熱伝導

 花粉のせいなのか、どうにも調子が出なくてスランプかなぁとブログ更新もほったらかしてダレていたのが、マイルス・デイヴィスの『フォア・アンド・モア』をかけたら追い立てられるようなリズムに体が動き出し、ひととおり掃除を終えてキーボードに向かっている。
 なんのことはない、ちんたらした新譜ジャズばかりかけてたから調子が出なかったのだ。

 オーディオを頑張れば、どんな音源もいい音のチカラである程度まで持って行くことはできるが、やはり名演奏のパワーは絶大である。込められた熱量の違いとでも言おうか。どうしてこんな半世紀も前の演奏に尻を叩かれて現代の我々がしゃかりきになって動き出すのか。当時の黄金のクインテットの気迫が自分に乗り移る。なんとも音楽は偉大である。

 蝶ネクタイの効用

 本日2/22は白鶴スイングダンス祭参加のため15:00で閉店となります。ご迷惑おかけします。

 お客様や友人に、お節介にも一緒にジャズで踊りに行きませんかと誘ってみるのだが、「着て行く服がない」とか「髪型を変えなくてはいけない」とか言って躊躇される。
 いやいや、そんなのなんだっていいんですよ!わたしなんかこの仕事着のまま行ってます!蝶ネクタイだけど(^^;

 実際にスイングダンスに来ている人たちも、キメキメのビンテージファッションで踊ってるのは少数で、皆さん割と普通のラフな格好である。
 そんな中、仕事終わりに急いで蝶ネクタイで駆けつけるものだから、初対面の女性には、「この人はきっとダンスが上手なんだろうな」と思われ、「踊ってくださいます?」とニッコリ微笑み誘われるのだが、一曲踊れば超ヘタクソなのがすぐにバレてしまい、毎度かかなくていいい恥をかいている。

 それなら妙にカッコつけず、蝶ネクタイ外して帽子も脱いで普通のワイシャツ姿でいいようなものだが、冴えない踊りがますますカッコ悪く見えるだけである。そんなどっちつかずの状態で一年半続けていると、やはり後からダンス初心者が入ってくる。
 何事もそうだけれど、自分よりも上手な人って、一体どの程度のレベルなのか初心者には計りかねる。そこでバッチリ蝶ネクタイでキメた人が目の前に現れると、実際は少し先輩なだけでもものすごく上手な人に見えるらしい。仕事着なのにね!( ̄▽ ̄;

 茶房ジャヴァ

 こないだバレンタインダンスパーティー(!)の前に少し時間があったので、三宮高架下の茶房ジャヴァに立ち寄った。前に来たのは阪神大震災で営業再開した直後だったから20数年ぶりの訪問になる。
 ジャヴァはジャズ喫茶というほどゴリゴリじゃないけれど、いつも品のいいジャズが流れる昭和ムードの喫茶店。しかしなんという心地良さだ!?

 喫煙をやめてからのわたしは、喫茶店から足が遠のいて久しい。コンビニのコーヒーだって悪くない。だが、今回ジャヴァに行って衝撃を受けましたね。この風格とコーヒー一杯の充実感。イマドキの小洒落たジャズカフェーなどではとても太刀打ちできない。こういう店がやりたくてJimmyJazzをオープンしたのではなかったか。

 店内にはマランツやガラードなど往年の名機が飾ってあるが、現役で動いてるわけではなさそう。スピーカーなどのオーディオがどうなってるのかは立ち入り禁止のため確認できず。いや、この店で音質がどうとか語るのは野暮というもの。実にいい感じでジャズが流れている。
 ジャヴァに比べて当店のこの薄っぺらい感じはなんなのだ。20年も経ったというのに、あちらは年輪を重ね、当店はただなんとなく月日が過ぎて行っただけ。ただ古くなったら風格が生まれると思っていたのが間違いだとよーく分かった(^^;

 2/22(金)は15:00閉店です
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 2/22(金)は、白鶴スイングダンス祭参加のため15:00閉店になります。皆さん会場白鶴酒造資料館でお会いしましょう!

 マイ・ファニー・バレンタイン

 今日はバレンタインデーだが、先日スイングダンスで一緒の女性陣に「バレンタインデーは奥さんに何かしてあげるの?」訊かれ、いや何も?と返したら、「自分ばっかり遊んでないでお花一本でいいからプレゼントしてあげなさい」と言われた。
 いや〜でもウチの家内は花もらっても喜ばないと思うけどなぁ…とブツクサ言ってたら、「あげたことある?ないやろ?絶対喜ぶって!」と半強制的に花を買うよう約束させられた(^^;

 そこまで言うんなら、そんなに高いものでもないし、少しでも喜ぶならバラ一本くらい買ってもいいかな?それに次に踊りに行ったとき、何もあげてないと言おうものなら非難の集中砲火を浴びせられることは避けられない。
 そこで本日JimmyJazzに昼飯を持ってきた家内に留守番を頼んで、コーヒー豆を買ってくると近所の花屋まで自転車を走らせ、赤いバラの花を一本だけ購入。

 夫が帰ってきても一瞥もくれず、スマホの画面から目を離さない家内にハッピーバレンタイン!!
 「は?何これ?こんなん持って買い物に行きにくいやん!」
 じつに予想通りの展開である。この女を喜ばせることのできる男なんてこの世の中にいるのだろうか??( ̄▽ ̄;

 数字を見てると眠くなる

 確定申告の時期である。普段見慣れない数字を見ているとものすごい睡魔に襲われる。夏休みの宿題と一緒で手を付ける前が一番嫌な時で、やり出したら推進力が出てきてなんとかなる。それでも途中であれを忘れたこれもつけてなかったと出てきて、今なんとか書類をまとめたのだが、まだ何か忘れてるような気がして落ち着かない(^^;

 まあそんなこんなで、ジャズとオーディオと関係ない数日間を過ごしながらダンスパーティーに行ったり、数字を眺めたりして更新をサボっておった。すまない。

 ヒスタミン不耐性の疑いアリ

 わたしが子供の頃カジキマグロで蕁麻疹が出たことや、コンビニ弁当を食べると調子が悪くなることを話してたら、
「それってヒスタミン耐性がないんじゃね?」
と、友達に言われた。

 ヒスタミン不耐性?初めて聞く言葉なので調べてみたら、確かに思い当たる節がいくつもある。いやいや、これだけ症状を箇条書きで並べられたら、そらいくつか当てはまるでしょうよ(^^;
 でもわたしのヒスタミン耐性が低いのだとしたら、ヒスタミンを抑えることによって、例えば花粉症やコンビニ弁当による体調不良など改善されるかもしれない。

 しかしこのヒスタミン不耐性かどうかを調べる方法がなく、医者にかかっても実際のところはよくわからないらしい。
 ヒスタミンを多く含むものを遠ざけて、調子が良くなるようなら疑いアリと言ったところか。でも制限食って、好きなものばっかりじゃねーか!( ̄▽ ̄;

 おそらくは平成最後の電球スランプ

 ネットではいつもワーワーうるさいMasterが黙っているときは大抵の場合、オーディオの音がイマイチなのである(^^;
 それもいきなり音が悪い!と騒ぐのではなくて、しばらくしてから、あれ?この頃良い音してないな?と気づくからタチが悪い。

 それから原因究明に乗り出すのだが、実に久しぶりにスランプというやつになってしまった。何が原因で音が悪くなってるのか皆目見当がつかない。日記を書くのも忘れ、あーでもないこーでもないとウンウン唸っていたら、店内で唯一のクリアー豆電球がパチっと切れて寿命を迎えた。そうか、これだったか。

 JimmyJazz店内の電球はほとんどLEDに交換済みだったが、飾り棚の中のランプに15Wのシャンデリア電球が入っていた。切れかけの電球はフィラメントが細かく振動してチーとごく小さな音を発する。この音が音楽に干渉してスッキリしない寝ぼけたような音に聞こえてしまうのだ。

 昔は2〜30個ある店内の電球全てが白熱球だったから常にどこかの電球が切れかけており、そのたびにオーディオがスランプに陥っていた。出始めは光が冷たくて使う気にもなれなかったLED電球も最近では白熱球と見分けがつかないほどに進化している。これならJimmyJazzの店内イメージとも相性バッチリ。というか、もう100Wの白熱球がどこにも売ってないんですけど( ̄▽ ̄;

 スチーミン

 このところ朝出勤してみると業務用タオルスチーマーの周りが水で濡れていて、給湯口が緩んで漏れたのかと思ってたら、蛇口でなく本体のどこからか水が漏れているみたいなのですよ。
 うわー、これは修理するにしても買い換えるにしても結構な出費になりそうだなとカインドオブブルーの中のブルーイングリーンな顔色で青ざめていたら、そうだ、家に余ってるタオルスチーマーがあるんじゃないかと思いついた。

 父が一昨年まで営業していたカラオケ店の裏に一席だけ理容スペースを設け、馴染みの客限定で散髪していたから、そのスチーマーが実家のどこかにあるはずだ。
 早速父に訊ねてみると、おう、あるから持って行け持って行けと予想通りの展開。スチーマーは弟の店のバックヤードに眠っていた。

 実はこれも父が買ったものでなく、父の兄すなわちわたしの伯父が使用していたものを、引退する折にもらってきたものらしい。それでもJimmyJazzで使っていたスチーマーよりは型が新しく、通電してみると問題なく使えた。
 三代続いた散髪屋だと、こういった良いことは滅多にないが15年に一度くらいは、ある(^^;

 音の佇まいを聴く

 昨日の50メートル離れて聴く男性にいたく感心したのは、人間の耳は元々直接音を聴くようにできてないからである。発音体即ちスピーカーの振動板から発される音をダイレクトに聴くより、発される音波が周りの物に衝突して反映された結果を、”音の佇まい”を聴くのがもっとも自然なリスニング方法なのだ。

 視覚に置き換えてみるとわかるが、人間の眼は発光体を直接見るようにできてない。太陽や炎、電球をじっと見ることってないでしょう。太陽に照らされた満月を見るように、発光体によって照らされたものを見るのが自然なのだ。

 実はスピーカーや、スピーカーユニット自体も直接音ではなく、関節音を聞かせるよう工夫された物が多い。ラジエーターのようなJBLの音響レンズは、ホーンから出た音をレンズにぶつけて拡散させるよう設計されているし、名機パラゴンもホーンから出た音が腹の出っ張りにぶつかって放射されるような形をしている。

 ハーツフィールドなんか、ユニットのすぐ前に遮るような衝立があって、音が迂回するような仕組みだ。もっとも、ホーンスピーカー自体、小さな振動板から発された音がラッパの内側をぶつかって増幅しながら外に出る仕組みなのだ。

 スピーカーから出た直接音を耳でダイレクトに捕らえるといった聴き方をしないで、部屋の中に現れる音の佇まいを鑑賞する。シャンプーの置き方だのフリースの上着をかけるだの、飾ったレコードジャケットの角度がどうこう言うなんて頭がおかしいんじゃないかと思うかもしれないが、音が何にどう反射するかは当店にとって重要な問題なのである(^^;

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