村井裕弥著『これだ!オーディオ術』は2008年12月12日発売

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村井裕弥『これだ!オーディオ術』(青弓社)定価2000円+税

「たかがオーディオ、されどオーディオ・・・・・・。オーディオそれ自体への愛を語るのではなく、オーディオを道具として使いこなし、豊かな音楽生活のために活用するワザを軽快な文体で披露して、オーディオとの付き合い方を、とことん伝授する秘伝の書」(楽天BOOKS)
 2008年12月12日、いよいよオーディオライター村井裕弥さんの本が青弓社より出版になる。まことにめでたい。是非皆で大量購入して隣近所に配り、ベストセラーを目指そうではないか!と言いたいところだが、著者に直撃インタビューしたところ、ステレオ誌の連載「オーディオ探訪」でのJJ工房の記事や、わたしの名前もちらほら登場するそうだ。ああ恥ずかしい(^^;

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 『聴く鏡 - 一九九四‐二〇〇六』 菅原 正二(著)

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『聴く鏡 - 一九九四‐二〇〇六 』 菅原 正二(著)

 どうやったらこんなに粋な文章が書けるのだろうと、つい「不純な」読み方をしてしまう。菅原氏の文章はスイングしてて、ジャズのことを書いてなくてもジャズっぽい。張り合うつもりは毛頭ないが、わたしの文章は何を書いても子供っぽい。少々気になる点、前作『ジャズ喫茶「ベイシー」の選択』にもあったけれど、「誰それが亡くなった話」が頻繁に出てきて、これは滅入る。いくらなんでも出てきすぎじゃないか。常々いつかは氏の経営する「日本一音の良いジャズ喫茶」に行ってみたいと思っていたが、最近では、そういう夢のように良い音が遠く離れた北国で鳴ってるのだ、と憧れの想いを巡らせてるほうが良いような気もしてきた。オーディオマニア必須。

 『マイルスを聴け!〈Version6〉』 中山 康樹(著)

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『マイルスを聴け!〈Version6〉』 中山 康樹(著)

 お馴染みナカヤマさんのライフワークとも言える一冊で、マイルス・デイヴィスの公式盤は勿論、ブートレグ(海賊盤)までもを網羅した(進化する)完全ディスコグラフィー。新発見の音源が随時追加されて、すでに[ヴァージョン6]となっている。本書を片手にCDショップに出没し、片っ端からマイルスのCDを買い漁る人多数。わたしの周りにも数人居る。ナカヤマさんがあまりにも楽しそうにしてるので、思わず読者も「どれどれ、そんなに良いのなら聴いてみようかな」となるのだろう。ジャズ本のたぐいで、何度も何度もひも解くのはやはりこういったディスク紹介もの。しかも御大マイルスのディスコグラフィーであるから、ファンならずとも蔵書に加えたい。

 『さよならバードランド―あるジャズ・ミュージシャンの回想』 ビル クロウ(著)

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『さよならバードランド―あるジャズ・ミュージシャンの回想』 ビル クロウ(著)

 著者が来日中、ウイントン・ケリー、トニー・ウイリアムスらと一緒に、東京のジャズ喫茶に行くエピソードが面白かった。「ママサン」と呼ばれるジャズ喫茶店主、彼等ジャズミュージシャンから見ても立派に見えるオーディオ装置、'60年代半ばの話である。ちなみにこの二人は共にマイルス・デイヴィスのバンドに在籍していたのだが、時期がずれていて共演はない。このときはそれぞれウイントン・ケリー・トリオとマイルス・デイヴィス・クインテットの一員として来日していたようだ。トニーはケリーが一度も聴いたことがないというセシル・テイラーの新譜をリクエストするが…。巻末に訳者・村上春樹氏による参考レコード解説があって、レアな盤が写真入りで紹介されている。

 『辛口!JAZZ名盤1001』 寺島 靖国 (著)

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『辛口!JAZZ名盤1001』 寺島 靖国 (著)

 なんと1001枚ものジャズレコード一枚一枚に短いコメント。マネしようと思ったわけでもないのだが、わたしがこのブログでやろうとしてることは本書の形式に酷似している。1001枚コメントするのがいかにタイヘンなことか。いまのところ一年かけて300枚ちょっと紹介したが、わたしはもう既に息があがってきている。(笑)1000枚以上CDを持ってる人はザラだが、1000枚の内容を覚えていて、なおかつコメントできる人は稀である。ウソだと思ったらやってごらんなさい。勤勉に一日一枚コメントしても約3年かかるのだ。当ブログの内容が充実するまで待てない人はこちらをご購入ください。

 『ジャズ・アネクドーツ』 ビル・クロウ(著) 村上春樹(訳)

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『ジャズ・アネクドーツ』 ビル・クロウ(著) 村上春樹(訳)

 ジャズ・ベーシスト、ビル・クロウがまとめたジャズ界のこぼれ話的エピソード集。興味深い逸話も盛り沢山な反面、やたらジャズ・ミュージシャンの名前が登場するので、ジャズ初心者はちょっとイメージが湧きにくいかも。少なくとも「バード」がチャーリー・パーカーのニックネームであることくらい知ってる人でないと厳しいだろう。ライオネル・ハンプトンやビックス・バイダーベックなどスイング時代に活躍したミュージシャンの話が多く、その人となりがイメージできないと分りづらいジョークも多いから、なかなか1000回も笑うことは困難。10回も笑えればたいしたジャズ通だ。

 『マイルス・デイビス自叙伝』 クインシー・トループ(著)


マイルス・デイビス自叙伝I


マイルス・デイビス自叙伝II

 常に枕元に置いて、ことあるたびに読み返す。読み終わると一旦書棚に戻すが、しばらくするとまた寝室に持ち込んで読んでいる。わたしにとってまさに枕頭の書である。最初読んだときはその長さに辟易したが、ジャズの知識が増えるにつれどんどん面白さが倍増する。下手なジャズ本読むんだったら、本書を読むほうがずっといい。マイルスこそがジャズの歴史であり、この本に名前が出る人物は、(たとえ批判されていたとしても)一流の音楽家の仲間入りを果たしたことになるだろう。約半世紀にわたるジャズの変遷、その中心にあり常に先導してきたのがマイルス・デイビスその人であった。読物として秀逸なだけでなく、ジャズ史を語るうえでの貴重な文献でもある。ついでに書いておくが、マイナーなジャズミュージシャンを研究するのはマイルスを一通り聴いてからにされたほうがいい。かなり時間を浪費することとなるだろう。それほどに「マイルス」と「マイルス以外」には格差があるのだ。

 『マイルス・デイヴィスの生涯』

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『マイルス・デイヴィスの生涯』ジョン スウェッド(著) John Szwed(原著) 丸山 京子(翻訳)

 マイルス・デイヴィスの一生は、音楽ファンにとって、たとえば豊臣秀吉がどういう生涯を生きたかと同じように、ドラマチックな周知のあらすじがあり、周囲の人たちの証言によって推し量られながら全貌を形作っていくものだ。少年時代、チャーリー・パーカーとの出会い、ヘロイン地獄からの脱出、病気による引退、復帰など、「マイルス・デイビス自叙伝」と同じく、ほぼ時系列に著されている。なかなか立派な良い本だが、500頁近いので、まるっきり初心者が読むのは少々骨が折れるかもしれない。まずは中山康樹さんの「マイルス・デイヴィス完全入門」や、「マイルス・デイビス自叙伝」を読んでから手に取れば、著名人の語る新たなマイルスの側面が見えてくる。「売人にパンチを入れ、二度とヘロインに手を出せばお前を殺すと凄んだんだ。(デニス・ホッパー)」

 「超ジャズ入門」 中山 康樹 (著)

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「超ジャズ入門」中山 康樹 (著)

 ナカヤマさんの最高傑作は、「マイルス・デイヴィス完全入門―ジャズのすべてがここにある」だと思う。氏はこの作品で新境地を拓いた、と、勝手に思ってる。これほどマイルスを聴いてみたいと思わせる文章はない。マイルス=ジャズ=厳めしくてこわい、といった一連のイメージを、氏の軽~いやさしい語り口で最後まで一気に読ませてしまう。で、続けざまに出たのが「超ジャズ入門」。こちらも同路線で、ちょうどこの本が出た頃当店の取材に見えられ、表紙にサインをいただいた。文章のイメージと違い、沢田研二を思わせるようなカッコイイ人なのが意外であった。

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 JAZZオーディオ寝ても覚めても四苦八苦 寺島靖国(著)

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JAZZオーディオ
寝ても覚めても
四苦八苦
寺島靖国(著)

 寺島靖国さんの新刊が出ました。いろいろ悪く言う人もいるけど、寺島さんはやっぱり凄いと思う。何より読書家である。凄い数の本を読んでる。
 そういえば、昔出た季刊ジャズ批評別冊「ジャズ日本列島61年版」というジャズ喫茶を紹介した本に、「マスターのジャズ以外の趣味、関心事」として、こんなことを書かれていた。
 「50%をジャズが占め、25%をオーディオ、さらに25%を書物という配分で我が人生が成立している。」
 今これを見せたらなんと仰るだろうか。本書には村井裕弥さん、レクストの西野さん、手下のカースケさんも登場。(笑)

 ”ジャズ喫茶「ベイシー」の選択”に登場したレコード一覧

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ジャズ喫茶「ベイシ
ー」の選択―ぼくと
ジムランの酒とバラの日々
菅原 正二 (著)

 本書はたいへん素晴らしい一冊。再読、再々読に耐える数少ないジャズ本、オーディオ本のひとつだ。ジャズファンやオーディオマニアならお持ちの方も多いだろう。そこで、本書に登場したレコードを一覧にしてみようという、かなり面倒なことを思いついた。

 わたしがCDを推薦するよりも、この本に出てるものを紹介するほうが、読者にとってはずっと信憑性があるというものだ。
 本書を参考に、ジャズ・オーディオの世界を垣間見る読者のお役に立てれば幸いである。

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 洋書『Black Beauty, White Heat: A Pictorial History of Classic Jazz 1920-1950』

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『Black Beauty,
White Heat:
A Pictorial History
of Classic Jazz
1920-1950』

 当店の秘蔵書。ひょっとしたらと思って検索してみたら出てきた。さすがアマゾン。1920年代から’50年頃までのジャズの貴重な画像満載の写真集。一枚づつ眺めているだけでも相当な時間を要する豪華本。ジャズという文化に興味があるなら持っておいて損はない。しつこいようだが、これはホントに貴重だ。絶版になる前に買うべし。

 『マイルス・アンド・ミー 帝王の素顔』クインシー・トループ(著)

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『マイルス・アンド・
ミー 帝王の素顔』
クインシー・トループ
(著)

 「マイルス・ディヴィス自叙伝」の共著者クインシー・トループの目から見たマイルス像。マイルスって人は怖かったんだな~と思わせられる。この緊張感!他人事なのに読んでてハラハラするが、読後にはさわやかな爽快感が残る。この感じはまさにマイルスの音楽を聴いているようだ。「マイルス・ディヴィス自叙伝」と併せて読んでほしい。