出なかったのだ。
オーディオを頑張れば、どんな音源もいい音のチカラである程度まで持って行くことはできるが、やはり名演奏のパワーは絶大である。込められた熱量の違いとでも言おうか。どうしてこんな半世紀も前の演奏に尻を叩かれて現代の我々がしゃかりきになって動き出すのか。当時の黄金のクインテットの気迫が自分に乗り移る。なんとも音楽は偉大である。
本日2/22は白鶴スイングダンス祭参加のため15:00で閉店となります。ご迷惑おかけします。
お客様や友人に、お節介にも一緒にジャズで踊りに行きませんかと誘ってみるのだが、「着て行く服がない」とか「髪型を変えなくてはいけない」とか言って躊躇される。
いやいや、そんなのなんだっていいんですよ!わたしなんかこの仕事着のまま行ってます!蝶ネクタイだけど(^^;
実際にスイングダンスに来ている人たちも、キメキメのビンテージファッションで踊ってるのは少数で、皆さん割と普通のラフな格好である。
そんな中、仕事終わりに急いで蝶ネクタイで駆けつけるものだから、初対面の女性には、「この人はきっとダンスが上手なんだろうな」と思われ、「踊ってくださいます?」とニッコリ微笑み誘われるのだが、一曲踊れば超ヘタクソなのがすぐにバレてしまい、毎度かかなくていいい恥をかいている。
それなら妙にカッコつけず、蝶ネクタイ外して帽子も脱いで普通のワイシャツ姿でいいようなものだが、冴えない踊りがますますカッコ悪く見えるだけである。そんなどっちつかずの状態で一年半続けていると、やはり後からダンス初心者が入ってくる。
何事もそうだけれど、自分よりも上手な人って、一体どの程度のレベルなのか初心者には計りかねる。そこでバッチリ蝶ネクタイでキメた人が目の前に現れると、実際は少し先輩なだけでもものすごく上手な人に見えるらしい。仕事着なのにね!( ̄▽ ̄;
こないだバレンタインダンスパーティー(!)の前に少し時間があったので、三宮高架下の茶房ジャヴァに立ち寄った。前に来たのは阪神大震災で営業再開した直後だったから20数年ぶりの訪問になる。
ジャヴァはジャズ喫茶というほどゴリゴリじゃないけれど、いつも品のいいジャズが流れる昭和ムードの喫茶店。しかしなんという心地良さだ!?
喫煙をやめてからのわたしは、喫茶店から足が遠のいて久しい。コンビニのコーヒーだって悪くない。だが、今回ジャヴァに行って衝撃を受けましたね。この風格とコーヒー一杯の充実感。イマドキの小洒落たジャズカフェーなどではとても太刀打ちできない。こういう店がやりたくてJimmyJazzをオープンしたのではなかったか。
店内にはマランツやガラードなど往年の名機が飾ってあるが、現役で動いてるわけではなさそう。スピーカーなどのオーディオがどうなってるのかは立ち入り禁止のため確認できず。いや、この店で音質がどうとか語るのは野暮というもの。実にいい感じでジャズが流れている。
ジャヴァに比べて当店のこの薄っぺらい感じはなんなのだ。20年も経ったというのに、あちらは年輪を重ね、当店はただなんとなく月日が過ぎて行っただけ。ただ古くなったら風格が生まれると思っていたのが間違いだとよーく分かった(^^;
2/22(金)は、白鶴スイングダンス祭参加のため15:00閉店になります。皆さん会場白鶴酒造資料館でお会いしましょう!
今日はバレンタインデーだが、先日スイングダンスで一緒の女性陣に「バレンタインデーは奥さんに何かしてあげるの?」訊かれ、いや何も?と返したら、「自分ばっかり遊んでないでお花一本でいいからプレゼントしてあげなさい」と言われた。
いや〜でもウチの家内は花もらっても喜ばないと思うけどなぁ…とブツクサ言ってたら、「あげたことある?ないやろ?絶対喜ぶって!」と半強制的に花を買うよう約束させられた(^^;
そこまで言うんなら、そんなに高いものでもないし、少しでも喜ぶならバラ一本くらい買ってもいいかな?それに次に踊りに行ったとき、何もあげてないと言おうものなら非難の集中砲火を浴びせられることは避けられない。
そこで本日JimmyJazzに昼飯を持ってきた家内に留守番を頼んで、コーヒー豆を買ってくると近所の花屋まで自転車を走らせ、赤いバラの花を一本だけ購入。
夫が帰ってきても一瞥もくれず、スマホの画面から目を離さない家内にハッピーバレンタイン!!
「は?何これ?こんなん持って買い物に行きにくいやん!」
じつに予想通りの展開である。この女を喜ばせることのできる男なんてこの世の中にいるのだろうか??( ̄▽ ̄;
確定申告の時期である。普段見慣れない数字を見ているとものすごい睡魔に襲われる。夏休みの宿題と一緒で手を付ける前が一番嫌な時で、やり出したら推進力が出てきてなんとかなる。それでも途中であれを忘れたこれもつけてなかったと出てきて、今なんとか書類をまとめたのだが、まだ何か忘れてるような気がして落ち着かない(^^;
まあそんなこんなで、ジャズとオーディオと関係ない数日間を過ごしながらダンスパーティーに行ったり、数字を眺めたりして更新をサボっておった。すまない。
わたしが子供の頃カジキマグロで蕁麻疹が出たことや、コンビニ弁当を食べると調子が悪くなることを話してたら、
「それってヒスタミン耐性がないんじゃね?」
と、友達に言われた。
ヒスタミン不耐性?初めて聞く言葉なので調べてみたら、確かに思い当たる節がいくつもある。いやいや、これだけ症状を箇条書きで並べられたら、そらいくつか当てはまるでしょうよ(^^;
でもわたしのヒスタミン耐性が低いのだとしたら、ヒスタミンを抑えることによって、例えば花粉症やコンビニ弁当による体調不良など改善されるかもしれない。
しかしこのヒスタミン不耐性かどうかを調べる方法がなく、医者にかかっても実際のところはよくわからないらしい。
ヒスタミンを多く含むものを遠ざけて、調子が良くなるようなら疑いアリと言ったところか。でも制限食って、好きなものばっかりじゃねーか!( ̄▽ ̄;
ネットではいつもワーワーうるさいMasterが黙っているときは大抵の場合、オーディオの音がイマイチなのである(^^;
それもいきなり音が悪い!と騒ぐのではなくて、しばらくしてから、あれ?この頃良い音してないな?と気づくからタチが悪い。
それから原因究明に乗り出すのだが、実に久しぶりにスランプというやつになってしまった。何が原因で音が悪くなってるのか皆目見当がつかない。日記を書くのも忘れ、あーでもないこーでもないとウンウン唸っていたら、店内で唯一のクリアー豆電球がパチっと切れて寿命を迎えた。そうか、これだったか。
JimmyJazz店内の電球はほとんどLEDに交換済みだったが、飾り棚の中のランプに15Wのシャンデリア電球が入っていた。切れかけの電球はフィラメントが細かく振動してチーとごく小さな音を発する。この音が音楽に干渉してスッキリしない寝ぼけたような音に聞こえてしまうのだ。
昔は2〜30個ある店内の電球全てが白熱球だったから常にどこかの電球が切れかけており、そのたびにオーディオがスランプに陥っていた。出始めは光が冷たくて使う気にもなれなかったLED電球も最近では白熱球と見分けがつかないほどに進化している。これならJimmyJazzの店内イメージとも相性バッチリ。というか、もう100Wの白熱球がどこにも売ってないんですけど( ̄▽ ̄;
このところ朝出勤してみると業務用タオルスチーマーの周りが水で濡れていて、給湯口が緩んで漏れたのかと思ってたら、蛇口でなく本体のどこからか水が漏れているみたいなのですよ。
うわー、これは修理するにしても買い換えるにしても結構な出費になりそうだなとカインドオブブルーの中のブルーイングリーンな顔色で青ざめていたら、そうだ、家に余ってるタオルスチーマーがあるんじゃないかと思いついた。
父が一昨年まで営業していたカラオケ店の裏に一席だけ理容スペースを設け、馴染みの客限定で散髪していたから、そのスチーマーが実家のどこかにあるはずだ。
早速父に訊ねてみると、おう、あるから持って行け持って行けと予想通りの展開。スチーマーは弟の店のバックヤードに眠っていた。
実はこれも父が買ったものでなく、父の兄すなわちわたしの伯父が使用していたものを、引退する折にもらってきたものらしい。それでもJimmyJazzで使っていたスチーマーよりは型が新しく、通電してみると問題なく使えた。
三代続いた散髪屋だと、こういった良いことは滅多にないが15年に一度くらいは、ある(^^;
昨日の50メートル離れて聴く男性にいたく感心したのは、人間の耳は元々直接音を聴くようにできてないからである。発音体即ちスピーカーの振動板から発される音をダイレクトに聴くより、発される音波が周りの物に衝突して反映された結果を、”音の佇まい”を聴くのがもっとも自然なリスニング方法なのだ。
視覚に置き換えてみるとわかるが、人間の眼は発光体を直接見るようにできてない。太陽や炎、電球をじっと見ることってないでしょう。太陽に照らされた満月を見るように、発光体によって照らされたものを見るのが自然なのだ。
実はスピーカーや、スピーカーユニット自体も直接音ではなく、関節音を聞かせるよう工夫された物が多い。ラジエーターのようなJBLの音響レンズは、ホーンから出た音をレンズにぶつけて拡散させるよう設計されているし、名機パラゴンもホーンから出た音が腹の出っ張りにぶつかって放射されるような形をしている。
ハーツフィールドなんか、ユニットのすぐ前に遮るような衝立があって、音が迂回するような仕組みだ。もっとも、ホーンスピーカー自体、小さな振動板から発された音がラッパの内側をぶつかって増幅しながら外に出る仕組みなのだ。
スピーカーから出た直接音を耳でダイレクトに捕らえるといった聴き方をしないで、部屋の中に現れる音の佇まいを鑑賞する。シャンプーの置き方だのフリースの上着をかけるだの、飾ったレコードジャケットの角度がどうこう言うなんて頭がおかしいんじゃないかと思うかもしれないが、音が何にどう反射するかは当店にとって重要な問題なのである(^^;
毎週水曜日の夜は三宮の東遊園地でスイングダンスの練習があるので、店を少し早めに閉めさせてもらっている。神戸ルミナリエのメイン会場にもなってる東遊園地は公園なので屋外。場所代もレッスン料もかからないから、興味のある方は一緒にジャズで踊りましょう。
というわけで昨日もJimmyJazz選曲によるジャズをブルートゥーススピーカーのJBL BOOM BOXで流しながら踊っていたら、50メートルほど向こうに腕を組んでこちらを見ている男性の姿。
「ねえ、ジミーさん、あの人さっきからずっとこっち見てる」「興味あるんとちゃう?ちょっと声かけてきてよ」
ただでさえ男性の少ないダンス人口だから、男性の仲間が増えれば願ったり叶ったり。よっしゃちょっとスカウトに行ってくるわ。
男性の近くまで行って、あの、ダンスに興味あるんですか?と尋ねたら、ダンスというよりかかってる音楽に興味があるようだ。
せっかくだから近くで聴いてくださいよとBOOM BOXの近くにお連れして、色々話をしてみるのだが、やはり踊るつもりはないらしい。しかもここで聴くより離れた場所で聴くほうが音が良いと言って、元の定位置に戻ってしまった。
いや、確かに近くで聴くと荒さの目立つBOOM BOXの音も、50メートルほど離れると雑味が減ってとても良い感じに聞こえるのだ。こりゃオーディオマニアも顔負けである。
それにしても、声かけるだけかけさせといて、連れてきたらみんなで知らん顔するのはやめてください( ̄▽ ̄;
歳をとると日に日に自信が目減りしてくる。世界は我々の手で作っていくのだと思っていた若い頃から、だんだん隅に追いやられていくこの寂しさよ(^^;
自信がなくなると不安なものだから怒りっぽくなる。わからないことを言われるとついカッとなる。年寄が怒りっぽいのは自信がないからなのだ。
一流企業などにお勤めで、肩書きもそれなりの人なら自信満々、悠々自適な老後をお過ごしになるのだろうが、当店のように浮き草のような自営業だと、ちょっと閑になったりお客が他所に流れたりするだけで自信喪失。なんとも心許ない。
自信ない中高年がくたびれた格好をしていると、ますます自信がなくなっていくから、月に一度は散髪をして、きちんとした身なりで過ごすことが肝要だ。
そうしてるとなぜか偉そうで高圧的に見えるらしく、「ジミーさんは近寄りがたい」とか、「大御所」とか言われて怖がられるようになってしまった。なんの実績もなくてこんなに気の弱いへなちょこなのに!若い人が寄り付かなくなって、ますます自信がなくなってきた。
自信を取り戻すのに欠かせないもうひとつは音楽である。音楽は自らを鼓舞し、根拠のない自信を取り戻す。根拠ある自信は脆く、ちょっとしたことで崩壊するけれど、根拠のない自信は本物だ。何しろ根拠がないのだから( ̄▽ ̄;
DJってほどのものでもないが、この頃スイングダンスの選曲をさせてもらってる。散髪のBGMとは違って、踊りやすいことが重要で、場を盛り上げないといけないし、何よりも自分が最高だと思うジャズを流したいじゃないですか(^^;
しかし色々制約があって難しい。ざっと思いつくまま挙げてみると
1)曲の長さは2分から3分の間
2)パートナーチェンジや決めポーズの都合上フェードアウトは無し
3)途中でテンポが変わらないこと(ex:And the Angel Sing/Benny Goodman)
4)誰もが知ってるか又はキャッチーなメロディの曲(ex:On The Sunny side of the Street)
5)一本調子でなくドラマチックな展開があるとなおよし
6)ウケ狙いのJ-POP等は不可
スイングジャズの定番と思われてるグレンミラーの「イン・ザ・ムード」、デュークエリントン「A列車で行こう」、ベニーグッドマンの「シング・シング・シング」などは意外と踊りにくい。ビッグバンドならエリントンはスイングしないがベイシーはスイングする。
まず、最初の3分以内ってのが難関で、ジャズで3分以内ってなかなかないよ〜。それに加えてフェードアウトも(ジャズでフェードアウトも少ないが)もダメ、なおかつノリの良い曲となると、2万6千曲以上ある当店のライブラリの中でも、該当するのはわずか10曲くらいになってしまうのだ。う〜ん( ̄▽ ̄;
スタンプカードはやめたし、ビールも出なくなったし、ニュースレターも届かなくなったし、JimmyJazzもサービスが悪くなったものである(^^;
しかし、サービス業のサービスは、それらにいちいちコストまたは時間と労力がかかっていて、余分なサービスを増やせば増やすほど本質の部分が疲弊して、肝心なところのクオリティが落ちていく。
分散していた労力を集中して、より本質の重量なところを強くしていかなくてはいけない。実際に繁盛しているところは、ポイントも、ニュースレターもビールもなくたって繁盛しているのだ。
JimmyJazzにとって何が重要で何が重要でないか、取捨選択の時にきている。
こないだの金曜に新しいiMacが到着したのだが、なぜか古いMac miniからのファイル移行がうまくできず、しょうがないので手動で少しづつ使えるようにしていってるのだが、まだiMacから音は出してない。何かと音質面についで面倒な問題がたくさん出てきており、こうなったらもうMac miniをそのままBGM 専用マシンとして動かして、書類仕事やオーディオと関係ない雑務を全てiMacでやってはどうかと思い始めている。
据え置きにしないなら何もこんな大きなディスプレイのMacをカウンター上に置かなくても、ノートパソコンとかでもよかったんじゃないかと思ったが後の祭りである。
カウンターからデイスプレイが覗かれると恥ずかしいから、スクリーンセーバーを動かしてみたところ、これがどうにも眠くなる。おかしいなと思い念のためスクリーンセーバーを切ったら眠くならない!こんなものが音に悪影響を与えていたとは!( ̄▽ ̄;
そうこうしてたら今度はわたしのiPhone8がMacと同期できなくなっていま大変なのである。つい3年前まで持たない主義だったスマホなのに、使い出すと音楽も聴けない、スケジュールの調整もできない、これなしじゃどこへも行けないほど依存してしまう。早く直らんかなあ。もう機械のトラブルはうんざりや〜。
昨年末あたりに「アルゼンチンタンゴを踊るおじさんってカッコいいよな」と思い始めて、俄然タンゴに興味が湧いてきた。昨年の今頃はシャンソンにかぶれていたのが今年はタンゴなんである。
スイングダンスの脳天気な雰囲気もいいのだが、元がネクラなだけにもう少しダークな雰囲気に憧れる。ダークなスーツに着替えてボルサリーノを粋にキメ的な(^^;
もちろんそうなるとパートナーは黒髪で真っ赤なルージュを引いたカルメンであるから果たしてお相手できるかどうか今のわたしには想像しただけで恥ずかしい。それでも頑張って近いうちにタンゴのおじさんに挑戦してみたい。
さて、タンゴといえば正月の四日、最後の休みに一人でアストロ・ピアソラのドキュメンタリー映画「ピアソラ 永遠のリベルタンゴ」を観てきた。前日ネットで席を取った時点ではガラガラだったのに、梅田ロフト地下のテアトル梅田に行ってみたら年寄りで満員だ。
しかしまずいことに睡魔が襲ってきて何度かウトウトしてしまった。ピアソラのタンゴは鳴らすのが難しく、音源も古いだけに映画館の音響システムではなかなか説得力のある音が出ない。音がよくないと瞬殺で寝てしまうわたしの悪い癖である( ̄▽ ̄;
当店のオーディオシステムはここ数年ピアソラのバンドネオンもいい感じで鳴るようになってきて、映画も期待したのだがちょっと退屈だった。やっぱり真っ赤のルージュのカルメンが出てこないからなのか。
5年前に購入したMac miniが昨年末から激おそで、イライラの頂点に達しiMacをポチってしまったではないか。パソコンは正常に動いてくれたら何も不満はないから、オーディオと同じようにずっと使い続けたいのだが、こうも遅いと仕事に支障をきたす。特に日本語入力の反応が遅いからブログを書く気にもなれない。
予約の電話がかかってきても、即座に空いてるかどうかのチェックができないと、どれだけ焦るか想像できます?(^^;
今度は本体とディスプレイが一体式のiMacだから配置換えを余儀無くされる。環境の移し替えや設定など、色々ややこしい事態に突入することが予想される。新しいコンピューターは良いがこういう面倒なことはできればあまりやりたくない。散髪に来てわたしが無愛想だったら、「ああきっとパソコン関係でトラブってるんだな」と察してください。ちゅーわけで到着は明日だ!
何をいまさら( ̄▽ ̄;
女性が一念発起して「よーし、キレイになってやる!」というのとほぼ一緒である。それは自己満足の域を出ないといけない。自分さえ良ければいいというのでなく、客観的に見て「おっ、ジミーさん(あるいはJimmyJazzのMaster)なんかカッコよくなったな」と言ってもらえないとダメなのである(^^;
これまで「自分がカッコよくなるのでなく、お客様をカッコよくして差し上げるのが自分の仕事」と思ってやってきたが、ちっともカッコよくないオヤジが「ウチで散髪するとカッコよくなるよ」といくら言っても説得力がない。
カッコよさと言っても多種多様で、「なりふりかまわず仕事に打ち込む職人気質」みたいなのも見ようによってはカッコいいが、そういうのでなく総力を挙げて、「ぜんぜんカッコよくないおっさんでも、頑張ればジャズと床屋の力でここまでカッコよくなる!」というのをお見せできればと思っている。
もちろん頑張っても側から見たら何も変わってないやんけみたいな結果になることも想像できるが、たとえほんの少しでも去年よりカッコよく前進できたら、それはそれで良いではないか。それでも失敗したならどうぞ笑ってやってください。今年一年よろしくお願いしまーす!
正月休みの一月二日は梅田まで出て娘たちがバーゲン品を見てる間、わたしは某理容店で散髪。2年前の正月も同じ店で刈ってもらったが、料金が値上がりしていてびっくり。隣の若い客がスマホの画像を店員に見せて「(髪型は)こんな感じにしてください」と注文していた。時代が変わったものだ。
今回刈ってもらった職人さんの腕はイマイチかな。これならJimmyJazzの方がずっといいなw
その後娘たちと合流して家内の実家へ。ごちそうをいただき、一泊して次の日は箕面のスーパー銭湯「水春」で岩盤浴。漫画「闇金ウシジマくん」の続きを全部読み、食堂で天ぷらを食べて帰宅した。
みなさんあけましておめでとうございます。ブログの方は長らくお休みをいただきましたが、JimmyJazzは昨日より営業しております。
大晦日は神戸ポートピアホテルのカウントダウンライブに行ってました。なんと人生初カウントダウンでございます。この仕事をしてると12月31日までクタクタになるまで働くのが当たり前で、大晦日に出かける元気なんてあったもんじゃない。
それがスイングダンスのおかげでお誘いがあり、最後の気力を振り絞って神戸まで行ってきましたよ。出演バンドはクラップストンプスウィンギンで知り合いなもんだから、我々はサクラみたいなもんです。ホテルのロビー会場に椅子がずらっと並んでいて、こんなにたくさんお客さんが入るのかなと心配してたのが、十一時半の開演時間になると宿泊客と思しき人たちでぎっしり満員でございます。
まあそれにしてもファンでも何でもないお客をあれだけ乗せるのだから大したもんで、我々サクラもバックダンサーで踊った甲斐があったというもんですな(^^;
あけましておめでとうございます。新年は五日より営業します。今年もジャズの聴ける理容室JimmyJazzをよろしくお願いします。
今年30周年を迎えたJimmyJazzは、平成の時代とぴったり重なる歴史を刻んできた。一時代が終わろうとしているこの年は、多くの人と出会い、また多くの人とのお別れがあった。
出会ったばかりの人とは、これからどのくらい関係が続いていくのかわからないけれど、何十年とお付き合いのあった方、ほんの数年行動を共にした方、悔やまれるお別れ、不本意なお別れやもあれば、転職でやむなく大阪を離れ疎遠になった人もあった。やっと縁が切れてせいせいしたり、残念でとほほとため息の出るお別れ、怒りで塩を蒔きたくなるようなこともあったっけ。
どんどん親友が増えて、みんなと仲良くできればいいのだけれど、それほどの器の大きくない自分には残念ながら多くの別れが待っていて、彼らは平成と共にJimmyJazzのもとを去っていった。
新しい年号の時代にはどんな出会いと別れが待っているのだろう。
今年30周年を迎えたJimmyJazzは、平成の時代とぴったり重なる歴史を刻んできた。一時代が終わろうとしているこの年は、多くの人と出会い、また多くの人とのお別れがあった。
出会ったばかりの人とは、これからどのくらい関係が続いていくのかわからないけれど、何十年とお付き合いのあった方、ほんの数年行動を共にした方、悔やまれるお別れ、不本意なお別れやもあれば、転職でやむなく大阪を離れ疎遠になった人もあった。やっと縁が切れてせいせいしたり、残念でとほほとため息の出るお別れ、怒りで塩を蒔きたくなるようなこともあったっけ。
どんどん親友が増えて、みんなと仲良くできればいいのだけれど、それほどの器の大きくない自分には残念ながら多くの別れが待っていて、彼らは平成と共にJimmyJazzのもとを去っていった。
新しい年号の時代にはどんな出会いと別れが待っているのだろう。
全品15%OFFのUSBアキュライザー新発売記念セールは12/25まで。もう年内納品は無理ですけど、25日まで当店取扱のインフラノイズ製品が15%引きで購入できます。この機会にあなたのオーディオシステムの底上げをお考えになってはいかがでしょう?駆け込みでのご注文お待ちしております。
さて、数年ほど前より、この時期になるとかけるクリスマスソングの感動がだんだんと薄れてきた。いや、決して悪くはないのだが、今年はもう決定的でクリスマスソングより普通のモダンジャズの方が良い。ジャズ再生があまりにも見事すぎるのである。
世にあるオーディオ機器はアクセサリー類も含め、大部分のものがクラシック向きに作られている。最初からジャズ向きのものなんてクラシックに比べたら10分の1程度ではないか。それほどオーディオ界のリファレンスとしてクラシック音楽が使用されているのだ。
クラシックが鳴ることを前提に作られているとジャズは鳴らしにくい。そこでクリスマスシーズンが近づくと、賛美歌などクラシック音楽に親和性の高い部分に秘めたるポテンシャルが開花して、新鮮な音でクリスマスソングが鳴っていた、というのがわたしの推理である。
しかし、ここまでジャズ専用オーディオシステムとしての完成度が高まると、ジャズが良すぎてクリスマスソングどころじゃなくなってしまう。クリスマスソング好きなのに、うーんこれは困ったぞ(^^;
まことに認めたくないことだけれども、わたしはあまりカッコよくない。いや、どちらかというとブサイクな方に分類される。男として生まれてカッコよくないなんて実に残念である。容姿についてはきっぱり諦めて生きていくのも一つの方法だし、特に嫁さんをもらってからは誰かにカッコいいと思われようなんて考えもしなかった。
でもね、人様をカッコよくする商売をしていて、自分自身をカッコよくできないなんて矛盾してるじゃないかと、そう思い直し、どこまでできるかわからんけど自分をカッコよくしてみようと自己改造に乗り出したのが約2年前。ネットへの顔出しは抵抗あったけど、恥をかくこと恐れていたらカッコよくなるなんて到底無理である。
「どうだイケてるだろう?」なんて面の皮の厚いことは言えない。もうこんなブサイクですみませんといつもいつも恐縮しながら写真を上げているのだ。おまけにダンスまで始めるという無謀な挙に出て、ますますみっともないおっさんなのである。
こんなにブサイクでカッコ悪くてみっともないおっさんが、もしジャズと散髪の力でカッコよくなったら?多くのブサイクな男子に大いなる福音となるんじゃないか?
まだまだ自分でもカッコ悪いわ〜と情けなくなるけれど、三年前の自分よりはほんの少しだけどマシになったような気がしてて、何よりもほんの少しだけど今の自分の方が好きなのだ。もうしばらくお目汚しご勘弁を!
何事も上達したかったら記録をつけるのはいい方法だ。文章を書けるようになりたかったら日記をつければいいし、スポーツが上手くなりたかったら自分のやってる姿を録画しておいて、上手な人とどこが違うのか見比べればいい。
わたしもダンスが上手くなりたいから自分の踊ってる動画をたまに撮ることがあるんだけれど、もう自分で見るのはほんとツライ( ̄▽ ̄;
仕事で髪型もよくお客様に頼んで撮らせてもらう。一番よく見えるのを選んでSNSにアップするのだけれど、これも同業の上手な人が多数見てるからかなり恥ずかしい。
それでも記録して、冷静にそれをじっくり眺めるのはすごく勉強になる。オーディオでも、どこをどう変更したらどのように音が変化したかを文章で残しておくと、自分が求める音のイメージがはっきりしてくるから、わたしのオーディオもこのブログで磨き上げたようなもんだ。
他にも観た映画、聴いたCD、読んだ本など、記録魔となって残している。
で、今年からファッションセンスを磨きたくて、自分の着ている服も毎日写真に撮って残すようにしている。あくまでも勉強で、自分が衣装持ちだと自慢したいわけではないし、自分でカッコいいと思うほどのナルシストでもない。それでも毎朝記録するとなると、なんでもいいというわけにはいかないから、短時間で組み合わせを工夫する。これが勉強になるのだ。
そうすると、持っている洋服の中からネクタイとジャケットの色合わせや、綺麗に見える組み合わせを考えるので自動的に見る目が肥えてくるという寸法だ。
ジャズは店で散々聴いてるから、家に帰ってまで聴きたくないと思っていても、やっぱりジャズなんだよなぁという経験をした。
先週土曜日はジャイヴ、一昨日はジルバのパーティーに行ってきた。どちらも男女ペアで踊るダンスパーティーなのだが、いつも習ってるリンディーホップと何が違うかというと、ジャイヴはロカビリー系の音楽で踊り、ジルバは社交ダンスの一種でちょっとお上品なイメージ。
テンポさえ同じくらいなら、どんな音楽だって踊れなくはない。理屈はそうだ。しかしスイングしない。スイングしないとどうも調子が狂ってしまう。ジャイヴの音楽でもなんとか行けるけど、ジャズで踊るような高揚感がなくて、一本調子ですぐ終わってしまうから、どうにも不完全燃焼で土曜日は終わる。
続く火曜のジルバナイト。ジルバとはジターバグが訛った言葉で、ジターバグ=ほぼリンディーホップなのだ。だから難なく踊れるはず…と思ったら甘かった。かかる曲がディスコソングやJ-POPで槇原敬之までかかるという大サービス!( ̄▽ ̄;
わたしがこっそりiPhoneでマッキーを聴いてるのは内緒だが、それで踊れと言われるとかなり困ってしまう。最初は一般のダンス初心者に馴染めるようこういう曲をかけてるのだなと思っていたが、待てど暮らせどスイングジャズがかからない。
しびれを切らしてDJの元に駆け寄り、ジャズっぽい曲を頼みますとリクエストすると、なんだか三拍子の難しいモダンジャズがかかった。これではますます踊れない。
いやマッキーだってボーイズタウンギャングだって踊れなくはないんですよ。踊れるけど、やっぱりジャズかけてくれよ〜、俺はジャズが聴きたいんだよ〜。どうやらDJのMacBookのライブラリにはスイングジャズが一曲も入ってないようだ。なんで?ジルバナイトじゃないと?
まあわたしも店でクリスマスソングばかりかけてないで、ちゃんとジャズをかけようと深く反省したのでした(^^;
わたしがいつも家内以外の女性と写真に写ってるので、友人から夫婦仲は大丈夫なのかと心配される。わたしだって夫婦仲睦まじいところを自慢してみたいのだが家内が写りたがらないから仕方なくほかの女性に無理を言って写ってもらっているのだ。
さて、本日はその家内と一緒に大ヒット中の映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきた。ほ〜ら仲のいい夫婦でしょw
クィーンは中学生のころよく聴いたから懐かしい気持ちもあったのだが、残念ながら感想は「?」という感じだった。期待が大きすぎたのか、それにしてもどこで感動するのかと待ってたら終わってしまった。
うーむ、音響がイマイチだから感動しないのか、これも満員の劇場で観たら連鎖反応が起こって感動するのかもしれないが、何回も観に行くファンの気持ちまではわからない。家内も同じ感想だ。ほ〜ら仲いいでしょ(^^;
ここ2年ほど、外に出かけて知らない人と接触する機会が増えた。世界が広がるのは素晴らしいことだが、良いことばかりではない。他者との関わりの中で、どうしてこうもわたしは誤解されやすいのか。誤解を解こうとすればするほど余計に誤解を生んでしまう。いや、誤解してるのはわたしの方で、他人から見える自分の方がもしかしたら正しいのかもしれない。どっちにしたって自分の責任であることに変わりない。
わたしはただみんなと仲良くしたいだけのに、とにかくそのへん人間関係の調整が超ヘッタクソなのである。先月も30周年だと偉そうにほざいていたが、「俺のやり方が気に食わないなら来なくて結構」みたいに、三十年間巌窟王よろしく店に引き篭もっていた、そのツケが今来ているのだろう。30周年の何が立派なもんか、ただ世間の風当たりを怖がって何もしなかっただけじゃないか。
と、今更自分を責めてみても仕方ない。今からでも人並みの一般常識と人付き合いのマナーを身につけるようたいそう恥をかきつつ精進していきたい。とほほ。
さっきアート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズの「The Midget」が鳴り出したが、たまげたねえ。iTunesで適当にプレイリストを作って流しているから、思いもよらない曲が思いもよらない音で鳴り出して自分でもビックリしたりは時々する(^^;
この『Paris Jam Session』というアルバムのこれまでの印象は、コンサートホールの二回席から横一列に並んだJMを眺めるといったものだったのだが、いきなりステージ上に連れてこられて、ハイハットがパフパフ開閉する隙間からリー・モーガンのラッパが見えたり、ピアノの黒い蓋の向こうにウエイン・ショーターが見え隠れするような、相対的距離のある臨場感とでも言おうか。
とにかくステージの上から客席を見ているような、こんな感覚は初めてである。マイクがステージに立っていたら、そらステージに立ってるように聞こえるわなと変な納得してしまったが、USBアキュライザー効果でいよいよ当店のオーディオもここまで来たかと、ちょっとビックリしている。
ありがたいことに一昨年あたりからバーバーブームの影響で、当店にも新しいお客様がフェードスタイルを求めて来てくださるようになった。志を持つ全国のバーバーさんとお友達になり、これからじゃんじゃんバーバーカルチャーを盛り上げるぞ!と、去年までは息巻いていたのだが、いつものわたしの悪い癖で、なんか違うな〜と思い始めた。
全国的にバーバーの皆さんが頑張りだしたのはいいが、そのぶん少し薄まっちゃったかなと。流行りのバーバーカルチャーに乗っかって、JimmyJazzもそっち側に寄せて、タトゥーこそ彫らなかったが、ビールやジャックダニエルを出してみたり、好きでもないヒップホップを聴いてみたり。
やはり無理してるとだんだんしんどくなってきた。自然体でないと継続できない。
もともと超個性的で世界で唯一、ワンアンドオンリーなジャズの聴ける理容室なのだ。無理してよそに寄せるこたあないじゃないか。と、思い直して、自分らしいこと、JimmyJazzらしいことを突き詰めて、とことんワンアンドオンリーな店にしてやろう。
いい音でジャズが聴けて、最高にカッコよくて、女性にモテモテになるかどうかはわからんが、オーディオ製品まで売ってる愉快なバーバー、もといジャズの聴ける理容室だ。いいねいいねぇ。
12/1から12/25まで、ご来店の方にささやかなクリスマスプレゼント差し上げます。今年もお世話になりました!
で、恒例のクリスマスプレゼントとこの季節にしかかけないクリスマスソングは連動していて、わたしにとっては一年間のオーディオ修行の成果を確認する良い機会となっている。
クリスマスソングといってもやはりジャズっぽいのをかけないといけない。しかし調子に乗ってくるとボーダーレスになっていろんなジャンルのクリスマスソングがJBLスピーカーから流れ出すのだ。
当然ジャズ向きにチューンを重ねた当システムだから、他のジャンルの再生に弱いところがある。でもそれが年々良くなってきて、去年は聞くに堪えないと思えたトラックが、俄然魅力を発揮する。守備範囲が広くなって、どんな曲でも楽しめるようになっていく。これってオーディオの醍醐味だよね〜。
今年はマッキントッシュのプリアンプをメンテナンスして、強力なUSBアキュライザーが追加され、盤石の体制でクリスマスソングを流すぞ!あっ、ジャズも流します!( ̄▽ ̄;
思えばいろんなオーディオメーカーさんに世話になったのに、随分と不義理をしてしまったなぁ。別に嫌いになったわけじゃなくて、それぞれ個性的で素晴らしいのだが、残念なことにインフラノイズ製品と相性がよくないのである。これは音楽とオーディオに対する取り組み方の違いで、他のメーカーがダメということじゃない。
相性のよくない製品同士を組み合わせても音は悪くならない。インフラノイズ製品を入れたらちゃんと音は良くなるのだけど、その相性の悪いのを外すともっと良くなるという困った問題(^^;
インフラノイズがどこの製品と相性が悪いかバラすとまた問題あるのだが、まあJBLなんかもっとも相性悪いものの一つではないか。相性悪いのに機嫌よく使ってられるのはちょっとしたコツを体得したからで、これも長年の修行の成果かもしれない。
でもJBLと相性がよくないのは確かなので、他のスピーカーにしたらもっと良くなる可能性もなくはないのだが、これに関しては知らんぷりを決め込んでいる( ̄▽ ̄;
今年も残すところあと1ヶ月あまり。年末年始のお休みは画像の通り。えっ?大晦日までやってるの?!と毎年驚かれるが、毎年のことなのでいちいち驚かないでいただきたい。床屋の年末とはそういうものなのだ。
さて、そろそろかな?ってな感じで恐る恐るジョージ・ウィンストンの『December』をかけてみる。毎年クリスマス曲を最初にかけるときはなぜか”恐る恐る”だ。
ピアノの音がとても美しい。お客様も目を細めて聴き入ってる。アルバム丸ごと一枚、ピアノだけでここまで聴かせるには、ピアノそのものの音色に説得力がないと白けてしまってどうしようもない。
しかし今年もいい音で鳴ってくれるなァ。UACU-700の効果絶大である。
JimmyJazzは”ジャズの聴ける理容室”を標榜している性格上、お客様にジャズの聴ける環境を整えなければいけない。当店の常連様であればそんなこと百も承知で、今更言わなくたってわかるだろうと思って黙ってたが、近ごろ携帯電話の普及であちこちで電子音が聞こえるようになってきた。
メールや電話の着信音くらいなら、まあわからないでもない。しかし、ワンセグでスポーツ中継を見たり、ゲームをやったり、いや、やってもいいけど何も音を出してやるこたぁないじゃない(^^;
ジャズとオーディオが売りの店なんだから、せめてイヤホンするとか、そのくらいの配慮があってもいいんではないの?
携帯電話もパソコンも電源オフにしておいてくれた方が厳密にいえばオーディオの音は良くなるのだが、そこまでしなくてもせめて音の出ないマナーモードにご協力ください。
みなさんそれぞれ事情があるでしょうから、絶対に音を立てるな!私語厳禁!みたいな昔のジャズ喫茶みたいなことまで言いません。当店の固定電話もリンリン鳴ることがあるからお互い様です。努力目標で、できれば静かにしてくれたら嬉しいかな?程度ですので、どうかご協力お願いします。
当店の営業時間が変更になりました。
平日はこれまでと変わらず、土日のみ18:30がカットの最終枠となります。
よろしくお願いします。
ちょっと前にわたしのトレードマークの話を書きかけて忘れていた。以前なら「蝶ネクタイのMaster」とか言われていたし、もう少し前だと「JBLのMaster」、「怪しいMaster」とか。これはトレードマークとはいえないがw
最近はよく「ハットのジミーさん」と呼ばれている。店の中では帽子は被らないから、もっぱら外で会う人にそんな風に思われてるらしい。ちょっと意外だった。
ハットだけでなく、キャスケットや野球帽も被るのだが、印象としてはハットが強いのだろう。
朝、セットしないで家からJimmyJazzに行くまでの300mほど歩くのに、寝ぐせの髪を隠すために被って出たのが始まりだった。そしたらだんだん昔の人みたいに帽子を被らず外出するのが恥ずかしくなってきた。「ハゲ隠し」、「薄毛隠し」よりも「照れ隠し」の要素が大きい。
目深に被ればツバで顔を半分、目が小さいのを隠せるし、鼻が低いのは目を瞑るとして、鼻から下はヒゲをうまく整えたらなんとかなる。つまり、ハットとヒゲの形がキマッていれば、貧相な顔も多少よく見えるというものだ(^^;
バカにできないのがハットのクオリティで、あんなもん高くても安くても変わらないだろうと思ったら大間違い。何しろ顔半分をカバーするのだから、5千円のハットと2万円くらいのハットでは、ちょっとしたところに差が出てくる。ハットの出来が見てくれに、男前に見えるかそうでないかに大きく影響するのだ。こればかりは被ってみないと写真で見ただけではわからない。
同じように、頭蓋骨の半分を担当する床屋も、ちょっとしたところで男前かそうでないかを決める大役を担っている。本当にちょっとしたところなのだ。そのちょっとしたことこそが大事なんですよ!!
JimmyJazzは2018年11月8日にめでたくオープン30周年を迎えることができました。これもひとえにジャズの聴ける理容室を支持してくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
しかし毎年のことですが気がついたら創業記念日が過ぎておりました。去年早々に記念Tシャツなど作成してもうすぐ30年だと騒いでおりましたのですが、さて記念日はいつだったかなと今日調べたらとっくに過ぎておったという次第であります。
特に周年イベントなどもございませんが、これからも毎日毎日淡々と営業を続け、「気がつけば50周年」「気がつけば100周年」まで頑張ります。今後とも末長く宜しくお願いします。
長らく更新をサボって申し訳ない。やはりこのブログを見に来る皆さんの大半は、オーディオのこと、オーディオでいい音が出たらいかに嬉しいか、高い値段の機器をエイヤッと買ってもいい音がしないといかに悔しいか、七転八倒、悶え苦しむ様を読みたいと思ってらっしゃるのだろう。
しかしおかげさまで近頃はそれほど悶え苦しむことは少なくなった。悶えることもたまにあるけれど、ちょっと修正を加えたらたいていクリアできるコツを掴んできた。
まるで音の達人みたいなこと言うようで心苦しいが、オーディオ雑誌に載ってる音の良くなる記事を片っ端から実践して「全部乗せ」とか「いいとこ取り」なんかしたらまずいい音にはならない。
キッチンにある調味料、ソースとか醤油、ケチャップ、マヨネーズ、ドレッシングに豆板醤、砂糖塩胡椒にカレー粉も全部混ぜて美味しい料理が作れるか想像してみたらいい。
わたしのオススメは、シンプルなオーディオシステムを揃え、年に一度か二度発表されるインフラノイズ社の新製品を少しずつ足していくこと。それで手持ちのソフトで効果をじっくり楽しみながら次の新製品が出るのをじっと待つ。耳タコの演奏にまだこんな発見があったのかと一通り聴いた頃にまた新製品が出る、また買う、また感動する。ああなんとも平和なオーディオ生活であるw
故・村井裕弥さんのUACU-700のレビューは、「フォーカスが改善され、音像が3D化し、生々しさが増して、演奏の吸引力・説得力がアップする」云々と、いつにも増して誉めちぎってくださってる。特に「音像が3D化」と書くとオーディオはウケる。もっと露骨に言うと「売れる」殺し文句の一つである。
オーディオマニアの皆さんの中にもこの「3D化」を目標にして日々チューニングに勤しむ方々が多数いらっしゃるのではないか。しかし、実はインフラノイズというメーカーには「音像を3D化」しようなんていう狙いは全くないのである。
音像を立体的に、手に取るように、見えるがごとき再生音を追求すると、しばしばエッジの立った輪郭を強調する方向に行きやすい。
視覚的に言うと、マンガの世界は輪郭線で描かれるが実際の世界に輪郭線は存在しない。UACU-700の音は、あるべき色彩が正しくそこに収まることで結果的に立体に3D化して見えるだけなのだ。
これは、意図的に「3D化してやろう」と狙ってやったのでは実現しない。音と音が重なり合うハーモニー、タイミングなどの音楽的な基準に則って、それが完成した時にパッと3D化して見える。村井さんはきっとそれを見たのだろう。
先月急逝されたオーディオ評論家村井裕弥さんのお通夜では、棺の中に紺ブレザーに赤ネクタイを締めたいつもの村井さんの亡骸が眠っていた。胸元には去年わたしがプレゼントしたJimmyJazz X ORTHO SPECTRUM(インフラノイズ)コラボTシャツがかけられていて、顔の横に村上春樹著「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の上下巻がページを開いて収められていた。
生前村井さんが春樹ファンだとは知らなかったので、いまごろ「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を取り寄せて読んでいると、ソファーに関する一節に目が止まった。村井家の革張り高級ソファー、確か80万円くらいしたやつだと思うが、あの買い物はこの本の一節に影響されたのではないか。
と、そんなことをぼんやり考えていたら、オージックの小坂さんが「インフラノイズの記事が載ってますよ」といって月刊ステレオ誌11月号を持って来てくれた。
新製品USBアキュライザーのレビュー、誰が書いてるんだろうと思ったら村井さんだった。インフラノイズの記事たくさん書いてもらったなあ。もうあの村井節が読めなくなると思うととても淋しい。奇しくもこれが村井さんの遺稿となった。ありがとう村井さん。安らかにお眠りください。
何かのテレビ番組で、外国人が一般的な日本人のモノマネをしているのを観た。
「ハイ!○#$Xハイ!ハイ!」と、やたらハイと言ってはお辞儀をする。日本人って、こんなにハイハイ言ってはお辞儀しているイメージなんだなあ。
「とりあえずハイ!ハイ!と言ってお辞儀しておけば日本人みたいに見える」とそんなふうに思われるのもなんだか癪なので、できるだけハイを使わないで会話しようと心がけてみるがこれが難しい。
電話をとれば「はい、JimmyJazzです!」。お客様が入ってくれば「はい、いらっしゃいませ」、「はい、今日はどのくらい切りますか?」「はい(椅子を)倒します」「はい起こします」「はい、こんな感じでいかがでしょうか?」「はいお疲れ様でした」「はいOOO円いただきます」「はいありがとうございました」と、ハイがつかない会話をする方が難しい。
うわーこんな無意識にハイハイ言ってたのか。一日何回ハイと言ってるのだろう。そら外国人が真似するのも無理はない。「NOと言えない日本人」じゃなく「ハイしか言わない日本人」じゃないか。
最近このことが気になって気になって、なるべくハイを使わず生活しようと躍起になってる( ̄▽ ̄;
「Master、これあげる」と、お客様がジョン・コルトレーンのパブロ盤『The Eiropean Tour』アナログレコードを持って散髪に来てくださった。コルトレーンのアルバムは大体知ってるつもりだったが、これは初めて見た。
さっそくかけながら散髪すると、黄金時代のコルトレーンカルテットだけあって演奏が素晴らしい。トレーンのサックスの音がよく録れてるな〜。マイクはノイマンかな?と、楽器よりマイクの方が気になってしまうのは一種の病気である(^^;
Shure M44-7の針は出力が大きいから、普段CDやMac miniでかけてるボリュームのままでアナログをかけると多少音量が大きくなり、ノリノリで聴いてたら「うるさい」と家内が一言。
なかなかいい音してると思ったんだけどなぁ、やっぱりコルトレーン興味ない人にとってはうるさいのか。興味ない人にも面白く聴かせるくらいのいい音にはまだまだってとこか( ̄▽ ̄;
こないだ築港のジーライオンに向かう時に、被っていたフエルトの帽子が汚れていたのでエチケットブラシを買おうと100円ショップに入った。エチケットブラシのついでに子供のオモチャコーナーにぶら下がっていたBB弾の拳銃も買って行った。ジーライオンの赤レンガ倉庫は、まるで映画のセットのような趣きなので、こういった小道具があると楽しいかと考えたのだ。
100円ショップの拳銃、昔でいう”銀玉鉄砲”なので見るからにチャチな作りで、一発でオモチャとバレてしまうがそこがいい。いい大人がホンモノそっくりのモデルガンなんか持ってたらシャレにならないではないか(^^;
で、拳銃を構えてクラシックカーをバックに写真を撮ったりしたのだが、この拳銃を人に持たせるとみんなつい”その気”になってしまうのだ。これが思わぬ効用で、かしこまった記念撮影っぽい写真じゃなくて、生き生きした動きのある楽しい写真がたくさん撮れた。
その後も拳銃を店に持ち帰ってシャンプー台の横に置いておくと、面白がって思わず手に取る人が続出。男子なら拳銃とか刀を見ると触ってみたいと思うのは当然だ。それも扱いを間違うと壊したり事故になったりするような精巧なものでなく、一目でプラスチックのオモチャとわかるから手に取って構えたくなってしまうのだ。
税込たったの108円。これで少しばかりその気になるんだから安いものではないか。JimmyJazzもオモチャの拳銃みたいに、男を少しばかりその気にさせる理容室でありたい。
先週木曜日に父が腹痛を訴えたので救急車に来てもらい即入院。胆石だったようで夜中まで付き添い翌日は三時間しか寝ずの営業。病状は安定しているみたいなのでわたしも体力を持ち直して週末の営業をこなした。やれやれ。
やはりブログは何が何でも毎日書くと決めてないとズルズル更新が滞ってしまう。ネタがなくてもどこかからひねり出して書くというトレーニングが必要なのだ。だから、ブログを続ける秘訣はひたすら毎日書き続けることである。面白いことが起きなくて書くことがなくても、書く。それだけのこと。そうするとだんだん上達して書けるようになってくるが、ある一定の量を書いたら、またぱったり書けなくなる。そういう状態でここ10年くらい書き続けている。
そういえばわたしはSNSとか掲示板とか、双方向にコメントしたりイイネしたりされたりするのが苦手で、わたしが何か書くと誰も突っ込んでこない。自己完結しすぎて突っ込みようがないのだ。
面と向かって「何月何日のブログ読みましたよ!」と言われるのも照れる。この人読んでるのかな?読んでないかな?読んでないようで読んでるようなグレーな感じでお付き合いできるのがありがたい。
無理が通れば道理引っ込むではないが、気合いと根性でなんとかなる、とわたしは昔から精神論で突っ走る傾向がある。でもそろそろ老いぼれてきたから、無理もほどほどにしたほうがよさそうだ。第一わたしがよくても周りが迷惑する。
まず手始めにシャンプーを中断して電話に出ることをやめた。やはりお客様を泡だらけで濡れた頭のまま放置しておくのは申し訳ない。これからはコールして出なかったらシャンプーかトイレ中だと思って、あたらめてかけ直してください(^^;
以前なら考えられなかったけれど、用事があれば店を早く閉めたり、場合によっては休んだりもするようになった。もう無理ばかりしてられない。ただ怠けるのでなく、いい仕事をするために必要ならしっかり休むことにした。
それから土日の営業時間も一時間ほど短縮して6時半閉店にすることを考えている。休憩なしの立ち通しで夜7時ごろになると、もう集中力が持たない。いい仕事ができないのではお客様に申し訳ないので近々そのようにしていくつもりだ。もういいかげん無理はしない。ブログも無理やり毎日書かないw
Masterが糞詰まりみたいな顔をしているときは、本当に便秘なこともあるが大抵他に原因がある。猛暑や地震、台風で停電の疲れが出たのか、それとも遊びすぎか、なんだか気持ちがスッキリしない。村井ロスが尾を引いている?それもあるだろう。
でも根本的な原因はきっとアレだ。音のせいなのだ。
プリアンプを修理に出して、その間にUSBアキュライザーがやって来て、ハロウィンのおもちゃを出して、プリアンプが戻って来て、村井さんが亡くなって、なんだか訳のわからん状態で音を出していたが、もう一度ちゃんとセッティングを見直す必要がありそうだ。
その間お客様に「泣きそうなくらい良い音だ」と言っていただいたが、わたしとしてはイマイチ納得してない、借りて来た猫のようにニャーニャーした音なのだ。
決して悪くはないのだが、本来もっと猛虎のようなバックスクリーン3連発爽快サウンドでなくてはいけない。ハロウィンの飾り付けを一旦撤去し、シャンプーの本数も微調整して店内も清掃した上で、いよいよアレをこうしてみたら、ほらやっぱり!さらにアソコをこ〜んなふうにしてみたら、いいぞいいぞ!蛇口からチョロチョロ出てた水が全開にしてドバドバ出てくるようなこの感じ!
それにしても知らん曲ばかりかかるなぁと思ってよく聴いてたら、これ全部何年も前に自分で買ったCDじゃないか!?なんたることか!これがUSBアキュライザーの真の実力だったのだ!( ̄▽ ̄;
オーディオマニアはごく個人的なコダワリで出来上がっているから、メーカー同士、マニア同士、評論家同士でも対立しやすい。誰の方法論を支持するかで派閥ができたりもするのだが、そんな中で村井裕弥さんは、実に多様な価値観を受け入れ、誰からも、どこの派閥からも慕われていた。こんなに多岐に亘る付き合いができた評論家は他にいないのではないか。
実をいうと、わたしは村井さんのこのどことも付かず離れずの姿勢が最初は理解できず、ただの八方美人的な性格なのかと思っていたのだけれど、それは違った。
自分の可能性を信じ、才能を世に放たんとしてる人を愛してやまない、そういう人を見つけると全力で応援したい、その才能が現在開花してるかどうかはどうでもよい、とにかく前を向いて世界に一石を投じようとする人は、老若男女を問わず心から尊敬し、応援する人だったのだ。
昨日のわたしの娘への過剰とも見える応援の話も、わたしがなぜか村井さんに気に入られたことも、そう考えると納得が行く。後ろ向きでネガティブなことを言うと「何をおっしゃいますか!Master」といって叱られたっけ。
”このたびの台風21号、本当にたいへんでした。
電気が早く回復するとよいですね。”
そのように書かれた村井さんからの最後のメールの件名は、「何もできなくてごめんなさい」だった。村井さんは自分の死期が迫っていることを感じてそんなことを書いたのだろうか。
※明日は村井さんに最後のお別れを言ってまいります。
去年、JimmyJazzイメージガールに勝手に任命して、一緒にたくさん写真を撮ってもらった雅望(masamisa)嬢が”ベルグロー看板モデル総選挙”にエントリーしていて、得票数が10位以内だと予選通過するらしい。一時間に一票同じ人が何度も投票していいという変なシステムだが、三年くらい前にわたしの娘も別のモデルスクールに通っていて、同じような票集めで上位になったらランウェイを歩けるというのをやったことがあった。
このときも一時間に一票同じ人が何度も投票できるシステムで、期間中、家内は毎時投票していた。それでは追いつかないので知り合いに投票を頼んだが、みんな冷たいもので「うんわかった、応援するよ!」と言いながら一票も入れてくれない。
そこでダメ元で「ウチの娘がエントリーしてるので、一票だけでも入れてやってください」とTwitterでつぶやいたら、食いついてきたのがなんとあの村井裕弥さんと某A氏の二人だった。
お二人ともわたしの娘と会ったこともないのに、投票期間中ほとんど寝てないんじゃないかってほど毎時一票を投じてくださった。その甲斐あって娘はファッションショーのランウェイを歩くことができたわけだが、普段家族ぐるみの付き合いをして娘のことをよく知ってる人が投票せず、娘にとって見ず知らずの村井さんと某A氏が全力で寝ずに投票してくれるのを見て、ああ本当の友達ってこういう人たちのことをいうのだなと思った。
ちょうど雅望が看板モデルにエントリーしてるのを見て、そのことを懐かしく思い出していたときに飛び込んできた訃報だった。
「こういう(古い)曲で本領発揮ですね!さっき(散髪してもらいながら)聴いてて思わず泣きそうになりましたよ、いい音してるな〜って」そうですか。ありがとうございます。
一昨日、オーディオ好きのお客様にそう言って褒めていただいた。USBアキュライザーの導入で一段と磨きがかかった当店のオーディオシステムだが、そういえば村井裕弥さんにはとうとうJimmyJazzの最高の音、それこそ泣きそうになるようないい音を一度も聴いてもらえなかったな。
村井さんもインフラノイズ製品の大ファンで、近年は新製品が出るたび導入していらしたから、お互い「あれを繋いだならきっといい音してるんだろうな」と想像だけて聴いた気になってた。
今でこそちょっとはマシな音も出るようになったが、18年前はあの程度の音でよくプロのオーディオ評論家相手にデカい口を叩いてたものだ。今考えても冷や汗モノである(^^;
それでもみんな18年前は若かった。若くて未熟で、我こそは日本一いい音を出すぞと一生懸命だった。それがだんだん知恵がついてわかってきて、いい音と引き換えに小賢しくなってしまったけれど、あの頃はホント楽しかったなあ。
「Masterはいまも、わたくしの心の師です。
Masterがいらっしゃらなかったら、何年も前にオーディオやめていると思われます。」
村井裕弥さんは生前、何度も何度も繰り返しこういうことをおっしゃって、最初は「そんなとんでもない!やめてください」と恐縮していたのだが、そんな風に否定すると膨大な量の肯定文が返ってきて、いつまでたっても話が終わらないので、村井さんにはきっと心の師がたくさん何十人もいてわたしもその中の一人ということなんだろうと解釈することにした。
村井さんは年上なうえ、プロのオーディオ評論家で、良い音もいくらでも聴いてるし、物書きに時間を割いて文章を書いてもらうなんて本来ならギャラが発生することなのである。だから心の師だなんてとんでもない。本気で言ってるんかこの人は、大丈夫なのかと心配したが、何回も言われてるうちに、ああまた始まったかと。
ほんとうは村井さんこそがわたしの心の師であり、村井さんがいなければオーディオとここまで深く関わることはなかった。そのことを伝えなかったことが悔やまれる。
10月4日、オーディオ評論家で友人の村井裕弥さんが急逝された。もう10年以上お会いしてないが、時々ブログ記事の感想などメールでいただき、いつも気にかけてくださっていた。
わたしの良き理解者で、温かい眼差しで見守ってくれた存在が突如この世界から消滅してしまったということがまだ信じられない。こんなことを書くとすぐさま「> わたしの良き理解者で、温かい眼差しで見守ってくれた存在」なんて引用付きのメールが来そうな気がして。
もうレコードよりもCDのほうが付き合いが長くなってしまった。音楽ファンならご存知のように、CDは物によっては音がボケボケな粗悪品…と言っては悪いが、演奏の熱気がまるで伝わってこないようなのがある。それはパソコンにデータを抽出しても同じだが、UACU-700を入れた途端に、信じられないような名演奏に激変する場合が多々ある。
これは素晴らしい演奏だと思ってファイルをiPhoneのプレイリストに入れ、ダンスのBGMとして使おうとして、ついこないだまで箸にも棒にもかからない演奏だと思ってたのを忘れていた。
これをデータだけiPhoneに入れてUACU-700のない環境で鳴らしても、情けない音で鳴るだけじゃないか。そうだ、アレがあったな。JimmyJazzのMac miniの下に挟まってるアリエナイザーPSI-1000を引っ張り出した。
いつもの三ノ宮東遊園地でやってるスイングダンスでは、JBLのBluetoothスピーカーBOOM BOXが活躍してるが、この下にアリエナイザーを敷いてみた。ん?イマイチ効果が薄いな?野外だから?それとも音源のせいだろうか?
隙をみてケンジ君が発信している携帯電話からわたしのiPhoneに切り替えて見ると、おお!良いじゃないか!ヤパーリ圧縮なしの音源だと活き活きと音楽が躍動する!すごいぞアリエナイザー!!( ̄▽ ̄;
側で踊ってる人たちから見たら、「ジミーさん今日はやけにノッてるな」くらいにしか思ってないんだろうな(^^;
偉大な音楽家の名演奏を聴くと感動するけれど、感動するのは演奏だけじゃなく、この音を出してるUSBアキュライザーも実に良い仕事をしてるなあと思うのだ。インフラノイズはいつも良い仕事してるが、近年ますます磨きがかかってきている気がする。そうなのだ、良い仕事は人を感動させるのである。
何もかっこいいミュージシャンや俳優だけが人を感動させる仕事じゃない。散髪屋でも宅配屋でも、どんな仕事でも、人を感動させるのは可能だと思う。不幸なのは、良い仕事をするための創意工夫が禁じられているような職場にいることだ。そうでないかぎり工夫して良い仕事を積み重ねれば必ず感動する仕事が生まれる。
いかなる方法で役に立つか、駅員さんも、コンビニの店員さんも、おっ、さすがだな!と思わせるような世の中になれば楽しいじゃないか。
そういう余計なことばかりしようとするから、わたしは周りから煙たがられるのだけど( ̄▽ ̄;
昔オーディオをかじったことのある人なら、JBLのスピーカーとマッキントッシュのアンプだからJimmyJazzはこういう音なんだなと思うかもしれない。でもJBLのスピーカーとマッキントッシュのアンプさえあれば万事OKでないのは、導入以来散々苦労してきたのを見てきた人ならわかるはずだ。
スピーカーリベラメンテケーブルとマグナライザージャイアントのサポートはあるけれど、それ以前のアンプへ入力する前の段階で、ここまでトータルの音質が決められるのだ。
じゃあアンプとスピーカーは何でもいいのかというと、いいような気もするがやっぱりマッキンとJBLが当店のトレードマークなのでよくない気もする( ̄▽ ̄;
台風24号の接近に備え、本日午後1時に閉店します。どうか皆様も安全の確保に努めてください。
知り合いのバーバーさんが毎日休まずブログを書いていて、「1年間毎日ブログを書いたら人生が変わります!」と、ブログ生活のススメを強く主張なさっている。まあこの方はバーバーさんなので仲間との出会いがあったり仕事が増えたりすると言いたいのだろうけど、なかには「収入が10倍になる」とかそういった怪しげなことを書いてる人も多くある。
少し休んだりしたこともあったが、1999年からほぼ毎日日記を公開しているわたしにしてみたら、そんなに劇的に人生変わったか?というのが率直な感想(^^;
一年程度でそんなに人生が変わるなら、18年もやってたらもうとんでもないくらい友達が増えたり収入が増えたりしてもいいはずだが、そういうことはない、いや、少しはあるかな?あるいは人生が激変するのに慣れてしまって、あまり変わったと思えなくなったとか?
いずれにせよ、日記書き続けて18年経ってもそんなに出世はしていない( ̄▽ ̄;
副収入とか不労所得とか、そういうことばかり考えてブログやっててもつまんないもんね。
マッキントッシュのプリアンプC34Vがメンテナンスから戻ってきた。送るのも大ごとだったが、送ってきた箱を開けて結線するのもまたかなりめんどくさい(^^;
たくさんの機器からの配線を司令塔であるC34Vに繋げなくてはいけない。ケーブルの方向性や刺す順番、コンセントの極性とかずっと昔にやったことで、どうやって繋いだか自分でもよく覚えてない。
とりあえず音が出るように結線を終えて鳴らしてみると、モニター的なパワーアンプ直結に比べやはり端正で音楽的、やはりこれでなくてはいかん。
新製品のUACU-700との相乗効果もあって、美しいピアノサウンド、生々しいサキソフォン、しっとり聴かせる女性ボーカルと、言うことなしです。
USBアキュライザー UACU-700は、パソコンのUSB端子から引っ張ってきた信号を入力するUBSケーブルとUSBコンバーターとの間に接続する。したがって端子は入出力とも通常のUSB端子(オスメス)である。
実際に手に取って接続すると、ケーブルのような若干の柔軟性があるので、多少はアキュライザー自体を曲げることができる。23センチあるといってもこれならあまり背面の壁から離さなくても接続できる。
繋いで音を出した瞬間、「どうですか?」と秋葉社長。そんな、2秒くらいしか聞いてないのにわかるわけがない(^^;
それでもいろんな音がいっぺんに聞こえてきて、何がどうなってるのか頭の中が混乱する。か、軽いですね!わたしの口から最初に出た言葉が「軽い」だった。高周波の倍音が一斉に鳴り出したのでそう感じたのだ。
ありえないくらいエコーがかかるのと、もう一つ最初に驚いたのがベースのピチカート。弦を弾いたとき一番大きい音がして徐々に減衰していくのが普通だが、アタックの音に続いて一瞬音が減衰すると思いきや、また音が大きくなっていくサスティーンがすごい。確かに名人が弾く楽器の音はこういう鳴り方がする。もちろんビブラートやトレモロも完璧だ。プリアンプ不在で当店のシステムが完調でないとはいえ、こんな音をデジタルで聞いたのは初めてである。取っ替え引っ替えソフトを聴いているが、これはものすごいことになりそうな予感。
心配事というのは、新製品USBアキュライザーの長さが23センチもあること。これをUSBコンバーターの背面端子に差し込むには、コンバーターの筐体を後ろの壁からかなり前にせり出さないと無理である。
実は前のデジタルアキュライザーのときもそのままでは接続できず、ラックの奥に押し込めていたD/Aコンバーターを前にせり出すことになった。
知ってる人は知ってるが、機器をラックのどの辺りに置くかでかなり音が変わるのである。そんなたいそうなと思うかもしれないけど、一つの機器を前に出せば見た目をそれに合わせて他の機器も前に出したり、あるいはラックそのものを壁から離すことになると大ごとである。
デジタルアキュライザーは長さ9センチなので少し前に出せばなんとかなった。USBも同じくらいのつもりで考えてたらまったくの新設計、なんと23センチ!?
当店のラックは備え付けで移動ができない。下手をするとUSB-201を斜めに置くとか縦に置くとか、変なことになるんじゃないかと( ̄▽ ̄;
昨夜インフラノイズ秋葉社長が直々に届けてくれました。
AUSIC小坂さんからプリアンプのメンテナンスが完了して来週早々に発送すると電話があり、さらに今夜秋葉社長がインフラノイズの新製品サンプルを持ってきてくれることになっている。やっとベストな環境でジャズが流せると思いきや、一つだけ心配なことがある。アレッ?いけるかなぁ?これをああして、こうずずずいっとやればなんとかなるだろうか?よくあることなのだが、今回はとてもとても心配なのである。大丈夫か!?大丈夫なのか!?ソワソワしてしまうじゃないか( ̄▽ ̄;
当店のプリアンプのメンテナンスは今月末くらいに終わりそう。それまでインフラノイズのD/AコンバーターからパワーアンプにRCAケーブルで直結して鳴らしている。詳しくない人のために説明すると、マッキントッシュのシンボルともいえる青く輝く右と左のメーターは、それぞれのチャンネルからのワット入力に応じて振れているわけだが、片チャンネルそれぞれにボリュームが付いていてこれで出力を調整する。
前段にプリアンプ(C34V)がある場合は、パワーアンプのボリュームは全開にしておいてプリのマスターボリュームで音量を調整しているが、パワーだけだと左右別々にボリュームがあるため音量調節が少々めんどくさい。さらには左右の音量を目分量で揃えなくてはいけないわけだが、左右を揃えるために活躍するのがこのブルーのメーターというわけ。ただの飾りじゃないのだ(^^;
調整の仕方は、まずモノラル音源のCDをかけてボリュームをあげる。するとメーターの針が音楽に合わせて振れ出すので、METERのセレクターをWATSからHOLDに切り替える。針は最大音量のところでホールドされるから、その最大値をボリュームで左右合わせればよい。
メーター無しでのっぺらぼうのパワーアンプも多い昨今であるが、マッキントッシュならではの便利な機能である。しかし、ちょっと音が大きいなと思っても左右いっぺんにボリュームを下げられないので、やっぱりプリアンプなしだと何かと不便である。
それに、プリがない今の方が音が良いなんて可愛くないことを言うお客もちらほら居てまことに面白くない。お世辞でも「やっぱりプリがないと音が寂しですね」くらい言うもんだろう、そこは。ああC34Vよ早く帰ってきておくれ〜( ̄▽ ̄;
横浜で昨年から始まったバーバーとリンディホップ/スイングダンスのコラボイベント、ジャズの聴ける理容室を標榜しているJimmyJazzが行かないでどうするかということで2年連続参加。今年はバーバー色がやや弱まり、ダンスを中心に神奈川のバーバーさんたちが無料ヘアセットブースを設けた。
去年はこのイベントのために二ヶ月ほど前からスイングダンスを習い始めたが、やはり付け焼き刃では全く踊れず。それでも楽しくて楽しくて、この第二回開催に向けて1年間修行を重ねて来たのだ。
その甲斐あってか、当日はもうポロラルフローレンのスーツが汗びっしょりに濡れるほど踊りましたよ(^^;;
元々どんくさくてリズム感も運動神経も弱いわたしなので、一年くらいやったって全然うまくなってないけれど、男性バーバーの皆さんが恥ずかしがって誰も踊らないものだから、若くて美しいお嬢さんが次々に踊ってくださいとわたしのところにやって来る。これでは身体が持たないので、無理やりクックグリースのニワトリみたいな髪にセットされた現地バーバーの降矢さんに「さあ降矢さん!踊ってあげてください!」と無茶振り。最初恥ずかしがっていた降矢さんも、二人三人と踊ってるうちにノッて来た様子。
そりゃそうだ、このイベントに来てる人は皆、心の中では踊ってみたいと思ってるはずなのだ。トサカを揺らしながら果敢に踊っている降矢さんに勇気づけられて、何人かのバーバーさんも最後のほうは踊り出した。早く踊っていればもっともっと楽しかったのに、きっとそう思ったはず。
こうしてほんの少しの勇気を出して踊ってみたら楽しくて楽しくて、夢中になってしまう人を何人も見てきた。オーディオもそうだけど、こういう瞬間が一番嬉しくて、思い出してもニヤニヤしてしまうなー( ̄▽ ̄;
昨日は新幹線で横浜まで行って来ましたよ。去年も行ったスイングダンスとバーバーのイベント。例によってスーツに蝶ネクタイで元町中華街をウロウロしてたのだが、なんだこの周りから浮き上がる感じ(^^;
横浜はおしゃれな街だから、わたしみたいな格好…とは言わないまでも、おしゃれにキメた人がいっぱいいると思ったのに。去年の冬に原宿に行った時も浮いてしまって恥ずかしかったが、うーん大阪の方がまだ普通に歩ける気がする。要するに田舎モン丸出しってことなのか( ̄▽ ̄;
そんな中で、いつも颯爽とヴィンテージのスーツ姿で現れるMid Century Barberの阿部さん親子。さすがのわたしもこの人たちにはかなわない。
梅田のカフェで毎週金曜にやっていたDJイベントがなぜか終了になると発表された。時々行ってたものだから、ああ残念だな淋しいなと思ったが、そこそこ人も入ってたのになぜ止めるのだろうと調べたら、どうやら風営法に引っかかるようである。
つまり飲食店で客にダンスさせるのは違法ということらしい。
ええ?今どきそんなこと言ってんのぉ?てな印象だが、飲食店と風俗店の線引きにダンスが含まれるとは思ってもみなかった。ジャズ喫茶でも理容室でも客がノッて勝手に踊り出したら違法ってことなのか。日本人なんて恥ずかしがり屋なんだから、踊らせないより踊らせるほうがよっぽど難しいぞ(^^;
ちょっと前に「千円カットの店はシャンプー設備がないから違法」とかいって理容組合が騒いでたけど、そんなことで繁盛してる事業を妨害するより、そっちを見習って自店を繁盛させる方法を考えるべきじゃないか。
この一連の飲食店でダンス禁止も、取り締まるより規制緩和して繁栄に向けるべきだ。増税よりそっちのほうがよっぽど大事だと思うけどな。JimmyJazzも”ダンス禁止”の張り紙するべきかな( ̄▽ ̄;
お客様の散髪が完成に近づくと、後光が差すというか顔の周りがパッと明るくなる。そういう仕事を心がけている。どんな職種でもいい仕事をすると、そこに光が差す。オーディオでも良い音が出るとパッと明るくなる。音と明るさ関係ないけど、どんよりしてた空気が澄んで部屋が輝き出す!ような気がする(^^;
法則性のないものに手を加えることによって、何かが揃う。そのカチッと揃った様子を感知して美しいとかカッコいいとか光ってるとか言うのだろう。
「元の演奏を聴いたこともないのに、なぜその音が正しいか判るのか」というと、揃ってなかった音が揃った様子を美しいと感知できるからなのだ。
AFさんがご子息を連れて散髪に来てくれた。
「おっ、今日は音がいいですね!」
ん?今日は??
「いや、いつもいいですけど…(^^;」
前に来てくれたときと何も変わってないけどなぁ、強いて言えばプリアンプ修理中でパワーアンプ直結にしてることくらいか。わたしとしては特になんてことない音のコンディションである。
夏はオーディオにとってよくない、というより暑いと感受性が鈍るんやろな。猛烈に暑かったり寒かったり、地震や台風で停電になったり、常に生活が脅かされている状態だと、感覚が敏感だと精神が持たないからバリアーを張っているんだろう。
それが暑さが和らいだり、生活にホッと一息つく余裕が出てくると芸術を愛でる感覚が蘇るんだ。
つまりオーディオや音楽なんてものは、余裕あってこそ楽しめる贅沢で、それを趣味にできることはとてもありがたい暮らしができているってことなんだろう。
台風21号による停電騒ぎも一段落ついたと思ったら、ホッとして疲れが出たのか珍しく風邪などひいてしまい、定休日の昨日もおとなしく家でゴロゴロしていた。まあ、風邪ひかないでもいつも休みはゴロゴロしてるけどね(^^;
今日は絶好調とは言わないまでもだいぶ回復して、たくさんのお客様にも来ていただき営業を終えた。
季節の変わり目は暑いのか寒いのか、空気は乾燥してるのか湿ってるのかよくわからなくて調整が難しい。次の休みは横浜まで遠足なので体調を万全に整えておかなくては!
”カレー特集”のタウン誌をめくりながら、「隣のカレーはクセになるよね〜」とお客様が口を開いた。
近頃カレーを売りにするカフェが増えていて、ジャズ喫茶でもなぜかカレーを出すところが多い。カフェ・ストーリーヴィルもそのタウン誌でジャズの聞けるカレーの店として紹介されていた。
さすがにJimmyJazzでカレーを出す気は無いけれど、隣の食堂「やまだ」のカレーは密かにナンバーワンではないかと思ってる。
舟の形のカレー皿に赤い福神漬けが添えられたいわゆる洋食屋のカレーで、カツカレーの時とエビフライカレーの時とがあり、どちらかは選べない。これにウスターソースをたっぷりかけて食すのであるが、かなりの辛さで、胃の弱い従業員がひっくり返ったほどである(^^;
「やまだ」でカレーが提供されるのは、以前は土曜日だったが近頃は金曜日のランチタイムのみ。午前中の仕込みが始まると隣からカレーの匂いがして、おっ、今日はカレーだなとそわそわしてしまう。
決して美味というのではないと言ったら怒られるけど、隣のカレーは定期的に無性に食べたくなる。
「何かヤバい物でも混ぜてるんでしょうかね〜」と言って、お客様は笑っていた。
昨夜午後11時過ぎ、ようやく我が家の電気が復旧した!パパパッと電気が点いた瞬間の嬉しさといったらもう!www
皆さんの注目は既に北海道で起きた地震に移っていて、大阪で台風による被害があって停電中の家屋で生活している被災民がいることなんて忘れちゃったかもしれないが、わたしの家ではのべ三日間、風呂も沸かせないエアコンも扇風機も動かない、洗濯もできない、スマホの充電もできない状態で我慢していたのだ(^^;
子供達もストレスの限界に達していた。これは被災者の気持ちになってみないとわからない。実際、停電がすぐに復旧したところに住んでる人にとっては、台風なんてもう過ぎ去ったことで、真っ暗な中で晩御飯を食べてる人たちがすぐ隣に住んでいるという実感などないに違いない。わたしもこれまで逆の立場だったから、他人事と思ってたもんな。
いつも当たり前のように使ってる電力がこれほど有り難いものだとは!明るさは文明の力である。真っ暗なのはもうかなわん!!( ̄▽ ̄;
2018年9月4日、台風21号が通過するのをじっと待っていたら、電柱からJimmyJazzの軒先へと繋がっている電線が強風で切れて、店の目と鼻の先にぶら下がり、風に煽られのたうつ蛇のように暴れまわる。うわっ、これって映画とかでよくある触ったら高圧電流で感電死するやつとちゃうんか( ̄▽ ̄;
ぶらぶらして目障りだが、万が一触れて感電死したらイヤなのでそのまま放置しておいた。
これくらいの被害で済んでよかった。さて家に帰ろうかと19時ごろに店を出て、電動シャターのリモコンボタンを押すが、うんともすんとも言わない。シャッターが動作しないのだ。うわー、これは困ったぞ!ご存知のようにシャッターのリモコンの電池はこないだ新品に替えたばかり。台風のせいでシャッターが壊れたのか??
大阪府住宅供給公社の営業時間はすでに終わっているから、明日修理の電話をしよう。シャッターは開いたままでドアに施錠し、店にある有り金全部を持って一旦帰宅することにした。翌朝、早速公社へ電話をかけ、「電線が店の前にぶら下がってたいへん危険なのでなんとかして欲しい」「そのせいかどうかわからないが電動シャッターが動作しなくなったので修理して欲しい」と2点を訴えた。
「危険」を強調したのが効いたか、台風直後にも関わらず対応は意外と早く、その日のうちに電力会社の人と、シャッター修理の人が様子を見に来てくれた。
まず、感電死の恐れのある宙ぶらりんの電線は、”電話線”だということでNTTに撤去の連絡してくれた(^^;
そして電動シャッターを点検してみると、20数年使ったので”単なる寿命”という診断を下された。台風全然関係ないやんけ!( ̄▽ ̄;
(ちなみに両方とも修繕代はわたしでなく公社持ちになる)
今度の台風も大したことなくてよかった…と思って帰ってみたら、自宅の一丁目周辺は停電で真っ暗。まるでゴーストタウンの様相だ。これはひょっとしたら大きく見誤っていたかもしれない。
家に戻ると真っ暗な中で緊急用のラジオが流れていた。ガスと水道は来ているが電気がダメ。電子制御の湯沸かしでは風呂も沸かせない。明るいうちに作っておいたという焼きそばを食べながら、自分がまさに被災者だということに気がついた(^^;
電気が無いって致命的だね〜。テレビ、エアコンはもちろん、WiFiも繋げないし携帯の充電もできない。冷蔵庫の物は傷んでしまうし、それに何よりも暗い!懐中電灯の明かりを頼りに探し物をしても見つからないのである。
結局、家族でJimmyJazzまで移動して携帯の充電をしながら嫁や娘の髪を切ったり、氷を入れたチューハイを飲んだり、電気が明るく点いているありがたさを噛み締めながら11時過ぎまで過ごして家に戻った。こんな生活がいつまで続くのか。ああ早く復旧してくれないかなー。
2018年9月4日14時現在、JimmyJazzは台風21号の暴風域に入り、いろんなものが飛んでくるのが怖くてシャッターを下ろしているが、客足も途絶えて帰るにも帰れず、とりあえず店内を掃除して嵐が過ぎ去るのを待っている。こんなすごい強風は初めて体験する。怖いなー。現代なら台風とわかってるし、過ぎ去って行くのも知ってるから呑気にしてられるが、何の情報もない昔の人はめちゃめちゃ怖かっただろうなー。それこそ神の怒りと言われたら信じてしまうだろう(^^;
皆さん、Masterがヒマなんだったら遊びに行ってやろうかなんて思わずに、暴風雨が収まるまでは外に出ず慎重に安全を確保してくださいね。
この頃時間がないのと体力的な問題で更新をすっ飛ばすことがちょくちょく出てきて申し訳ない。すでに内容も薄くてグダグダな日記なので、どれだけの人が毎日見に来ているか疑問だけど、更新しないとますます見にきてもらえないようになるので、無理はしないけれどできるだけ頑張って書きたいと思う(^^;
おおっと、今日はわたしのトレードマークについて書こうと思ったらまた予約が入ったじゃないか!怠けてるわけじゃないのだ、許してください〜〜( ̄▽ ̄;
オールディーズやロックンロールが好きで、そこからジャズに流れてくる人も多いだろう。そういう人たちはいわゆる”古いもの好き”で、年月を経てある程度評価の確立した物事に価値を見出す、どちらかというと保守的な人なのかもしれない。
ロックンロールより古いからジャズはロックンロールな人たちに一目置かれる。だからと言ってジャズ族になるかというと、音楽が複雑で難しいから移行するにもできない。そのことがまたジャズへのリスペクトにつながっている。何しろ古ければ古いほど権威があって値打ちがあるという精神構造になっているから単純なものである(^^;
そこで尊敬されるはずのジャズファンはジャズファンで、クラシックに対してコンプレックスを持っている。クラシックはジャズよりずっと歴史が古いから当然のこと。でも、新録音のクラシックばかり聴いてる人に対しては内心見下してたりして。古いもの好きの思考回路は単純だ( ̄▽ ̄;
このことはダンスにも当てはまるらしく、ジャイブというスイングダンスにそっくりのロックンロールに合わせて踊るダンスがあって、そっくりなだけにジャイブを踊ってる横でスイングダンスを踊ることも可能。そうするとジャイブなダンサーがサーッと引いていくというのだ。これはジャズがロックの上位概念となってる構造と同じで、スイングはジャイブの上位概念ということが刷り込まれてるみたい。
音楽が単純でやさしくなるにつれて大衆の人気を獲得したように、簡単で真似しやすい方が人気が出て、難しくて真似しにくいものは尊敬の対象になる、ということなのか。
う〜んこれは誤算だったと思うこと、それは時の流れがどんどん加速度を増して、自分の感性の成長スピードが追いつかなくなること。10代20代の頃にカッコいいと思った物事がイコール流行の最先端だったのが、30過ぎたあたりから少しずつズレ始めて、おかしいな、こんなはずじゃなかったのにと思ってるうちに時間が過ぎて、気がついたらもう追いつけないほど取り残されている。そうなると今度は自分が若い人たちの感性を学ばないといけなくなる。それでも間に合わなくて、周回遅れで走ってたらバーバーブームがやってきて、こんどは重鎮とか言われ出して妙に恐れられて、そんなぁ、内田裕也じゃないんだから、古いのが居座ってたら若い人もやりにくかろうということで、まあ、あんまり出しゃばらないよう気をつけます。。。
できれば3回コールの前に電話を取りたいけれど、どうしても出られないときだってある。トイレに入ってるときや、シャンプーしてるとき。タイミングが合えばシャンプー中でも出られる場合もあるが、頭が泡だらけのお客様をほっておいて電話をとることは難しい。
シャンプー中にかけていたレコードが終わって、ああ、ひっくり返したいのにひっくり返せない、ブチブチッ、ブチブチッ、と寄せては返すカートリッジの音が店内に響いていたこともあった。今は木曜のアナログナイト以外、ほとんどパソコンのハードディスクから再生してるから、レコードをひっくり返す手間もなくなった。
それが今日、シャンプーしながら、あっ、レコードひっくり返さなきゃ!と一瞬思ってしまったのである。カーティス・フラーの「ブルースエット’93」がかかっていた。これは名盤『ブルースエット』のメンバーによるリユニオン再演盤なのだが、オリジナルの「ブルースエット」でA面が終わると身体が覚えていて、レコードひっくり返さなきゃ!と反射的に思ってしまったのである。
しかし、この『ブルースエット’93』はデジタル音源だし、そもそも現在当店にプリアンプがないからレコードはかからない。これはいよいよ当店のデジタルがアナログと同等になったという自慢か!?それとも単にボケ始めただけなのか( ̄▽ ̄;
レコードプレーヤーから入力するアンプのフォノ端子は、CDなどと違い微小な信号を増幅するためノイズを拾いやすく、フォノ端子を使わない人のためにショートピンが付属していることも多い。これはセレクターがPHONOになってなくても音質に影響があることを意味する。
したがって、レコードプレーヤーを接続してる場合でも、先端のカートリッジが何かしらの振動を拾っていると思って間違いない。
レコードプレーヤーのダストカバーがある場合、これを閉じているとその空気の容積に応じたピッチの影響を受けるかもしれないから、当店のダストカバーはレコードをかけないときでも演奏中は開けてある。
いま現在当店のプリアンプはメンテナンスの出していて、D/Aコンバーターからダイレクトにパワーアンプに入力しているから、レコードプレーヤーからの線は差すところがなくて宙ぶらりんの状態。
にもかかわらず、ダストカバーは開けてある。たとえ信号的にレコードプレーヤーの影響を受けなくても、他の要因で音質に影響を受けることがある。同時に別の理屈が発動するからオーディオは恐ろしいのだ(^^;
スマホ画像を見せられ、久しぶりにショートレイヤーの注文があった。トップとフロントは短く、サイドは耳に少しかかるくらい。エリス・レジーナみたいな髪型だ。わたしはこの耳にかかる感じが苦手で、ついきれいに耳を出してしまいたくなる。
20年くらい前にカリスマ美容師ブームが巻き起こって、テレビタレントのほぼ全てが美容師にカットされるようになった。当時の美容師さんは刈り上げなんてできないから、髪を左手の指で挟んでカットしていた。だからどんなに短く切ってくれと頼んでも、指一本ぶんの長さが残る。この長さがちょうど耳に少しかかるくらいになってしまうのである。
理容師のわたしが耳にかかる中途半端な長さの毛を、スパッと刈り上げてしまうことは容易いが、それをしてしまうとなんだか古くさい髪型に見えてしまう。それで苦労して(?)耳周りに指一本ぶんの長さを残したものだ。
今見ると、耳にかかるくらいの方が古くさく、スパッと刈った方がイケてる感じがする。今回も苦労して耳にかかるくらいの長さにした(^^;
連休中、家内は高校野球、わたしは映画三昧。事実は小説より奇なりというが、ドキュメントよりもよくできた作り話のほうが好きなのだ。現実にはオチがなく、エンドマークもない。つまらない作り話はダメだけど、作り話と知っててもなお引き込まれてしまうとき、それは現実を凌駕する。
台風と共に我がマッキントッシュC34Vは宅急便で修理に行ってしまった(送料2138円)。しばらくパワーアンプ直結で辛抱である。
ところで、こないだダンスで知り合った男性に店の住所を訊かれたので先行予約ページのURLを教えたら、「なんでLANケーブルなんか売ってるんですか?!」と驚かれた(^^;
いや、友人がオーディオメーカーやってるもので、音の良くなるケーブルとか売ってますと答えたが、LANケーブルで音が変わるわけないやろ大丈夫かこのおっさんと思われたんじゃなかろうかw
あるいは詐欺まがいの商売に手を染めてる悪徳バーバーと思われたかもしれない( ̄▽ ̄;
ちょっとパソコンに詳しい人ならLANケーブルで伝達される信号が途中で変質することはありえない、したがって音質がLANケーブルで変わることなどありえないと思うだろう。ところがそれでも音が変わるのがオーディオマニアの世界で、まあマニアとは狂人かクルクルパーのことらしいから、頭がおかしいと言われても反論はしない。
近日発売予定のUSBアキュライザーも怪しいといえばこれも怪しい部類に入るけど、どうしてもインターネットからのデジタル音源を良い音で聴きたい、そういうマニアックな人だけ興味を持てばいいのだ。
でも、初対面の人が高いLANケーブル売ってるのを見たら、ここのバーバーは大丈夫なのかと思われるかもしれない。後ろの方に引っ込めといたほうがいいかもな…。
夏期休暇も昨日で終わり、今日から営業再開である。例年だと休み中でもブログはムキになって毎日書き続けたけど、今年は思い切ってブログもお休みにした。新しい試みである…って書かないだけだが(^^;
さて、営業開始早々、やることといえばマッキントッシュC34Vプリアンプの結線を外しておくこと。今夜オージック小坂さんがわざわざ梱包に来てくれるらしい。午前中にヤマト宅急便から精密機器用の
梱包材が届いた。1,242円也。これと別に送料がかかって2,138円。修理業者に送るだけでも大ごとだ。
当店のオーディオシステムの配線は、繋いだわたし本人でさえどうなってるのかわからないほど入り組んでいるから、プリを外してパワー直結にするだけなのに、大変なのである。
アナログが聴けなくなるのは当然としても、プリアンプのサービスコンセントからあれもこれも電源を摂ってるし、タップを介さないで電源を確保するのはちょっと工夫が要った。
で、パワー直結だと音のクオリティがドッと落ちるかと思いきや、これはこれでダイレクトな感じがして悪くない。ただやはり音楽性とか言い出したら少しダメかも。自作派やシンプル&ミニマルなオーディオマニアが好きそうな音に近づくのだ。
それにしても小坂さん、夕方に梱包にきてくれるそうだが、台風接近中で電車が止まり、帰れなくならないか心配である( ̄▽ ̄;
あー、長かった!やっと世間のお盆休みが終わって、明日から三日間はJimmyJazzの夏休み。ちょっと風邪気味だし、ゆっくりしよう、ゆっくり!本当は空気の良いところに行って温泉浸かってリフレッシュしたいけど、とりあえず明日は休養します。こういう世間の休みがイレギュラーな時期はGWもそうだけど中弛みして疲れるのですよ。忙しいなら忙しいでダダダダッと仕事してたらすぐに終わるけど、忙しいような、忙しくないような先の読めないパターンは疲れるのよね(^^;
三日間の予定としては、明日は家でのんびりして、明後日は映画でも観に行って、水曜はダンスかな?あんまりいつもと変わらんな。「Master、夏休みは家族でどこか行かれたんですか?」なんて訊かないでおくれ〜( ̄▽ ̄;
ということでお疲れ様でした。ありがとうございました!
「日経新聞で読んだけど、QBハウスが値上げするんだってね」
よくご存知で。10分千円の格安カットチェーンが2019年2月1日から1200円に値上げすると発表した。
よくQBの1分あたりの値段は100円だからあそこは高級店なのだという話が出る。確かにJimmyJazzより1分あたりの料金は高い(^^;
今度の値上げで1分あたり120円になるから、QBの高級店化はますます加速する?
しかし、1分あたりいくらだろうと、QBが高級店に見えないのはなぜか。それは、あそこには散髪の好きで好きでたまらない客が行かないからである。中にはQBで散髪するのが大好きという人もいるかもしれないが、どちらかというと髪が伸びたから仕方なく行く人が多いのではないか。
そういう散髪に行くのが嫌いな客を相手にするのはQBにお任せして、我々バーバーは自分の店に来る顧客が喜んでお金を置いて行く、そういう仕組みを知恵を絞って考えなくてはいけない。散髪するのが嫌いで、嫌々お金を払うようなお客はいずれ安い店に流れて行く。そうではなくブランド物や高級車を欲しがるようなキラキラした目で散髪に来てくれるよう頑張ろうじゃないか。自分がより高い満足を得るためなら、お客は喜んでお金を使いたいと思うが、気が進まない物に対してはびた一文払いたくないもの。
税金や年金だって、国民が喜んで払いたくなる仕組みを作ることは可能だと思うのだが。
リンディホップというダンスは、男性をリーダー、女性をフォロワーと呼ぶ。リーダーは曲に合わせてダンスの動きを考え、フォロワーに力の方向を以って伝えなくてはいけない。原則フォロワーは自分から動いてはならず、リーダーの操る動きに従い踊ることになる。つまり、どう踊るかはリーダーである男性にかかっているのだ。上手なリーダーだとフォロワーの女性をくるくると転がして見事に踊らせてみせるのだが、リーダーがダメだとダンスとして先に進まない。まるでジャズの即興演奏そのものだ。
それでジャズを聴いていても「この曲だとここでどんなふうに踊るか」とか、これまでとは違った聴き方になるのだが、これが意外と新鮮で、耳にタコができるくらいよく知ってる曲ほど楽しく聞けるのである。より積極的に演奏に参加するみたいなものか。それにしてももう一年経つというのに一向に上手くならないから困ったものである(^^;
人力車のイメージビデオを編集してインスタグラムにアップしたら、BGMが著作権に引っかかってボツ。その後音楽だけ差し替えて何度もアップロードを試みたがことごとくはねつけられた。こんなに古い曲ばかりなのに(^^;
そういうわけでインスタは断念。Youtubeにアップしたところで精根尽き果てたわい。
あっ、とっちい食堂やってるな。
インスタグラムを開いたら案内が出てた。とっちい食堂とは、スイングダンス仲間のとっちいが仕事の休みの日に開いているお店である。以前ご紹介したカフェ・ストーリービルもそうだったが、普段会社員として務めながら、将来の独立を夢見て休日だけ間借りしてオープンするスタイル。
ちょうど休日で、昼はどこで食べようか思案してたところ。この機会を逃すと次はいつ行けるかわからないので、いっちょ四ツ橋まで行ってみることに。とっちいはわたしの突然の訪問にとても喜んでくれた。
釜玉そうめんをオーダーして待っていると、車夫の格好をしたお兄さんが汗だくで入って来た。表に目をやると立派な三人掛けのシートがついた人力車が停めてある。へえ〜っ!これは立派ですね!クラシカルなモノは何でも好きなわたしはすぐさま喰いついた。釜玉そうめんはとっちいが時間をかけて茹でてくれたというのにあっという間に食べてしまった(^^;
訊けば、この人力車は200万円かけた特注品で、軽自動車の屋根付き車庫を借りているという。
京都ではちょくちょく見かけるが、ミナミで人力車は初めて見た。通常は2千円の乗車料金だが、宣伝してくれるなら半額でいいという。こんな経験なかなかできない。四ツ橋のとっちー食堂からアメリカ村のサマンサビンテージまで乗せてもらうことにした。風を切って車道を走ると気持ちいい。アメリカ村に入ると注目の的だ。
目的地に着くとちょうど古着屋の女主人サマンサが到着したところで、人力車にはギョッとした様子だが、わたしが乗ってることに対しては、さも当然であるかのような反応が可笑しかったw
記念撮影して人力車”覇者”さんとはお別れ。その後サマンサで蝶ネクタイを購入し、贅沢な気分を味わった1日だった。
このごろは、毎週水曜の夜に神戸三宮の東遊園地という公園でスイングダンスの練習をしている。公園なのでノーチャージなのがありがたい。先週はいつも機材を持って来てくれるケンジ君の髪が伸びてたので、ハサミを持って行ってチョキチョキ切っていたら目立つ目立つ、踊ってるのも目立つけれど、ありゃ散髪しているよと目を丸くして通行人が歩いて行く。
こういう公園にはたいてい防犯カメラが付いていて、我々が毎週ダンスしているのも見てないようでちゃんとチェックされてるものだが、今回はなんと管理会社の人が出てこられた(^^;
「いつもここでカットなさってるんですか?」
あっ、すみません。今回が初めてです。ゴミはちゃんと後で掃除しますんで。
「いやぁ、自由に楽しんでくださるのは結構ですが、こんなケースは初めてなのでビックリして(笑)」
よっぽど怪しかったのだろう。そりゃそうだな( ̄▽ ̄;
わたしの趣味は大きくはジャズ、趣味というより仕事、ライフワークだと言ったらカッコつけすぎか。そのジャズから派生してオーディオとかスイングダンスとかクラシックなファッションとかいろんなものがぶら下がっている。
それらがマイブームになったり飽きたりしながら生活しているわけだが、次に面白そうだなと目をつけてるのが靴磨き。もともと靴を磨くのは好きだけれど、YouTubeの動画で鏡面磨きという顔が映りそうなくらいピッカピカに磨くのを紹介してたりして、道具揃えて色々磨いてみたい衝動に駆られているw
それと、靴磨きの椅子を店に置いたらカッコいいんじゃないかなんて。どーんと高くなった椅子に座ってもらって靴までピカピカになって帰っていただく。実際にイタリアのバーバーで靴磨きしてる動画を見たことがある。まあそこまでやるかどうかはわからないけど、妄想は膨らむばかりだ。
今朝JimmyJazzに出勤してリモコンを押しても電動シャッターが開かないので焦った。こういうとき鍵じゃなく電池式のリモコンに頼らざるを得ないのはとても不安である。電池切れか?9時から予約が入ってるので迷ってる暇はない。今年道路向かいにできたばかりのセブンイレブンに良い気分でもないのに飛び込むと、レジの店員さんに「ボールペン貸してください!」と叫ぶ。リモコンに入ってるボタン電池を取り出すにはボールペンの先でプッシュしないといけないからだ。
「ボタン電池売ってますよね?どこですか?」数種類並んでいる電池の中からリモコンに入っていたのと同じCR2025の型番を購入。
「すみませんが、ハサミで開けてください!」買った電池をその場で開封してリモコンに収める。わたしの慌てぶりに店員さんも一万円札と千円札を間違えるほど(^^;
ささっと道路を横断してピピッ、ピピッ、と遠くから何度もOPENスイッチを押しながら接近。近くまで来たところでガァーーーーーーーーーと作動した!よかった!よく見たらリモコンの裏面に「電池の寿命は一年です」と書いてあるではないか。前に電池変えたのは、数年前だったかな( ̄▽ ̄;
とにかく当店のすぐそばにコンビニができて、この時間に開いててよかった!セブンイレブンいい気分であるw
台風の影響で大阪市西淀川区の現在の気温32℃、昨日までと比べて2℃ほど低いだけでオーディオの音がこんなによく聞こえることに改めて驚いている。やっぱり暑すぎるとダメなのだオーディオは。
こんなふうに冴え冴えと鳴ってくれたら勇気が凛々と湧いてくる。音の良さはわたしの気力のバロメーター。こんな音で応援歌が鳴っていたら怖いもの無しで、もうどっからでもかかって来んかい!てなもんである(^^;
音楽にはそれだけのパワーが封じ込められているというのに、それをいつでも好きなときに取り出せないというこのもどかしさよ。
ろくに社会経験もないままJimmyJazzをオープンして以来30年間ずーっとこの店に引きこもって生きてきたから、いまになって社交性のないオタクになっちまったと後悔している。もっとも外に出たからって社交的になっていたとは限らないが、人間関係って色々大変だなあと思う。こんな狭い世界で生きてきて大変なんだから、嫌な人とたくさん会わないといけない仕事など、どんなに大変かと想像するだけで気絶しそうになる(^^;
好きなことだけして生きてこれたのだからラッキーなことだ。でも好きなことしかしてないから融通が利かない性格つまり偏屈なオヤジになってしまった。「俺の仕事が気に入らないなら出て行きやがれ!」と口に出して言わないまでも、そういう雰囲気が滲み出てるのかもしれないなぁ、なんか嫌だなあ…w
JimmyJazzは開店以来30年間一度も改装やリフォームをしていない。それでちっとも古臭くないというのが自慢といえば自慢だったのだが、それって床屋で散髪せずに自分で髪をカットしてスタイルをキープするのが自慢の素人さんと同じ発想なのかもなと思い始めた。それもいいけどたまにはプロの技術を信用して手を入れてもらうのがいいのかも知れない。
でも実際、どんな風に改装すれば今よりカッコいいJimmyJazzになるのか、皆目見当がつかないってのもあるんだけど。そこが素人の発想なんだろな(^^;
久々にハーマンインターナショナルのホームページを見たら、「JBLの聴ける店」というコンテンツが出来ていて、全国のジャズ喫茶が紹介されていた。さっそくそのことをお客様に話したら、「ここ(当店のこと)が載ってないのはおかしい!」と憤慨されてた。たしかに。でもハーマンで買い物したこと一度もないしなぁ(^^;
自分でわざわざ買って食べようとは思わないが、毎年お祭りの季節になると母が孫たちにとスイカを丸々一個買ってくれる。子供達は食卓塩をドバドバかけて食べているが、塩分摂りすぎが気になるわたしは何もかけずに。季節の旬のものを食べるのはちゃんとした理由があって、スイカには夏の体温を下げる効能がある。するとお腹の弱いわたしはいつも冷えて下してしまうのだ。
そういうこともあって、今年はわたしも食卓塩をかけて食べてみたら効果てきめん。快調快調、まったく下さないのである。塩は血圧をあげるけれど体温も上がる。なるほど塩をかけるのはスイカの甘さを引き立てる以外にそういう意味もあったのかと感心してしまった。
暑中お見舞い申し上げます。今年も8月20(月)、21(火)、22(水)三日間の夏期休暇をいただきます。よろしくお願いします。
休みに何をするかはまだ未定だけれども、せっかくなのでリフレッシュして新鮮な気持ちで一年の後半を乗り切りたい。子供達もみんな予定がバラバラだし、家でゴロゴロして終わってしまいそうな気がする。去年もたしかそうだった(^^;
今年は例年以上に休みの日以外つまり仕事が終わってから夜に出かけることが多いから、休日はゆっくり体を休めるのも有意義な過ごし方かも。
プリアンプのセレクター故障の件でオージックの小坂さんが様子を見に来てくれた。症状はメールで説明済みだったが、ちょっとみてくださいとセレクターを回すと、正常に動作するではないか。あれは暑さのせいで一時的な異常を起こしていたのか。ノブのユルユルまで直っている。
「人間の身体と同じでほっとくと悪くなるのでメンテナンスしたほうがいいでしょう」と小坂さんの助言に従い、盆明けに修理に出すことに。信頼できるオーディオショップがあるとホント助かるなぁ。
「コーヒーとか飲めるんですか?」
いえ、散髪だけです。
久々に喫茶店と間違えられたw
散髪したらコーヒー飲めますと言えばよかったか(^^;
こう暑いとクーラーの効いた喫茶店でアイスコーヒーでも飲みたくなるよね〜。常連さんなら散髪しなくても寄ってくれればコーヒーくらい淹れてあげるのに。
コーヒーで思い出した。8月いっぱいで平日夜だけ提供していたアルコール飲料を終了しようかと思う。コストがかかるわりに予想よりも需要が少なく、そんなに喜ばれてないかなというのが正直なところ。バヤリースオレンジや三ツ矢サイダーの方が人気があるのだ。
車やバイク、自転車で来店する人も多いからお酒を飲みたくても飲めないケースも。
カットの後カウンターでビールをラッパ飲みしてたらカッコいいかなというミーハーな理由で始めたサービスだけど、やはり本質から遠い部分で顧客を喜ばせるのは難しいな。
マッキントッシュのC34Vセレクターが故障したため、現在仕方なくMONO(L+R)にして鳴らしている。つまり両方のスピーカーからLとRを合わせたモノラル信号が出ているわけ。
ずっとこのままにしておくわけにもいかないから修理に出すつもりだが、13年前に修理したときの代金が31565円だったから、そのくらいかもう少し高くなってるか…(^^;
普通の家電製品でも13年もすれば寿命がくるから、新しいのを買うことを考えると世界の名機のメンテナンス代として十数年ごとに数万円程度の出費は仕方ない。
とりあえず次回オージックの小坂さんが散髪に来たら一度診てもらうとしよう。
このあいだ久しぶりにキャノンボール・アダレイの『サムシン・エルス』をかけていた。一曲目の「枯葉」はモダンジャズの最高峰とも言うべき名演。あまりに素晴らしすぎて年に2回くらいしか聴かない。しかしこのイントロは何度聴いてもゾクゾクするなー。
ふと習いたてのブルースダンスの2カウント、ワンツー、ワンツー、ワンワンワンツーが、このイントロにシンクロした。おお!そうか!この枯葉はシャンソンではなくてブルースなんだ!
リンディーホップと違ってテンポがルーズで、イマイチしっくりこないブルースダンスのステップだったが、この「枯葉」はイメージがピッタリ!そうなのだ、ブルースはこんな風に妖しげに踊らないといけなかったのだ!(^^;
あまりの感激に、すぐさまイメージビデオの構想がむくむくと湧いてきた。ちょうどダンスパーティーでブルースのステップで踊ってるカップルがいたのでヘンタイと思われないかとドキドキしながら足元を撮影( ̄▽ ̄;
マッチを擦ると現れる夢は昭和40年代の御堂筋が舞台。ダンスホール。生バンドの演奏に合わせて踊るカップル。マッチの火が消えると甘い夢も儚く消える。ジャズの聴ける理容室。なんのこっちゃw
んっ?なんだか音が変だぞ!?
音質が変だと言うのではない。スピーカー前に駆け寄ると、あっ、右スピーカーからほとんど音が出てないじゃないか!( ̄▽ ̄;
JBL4343のアッテネーターを一円玉でグリグリしてみるが治る気配がない。マッキントッシュのプリアンプC34Vには、信号の左右を入れ替えたり、左右の信号を足してモノラルで出したりするセレクターがついていて、こんなとき接触不良の箇所を特定するのに役立つ。
すると、通常固定で使用しているSTEREOポジションでだけ右スピーカーが鳴らないと判明。そのセレクターそのものが接触不良を起こしていたようだ。カチャカチャしたら治らないかとやっていたら、セレクターの固定が弛んでしまった(^^;
先日カンチさんの訃報を知ったばかりだが、13年前にカンチさんが遊びにいらした時もちょうどこのセレクターが弛んで同じ症状だった。カンチさんがあの世からいたずらしに来たのだろうか。いたずらはいやずら〜〜〜!!( ̄▽ ̄;
日本の平均的な床屋の料金が安すぎるという議論がある。何を持って高い安いを決めるのかは難しいのだけれど、当店の総合調髪つまりカット、シャンプー、シェービング込みで一時間かけて4,000円というのは安すぎる部類に入るのだそうだ。
確かにアルバイトの最低賃金の時給が千円とか決められたら、1/4持って行かれるわけだし、お客のいない時間帯も出て来るわけで当店などでは絶対に雇えない。
これに関しては、新店ほどドーンと料金高めの設定にしやすい面はある。JimmyJazzも30年前、実家やこの辺りの料金が2,800円だったときに3,000円でスタートした。同業の伯父から「思い上がるな!」と叱られたっけ。
どんな客層にどういった内容で売っていくのかは、それぞれの店が独自で工夫して、他人がごちゃごちゃいう問題でもないと思うのだが、料金体制について考えていて一つ気がついた。
わたしはそれほどでもないと自覚しているが、実家の父や弟、それに近所の古くからの床屋は、常連さんの料金をサービス価格で安く設定しているからこの価格なのではないかということ。
実際には常連さんも一見さんも同じカット料金なのだが、やはり常連さんを大事にして一見さんを軽く見る風潮がある。つまり一回こっきりの一見さんを4,000円なら4,000円で施術するのは割に合わず、何回も来てくれる常連さんだから4,000円で仕事を請け負ってるのだという意識を(意識せずとも)持っている。
知り合いの高級理容店は、初回来店時の料金が高く、何回も来ると料金が安くなるシステムを採用している。クーポンで初回が安くなるとは真逆の考え方で、これも常連さんを大事にする気持ちの表れかもしれない。
当店はそのへん結構ドライなので、ふらっと入って来た一見さんも予約が空いてれば同じ料金でやって、それで気に入ってまた来てくれたら嬉しいし、一回きりで来てくれなくてもそれはそれで構わない。きっちり料金はいただくので恨みっこなしのシステムだ。
二ヶ月に一度のダンスパーティーで、「ジミーさん踊りが上手になりましたね!」と誉められた。ふっふっふ、何しろ毎晩彼女と夜の公園で秘密の特訓をしているからな!彼女といっても犬だけどね!( ̄▽ ̄;
後から習い始めた人が上手くなってもあまり誉められないのに、わたしだけ誉められるのはよっぽどひどかったってことなのか。まあ今でもひどいけど(^^;
あなたはビリー・ハーパーの「ソーラン節」をご存知か?いや知らなくて結構。誰も困らない。テナーとトランペットの二管で大げさに例の「ヤーレンソーランソーラン」のテーマが吹奏され、トドメはハーパー地声の「やさえーんやーさーのどっこいしょ〜」(^^;
うーむ、いくらジャズは自由だからといって、こういった民謡のジャズアレンジをよくわからんまま外国人ジャズメンにやらせると、このような悲惨な事態になってしまう。
ホレス・シルバーの『トーキョー・ブルース』等、日本をモチーフにしたジャズの名アルバムもいくつかは存在するが、和メロディーをそのまま使うと失敗しやすく、イメージだけを持ち帰り、欧米人から見た日本をテーマに作曲する方が成功しやすいみたいである。
で、その「ソーラン節」がm4aファイルでリッピングされてるのに気がついたので、大した期待もせずAIFFファイルでリッピングし直したところ、ん〜なかなか良いじゃないかw
「ポ〜ン!」とアホらしい合いの手のつもりのシンセドラムも良い味出している。これだからオーディオは恐ろしい。ソーラン節もオーディオも、決してまともな神経の皆さんにはオススメしないけどね( ̄▽ ̄;
いい曲がかかると演奏に参加したくなる。その気持ちがエスカレートしてオーディオをやったりダンスしてみたり、とにかくただじっと聴いてるだけでなく、何でもいいから参加したいのだ。わかるでしょ?この気持ち。皆さんだって、オスカー・ピーターソン・トリオがかかると思わずテーブルをトントントンとリズムに合わせて叩いてみたり、ピアノの心得もないのに指をポロポロ〜ンと滑らせてみたり、指揮者の真似事をしてみたり、口パクしたり、エアギターしてみたりするでしょ?
演奏できないくせに参加したいこのわがままの捌け口。わかってください(^^;
今期の新ドラマで「チア☆ダン」というチアダンスの学園モノが始まった。かわいらしい女子高生が出てくるからそれなりに楽しく観てはいるけれど、ダンスなら何でもいいってもんじゃない。やはり音楽がジャズでないと萌えないのである。
ジャズ音楽には、他にないカッコいい要素がたくさん盛り込まれていて、そこを突かれると弱い。あっ、ソコソコって( ̄▽ ̄;
わたしがいま習ってるリンディホップやチャールストンでも、ただダンスの動きがキレッキレならいいってものでもなく、アドリブで次の展開を考えつつカッコよく相手をリードしていくという、その形態はジャズそのもの!
オーディオだって、そういうジャズのフィーリングが再現できないことには始まらない。機械相手に何を無茶な注文を言うか。どうしても演奏に参加したいのである。やっぱり。
文明の進歩により、人々の生活レベルが上がって、昔に比べたら格段に高度な楽しみを享受してるかのようについ錯覚してしまうけど、まっさらないい着物を着るとか、美味いものを食べるとか、良い家に住むだとか、突き詰めてみると昔も今も人の楽しみにそれほど大きな違いはないのかもな。
三十数年前、ジャズの聴ける理容室構想の前段階で、ロックの聴ける理容室とかオールディーズの理容室というのも当然考えてみた。実家でいろんなジャンルの音楽を実際にかけて営業してみたが、やっぱり理容室にはロックンロールやオールディーズはしっくりこなかった。(コニー・フランシスの「ボーイ・ハント」なんか好きでよくかけた)
ちょうどあの頃はロックンロール族とかフィフティーズがちょっとしたブームになっていたのだ。
あれから三十数年経って、ロカビリーやフィフティーズを売りにした床屋あるいは美容室が意外にも出て来て、わたしが知ってるだけでもざっと4〜5軒は存在している。広島のリーゼント専門店として以前ご紹介した「青之別珍理髪店」や神戸本町のロカビリー美容室「ロカ」、神奈川県の「ミッドセンチュリー・バーバー・ショップ」それに弟が継いでる実家の店もその系統だ。
ジャズ床屋はあまり聞いたことないが、ロカビリー床屋は結構噂を聞く。こんなんだったらウチもロカビリーの聴ける理容室にしとけばよかったか( ̄▽ ̄;
言いたくないけど、こう暑いと何も考えられない。常に脳みそがウォーマトロン(業界用語)に浸かってるみたいで、今夜の夕食は元町で海鮮丼にすべきかそれともローストビーフ丼にすべきか、昨夜からずっと悩んでいる(^^;
このところよく神戸で夕食をとるパターンが増えていて、こないだは無性にラーメンが食べたくなったので、注文時にスープ背脂の「こってり」を選んだら、食べて二時間後くらいに胃の中がこってりしてまいったな。
ところで、JimmyJazzの使命はジャズのかかっている場所で散髪することだから、こないだ浜辺でカットしたみたいに、スイングダンスしてる横でカットしたり、ジャズの生演奏してる横でカットしたりといった機会を少しずつ増やしていこうと考えている。だから何やねんと言われても困るが、なんだか楽しそうじゃないか。あかんやっぱり脳みそが沸騰中である( ̄▽ ̄;
30代英語講師、ダンス仲間の女性に、「スイングダンスをやろうと思ったきっかけは?」と尋ねたら、ミッキーマウスとミニーちゃんが踊ってるのを見てやってみたいと思ったそうだ。たしかにディズニーとジャズの関わりは深く、ショウにも積極的にスイングを取り入れている。
へえ〜。そしたらやっぱりディズニー音楽で踊りたいの?『サッチモ・シングス・ディズニー』なら持ってるけどなあ。
「????、それはCDか何かですか?」
うーむ、まずサッチモが何かを知らないようである。ルイ・アームストロングのことだよと言ってもますます「??????」(^^;
わたしがジャズを聴き始める前に知ってたジャズメンの名前は、ルイ・アームストロング、グレン・ミラー、ベニー・グッドマン。全部映画がらみで、「五つの銅貨」とか高校の視聴覚室で観せられたので知ってたにすぎない。それほどジャズミュージシャンはマイナーな存在だった。
今時の人はどうなんだろ?ジャズメンで知ってる名前は、綾戸智絵?これも古いか?ハービー・ハンコック?もっと古いな。
それにしてもルイ・アームストロングを知らないとは…。古着屋経営の友人が「最近の若い子はオードリー・ヘップバーンも知らない」とこぼしていたが、世代の違いを感じるなあ。
カンチさんは当店のJBL4343を「軽い音」と評して逝ってしまわれたが、たしかにかなり低音が不足してたし、今も低音がまだまだだなぁという気がする。ジャズ喫茶やなんかの典型的なJBLのドンドンと鳴る低音が苦手なのである。生のコントラバスはドンドンとは鳴らない。もっと軽くしかもたっぷりと鳴るはずだが、軽いだけでたっぷりとは鳴らない我が4343(^^;
カンチさんの遺言と受け止め、残りのオーディオ人生をかけてJimmyJazzのJBLサウンドを完成させよう。
かつてのオーディオ仲間であるカンチレバー細すぎ!さんの訃報が飛び込んできた。昨年の10月に脳梗塞で亡くなられていたそうで、同世代だっただけにショックである。
カンチさんとわたしは同じスピーカーJBL4343を使用してたのがご縁で、一度当店にも遊びに来てくださった。その時のこともちゃんとブログに残っていて、なんともう13年も前のことだ。
当時から体調不良を訴えてらっしゃって、わたしもちょうど体調を壊していて体質改善の為にジョギングしたり禁煙したりジタバタしていた。カンチさんが遊びに来たのが禁煙して4ヶ月ごろで、最後に二人で塚本のジャズバーに行ったのだけど、そこのタバコの匂いで無性に吸いたくなったことを覚えている。
わたしもカンチさんも静電気体質で、人に触れるとしょっちゅうバチバチやっていた。血がドロドロだと静電気を帯びやすいというが、わたしは化繊の服を避けるなどしてやり過ごし、一昨年、胃潰瘍治療したのが効いたのか静電気体質はほぼ改善した。
わたしはなんとか生き延びたが、カンチさんは脳梗塞で倒れてそのまま戻らぬ人となったそうだ。やはり血がドロドロなのが原因だったのだろうか。わたしも辛かったがカンチさんもきっと辛かっただろうな。ご冥福をお祈りします。
昨日の日曜は夕方から店を閉めて須磨海岸までゲリラバーバーに行ってきた。ビーチで荒稼ぎしてボロ儲け!と行きたいところだが、実際はダンス仲間のロジャーをカットするのを撮影するプロモーション(^^;
35年ぶりの須磨ビーチは気持ちいい風が吹いていたw
針のムシロだとかなんだかんだ愚痴りながらもダンスを続けているのは、やっぱり楽しいからである。習い始める前に比べて、笑顔でいる時間が二倍に増えた。スマイルは健康でいるために大変な効用だと思う。
それと異性と手をつないで踊ること!これも変な意味じゃなく素晴らしい意味がある。やはり身だしなみに気を使うようになるし、手をつないで微笑み合うと伝わることがあるんですよ。分かり合えることがある。だからいま世界中で大流行してるんだろう。
他人をばい菌みたいに思ってカリカリしてる人こそリンディホップを始めるべき。
もしできることなら、死ぬ前にこれまでの人生でお世話になった女性、ケンカ別れした元カノとかみんな順番に一曲ずつ踊ってくれたら思い残すことなく成仏できるだろうなぁ。あっ、ラストダンスはもちろんウチの奥さんね(^^;
そうか!みんなジャズのCDを持ってないんだ。
なんでわたしがDJすると不思議そうに見るのか、今ごろわかった。意外なことにスイングダンスの人たちは踊るのは好きでも、ジャズ音楽じたいにはほとんど興味がない。ジャズのCDなんか一枚も持ってないって人も結構いるのではないか。
踊りやすそうな曲がかかるとスマホをかざして検索し、YoutubeやアマゾンでダウンロードしてCDを焼いたりプレイリストを作って利用する。そんな感じなのである(^^;
だから当然のように音質はイマイチ。ダンスのBGMなんだからそんなところまで気にしたくないのだが、やっぱりブルートゥーススピーカーでもわたしのiPhoneに入ってる無圧縮のファイルをかけると違いがはっきり出るのだ。
音が良いからってダンスが上手くなるとは限らないけど、やはりノリは良くなる。ノリが良いダンサーが踊ると音も良く聞こえる。相乗効果。
CDがいっぱいあることなど妙に自慢する気はさらさらなくて、むしろ馬鹿げたジャズファンの習性。毎日四六時中ジャズを聴いてるのが普通だと勝手に思い込んでいた。その方がずっと変なのに( ̄▽ ̄;
水曜の夜は三ノ宮の東遊園地でチーマーのようにスイングダンスを練習しているMasterなのであるが、昨夜は初のDJに挑戦しましたよ!チェケラ!!( ̄▽ ̄;
といっても、仕事中にダンスに良さそうだなと思った曲をiPhoneに入れておいてブルートゥーススピーカーでシャッフル再生しただけの話。でも実際にかけてみるとウケる曲ウケない曲が出てきて面白い。ダンサーたちの好みや場の空気もあるんだろうけど、やはりインストよりも歌ものの方がいいみたいで、内容がはっきりしていること、テンポがいいのはもちろんだ。フェードアウトするのはイマイチで、ある程度知られてる曲を混ぜた方がいいみたい。
グレン・ミラーの「イン・ザ・ムード」なんか定番で、踊りやすいかと思ったらエンディングがちょっと複雑でダレてしまう。 意外とエレガントにキマったのがダイアナ・クラールの「Pick Yourself Up」。ダイアナのこのトラックがダンスホールでかかることはまずあるまい。全部自分の知ってる曲だから踊りやすいのは当たり前だけどね。
ふむふむ勉強になるなあと感心してたら「どこかのクラブでDJなさってたんですか?」って、生まれて初めてのDJで言われてしまった。もっとも毎日店でかけてるのには違いないが(^^;
朝からパソコンの調子が悪く、しょうがないので久しぶりにCDプレーヤーを使ってみた。う〜ん、何を言いたいのかよくわからんなあ(^^;
CDプレーヤーにはGPSクロックも入っていて、D/A変換もインフラノイズのDAC-1で行なっている。いつも使ってるMAC miniとの環境の違いは、ケーブルにデジタルリベラメンテとデジタルアキュライザーが入ってないところ。
演奏者が何かもぞもぞと言いたがってるのはわかるのだが、えっ?何を言ってるの?パードゥン?と聞き返したくなるこの感じ。ボリュームをあげれば解決するものじゃなく、言ってる意味が摑み取れないもどかしさとでも言おうか。
奏者がバシッと言いたいことをしっかり持っていてブレない、マイルス・デイヴィスみたいな人が「枯葉」でも吹いたら、そらリスナーにもストレートに伝わるが、言いたいような言いたくないようなチェット・ベイカーが「言い出しかねて」を演奏する、その心のひだを覗きに行こうと思ったら、やっぱり良い音で聞きたいもんね。
偉大なる名演奏にオーディオは必要ないというのは半分当たってるな。
神童というのはいつの時代にも出てくるものだが、8歳の女の子がレッド・ツェッペリンのドラムを完全コピーして叩く動画がYouTubeで話題になっている。こないだの高槻ジャズストリートでも中学生の吹奏楽部が素晴らしいベイシーナンバーを演奏していて舌を巻いたけれど、楽器を演奏できる環境が整ってて、指導する大人が適切に教えてやれば、大人よりも子供の方が難しい演奏をコピーするのが容易かもしれない。
わたしら学生の頃はボンゾのドラムをコピーするなんてとんでもなく難しいように思えたものだが(^^;
ただ、完全にコピーするのと、オリジナルなものを生み出すのとでは違う才能が要求される。神童と噂されて大人になったらただの人とは、ほとんどそのパターン。わたしの息子も3歳で”きかんしゃトーマス”に出てくる機関車の名前を全部覚えていて、すわ神童か!?と期待したが、今じゃ何にも覚えとらん!オリジナルな才能が開花するのを期待している( ̄▽ ̄;
記録的な長雨が続き、久しぶりに日差しが強くなったら、ウソみたいにオーディオの音が良くなった。ウソみたいな話だが本当なのだ。さあこの現象をなんとするか。湿気が音に悪いと考えて除湿機をガンガンまわせばすむ問題なのか。湿気何パーセントが音に良いのか測ればいいのだろうか。長年の観察によると、一概に湿気何パーセントが音に良いといったものでなく、乾いた空気が湿気を帯びていく過程で音楽をかけるのが一番いいみたい。つまり、日が差して音が良くなったのは、店内の観葉が光合成して水分を空中に蒸散し始めて音が良くなったのだろうと考える。そのため葉っぱが蒸散しなくなると音は普通に戻る(^^;
オーディオ趣味は、細かい音にこだわる神経質な男がするものと思われがち。そんなの好みの問題じゃん、どっちだっていいじゃん、音聞くより音楽聞けよ!みたいな(^^;
そんな風におっしゃる人も、次のようなCDを何枚かお持ちじゃないだろうか。
「好きなアーティストの新作なのに、聞いても耳に入って来ない」
「世間では評判のいい名作と呼ばれてるCDなのに、どこがいいのかさっぱりわからない」
「音楽に迫力がなく、何が言いたいのかよく聞き取れない」
感性や好き嫌いも多少関係するが、こういうケースをJimmyJazz用語で「鳴ってない」と呼ぶ。要するに再生装置の個性と音楽とが合ってないと、音楽がリスナーに伝わらないケースが出てくるのだ。
ネットサーフィンしていると、わたしが大好きなCDや、かつて傑作と呼ばれたレコードをけちょんけちょんに貶してるのを時々見かけるが、ははぁ〜、きっと鳴ってないんだなと分析してしまう。何も自分のオーディオの性能を自慢したいんじゃないぞ。うまく鳴ったら素晴らしい曲なのに、鳴らないとここまで酷評されてしまうのだから厳しい世界である。
クラシックもジャズも両方聴くというオーディオマニアに多いパターンで、キャピトルやRCA、リバティレーベルなどの(色っぽい)女性ボーカルがあまり好きになれないというのは典型的な例。他にも歪みっぽくて苦手なジャズギターのCDとか、妙に音が小さくて迫力がないCDとか。あるでしょ?あるでしょ?そういうのが「鳴ってないCD」なのだ。それが見事に鳴ったなら?聴く音楽の幅が広がり、理解が深まるじゃないか!!しかし、そこまで持って行くのに相当苦労するのも確かであるw
昔から「毒にも薬にもならん奴」なんてことを申しますがー
みなさんご存知のように、コーヒーにはカフェインというごく少量の毒が含まれている。この薄められた毒を体内に入れると、毒が入ってきたぞってことで細胞が活性化して目が覚めたり元気になったりするというのがコーヒーの覚醒作用である。
西田佐知子の「コーヒールンバ」なんて歌もあったけど、ごく少量の毒が刺激を与えて人生をより豊かにしてくれるというのはある。
ジャズにもこれと同じような毒性が含まれている。なんとなくワルなイメージがあるでしょう。そこですよ!我々をワクワクさせているのは、ジャズに微量の毒性を感じるからである。毒を取り除いてしまうとジャズでなくなるし、毒が多すぎるのも問題だ。
身体に害でない程度で、元気を取り戻す効能がある適量で楽しむのが肝要だ。一日中ジャズを聴いてコーヒーばかり飲んでると中毒を起こす…んっ?( ̄▽ ̄;
今だから白状するけど、ジャズを聞き始めた頃はカウント・ベイシーって何が良いのかさっぱりわからなかった。どれも一緒じゃん!って、本当にイントロが全く一緒の曲が少なくない(^^;
『ベイシー・イン・ロンドン』なんて録音も良くないし、過入力でピアノの音が潰れているし。
それが変われば変わるもので、今日もその『ベイシー・イン・ロンドン』を聴いて最高だなと悦に入る。オーディオの再生能力が上がればあがるほど、カウント・ベイシー・オーケストラのアンサンブルとスピード感の素晴らしさが際立ってくるのだ。
でもこないだ高槻ジャズストリートで中学生のビッグバンドがベイシーナンバーを見事に演奏していたから、悪いのはオーディオじゃなくて、わたしの感性が鈍いだけかもしれないな( ̄▽ ̄;
客商売であるから、皆様に愛されてナンボなのは当然のこと。しかし、あんまり熱烈に好かれるとお付き合いが短くなる傾向がある。こりゃ良い!と熱狂的に支持してくださって、頻繁に通い、お金もたくさん使ってくださるような方は、熱が冷めてパッタリ来なくなることが多いのだ。
それはそれで短期間でも当店を支えてくださったことに変わりないから感謝すべきなのだが、やはり10年20年と長〜いお付き合いをしてくださるのがいちばんありがたい。歯を磨くように、顔を洗うように、習慣としてJimmyJazzを定期的にご利用いただくこと。
それには料金が高すぎないことも安すぎないことも重要だし、お客様に干渉しすぎない節度ある態度もたいせつだ。猛烈に気に入ってくださるのも嬉しいのだが、”蜜月関係”みたいになると、期待も大きくなって潮時が近づく。大原麗子じゃないけど、「少し愛して長く愛して」が、店と顧客が良い関係を長く続ける秘訣じゃないかと思うのだ。
先日三ノ宮の東遊園地でダンスしてたら、二十代の女性に「どうやったらこんな風にできあがってる感じになるんですか?」と訊かれた。で、できあがってるって?( ̄▽ ̄;
彼女と会うのは二度目なのだが、わたしのダンスが出来上がってるという意味でないのは明白だ。ダンスは相変わらずヘタクソである。では何ができあがってるのかというと、どうやらわたしの「キャラが立ってる」と言いたかったようなのだ(^^;
ちなみにその日のわたしのいでたちは、去年店頭で販売していたバーバーTシャツに、暑かったから仕事着のズボンの裾をまくりあげて、とても褒められたファッションではなかった。自己採点で20点くらい。
それでもどことなく洒落てるように見えたのかもしれない。そういう意味では数年前からキャラ立ち、キャラ固めを目指して来たから目標は達成しつつあるのかもしれない。数年前はJimmyJazzの外に出る際は仕事着の蝶ネクタイは恥ずかしいので外していたが、今ではどこへ行くのも蝶ネクタイ。きっと近所では蝶ネクタイの散髪おじさんと呼ばれてるに違いない。これでいいのだ。
しかし、どうせ若い女性に褒められるなら、できあがってるとかキャラが立ってますねとか言われるよりも、カッコいい!とかステキ!!とか言われたいのが本心だw
大阪地震も我が家はたいした被害がなくて本当に良かったねと言ってたのだけど、昨日大変なことに気がついた。東芝の全録マシンREGZAサーバーが壊れて起動しないのだ。2015年の夏に買ったものだからまだ寿命ってわけじゃなかろう。テレビのハードディスク録画より画質が落ちるのでフル活用というわけでもなかったが、予約したつもりで録れてなかった番組や、途中でお風呂に入りたいと中断した場合とか、全録してある安心感は絶大なのである。三年前に比べて家族もわたしもテレビ依存度は減少傾向にあるから、新たに全録マシンを買うかそれともこのままでいくか悩ましいところだ。
散髪屋さんは初めてですか?新社会人と思しき青年がカットにいらしたので訊ねてみた。
「しっかりした所は初めてです」
ウチもそんなにしっかりしてないけどね!w
4〜5年ほど前は当店に新規客がほとんど来なくて、いったいどうなってしまうのだろうと店の前を目立つように飾り付けしてみたり、せっせとポスティングしたり、集客活動に精を出したものだが、最近はありがたいことに10代20代の若い新規客もぼちぼち来てくださる。JimmyJazzはなーんにも変わってないのにw
これがバーバーブームか、それとも景気回復の兆しなのか、よくわからんがしっかりしてない当店にも若い人が来てくださるようになった。実にありがたい(^^;
四日連続で仕事終わりからの外出はさすがにこたえる。でも我ながら元気になったものである。三年前なら仕事してから出かけるなんて考えられなかった。まあそこまでして出かける用事もなかったけどね(^^;
今日はポラリス試聴会。falcon製BBCモニターLS3/5aを聴く!みんなロジャースのLS3/5aが本物だと思ってかもしれないけどそれは違うからねっ!実際にKEFでLS3/5aユニットを作っていたエンジニアが…話が長くなるので詳しくはオージック小坂さんに聞いてくださーい。明日もやってまーす(^o^)
今でもたまに「もうJJ工房はやらないんですか?」と訊かれることがある。かつてJimmyJazz店内で開催していたオーディオイベントのことだ。当店の定休日と祝日が重なるのを待ってたらなかなか開催できないので、数年前から御影のデリカテッセンポラリスさんで”出張JJ工房”というか、代わりにオーディオ試聴会をしてもらっている。カフェなので、少なくとも床屋よりは入りやすいだろう(^^;
それで明日の夕方5時半と、明後日昼12時半からオーディオショップ”AUSIC”主催で英国BBCモニターLS3/5aを使った試聴イベントが開催される。英国料理とお酒を楽しみながらアナログオリジナル盤を愉しむ…ああ何と贅沢な!お時間のある方はぜひ足を運んで欲しい。
続きを読む "6/30,7/1は出張JJ工房ポラリス試聴会"
昨夜は仕事を終えてから、神戸ルミナリエでおなじみの東遊園地でリンディーホップの集いがあるというので行ってきた。野外の公園みたいな場所でブルートゥーススピーカーを鳴らして踊る。いつも狭いダンスフロアで足を踏んだり踏まれたりしながら踊ってるので、野外でのびのび踊るのも気持ち良い。幸い辺りは適度に暗くなっているから人に見られても恥ずかしくない(^^;
そこに11〜2歳くらいのハンサムな外国人の少年が来ていた。お姉様方に一緒に踊ろうとなんども誘われていたが、「女と手を繋いで踊るなんてできるか!」といった態度でMTXに乗って逃げ回っていた。わかるわかる。照れ臭いんだな。フォークダンスで女子と踊るのが恥ずかしい小学生の頃を思い出した。
キミもそのうち歳を取ったらお金払ってでも女子と踊りたくなるぞ!( ̄▽ ̄;
リンディーホップを踊る際の音楽はもちろんジャズが主体なんだけども、わたしも半分くらいは知らない、というか曲は知ってても誰の演奏かわからないものが多い。器楽曲じゃなくて歌ものが9割以上で演奏時間は約3分。分かりやすくて誰でも知っててノリの良いのがかかるとダンスフロアにぞろぞろと人が溢れ出すが、テンポが速すぎたり遅すぎたり踊りにくい曲になるとダンサーが引き潮のようにいなくなる。
定番曲の一つがニーナ・シモンの「My Baby Just Care for Me」で、近年シャネルのCMでも流れたからみんな知ってるし、テンポも長さもちょうど良い。
それとエラ・フィッツジェラルドの「Shiny Stockings」も鉄板でしょっちゅうかかる耳タコナンバー。
ビッグバンドではやはりカウント・ベイシーが多い。スイングするから踊りやすいのだ。デューク・エリントンも『A列車で行こう」とかたまにかかって、踊れなくはないのだが少し踊りにくい。エリントンがスイングしないというのはダンス音楽としてみると当たっている。あっ、「Caravan」もたまにかかるけどやっぱりこれも踊りにくいなw
NHK大河ドラマ「西郷どん」で、優秀な兄(西郷隆盛・島津斉彬)と愚鈍な弟(西郷従道・島津久光)との対比が描かれていて、人望が厚くみんなに好かれる器の大きな兄と、兄を真似して同じように振る舞うのに空回りする小者の弟を観てると、なんともやるせなくて心が痛む。
出来の悪い弟だって、日本のことを考え、兄の意思を継ぎ、立派な人間になりたいと強く願っているのに、ごくわずかな私心が捨てられない。そして何もかも裏目に出てしまう。
生まれつき華のある人とない人の違いと言うべきか。華のないわたしは自分の姿を見せれれてるようでとてもツライ(^^;
古くは聖書のカインとアベルの物語、「エデンの東」など、優劣ある兄弟の葛藤はいつの世にも普遍的なテーマである。
神はどうして華のある人とない人を造り給いしか。頑張って何とかなる範疇の問題ならいいが無理なこともあるし。比べなきゃいいんだけど、そうは言っても若い人にはツライよね〜。
で、この物語の作者が華のない(失礼!)林真理子ってとこがまた切ないんだなあ。
休日の今日は上新庄のBOOYで散髪したあとステーキタケルで昼食、TSUTAYAで借りたインド映画「バーフバリ 伝説誕生」を鑑賞。豪華絢爛なスペクタクル巨編。カッコいい戦闘シーンは勿論、美女とのロマンス、唄に踊りがバツグンの映像美で描かれる。地味で登場人物の少ない低予算サスペンス映画も好きだが、やはり映画はこうでなきゃ!勧善懲悪もここまで直球で見せられると爽快だ。来週も続編を借りて観ようっと。
いけそうだなと思うとダーッとのめり込むが、いつも2年くらい熱中したところで飽きる。そのときは「俺は来年も再来年もずーっとこれを続けて行くのだろうな」と思って、仲間に出す年賀状とか暑中見舞いに「今年もOOで頑張ろう!」とか書くくせに、突然飽きて付き合う友人もガラリと様変わりすることも多い。我ながら自分勝手な奴である。
ホームページ作成もアフィリエイトもジョギングもだいたい2年くらいで熱がさめた。オーディオ趣味もそうだ。まだずっと続けているふりをしてるが、雑誌をめくりながら「来月の給料が出たらこのケーブルを買おう」とか思いながらワクワクするのがマニアだとしたら、そうした時期はやはり2年くらいですでに終わっている。
ジャズもとっくに飽きているのだが、幸いなことに持ってないCDがまだまだ山のようにあるし、オーディオの音が良くなるとまた聴きたくなるからなんとか続いてる。
やはり2年経つとインスタグラムも興味がなくなってきたし、ダンスはもうすぐ一年が経とうとしている。かろうじて続いているがこれも2年で飽きちゃうのかなあ。ダメだなあ(^^;
昨日の騒ぎも典型的なパターン。最近良い音が鳴らないなと気づき、音を悪くしている原因を探り、独自の方法で解決する。これを何度も何度も繰り返し、さまざまなノウハウをためてきた。さすがに最近では利口になって、滅多に音を悪くさせないようになっていたのだが、このありさま。高級な機器をとっかえひっかえするような華麗なオーディオライフには程遠い。こんなんで趣味はオーディオだなんて恥ずかしくて言えたもんじゃない(^^;
前にリッピングしたCDは惚れ惚れするくらい良い音で鳴るのに、ここ最近買ったCDはどれもパッとしない。たまたまハズレが続いてるだけなのか。それにしても音が良くないのはおかしい。ファイルの拡張子を見ると、ああっ!m4aになってるじゃないか!( ̄▽ ̄;
iTunesのCD読み込みはずっとaiffで、アップデートした後も設定を自動で引き継いでいたので油断していた!すでにリッピングして聴いてたCDをaiffで上書きして聴いたら、ほらちゃんと良い音するじゃないか(^^;
調べてみると昨年の秋あたりから取り込んだCDはm4aになっている。半年以上気づかないって、どんなヘボ耳なんだ!
大きな地震のあとに雨が続くと、なんとなく嫌な気分になる。1995年の阪神淡路大震災で、我が家の地盤が液状化して建物が傾いた(半壊)苦い思い出があるせいだ。
昨日父と話していたら、家をジャッキアップしてもとの平らな状態に戻すのにウン千万円もかかったというのだ。おかげでそのローンを今も払い続けている。
ならば今度もまた長雨による液状化で傾くかもしれないのかと蒼くなったが、前回は基礎を打ってない状態だったから砂地が流れて傾いたが、ジャッキアップする際に岩盤に基礎を打ったから今度は大丈夫と訊いて少し安心。もう今からウン千万のローンはこりごりだ(^^;
「ジャズのことはよくわかりませんが、すごく良い音ですね」
と、久しぶりに褒めていただき上機嫌なのである。それもオーディオマニアじゃない普通の人に褒めてもらうのが一番嬉しい。マニアは音を分析して聴くし、一応お世辞で褒めてはくれる。だが本心では自分のオーディオの方が勝ってるなとか思っているから悔しい(^^;
それに褒めて欲しそうな雰囲気を漂わせると、ますます褒めたくなくなるものである。特に素人さん(?)が音(音質)を褒めてくれるなんてよっぽどのことなのだ。
だって皆さん、どこかのブティックでもクラブでもカフェでもいいけど、お店でかかってるBGMの音が良いか悪いかなんて気にしないでしょう。そもそも良い音がどんなものかなんて考えたこともないのが普通である。
それに良い音だなと思ってとしても、それを口に出すなんて、これまたよっぽどのことである。少しくらい綺麗な音がするからってわざわざ口に出して言わないでしょう。そうでしょう。これ見よがしに大きなスピーカーを置いてるから褒めたのでもない。どこにスピーカーがあるのかさえ気づいてなかった様子だった。
それでビング・クロスビーとアンドリュー・シスターズが歌う1940年代のジャズが良い音だと言ってくれたのだから素晴らしい。快挙である。
オーディオに凝ったらすぐに人が音を褒めてくれるなんて大間違いで、わたしなんかちゃんと褒められたのは両手で数えるほどしかない。激変した!と思っていても他人にとっちゃどうでもいい話。どうでもよくないところまで持って行くのは至難のワザなのだ。
地震、インフラノイズは無事なのかと心配してらっしゃる方も多いだろうが、大丈夫、業務に支障の出るような被害はなさそうなので、ご注文頂いてる皆様もどうかご安心ください。
それにしても阪神淡路大震災の時と比べると、安否確認のスピードが信じられないほど迅速になっていて、時代が進化したんだなと感心する。今回も地震直後はしばらく電話が繋がらない状態だったけれど、代わりにLINEやSNSなど、Wifiかネット回線があれば各自のスマートフォンに連絡できる世の中になっていて、うちの娘も学校へ行ってたがすぐに安全が確認できた。
一人に一台スマホなんて出費がかさむなと思っていたが、こういう事態に遭遇するとまさにスマホさまさまである。Facebookでも安否確認のための仕組みが作られていて、一人一人に電話しなくても正確な情報が光の速さで手に入る。
阪神淡路大震災から東北、熊本と、安否確認だけで何日もかかってたのがあっという間。すごいことだな。ありがたいな。
地震びっくりしましたねベッドの中でグラハム・ボネットのことを調べてたらグラグラ〜ッときて、あわててリビングに飛び出して、娘が泣き叫ぶなかとりあえずテレビが倒れないよう手で押さえました。
揺れが収まってから自転車でJimmyJazzに被害が無いか確認に行ったが、オーディオもパソコンモニターも無事。結局、自宅の食器などが割れたくらいで家族に怪我もなく一安心。
午後から駅前のTSUTAYAに行ってみたら棚倒壊のため休業してた。
インフラノイズがまだ存続してるとわかって、またちょくちょく注文が入り出した。大変結構なことである。インフラノイズの製品がオーディオシステムに入るということは、素人オーケストラに名バイオリニストが助っ人で入るみたいなもので、居るだけで他のメンバーも刺激を受けて全体の響きが良くなる。
おまけにこの助っ人はジェントルマンなので、自分の個性を主張せず、楽団の個性を尊重する。あくまでも助っ人なのである。インフラノイズ製品が二つ入れば二人の助っ人、三つ入れば三人の助っ人という具合に、どんどんプロフェッショナル集団に近づいていく。
他社のオーディオアクセサリーだとこうはいかない。個性が強すぎるためいくつも使うと音がどんどんくどくなってしまう。それでバランスを取るためにまた他の個性の強いアクセサリーを使う羽目になる。
オーディオシステムの構築は、こうしたバランスゲームに陥ると出口が見えなくなる。袋小路に迷い込んでどうしていいのかわからなくなったら、助っ人を呼んでみてはいかがかな?(^^;
「切れ味の悪いハサミで髪の毛を切ると、断面が潰れ栄養成分が流れ出て髪を傷めてしまう」と以前ご説明したので、当店も気持ちを引き締めてよく切れる高級なハサミを買いましたよ!”無触点シザー”といって、交差する部分がネジ以外接触しないで宙に浮いた構造になってます。何が良いかというと音が「キコキコ」言わないってことですかね?なんとJimmyJazzオリジナル刻印入りです。これは単なる自己満足ですがw
オーディオを今から始めようと思う人、オーディオの知識はないが音楽をいい音で楽しみたいと思う人が、まず一番はじめにしなければいけないのは、機器の買い替えやアクセサリーの買い足しではなく、オーディオ機器のコンセント周りの整理。ここがぐちゃぐちゃで、パソコンやルーター等のACアダプタとタコ足配線になってたら、「デジタルアキュライザーをつけようがリベラメンテケーブルで繋ごうが全く音が変わらん!」なんてことになりかねない(^^;
高級なオーディオ専用コンセントを用意しろなんて言わないから、せめてオーディオ機器の電源は二又三又など介さず壁コンセントに直接差し込んで、新鮮な電気がオーディオをドライブできる環境にして欲しい。もし機材が多すぎて壁コンセントの数が足りないなら、市販のテーブルタップを用意してプリンタや冷蔵庫などの家電製品との混在は避ける(タップは安定したところに置くのがコツ)。
その際にコードが邪魔だからといって束ねたりコード整理用のスパイラルチューブでまとめたりしないこと。電線が密集しているとアンテナになってそこからノイズを拾うのである。
もし現状がそのような状態なら、コンセント周りの整理整頓だけでコンポを買い替えたように音が激変する!!厳密には極性合わせとかもあるけど、まずはここから!難しいのは後まわし!w
先週の金曜日は娘の運動会で家内が朝早く出かけたため、用意しておいてくれたわたしの分の弁当をJimmyJazzに持って行くのをうっかり忘れてしまった。忘れちゃったものはしょうがない。昼前に道路向かいに今年できたばかりのコンビニに食料の調達に行った。
安心安全なお弁当をCMでアピールしているから、コンビニ弁当の苦手なわたしも油断して青椒肉絲丼とカップそばを買い、うまいうまいと完食した。
ところが次の日、顔に三ヶ所も吹き出物が出来てしまった。いつも美肌を自慢(?)しているMasterとしては異例の事態。やっぱりアレがまずかったか。顔にデキモノが表れるのは腸内の環境が悪くなってる証拠。他の人は平気なのかもしれないが、わたしの場合コンビニ弁当を食べると覿面で、今回も全治一週間である。
そんなの気にしすぎじゃねーの?って、気にしなくていいなら気にしたくないし、弁当の味だって申し分ない。だけど、こういうことが何度もあるから安心できないのだ。弁当こわい。
贅沢は言わない、ただほんの少しジャズを良い音で聴きたいだけなんだ!という、「ほんの少し」が曲者で、ほんの少し良い音なんてものはこの世に存在しないのである。気がついたらオーディオ買う側じゃなくて売る側になっていた。OH!ナンテコッタイ!?( ̄▽ ̄;
ダンスもこれと似たような感じで進行している。ほんの少しだけ踊れたらカッコいいなと軽い気持ちで始めたのに、ほんの少しカッコよく踊ることなんて不可能で、カッコいいかカッコ悪いかふたつにひとつ。オーディオも鳴るか鳴らんかのふたつにひとつ。気付いた時にはもう遅い。尻の下は針のむしろである(^^;
まあ今後わたしが世界的ダンサーになるようなことは絶対にないと思うが、気がついたらダンスシューズくらい売ってるかもしれない。人生何が起こるかわからない。
長らく活動を休止してるように見える(笑)インフラノイズの新製品は、どうやらUSBアキュライザー(仮)となりそうである。わたしの予想では、デジタルアキュライザーと同様に、パソコンから引っ張ってきたUSBケーブルとUSBDACとの間に挿入し、音質改善を促すものになるだろう。
そんなのよりアンバランス入力に使えるアナログアキュライザーとか作ってくれたほうが爆発的に売れる気がするのだが、USB出力のようにまったくオーディオ的な作為の入ってない部分の方が改善効果が著しいという判断なのだろう。商売っ気よりもそういうとこ優先なのである。お楽しみにお待ちください。
一昨日、「当店のオーディオだと竹内まりやが上手く鳴らない」みたいなことを書いたが、決して竹内まりやの録音が悪いとか歌が下手とかそういうことではない。鳴らしにくいジャンルがあるということが言いたかったのだ。これもよくある誤解の一つで、「良いスピーカーで聞くと粗が聞こえちゃってダメですね」と妙に納得されてしまう。そうではないのですよ。粗とかノイズに耳が行かず、演奏の良い部分つまり奏者が最も伝えたい部分を上手に聞かせるのが良いオーディオの条件なのである。
やたらレコードの針音が気になったり、シャーというヒスノイズが気になったり、背後でガサガサする音や、地下鉄の音が気になったりするようではまだ修行不足。自分が最も音楽に没入できる状態に持って行くこと。竹内まりやなら「駅」とか聞いてもうレインコート着て泣いちゃうくらいまでとことん追い込んでこそオーディオやった甲斐があるってもんじゃないか(^^;
オーディオマニアは、ただ繋いだだけなのに自分が手塩にかけて育てた音にプライドを持っていて、誉められると嬉しいが貶されると死ぬほど悔しい。だから他者によるセッティングや調整を好まない傾向がある。
でも、なかにはオーディオショップの店員さんにお任せでセッティングしてもらい、自分は良い音だけを楽しむという王様みたいな方もいらっしゃる。
家に来てくれとショップ店員に頼むからには、当然それだけの買い物をしていることが前提で、わたしみたいに何処かから中古の機材をかき集めて来て小ぢんまりやってる者には、とても頼めた義理ではない。
プロが調整してくれるのだから、それは良い音にしてくれるはずだ。もし良い音がしないなら、「お前んとこで買ったのに良い音しないじゃないか」と文句も言える。
ただ、やはり細かい好みや痒い所に手が届くような音にするには、自分でやるほかない。
オーディオ歴何十年といったところで、素人がショップ店員にかなわないのは、無限に近い組み合わせの中から相性の良いものを探し出す能力だ。こればかりは経験がものをいう。オージックの小坂さんは、日本橋のオーディオ専門店で経験を積んだあと独立されたそうだが、この方の組み合わせの妙が素晴らしいのである。手持ちの機材同士で何とかしようとすると苦しみを抱えるけれど、小坂さんのようなプロに相性の良いシステムを選んでもらい、自宅でのセッティングまでお願いすれば、良い音すること間違いなし!なんだがなあ( ̄▽ ̄;
オーディオマニアでない皆さんは、たぶん誤解してる。何を誤解してるかというと、良い(あるいは高級な)オーディオ装置なら、竹内まりやでもアニソンでもヘビメタでも何でも素晴らしい音で聞けるのだろうと。
で、オーディオ買いに行くときは「どんなジャンルを聴きますか?」訊かれて、JAZZとか室内楽とかちょっとだけええカッコして答えて、それならこれをと店員さんに薦められたスピーカーの前で、ジャズかクラシックの素晴らしい音を聞かされる。これならヘビメタでも良い音で鳴るに違いないと家に持ち帰ったら、肝心のヘビメタや竹内まりややアニソンが全然良い音で鳴ってくれない。なんだよ、これならiPhoneで聞いてるほうがずっとマシじゃないかとなる。
でもオーディオショップで鳴ってた良い音を思い出して、ジャズかクラシックをかけてみる。するとアニソンよりずっと雰囲気たっぷりに鳴る。
そんな感じで、オーディオを買ってからジャズやクラシックを好きになった人は少なくない。でもオーディオのせいで自分の嗜好が変わるって、変といえば変な話だ。
ほんとうに自分の好きなアニソンとかJ-POPとか演歌とかを聴くためにオーディオを買うのなら、やっぱりいつも聴いてるソフトを持参して聞かせてもらうのがいい。
ちなみにJimmyJazzのシステムでもやはり竹内まりやとかアニソンとかは良い音で鳴らない。リクエストされてもガッカリすると思うのでお聞かせできませんw
オーディオマニアのくせに「ステレオサウンド誌」を二回くらいしか買ったことがない。問題は値段。二千円もするのだ。二千円あればCD(レコード)買えるなという方に気持ちが行ってしまい、どうしても買うのを躊躇してしまうこの小者ぶり。
一方「ステレオ誌」は千円程度なのでよく買った。”音が良くなる99のテクニック”とかの特集記事を食い入るようにして読んだり、読者のオーディオクリニックなんか真似しちゃって知り合いのマニアを訪ねてごちゃごちゃいじって「ほ〜らよくなったでしょう」なんて、今考えると噴飯ものである。
西淀川区に書店がなくなってから、オーディオ雑誌を手に取ることもなくなっていたが、オージックの小坂さんが先日お伝えした御影ポラリスでのイベントの広告が載ってるからといって、ステレオサウンドとステレオ両誌を持って来てくれた。広告代理店からサンプルは一冊しかくれないので小坂さんの自腹購入である。なんと申し訳ない、コピーでよかったのに。
久しぶりにページをめくると、昔よくお世話になった村井裕弥さんも執筆されているし、寺島靖国さんは80歳になったという。一関ベイシー菅原さんもお元気そうだ。それにしてもこの人たちと比べたら、今更ながらわたしの小者ぶりが恥ずかしくなるなあ。
高級素材で作られたパーツを使ったオーディオは、なんだか音が良さそうな気がする。でもそれは「高級なポマードを使うとカッコいい髪型になる」みたいな考え方で、必ずしもそうはならない。
パーツ単体でなくてオーディオアクセサリーくらいになると、よく出来た物もあるから「よく切れるハサミを使うとカッコいい髪型になる」程度には昇格する。実際には技術者の腕がモノをいうのだが、切れないハサミよりも切れるハサミの方が正確に切れるからカッコいい髪型になる可能性は大きくなる。
名機と呼ばれるような本当に良いスピーカーやアンプだと、何もしなくたって繋いだだけで良い音がする場合もある。「うまい職人にカットしてもらうとカッコいい髪型になる」その通り。
だが最後にはその職人に機嫌よく働いてもらう親方の度量が大事なわけで、トップがダメだと優秀な人までダメになってしまう。結局は使う人次第ってことですな。
先日スイングダンスの先生が散髪にいらしたので、7:3の分け目にカミソリを入れ(ハードパート)て、ビシッと刈上げ(フェード)にして差し上げた。その頭で”GLIONフェスティバル”という大阪南港で行われるダンスパーティーに行ったところ、複数の外国人の方から「その髪型クールだよ!どこで切ったの?ここに出店するべきだよ!」と言われたらしい。
実は以前にもこのイベントへの出店を打診されたことがあったのだが、開催日がかき入れどきの日曜ということもあって断念。今回も隙あらば店を閉めて行こうと企んでいたのだが、客足が途絶えずまたしても断念。
でもそんなふうに言ってくれる人がいるなんて嬉しいじゃないですか。次回はなんとか無理してでも店閉めて出店しようかな?出店したとして何人切りに来てくれるかも微妙だけどなあ( ̄▽ ̄;
ポピュラー音楽の発展において、英国と米国はひじょうに興味深い関係にある。アフリカから連れて来られた黒人奴隷を持った国アメリカで生まれたブルースは、同じ言語を話し、階級制度のあるイギリスの若者たちにどういう刺激を与えたのだろう。
「強い酒を喰らったような気がした」
と、イギリス人であるブルースロックギタリスト、エリック・クラプトンは黒人ブルースを初めて聞いた体験を述懐する。
イギリスにはブルースも奴隷も、カントリー&ウエスタンもカウボーイもいなかった。海を渡ってきたアメリカ文化は、イギリスで独自の進化を遂げる。イギリスの若者にとってヒーローであるマディ・ウォーターズらブルースプレイヤーも、アメリカ本国ではただのニガー扱い。
反対に、黒人ジャズミュージシャンも白人にジャズは演奏できないとの逆差別をしていた。
’60年代後半、アメリカのクレイジーな黒人ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスが登場、イギリスに渡りセンセーショナルなデビューを果たす。これに衝撃を受けたマイルス・デイヴィスは逆にイギリスの白人ギタリスト、ジョン・マクラフリンを自らのバンドに招き入れ、ロック的なサウンドを模索する。
アメリカの白人は黒人を差別して利用しようとするが、イギリスの白人は黒人をリスペクトしている。そんな微妙な関係性もあったに違いない。
ジャズはアメリカだけで完結するものでなく、イギリス、ドイツ、フランス、ブラジル、スウェーデン、インドなど外国人の干渉があるところで面白いものが生まれている。ちょうど潮と潮がぶつかって渦巻きができるように。
朝起きて部屋の掃除をして、家内は義母とデパートに出かけるのでお昼は吉野家。スタンプカードで湯飲み茶わんがもらえるそうなのでせっせと集めているのだ。あと二個だ。時代に合わないとかいって自分のところはスタンプやめたくせに。
帰って1979年の西田敏行主演映画「悪魔が来たりて笛を吹く」を観た。おっ、音楽が山本邦山か。ドラマで観て、小説も読んだ記憶があるのにストーリーが複雑でよく思い出せない。昔の映画は難しかったな。没落貴族の忌まわしい血縁関係をめぐる愛憎劇なんて中学生くらいの理解力では無理。こんなの映画館で観て暗い気持ちで出てくるのは嫌だなあ(^^;
もう最近では、Masterがオーディオ記事書いて小遣い稼ぎしてたこととか、ケーブル売って小遣い稼ぎしてたとか、CD売って小遣い稼ぎしてたとか、知らない人の方が多いかもしれない。
なんだか小遣い稼ぎばっかりやってたみたいだが、ほとんど稼ぎにはならなかったなあ。
そうとは知らない人からオーディオの相談を受けたりする。どういう組み合わせをすれば良い音になるのか。部品は高級なのを使ってるのが良いのかなど。
まず、自分が求める音が鳴ってるお店を探して、こういう音が出したいというお手本を見つけるのが手っ取り早い。オーディオ初心者の多くは、自分のシステムの音が他と比べて良いのか悪いのかさえ分からないから、どう進めていけば良くなるのか、そもそも良くなってるのかどうかさえ分からないものだ。
あともうひとつ重要なのは、自分の好みドンピシャの音が鳴ってるシステム一式全部をそっくりそのまま自宅に運び込んでも、全く同じ音にはならないことを覚悟しなくてはいけない。
そんなバカな!と思うだろう。バカなのがオーディオなのだ。テレビと同じように買ったらそれでおしまいというわけではない。ここから良い音を目指す長い道のりが始まるのだ。その事実に耐えなくてはいけない。わたしがそうしてきたように(^^;
いよいよSNSへの投稿がしんどくなってきた。毎日書くこのブログに加えてフェイスブックまでやってインスタグラムは画像の配置まで考えて、動画も撮って編集して…って、そらもうどう考えても抱えすぎである。その煽りを受けてニュースレターの配布もストップしてしまったし、ブログの内容も薄くなるしでタイヘン。そんなにSNSが好きなわけでもないのに、やり出したら何でも徹底的にやらないと気が済まないタチなので、結果深く穿ち入ることとなる。
ジャズ界で同じような人を知ってる。トロンボーンのJ.J.ジョンソンだ。マイルス・デイヴィスが二言目には「J.J.のヤツがー」と口にしていたが、J.J.も凝り性でバンドの作り方やサウンドの構成、J.J.&KAIのトロンボーンアンサンブルなど、マネジメントがうまいというか徹底している。きっとマイルスもそういう部分に一目おいてたんじゃないだろうか。
晩年まで精力的に活動したが最期はピストル自殺。77歳だった。前立腺癌の病苦のためとの説もあるが、彼の中でもう抱えきれなかったじゃないか。とブルーノートに録音された見事なトロンボーンを聴きながら思った。
ジャズはカッコつけた音楽で、本音を語らずそっと隠す。本音を言うとブルースやソウルになってしまう。このカッコつけることがジャズの本質なのではないかと思う。
どんなに悲しげなジャズを聴いても涙が流れないのは、カッコつけて本音をさらけ出すことをしないから。屈折してる?照れくさい?何かを恐れてる?素直じゃない?どれも当たってる。
でもそれがジャズをキラキラした素敵な音楽にしているのは間違いない。ジャズがカッコいいのはカッコつけた音楽なんだから当然じゃないか。ただ、そのことに価値を感じない人にとっては騒音でしかない。
スイングダンスと一緒にブルースダンスも習ってはどうかと思うのだが、ジャズと微妙に志向がズレているのでもう一歩が出ないのです。
雨でどんより調子が出ない。ふと二年ぶりにクインシー・ジョーンズの「愛のコリーダ」なんかかけてみる。クインシーのアゲアゲ力は凄まじいなw
ヘレン・メリルをアゲ、クラーク・テリーをアゲ、アンディ・ウイリアムスを、ジェームス・ムーディーを、ジョージ・ベンソンを、パティ・オースチンを、マイケル・ジャクソンを、ウィ・アー・ザ・ワールドをアゲにアゲた。アガらなかったのはマイルス・デイヴィスくらいじゃないの?(^^;
スティーヴィー・ワンダーなんかもアゲアゲなのだが、すこーしクドいところがある。JB
なんかもそう。そこへいくとクインシーは常にスマートでカッコいい。エアコンのドライ運転のようにさらりとしたクールな空気を送り込む。商業音楽?とんでもない!この除湿感においてクインシーはジャズなのである。
導入以来大好評のスカルプマッサージコース、5分で500円のお手頃価格もあってか毎回楽しみにしてくださってる方も多いけれど、先日「1000円払うからダブルでやってくれ」と要望があったので、従来の5分500円シングルコースに加えて10分1000円のダブルコースを新設することに。あとの混み具合によってダブルはできないこともあるかもしれませんのでどうかご了承ください。
「バーバー風の美容室と本物のバーバーは全然違いますね!」
と、嬉しいことを言ってくれるのはオージックの小坂さんだが、本物の理容室が作るハードなスタイルが好きな人もいれば、美容師さんのソフトなバーバースタイルを望んでいる方もいるから、どちらが好きかは人それぞれ。
「同じように本物のLS3/5aは全然違います!」
と、現代に蘇ったBBCモニター、ファルコンLS3/5aの試聴会が御影のデリカテッセンポラリスさんで行われる。今回も知らない間に後援と書かれてますが、何も協力しておりません(^^;
ついにオージックのオーディオ試聴・演奏会が復活いたします!
6/30-7/1の二日間、ポラリスは『真夏の夜の夢』にイメージを連ねたイギリス系フードやドリンクをご用意
入場は各日500円となります
よろしくおねがいいたします!
犬の散歩がてら、塚本駅のハートボックスに靴を預けに行った。28年前のジャーマンのウイングチップを二足。踵がすり減っていたのを直してもらった。二足で4千円、ついでにKIWIの靴クリームも購入。最近ではKIWIあんまり売ってないのでちょうどよかった。
帰り道の商店街にある栄屋菓子舗でおはぎを買った。栄屋の若旦那、しばらく散髪に来てないからどうしたのかと思ったら、ボサボサ髪で出てきた。高齢犬の介護が忙しく散髪に行く暇がなかったんだとか。そりゃ心配だ。お大事に。
平日遊んで休日はゆっくりして、いろいろなメンテナンスに充てるパターンになってきたな。
「オーディオ教室」って、ありそうでない。「このようにすれば良い音で鳴らせます」と教えてくれるところがあったら生徒さんも集まりそうだけど、残念ながら一人一人オーディオに対する嗜好が食い違うために成立した試しがない。
近い感じでオーディオショップがお客を集めて試聴会をやったり、実験してみたりということはあるのだが、絶対的な正解が存在しないために教室を開いて月謝をとるスタイルは未だ定着しない。
音の嗜好はもちろんのこと、アプローチや考え方の食い違いも大いにあるだろう。例えば仮に「対策オーディオ」というスタイルがあったとする。オーディオ機器は悪くないのだが、外部からやってくる不要振動やノイズの混入などを物理的対策して徹底的に防げば音が良くなるという考え方。
あるいは「バランスオーディオ」というやり方もあるかもしれない。音がキツくなったりユルくなったりするのを、ちょうど良いところでバランスをとれば良いという考え方。
「積み上げオーディオ」はどうだろう?ケーブルやプラグなど各パーツをハイグレードな、高価格高性能な物に換装していけば、隙のない完成されたオーディオになるという考え方。
「我慢オーディオ」というのもあった。とにかく何日間も通電して聞いてなくても留守中でも鳴らしっぱなしにしておけばエージングが終わって良い音になると。
結論から言うと、これらいずれの方法でもオーディオの音はそんなに良くならない。全部やったからよ〜く知ってるのだ(^^;
本当に音を良くしたいなら、これらと全く別の考え方に切り替えないといけないのだが、それを近道して教えたところで、また対策オーディオや我慢オーディオに戻っちゃう。したがってオーディオ教室はムリなのだ。
わたしが通ってるスイングダンスの集まりは、なぜか1/3くらいが外国人で、日本人のダンサーもほぼ全員が英語で会話している。ダンスなんだから会話は不要といえばそれまでだが、わたしだけ英語を話せないのは少し肩身が狭い(^^;
そうだ、この環境を逆に利用して英会話をマスターできるのではないか!よし、次回からは少し積極的に英語で話しかけてみよう。しかし問題は、日本語で話しかけても話の続かないわたしなのに、果たして英語で話すことがあるのだろうか?( ̄▽ ̄;
カッコいいとまではいかなくていいから、「感じのいい人」でありたいと常々思うのだが、これが本当に難しい。なんで感じのいい人はあんなに感じがよくて、わたしはあまり感じがよくないのか。老いていくにつれますます感じ悪くならないか心配である(^^;
ふとマイルス・デイヴィスが今のわたしと同じ年齢に何をやっていたかと調べてみたら、ミュージックシーンから姿を消し4年間の隠遁生活中だった。1979年、この翌年に『The Man With The Horn』で劇的なカムバックを果たすが、この時点ではもう復帰は無理だろうと囁かれていた。
マイルスの自叙伝からは、老いて古くなってしまうことに対する猛烈な反発心と裏に隠された苦悩が読み取れる。音楽のことだけでなく、ガールフレンドに贈った宝石が返品して金銭に替えられていたとか、読むだけでトホホなエピソードが出てくる。わたしのように元からトホホな人間じゃなく、ジャズの帝王マイルスがそんなことを言うのだから痛々しい。
あれほどセンス抜群の音楽を演奏したマイルスが、老いてセンスが若い彼女に受け入れられなくなった哀しみを暗示している。
同世代のジャズメン同士で古いスタイルのジャズを演奏することを猛烈に拒否、息子くらいの若いミュージシャンをバンドに入れ、常に新しいスタイルを模索し続けたのはすごいことだが、尊敬されながらも老いて周りから浮き上がっていく様子は晩年になるほど顕著になっていく。
「オレを伝説と呼ぶな!」と言ったマイルスだって、「近寄りがたいレジェンド」より、若い人たちによう!マイルス!と声をかけてもらえる「感じのいい人」でありたかったんじゃないかな。
インフラノイズのサイト更新がぱったり止まっているので、どうしちゃったのかなと心配して連絡してみたら、社長もお元気そうで現在新製品開発中のようだ。休むときはドカーンと休み、仕事の時は全力投球で素晴らしい製品を出してくる”百獣の王”ライオンみたいなメーカーなので、またきっとすごいものを作ってるのだろう。
年に1〜2回新製品が発売になって、じっくり手持ちのソフトを聴いて、深くなった音楽表現に感心してると次の製品が出るというペースなのだ。前回の新作デジタルアキュライザー発表が2017年11月。当店のデジタルアキュライザーは10月19日に入っているが、ついこのあいだ、お客様に「何かオーディオ変えました?」と尋ねられた。毎月散髪に来る方なのでデジタルアキュライザーが入ってからの音は5〜6回聴いているはず。まあでもそのときの鳴りっぷりがよほど印象に残ったのだろうな。
一緒にダンスを習ったりパーティーに来たりする「Clap Stomp Swingin’」というスイングバンドの4人組がいるのだが、今日彼らのミニアルバムが手元に届いた。クラウドファンディングで支援するとリターンとしてこのCDがもらえるのだ。
彼らは去年もこのクラウドファンディングで資金を募り、ニューヨークに行って演奏したところ、これがバカ受けで現地の音楽ファンを大いにスイングさせたそうだ。
昔から音楽業界で、「ニューヨークで受けたら本物」と言ったものだが、それをいとも簡単にやってのけたから、支援していたわたしもビックリ。
そこで撮影したミュージックビデオの最後に当店もSPECIAL THANKSとして名を連ねているのでひまがあったら探してみてくださいw
相模湖のバーバー、Ishwata's Cut Servisさんからの紹介でスキンフェード&ハードパートの震災刈り(なんのことかわかりませんよね)のお客様がいらした。これで何人めだろう?全国各地にバーバー仲間がいるってありがたいことだ。数年前までは考えられなかった展開である。
お客様を紹介する方、される方、そして当人も信用の置ける人でないと、変な人を紹介したら迷惑がかかるので、本当にいい客筋の人ばかり。噂によればIshiwataさんとこも随分と忙しく繁盛してるそうだ。よーしウチも頑張るぞ!相模湖にお立ち寄りの際はぜひIshwata's Cut Servisへ!!
久しぶりに家内と二人で近所のスーパーに夕飯の買い物に行ってきた。「一人で行くからいい」と笑われたが、買い物カゴを台車で押しながら、何にしようかと言いながら店内を見て回るのは決して嫌いじゃない。新婚の頃はベビーカーを押してよく行ったじゃないか。
さすがベテラン主婦、どこに何が売っていて安いとか高いとか、米は粒が揃ってなきゃダメだとか、買い物カゴの中の合計金額がいくらぐらいか、レジ袋に詰める順序からセロテープの留め方までありとあらゆるノウハウを熟知してる。いつも休みの日はわたしがテレビを見てる間に買い物してきてくれたが、髪を風になびかせ自転車を漕ぐ姿、なんか頼もしいな、かあちゃん。
毎週金曜のお楽しみは、中谷美紀主演のテレビドラマ「あなたには帰る家がある」。中谷美紀の目にいっぱい涙を溜めての熱演が、笑っちゃいけないのだけれど痛快で最高に面白い!あまりにも面白いので次の展開が待ち切れず、山本文緒の原作小説まで読んでしまったではないか(^^;
原作とドラマ版では書かれた時代(1994年)も違うし、佐藤夫婦も原作は20代、ドラマは41(真弓)39(秀明)とかなり上になっていて、真弓の就職先は保健会社(原作)旅行代理店(ドラマ)で、佐藤家の子供は赤ちゃん(原作)中一(ドラマ)、それに原作では茄子田家にももう一人子供が居て出生の秘密がある。
変更点は結構多く、話の展開も変わっているから原作を知ってても毎週ハラハラドキドキしてしまう。
最新6話で、綾子と茄子田が佐藤家に押しかけ、佐藤の娘にまで秀明の浮気がバレて家庭崩壊。ついに離婚へと向かうところでまた来週。
ドラマとはいえこんな修羅場を見せられると、チキンなわたしは浮気なんて絶対無理だな〜と思ってしまう。尤もそれ以前にモテないから全然心配ないけどね( ̄▽ ̄;
些細なことにこだわるのは馬鹿馬鹿しいと思うのだが、何かを選ぶにしてもAとBを見せられてどちらもパッとしない場合、それならとCを持ってこられてこれが抜群に良いと。これで必ず予算オーバーとなる(^^;
こだわってますね!と皆さん褒めてくださるのだが、こだわってなんかいない。ただ結果的にそうなってしまうだけの話で、オーディオでも洋服でも商売道具のハサミでも、ちょっと良いなと思えるものは必ずと言っていいほど予算の範囲内で収まらない。
予算内で選ぼうとすると、買っても買わなくてもどっちでもいいような物しか無くて、それなら買わなきゃいいじゃんてなもんである。
ヘアサロン選びも、「髪の毛なんてどこで切っても同じ」じゃなくて、「ちょっと高いけどやっぱりJimmyJazzでなくては!」と思ってもらえるようになりたいものだなあ
「西城秀樹が亡くなったよ」とお客様から聞いたので、昨夜はヒデキの歌を聴いていた。JimmyJazzのiTunesにはジャズだけじゃなく西城秀樹だって入っているのだ(店ではかけません)。
わたしたちの世代にとってヒデキはセックスシンボルみたいなもので、獅子のように長い髪を振り乱して歌う姿はカッコよかったねー。まさにカッコいいお兄さんそのものだったな。
ハスキーでパンチの効いた歌声は今聴いても痺れてしまう。あんなにカッコよければ男だって髪を伸ばしたくなるというものだ。
まあそんな床屋の天敵みたいなヒデキではあるが、時代が下って’80年代後半、世間では刈り上げが大流行し、とうとうヒデキも後ろを刈り上げてもみあげをスパッとテクノにする!ジュリーも刈り上げたし、遂に来たかと思いましたね!
でも沢田研二も西城秀樹も長髪にしてた全盛期には戻れなかった。きっと辛かっただろうなと思う。やがて脳梗塞を患い一線を退く…と、このあたり実は自伝を読んだ。
最期は脳でなく心筋梗塞で亡くなったようだ。いまにも血管が切れそうな歌い方してたもんなあ。それにしてもうまいシンガーだった。ご冥福をお祈りします。
世間が静かなアナログブームなのに、当店のレコードを死蔵させておくのはもったいな位ということで”アナログナイト”と名付けて木曜の夜はレコードをかける日に制定した。こうでもしないとやっぱり人間楽な方に流れるので、面倒なレコードよりパソコンからクリック一つで一日中ノンストップになってしまう。
で、お客様がいない時にはレコードが鳴ってるのを録画したりして余裕があるのだが、パタパタッと仕事がたて込むと、もうレコードをかけかえるのが面倒なこと面倒なこと(^^;
誰もいない時にレコードかけて、お客が来たらレコードかけないでは、何のためのアナログナイトやら。
木曜はもう一つ、リンディーホップダンスのレッスン日なので、仕事が終わりしだい電車で西天満まで行ってる。これがあるために木曜は朝からずっと緊張して、今夜もどうか恥をかきませんようにと祈るばかりである。恥をかかないためには、上達して腕をあげる以外にないのに、全然上達しないものだから毎週恥をかいている。悔しいw
水曜が休みの人は結構いらっしゃるようだ。不動産屋さん、カーディーラーさんなど、契約が水に流れたらいけないので水曜休み??
それはともかく曜日シリーズで行くと決めた。わたしは性格が粘着質で、さらっと水に流せないタイプである。何年も前に侮辱されたこととか、彼女にフラれたこととか、こっそりよその店で散髪しやがってとか(冗談ですよ)そういうことを根に持つタイプなのである。
表向きは「えー?そんなことありましたっけ〜」みたいな顔をしてても、しっかり覚えていていつか復讐してやろうと虎視眈々とチャンスを狙っている(冗談だってば)。
特に、良い思いをしたことは何年経とうが忘れない。楽しかったデート、美味しいものを食べたこと、未練たらたらなのである。それに良い音を聴いたことは決して忘れない。今のように立派なオーディオシステムでなかったころ、ショボいスピーカーで聴いて感激したあの音が、どうして今は出ないのか。そんなにたいそうな良い音を求めてるわけじゃない。あの時わたしのハートを揺さぶったあの音がどうしてもまた聞きたい!と、あの頃よりずっと良い音で聴きながらも水に流せない
(^^;
毎月あった第二・第三月火連休を返上し、月曜のみ定休として早八年。他所が休んでるから、まあお客さんゼロでもいいやと思って開けてるのだが、ありがたいことにそこそこ来てくださる。それも他店の顧客が流れてくるのではなく、当店の常連さんばかりである。
それでも、まだ当店も連休してると思ってるお客様もいらっしゃって、「月曜だけ休んでます」と何回言っても浸透しない。でも電話はかけてくれるのだが(^^;
この連休制度も理容組合が決めたもので、月一回第三月火のみ連休だったのが、バブル期であまりにも働き過ぎだということで、第二月火も連休になったのがたしか1990年だったと思う。それから皮肉にも理容業界は不況期に突入して行くのだが、連休制度そのものは変わらず続く。
当店は組合加盟店ではないから、同じようにする理由は全くないのだが、一応定休日くらいは合わせておいたのだが、そんな悠長なことも言ってられなくなって2010年度から毎月の連休はやめた。
そのぶん売り上げがアップしたのかというと疑問だけれど、ウチは他より二日多く開けていると思うと気持ち的に余裕が生まれる。サラリーマンは人が働いてるときに休むと優越感を感じるそうだがその逆だ。なにしろお客ゼロでいいと思って開けてるんだから、一人でも来たらもうけものである。二人来たらもう最高なのだが、もっと来てくれるから嬉しくて仕方がない( ̄▽ ̄;
それで「これだけ働いたのだから、他にもヒマな日があっても仕方ない」と変な余裕が生まれる。実際には顧客数は変わってないのに(笑)
用もないのに休みだけあっても苦痛なだけ。仕事するほうがのんびりできることだってあるのだ。
GWの疲れが出たのか、起きたら12時だった。せっかくの休みだから散髪に行ってランチでもと思ってたのだが、大人しく家でゴロゴロ。
録り溜めたテレビ番組に、「死刑台のエレベーター」を発見。マイルス・デイヴィスが音楽担当したフランス映画でなく、阿部寛主演のリメイク版。勿論カラー作品なのだが、フィルムノワールのハードボイルドな感じが出ていて、最近ハードボイルドバーバーを標榜してるわたしとしては、とても楽しく鑑賞できた。
続けて二本立てで「後妻業の女」を鑑賞。金持ちの年寄りと結婚して遺産を乗っ取る怖い女を大竹しのぶが怪演。少女のように可愛らしくも、老婆のように醜くも変幻自在。女って怖い。わたしは財産ないから心配ないけどね。
最近どうにも時間がなくて忙しいと思ったら、そりゃそうだ、インスタグラムをやってるから写真も撮らなきゃならない。ただ写真を撮ってアップすればいいだけなのだが、かっこいい写真はなかなか撮れないし、撮れた!と思って投稿しても、またすぐ削除してしまうことがしょっちゅう。
インスタはプロフィールページに行くと自分のアップロード写真が一覧で全部バーン!と出てくる。何かのきっかけでJimmyJazzの写真を見つけた人が、面白そうだなと思ってプロフィールページを開く。そこが美しく見えないとセンスない店だと思われてしまうじゃないの(^^;
だから、そういう並びの美しさみたいなどうでもいいところが気になってしまう。いい感じに並んでたら一日気分がいいし、一枚一枚の写真がよく撮れてても、並び方がまずいと気に入らない。
妙にこだわってしまうため、時間がない!一体何やってんだ!?( ̄▽ ̄;
時間かけて難しいこと書いたわりに、読み返してみたら全然面白くないのでボツ!!すみませんが今日のところはこれでも見て勘弁してください(^^;
音楽でもサービスでもオーディオでも、一流と二流の違いはほんの少ししかない。でも一流の値段はものすごく高い。ほんの少し我慢すれば二流、三流でもそう大差はないから、経済的にお得はお得である。
しかしそのほんの少しの違いにストレスを感じる人もいるわけで、少々高くても安心して任せられる方を選ぶのも得策である。
我々ヘアサロンも、髪を切るだけならどこでも大差ない。少々のことに目を瞑れば低料金のお店も決して悪くない。だが得てして低料金のお店には、あまりお金を使いたくない人が集まる傾向がある。散髪にお金を使いたくない人はあまり散髪が好きでない。
理容師はどんな客が最も嫌かというと「俺、散髪嫌いやねん!」と宣言する客だ。心の中で思うのは勝手だが生業にしてる人に言うべきでない。ケンカ売っとんのか?てなもんである(^^;
毎日気分良く仕事を続けるためにも、そういったなるべく散髪にお金を使いたくない人より、散髪が大好きで、喜んでお金を使ってくれる人を相手にしたほうがいい。人間は、本来お金を使うことが好きなのだ。ドーンと大金を払えばスカッとするし、お店の人が喜んでくれたら気分がいい。そうでしょ?
「ここはイマイチなんだけど安いから我慢」を続けるより、もうちょっと高くてもいいから「ここでやってもらえば安心」といえる店、そういうのを目指してるんですが、なかなか「JimmyJazzは一流だ!」と自信を持っていえませんね( ̄▽ ̄;
うちの奥さんはジャズに全く興味がない。したがって一緒にジャズを聴きに行くどころか、店のBGMでさえもまるで関心がない。昨日、テレビドラマ「崖っぷちホテル」を観終わってトイレに行ってたら、リビングから「夜のストレンジャー」を鼻歌で歌ってるのが聞こえてきた!(^^;
「崖っぷちホテル」の主題歌がフランク・シナトラの「夜のストレンジャー」で、それにつられて家内がつい口ずさんでしまったのだろう。それにしても、彼女はこの曲をいつの間に憶えたのだろう。ちなみに、バラエティ番組「マツコ会議」のオープニングでも「夜のストレンジャー」がかかるのだが、どちらも途中までしか流れないから憶えにくいはずなのだが。
当然、JimmyJazzでも「夜のストレンジャー」は、たまにかけているが、それを聞いてて憶えたのか、それとも昔から知ってただけのことなのか?訊いてみようか?いや、やっぱりやめとこう( ̄▽ ̄;
それとこんなこともあった。先週のゴールデンウィーク最後の日曜日、わたしの父が仕事の合間にふらっとJimmyJazzに入ってきて、しばらく新聞を読んでいた。オーディオは絶好調で、店内ではキーリー・スミスの朗々とした歌声が気持ち良く鳴り響いていた。
翌日、自宅でゴロゴロしていたらやけに階下が騒がしい。誰か音楽でも聞いてるのだろうか?あっ、ひょっとして親父か!?
父が経営していたカラオケ店は一年半前に廃業したが、抜群にうまいキーリーの歌声に感じ入ることがあったのか、レーザーディスクを引っ張り出して階下で歌ってるようなのだ!
春は誰もがみんな歌いたくなる季節なんだな(笑)
「プロの道具箱」という、ライオンヘアサロングループのコンテンツに掲載された。まあ、変わった店ということでは業界1〜2を争う変態ぶりなので、同業者の皆さんが見たら面白いのではないか(^^;
写真は一部を除いてわたしが撮り、紹介文もわたしが書いたが、校正が入って、少しタッチが違ってみえる。どこがどうニュアンスが違うかは読んでもらえればわかると思うが、わからなくても全然支障はない。
これまで異端扱いだったわたしも、ようやくプロとして同業者に認めてもらえるようになったか。なんだか妙に感慨深いな(笑)
懐かしくなって検索したら、「さらば青春の光」の映画をニコニコ動画で発見。あの頃は観てもピンとこなかった内容が、今はよく理解できる。というか、ジミーはあの頃の自分そのものではないか。
自分は特別なすごい存在のはずなのに、人づきあいが下手で、強情で、何も持たず、何者でもない。自分の素晴らしさを認めない世界が悪いのだと、周りのせいにする。
愛してくれる人もいるのに、感謝さえしない。
あの頃の自分じゃなく、いまのジミーもそんな感じだなぁ。
ひとりぼっちのロッカーズ、ジミーは…おっとまだジミーになる前のわたしは、一緒に暴走してくれる友もなく、目的もなしにバイクに乗るのもなんなので、ジャズ批評「ジャズ日本列島61年版」というムック本を手に、全国のジャズ喫茶を周ってマッチを集める旅を始める。ほら、話が近づいてきたでしょ?(^^;
なかでもよく行ったのが箕面にあった「アウトバーン」という喫茶店で、半地下の階段を降りるとそこに現れるコンクリート打ちっ放しの内装が最高にカッコよかった!
そのうちわたしの新規独立オープンの話が持ち上がってきて、内装屋さんとデザインの打ち合わせをしていて、「箕面にある喫茶店みたいなデザインにしてほしい」ということで「アウトバーン」まで同行してもらった。
JimmyJazzに入るといきなり段差があって先に進むとまた段差があるという意味のあるような無いようなデザインは、「アウトバーン」の半地下みたいな段差を設けたかったせいだ。
コンクリート打ちっ放しのデザインは、左官屋さんが壁にセメントを塗って、その上からクリヤー塗料を吹き付けて再現した。「アウトバーン」の化粧棚は木目のブラウンだけで、床も木目のフローリング。当店は客待ちの床がフローリングで、作業スペースはチェッカーフラッグをイメージして市松模様のPタイルを貼ってもらった。
ジャズをイメージした店なのに、「ザ・U.S.A.」みたいなアメリカンな感じじゃなく、ちょっと英国のクラシックなモータースポーツをモチーフにしたのは、映画「さらば青春の光」から「アウトバーン」へと続く一連の流れがあったせいだ。
JimmyJazzオープン当初は、店の前に改造したSR400を置いてたが、このバイクがよく目立って集客に役立った。やがて結婚を機にオートバイは卒業して、店の前からも姿を消した。
それでしばらくは特徴のない店になってしまっていたのだが、やがてオーディオに興味が出てきて、オートバイの空冷エンジンのみたいな音響パネルがついたJBL4343Bというモニタースピーカーに一目惚れしてしまう。大事なのは音じゃなく、あのエンジンみたいなデザインなのだった。
昨日はお休みをいただきありがとうございました。ゴールデンウィークは中日が閑で、「今年こそは休んでやろう」と毎年思ってたので念願叶って遊びに出かけた。
表向きは「高槻ジャズストリートに行ってジャズを研究する」的な雰囲気を匂わせていたが、実はジャズの生演奏をバックにスイングダンスを踊るというのが目的。関西大学高槻キャンパスの学食で、カウントベイシーとかじっと座って聴いてる観客の横で、いつものダンスチームと一緒に踊ってきましたよ(^^;
そのあとダブルヘッダーでOSAKA MODS MAYDAY 2018に参加。このせいで映画「さらば青春の光」の話を延々と思いだして書いていたのだw
淀屋橋の大阪市役所前にモッズ風カスタムのスクーターが大集合。大人の暴走族ですわ。そんなに音はやかましくないけどね。スクーターじゃない電車族でなんちゃってモッズの人たちは徒歩でパーティー会場まで移動。グループサウンズのライブとDJで、モッズな人もそうでもない人もみんなで盛り上がっていた。色々あって楽しい1日だった。帰ったらバタンキューで久々に熟睡しました。
まことに勝手ながら5/4は高槻ジャズストリート参加のため臨時休業致します。
5(土)、6(日)は営業します。皆さま楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。
「さらば青春の光」主人公のジミーは、友人のロッカー、ケヴィンの大型バイクにまたがり、エンジンをかけようとキックペダルを踏むと、反動で脚を強打する。
「何だこりゃ?脚がへし折れそうじゃないか!ブーツはそのためか?」
そう、ロッカーズの駆るオートバイはセルスターターではなく、キックペダルでエンジン始動しなくてはいけない。
わたしがこの映画にかぶれた当時(’85年頃)はバイクブーム全盛期。とはいえ公道を走ってるのはカウルの付いたカラフルなレーサーレプリカばかり。ロッカーズみたいなカフェレーサーはほとんどなく、現行でキックスターターの付いてるのはヤマハSR400/500と同SRX400/600だけだった。
中型二輪の免許を取りに教習所に通い、中古でSR400を手に入れ、そのまましばらく乗ったあとで箕面にある単気筒バイクカスタムで有名な”ペイトンプレイス”でロッカーズのBSAゴールドスター風にカスタムしてもらった。これにてロッカーズの一丁あがり。
だが知り合いにロッカーズなんて一人もいなかったし、もしいたとしても床屋は月曜定休だからつるんで暴走することもなかっただろう。複数形でなくただのロッカー。こんなの敵対するモッズの連中に見つかったらボコボコにされてしまう!!ま、モッズだって一人も見かけなかったけどねー( ̄▽ ̄;
リーゼントに革ジャンを着て、一人バイクで何処へでも出かけた。もちろん理容の講習会だってこの格好だ。「どうしてこう散髪屋ってのはどいつもこいつもカッコ悪いんだろう?」と、自分のことはさておいていつも思ってたなあw
昨日、「さらば青春の光」のことを書いていて、この映画がJimmyJazzを作る元になった…とまではいかないが、やっぱり何かしら地続き感がある気がしてきたので、もう少し続きを書いてみる。
映画の主人公ではなく、主人公の親友、それも敵対するロッカーズ族の真似をするという変な青年だったわたしには、まずは革ジャンが必要だった。
今でこそネットで何でも手に入る便利な時代だが、当時は何がどこに売ってるか、実際に足を運んで見ないとわからない。革ジャンもペラペラで安っぽく裏地が赤だったり、袖のジッパーの中が赤だったりで、映画に出てくるようなちゃんとしたかっこいいライダーズジャケットなんて誰も着てなかった。神戸元町の高架下商店街は、戦後闇市として発展しただけあって、輸入品や怪しげなモノも手に入る穴場だった。
その高架下のオシャレでも何でもない紳士洋品店みたいな店のショーウインドウに紳士のマネキンに着せられたSchottの革ジャンが燦然と輝いていた!「ス、スコット??」
店のおっさんはキラリと目を輝かせ、わたしにピッタリのサイズを出して着せてくれた。重くて硬いその革ジャンはまさに本物の風格を漂わせていて、わたしは有頂天になってしまった。たしか4万円だったか、3万8千円だったか、それほど高くはなかったが、それでもわたしの持ってる服の中では飛び抜けて高価。それでも買わずには居れなかった。
そのスコット、いやショットのライダーズジャケットは、着ているとわずかに動いただけで「ジワジワ」と革が擦れる音を発し、脱いで置いておこうとすると脱いだ形のまま立っていた!
後から同じショット911モデルを買った友人のは音もせず、立ちもしなかったから革の厚みが変わってしまったのだろう。まあとにかくその革ジャンのカッコよかったこと!レッドウイングのエンジニアブーツを履き、レイバンのサングラスをかけて、肩で風切り街を歩いたものだが、完璧なロッカーズファッションのわたしにたった一つ欠けていたもの、それはバイクの免許だった!( ̄▽ ̄;
昔、西梅田に大毎地下劇場という映画館があって、ロック系の映画がよくかかった。レッド・ツェッペリンの「永遠の詩」とザ・バンドの「ラストワルツ」二本立ては2回くらい観に行ったかなあ。それと忘れてならないのがモッズ映画の「さらば青春の光」。ロック好きの友人に教えてやったらすぐにかぶれてモッズファッションになってたっけ。
リーゼントに革ジャンで大型バイクを乗り回すロッカーズ族と、細身のスーツに放出品のミリタリーコートを羽織り、ランブレッタやベスパなどのスクーターを駆るモッズ族の抗争、それにまつわる青春ストーリー。モッズ族の主人公ジミーが散髪に行くと、バーバーにセットが崩れないようラッカー(ヘアスプレー)を勧められるが、「そんなのはバカがつけるものだ」と撥ねつける。
「こうするとピッタリになるんだ」と、水を張ったバスタブにジーンズを穿いたまま入ったり、ザ・フーがテレビで演奏するのを食い入るように観てたら、「わしの方がうまい」と父親が言ったり。
そうそう、シャワールームで隣からジーン・ヴィンセントの「ビー・バップ・ア・ルーラ」の鼻歌が聞こえてきたら、「そんな古臭い歌はやめろ!」と、キンクスの「ユー・リアリー・ガット・ミー」を対抗して歌い出すシーンもあったなあ。
とにかく、古く保守的なものを嫌うモダンな若者たちというのがモッズ族なのだ。
Masterもモッズにかぶれたかというと、天の邪鬼なわたしはこの映画では誰も興味を示さないであろうロッカーズに傾倒して、革ジャンを買い、リーゼントで単気筒バイクを乗り回すという挙に出たのだった(^^;
昨夜は仕事を終えたその足で神戸三ノ宮のライブハウスSunflowerの5周年パーティーに出かけた。と、常連みたいな口ぶりだが行くのは初めて。だって世間はGWで浮かれてるんだからわたしだって少しくらい何か浮かれてることしたいじゃないの。
30分遅れてたどり着くと、ロックバンドが演奏中。ダンス仲間たちの顔もチラホラいて、DJがスイングジャズをかけると、踊りましょう!と両手を差し出すメグミさん。何度かパートナーチェンジを経てダンスタイムが30分ほどで終了。フラダンスが始まったと思ったら、そのあとはディスコタイム。
この店はいろんな客層があるので、それぞれに合わせて出し物が変わるようだ。そんななかで、リーゼントのお兄ちゃんが声かけてきた。
「ひょっとしてジャズのバーバーさんですか?」
えっ?なんで知っているの?あ、なんか見たことある!ロカ!ロカさんか?!
以前からロカビリーの美容室が神戸にあると聞いて、一度お会いしたいと思ってたのだ。まさかこんなところで叶うなんて!
もうジャズの出番はなさそうなので、早々に引き上げて帰って来たが、また神戸Sunflowerもちょくちょく行ってみたいなぁ。
ジャズを基本コンセプトにしたため、30年間改装もせずやって来れた。なぜならジャズは古くならない。元から古い音楽だから古くならない、それもある。それもあるけど古い音楽で古臭い音楽もいっぱいあるから、ジャズはやっぱり古くならないのだ。
そしてジャズはかっこいい。どんな音楽もかっこいい部分はあるけれど、同時にダサい部分も抱えている。ロックでもクラシックでも、かっこよければかっこいいほど、かっこ悪くてダサい部分も見え隠れする。
ところがジャズはそのダサい部分が極小なのである。全くダサくないとは言わない、でも極小。この世でいちばんかっこ悪くない音楽、それがジャズなのだ。
例えばマイルス・デイヴィスのアルバム『カインド・オブ・ブルー』。ジャケット、音楽の内容、漂うムード、ダサい部分を見つけるのが非常に困難。非の打ち所がないレコードとはこのことである。
流石のジャズも何年か前にちょっとダサくなりかけた。全くジャズを知らない子供達に「老人がブランデーグラスをくるくる回して葉巻ふかしながら聴く音楽」みたいな誤った認識をされかけたが、すぐに持ち直した。やっぱりかっこいい音楽はかっこいいのである。
ジャズにはブランデーというよりバーボンだと思うけれど、ガウン着て葉巻ふかしながら、古いアナログレコードをいいオーディオセットで聴いてる大人って、やっぱりかっこいいじゃないか。
「ringringring!!」(JimmyJazzの電話は電子音じゃなく、ちゃんと呼び出しベルがリンリンと鳴る)
ハイ。JimmyJazzです!
「おたく何のお店?」
は、はあ?
「ジャズはわかるんだけどさあ、何やってるの?ジャズを教えてるの?」
(教えてる??)
あっ、散髪です!!散髪!
「ガチャン!ツー、ツー」
当店は”ジャズの教室”ではなくて”ジャズの聴ける理容室です!!(^^;
毎年言ってるような気もするけど、ゴールデンウィークだからって特に休むことなく定休日は月曜のみ。そして、代休も無し。
予想では混むのは最初つまり明日4月28日(土)と、最後の5月6日(日)で、中日はだいたいガラガラなので、GWなのに何もすることなくて暇だなーと思ったら電話ください(^^;
ジャズを聴きに行ってジャズがかかってないとひどくガッカリすることを悟ったので、今年からGWのフュージョン特集は無しで、普通にジャズをかけて営業します!たまにジョージ・ベンソンとかエリック・ゲイルのフュージョンや、トム・ジョビンのボサノバなんかがかかりますが、基本ジャズで行きますのでご安心を。
カレー屋に入ってラーメンしか無かったら嫌だよね。カレー食べようと思ってカレー屋に行くんだから(^^;
でも誰もお客が来なかったら一人でフュージョン特集やるからなっ!( ̄▽ ̄;
デジタルアキュライザーのおかげで、オーディオ的に余計なことを考えずに済むようになったので、古いCDを引っ張り出して音楽の内容に没頭している。
昨日は久しぶりに実況録音盤の『サラ・ヴォーン・アット・ミスター・ケリーズ』を聞いていた。「柳よ泣いておくれ」で、間奏の途中でサラが誤ってマイクを落とすか倒すかする大きな音が入っていて、「(録音中だというのに)私はこの曲を台無しにしちゃったわ。でも続けろと言うから歌うわね〜♩」と、咄嗟のアドリブで観客を沸かせる様子が収録されている。
こういうアクシデントが起きた際に、機転を利かせたウルトラCで見事に乗り切るのがジャズの醍醐味なんだなあ。ジャズはアドリブ、ではなく状況に応じて瞬時に機転を利かせることなのだ。
そう考えてみたら、誰かが間違ったり、とんだハプニングで演奏が台無しになりそうなところをうまく回避して名演奏になったジャズのレコードはたくさんある。
例えばマイルス・デイヴィスのこれもライブ盤『マイ・ファニー・バレンタイン』。表題曲のイントロをピアノのハービー・ハンコックが間違える。そうじゃないだろ、「マイ・ファニー〜」は『クッキン』収録のそれのように、リリカルなイントロで始まるはずだった。
アッ、間違えた!と思ったハービーは一旦弾きかけたイントロを終わらせる。そしたらどうだ、マイルス御大、構わず吹き始めてしまったではないか!?エッ?アレッ?始まっちゃったものはしょうがない、ついて行くメンバーたち。その後の盛り上がりが凄かった!この演奏がうまくいったので、これ以後「マイ・ファニー〜」はこのスタイルを踏襲することになる。
サラ・ヴォーンも以後「柳よ泣いておくれ」で何か間違うのはおきまりのパターンになったそうだが、マイルスにしてもサラにしても、最初の(アクシデントが起きた)演奏に比べると予定調和でスリルに欠けて面白くない。
植木等の「お呼びでない」も、ビートたけしの「ウマーイ」も、島崎俊郎の「アダモちゃん」も、考えて出たものじゃなく、咄嗟の機転から生まれた。最近では松本人志がバラエティ番組でゲストの発言をうまく拾って笑いに変えるあの手法はすごくジャズ的なものに思える。
お笑いにしてもジャズにしても、あるいは散髪だってそうかもしれない。常に技を磨いてどんな球が来ても打ち返せる準備をしていることが極めて重要なのだ。
なんだかやる気が出ない時ってありますよね。そこで最近のやる気復活チューンとして愛聴してるのがリー・モーガンの「クロッケー・バレエ」。「りんご追分」風のテーマをビリー・ハーパーのテナーがギョエ〜〜〜〜!!と泣き叫ぶ。シビれるねえ〜。10分を超える長い演奏だが、聴いてるうちに「人生しんどいことも多いけど俺はやるぜ!!!」とこぶしを握りしめ叫んでいる!一体何をやるんだ?(^^;
開店して間もない頃のJimmyJazz。当時はカット三千円、パーマ六千円〜だった。※1989年頃のポラロイド写真
三十年前にJimmyJazz をオープンしたときは、スタッフも若く何も実績がないものだから、はやく店が古くなって貫禄が出ないかなあと思ったものだったが、あっという間に月日は過ぎて、願った通りの古い店になってしまった。そうなると若くて新しかったあの頃が懐かしく、実績も残さないままに過ぎただけの、ただ老朽化した古い店になってしまった。
若ければ若さを呪い、歳を取れば老いたことを呪う、人間ってわがままなものだとつくづく思う。いつの間に折り返してしまったのか?ちょうどいい年齢なんてあったっけ?きっと嘆いている今こそがちょうどいい働き盛り、いやまさに青春の真っ只中なのだ。
かつて月曜9時といったら「東京ラブストーリー」みたいな恋愛ドラマを観ると決まってだけれど、視聴者の年齢が高くなると、恋愛物では共感を得られなくなり、月9ドラマも瀕死の状態にあったところ、ひさびさにワクワクさせられたのが長澤まさみ扮する詐欺師グループが悪人を痛快に騙す「コンフィデンスマンJP」。
田中圭が吉田鋼太郎に迫られる同性愛コメディ「おっさんずラブ」も面白い!もう美男美女の恋愛でキュンキュンするのは倦き倦きだ…おっと、そっち系でもないですよ!( ̄▽ ̄;
今期は面白いドラマがたくさんあって、ドラマ好きのMasterは観るのが忙しい。こないだは江口洋介の「ヘッドハンター」で、転職に悩む大手電機メーカーに勤める音響エンジニアの話をやってて、自宅には立派な大型ホーンスピーカーが置いてあった。そのエンジニアがかつて開発したミニコンポがミッキーマウスのような形をしていて、耳の部分がスピーカー。商品名が「ミミー」。いくらドラマといえどオーディオで「ミミー」はないやろ(^^;
もうひとつ秀逸なのが中谷美紀の「あなたには帰る家がある」。いわゆる不倫ドラマなのだが、夫・玉木宏と木村多江の関係がいつバレるかと見ていてハラハラしてしまう。木村多江の夫役のユースケサンタマリアの不気味さも最高!劇中出てくる「浮気してる夫の行動チェックリスト」の項目が、白髪染め以外すべて自分に当てはまってドキッとする。あっ、わたしは浮気なんかしてないけどねっ!( ̄▽ ̄;
以下は某業界WEBサイトの特集に提出する記事の下書き。少しお付き合いください。
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当店はありがたいことに今年2018年11月で30周年を迎えます。ヘアーサロンは7〜10年くらいで改装するのがふつうですが、JimmyJazzは30年間一度も大規模な改装なしで営業してまいりました。ジャズの流れる大人のための理容室というコンセプトは変わらず、開店当初からこういう感じのお店だったのです。
●オーディオと音楽
きっと「Masterはジャズが趣味だからこういう店を始めた」と、そんなふうに思ってらっしゃる方がほとんどでしょう。でも本当は、理容室で散髪するときにどんな音楽がかかっていたら素敵だろう?と試行錯誤して出した結論がジャズだったというわけです。
店に入ってまず目を引くのが客待ちに置かれたJBLの大型モニタースピーカー。ジャズを単なるBGMとして流すだけでなく、もっと本格的でジャズ喫茶に匹敵するオーディオをと2000年に導入したものです。これに付随してドライブするアンプもマッキントッシュのセパレートになりました…あっ?これってハサミとかバリカンとかを紹介するコーナーなんでしたっけ??(^^;
●ハンティングトロフィー
近ごろ鹿の剥製を飾るバーバーが増えていますが、たぶん当店がいちばん早かったのではないでしょうか。なにしろ当時の評判は「悪趣味だ!」「成金か?!』「かわいそう」「気持ち悪い!」と散々でしたから(笑)
昔よく通ったジャズ喫茶に立派な鹿の剥製がかけてあって、そのお店へのオマージュなのと、左右のスピーカーのセパレーションを良くするための仕切りとして音響的な意味もあります。ついでに白状するとその上にあるレコード棚はジャケットに角度をつけて立て掛けることでフラッターエコーを無くす音響パネルとして機能しています。
続く
こないだアイヒョンのアプリで動画を作って見たが、これを元に練習がてら続編を作ってみた。15秒CMみたいな感じでなんとなくやり方がわかってきた。
でもいいかげん「WHO’S NEXT?」はやめないと、三回以上やるとさすがにしつこいよな(^^;
JimmyJazzの店内も、30年もやってるとどこを切り取って写しても新鮮味がないから、動画にして編集したらもちっと違った見せ方ができるのではないかなどと考えてみたり。でもすぐにオチをつけようとするこの癖なんとかならんのか( ̄▽ ̄;
今日は当店自慢(?)のスピーカーJBL4343Bのアッテネーターをグリグリいじっていた。アッテネーターというのは、ウルトラハイ、ハイ、ミッドのユニットに付いている出力調整ツマミで、ウーハーには付いていない。したがって、ウーハーから出る音量は一定で、残る3つのユニットから出る音量をグリグリやって調整しなさいということなのだろう。
五円玉などのコインを使ってツマミを回すのだが、4343のアッテネーターは回すたびにガリガリとノイズを発し、接触不良の位置では音が出なくなる(^^;
下手をするとどこかのユニットが鳴らないまま使い続けて恥をかくことになりかねない。
同じくマッキントッシュのプリアンプにも6バンドのトーンコントロールが付いてるのだが、これもほとんど使ってない。トーンコントロールとアッテネーター、機能は似かよっているがアンプのトーンコントロールは電気的にバランスを変えるもの、アッテネーターはユニットから音が出る量を調節してバランスを整えるもの…どっちにしても音が悪いのを抜本的に解決するものではないが、生音の出方、ベースがふくよかにプリーンと鳴り、トップシンバルをスティックで叩くコツーンコツーンという音がなんとか出ないかと調整中なのだ。
今日も朝から部屋の掃除をしてから、映画スターみたいな服に着替え、自転車で上新庄のBOOYへ行って散髪。そのあとステーキタケルで日替わりステーキ。戻ってから犬の散歩。天気も良く穏やかで充実した休日だった。
眉とヒゲをカミソリで整えると、元が元だけにまあそんなには変わらないけど、3パーセントくらい男前があがる。それに加えて散髪すれば5パーセント、合わせて消費税程度男子力があがり、服装が決まれば7パーセント増しで、都合1.5割ほど見た目が良くなると固く信じている。女性が化粧する気持ちがちょっとわかる気がするw
せっかくヒゲを剃った(全部じゃないけど)というのに、案の定というか予想どおりろいうか、お客様はもちろん家内や娘まで、誰ひとりとしてそのことに気づかない(^^;
ま、生やしたところで何も言われなくて、くるんとカイゼル髭にしてようやく気づかれるのだが。だったら生やしとけってことだな( ̄▽ ̄;
今朝一年半蓄えたカイゼル髭をバッサリ切って、あご髭も剃り落とした。せっかくなので口髭だけは残して、初期のデューク・エリントンみたいな細くてイヤラシイ感じのコールマン髭に挑戦!
まだ形をどう整えるか試行錯誤の段階。しかしかなり顔まわりが淋しくなった。もうちょっと細く詰めてイヤラシ〜イ感じに持って行きたいところだ(^^;
ダリのようなカイゼル髭もジミーさんのトレードマークになりつつあったが、あれは目立ちすぎて色々と困る。このへんでサッパリとして目立たないルックスにしようと思ったのだが、やっぱりイヤラシ〜イ感じなので目立ってしまうかも??
20年前からジャズの聴ける理容室だと高らかに宣言しているわけだけれども、よくある「ジャズ喫茶案内」みたいなところから「お宅も載せていいですか?」なんて言われた試しがない。ジャズを流しているわけでもない普通の喫茶店がジャズ喫茶として載ってるのに、そんじょそこらのジャズ喫茶より良いスピーカー入れて正真正銘のハードバップを流し、頼みもしないコーヒーまで出してるというのにウチが載らないなんておかしくない?(^^;
バーバーはバーバーで、当店は特殊な店だと思われてるらしく、純粋なバーバースタイルに刈って欲しい人はもう少し普通めの店に行き、普通じゃ飽き足りない物好きなお客様だけがわざわざ探してやってくる。
同業者の間でも、JimmyJazzはカッコいいとしきりに褒めてくださるのだが、真似しようなんて誰も思わない…というか、真似しようとしてもできない。
そういう特殊カテゴリーに分類されるから、無視されるか嫌がられるw
当店の顧客のうち、ジャズファンの割合はたぶん全体の5%くらいで、残り95%はジャズが醸し出すムードが好きで来て下さってるのだと思う。
そのように考えると、特殊でもなんでもない普通の理髪店なのだが( ̄▽ ̄;
商売をやるなら経営理念が必要だ。なんとなくノリで〜ってのがいちばん危ない。自分が何を提供しようとしてるのか、これをはっきりさせておくと後々大きくはブレないで済む。
では、JimmyJazzとはいったい何なのか、当店から何を無くしたらJimmyJazzでなくなるのか。”ジャズの聴ける理容室”と言ってるくらいだから、ジャズが鳴っている空間で散髪すること。これが何より大前提。
オーディオは…そりゃあ良い機材があるほうがいいけれど、最悪ラジカセでもジャズが聴ければなんとかなる。これがジャズ以外のロックとかクラシックとかになるとダメだし、野球中継とかかけだすとJimmyJazzがJimmyJazzでなくなるから注意が必要だ。
Masterの蝶ネクタイは?これは白衣とかじゃダメなのか?うーん、蝶ネクタイでなくてもいいけど白衣はちょっと違う気がする。エプロンもイメージ違うけど、まあどんな服装でもできないことはない。ヒゲもあってもなくても支障はない(^^;
コーヒーやビールのサービスも、いらないといえばいらない。
やはり本質はジャズが鳴っている空間で散髪することで、本質以外のおまけで釣ろうとしても、おまけ目当ての客はやがて離れて行く。客を呼び込むための特長はあったほうがいいけれど、あくまでも本質に近いところで勝負すべきなのだ。
昨日、靱公園まで約5キロほど走ったから、二日後くらいに筋肉痛くるかと思ったら、早くも今日脚がパンパンである(^^;
ジョギングは久しぶりなので、2005年頃に走りながらよく聴いたジョニー・ギター・ワトソンの曲をiPhoneに入れて行った。あの頃、わたしは心身ともにボロボロで、立ち直るために必死だった。身体が弱っていたからなんとか体力をつけないといけないと思ってなりふり構わず走り出したのだ。
ちゃんとした店なら、最初の10年は勢いで保たせられる。だがそれが15年、20年となると話は別。フレッシュな感覚は失われ、惰性で物事が進んで行く。このままじゃJimmyJazzはダメになる。何か変わらなければいけない!
カッコよかったJimmyJazzのMasterから、ボロボロのおっさんに落ちぶれ果てたわたしに、いつも絶好調のおっさんジョニー・ギター・ワトソンのギターがやけに眩しかったのだ!
ジョニー・ギター・ワトソンに憧れるなんて、今振り返るとすごい迷走っぷりだが、当時はもう必死だったから何かお手本になる物を探して探して、突破口を開こうともがいていた。この雌伏の時代は10年以上続いて、この2〜3年でようやく自分らしさを取り戻した気がする。ホントにつらい時代だったなー。
5年ぶりに靱公園に行ってきましたよ、走って。2年くらいジョギングしなかったから不安だったけど、ボチボチなんとか完走しました。先週オープンしたジャズカフェ「ストーリーヴィル」で美味しいカレーとレモンブラウニーをいただいて、その足ですぐ近所にあるコーヒー屋さん「クロックワークロースターズ」でコーヒーパフェを注文!ジョギングで消費したカロリーを、あっという間に取り戻したのであります( ^ω^ )
今日は仕事をしながらソニー・ロリンズの『テナー・マッドネス』のB面をかけていたら、30数年前このアナログレコードを買ったときの気持ちが蘇ってきてなんだか嬉しくなった。
あの頃の私は月曜日に一緒に遊んでくれる友もなく、彼女もいなかった。Jimmy Jazzのことも全く考えてなかったけれど、進むべき方向ははっきりと見えていた。ジャズがテーマのカッコいい理容店、そんなの世界中どこを探したくなかった。今だってどこにもないと思うけど(^^;
その髪どこで切ったの?えっ?バーバー?美容室じゃなくて?
一般的にダサいと周知されてる床屋でカットするのが今おしゃれなんだぜってのがバーバーブームの肝になっている。もちろんブームを盛り上げてくれる美容師さんたちもありがたいのだけれど、ダサいカッコ悪いと言われ続けた不遇の時代を、耐えて忍んで研鑽を積んだ理容師がいいねえ。スマートじゃないけど、いぶし銀のカッコよさ。カリスマ美容師がバーバーに大変身!よりダサいけどグッとくるじゃないか。
図書館で服飾関係の本…といっても難しい専門書ではなく、どうしたらカッコよくなれるかみたいなハウツー本を借りてきて読んでたら、最後のほうに髪型に関することもご丁寧に書かれていた。カッコよくなりたいなら千円カットや床屋に行くのはおすすめできない。美容室で髪を切りましょうと書いてあってもうガックリ(^^;
これが2015年6月初版の本の内容。この直後、世界的にバーバーブームが巻き起こることになるが、書かれた当時は床屋とはかくもダサい商売と世間から見られていたわけだ。
しかしいくらバーバーブームだといっても、まだ床屋はダサいというのが一般的な認識で、一部の流行に敏感な男性が、バーバーっていいなと思い始めている段階。それも、三年前にあそこまでダサいと書かれ、落ちるところまで落ちた商売だからこそ、カウンターカルチャーとして今、バーバーが新鮮だといって注目されているのだ。美容室?そんなのもう古い!これからはバーバーだぜ!と、ダサカッコいいのが今のトレンドなんだ。
ま、お客様にしてみれば髪切ってカッコよくなるならどっちだっていいんだろうけど。
どうしてこうも自分のルックスはイケてないのかと鏡を見るたび考えるのだが、持って生まれた素材が素材だからしょうがないっちゃしょうがないんだけれど、最近外国人の友達と交流するようになって、一つの仮説がむくむくと浮上してきた。
西洋人、特にアメリカ人はリアクションが大きい。ちょっとしてことでも目を剥いて驚いたりオーバーに眉を動かして反応する。こういうのって、わたしが最も苦手とすることで、照れ臭いのもあるけど大したことないのになんでいちいち表情を作らないといけないのかという冷めた気持ちもある。
よく言えば省エネだけど、悪く言えばサービス精神が足りてない。サービス業を営んでるのにサービス悪いのは問題だ。改善しなくては。
相手に対するちょっとした表情、ちょっとした一言、ちょっとした気遣い、してもしなくてもどっちでもいいみたいなことの積み重ねで使う筋肉が違ってくる。寒いからと言って首を竦めたままだと姿勢が悪く猫背になる。それらほんのちょっとしたカロリー消費をケチるから筋肉がこわばって、人を安心させる表情を作れないんじゃないかな?
というわけで、今後カットしながら変な顔をしているMasterを見かけても、「ああ、筋肉を鍛えているんだな」と思ってそっとしておいてください( ̄▽ ̄;
わたしはものすごくこだわる、面倒くさい性格だと思われてるかもしれない。多少その傾向もあるっちゃあるから否定はしないが、みなさんが想像してるほどこだわってるわけではない。流行がとっても気になるミーハーなのだ。
こだわるといえば、当店の常連さんのほうがよっぽどすごい。いくらもみあげを残すのが流行ろうと、テクノなもみあげ以外させてくれなかったり、すき鋏を絶対に使わせてくれない人、地肌の見える刈り上げは嫌だという方、整髪料はムース以外絶対無理、隠居生活なのに散髪は日曜日と決めている等など。
こういった方々は、流行がどうであろうと、自分のスタイルをきちっと持っているから、わたしがちょっと流行を取り入れて余計なことをしようものならすぐに修正が入る。そして、JimmyJazzに行って自分の思うように散髪することもそのスタイルに組み込まれているのである。だからありがたいことに10年でも20年でもずーっと当店に来続けてくださる。これこそ最高のこだわりなのである。
このごろブログの内容がなんかグダグダで申し訳ない。最初の頃はもう少し中身のあることを書いてたつもりなのだが、アッというまにネタが尽きてしまい、あとは取って出し取って出しの自転車操業。これではいいこと書けるはずがない。やはり材料を集めインプットしたら、じっくり寝かせて発酵させてアウトプット。こうでなくてはいけないな。だから最初は誰でもみんなうまいこと書けるんだよ。何十年も熟成した体験があるから。それが尽きてからがたいへんなのだ。
こんなの誰が読んで喜ぶかというようなブログであるが、十数年前みたいにオーディオマニア向けのものではなく、もはやわたし個人の生活に興味のある人しか見に来ない。そもそも最初の最初は当店の顧客向けサービスの一環だったがマニアックすぎて肝心の顧客が読めない。いままたブログを覗きに来る顧客が増えつつあるから本来の形態に戻ったと言えなくもない(^^;
2007年の映画「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」を観る。時系列が飛んでちょっと混乱する。恋する若々しいピアフとズタボロの老女のようなピアフの対比が見事。それでも47歳で亡くなったから、わたしよりずっと若い。当時の47歳だとあんな婆さんなのだろうか。ビリー・ホリデイと同じ歳だとセリフがあったが、ビリーのほうがまだ若々しい。正直あまり好きな歌手じゃなかったけど映画観ると親近感がわくな。明日さっそく店で聴き直してみよう。
心の中では密かにJimmyJazzがどこのお店よりもカッコいいと思っていて、当店よりカッコいい店があるとしたら、きっとそのお店みたいに改装してしまうだろう。しかし今更、「どうだいウチの店はカッコいいだろう?」みたいな写真を撮って見せるのは、ある意味自分の顔を載せるより恥ずかしい(^^;
30年も同じ内装。いくらカッコいいと思っていても毎日眺めてたら飽きてしまって、何がカッコよくて何がカッコ悪いか感覚が麻痺してわからなくなってしまったわい。
当店がオーディオに凝りだして約20年になる。年に最低でも1〜2度は激変したと騒いでいるから50回近く激変してるに違いない。そんなにすごい変化が毎回起きるのだから、そろそろ原音と同じ音が鳴ってもおかしくないはずなのに、まだオーディオの終点は見えてこない。
あわよくばお客様にいい音鳴ってるねと誉めてもらいたい。こんないい音生まれて初めて聞きましたと言わせてみたい。だが普通のお客様はいい音で鳴ってるのといい音楽が鳴ってることの区別がつかない。音楽は誉めてくれても音は誉めてもらえない(^^;
音のよさにだけ着目するオーディオマニアが来ても、みんなそれぞれ自分ちの音がいちばんだと思ってるからやっぱり誉めてくれないのだよ。とほほ。
春はホルモンバランスが狂うので、みんな少〜し行動が変になる。異常行動と言っては大げさだが、何か普段とちょっと違ったことをしてみたくなって、行きつけの床屋を変えてみたりする(^^;
当店にも新規客が増えて来なくなった常連客と入れ替わったりして大いに焦る。このシャッフル状態もゴールデンウィークをすぎる頃に落ち着いて、普段通りのJimmyJazzとなるのだが、それまで油断はできない。より多く新規客に来てもらい、気に入っていただいて再来店に繋げ、常連様には愛想を尽かされないようがっちり引き留めなくては行けないのだが、やっぱり多少入れ替わりがある。
これも当店を構成する細胞が入れ替わるみたいなもので、避けては通れない。新しくなることを恐れず、30年目のJimmyJazzを営業していきたい
スイングダンスを習い始めてもう半年以上経つというのに、まったく上達しないのでイヤになる。最初は優しかったお姉様がたも、いつまで経っても下手くそなおっさんの相手に付き合わされ、笑顔が引きつっているように見えて申し訳ないことこの上ない(^^;
まったくリズム感がないというか運動神経がないというか、カッコよくないんだよー。そうなんだよー。リズム感なくてもジャズは聴けるが、リズム感なしでジャズを踊ることいと難し。そのうちダンスに向かう往路で聴いてる音楽がジャズでないのがよくないのではと、踊れそうなミディアムテンポの曲を聴きながら歩いていくことにしたら、少し調子がいいような気がして。
ジャズってのは特殊な音楽だと常々思っているが、ノリそのものが他の音楽とは違っている。文字通りスイングしなけりゃ意味ないのである(^^;
だから他ジャンルの音楽を直前まで聞いていて、タイム感がパッとジャズに切り替わるかというと難しい。やはりウォーミングアップが必要なのだ。
人生の残り時間が、昔ほどふんだんにあるわけではないので、例えばCD一枚買うにしても、まったく知らないアーティストの新録音をエイヤッと買うようなこともしなくなった。何を買うにもそれなりの理由がないと触手が動かない。買うには買うなりの大義名分…とまで行かなくとも、「俺はこれを買わなければいけない」と自分を納得させるきっかけやストーリーが必要なのだ。
ただし千円以下の物に関しては、買うべきか買わざるべきかと悩んでる時間の方が勿体無いので、要るならとっとと買ってしまった方がいい(^^;
わたしの場合は、ジャズとオーディオとバーバーのトライアングルに引っかからない物に関してはできるだけ淡白でいようと思うし、自分らしくないと感じることには深入りしないようにする。あっ、でも乗馬とかはやってみたいなぁ〜全然関係無いけどな( ̄▽ ̄;
休日の今日は久々に何も用事がないので、朝は佃のジャズ喫茶YURIに行ってモーニングセットを食べ、その足で杭瀬の果物屋でイチゴを買って帰る。家族が出払った午後から「男はつらいよ」を観た。
わたしに会ったことがある人は薄々感づいているかもしれないが、何を隠そうわたしは寅さんによく似てる(^^;
特に若い頃の寅さんの横顔なんか、もう自分でも気味が悪いほど似ていてどきりとする。高校生の頃に一度、寅さんといって馬鹿にした奴がいた。多感なティーンエイジャーの男子が国民的三枚目の寅さんに似てるといわれて嬉しいはずがない。もうそれが嫌で嫌で、もうこんな映画やめてくれと呪ったものだった。だから、「男はつらいよ」のシリーズは絶対に観なかった。
しかし、もう渥美清も亡くなり、わたしが寅さんと呼ばれる心配も激減したので、こないだテレビでやってるのを録画して観た。相変わらず似てるなぁやばいなぁとヒヤヒヤして眺めてたが、浅丘ルリ子がなんとも愛らしい。そして寅さん、いい男じゃないか。わたしも寅さんと同じ年代になってようやく共感できるようになった。顔も似てるし。同じような格好してるし。でもやっぱり寅さんと呼ばれるのだけは嫌だ!( ̄▽ ̄;
性格が細かい、というかセコい人間なので、気になる人がいたらじーっと観察してしまう。若い頃はそれでよかったのだが、この歳になってそれをやると気味悪がられるので、観察しててもしてないフリをしないといけない。要するにボケたフリをするのである(^^;
若い人がズバッと切れるような鋭い洞察力を発揮してるのは気持ちがいいけれど、年寄りに鋭くツッコまれたら怖いでしょう?「あんたの悪いところはココだ!」なーんてやられたらたまったもんじゃないでしょう。だから良いところは見るけれど悪いところや弱点は見ないようにするんです。視界に入ってても。エッ?そんなことありましたかなぁ〜?と、急にボケたフリするんですよ!これは老いたる者の義務ですw
”音”が良くなったおかげで本日も発見がありましたよ〜。ベツレヘム盤『ブッカー・リトル・アンド・フレンド』の「Looking Ahead」を聴いてたら、力強いブロックコードのバッキングに驚き、次に出てくる流麗なピアノソロの見事なこと!えーと誰だっけ?このピアノ?アンドリュー・ヒルかな?ドナルド・フェルドマン??ビクター・フェルドマンの変名か?あっ、ドン・フリードマンか(サークル・ワルツの)!?(^^;
このCDも20年くらい前に買ったんじゃないかな。それが今頃になって良さがわかるとは。これだからジャズとオーディオはやめられない、というか、今まで何聴いてたんだか( ̄▽ ̄;
自分では老いぼれたなぁと思って嫌んなっちゃうけれど、他人から見たら年の割に肌がツヤツヤなのが若く見えるらしく、「何か(スキンケア?)塗ってるんでしょ?」と訊かれる(それも同世代の女性に)。シェーブローションの良いやつを塗って寝る前にはパックを欠かさず…とか言って高級男性化粧品でも売りつけようか。いやいやそういった類のものは一切使っていない(^^;
このブログでは何度も書いてるが、肌をきれいに保つ秘訣は「真冬に冷たい水で顔洗うこと」だ。そうすると副腎皮質ホルモンが分泌されて肌にツヤとハリが出る。そう言ってるのに誰も信じない。冷たいのはイヤだから。何でわざわざ高い化粧品買ってきて外から塗る方は信じて、無料で中から根本的に改善する方を信用しないのかねー?
オーディオも同じで、無料で音質改善できる方法はいくら紹介してもほとんど反響がなく、何か買ってきて繋ぐなり、敷くなり、塗るなり、貼るなりしてこれは良いぞとなると皆んな飛びつくのである。
北国の女性の肌がきめ細かく美しいのは、寒暖の差が大きく冷たい水を使うからだ。我々理美容師も冬場にぬるま湯を使ってると手荒れがひどくなる。冷水の方が荒れにくい。
春先に花粉症が発症するのも、きっと寒さが緩んで冷水の効能が薄れるせいだと思う。人間、ヒヤーッとするような冷水で磨かないとぬるま湯に使ってちゃダメになるんだよ。
デジタルアキュライザー導入により、過去最大級の激変が当店のオーディオシステムに臨んでいることはすでになんども述べた通り。耳にタコができたようなCDをかけてみても、初めて聴くような発見をする。
例えばラムゼイ・ルイスの『ジ・イン・クラウド』。30年近く前のCD導入最初期に買った盤で、もう何十回か下手をすると何百回もかけているが、昨日「あれっ?何だこの魅惑のメロディは?どこかで聴いたことがあるぞ?でも何の曲だったかどうしても思い出せない!」と髪を刈りながら気になって気になって。仕事が終わってから曲目を確認して、ああ、ボサノヴァの「フェリシダージ」だったのか!?とスッキリした(^^;
「フェリシダージ」は好きな曲だからよく耳にするけれど、『ジ・イン・クラウド』に入ってるなんて、今まで全然気づかなかった。たしかに何度も何度も聴いているトラックなのに、それが「フェリシダージ」と気づかないなんて!
すまぬラムゼイ!右の耳から左の耳へスーッと通り抜けてるだけで、心にグサッと食い込んでなかったのである。スピーカーからの音波が空気をがっちりホールドし、微細な信号がしっかり耳に届いて、心に食い込み、そして揺さぶる。オーディオはこうでなくてはいけない。
「過去の自分を裏切り続ける男」と、昔いとこがわたしをそう呼んだ。左にかぶれたと思ったら右にふれたり、毛嫌いしてたものが大好きになったり、いちいち正反対のことをしたがるわたしに呆れて彼はそう言ったのだが、その言いぐさがすっかり気に入ってしまい、よーし、俺は一生過去の自分を裏切って生きて行こうと心に決めた(^^;
ポリシーがないわけじゃない。いつも強烈なポリシーがあり、それがコロコロ変わるだけだ。「頑固一徹、世の中が変わっても俺だけは変わらない」なーんてつまらない。そんなのは最初10年もやったらもう十分じゃないか。
過去から10年前の自分がやって来て、今のわたしを見たらどう思うだろう。全身タトゥーだらけの友達やバーレスクガールに囲まれて、殺し屋みたいな格好で夜な夜なパーティーに出かけ、ブロンド美人と手に手を取って踊っていたら、さぞかしビックリするだろう。でも、そんな自分って悪くないなと考え直すに違いない。さて、今から10年後にはどんな裏切りを見せてくれるのか。きっと思いもよらない未来が待っているのだろう。
一説によれば、漠然とした不安感に苛まれるのはスキンシップの欠如によるという。たしかにわたしのように妻や娘からばい菌のような扱いを受けていると、昔のような家族とのスキンシップなんて望むべくもない(^^;
これは中年以降のおっさんに限ったことではなく、親の干渉を嫌い、女性にも相手にされない青春時代にも起きてるかもしれないなあ。
それを手っ取り早く治すには、床屋なり美容室なりに行くのがいちばんだ。信頼のおける他人に髪を触ってもらい、肩を揉んでもらってしかも美しくなれるのだから。もし読者のなかで正体のわからない不安を持ち続けている人がいたら、散髪、行きましょうよ!
子供のころ、長髪に憧れて伸ばしていたら、
「散髪屋の子がそんな乞食頭にしてたらアカン!」と言われ、たちまちキレイな刈り上げにされたものだった。
乞食頭とはオーバーなと思っていたが、いまわたしの頭がまさに乞食頭(^^;
こりゃタマラン、散髪に行こう!というわけでbarbershop BOOY 上新庄店に行ってきた。カイゼル髭にしてるとバーバーだということがバレてしまうので、知らない人のお店には行きにくい。BOOYさんなら技術も確かだし、何より月曜もやってるのが助かる。
今日、勉強になったことの一つが、施術席の右前にある収納ロッカー。JimmyJazzではここにタオルを入れてるだけだが、BOOYさんでは貴重品入れとして機能している。中にミニカーを入れていて、財布やセカンドバッグなどの貴重品を預かるとそのミニカーを鏡の前に出す。これが貴重品を預かってるというサインになって忘れ物をするのを防いでいるのだ!素晴らしいアイデアだなぁ。
感じの良い人になりたいものだな、と思うのだけど、いまだに感じの悪い人のままである。どうしたら感じの良い人になれるのか。ニコニコすればいいのだろうか?たしかにブスッとしてるよりはいいかもしれない。それから動作は機敏でテキパキとしてるほうがいい。動きが鈍くて言うことが暗い老人は嫌われる。
動きが鈍いで思い出したが、やっぱりBGMがボサノヴァとかだと仕事がはかどらない。聴いてないようでもBGMの影響は大きい。ちょうど今日はスタン・ゲッツとアストラッド・ジルベルトをかけていたが、マイルス・デイヴィスの『フォア&モア』に変わった途端、チンタラ動いていた家内も尻に鞭をくらった競走馬のようにテキパキ動き出した。半世紀前に音楽に込められたパワーがスピーカーから放出され、我々を鼓舞する。マイルスはこの感情のエネルギーがものすごい。忙しいときには重宝する(^^;
社長に会うとか、大事な取引先に行くとか、そういうときに必ずJimmyJazzで調髪してから臨むという、ありがた〜いお客様がいらっしゃる。昨日は1週間で調髪にいらした。ジンクスかゲン担ぎのようなものだろうと思っていたが、昨日の話を書いていて、これは五郎丸のルーティンではないが、きちんと髪を整えておくことで自信を持って大事な人と対峙するのだなと合点がいった。他にもルーティンがあるのかもしれないが、どれか一つがイマイチとか、髪が整ってないとやっぱりパワーが出ないんだろう。やるべきことを為して、あとは天命を待つ、みたいな(^^;社長に会うとか、大事な取引先に行くとか、そういうときに必ずJimmyJazzで調髪してから臨むという、ありがた〜いお客様がいらっしゃる。昨日は1週間で調髪にいらした。ジンクスかゲン担ぎのようなものだろうと思っていたが、昨日の話を書いていて、これは五郎丸のルーティンではないが、きちんと髪を整えておくことで自信を持って大事な人と対峙するのだなと合点がいった。他にもルーティンがあるのかもしれないが、どれか一つがイマイチとか、髪が整ってないとやっぱりパワーが出ないんだろう。やるべきことを為して、あとは天命を待つ、みたいな(^^;
女子力という言葉が一般的になって、わたしの娘なども「ウチ、女子力あるやろ」などと口にする。料理・裁縫などの女性が担当するべきことをちゃんとできることを女子力と呼ぶみたいであるが、男子力という言葉はあまり聞かない。男性は性的に男らしいことよりも、人間的にできているとか立派であることを重要視するからだろう。
でも最近、自分自身の男子力ガタ落ちで、ちょっとマズイなー。人間力も男子力も自信に裏打ちされてこそ出てくるものだ。ストレスが溜まってやけ食いしてしまい、体重も増えて顔がむくみ表情も冴えない。
やるべきことをきちんとこなし、しっかり成果を出して積み重ねて行って、一定の評価を得て自信が湧いてくる。あるいは常に根拠のない自信が漲ってる、そういう状態だとパッと明るく魅力的に見えるのだ。そうだ、来週は男子力磨くために散髪に行ってこようっと!
腕時計などという、あってもなくてもどっちでもいいような物を何万円、何十万円も出して買うには、「自分はなぜこれを買わなければいけないか」というストーリーが必要で、そのストーリーが自分を納得させるものでなければ欲しいと思わないし、購入するには至らない。
それに、時計で値踏みしようとする高級ブランドショップの店員や高級オーディオ店員に見られたときに、ひれ伏すような高額時計ではなく、「俺はこれが好きで着けてるんだ!」という強いコダワリが感じられるものでありたい。
で、ハミルトンのベンチュラ、ジャズマスターときて、カーキフィールドという、ミリタリーウォッチの定番モデルに照準が定まった。あの映画「ニューヨーク・ニューヨーク」で、アロハ姿のロバート・デ・ニーロが腕に着けていた。1945年の終戦時、ハミルトンの社名は入ってるかどうかわからないが、おそらく軍支給品という設定なのだろう。
現在生産しているカーキフィールドは何種類かバリエーションがあって、ケースは42ミリ、40ミリ、38ミリ。ムーブメントもクォーツ、手巻き、自動巻き。バンドもステンレス、革バンド、キャンバスと様々。
わたしは手首が細いので、ケースはやはり38ミリ。最初放置しても止まらないクォーツにしようと思ったが、ここはやはり自動巻き。バンドはステンレスを買っておいて、汗をかかない冬場にはレザーのバンドを買って付け替えるとしよう。
実際に買って着けてみると、まあなんとも可愛らしい。「日に焼けた逞しい腕に」みたいなのは苦手だが、このデザインは秀逸である。さっそくこのセクシーなカーキフィールドを着けて踊りに出かけたいところだが、スイングダンスはパートナーを傷つける恐れがあるので腕時計禁止なのだ。残念!
オーディオや楽器なら上手く使いこなすこと、洋服なら着こなすことといったスキルが要求され、そこが趣味としては楽しいのだけれど、腕時計は買ったらそれでおしまい。だからこそ、何をチョイスするかというセンスが問われるわけだ。
わたしが使うべき腕時計として真っ先に思い浮かんだのがハミルトンのベンチュラ。むかしから欲しかったし、小ぶりなフォルムが最高にカッコいい。しかしエルヴィス・プレスリーが使っていたからジャズというよりロックなイメージ。自分の服装との相性を考えると、もう少しクラシックなほうがいい。そこで同じくハミルトンのジャズマスターが候補に浮上する。JimmyJazzのMasterだからジャズマスターというしょうもないオチと一緒に現物を見てきたが、ジャズマスターどのモデルも、どうしても手に入れたい!という気持ちが湧かないのだ。うーん。
都会に生きていて腕時計がなくて困ることはほとんどない。どこかに必ず時計はあるし、携帯電話があれば時刻はわかる。わたしはそのケータイさえ去年まで持たずにいた。別になけりゃないでどうってことない。時刻を知るためなら100均の腕時計だって十分だ。流石に100均の時計は買わなかったけれど、チープカシオのデジタル時計やG-SHOCK、フランク三浦もどきなどで間に合わせていた。
しかし、腕時計は結構見られている。特にデパートやブランドショップ、ホテルやバーの店員は必ずチェックしている。チェックしないのは時計に興味のないJimmyJazzのMasterくらいのものである(^^;
見られてると思うと、いつまでもチーカシしているのも恥ずかしい。スピードマスターを修理することも考えたが、調べてみたらどこで修理するのも約5万円。ストップウォッチのついたクロノグラフだと町の時計屋さんでは直せず、専門業者に依頼するためそうなるのだろう。バンドも新品に付け替えるとさらに数万円かかる。いずれ父の形見として息子にくれてやるために修理するとして、ここは普段遣いの趣味のいい時計をいっちょう買ってみるか。
どんな時計をつけてるかで値踏みされるのは癪だ。かといってべらぼうに高価な時計を買うのも気がひける。わたしは手首が細いから、文字盤が大きなものだと革バンドの穴が足りなくなる。それに汗をかいたときには革の臭いが気になってしまう。仕事柄、水を使うので腕時計をつけたままにはできない。自動巻きだとすぐに止まってしまう。要するに腕時計と縁遠い生活をずっと送ってきた。
それでも、二十数年前に家内から婚約の記念品としてオメガのスピードマスターを贈られたときは嬉しかったなあ。それまで生きてきたなかで、あんなに高価なものを人からプレゼントされるなんて一度もなかったから。
自動巻のクロノグラフで文字盤が大きく、革バンドが付いていたからいっぱいに締めてもブカブカで、阪急百貨店に持って行ってひとつ余分に穴を開けてもらったが、それでもまだ大きかった。それ以上はバンドに芯があるから開けられませんと断られたっけ。
嬉しいものだから気に入って着けていたが、数ヶ月で床に落下して壊れてしまった。即修理に出したら分解洗浄に2万円かかった。家内にはそんなにかかるなら新しいのを買ったら?と言われたが記念品だし、オメガなんてそうそう買えるものじゃない。修理したあとはしばらくタンスにしまってたが、ジョギングを始めたときまた使い始めたらまたしても壊れた。あとで調べたら、ああいう連続して腕を振るような動作はムーブメントに負担がかかってよくないんだとか。革バンドも汗と経年劣化でボロボロだし、またすぐ壊れて数万円かかるんじゃたまったものじゃない。せっかくのスピードマスターもまたタンスの中で眠りについた。
去年初めて岸和田からJimmyJazzにいらして、何回か通ってくださったのだが、あまりにも遠いから気の毒で、岸和田の”King of Barber GRANT”さんをご紹介した。その方が久しぶりにカットに来てくださった。奥様に「神戸まで行くのならついでにJimmyJazzでカットして来なさい」と指令が出たという(^^;
GRANTさんはカットの腕は確かだし、あちらのほうがカット料金も安いのに、財布を預かる主婦がJimmyJazz指名で行ってらっしゃいとは、まあなんともありがたい。
それにしても、世の中にはびっくりするくらいカットの上手な人がたくさんいらっしゃって、一体どうやったらこんなにうまく切れるのだろうと毎日のように感心してしまう。こんなにうまい人で、しかも安い料金でやってくれるのが知れたら、ウチなんか誰も来なくなっちゃうんじゃないかと心配してしまうが、ちゃんとJimmyJazzに合った顧客というのが一定数いて、そのおかげでなんとか潰れずに30年もっている。考えてみたらありがたい商売であるなー。
JimmyJazzは今年30周年を迎える、というのは去年からさんざん言ってきたのでもういまさら言うこともない。いやそれよりもホームページを開設して19年というほうが自分でもビックリ(^^;
途中何度が休憩していた時期もあったが、原則毎日日記をつけている。まあ内容はひどいものだけれども、何年前にエアコンを買ったとか、テレビや洗濯機をいくらで買ったとか、くだらないこと逐一記録しているから、あとから検索して「10年以上使ってるから買い換えるか」等、確認が意外と便利なこともある。
吉祥寺にある寺島靖国さんのジャズ喫茶メグが2月末で閉店したそうだ。わたしは20年くらい前に一度行ったきりで、日本で最後のジャズ喫茶になると仰ってたのに惜しい。JImmyJazzができたばかりの頃、寺島さんの処女作「辛口JAZZノート」を友人に薦められて読んだのが寺島さんとの出会いだったが、その中に”嗚呼!メグ20年”というページがあった。その中に登場する初老のジャズファン寺島さん。
当店も今年で30年であるから、当時のメグより古い店になり、わたしも初老を通り越して中老くらいになりつつある。言ったこともあるかと思うけど、JimmyJazzの壁面にあるレコードをディスプレイする棚は、メグのそれを内装屋さんに見せて作ってもらったのだ。
もう”ジャズ喫茶メグ店主”の肩書きが要らないほど寺島さんはジャズ評論家および執筆家として高名であるが、わたしはJimmyJazzの名前がなくては何者でもない。何しろジミーさんと呼ばれてるくらいだし(^^;
スアベシートは面白いメーカーで、しょっちゅう新製品を繰り出してくる。こないだレーシングチームとコラボしたポマードを出したかと思うと、今度はカップケーキ会社とコラボでポマードを作った。これがまさにカップケーキの甘くおいしそうな匂いなのである(^^;
ハテ、この匂いどこかで嗅いだ気がするな?そうだ、スアベシートとライバル会社のレイライト、このふたつのポマードの匂いが混じるとカップケーキみたいな匂いがするのだ。
両社のポマードを扱ってるバーバーは多いから、混じるとカップケーキみたいな匂いになるという現象が先にあって、それならカップケーキ会社とコラボすりゃいいじゃん♪みたいなノリで企画が持ち上がったのかも知れない、なーんてヒマなわたしは空想したりする。ジョニーズカップケーキxスアベシートポマード、当店で手に取って嗅いでみてくださいw
ただいま絶賛発売中のデジタルアキュライザー、システムに入れたときの激変度は、これまでのインフラノイズ製品の中でもダントツでナンバーワンと言えるだろう。同社製品はどれも確実に音は良くなるが、効き方がクールというか大人っぽいというか。そこへいくとこのデジタルアキュライザーは大人っぽくはなるんだけど、成人式の若造がいきなり50代ナイスミドルの貫禄になるみたいな劇的な変貌を遂げる(それ褒めてんのか)(^^;
いっぽう費用対効果の面でいちばんコストパフォーマンスが低いと思われるインフラノイズ製品はGPS-777で、価格はデジタルアキュライザーの約10倍。これならGPSクロックなんかいらんのとちゃうか?と一瞬思ったけれど、衛星の電波を受診してない内部クロック動作の時は、やっぱりあのサイコーの音が出ないのである。サイコーの音は一度聴いたら絶対忘れない。別れた女に未練たらたらの男のように( ̄▽ ̄;
アイヒョン8plusやアイヒョンXにはカメラのレンズが並んで二個搭載されており、ポートレートモードといって、単焦点の一眼カメラで撮ったような背景をぼかして被写体をくっきり浮き上がらせる撮影が出来る。
アイヒョン7を買ったときもこの機能が欲しくて7plusを手に入れたかったのにあいにく品切れで、今回ようやく念願が叶った。
当然デジタル処理によって背景をぼかすだけなので、境界線があいまいでぼけてない部分が見つかったりもする(^^;
今日一日ポートレートモードを試してみたが、背景がぼけすぎる気がしないでもない。特にヘアースタイルの写真を撮るなら、ふわっと空気を含んだエアリー感が重要なので、境界線がバグったりするのはソフトウェアのアップデートでなんとかならんものか。
携帯電話を家族全員で乗り換えるというので、いまソフトバンクショップにいる。例によって待たされる待たされる、こんなに時間かけて店員さんの給料出るんだろうか?出るんだろうな、2年間で70万以上か(^^;
わたしのは携帯デビューからまだ半年ほどしか経ってないがiPhone7から8plusへ便乗アップデート。CMみたいにカッコいいヘアスタイル写真が撮れるかしらん?
せこい奴か図々しい奴か、どちらかというとわたしはせこい奴である。我ながら自分のしみったれたせこさ加減が嫌になるが、図々しい奴よりはナンボかマシやでーとも思っている。せこさと図々しさはトレードオフの関係で、せこい人間は図々しい奴、厚かましい奴と思われるのを極端に恐れているのだ。まれにせこい上に図々しい奴というのも存在するが、消極的と積極的に置き換えると、同時に両方というのはありえない。
図々しい奴の何が嫌って、自分が図々しいことにまったく気づいてないで、人から指摘される頃にはかなり恥ずかしいことになってしまっているからだ。あっ、ひょっとしてわたしも自分が図々しいことに気づいてないだけなのか( ̄▽ ̄;
年寄りってなんであんなにすぐ怒るのかと若い頃は思っていたが、それが最近わかってきた。自分に自信がないから怒るのだ。その証拠に、自信のあるお年寄りはいつも穏やかである。自分の立場が脅かされそうになると、不安の反動が怒りとなって表れる。わたしも自信がないからわかるなぁ。
昔、当店の予約制がまだ珍しかったころ、その日の予約がすべて埋まってしまったがサインポールは回していた。すると一見さんの飛込み客が入って来たから、申し訳ないですが本日は予約がいっぱいでできませんと言うと、じゃあ看板の電気消しとけとかタクシー降りて来たんだとか、えらい剣幕で怒っていらした。最初はハイハイと聞いていたがあまりしつこいので途中から無視した。なんでそこまで言われなあかんねん!てなもんである。今思うとあのおじさんも、きっと自信がなかったんだろうなぁ。できることなら穏やかな老人になりたいものである(^^;
昨日はいきなり休んですみませんでした。朝起きたら頭がクラクラ〜っとして立てず、こらアカンと幸い予約が入ってなかったので一日お休みをいただくことにした。
風邪かなと思ったが熱もなく、じっとしてるぶんには食欲もあるしなんともない。おとなしくYOUTUBEでも観ながら寝ていたら治った(^^;
一昨年まで病欠は平成元年以来1日もないと自慢していたのに情けない。やはり身体にガタがきてるのか。また体力作りのためにジョギングでも始めようかな?
それと体調不良の原因にもう一つ心当たりがある。おとといの夜から大阪は強い風がびゅうびゅう吹いて、愛犬がワンワン吠えまくっていた。なんでかな?と思っていたが、気圧の変化がめまいと何か関係あるのかもしれない。もともと三半規管弱くてすぐ乗り物酔いするし…。
まことに勝手ながら本日臨時休業します。
京都にダンファーというラグジュアリーなバーバーがある。2年ほど前にカッコいい店ができたなと思ってたら、アレヨアレヨといううちに夫婦二人で驚異的な売上を叩き出し、今や全国の講演会に引っ張りだこ。で、そのダンファーさんと先日のMaeta barberlife レセプションパーティーでお話しする機会があった。
「お店ではジャズを流そうと決めてたからジミーさんのお店は以前から知ってました」
と、こそばゆいことを言ってくださる。たしかに高級ホテルのラウンジのようなダンファーさんならジャズがしっくりくるだろうなあ。
「有線のジャズチャンネルをかけてるんですが、ときどき、サックスがうぁああ〜んうぁああああ〜んと延々と吹いてるような曲がかかって、あれ腹たつんですよね〜。ジミーさんもそういう曲かけるんですか?」
それだけでは判断しかねるが、有線で流れるくらいだからおそらくソニー・ロリンズあたりではないだろうか(^^;
JimmyJazzも当初はダンファーさんと同じようなラグジュアリー路線だったので、その気持ちはよ〜くわかる。そのうぁあああ〜んうぁああああ〜んという意味不明の雄叫びも良い音で聴けば素晴らしい音楽に聞こえるんじゃないかということで、音に凝り出してこんなになっちゃった。音は良くなったが今でも意味は不明なことにかわりはない( ̄▽ ̄;
「ジャズのレーベルでいちばん音が良いのはインパルス」というのが長年の持論であったが、CDで聴くとインパルスよりブルーノートとかプレスティッジの方が良いような気もするし、確信が揺らいでいたところにインフラノイズのデジタルアキュライザーを装着、すると何年もご無沙汰してたあのインパルスの美音がスピーカーからこんこんと湧き出でて、やっぱりわたしは間違ってなかったと思い直した次第。
カウント・ベイシーの『カンサス・シティ7』が、エルヴィン・ジョーンズの『ディア・ジョン・C』が、『ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン』が、デジタルアキュライザーを使うとうっとりするような琥珀色のサウンドで聴ける。これはたまらない。
名録音技師ルディ・ヴァン・ゲルダーは、ジャズ黄金時代にブルーノート、プレスティッジ、ヴァーヴ等のレコーディングを手がけたけれど、インパルスのコクのある音は、’60年代の録音技術の進歩と相まって、宝石箱のような輝きを放っていた。
レコードは壊れもののように皆大事にしたけれど、CDになったらぞんざいに扱われるようになった。ただ傷つきやすいからではなく、CDは宝石のような美しい音がしないから誰もが大事にしなくなったのだ。
日付けが変わってしまったけれど、今日は西天満にオープンしたbarberlife Maetaのレセプションパーティーに行くのに、張り切ってカシミヤのコートを着て出かけた。差し入れを買うために阪急百貨店に立ち寄って、時間があるのでついでに腕時計を見ようと、女性店員に「腕時計は何階にありますか?」と尋ねたら、えらく丁寧に阪急メンズ館まで一緒について案内してくれた。「お探しの商品がない場合は、阪神百貨店の9階にも時計売り場がございます」と、どこまでも道案内してくれそうなので、もう大丈夫ですとお引取りいただいた。
阪急百貨店って、こんなにサービス良くなったのかと感心したが、ショーウインドウに映る自分の姿を見て、ははあ、この格好のせいかと納得した。カシミヤのロングコートに中折れ帽に口ひげの初老の男性が、腕時計を見たいと言えば、そりゃあこだわりのある上得意客と思っても不思議じゃない。場合によっては何百万もの腕時計を買ってくれるかもしれないじゃないか。
残念ながらそれほどの財力はなくて、フランク三浦くらいがちょうどいいのだけれど、やっぱり見た目で判断されるのだなと嬉しいような寂しいような…。
当店のお客様が来月、念願のジャズカフェを靱公園の近くにオープンすると、嬉しい報せを聞いた。カフェの名前は「ストーリービル」。自家製カレーとスイーツ、こだわりのコーヒーがウリなんだという。
靱公園といえば、約10年前、健康のためにと家から約7キロの距離をジョギングで行って、ランチを食べて帰ることを休みのたびにしていたっけ。
一昨年入院してから、ぱったりと走るのを止めてしまったけれど、運動なんかしなくても今のほうが断然元気なのである。じゃあなんのために走ってたのか??
そうだ、カフェストーリービルがオープンしたらまた走って行こうかしらん。まだあそこまでノンストップで走れるかなあ。
アリとキリギリス、どちらかといえば真面目に堅実にコツコツ努力するアリに近い人生を手本に生きてきたが、一昨年の入院を境に、キリギリスの人生、ん?「人生」じゃなくて「虫生」か?まあ先のことを心配して生きるより、とにかく楽しく歌って踊ってノンシャランな生き方に切り替えた。
そういうキリギリス型の人生も、やっぱりリスクはあるわけで、これはこれでなかなか大変なものである。ただ、真面目でコツコツのアリが最後に勝利するかというと必ずしもそうでもない。病気や事故でコロッと逝ってしまうかもしれないし、第一わたしが本当に努力を積み重ねて勝利したかといえば、なんともいえない微妙なところである(^^;
いまは、ちょいとすましてバイオリン弾いてるキリギリスが、なんだかとてもカッコよく思えてしまうのだ。
昨日は仕事が早く済んだらダンスに行く気満々だったので、晩飯はいらないぜ!と家内に言っておいた。ところがありがたいことに仕事が遅くまであったためにダンス断念。家に帰っても食事はないから、駅前の吉野家で白カレーを食べるつもりでいってみた。残念ながら白カレーはメニューから消えていて、黒カレーは載っていたから、黒カレー並盛を注文した。んっ?具が何も入ってないな?ライスにルーをかけただけのようである。これじゃ物足りないなぁと思いつつも、今からトッピングの肉を注文するのも面倒だし、そのまま完食した。
一夜明けて今日も、ありがたいことに朝から忙しく、平日だというのに日曜日のような慌ただしさ。夕方にはエネルギーが尽きてバテてしまった。知ってる人は知ってるが、わたしは基本朝食抜き、昼はおにぎり一個、そして夕食は普通に食べるのが平日のデフォルト。昨晩のカレーでは力が出ない(^^;
なんとか乗り切って帰宅したら、今夜もカレーだった。具は入ってるけど( ̄▽ ̄;
非国民と言われそうでまことに申し訳ないけれど、オリンピックに全く関心がない。というかスポーツ全般、ワールドカップもゴルフも野球も、観出したら面白いのだが、観なけりゃ観ないで平気なので、観ないことにしている。
したがって、オリンピック期間中はテレビを占拠されてしまい、わたしが録画したドラマがハードディスクに溜まる一方で、休日は録画を消化することで一日終わってしまう。
ドラマだって別に観なけりゃ観ないで平気なのだが、商売柄せめて俳優がどんな髪型にしてるかはチェックしてないといけない。そういう意味ではスポーツ選手の髪型だってチェックしないといけないのだが(^^;
とにかく、オリンピック期間はテレビが観れないから困る。だからといって遊びに出かけると、余計に録画が溜まって苦しむことになる。すんもはんw
JBLのスピーカーを買ったのがたしか2000年だったような。日記を書いてたせいか結構鮮明に覚えている。あの頃の父の年齢に自分が近づいてきて、親父の当時の気持ちとか、なんとなくわかるようになってきた。
いやいや、もうちょっと今のわたしの方が若くてシャキっとしてると思いたいが、側から見ればきっとよく似ているのだろう。彼だって中身は若いつもりだったに違いない。1990年に家族のためにとマンションを建てて、その借金で首が回らなくなり、みんなで随分苦しんだ(^^;
しかしそのマンションでわたしも三人の子供を育て、ようやく借金もあと少しで完済というところまで来たのである。
2000年当時は親父もまだイケイケで、そのマンションの一階に貸していた鉄板焼き屋が出て行ったところでカラオケ屋を始めた。しばらくは調子に乗っていたが、景気は下り坂で一昨年にとうとう店を畳んだ。
親父の真似をするなら、もう数年でわたしもカラオケ屋を始めないといけないところだが、その予定はないw
でもね、今の自分が当時の父の立場だったら、どう考えて、どう動いたか、なんだかわかるような気がして。偉かったな、親父。
父はまだ生きてるけれど、もう2000年のあの頃の勢いはない。わたしも18年したらこんなに元気がなくなるのかと思ったらゾッとする( ̄▽ ̄;
昨日犬を散歩させながらiPhoneで何気なくシャンソンのオムニバスアルバムを聴いてたら、クミコの「わが麗しき恋物語」という曲が流れてきて、ふむふむと聴いてるうちにグッときてしまい、たまらなくなって真っ昼間から犬のリードを握りしめて立ったまま号泣してしまったではないか。これはあきません!ああカッコわる〜(^^;
わたしはウィ・アー・ザ・ワールド以降の音楽シーンにはとんと疎いので、こんな曲が流行ってたなんてちっとも知らなかったのだが、2002年ごろにヒットしたそうな。当時ラジオから流れてきたのを聴いて、わたしみたいに号泣したリスナーが大勢いたらしい。さもありなん。
元はバルハラの歌った古いシャンソンなのだけれど、バルハラの原曲を聴くと泣き死にするかというとそんなことはない。やっぱり日本語の歌詞が秀逸なのである。
ビリー・ホリデイが「ストレンジ・フルーツ」を初めて歌ったとき、観客がみんな泣いていたというが、わたしが今「ストレンジ・フルーツ」を聴いても泣くほどじゃない。やっぱり母国語で共通の理解がないとストレートに心に突き刺さらないのかもね。
わたしも一昨年危うく白い煙になるところだったので( ̄▽ ̄;
マイブームの殺し屋ファッション研究?のため、休日の今日はジョニー・デップ主演の「パブリック・エネミーズ」を観た。といっても殺し屋ではなく、実在した銀行強盗ジョン・デリンジャーをモデルにした映画。1930年代のシカゴが舞台とあって、ラジオからはビリー・ホリデイの歌が流れ、スタンダード曲の「バイバイ・ブラックバード」が効果的に使われていた。カッコいいな。今度は殺し屋じゃなくバンクローバーかな?(^o^)
悪いことはしちゃいけません!んなことは子供だってわかる。怒ったり妬んだり怠けたりせず、真面目に善良に健全に、他人には優しく親切に。そしてポジティブに明るく生きましょう!必ず道は拓けます!!
わかっちゃいるけど、理屈どおりそう簡単に割り切れないのが人生なのだ。
麻薬はいけません!麻薬欲しさにピストル強盗なんてもってのほか!トランペットを吹けないように殴って前歯を折るようなことをしてはいけません!不倫はいけません!親不孝はいけません!子供を捨ててはいけません!不健康な暮らしは人間をダメにします!酒に溺れてはいけません!甘いものを食べ過ぎてはいけません!
そんなことわかってる!わかってるけどやってしまう人間の弱さ、哀しみ。そこにブルースが、サウダージが、怨歌が生まれる。
決して悪いことはお勧めしないけれど、ウイントン・マルサリスじゃなく、チェット・ベイカーがこんなにもジャズを象徴してるのは、きっとそういうことなんだ。わかるか?君に。
いまJimmyJazzオリジナルシザー、すなわち特製のハサミを作ろうかと検討中である。いつもメンテナンスを頼んでいるアヤックスシザーズにサンプルを貸してもらって、そのままでよければ特注などせず現物を買おうかと思ったのだが、実際に切ってみると、「もうちょっとスパッと」というか「パクッと」切れたほうがいいなとか、道具にこだわらないのがモットーだったのに色々と欲が出てくる。
切った感触は材質の金属の硬さが関係してくるらしいのだが、こだわってないつもりでも30年以上もやってると好みの切れ味とか使い心地とかが自然と出来上がっていて、自分でも「切れ味がどうこうなんて何をエラそうに」と思うのだが、それなりにこだわってしまうのである(^^;
もちろん、そういうやわらかい切れ味のハサミを買えばそれなりに文句も言わず機嫌よく使い続けると思うけど、アヤックスに注文して気に入ったハサミができて、これは素晴らしいと思ったなら ”JimmyJazzオリジナルシザー”として、ばっちりレーザーで刻印も入れて、WEB予約ページのインフラノイズ製品の横で売り出すかもしれない。そんなの欲しい人がいれば、の話だが( ̄▽ ̄;
わたしがラルフ・ローレンとユニクロしか着ないことを古くからのファン(?)は知ってるけれど、普通に着ると爽やかなはずのラルフ・ローレンが、わたしが着るとどういうわけか”殺し屋”みたいになってしまう(^^;
POLOラルフ・ローレンでもカントリー風のは避け、ジャズマンっぽいデザインのを選って買い集めてたら、ジャズを通り越していつの間にか殺し屋なのである。
でも考えてみたら殺し屋ってのもすごい商売だ。殺し屋ですよ、殺し屋!パン屋がパンを、餅屋が餅を、散髪屋か散髪を売るように、殺しを売るから殺し屋なんだろう。しかも、パッと一目見て「あっ!殺し屋だ!」とわかるような格好をしてるからすごい。殺し屋が一目で殺し屋とバレたらまずかろう。だって標的に逃げられてしまうではないか。
そんなことはお構いなしに、最近ジャズメンでなく殺し屋ファッションの研究を欠かさないわたしなのであるが、特に冬場は殺し屋みたいな中折れ帽にロングコートを着て町内を徘徊しては近所の人に顰蹙を買っている。これじゃあ顰蹙屋である。
何かが足りないと思ったら、手に機関銃を持ってない!殺し屋はやっぱりロングコートにトミーガン!機関銃だろう。もちろん最新式のではなく、マフィア御用達のトンプソン・サブマシンガンM1928だ!欲しいな欲しいな!いったい何するつもりだ???( ̄▽ ̄;
女性の声でJimmyJazzに電話がかかってくると、たいていは電気代が安くなるとか、電話代が安くなるとか、そういったいまいましいのが多いのだけれど、たった今の電話は、3月11日公開の映画「坂道のアポロン」のチラシとポスターを送らせてもらってもいいですかという、珍しい申し出であった。
「坂道のアポロン」と言えばテレビアニメにもなった名作ジャズ漫画である。実写で映画化されることは朝のZIPでやってたから知っていたけど、ご丁寧にうちにチラシを置いてくれとは(^^;
ジャズ漫画と言いながらちっともジャズっぽくない「ブルーなんとか」と違って「坂道のアポロン」は好きな作品なので、「何部ほど送らせてもらいましょう?」と言う問いかけに何部でも!と応えておいた。送ってきたら店の前に出しとくので何部でも取って行ってください。
マイケル・ドレーニ著「ジャンゴ・ラインハルトの伝説」を 3ヶ月かけてようやく昨日読み終えた。映画公開までに読み切ろうと思ったのに、二段組438ページでみっちり書いてあるものだから、全然進まず年を越してしまったではないか(^^;
こないだの花柄ショーツの話とか、面白いエピソードはたくさん載っていたけれど、結局映画に出てきた美人のレジスタンスも捕虜救出大作戦も書いてなかったな。
実はボケ予防のために2011年から何を何冊読んだかをずっとつけていて、この「ジャンゴ〜」で760冊目になる。この本のように重厚な内容でも一冊なら、一時間ほどで読めてしまうペラッペラの内容の本でも一冊として数えてるから、多いんだか少ないんだか。
2015年は一番多くて200冊、去年2017年は書を捨てて街に出たのでたった30冊である。このペースだと10年で1000冊読めるかどうか。ペラッペラの本なら読めそうだけど、それもどうかな。冊数稼げばいいってもんでもないだろうし。
ちょっと痩せたのに、また最近ストレスによる食べすぎでぽっちゃりしてきた気がする。
一昨年CT検査で胃袋が異常に大きいということが判明した。ほっといたら止めどなく食べ続けてしまうのだ(^^;
カッコいいことより食欲のほうが勝ってしまう。いかんいかん。JimmyJazzのMasterなんだから、いついかなる時もカッコよくないと!
「Master、あんた奥目やから50過ぎたらモテるで」
昔そう言い残して死んでいったお客がいた。当時は、そんなわけないやろ!何わけわからんこと言うとんねんこのじいさんはと内心思っていたが、ここ半年ほど前から急に女性にモテはじめたような気がしないでもないので、あのじいさんの予言は当たったのかなぁなんて思い出している。もっとも、モテてるといってもダンスで手をつないだり、一緒に写真を撮るくらいで、それより先に進展することは一切ないのだが(^^;
写真といえば、また別のじいさんの話だが、いつも携帯電話の写メですごい美人の女医さんとツーショットで撮ったのを見せてくれる人がいて、阪急メンズ館で服を買い、明日デートやから男前にしてやと散髪に来た。デートちゃうやろ診察やろと思いながらも、じいさんも女医さんもじつにいい笑顔で写っていて、ああ、いいな、男子たるものこうでなくてはいけないなと、そう思ったのである。わたしが女性を捕まえて写真を撮るのはこのじいさんの真似をしてるのだが、まだ修行不足で中年のいやらしさが抜けきってない。もっと枯れてさわやかに写れるようになれば完成形なんだ。
去年の六月いっぱいでスタンプカードのサービスの終了を宣言した。表向きは「よりよいサービスを提供するため」ということになっているので、それに代わる何かをしないとお客様との約束を守ってないことになる。たしかにMasterの蝶ネクタイが派手になったり、ゆず生姜湯のサービスが増えたり、エアコンが新しくなったりもしているが、それだけじゃなあ。これまでのサービスをいろんな角度から見直して、ほんとうに喜ばれているか、もっと喜んでもらうにはどうすればいいかをしっかり考えていきたい。
聞くところによれば、いまどきの男性はトランクスを穿かないらしい。えっ?トランクス穿かないで一体何を穿くというのか。まさか白ブリーフやふんどしってわけでもあるまい。どうやら主流はカルバンクラインみたいに柔らかな素材で裾が長くなったボクサーブリーフのようである。
ジャンゴ・ラインハルトがデューク・エリントン楽団と汽車でツアー中、楽団員全員が花柄のボクサーショーツを穿いてるのを見て「お前ら狂ってる!」と叫んだという。そうは言ったものの、ジャンゴもあとでこっそり花柄ショーツを手に入れたらしい。
ジャズマンたるもの、こうでなくてはいけない。このエピソードを読んで、わたしは花柄のトランクスが欲しくてしょうがない。
どなたかバレンタインデーにわたしに花柄トランクスをください!( ̄▽ ̄;
よし!いい音になった!これでもう何もいじるまい、と思っていてもいつの間にか音が変わっていて翻弄されるのがオーディオってやつなのだが、洋服の組み合わせでも同じようなことが起きるのに気がついた。
このジャケットにこのパンツ、シャツとネクタイはこれで、この帽子と靴でカンペキ!と、鉄板の組み合わせをいつも鏡の前で考えておくのだが、洗濯の都合でシャツの柄が無地からストライプに代わっただけでもうあのカンペキなコーディネイトがグダグダになってしまうのだから恐ろしい。ちょっと襟元に覗くだけのシャツに細いストライプがあるかないかだけで台無しになっちゃうってどうなのよ(^^;
シャツの柄だけでダメなのだから、パンツのシルエットがほんの少し太いとこれまたダメなのだ。同じ綿素材で同じ色なんだからそのくらいどうってことないように思うのだが、完璧ってやつは少し条件が違うだけで完璧でなくなるもののようである。
組み合わせだけじゃない。ひと月前に考えたコーディネイトが、日差しの強さによって野暮ったく見えてしまうのだ。12月や正月はカッコよかったダークな色味のスーツスタイルが、二月でますます厳しい寒さだというのに日差しが明るいから重くてイケてないように映る。
こんなもん、論理的にこれとこれに合わせるためにこのパンツを買うとか、そんな計画立てても無駄である。それはちょうどオーディオ雑誌のベストバイ機器を組み合わせてもいい音にならないのとまったく同じこと。
本当の完璧とは、片っ端から試してみて、部屋の中がぐちゃぐちゃになるほど散らかしてようやく手に入る幸せだ。そしてそれはすぐに消えてしまう。二度と捕まえることはできない( ̄▽ ̄;
ジャズとかカットのテクニックを事細かく説明するのは苦手だが、なぜかオーディオのこととなると面倒なことでも長文で説明してしまう。一般の人にもわかるように書くと長くなってしまうのはしょうがないのだけれど、オーディオのことを書くのはあまり苦にならない。
やっぱりオーディオでごちゃごちゃ変なことをやってる自分が好きなんだな。こんなことしてる俺って側から見ると変態だなと思いながら、そういう自分が嫌いではない。決して高尚なことをしてるつもりはなくて、むしろアホなことをしてると自覚しているのに、そのアホさ加減が自分によく似合ってる。
これまで何人ものオーディオマニアが変態的なことをやってるのを目撃した。社会的に立派であればあるほど、その変態っぷりがいい。大の大人がどうでもいいことをこんなに必死になって、じつに愛すべき人たちだなあとニヤニヤしちゃうのだ( ^ω^ )
自宅の最寄駅であるJR塚本駅近くに27階建の高層マンションができた。おそらくこの西淀川区で一番高い建物ではないか。
えらいものが建ったなあと思っていたら、今度はわたしの住んでるマンションを売ってくれと不動産屋がやって来た(^^;
営業マンが以前にJimmyJazzでカットしたこともある人なので、一応話は聞いてみた。一応はマンションとその隣が父の持ち家なのである。あの辺り一帯を買い上げて、大きなマンションを建て、その中に店舗と住宅で入ってもらうという条件でどうかと。
冗談じゃない。ずっとこの土地で商売をして守ってきたのを、そう易々と人手に渡らせるわけにはいかないと突っぱねたが、きれいな高層マンションに住めるのもいいなとちょっと思ってしまったではないか。
まあ、親父の生きてるうちにあのマンションを売ることはないだろうが、息子の代になったらどうかな?この辺も小さな家はなくなって大きな建物ばかりになっていくのかな。
明るいスイングジャズで踊るのも楽しいが、昨日リー・モーガンの映画を観て、やっぱりファンキーだよなとしびれちゃったのである。
ファンキーとファンクは似てるけど違う。ファンキーモンキーベイビーはもっと違う。ファンキーの持つ、あのやるせないヤクザな感じ。殺し屋のテーマ曲みたいなダークなイメージ。
ホレス・シルヴァーやキャノンボール・アダレイ、そしてリー・モーガンの在籍したアート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズ。ボビー・ティモンズ作曲の「ダット・デア」なんてファンキーなテーマが最高だ!
こんな風に言ったら不謹慎かもしれないが、夫人による銃殺で、ファンキーなトランペッター、リー・モーガンの人生は完成されたのかもしれない。キリストが磔になってその使命を全うしたように。
映画「私が殺したリーモーガン」を観てきた。18歳でデビュー。ジャズメッセンジャーズの花形トランペッターとして一斉を風靡し、その後ヘロイン禍で落ちぶれていたモーガンを立ち直らせたのが妻のヘレンだった。他の女との浮気に逆上したヘレンがナイトクラブ出演中のモーガンを射殺。凶器のピストルはモーガンから護身用にと持たされたものだった。刑務所に服役し、釈放後にインタビューされたカセットテープの肉声を軸に、ウエイン・ショーター、ジミー・メリット、ベニー・モウピンらの回想を交えたドキュメンタリー作品。
バーバー的に印象に残ったエピソード。ヘロインでラリったモーガンが部屋のヒーターに頭を突っ込んで、肉の焼ける臭いがして目が覚めた。それ以来ハゲ隠しの為に髪を前方に撫でつけるようになったという。
たしかに晩年のモーガンは髪をストレートにコンクしてちょっと不自然な感じだった。そういうことだったのか。
整髪料はだんだんとポマードが主流になってきた。ムースが30年前には爆発的に売れていたけれど、フロンガス規制からLPGに代わり、下火にはなったものの今でもムースをつけてくれと仰るかたもある。
そもそもなんで泡なのかというと、液状のリキッドタイプだとよく伸ばさないとムラになるというので、泡状の整髪料が考案されたのだ。泡になってるからといっても内容はハードに固まるものからほとんど整髪力のないソフトなものまで様々。だから本当はムースという形態のものをつけてくれとオーダーするよりも、整髪力の強さやウエット感の有る無し、固まるか固まらないかといったニュアンスを伝えるべきなのだ。
ガスを封入したムースという形態にこだわらないなら、整髪料は自ずと缶や瓶に入ったポマード状のものになる。そのほうがバブルじゃないぶん経済的だし環境にもいい。使用者が面倒がらずにちょいと手のひらで伸ばして使えばいいだけの話じゃないか。
スピーカーのネタをもう一つ。VITAVOXである。ハイファイ堂とか中古オーディオ店で鳴っているのを聴いたことはあったが、ヴァイタヴォックスなんてもうとっくに会社がなくなってると思っていた。それがまだ新品で手に入るというから驚きである!しかもペア8,000,000万円というこちらも驚きのプライス!( ̄▽ ̄;
いいなあ、欲しいなあ。わたしだって何も好きで中古や古いものを買ってるわけじゃない。ピカピカの新品で良い音がするなら、そりゃあそっちの方がいいに決まってる!まあ予算的に苦しいってのが一番の問題なのだが(^^;
だけど、新品でVITAVOXが買えるなんて、(わたしが情報に疎いだけかもしれないが)皆んな知ってるのだろうか?知ってたとしても、どこで買ったらいいのかわからんのとちゃうか?
これはいっちょAUSICの小坂さんと相談して、当店のWEB予約ページにバーン!とVITAVOX載せて、ペア864万円税込でショッピングカートに入れられるようにしてみるか!?一本の重量が114キロだから、ペア228キロ!載せたらカートが壊れるな( ̄▽ ̄;
AUSICの小坂さんがスピーカーのパンフレットを持って来てくれた。
あれっ?LS3/5a?ロジャースじゃなくて??
ロジャースのLS3/5aといえば、BBCモニターの名作で、ジャズには向かないけれど素晴らしく良い音のする通好みのスピーカー。わたしの知ってるだけでも結構な数のユーザーがいらっしゃるが、皆さん揃って良い音で鳴らしておられた。そういえばJimmyJazzにお借りして鳴らしたこともあったなあ。懐かしい。
リンディホップ、スイングダンスは、原則ジャズの4ビートに乗って踊る、ジャズファンのわたしにはたまらなく楽しいダンスだのだけれど、実際に踊りに来ている人たちが熱心なジャズファンかというとそうでもなくて、単なるダンス音楽、踊るための素材といった認識で、少々アウェー感がしないでもない(^^;
中には、「あまりこういう音楽が好きじゃないから、ダンスを習うのにちょうどいいと思った」とまで言う人もいて淋しいことこのうえない。
エラ・フィッツジェラルドやカウント・ベイシーがダンス音楽なのか。もうちょっと有り難〜く踊ってほしいものであるが、きっと’30〜’40年代の彼らジャズメンもダンス音楽として演奏してたんだろうから、まあ、ある意味正しいのかw
「こんなもんでええやろ」
理容師が練習しているときに、つい口にしちゃうのだ。
いや、あかんでしょう。練習の時から妥協してたら。
営業でやってると、時間の制約があったり、お客様の意向や好みもあるので、自分の技術と感性をそのまま押し付けるわけにはいかない。妥協と言ったら言葉が悪いが、うまい具合にクライアントと折り合いをつけなくてはいけないことは確かだ。
それでも「こんなもんでしょう」とは絶対に言ってはならない。そいつは期待を胸に来店されたお客様に対して失礼というものである。
我々プロは自分の実力100%からいくらか譲歩しなくてはいけないこともあるが、お客様は自分の思う100%を求めて来られるのだから。
一切の妥協なしで仕事することは困難だが、趣味で楽しみを求める人たちは一切妥協しないものである。だって、遊びで妥協したら何も楽しくないじゃないか。
家が買えるほど高額なオーディオ製品が売れるのも、やっぱり妥協したくない、一切の妥協なしで楽しみたいからに違いない。
JimmyJazzのオーディオも仕事なので少し妥協してしまっている。妥協なしの人には到底勝てそうにない(^^;
当店のオーディオシステムにデジタルアキュライザーが入ったのが去年の10月19日だから、いまはCDを買うのもストップして、10月19日以降まだかけてないCDを、どんなふうに鳴るかな?とワクワクしながらかけている(^^;
今日も、おおっ!?とのけ反ったのが『ザ・ビギニング・アンド・ジ・エンド・オブ・クリフォード・ブラウン』、タイトル通りブラウニーの初吹込みと、自動車事故で亡くなる直前の録音で構成されたアルバムだが、’52年の初録音「アイ・カム・フロム・ジャマイカ」のラテンパーカッションが鳴りだした途端、なんだなんだ?こんなCD持っていたっけ?と一瞬戸惑いながら、「アイ・カム・フロム・ジャメイカ!」と歌が始まり、ブラウニーの輝けるラッパの音色が轟く!シビれましたねえ〜。
新人トランペッターなのでサイドマンの扱いで、しかも純粋なジャズとはいえないコマーシャルなアレンジだけに、”外角低め”の手が出にくい…要するに鳴らしにくい曲なのだが、デジタルアキュライザー効果でバッチリだ!これはすごいぞ!
20年もブログをやってると、常にネタを探すのが習慣になっていて、いいネタが拾えるとラッキー、ネタがないと書くのに苦しむ。
こないだのマチルダのネタなんか最高!いいネタ見つけた!ってなもんである(^^;
そのせいで、現実の楽しさよりネタハントの楽しみのほうが優先してしまい、関係者の方々を蔑ろにしてしまうことが往々にしてある。インスタグラムも流行ってるけど、これはマナーに気をつけないといけないなー。
老いていくにつれ、愛とか恋とかいう感情は自然と涸れてしまうものとばかり思っていた。
いい歳したじいさんばあさんが、涙ぐんで恋だの別れだのと唄ってるシャンソンなんて気持ち悪いだけとバカにしていたが、いざそういう年代になってみると、愛情をむしろ若いときよりも強く、切実に欲している自分を発見してちょっと恥ずかしくなる。
愛情と呼べるほど立派なものでなくていい、歳をとると、ささやかなやさしさのカケラをもらっただけで、心に沁みるように嬉しいものである。
それは若いときのような恋愛感情とは微妙に違っていて、相手の年齢や男女を問わず、誰でもいい。ちょっとした親切や気にかけてくれるひと言が、お世辞と分かっていても、ものすごく嬉しい。
ホストクラブに大金を突っ込むおばさんや、高級ブランド品を買いまくる人の話を聞いて、なんと愚かなと思っていたけれど、今ならその気持ちがわかるような気がする。彼らもきっとやさしさのカケラが欲しかっただけなのだ。
必死になって子供達を育て、やっと手がかからなくなったと思ったら、今度は自分を頼ってくれた小さな手が懐かしくてたまらない。誰かに頼りにされたい、力になりたい、やさしさのカケラを届けてくれて、JimmyJazzのことを好きでいてくれる人のために。
一昨日のダンスには、新しく職業カメラマン(カメラウーマン?)の女性も来ていて、ダンスの合間に一眼カメラを構えて踊る人たちにシャッターを切っていた。
やはりモデルのようにフォトジェニックなマチルダや、青い眼のイケメンを狙うのかと思ったら、そうではなく「楽しそうに踊ってる人の笑顔が撮りたい」なんて言うのである。
やあ、プロだねえ。なんかわかるな〜その気持ち。
プロフェッショナルって、誰が見てもかっこいい人や美しい人にはあまり興味がなくて、「この人のこういう部分に焦点を当てるともっと素敵に見える」といったことを考える習性がある。それは常々わたしがサロンワークで考えていることそのままなのだ。
誰が刈ってもカッコいい人は、どこのサロンでもカッコよくなるから定着しにくいが、「JimmyJazzでないと思うようにならない!」という人こそ大事にしなくちゃいけない。
あっ、もともとカッコいい人も大事にしますけどね(^^;
年初からシャンソンやミュゼットばかり聴いてたら、突如目の前に煙るようなブロンドのパリジェンヌが現れて、わたしと踊ってくださいと両手を差し出すのである。これは夢か幻か?いや現実だ。ダンスパーティー会場での出来事だった。
彼女の名はマチルダ。フランス人形みたいなとびきりの美人である。
美女と一緒に写真ばかり撮ってニヤけているヘンな散髪屋がいると、近所で噂になってるらしいのでしばらく自粛していたけれど、これが自慢せずにいられるかっ!( ̄▽ ̄;
マチルダは日本に旅行中で、たまたま開催していたパーティーにやって来た。ダンスはビギナーで全然踊れないから、同じくビギナーのわたしくらいがパートナーとしてちょうどよかったのだろう。
残念ながらマチルダは4週間でフランスに帰ってしまうから、これ以上二人の仲が進展することはない、というか、これほどルックスに差があると絶対間違いなんて起きようがない(^^;
わたしもあと30センチ背が高くて、10歳若かったら…、それでも到底ムリかwwww
でもスイングダンスやってなかったら、一生こんな経験しなかっただろう。彼女と踊ってると映画の中にいるみたいで、なんだかいい夢見させてもらったなー。
朝JimmyJazzに来てみたら、なんと昨日盗難に遭ったJBL GOが返ってきていた!このブログを見て恐ろしくなったのか、それとも使い方がわからなかったのか。こんなこともあるんだな(^^;
それと同時に、すり減っていたシェービングブラシを新品に替えたら、細かい泡立ちでスムーズにシェービングがはかどり、正月明けからイマイチだった調子がようやく戻ってきた!
こんなふうに、何か一つのことが変わるだけで、身辺の空気がガラリと一変して良い方に転がっていくことがよくある。
もっとも、大きくはこの12年くらいずーっとスランプだったと言えなくもないのだが。
窓にサッと手が伸びたと思ったらもう遅かった!後ろ姿は捉えたものの捕獲には至らず。窓際にちょこんと載せてあるだけなので、危ないかなとは思いつつも誇り高い日本人の良識を信じて一年数ヶ月、毎日稼働してきた外用BluetoothスピーカーJBL GOはついに持って行かれてしまった。
気分の良くない話だが、まあしょうがない。また同じことが起きるかもしれないので、もう後継機は買わずにおこう。誰かがJimmyJazzの近くを通っても、もうジャズが聞こえなくなるのだな。残念です。
日本列島は大雪騒動で賑わってるようだが、大阪は雨が降っただけで何事もなく日常がすぎて行く。昨日昼過ぎまで寝たせいか、少し頭痛がする。風邪ではない。
こないだライブを観て当店の音は低音不足かなと思ったので、スピーカーのアッテネーターを触ってみた。JBL4343Bは4WAYで、ウーハーのみレベル調整ができない。コントロールできるのはミッド、ハイ、ウルトラハイのレベルだけ。
出したいのはベースの帯域だから、ミッドはそのままでハイとウルトラハイを下げてみた。バランス的にはこのくらいの方がいいのかなあ。
ちなみに、音が良くないのをアッテネーターで調整しようったって無駄である。アッテネーターは音の出る量を調整するものであって、聞き辛い帯域を絞るものではない。アンプについてるトーンコントロールも同じで、回して音が良くなることはない。音が悪いのは、もっと他に根本的な問題を解決しないとなおらない。
さらに言うなら、音が悪いと思う状態で、その上にオーディオアクセサリーを追加するのも、ますます混乱するからやめたほうがいい…のだが、そうやってごちゃごちゃいじってるうちにスランプから脱出することもあるので、やってみたほうがいい場合もある(^^;
ネットの住人となって、かれこれ20年の歳月が過ぎた。現実世界の自分とバーチャル空間に生きるJimmyJazzとしての自分、本音を言ってるぶんネットの自分のほうがリアルに感じられる。心の声は饒舌だが、現実の自分はほとんど声を発しないこともある。休日の今日なんか尚更だ。こんなんでいいのか?(^^;
一昨日、久しぶりに「いんたーぷれい8」で生演奏を聴いて、やっぱりオーディオの音と比べてしまう。ボーカルはマイクを通してるから置いといて、ピアノとトランペットの音はうちのオーディオでもまあまあいいセン行ってると思うが、ベースとドラムはやっぱり全然迫力が違う、特にコントラバスのたっぷりとした低音はJimmyJazzのJBL4343Bでは全然足りてない。
だからといって、ジャズ喫茶でよくありがちなドンドン箱鳴りするようなベース音はゴメンだ。もっとふくよかで、軽くて、倍音が乗ってて…、しかし、あの音を出すにはコントラバスと同等またはそれ以上の物量が要るのかな?それもまた大変だなあ(^^;
昨日は約30年ぶりに西天満のジャズバー「いんたーぷれい8」でバーキンクインテットの生演奏を聴いてきましたよ。ピアノがダンス仲間の敦子ちゃん。彼女は漫画「かぼちゃワイン」のエルちゃんみたいでとっても可愛らしい。そのことを伝えると、エーッ!「かぼちゃワイン」知らないって!?世代のギャップを感じるなぁ(^^;
それはともかく、バンドはみなさんお上手で、日替わり定食のハチセットを暗がりで食べながら楽しくジャズを聴いた。やっぱりDJがお皿回すクラブより、こういう昔ながらのジャズバーが性にあってるな。
いろんな場所に顔を出して、しかも態度がでかいから、厚顔無恥で傍若無人なジミーさんと思われてる人もいらっしゃるようだが、本当のことを言うとわたしは極度の人見知り&対人恐怖症で、ダンスパーティーでもオーディオイベントでもバーバーの集まりでも、いつも出かける直前になって逃げ出したくなる。会場に早く着くのが嫌で、人混みに紛れてこっそり参加したいのに、そんな日に限って仕事が早く終わってしまったり(^^;
こっそりという割には格好が派手でスミマセン。実はあれも自分を鼓舞するためにやっているので、入念に服装をチェックしたあと鏡の前で「ジミー、カッコいいぜ!」と呪文を3回くらい唱えて暗示をかけてから出かけるのである( ̄▽ ̄;
それだけやって行かざるを得ない状況に自分を追い込んでから出かけるのだが、小心者でダメな奴なのが悟られやしないかと心臓バクバクである。
そんな緊張の極限状態なもんだから、優しく接してくれる人がいると、男女問わず抱きついて号泣したいほど大好きになっちゃって、あなたのためなら何でもします!!って感じで余計に気味悪がられるのだ。
よくこんなんで客商売やってるもんだと自分でもあきれるわ。
ピロリ菌を除菌して胃潰瘍も完治したので、以前よりも少しは耐性が増したと思えるのが、やっぱりコンビニやスーパーの弁当は苦手である。不味いと言ってるんじゃない。食べてる最中はむしろ美味しいと感じるのに、食後どうにも頭がまわらない。やはり何かがおかしい。カロリーが高いとか塩分が多いとかそういう問題じゃなくて。
何も思いつかないからこうしてしょうもない文章を書いているのも、きっと昼にうまいうまいと言って食べたスーパーのローストビーフ丼のせいに違いない!!( ̄▽ ̄;
「こうだからこうで、したがってこうならなくてはならない」
と、特にわたしのような血液A型の男性はそういう考えに陥りがちであるが、そういった七面倒なことをゴチャゴチャ言ったところで何の効果も期待できない。
そんなものは「なんかダサーい」「キモーい」と言われておしまいである(^^;
人間は理屈で割り切れるものではない。人が動くのは感動したときだ。まず感動があって、そのあとに「実はこういう理屈が隠されているのですよ」と言って初めて説得力が生まれるのだ。
オーディオ製品を選ぶときだって、たまに「このスピーカーはどうですか?」とかAmazonで売ってるのを見せられて相談を受けるのだが、そんなスペックだけ見て買うべきかどうかなんてわかるはずがない。実際にショップへ行って実物を聴いてみるべきだ。そして自分の耳で聴いて感動したら買う。しなければ買わない。それがいちばん。
そこで、自分の耳に自信がないからといって「評論家がオーディオ雑誌で褒めてたから、良さがわからないけど買う」というような愚かなことをしてはいけない。これからその機器と付き合っていくのは、評論家ではなく自分自身なのだから。
歳をとると食べ物でも何でも趣味嗜好が変わるというけれど、音楽も若い頃に忌み嫌ってたようなダサい曲が好きになったりする。
で、最近のマイブームがシャンソンなのである。失礼ながら爺さん婆さんがワイン飲みながら涙ぐんで聴く気持ち悪い音楽と思ってたのが、今聴くと心に沁みるのだから人間ってやつはわからない(^^;
それもイブ・モンタンやモーリス・シュバリエ、ジュリエット・グレコ、エディット・ピアフら本物のシャンソンより、岸洋子とか日本の歌手が日本語で歌うのがいい。ちっとも尖ってなくて、聴いてると加齢臭がプーンと臭ってくるようで実に実に恥ずかしい!だがそれが良い!
おっさんにならないとわからないこともあるんだなぁ。でも恥ずかしいから店では絶対かけないぞ!( ̄▽ ̄;
定休日の今日は家内が留守で、お昼は勝手になんか食べてとのことだったから、JRで梅田まで出て、「いきなりステーキ」を食べてきた。半年くらい前から、肉とか納豆とか、たんぱく質のものを身体が激しく欲していて、塊の肉が無性に食べたくなる。霜降りの高級なのより、あくまでもたんぱく質なのだ。髪の毛をつくるにはたんぱく質が必要だし、甘いもの(炭水化物)だけじゃ生きていけないってことなんだな(^^;
JimmyJazzの予約ページでは、インフラノイズ社のオーディオ製品も販売しているのだけれど、ありがたいことに新製品のデジタルアキュライザーDACU-500が大好評で、全国各地から感動の声が続々と寄せられている。それも、インフラノイズの古くからのファンだけでなく、DACU-500で今回初めてインフラノイズ製品を手にされた方が多いのだ。
ずっとインフラノイズを贔屓にしてくださってるマニアの方々なら使い方も心得ていて安心だが、初めての方に買っていただくのは少しばかり緊張を伴う。ごく稀に「買ってみたけど違いが全くわからない」という方がいらっしゃるからだ(^^;
違いがわからない原因は、
1), 音楽ではなく、蒸気機関車の音とか川のせせらぎとか音階のないものをオーディオチェックに使っている場合
2), オーディオに情熱をかけるあまり、アクセサリーや対策につぐ対策でがんじがらめになってしまっている場合
3), オーディオの基本的な知識が不足している場合
4), 他社の特殊なオーディオメソッドに傾倒している場合
などが考えられるが、そんな中でもデジタルアキュライザーが効くことも大いに考えられる。
そして、これは素晴らしい!と、DACU-500の真価をわかってくださる方とは、もう手に手を取って踊り出したいほど嬉しいもの。インフラノイズと親和性があるということである。
いわばオーケストラの中に強力な助っ人が一人参加したようなものだが、あんなストローの切れっ端みたいな物があんなに効くのだ。助っ人をもう一人、例えばリベラメンテケーブルなどいかがだろう?
全品15%オフの”デジタルアキュライザー発売記念SALE”は1/20まで!この機会をお見逃しなく!!
「実家が岐阜なんですけど、近くのバーバーがこれと同じシャンプー(ナノサプリ)使ってました」
そうですか、これけっこう売れてるからねー。
「ドレッシングっていうところなんですけど…」
えっ?!ひょっとして宇野さんとこ?(^^;
「知ってるんですか?」
知ってるも何も、番長でしょう。去年も愛知でお会いしました。僕と同い年ですよw
「えっ?そしたらウチの父とも同学年ですね!」
そうなの?(お父さんの年代なのか)
「母はずっとドレッシング通ってますよ。僕もたまに帰省したときにカットしてもらうんですが、『ヘタクソやなぁ〜どこで切った?』と言われましたw」
ま、まずい!!(≧∇≦)
「そのときは美容室でカットしてたんですけどね」
(ホッ)
全国のバーバーさんとの繋がりで、こういうことが増えてきました。とってもありがたいことです。チェックは怖いけど( ̄▽ ̄;
今日アナログレコードをかけていて、別のレコードにかけ替える間、無音じゃ寂しいだろうとパソコンから音声を出したままでマッキントッシュのプリアンプC34Vのセレクターを合わせると、フェードイン気味に音がふわっと大きくなることに気がついた。おっ、気が利いてるねえ。
セレクターなんだから普通はカチッと切り替えた途端にバッ‼︎と音が出るのだが、ゲインをあげたかのようにふわっと音が通常レベルになる。このふわっと出てくるところがさすがじゃないか。どうでもいいようなことだけど、こういう気遣いがあるかどうかがマッキントッシュの高級機たる所以。デジタルなら簡単にできそうだけど、40年も前にアナログでやってるのだからエライ。定価80万はダテじゃない(^^;
去年の抱負は「美容室から男性客をかっさらえ!」ということだった。かっさらえたかどうかは微妙だけれど、バーバーブームの波に乗ってそれなりに新規客はあったし、世間も普通の美容室に行ってる男性の”マイルド感”はちょっとなー、もう少しキリッとした方がいいんじゃない?という方向に流れてきたように思う。
後半はダンスやらイベントやらでもう何が何だかよくわからんことになっていたな、あ、去年も同じことを言ってたような気がする(^^;
さて、今年もそろそろ一年の抱負を述べようと思うのだが、去年は5年分くらい遊んだ気もするし、暴走してたくさん失敗したので、今年は慎ましく、身・口・意の三業を整えて、瞑想と読書の生活に戻ろうかしらん。
しなくてもいい余計なお節介とか、妙なところに首を突っ込むのは控えて、大人しく、地味に、ひたすらお客様に喜ばれるようないい仕事をしていく、なんてえのも去年と真逆で良さそうじゃないか。本年もよろしくお願いします。
正月なのでラヴィ・シャンカールを聴いている。シタールとか正月くらいしか聴く気にならないから(^^;
でも、これが素晴らしい。シタールという楽器がどういう構造で、どのように演奏されるものなのかよく知らないが、ジョージ・ハリスンが一日12時間も練習したというから、相当難しい楽器だったのだろう。テンションをかけて音程をあげる、ギターでいうチョーキングのようなテクニックが胴鳴りと不思議な音色に相まって幻想的な世界を作り出す。
24分にも及ぶ「マハトマ・ガンジーへのオマージュ」を飽かず通して聴けるのは、もちろんインフラノイズデジタルアキュライザーが効いているからに違いない。お香を焚いてるインドレストランや、チャイを飲ませるインド風カフェでもこういう音は鳴らないだろう。シタールの生演奏だったら話は別だが( ̄▽ ̄;
雨の日の今日は久しぶりに昼過ぎまで寝て、一日中家から出ずに、テレビを見てゴロゴロ過ごした。ひみつのアッコちゃん、グレース・オブ・モナコ、闇金ウシジマくん。こういう一日も悪くない。しっかり休んだ気になれた。正月気分も今日でおしまい。明日からまた張り切って働きます!
どうにも正月明けから調子が出ない。餅の食い過ぎか、ビールの飲み過ぎか(そんなに飲んでないけど)。スロースターターで失敗のないようボチボチ仕事を捌いていくのだが、新年早々「もうSNSはやめにしようか」などと妙に悲観的なことばかり考えてしまう。よって、かなり機嫌が悪い(^^;
本日の午後、注文していた初荷が8ball barber supplyから到着し、年末に売れてガラガラになっていた商品棚にポマードやヘアクリームが補充されると、さあどうだ!?オーディオが絶好調で鳴り始めたではないか!当店の音響バランスは商品の並んでる数で微妙に変化するのだ。
オーディオの音だけは絶好調なんだがなぁ〜なんて苦笑いしてると、ケニー・ドーハムの「ウナ・マス」がかかる。音が良いものだからゲンキンなものでだんだんとノッてくる。おっ、おっ、良いねえ。それで最後には一緒にウナー・マス!!と叫びたいほど興奮している。来客中なので叫ぶのは控えたものの、新年早々ポマードの在庫しだいで機嫌が左右されるんだから今年も相当にめんどくさい奴である。。。
「あしたのジョー」はドヤ街へ架かる泪橋を逆に渡るんだといって頑張った貧民のヒーローであったが、「貧しい者は心清く、金持ちは心が醜い」といった左がかった考え方に染まらないよう注意したいものである。
どうしても「金を持つと人間が変わる。堕落する」と、持たざる者は考えたがる。したがって金儲けはほどほどでよいのだと、自分の立場を肯定しようとする。
貧しくて清い心の人々もいらっしゃるだろうが、相対的にみると貧しいと心が病んで素直さを失ってしまうし、裕福な家庭に育った人のほうが気持ちのいい性格の人が多い。多いと言ってるだけで全員ではないよ(^^;
認めたくはないだろう。わたしもできれば認めたくないけれど、まずこれを事実として捉えないといけない。
ここ数年、ひとまわりほど年下の人と話すことが増えたけれど、やはり良い人というかしっかりしてる人が多いと感じる。わたしたちと同世代かそれより上の世代は、妙なコンプレックスを隠し持っていて、融通が利かなかったり、変なことにこだわってゴネてみたり、わたしを含めてかなりめんどくさい人がいっぱい居た。
一世代下になると、日本もかなり豊かになった中で育ったせいか、そういうめんどくさい人は滅多に見ないし、たまにいるけどめぐり会う数は少ない。
貧乏から這い上がらないと心が強くならないとか根性がないとかいう意見もあろうが、性格がひん曲がるほどの余計な貧しさなら、経験しないに越したこたぁない。
昔に比べて日本がダメになったなんてとんでもない!豊かになってめんどくさい人が減っただけでも大したものではないか。
続いて「劇場版 あしたのジョー2」を観る。この一つ一つのシーンが時代を作ってきたのを改めて確認。わたしもとうに忘れていたつもりだったのに、あっと思い出したのがホセ・メンドーサ。わたしは誇り高きチャンピオンのホセ・メンドーサになりたかったのだ(^^;
あのヒゲと髪が微妙に薄いところなど、微妙にホセに寄せてきているw
おそらくホセのモデルとなってるのは俳優のゲイリー・クーパーだと思うのだが、ゲイリー・クーパーを真似してるつもりが、本当はホセ・メンドーサをコピーしていたということに気がついた。
今年はチャンピオン(!?)のわたしに闘いを挑む若者にコークスクリューパンチをお見舞いしてかろうじて防衛するも、一瞬で髪が真っ白になってしまう筋書きなのだが、何にせよメンドークサイおっさんである( ̄▽ ̄;
録画してた「劇場版 あしたのジョー」を観る。古い作品なので、いま観ると笑っちゃうようなところもあるけど、例えば力石徹が減量のためサウナスーツで水を絶つシーンなど、汗をかいたら痩せるという誤解を浸透させたのではないか?
それでも一つ一つのシーンが実に印象的で、間違いなく昭和の一時代を築いた名作だ。なんか涙ぐんでしまったなぁ(^^;
正月2日は東淀川区の家内の実家に行くのが毎年のパターンだが、その前にお年玉で財布が膨らんだ娘たちと梅田でショッピング。歩いて歩いて、トータルで1万歩超え(^^;
フラフラで実家に辿りつき、すき焼きをご馳走になる。そのまま一泊して、三国のスーパー銭湯あるごの湯へ。チムジルバンで汗をかき、漫画闇金ウシジマ君を読んでグータラ過ごす。体重2キロ増えていた。
元旦は家族揃ってお節を食べた後、みんな疲れて昼寝している隙に映画「カルテット! 人生のオペラハウス」を観た。元音楽家ばかりを集めた老人ホームを舞台にした物語。主役の四人以外は本物の音楽家で、みんな実にカッコいい歳のとりかたをしてる。いかにカッコいい老人になるかに最も関心あるわたしは、美しいおばあちゃん、カッコいいおじいちゃんに羨望の眼差しを向けていた。
やはり、「ジジイになる前に死にたい」と若い人に言われるよりは、「歳をとったらあんなカッコいい老人になりたい」と思われるような人になりたいものだ。そして、カッコいい老人を作り出すためのJIMMY JAZZでありたい。
あけましておめでとうございます。本年もジャズの聴ける理容室をよろしくお願いします。
ただいま2017年の営業を終了しました。ありがとうございました。
嬉しいことに今年はこれまでの人生で一番多くの出会いがあった。出会いがあるということは当然初対面で会うことになるわけだが、髪型はもちろんのこと、眉やヒゲ、そしてきちんとした服装をしていると、こんなに取り柄のないおじさんでも、それなりの待遇をしてもらえることを実感した年でもあった。
人を外見で判断してはいけませんというが、これほど見てくれが重要なのかと。そんなにお金を費やしたわけでもなく、ただおしゃれを楽しんで出かけていただけだが、知り合いじゃなくてもショップの店員さんでも接し方がまるで違ってくる。それも、ちょっと眉が整ってる、とか、ヒゲがちゃんとしてる、とか、もみあげが揃ってるとか、そういう本当にちょっとしたことが効いてくるのだ。これは来年、バーバーの魅力としてお客様に大いにアピールしていきたい。
なにはともあれ、これにて大いに遊び、大いに仕事した2017年も終わり。来年はどんな年になるのだろうか。皆様、良いお年を。
いちばん気分的にしんどい29,30をやり過ごし、いよいよ2017年も残すところあと1日。昨日も一昨日も夜遊びのお誘いがあったのだが、さすがに身体がもたないので断った。最近の人はどうだか知らんが、理容師にとって年末というのは緊張した状態が続くためにちょっとのことで怒りが爆発する。忙しくてもピリピリするが閑だともっとピリピリする(^^;
ムッとした顔をしてるが悪気はないのだ。ただちょっと緊張が過ぎるだけ。 うちの奥さんも気が張っているのかテンション高い。いつもこのくらいハキハキしてたら気持ちいいのになぜできぬ( ̄▽ ̄;
クリスマスイブは恋人と過ごすものと、昭和の終わりごろにJR東海のCMで国民を洗脳したせいで、わざわざ新幹線に乗ってイブにやって来る若者が急増し、赤坂プリンスホテルの部屋は一年前からイブの予約が埋まり、クリスチャンでもないのにごくろうなこったと思いつつ、やっぱりイブに一人ってのは寂しいなと思っていた独身時代(^^;
平成になって23日が祝日となってからは、前倒しでクリスマスしてしまう恋人たちも増えて、なんだかグダグダになってしまった。で、もうさすがにクリスマスを一人だからって嘆くような人はないだろうと思ってたら、意外と嘆いてる人が周りにたくさんいて驚いた。
クリスマスは家族で過ごすのが正しいあり方だ。そして本当に一人じゃ寂しいのが大晦日。カウントダウンのあと近くにいる人とキスの交換をするのが欧米スタイルだ。日本じゃ流行らないかもしれないな。でも、「クリスマスに一人じゃ寂しいの」より、「大晦日の夜はどうしてますか?」と歌うこの曲のほうが、わたしにはグッとくる。
尤も、大晦日の夜は疲れてヘロヘロなのがわたしのいつものパターンなのだが( ̄▽ ̄;
年末は忙しいでしょうと訊かれれば、バタバタするだけでそんなでもないですと応えるが、やはり知らず知らず疲労が蓄積して、昨日の日記なんか何を書いてるのかよくわからない(^^;
昔ほどではないにせよ、気持ちが張りつめている年末には風邪をひいてるヒマもない。
それにしても、手に入ったものはやがて朽ち果てていくけれど、手に入らず失われたものはいつまでも記憶の中で美しく輝き続けるものですなあ。
あかん、疲れが取れまへん( ̄▽ ̄;
「アッ!ヒゲ生やしたの?」
一年以上前から生やしてますやん〜。毎月来るお客さんでもいまだにわたしがヒゲを伸ばしてることに気づかない。まあそんなもんである(^^;
自分の髪型やサービスについて、お客様は驚くほど敏感だが、店内の什器備品が変わったくらいでは気づかない。わたしのヒゲなんて誰も見ちゃいないのである。ここまで伸ばすには数ヶ月かかるから、毎月来てたらわかりそうなものなんだがなあ…。
この世の中で起こる様々な事象は、ぼんやりしていて本来つかみどころのないことがありこちで起きている。それを人が言葉によって輪郭を与えることで「事実」というフレームに入れられる。
例えば、JimmyJazzでいい音楽が流れていたとして、誰もそのことを口にしなければ何も事実として残らないが、わたしが「デジタルアキュライザーを装着した途端、マリア・カラスが目の前に出現して歌い出した!」と書けば、それは事実…じゃないけれども、そのような事が起きたんだという記録は残る。
「事実」と称される歴史は、いつも勝者によって書かれてきたのだ。本当に事実かどうかは、実際に見た人にしかわからないし、もしかしたら見てもわからないかもしれない。言葉によるフレームがなければ事実も嘘もない。そのフレームは常に作為的にコントロールされているから、気をつけないとカラスがカアと鳴くかもしれない(^^;
ただしD/Aコンバーターにデジタルアキュライザーを着けると音楽が良くなるのは事実!
本日今年最後の定休日。例年だと最終月曜は開けていたのだが、去年26日の月曜に開けたらやはり休みと思われてたようで、今年は休むことにしましたw
朝からジャズ喫茶YURIに行ってモーニングサービスを食べたあとホームセンターに行って自宅リビングの蛍光灯を買う。去年は電球色の蛍光灯にしたら「気持ち悪い」と子供達に不評だったので昼白色に戻す。蛍光灯も少なくなったな。来年はLEDにするかな。
家に戻って録り貯めた大河ドラマを全部観る。犬の散歩をして、夜は映画「くるみ割り人形」を観ながら鍋とクリスマスケーキを食べて、おだやかな休日でございました。
暑い夏が終わって秋になるとオーディオの音がぐっと良くなるのだが、冬が来て木枯らしが吹く頃一旦また音が悪くなって、年末にまた良くなる。これが例年のパターンである。それが今年は秋口にデジタルアキュライザーを入れてから、ずーっと音が良いままで年末に突入今日もお客様から「素晴らしいですね。まるで教会で散髪してるみたい」と褒めていただいた。
デジタルアキュライザーも購入した方々から絶賛の嵐。この音質改善効果、それに安定感はインフラノイズ製品のなかでも群を抜いてる。DAコンバーターを使用している方々には是非ともお試しいただきたい。15%オフのキャンペーンは来年1/20までやってます!
今日は年末らしく忙しい1日だった。家内が夕食を作ることができなかったため、近所の回転寿司に行くことにした。近頃の回転寿司はサイドメニューも豊富で、家内は塩ラーメン、わたしはしょう油ラーメンを注文した。どっちも味見したい性格なので取り替えて試食する。うーん、昨日の話ではないが、どっちもどっち、優劣をつけられない、というかどっちでもええわというレベル。あとでデザートをたのむというから、娘はゆずパフェ、わたしはチョコレートパフェを注文。これも食べ比べてみたがどっちでもええわ(^^;
オーディオの音が良いかどうかわからない人も、どっちでもええ、どれも大差なし、要するにどうでもいい音を聴いてるからどうでもよくなっちゃうのだ。わたしがマッキントッシュのアンプに惚れ込んだのも、他の国産アンプでピンとこなかったのがマッキントッシュに繋ぎ替えた途端ジャズが鳴り出したからだ。
こないだの、素人さんにはカットが上手いかどうかがよくわからないという話、よく考えてみたらオーディオでもあるなー。皆さんの大半は、このスピーカーは音が良いと思うかと聞いても答えられないんじゃないかと思う。AのスピーカーとBのスピーカーではどっちが優れているかとなればもっと混乱するに違いない。
奥さんの手料理はうまいかまずいかだけで、カレーよりシチューのほうがうまいが、酢豚はカレーより劣るなんてことは考えない。ひたすら絶対評価である。これを評価して点数などをつけ、相対的に評価しだすと、それがマニアのはじまりなのだ( ̄▽ ̄;
「映画のマルコムXの最初にバーバーのシーンが出てきますよね」
えっ?そうだっけ?あっ、そうそう思い出した、”コンク”か!?(^^;
マルコムは最初、ズートスーツでキメたチャラい黒人のキャラクターで登場するのだが、これがジャズっぽくてイカしてた。黒人特有の縮れ毛を、きつい薬液でストレートに伸ばす”コンク”という、今でもいうストレートパーマ、あるいは縮毛矯正で、白人の髪に近づけようとしていたのだ。
やがてマルコムはイスラムに改宗し、黒人としての誇りを自覚して、白人の真似をすることをやめてしまう。たかが髪型だが、この映画の”コンク”には重要な意味が持たせてあった。
コンクしてた黒人というと、リトル・リチャードとか、ジェームス・ブラウンを思い出す。髪が多くてまっすぐに伸び切ってない彼らの髪型は、床屋のわたしが見てお世辞にもカッコいいとは思えなかったな。おそらくストレートパーマと同じように薬液を塗って櫛で伸ばすやり方だったと想像するが、マイルス・デイヴィスがやってたのはコテを使ってたというから縮毛強制の方に近かったのだろう。「マルセルウェーブにした髪を肩まで垂らしていた」と自叙伝にあるが、そのような髪形のマイルスの写真は一度も見たことがない。
マイルスがコンクしてたのは1940年代後半から’50年代前半だろうか、やがてヘロイン禍に陥ったマイルスは、コテを当てる金もなくなってハリネズミみたいに髪が逆立ったそうだが、コテでまっすぐになった髪の根元から縮れ毛が生えてくると髪が逆立つのだろうか?このあたり床屋のわたしでも今ひとつイメージがわかないw
ある人に聞いたのだが、インスタグラムなどにアップされてるヘアスタイルの、カットが上手いかどうかが、よくわからないらしい。えっ、素人さんってそんなものなのか?
カッコいいかどうかの判定はできても、上手かどうかは判定不能。いやいや、カッコいいスタイルを切れる人が上手なんじゃないか(^^;
わたしは同業者が切ったスタイルを見て、うわー、これは今の自分にできないなと感じたら素直に凄いと降参してしまう。どうやったらこんなふうになるんだろう?自分と何が違うんだろうとずーっと問題意識を持っていると、あるとき謎が解けたり、あるいは解けなかったりする。しかし世の中にはとんでもなくカットが上手な人がいっぱいいて、そのほとんどが自分より歳下なのが悔しい。いや嬉しい。素人さんにはどうでもいいことなんだろうけど。
あれっ?なんかいつもより音が良いな?歩きながら音楽を聴いてて気がついた。あっ、これウチのじゃない!こないだのアメリカ村GOGO Hairレセプションパーティーで、オーナー佐々木さんのiPhoneのイヤホンを自分のと間違えて持ち帰ってしまったのだ。一見自分のとそっくりな佐々木さんのイヤホンをよーく見るとLightning端子に直接差し込める構造。iPhone買ったらついてきたおまけイヤホンは、ミニジャックとLightning端子の変換アダプタが付属している。
この変換アダプタが接点を増やしているから音が劣化するのか、それとも接点じゃなく長さの問題か、はたまた個体差というやつか?とにかく人のイヤホンをかっぱらって来たと誤解されたら困るので、すぐに佐々木さんに連絡を入れた。昨晩イヤホン返却のためGOGO Hair へと赴き、その後アヤックスシザーズの西本さんとBARファープレーンで一杯飲む。なんだかんだで盛り上がって午前さま。ブログ更新をすっ飛ばして寝てしまった。ごめんなさい(^^;
BOSEのスピーカーって、素晴らしく良い音がする。パソコン用でも吊り下げモニターでも実によく出来てるなといつも感心させられる。おそらくBOSEに対する一般的なイメージは、NASA御用達のイケてるアメリカンな音響メーカーといったところではないか。
でも、創始者のボーズ博士ってインド系なんだよねと話すと、結構な割合でエッ?!という反応が返ってくる。正確にはインド系アメリカ人でMITのエリートだった人だが、「ちょうどよかった!俺ラヴィ・シャンカール好きなんだよね!」とはならない。ここにイメージのギャップが生まれるのだ。
何もインド人を差別してるわけじゃないが、BOSEのブランドイメージとインドの間にインド洋を挟んだような距離があるみたいなのだ。
「音の良さで俺はBOSEを選んだから何の問題もない!」そう言い切れる人は大したものだが、インドと聞いてグラっとくるようではまだまだ修行が足りないな。わたしはBOSEの音、結構好きです。使ってないけど(^^;
振り返りみて、今年は失敗の連続だったなあ。
「デジタルアキュライザーで音は絶好調だし、しょっちゅう綺麗なお姉さんと写真撮ったりして、Master最近調子に乗ってるんとちゃうか?」みたいに思われてるかもしれないが、調子いいところだけ載せてるだけで、実際には大小含めて本当にたくさんの失敗をした一年だった。
例えばどんな失敗かというのはまだ生々しいので言えない。いつか話せるときが来るかもしれないし来ないかもしれない。たくさんの人に迷惑をかけたし、お叱りも受けたし、後悔もした。恥ずかしくて穴に入りたくなったこともあった。
誰にも言えず、深夜にやりきれなくてショボーンとしてたら、仲間が超能力かと思うほど絶妙なタイミングで屈託ないメッセージを送ってくれて救われた気になったりもした。ありがたかったな。それもこれも今となってはいい思い出だ。
挑戦するから失敗もするわけで、来年も懲りずに挑戦するぞ!と威勢良くいきたいところだが、歳とってからの失敗はいちいちダメージが大きいので、やっぱり来年はほどほどにしようかな(^^;
こないだ買ったハサミのメーカーから「JimmyJazz貴堂様」宛てのクリスマスカードが届いた。なんでフルネームじゃないんだ?さては名前を知らないな?w
おそらくSNSでわたしがJimmyJazzの名前で登録していて、弟は本名で登録しているため、床屋の兄弟ということは知ってるが、兄の名前までは知らないってことなんだろう(^^;
まあ何もこないよりはマシだけど、このシーズンには名前を間違えることが多くなるので充分気をつけたい。わたしもときどきやらかすのだが、名前を間違えるというのは個人の承認欲求を裏切る失礼な行為で、「あなたはどうでもいい人間」と言ってるようなものである。
先日カットしてもらった「THE CITY」では、領収書の宛名に「座敷様」と書かれたと嘆いておられたが、たしかにそう聞こえないこともないな(笑)
とにかく自分の存在を正しく認識してもらえないというのはけっこうなストレスだ。
わたしの場合はジミーさんジミーさんと女性にモテモテなのだが、誰一人として本名を訊かないのは、そもそも相手にされてないってことなのか( ̄▽ ̄;
今夜はいつもお世話になってるGOGO Hairの移転&新装オープンのレセプションパーティー。アメリカ村の一等地に店舗を構え、堂々と尖ったストリートスタイルを発信するGOGO Hair。ドレッドなど特殊な髪型はもちろんバーバースタイルもお手の物。オーナーの佐々木さんには今年一年本当によくしてもらいました。旧店舗は手作り感あるピンクの内装がいかにもアメリカ村っぽかったが、新店舗はシックな感じ。セット椅子ごとに違うフレームをあしらった鏡、一台だけビンテージのバーバーチェアーを置いた特別スペースがカッコいい。GOGO Hair来年もよろしくね!
昨夜のGOGO Hairの店内で、BOSEのスピーカーからジャズが流れていた。おっ、佐々木さんにしては珍しいなと思いながら「アルフィーのテーマ」をぼんやり聞いていた。誰の演奏かな?ソニー・ロリンズのこんな曲を取り上げるなんて。
続けざまに「ザ・マン・アイ・ラブ」が聞こえてきた。マイルス・デイヴィスのアレンジをそっくりコピーしていて、ミルト・ジャクソンのビブラフォンがイントロをやり直すところまでマネしている…んっ?これはひょっとしてマイルス本人の演奏なのか?(^^;
マイルスとまったく同じソロを吹いてるが、マイルスのトランペットに聞こえない。あれ、さっきの「アルフィーのテーマ」も、もしかしてロリンズの演奏なのか?
わたしは両方の音源を所有しているが、わたしが知ってるマイルスの音、ロリンズの音と全然違って聞こえるのだ。何もうちのJBLのほうが正しい音だと自慢したいのではない。しかし所変わればこうも違う人の演奏に聞こえるものなのか。と、変なところに感心してしまうジミーさんなのであった。
今夜はいつもお世話になってるGOGO Hairの移転&新装オープンのレセプションパーティー。アメリカ村の一等地に店舗を構え、堂々と尖ったストリートスタイルを発信するGOGO Hair。ドレッドなど特殊な髪型はもちろんバーバースタイルもお手の物。オーナーの佐々木さんには今年一年本当によくしてもらいました。旧店舗は手作り感あるピンクの内装がいかにもアメリカ村っぽかったが、新店舗はシックな感じ。セット椅子ごとに違うフレームをあしらった鏡、一台だけビンテージのバーバーチェアーを置いた特別スペースがカッコいい。GOGO Hair来年もよろしくね!
来年の干支は?戌年か。うちのチーちゃんの写真入りで年賀状作ったのが、もう12年前になるのだな。
犬の好きな人、猫が好きな人、大きく二つに分かれると思うが、犬派の人は従順で真面目、人懐っこくて騙されやすい犬的な性格だし、猫派の人は自由で気まぐれ、しなやかで疑り深い?野良犬はすぐ保健所に連れて行かれるけど、野良猫は簡単には捕まらない。
で、ジャズ関係の人は圧倒的に猫派が多いのである。やっぱりジャズは抜き足差し足、猫のイメージなんだろう。猫モチーフのジャズも結構あるし、ロカビリーもキャッツなイメージが強い。
犬はジャズとあまり結びつかない。どちらかというと犬はクラシック?それもロシアとかドイツの。また、ブルースには犬の話がよく出てくるが、やっぱり鈍臭いイメージなんだ。犬は軽快にスイングしない。
わたしも犬派なので、実はジャズに向いてないんじゃないかと思うことがよくある。何をいまさらwwww でもジャズを語るには生真面目すぎる気がしないでもない。もっとしなやかで俊敏で颯爽とした老人になりたいものだ。
今日は神戸北野のカッコいいバーバー、"THE CITY KOBE"でカットしてもらった。バーバーといいつつ、実はメンズ専門の美容室でシェービングはない。サンフランシスコをイメージしたハイセンスな内装は、なんと御主人小野原さんのDIYだというから驚かされる。小野原さんは美容専門学校で教鞭を執っていたり、オリジナルTシャツも自分で作成して販売したりと、とにかく器用で何でもできる方なのだ。カットもさすがの腕前で、センスもいい丁寧で緻密な仕事ぶり。きっといかつい人だと思ってたが、先月のバーバーバトルで声をかけていただいて、例によってえらく恐縮していらしたので、いつかカットしてもらおうと思ったのが叶った。すぐに営業で使えるアイデアもいくつかもらったし、そうそう、前に書いたほぼ100%の確率で意中の女性を落とす方法もバッチリ教えて頂いた。さっそく使わせてもらうので美女の皆さま、ご覚悟召されよ‼︎( ̄▽ ̄;
自分の容姿、ハンサムかどうかは置いといて、見た目が貧相で迫力がないのがずっと気になっていたから、よーし今年は絶世の美女