世界の名機のメンテナンス料

 マッキントッシュのC34Vセレクターが故障したため、現在仕方なくMONO(L+R)にして鳴らしている。つまり両方のスピーカーからLとRを合わせたモノラル信号が出ているわけ。
 ずっとこのままにしておくわけにもいかないから修理に出すつもりだが、13年前に修理したときの代金が31565円だったから、そのくらいかもう少し高くなってるか…(^^;

 普通の家電製品でも13年もすれば寿命がくるから、新しいのを買うことを考えると世界の名機のメンテナンス代として十数年ごとに数万円程度の出費は仕方ない。
 とりあえず次回オージックの小坂さんが散髪に来たら一度診てもらうとしよう。

 マッチ売りの理容師

 このあいだ久しぶりにキャノンボール・アダレイの『サムシン・エルス』をかけていた。一曲目の「枯葉」はモダンジャズの最高峰とも言うべき名演。あまりに素晴らしすぎて年に2回くらいしか聴かない。しかしこのイントロは何度聴いてもゾクゾクするなー。
 ふと習いたてのブルースダンスの2カウント、ワンツー、ワンツー、ワンワンワンツーが、このイントロにシンクロした。おお!そうか!この枯葉はシャンソンではなくてブルースなんだ!

 リンディーホップと違ってテンポがルーズで、イマイチしっくりこないブルースダンスのステップだったが、この「枯葉」はイメージがピッタリ!そうなのだ、ブルースはこんな風に妖しげに踊らないといけなかったのだ!(^^;
 あまりの感激に、すぐさまイメージビデオの構想がむくむくと湧いてきた。ちょうどダンスパーティーでブルースのステップで踊ってるカップルがいたのでヘンタイと思われないかとドキドキしながら足元を撮影( ̄▽ ̄;

 マッチを擦ると現れる夢は昭和40年代の御堂筋が舞台。ダンスホール。生バンドの演奏に合わせて踊るカップル。マッチの火が消えると甘い夢も儚く消える。ジャズの聴ける理容室。なんのこっちゃw

 セレクター不良

 んっ?なんだか音が変だぞ!?

 音質が変だと言うのではない。スピーカー前に駆け寄ると、あっ、右スピーカーからほとんど音が出てないじゃないか!( ̄▽ ̄;

 JBL4343のアッテネーターを一円玉でグリグリしてみるが治る気配がない。マッキントッシュのプリアンプC34Vには、信号の左右を入れ替えたり、左右の信号を足してモノラルで出したりするセレクターがついていて、こんなとき接触不良の箇所を特定するのに役立つ。

 すると、通常固定で使用しているSTEREOポジションでだけ右スピーカーが鳴らないと判明。そのセレクターそのものが接触不良を起こしていたようだ。カチャカチャしたら治らないかとやっていたら、セレクターの固定が弛んでしまった(^^;

 先日カンチさんの訃報を知ったばかりだが、13年前にカンチさんが遊びにいらした時もちょうどこのセレクターが弛んで同じ症状だった。カンチさんがあの世からいたずらしに来たのだろうか。いたずらはいやずら〜〜〜!!( ̄▽ ̄;

 帰ってくれたら嬉しいが帰ってくれなくても構わない

 日本の平均的な床屋の料金が安すぎるという議論がある。何を持って高い安いを決めるのかは難しいのだけれど、当店の総合調髪つまりカット、シャンプー、シェービング込みで一時間かけて4,000円というのは安すぎる部類に入るのだそうだ。
 確かにアルバイトの最低賃金の時給が千円とか決められたら、1/4持って行かれるわけだし、お客のいない時間帯も出て来るわけで当店などでは絶対に雇えない。

 これに関しては、新店ほどドーンと料金高めの設定にしやすい面はある。JimmyJazzも30年前、実家やこの辺りの料金が2,800円だったときに3,000円でスタートした。同業の伯父から「思い上がるな!」と叱られたっけ。

 どんな客層にどういった内容で売っていくのかは、それぞれの店が独自で工夫して、他人がごちゃごちゃいう問題でもないと思うのだが、料金体制について考えていて一つ気がついた。
 わたしはそれほどでもないと自覚しているが、実家の父や弟、それに近所の古くからの床屋は、常連さんの料金をサービス価格で安く設定しているからこの価格なのではないかということ。

 実際には常連さんも一見さんも同じカット料金なのだが、やはり常連さんを大事にして一見さんを軽く見る風潮がある。つまり一回こっきりの一見さんを4,000円なら4,000円で施術するのは割に合わず、何回も来てくれる常連さんだから4,000円で仕事を請け負ってるのだという意識を(意識せずとも)持っている。
 知り合いの高級理容店は、初回来店時の料金が高く、何回も来ると料金が安くなるシステムを採用している。クーポンで初回が安くなるとは真逆の考え方で、これも常連さんを大事にする気持ちの表れかもしれない。

 当店はそのへん結構ドライなので、ふらっと入って来た一見さんも予約が空いてれば同じ料金でやって、それで気に入ってまた来てくれたら嬉しいし、一回きりで来てくれなくてもそれはそれで構わない。きっちり料金はいただくので恨みっこなしのシステムだ。

 秘密の特訓

 二ヶ月に一度のダンスパーティーで、「ジミーさん踊りが上手になりましたね!」と誉められた。ふっふっふ、何しろ毎晩彼女と夜の公園で秘密の特訓をしているからな!彼女といっても犬だけどね!( ̄▽ ̄;
 後から習い始めた人が上手くなってもあまり誉められないのに、わたしだけ誉められるのはよっぽどひどかったってことなのか。まあ今でもひどいけど(^^;

 Soran Bushi

 あなたはビリー・ハーパーの「ソーラン節」をご存知か?いや知らなくて結構。誰も困らない。テナーとトランペットの二管で大げさに例の「ヤーレンソーランソーラン」のテーマが吹奏され、トドメはハーパー地声の「やさえーんやーさーのどっこいしょ〜」(^^;

 うーむ、いくらジャズは自由だからといって、こういった民謡のジャズアレンジをよくわからんまま外国人ジャズメンにやらせると、このような悲惨な事態になってしまう。
 ホレス・シルバーの『トーキョー・ブルース』等、日本をモチーフにしたジャズの名アルバムもいくつかは存在するが、和メロディーをそのまま使うと失敗しやすく、イメージだけを持ち帰り、欧米人から見た日本をテーマに作曲する方が成功しやすいみたいである。

 で、その「ソーラン節」がm4aファイルでリッピングされてるのに気がついたので、大した期待もせずAIFFファイルでリッピングし直したところ、ん〜なかなか良いじゃないかw
 「ポ〜ン!」とアホらしい合いの手のつもりのシンセドラムも良い味出している。これだからオーディオは恐ろしい。ソーラン節もオーディオも、決してまともな神経の皆さんにはオススメしないけどね( ̄▽ ̄;

 参加したい

 いい曲がかかると演奏に参加したくなる。その気持ちがエスカレートしてオーディオをやったりダンスしてみたり、とにかくただじっと聴いてるだけでなく、何でもいいから参加したいのだ。わかるでしょ?この気持ち。皆さんだって、オスカー・ピーターソン・トリオがかかると思わずテーブルをトントントンとリズムに合わせて叩いてみたり、ピアノの心得もないのに指をポロポロ〜ンと滑らせてみたり、指揮者の真似事をしてみたり、口パクしたり、エアギターしてみたりするでしょ?
 演奏できないくせに参加したいこのわがままの捌け口。わかってください(^^;

 今期の新ドラマで「チア☆ダン」というチアダンスの学園モノが始まった。かわいらしい女子高生が出てくるからそれなりに楽しく観てはいるけれど、ダンスなら何でもいいってもんじゃない。やはり音楽がジャズでないと萌えないのである。
 ジャズ音楽には、他にないカッコいい要素がたくさん盛り込まれていて、そこを突かれると弱い。あっ、ソコソコって( ̄▽ ̄;

 わたしがいま習ってるリンディホップやチャールストンでも、ただダンスの動きがキレッキレならいいってものでもなく、アドリブで次の展開を考えつつカッコよく相手をリードしていくという、その形態はジャズそのもの!
 オーディオだって、そういうジャズのフィーリングが再現できないことには始まらない。機械相手に何を無茶な注文を言うか。どうしても演奏に参加したいのである。やっぱり。

 人の娯楽

文明の進歩により、人々の生活レベルが上がって、昔に比べたら格段に高度な楽しみを享受してるかのようについ錯覚してしまうけど、まっさらないい着物を着るとか、美味いものを食べるとか、良い家に住むだとか、突き詰めてみると昔も今も人の楽しみにそれほど大きな違いはないのかもな。

 構想の前段階

 三十数年前、ジャズの聴ける理容室構想の前段階で、ロックの聴ける理容室とかオールディーズの理容室というのも当然考えてみた。実家でいろんなジャンルの音楽を実際にかけて営業してみたが、やっぱり理容室にはロックンロールやオールディーズはしっくりこなかった。(コニー・フランシスの「ボーイ・ハント」なんか好きでよくかけた)
 ちょうどあの頃はロックンロール族とかフィフティーズがちょっとしたブームになっていたのだ。

 あれから三十数年経って、ロカビリーやフィフティーズを売りにした床屋あるいは美容室が意外にも出て来て、わたしが知ってるだけでもざっと4〜5軒は存在している。広島のリーゼント専門店として以前ご紹介した「青之別珍理髪店」や神戸本町のロカビリー美容室「ロカ」、神奈川県の「ミッドセンチュリー・バーバー・ショップ」それに弟が継いでる実家の店もその系統だ。
 ジャズ床屋はあまり聞いたことないが、ロカビリー床屋は結構噂を聞く。こんなんだったらウチもロカビリーの聴ける理容室にしとけばよかったか( ̄▽ ̄;

 JimmyJazz Just Cares for You

 言いたくないけど、こう暑いと何も考えられない。常に脳みそがウォーマトロン(業界用語)に浸かってるみたいで、今夜の夕食は元町で海鮮丼にすべきかそれともローストビーフ丼にすべきか、昨夜からずっと悩んでいる(^^;
 このところよく神戸で夕食をとるパターンが増えていて、こないだは無性にラーメンが食べたくなったので、注文時にスープ背脂の「こってり」を選んだら、食べて二時間後くらいに胃の中がこってりしてまいったな。

 ところで、JimmyJazzの使命はジャズのかかっている場所で散髪することだから、こないだ浜辺でカットしたみたいに、スイングダンスしてる横でカットしたり、ジャズの生演奏してる横でカットしたりといった機会を少しずつ増やしていこうと考えている。だから何やねんと言われても困るが、なんだか楽しそうじゃないか。あかんやっぱり脳みそが沸騰中である( ̄▽ ̄;

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 ジャズメンの認知度

30代英語講師、ダンス仲間の女性に、「スイングダンスをやろうと思ったきっかけは?」と尋ねたら、ミッキーマウスとミニーちゃんが踊ってるのを見てやってみたいと思ったそうだ。たしかにディズニーとジャズの関わりは深く、ショウにも積極的にスイングを取り入れている。
 へえ〜。そしたらやっぱりディズニー音楽で踊りたいの?『サッチモ・シングス・ディズニー』なら持ってるけどなあ。
「????、それはCDか何かですか?」
 うーむ、まずサッチモが何かを知らないようである。ルイ・アームストロングのことだよと言ってもますます「??????」(^^;

 わたしがジャズを聴き始める前に知ってたジャズメンの名前は、ルイ・アームストロング、グレン・ミラー、ベニー・グッドマン。全部映画がらみで、「五つの銅貨」とか高校の視聴覚室で観せられたので知ってたにすぎない。それほどジャズミュージシャンはマイナーな存在だった。
 今時の人はどうなんだろ?ジャズメンで知ってる名前は、綾戸智絵?これも古いか?ハービー・ハンコック?もっと古いな。
 それにしてもルイ・アームストロングを知らないとは…。古着屋経営の友人が「最近の若い子はオードリー・ヘップバーンも知らない」とこぼしていたが、世代の違いを感じるなあ。

 軽い音

 カンチさんは当店のJBL4343を「軽い音」と評して逝ってしまわれたが、たしかにかなり低音が不足してたし、今も低音がまだまだだなぁという気がする。ジャズ喫茶やなんかの典型的なJBLのドンドンと鳴る低音が苦手なのである。生のコントラバスはドンドンとは鳴らない。もっと軽くしかもたっぷりと鳴るはずだが、軽いだけでたっぷりとは鳴らない我が4343(^^;
 カンチさんの遺言と受け止め、残りのオーディオ人生をかけてJimmyJazzのJBLサウンドを完成させよう。

 カンチさんの訃報

 かつてのオーディオ仲間であるカンチレバー細すぎ!さんの訃報が飛び込んできた。昨年の10月に脳梗塞で亡くなられていたそうで、同世代だっただけにショックである。
 カンチさんとわたしは同じスピーカーJBL4343を使用してたのがご縁で、一度当店にも遊びに来てくださった。その時のこともちゃんとブログに残っていて、なんともう13年も前のことだ。

“カンチレバー細すぎ!さん来店”

 当時から体調不良を訴えてらっしゃって、わたしもちょうど体調を壊していて体質改善の為にジョギングしたり禁煙したりジタバタしていた。カンチさんが遊びに来たのが禁煙して4ヶ月ごろで、最後に二人で塚本のジャズバーに行ったのだけど、そこのタバコの匂いで無性に吸いたくなったことを覚えている。
 わたしもカンチさんも静電気体質で、人に触れるとしょっちゅうバチバチやっていた。血がドロドロだと静電気を帯びやすいというが、わたしは化繊の服を避けるなどしてやり過ごし、一昨年、胃潰瘍治療したのが効いたのか静電気体質はほぼ改善した。

 わたしはなんとか生き延びたが、カンチさんは脳梗塞で倒れてそのまま戻らぬ人となったそうだ。やはり血がドロドロなのが原因だったのだろうか。わたしも辛かったがカンチさんもきっと辛かっただろうな。ご冥福をお祈りします。

 Barber on the beach

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 昨日の日曜は夕方から店を閉めて須磨海岸までゲリラバーバーに行ってきた。ビーチで荒稼ぎしてボロ儲け!と行きたいところだが、実際はダンス仲間のロジャーをカットするのを撮影するプロモーション(^^;
 35年ぶりの須磨ビーチは気持ちいい風が吹いていたw

 ラストダンス

針のムシロだとかなんだかんだ愚痴りながらもダンスを続けているのは、やっぱり楽しいからである。習い始める前に比べて、笑顔でいる時間が二倍に増えた。スマイルは健康でいるために大変な効用だと思う。

それと異性と手をつないで踊ること!これも変な意味じゃなく素晴らしい意味がある。やはり身だしなみに気を使うようになるし、手をつないで微笑み合うと伝わることがあるんですよ。分かり合えることがある。だからいま世界中で大流行してるんだろう。
他人をばい菌みたいに思ってカリカリしてる人こそリンディホップを始めるべき。

もしできることなら、死ぬ前にこれまでの人生でお世話になった女性、ケンカ別れした元カノとかみんな順番に一曲ずつ踊ってくれたら思い残すことなく成仏できるだろうなぁ。あっ、ラストダンスはもちろんウチの奥さんね(^^;

 CDあるのは普通じゃない

 そうか!みんなジャズのCDを持ってないんだ。
 なんでわたしがDJすると不思議そうに見るのか、今ごろわかった。意外なことにスイングダンスの人たちは踊るのは好きでも、ジャズ音楽じたいにはほとんど興味がない。ジャズのCDなんか一枚も持ってないって人も結構いるのではないか。

 踊りやすそうな曲がかかるとスマホをかざして検索し、YoutubeやアマゾンでダウンロードしてCDを焼いたりプレイリストを作って利用する。そんな感じなのである(^^;
 だから当然のように音質はイマイチ。ダンスのBGMなんだからそんなところまで気にしたくないのだが、やっぱりブルートゥーススピーカーでもわたしのiPhoneに入ってる無圧縮のファイルをかけると違いがはっきり出るのだ。

 音が良いからってダンスが上手くなるとは限らないけど、やはりノリは良くなる。ノリが良いダンサーが踊ると音も良く聞こえる。相乗効果。
 CDがいっぱいあることなど妙に自慢する気はさらさらなくて、むしろ馬鹿げたジャズファンの習性。毎日四六時中ジャズを聴いてるのが普通だと勝手に思い込んでいた。その方がずっと変なのに( ̄▽ ̄;

 初DJ

 水曜の夜は三ノ宮の東遊園地でチーマーのようにスイングダンスを練習しているMasterなのであるが、昨夜は初のDJに挑戦しましたよ!チェケラ!!( ̄▽ ̄;

 といっても、仕事中にダンスに良さそうだなと思った曲をiPhoneに入れておいてブルートゥーススピーカーでシャッフル再生しただけの話。でも実際にかけてみるとウケる曲ウケない曲が出てきて面白い。ダンサーたちの好みや場の空気もあるんだろうけど、やはりインストよりも歌ものの方がいいみたいで、内容がはっきりしていること、テンポがいいのはもちろんだ。フェードアウトするのはイマイチで、ある程度知られてる曲を混ぜた方がいいみたい。

 グレン・ミラーの「イン・ザ・ムード」なんか定番で、踊りやすいかと思ったらエンディングがちょっと複雑でダレてしまう。 意外とエレガントにキマったのがダイアナ・クラールの「Pick Yourself Up」。ダイアナのこのトラックがダンスホールでかかることはまずあるまい。全部自分の知ってる曲だから踊りやすいのは当たり前だけどね。
 ふむふむ勉強になるなあと感心してたら「どこかのクラブでDJなさってたんですか?」って、生まれて初めてのDJで言われてしまった。もっとも毎日店でかけてるのには違いないが(^^;

 名演はオーディオいらず

 朝からパソコンの調子が悪く、しょうがないので久しぶりにCDプレーヤーを使ってみた。う〜ん、何を言いたいのかよくわからんなあ(^^;
 CDプレーヤーにはGPSクロックも入っていて、D/A変換もインフラノイズのDAC-1で行なっている。いつも使ってるMAC miniとの環境の違いは、ケーブルにデジタルリベラメンテとデジタルアキュライザーが入ってないところ。

 演奏者が何かもぞもぞと言いたがってるのはわかるのだが、えっ?何を言ってるの?パードゥン?と聞き返したくなるこの感じ。ボリュームをあげれば解決するものじゃなく、言ってる意味が摑み取れないもどかしさとでも言おうか。
 奏者がバシッと言いたいことをしっかり持っていてブレない、マイルス・デイヴィスみたいな人が「枯葉」でも吹いたら、そらリスナーにもストレートに伝わるが、言いたいような言いたくないようなチェット・ベイカーが「言い出しかねて」を演奏する、その心のひだを覗きに行こうと思ったら、やっぱり良い音で聞きたいもんね。

 偉大なる名演奏にオーディオは必要ないというのは半分当たってるな。

 神童

 神童というのはいつの時代にも出てくるものだが、8歳の女の子がレッド・ツェッペリンのドラムを完全コピーして叩く動画がYouTubeで話題になっている。こないだの高槻ジャズストリートでも中学生の吹奏楽部が素晴らしいベイシーナンバーを演奏していて舌を巻いたけれど、楽器を演奏できる環境が整ってて、指導する大人が適切に教えてやれば、大人よりも子供の方が難しい演奏をコピーするのが容易かもしれない。

 わたしら学生の頃はボンゾのドラムをコピーするなんてとんでもなく難しいように思えたものだが(^^;
 ただ、完全にコピーするのと、オリジナルなものを生み出すのとでは違う才能が要求される。神童と噂されて大人になったらただの人とは、ほとんどそのパターン。わたしの息子も3歳で”きかんしゃトーマス”に出てくる機関車の名前を全部覚えていて、すわ神童か!?と期待したが、今じゃ何にも覚えとらん!オリジナルな才能が開花するのを期待している( ̄▽ ̄;

 長雨の影響

記録的な長雨が続き、久しぶりに日差しが強くなったら、ウソみたいにオーディオの音が良くなった。ウソみたいな話だが本当なのだ。さあこの現象をなんとするか。湿気が音に悪いと考えて除湿機をガンガンまわせばすむ問題なのか。湿気何パーセントが音に良いのか測ればいいのだろうか。長年の観察によると、一概に湿気何パーセントが音に良いといったものでなく、乾いた空気が湿気を帯びていく過程で音楽をかけるのが一番いいみたい。つまり、日が差して音が良くなったのは、店内の観葉が光合成して水分を空中に蒸散し始めて音が良くなったのだろうと考える。そのため葉っぱが蒸散しなくなると音は普通に戻る(^^;

 「鳴ってない」ってどういうこと?

 オーディオ趣味は、細かい音にこだわる神経質な男がするものと思われがち。そんなの好みの問題じゃん、どっちだっていいじゃん、音聞くより音楽聞けよ!みたいな(^^;
 そんな風におっしゃる人も、次のようなCDを何枚かお持ちじゃないだろうか。

「好きなアーティストの新作なのに、聞いても耳に入って来ない」
「世間では評判のいい名作と呼ばれてるCDなのに、どこがいいのかさっぱりわからない」
「音楽に迫力がなく、何が言いたいのかよく聞き取れない」

 感性や好き嫌いも多少関係するが、こういうケースをJimmyJazz用語で「鳴ってない」と呼ぶ。要するに再生装置の個性と音楽とが合ってないと、音楽がリスナーに伝わらないケースが出てくるのだ。

 ネットサーフィンしていると、わたしが大好きなCDや、かつて傑作と呼ばれたレコードをけちょんけちょんに貶してるのを時々見かけるが、ははぁ〜、きっと鳴ってないんだなと分析してしまう。何も自分のオーディオの性能を自慢したいんじゃないぞ。うまく鳴ったら素晴らしい曲なのに、鳴らないとここまで酷評されてしまうのだから厳しい世界である。

 クラシックもジャズも両方聴くというオーディオマニアに多いパターンで、キャピトルやRCA、リバティレーベルなどの(色っぽい)女性ボーカルがあまり好きになれないというのは典型的な例。他にも歪みっぽくて苦手なジャズギターのCDとか、妙に音が小さくて迫力がないCDとか。あるでしょ?あるでしょ?そういうのが「鳴ってないCD」なのだ。それが見事に鳴ったなら?聴く音楽の幅が広がり、理解が深まるじゃないか!!しかし、そこまで持って行くのに相当苦労するのも確かであるw

 薬物中毒

 昔から「毒にも薬にもならん奴」なんてことを申しますがー
 みなさんご存知のように、コーヒーにはカフェインというごく少量の毒が含まれている。この薄められた毒を体内に入れると、毒が入ってきたぞってことで細胞が活性化して目が覚めたり元気になったりするというのがコーヒーの覚醒作用である。
 西田佐知子の「コーヒールンバ」なんて歌もあったけど、ごく少量の毒が刺激を与えて人生をより豊かにしてくれるというのはある。

 ジャズにもこれと同じような毒性が含まれている。なんとなくワルなイメージがあるでしょう。そこですよ!我々をワクワクさせているのは、ジャズに微量の毒性を感じるからである。毒を取り除いてしまうとジャズでなくなるし、毒が多すぎるのも問題だ。
 身体に害でない程度で、元気を取り戻す効能がある適量で楽しむのが肝要だ。一日中ジャズを聴いてコーヒーばかり飲んでると中毒を起こす…んっ?( ̄▽ ̄;

 ベイシーパワー

 今だから白状するけど、ジャズを聞き始めた頃はカウント・ベイシーって何が良いのかさっぱりわからなかった。どれも一緒じゃん!って、本当にイントロが全く一緒の曲が少なくない(^^;
 『ベイシー・イン・ロンドン』なんて録音も良くないし、過入力でピアノの音が潰れているし。

 それが変われば変わるもので、今日もその『ベイシー・イン・ロンドン』を聴いて最高だなと悦に入る。オーディオの再生能力が上がればあがるほど、カウント・ベイシー・オーケストラのアンサンブルとスピード感の素晴らしさが際立ってくるのだ。
 でもこないだ高槻ジャズストリートで中学生のビッグバンドがベイシーナンバーを見事に演奏していたから、悪いのはオーディオじゃなくて、わたしの感性が鈍いだけかもしれないな( ̄▽ ̄;

 フルムーンブギー

 客商売であるから、皆様に愛されてナンボなのは当然のこと。しかし、あんまり熱烈に好かれるとお付き合いが短くなる傾向がある。こりゃ良い!と熱狂的に支持してくださって、頻繁に通い、お金もたくさん使ってくださるような方は、熱が冷めてパッタリ来なくなることが多いのだ。

 それはそれで短期間でも当店を支えてくださったことに変わりないから感謝すべきなのだが、やはり10年20年と長〜いお付き合いをしてくださるのがいちばんありがたい。歯を磨くように、顔を洗うように、習慣としてJimmyJazzを定期的にご利用いただくこと。

 それには料金が高すぎないことも安すぎないことも重要だし、お客様に干渉しすぎない節度ある態度もたいせつだ。猛烈に気に入ってくださるのも嬉しいのだが、”蜜月関係”みたいになると、期待も大きくなって潮時が近づく。大原麗子じゃないけど、「少し愛して長く愛して」が、店と顧客が良い関係を長く続ける秘訣じゃないかと思うのだ。

 愛と青春のキャラ立ち

 先日三ノ宮の東遊園地でダンスしてたら、二十代の女性に「どうやったらこんな風にできあがってる感じになるんですか?」と訊かれた。で、できあがってるって?( ̄▽ ̄;
 彼女と会うのは二度目なのだが、わたしのダンスが出来上がってるという意味でないのは明白だ。ダンスは相変わらずヘタクソである。では何ができあがってるのかというと、どうやらわたしの「キャラが立ってる」と言いたかったようなのだ(^^;

 ちなみにその日のわたしのいでたちは、去年店頭で販売していたバーバーTシャツに、暑かったから仕事着のズボンの裾をまくりあげて、とても褒められたファッションではなかった。自己採点で20点くらい。
 それでもどことなく洒落てるように見えたのかもしれない。そういう意味では数年前からキャラ立ち、キャラ固めを目指して来たから目標は達成しつつあるのかもしれない。数年前はJimmyJazzの外に出る際は仕事着の蝶ネクタイは恥ずかしいので外していたが、今ではどこへ行くのも蝶ネクタイ。きっと近所では蝶ネクタイの散髪おじさんと呼ばれてるに違いない。これでいいのだ。

 しかし、どうせ若い女性に褒められるなら、できあがってるとかキャラが立ってますねとか言われるよりも、カッコいい!とかステキ!!とか言われたいのが本心だw

 地震被害

大阪地震も我が家はたいした被害がなくて本当に良かったねと言ってたのだけど、昨日大変なことに気がついた。東芝の全録マシンREGZAサーバーが壊れて起動しないのだ。2015年の夏に買ったものだからまだ寿命ってわけじゃなかろう。テレビのハードディスク録画より画質が落ちるのでフル活用というわけでもなかったが、予約したつもりで録れてなかった番組や、途中でお風呂に入りたいと中断した場合とか、全録してある安心感は絶大なのである。三年前に比べて家族もわたしもテレビ依存度は減少傾向にあるから、新たに全録マシンを買うかそれともこのままでいくか悩ましいところだ。

 しっかりしてないけどね

 散髪屋さんは初めてですか?新社会人と思しき青年がカットにいらしたので訊ねてみた。
「しっかりした所は初めてです」
 ウチもそんなにしっかりしてないけどね!w

 4〜5年ほど前は当店に新規客がほとんど来なくて、いったいどうなってしまうのだろうと店の前を目立つように飾り付けしてみたり、せっせとポスティングしたり、集客活動に精を出したものだが、最近はありがたいことに10代20代の若い新規客もぼちぼち来てくださる。JimmyJazzはなーんにも変わってないのにw
 これがバーバーブームか、それとも景気回復の兆しなのか、よくわからんがしっかりしてない当店にも若い人が来てくださるようになった。実にありがたい(^^;

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