ハイしか言わない日本人

何かのテレビ番組で、外国人が一般的な日本人のモノマネをしているのを観た。
「ハイ!○#$Xハイ!ハイ!」と、やたらハイと言ってはお辞儀をする。日本人って、こんなにハイハイ言ってはお辞儀しているイメージなんだなあ。
 「とりあえずハイ!ハイ!と言ってお辞儀しておけば日本人みたいに見える」とそんなふうに思われるのもなんだか癪なので、できるだけハイを使わないで会話しようと心がけてみるがこれが難しい。

 電話をとれば「はい、JimmyJazzです!」。お客様が入ってくれば「はい、いらっしゃいませ」、「はい、今日はどのくらい切りますか?」「はい(椅子を)倒します」「はい起こします」「はい、こんな感じでいかがでしょうか?」「はいお疲れ様でした」「はいOOO円いただきます」「はいありがとうございました」と、ハイがつかない会話をする方が難しい。
 うわーこんな無意識にハイハイ言ってたのか。一日何回ハイと言ってるのだろう。そら外国人が真似するのも無理はない。「NOと言えない日本人」じゃなく「ハイしか言わない日本人」じゃないか。

 最近このことが気になって気になって、なるべくハイを使わず生活しようと躍起になってる( ̄▽ ̄;

 面白くなき音を面白く

「Master、これあげる」と、お客様がジョン・コルトレーンのパブロ盤『The Eiropean Tour』アナログレコードを持って散髪に来てくださった。コルトレーンのアルバムは大体知ってるつもりだったが、これは初めて見た。
 さっそくかけながら散髪すると、黄金時代のコルトレーンカルテットだけあって演奏が素晴らしい。トレーンのサックスの音がよく録れてるな〜。マイクはノイマンかな?と、楽器よりマイクの方が気になってしまうのは一種の病気である(^^;

 Shure M44-7の針は出力が大きいから、普段CDやMac miniでかけてるボリュームのままでアナログをかけると多少音量が大きくなり、ノリノリで聴いてたら「うるさい」と家内が一言。
 なかなかいい音してると思ったんだけどなぁ、やっぱりコルトレーン興味ない人にとってはうるさいのか。興味ない人にも面白く聴かせるくらいのいい音にはまだまだってとこか( ̄▽ ̄;

 オモチャの拳銃
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 こないだ築港のジーライオンに向かう時に、被っていたフエルトの帽子が汚れていたのでエチケットブラシを買おうと100円ショップに入った。エチケットブラシのついでに子供のオモチャコーナーにぶら下がっていたBB弾の拳銃も買って行った。ジーライオンの赤レンガ倉庫は、まるで映画のセットのような趣きなので、こういった小道具があると楽しいかと考えたのだ。

 100円ショップの拳銃、昔でいう”銀玉鉄砲”なので見るからにチャチな作りで、一発でオモチャとバレてしまうがそこがいい。いい大人がホンモノそっくりのモデルガンなんか持ってたらシャレにならないではないか(^^;
 で、拳銃を構えてクラシックカーをバックに写真を撮ったりしたのだが、この拳銃を人に持たせるとみんなつい”その気”になってしまうのだ。これが思わぬ効用で、かしこまった記念撮影っぽい写真じゃなくて、生き生きした動きのある楽しい写真がたくさん撮れた。

 その後も拳銃を店に持ち帰ってシャンプー台の横に置いておくと、面白がって思わず手に取る人が続出。男子なら拳銃とか刀を見ると触ってみたいと思うのは当然だ。それも扱いを間違うと壊したり事故になったりするような精巧なものでなく、一目でプラスチックのオモチャとわかるから手に取って構えたくなってしまうのだ。
 税込たったの108円。これで少しばかりその気になるんだから安いものではないか。JimmyJazzもオモチャの拳銃みたいに、男を少しばかりその気にさせる理容室でありたい。

 読んでるような読んでないような

 先週木曜日に父が腹痛を訴えたので救急車に来てもらい即入院。胆石だったようで夜中まで付き添い翌日は三時間しか寝ずの営業。病状は安定しているみたいなのでわたしも体力を持ち直して週末の営業をこなした。やれやれ。

 やはりブログは何が何でも毎日書くと決めてないとズルズル更新が滞ってしまう。ネタがなくてもどこかからひねり出して書くというトレーニングが必要なのだ。だから、ブログを続ける秘訣はひたすら毎日書き続けることである。面白いことが起きなくて書くことがなくても、書く。それだけのこと。そうするとだんだん上達して書けるようになってくるが、ある一定の量を書いたら、またぱったり書けなくなる。そういう状態でここ10年くらい書き続けている。

 そういえばわたしはSNSとか掲示板とか、双方向にコメントしたりイイネしたりされたりするのが苦手で、わたしが何か書くと誰も突っ込んでこない。自己完結しすぎて突っ込みようがないのだ。
 面と向かって「何月何日のブログ読みましたよ!」と言われるのも照れる。この人読んでるのかな?読んでないかな?読んでないようで読んでるようなグレーな感じでお付き合いできるのがありがたい。

 もう無理なんてしない

 無理が通れば道理引っ込むではないが、気合いと根性でなんとかなる、とわたしは昔から精神論で突っ走る傾向がある。でもそろそろ老いぼれてきたから、無理もほどほどにしたほうがよさそうだ。第一わたしがよくても周りが迷惑する。
 まず手始めにシャンプーを中断して電話に出ることをやめた。やはりお客様を泡だらけで濡れた頭のまま放置しておくのは申し訳ない。これからはコールして出なかったらシャンプーかトイレ中だと思って、あたらめてかけ直してください(^^;

 以前なら考えられなかったけれど、用事があれば店を早く閉めたり、場合によっては休んだりもするようになった。もう無理ばかりしてられない。ただ怠けるのでなく、いい仕事をするために必要ならしっかり休むことにした。
 それから土日の営業時間も一時間ほど短縮して6時半閉店にすることを考えている。休憩なしの立ち通しで夜7時ごろになると、もう集中力が持たない。いい仕事ができないのではお客様に申し訳ないので近々そのようにしていくつもりだ。もういいかげん無理はしない。ブログも無理やり毎日書かないw

 セッティング見直し

 Masterが糞詰まりみたいな顔をしているときは、本当に便秘なこともあるが大抵他に原因がある。猛暑や地震、台風で停電の疲れが出たのか、それとも遊びすぎか、なんだか気持ちがスッキリしない。村井ロスが尾を引いている?それもあるだろう。
 でも根本的な原因はきっとアレだ。音のせいなのだ。

 プリアンプを修理に出して、その間にUSBアキュライザーがやって来て、ハロウィンのおもちゃを出して、プリアンプが戻って来て、村井さんが亡くなって、なんだか訳のわからん状態で音を出していたが、もう一度ちゃんとセッティングを見直す必要がありそうだ。
 その間お客様に「泣きそうなくらい良い音だ」と言っていただいたが、わたしとしてはイマイチ納得してない、借りて来た猫のようにニャーニャーした音なのだ。

 決して悪くはないのだが、本来もっと猛虎のようなバックスクリーン3連発爽快サウンドでなくてはいけない。ハロウィンの飾り付けを一旦撤去し、シャンプーの本数も微調整して店内も清掃した上で、いよいよアレをこうしてみたら、ほらやっぱり!さらにアソコをこ〜んなふうにしてみたら、いいぞいいぞ!蛇口からチョロチョロ出てた水が全開にしてドバドバ出てくるようなこの感じ!
 それにしても知らん曲ばかりかかるなぁと思ってよく聴いてたら、これ全部何年も前に自分で買ったCDじゃないか!?なんたることか!これがUSBアキュライザーの真の実力だったのだ!( ̄▽ ̄;

 我自らの可能性を信じ才能を世に放たん

 オーディオマニアはごく個人的なコダワリで出来上がっているから、メーカー同士、マニア同士、評論家同士でも対立しやすい。誰の方法論を支持するかで派閥ができたりもするのだが、そんな中で村井裕弥さんは、実に多様な価値観を受け入れ、誰からも、どこの派閥からも慕われていた。こんなに多岐に亘る付き合いができた評論家は他にいないのではないか。

 実をいうと、わたしは村井さんのこのどことも付かず離れずの姿勢が最初は理解できず、ただの八方美人的な性格なのかと思っていたのだけれど、それは違った。
 自分の可能性を信じ、才能を世に放たんとしてる人を愛してやまない、そういう人を見つけると全力で応援したい、その才能が現在開花してるかどうかはどうでもよい、とにかく前を向いて世界に一石を投じようとする人は、老若男女を問わず心から尊敬し、応援する人だったのだ。

 昨日のわたしの娘への過剰とも見える応援の話も、わたしがなぜか村井さんに気に入られたことも、そう考えると納得が行く。後ろ向きでネガティブなことを言うと「何をおっしゃいますか!Master」といって叱られたっけ。

”このたびの台風21号、本当にたいへんでした。
電気が早く回復するとよいですね。”

 そのように書かれた村井さんからの最後のメールの件名は、「何もできなくてごめんなさい」だった。村井さんは自分の死期が迫っていることを感じてそんなことを書いたのだろうか。

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※明日は村井さんに最後のお別れを言ってまいります。

 真の友情とは

 去年、JimmyJazzイメージガールに勝手に任命して、一緒にたくさん写真を撮ってもらった雅望(masamisa)嬢が”ベルグロー看板モデル総選挙”にエントリーしていて、得票数が10位以内だと予選通過するらしい。一時間に一票同じ人が何度も投票していいという変なシステムだが、三年くらい前にわたしの娘も別のモデルスクールに通っていて、同じような票集めで上位になったらランウェイを歩けるというのをやったことがあった。

 このときも一時間に一票同じ人が何度も投票できるシステムで、期間中、家内は毎時投票していた。それでは追いつかないので知り合いに投票を頼んだが、みんな冷たいもので「うんわかった、応援するよ!」と言いながら一票も入れてくれない。
 そこでダメ元で「ウチの娘がエントリーしてるので、一票だけでも入れてやってください」とTwitterでつぶやいたら、食いついてきたのがなんとあの村井裕弥さんと某A氏の二人だった。

 お二人ともわたしの娘と会ったこともないのに、投票期間中ほとんど寝てないんじゃないかってほど毎時一票を投じてくださった。その甲斐あって娘はファッションショーのランウェイを歩くことができたわけだが、普段家族ぐるみの付き合いをして娘のことをよく知ってる人が投票せず、娘にとって見ず知らずの村井さんと某A氏が全力で寝ずに投票してくれるのを見て、ああ本当の友達ってこういう人たちのことをいうのだなと思った。

 ちょうど雅望が看板モデルにエントリーしてるのを見て、そのことを懐かしく思い出していたときに飛び込んできた訃報だった。

 思わず泣きそうないい音

「こういう(古い)曲で本領発揮ですね!さっき(散髪してもらいながら)聴いてて思わず泣きそうになりましたよ、いい音してるな〜って」そうですか。ありがとうございます。
 一昨日、オーディオ好きのお客様にそう言って褒めていただいた。USBアキュライザーの導入で一段と磨きがかかった当店のオーディオシステムだが、そういえば村井裕弥さんにはとうとうJimmyJazzの最高の音、それこそ泣きそうになるようないい音を一度も聴いてもらえなかったな。

 村井さんもインフラノイズ製品の大ファンで、近年は新製品が出るたび導入していらしたから、お互い「あれを繋いだならきっといい音してるんだろうな」と想像だけて聴いた気になってた。
 今でこそちょっとはマシな音も出るようになったが、18年前はあの程度の音でよくプロのオーディオ評論家相手にデカい口を叩いてたものだ。今考えても冷や汗モノである(^^;

 それでもみんな18年前は若かった。若くて未熟で、我こそは日本一いい音を出すぞと一生懸命だった。それがだんだん知恵がついてわかってきて、いい音と引き換えに小賢しくなってしまったけれど、あの頃はホント楽しかったなあ。

 心の師

「Masterはいまも、わたくしの心の師です。
Masterがいらっしゃらなかったら、何年も前にオーディオやめていると思われます。」

村井裕弥さんは生前、何度も何度も繰り返しこういうことをおっしゃって、最初は「そんなとんでもない!やめてください」と恐縮していたのだが、そんな風に否定すると膨大な量の肯定文が返ってきて、いつまでたっても話が終わらないので、村井さんにはきっと心の師がたくさん何十人もいてわたしもその中の一人ということなんだろうと解釈することにした。

村井さんは年上なうえ、プロのオーディオ評論家で、良い音もいくらでも聴いてるし、物書きに時間を割いて文章を書いてもらうなんて本来ならギャラが発生することなのである。だから心の師だなんてとんでもない。本気で言ってるんかこの人は、大丈夫なのかと心配したが、何回も言われてるうちに、ああまた始まったかと。

ほんとうは村井さんこそがわたしの心の師であり、村井さんがいなければオーディオとここまで深く関わることはなかった。そのことを伝えなかったことが悔やまれる。

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故・村井裕弥氏 (2006年9月JJ工房)

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 村井裕弥さん急逝

 10月4日、オーディオ評論家で友人の村井裕弥さんが急逝された。もう10年以上お会いしてないが、時々ブログ記事の感想などメールでいただき、いつも気にかけてくださっていた。
 わたしの良き理解者で、温かい眼差しで見守ってくれた存在が突如この世界から消滅してしまったということがまだ信じられない。こんなことを書くとすぐさま「> わたしの良き理解者で、温かい眼差しで見守ってくれた存在」なんて引用付きのメールが来そうな気がして。

 アリエナイザー初持ち出し
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 もうレコードよりもCDのほうが付き合いが長くなってしまった。音楽ファンならご存知のように、CDは物によっては音がボケボケな粗悪品…と言っては悪いが、演奏の熱気がまるで伝わってこないようなのがある。それはパソコンにデータを抽出しても同じだが、UACU-700を入れた途端に、信じられないような名演奏に激変する場合が多々ある。
 これは素晴らしい演奏だと思ってファイルをiPhoneのプレイリストに入れ、ダンスのBGMとして使おうとして、ついこないだまで箸にも棒にもかからない演奏だと思ってたのを忘れていた。

 これをデータだけiPhoneに入れてUACU-700のない環境で鳴らしても、情けない音で鳴るだけじゃないか。そうだ、アレがあったな。JimmyJazzのMac miniの下に挟まってるアリエナイザーPSI-1000を引っ張り出した。
 いつもの三ノ宮東遊園地でやってるスイングダンスでは、JBLのBluetoothスピーカーBOOM BOXが活躍してるが、この下にアリエナイザーを敷いてみた。ん?イマイチ効果が薄いな?野外だから?それとも音源のせいだろうか?

 隙をみてケンジ君が発信している携帯電話からわたしのiPhoneに切り替えて見ると、おお!良いじゃないか!ヤパーリ圧縮なしの音源だと活き活きと音楽が躍動する!すごいぞアリエナイザー!!( ̄▽ ̄;
 側で踊ってる人たちから見たら、「ジミーさん今日はやけにノッてるな」くらいにしか思ってないんだろうな(^^;

 良い仕事は人を感動させる

 偉大な音楽家の名演奏を聴くと感動するけれど、感動するのは演奏だけじゃなく、この音を出してるUSBアキュライザーも実に良い仕事をしてるなあと思うのだ。インフラノイズはいつも良い仕事してるが、近年ますます磨きがかかってきている気がする。そうなのだ、良い仕事は人を感動させるのである。

 何もかっこいいミュージシャンや俳優だけが人を感動させる仕事じゃない。散髪屋でも宅配屋でも、どんな仕事でも、人を感動させるのは可能だと思う。不幸なのは、良い仕事をするための創意工夫が禁じられているような職場にいることだ。そうでないかぎり工夫して良い仕事を積み重ねれば必ず感動する仕事が生まれる。

 いかなる方法で役に立つか、駅員さんも、コンビニの店員さんも、おっ、さすがだな!と思わせるような世の中になれば楽しいじゃないか。
 そういう余計なことばかりしようとするから、わたしは周りから煙たがられるのだけど( ̄▽ ̄;

 万事OK

 昔オーディオをかじったことのある人なら、JBLのスピーカーとマッキントッシュのアンプだからJimmyJazzはこういう音なんだなと思うかもしれない。でもJBLのスピーカーとマッキントッシュのアンプさえあれば万事OKでないのは、導入以来散々苦労してきたのを見てきた人ならわかるはずだ。
 スピーカーリベラメンテケーブルとマグナライザージャイアントのサポートはあるけれど、それ以前のアンプへ入力する前の段階で、ここまでトータルの音質が決められるのだ。

 じゃあアンプとスピーカーは何でもいいのかというと、いいような気もするがやっぱりマッキンとJBLが当店のトレードマークなのでよくない気もする( ̄▽ ̄;

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