神戸Sunflower

昨夜は仕事を終えたその足で神戸三ノ宮のライブハウスSunflowerの5周年パーティーに出かけた。と、常連みたいな口ぶりだが行くのは初めて。だって世間はGWで浮かれてるんだからわたしだって少しくらい何か浮かれてることしたいじゃないの。

30分遅れてたどり着くと、ロックバンドが演奏中。ダンス仲間たちの顔もチラホラいて、DJがスイングジャズをかけると、踊りましょう!と両手を差し出すメグミさん。何度かパートナーチェンジを経てダンスタイムが30分ほどで終了。フラダンスが始まったと思ったら、そのあとはディスコタイム。

この店はいろんな客層があるので、それぞれに合わせて出し物が変わるようだ。そんななかで、リーゼントのお兄ちゃんが声かけてきた。
「ひょっとしてジャズのバーバーさんですか?」
えっ?なんで知っているの?あ、なんか見たことある!ロカ!ロカさんか?!
以前からロカビリーの美容室が神戸にあると聞いて、一度お会いしたいと思ってたのだ。まさかこんなところで叶うなんて!

もうジャズの出番はなさそうなので、早々に引き上げて帰って来たが、また神戸Sunflowerもちょくちょく行ってみたいなぁ。

 ジャズは古くならない

 ジャズを基本コンセプトにしたため、30年間改装もせずやって来れた。なぜならジャズは古くならない。元から古い音楽だから古くならない、それもある。それもあるけど古い音楽で古臭い音楽もいっぱいあるから、ジャズはやっぱり古くならないのだ。
 そしてジャズはかっこいい。どんな音楽もかっこいい部分はあるけれど、同時にダサい部分も抱えている。ロックでもクラシックでも、かっこよければかっこいいほど、かっこ悪くてダサい部分も見え隠れする。

 ところがジャズはそのダサい部分が極小なのである。全くダサくないとは言わない、でも極小。この世でいちばんかっこ悪くない音楽、それがジャズなのだ。
 例えばマイルス・デイヴィスのアルバム『カインド・オブ・ブルー』。ジャケット、音楽の内容、漂うムード、ダサい部分を見つけるのが非常に困難。非の打ち所がないレコードとはこのことである。

 流石のジャズも何年か前にちょっとダサくなりかけた。全くジャズを知らない子供達に「老人がブランデーグラスをくるくる回して葉巻ふかしながら聴く音楽」みたいな誤った認識をされかけたが、すぐに持ち直した。やっぱりかっこいい音楽はかっこいいのである。
 ジャズにはブランデーというよりバーボンだと思うけれど、ガウン着て葉巻ふかしながら、古いアナログレコードをいいオーディオセットで聴いてる大人って、やっぱりかっこいいじゃないか。

 忙しいときにかぎって

「ringringring!!」(JimmyJazzの電話は電子音じゃなく、ちゃんと呼び出しベルがリンリンと鳴る)
ハイ。JimmyJazzです!
「おたく何のお店?」
は、はあ?
「ジャズはわかるんだけどさあ、何やってるの?ジャズを教えてるの?」
(教えてる??)
あっ、散髪です!!散髪!
「ガチャン!ツー、ツー」

 当店は”ジャズの教室”ではなくて”ジャズの聴ける理容室です!!(^^;

 GWのお休みは4/30(mon)のみです

 毎年言ってるような気もするけど、ゴールデンウィークだからって特に休むことなく定休日は月曜のみ。そして、代休も無し。
 予想では混むのは最初つまり明日4月28日(土)と、最後の5月6日(日)で、中日はだいたいガラガラなので、GWなのに何もすることなくて暇だなーと思ったら電話ください(^^;

 ジャズを聴きに行ってジャズがかかってないとひどくガッカリすることを悟ったので、今年からGWのフュージョン特集は無しで、普通にジャズをかけて営業します!たまにジョージ・ベンソンとかエリック・ゲイルのフュージョンや、トム・ジョビンのボサノバなんかがかかりますが、基本ジャズで行きますのでご安心を。
 カレー屋に入ってラーメンしか無かったら嫌だよね。カレー食べようと思ってカレー屋に行くんだから(^^;

 でも誰もお客が来なかったら一人でフュージョン特集やるからなっ!( ̄▽ ̄;

 ジャズの醍醐味はアクシデントにあり

 デジタルアキュライザーのおかげで、オーディオ的に余計なことを考えずに済むようになったので、古いCDを引っ張り出して音楽の内容に没頭している。

 昨日は久しぶりに実況録音盤の『サラ・ヴォーン・アット・ミスター・ケリーズ』を聞いていた。「柳よ泣いておくれ」で、間奏の途中でサラが誤ってマイクを落とすか倒すかする大きな音が入っていて、「(録音中だというのに)私はこの曲を台無しにしちゃったわ。でも続けろと言うから歌うわね〜♩」と、咄嗟のアドリブで観客を沸かせる様子が収録されている。

 こういうアクシデントが起きた際に、機転を利かせたウルトラCで見事に乗り切るのがジャズの醍醐味なんだなあ。ジャズはアドリブ、ではなく状況に応じて瞬時に機転を利かせることなのだ。
 そう考えてみたら、誰かが間違ったり、とんだハプニングで演奏が台無しになりそうなところをうまく回避して名演奏になったジャズのレコードはたくさんある。

 例えばマイルス・デイヴィスのこれもライブ盤『マイ・ファニー・バレンタイン』。表題曲のイントロをピアノのハービー・ハンコックが間違える。そうじゃないだろ、「マイ・ファニー〜」は『クッキン』収録のそれのように、リリカルなイントロで始まるはずだった。
 アッ、間違えた!と思ったハービーは一旦弾きかけたイントロを終わらせる。そしたらどうだ、マイルス御大、構わず吹き始めてしまったではないか!?エッ?アレッ?始まっちゃったものはしょうがない、ついて行くメンバーたち。その後の盛り上がりが凄かった!この演奏がうまくいったので、これ以後「マイ・ファニー〜」はこのスタイルを踏襲することになる。

 サラ・ヴォーンも以後「柳よ泣いておくれ」で何か間違うのはおきまりのパターンになったそうだが、マイルスにしてもサラにしても、最初の(アクシデントが起きた)演奏に比べると予定調和でスリルに欠けて面白くない。
 植木等の「お呼びでない」も、ビートたけしの「ウマーイ」も、島崎俊郎の「アダモちゃん」も、考えて出たものじゃなく、咄嗟の機転から生まれた。最近では松本人志がバラエティ番組でゲストの発言をうまく拾って笑いに変えるあの手法はすごくジャズ的なものに思える。

 お笑いにしてもジャズにしても、あるいは散髪だってそうかもしれない。常に技を磨いてどんな球が来ても打ち返せる準備をしていることが極めて重要なのだ。

 やる気出せ!

 なんだかやる気が出ない時ってありますよね。そこで最近のやる気復活チューンとして愛聴してるのがリー・モーガンの「クロッケー・バレエ」。「りんご追分」風のテーマをビリー・ハーパーのテナーがギョエ〜〜〜〜!!と泣き叫ぶ。シビれるねえ〜。10分を超える長い演奏だが、聴いてるうちに「人生しんどいことも多いけど俺はやるぜ!!!」とこぶしを握りしめ叫んでいる!一体何をやるんだ?(^^;

 ちょうどいい年頃


開店して間もない頃のJimmyJazz。当時はカット三千円、パーマ六千円〜だった。※1989年頃のポラロイド写真

 三十年前にJimmyJazz をオープンしたときは、スタッフも若く何も実績がないものだから、はやく店が古くなって貫禄が出ないかなあと思ったものだったが、あっという間に月日は過ぎて、願った通りの古い店になってしまった。そうなると若くて新しかったあの頃が懐かしく、実績も残さないままに過ぎただけの、ただ老朽化した古い店になってしまった。

 若ければ若さを呪い、歳を取れば老いたことを呪う、人間ってわがままなものだとつくづく思う。いつの間に折り返してしまったのか?ちょうどいい年齢なんてあったっけ?きっと嘆いている今こそがちょうどいい働き盛り、いやまさに青春の真っ只中なのだ。

 新ドラマ2

かつて月曜9時といったら「東京ラブストーリー」みたいな恋愛ドラマを観ると決まってだけれど、視聴者の年齢が高くなると、恋愛物では共感を得られなくなり、月9ドラマも瀕死の状態にあったところ、ひさびさにワクワクさせられたのが長澤まさみ扮する詐欺師グループが悪人を痛快に騙す「コンフィデンスマンJP」。

田中圭が吉田鋼太郎に迫られる同性愛コメディ「おっさんずラブ」も面白い!もう美男美女の恋愛でキュンキュンするのは倦き倦きだ…おっと、そっち系でもないですよ!( ̄▽ ̄;

 新ドラマ

今期は面白いドラマがたくさんあって、ドラマ好きのMasterは観るのが忙しい。こないだは江口洋介の「ヘッドハンター」で、転職に悩む大手電機メーカーに勤める音響エンジニアの話をやってて、自宅には立派な大型ホーンスピーカーが置いてあった。そのエンジニアがかつて開発したミニコンポがミッキーマウスのような形をしていて、耳の部分がスピーカー。商品名が「ミミー」。いくらドラマといえどオーディオで「ミミー」はないやろ(^^;

もうひとつ秀逸なのが中谷美紀の「あなたには帰る家がある」。いわゆる不倫ドラマなのだが、夫・玉木宏と木村多江の関係がいつバレるかと見ていてハラハラしてしまう。木村多江の夫役のユースケサンタマリアの不気味さも最高!劇中出てくる「浮気してる夫の行動チェックリスト」の項目が、白髪染め以外すべて自分に当てはまってドキッとする。あっ、わたしは浮気なんかしてないけどねっ!( ̄▽ ̄;

 取材分下書き2

下書き昨日の続き

====================================

●プロの道具

 お待たせしました。肝心の道具ですが、クリッパーはWAHLのスーパーテーパー、ディテーラー、8900のトリマーを使ってます。家業が床屋で、物心ついた頃からWAHL(バール)のバリカンが身近にあったせいか、今のバーバーブームでバリカンがかっこいいとかサインポールがかっこいいとかいう感覚が、正直よくわかりません(笑)

 鋏はアヤックスシザーズでメンテナンスをお願いしています。特殊なデザイン、使い勝手や感触など細かい注文にも対応してくれるので助かってます。特に新開発の無触点シザー”SMT-7.0”は高価ですが、パワフルな切れ味がじつに素晴らしい。時間短縮に繋がるのでベテランにぜひ使って欲しい一丁ですね!あと、ミズタニのブレンディングシザーもコストパフォーマンス抜群で重宝してます。こちらは若いバーバーにもおすすめです。
 
 カッティングクロスは生地をたっぷり使ったゴージャスな中村商店のものと、夏場はショート丈で通気性がいいロイヤルナイトTOKYOのクロスを使い分けています。音符柄のシェービングケープは恥ずかしながら家内の手縫いであります。

●椅子とテーブル

 バーバーチェアーはタカラベルモントのシグマ21を三十年使い続けています。すでに廃番のモデルですが、とにかく座り心地が最高で、お客様に長時間座っていただくことを考えると他のものには替えられません。
 ウエイティングスペースのコーヒーテーブルは、ベースにプロペラ飛行機のエンジンを使用した一点物。ジャズバーを彷彿とさせるカウンターには、座高85センチの特注スツール。施術後のドリンクサービスも好評です。

●プロダクツ

 スアベシートのポマードや、Tシャツや刺繍入りのキャップなど、当店オリジナルデザインのグッズを8BALL BARBER SUPPLYに卸してもらってます。巷の理美容室で見かけない物でも、商品そのものが独特の世界観を演出しているので、思いのほか興味を示すお客様が多くいらっしゃいます。

 と、久しぶりに原稿風に書いて見たが、こんなんで大丈夫かな?ボツにされないかなぁ(^^;

 取材分下書き

 以下は某業界WEBサイトの特集に提出する記事の下書き。少しお付き合いください。

====================================

 当店はありがたいことに今年2018年11月で30周年を迎えます。ヘアーサロンは7〜10年くらいで改装するのがふつうですが、JimmyJazzは30年間一度も大規模な改装なしで営業してまいりました。ジャズの流れる大人のための理容室というコンセプトは変わらず、開店当初からこういう感じのお店だったのです。

●オーディオと音楽

 きっと「Masterはジャズが趣味だからこういう店を始めた」と、そんなふうに思ってらっしゃる方がほとんどでしょう。でも本当は、理容室で散髪するときにどんな音楽がかかっていたら素敵だろう?と試行錯誤して出した結論がジャズだったというわけです。

 店に入ってまず目を引くのが客待ちに置かれたJBLの大型モニタースピーカー。ジャズを単なるBGMとして流すだけでなく、もっと本格的でジャズ喫茶に匹敵するオーディオをと2000年に導入したものです。これに付随してドライブするアンプもマッキントッシュのセパレートになりました…あっ?これってハサミとかバリカンとかを紹介するコーナーなんでしたっけ??(^^;
 
●ハンティングトロフィー

 近ごろ鹿の剥製を飾るバーバーが増えていますが、たぶん当店がいちばん早かったのではないでしょうか。なにしろ当時の評判は「悪趣味だ!」「成金か?!』「かわいそう」「気持ち悪い!」と散々でしたから(笑)
 昔よく通ったジャズ喫茶に立派な鹿の剥製がかけてあって、そのお店へのオマージュなのと、左右のスピーカーのセパレーションを良くするための仕切りとして音響的な意味もあります。ついでに白状するとその上にあるレコード棚はジャケットに角度をつけて立て掛けることでフラッターエコーを無くす音響パネルとして機能しています。

続く

 JimmyJazz スポットCM

ジャズの聴ける理容室 JimmyJazzさん(@jimmyjazz4343)がシェアした投稿 -

こないだアイヒョンのアプリで動画を作って見たが、これを元に練習がてら続編を作ってみた。15秒CMみたいな感じでなんとなくやり方がわかってきた。
 でもいいかげん「WHO’S NEXT?」はやめないと、三回以上やるとさすがにしつこいよな(^^;

 JimmyJazzの店内も、30年もやってるとどこを切り取って写しても新鮮味がないから、動画にして編集したらもちっと違った見せ方ができるのではないかなどと考えてみたり。でもすぐにオチをつけようとするこの癖なんとかならんのか( ̄▽ ̄;

ジャズの聴ける理容室 JimmyJazzさん(@jimmyjazz4343)がシェアした投稿 -

 Goody Goody

今日は当店自慢(?)のスピーカーJBL4343Bのアッテネーターをグリグリいじっていた。アッテネーターというのは、ウルトラハイ、ハイ、ミッドのユニットに付いている出力調整ツマミで、ウーハーには付いていない。したがって、ウーハーから出る音量は一定で、残る3つのユニットから出る音量をグリグリやって調整しなさいということなのだろう。

五円玉などのコインを使ってツマミを回すのだが、4343のアッテネーターは回すたびにガリガリとノイズを発し、接触不良の位置では音が出なくなる(^^;
下手をするとどこかのユニットが鳴らないまま使い続けて恥をかくことになりかねない。

同じくマッキントッシュのプリアンプにも6バンドのトーンコントロールが付いてるのだが、これもほとんど使ってない。トーンコントロールとアッテネーター、機能は似かよっているがアンプのトーンコントロールは電気的にバランスを変えるもの、アッテネーターはユニットから音が出る量を調節してバランスを整えるもの…どっちにしても音が悪いのを抜本的に解決するものではないが、生音の出方、ベースがふくよかにプリーンと鳴り、トップシンバルをスティックで叩くコツーンコツーンという音がなんとか出ないかと調整中なのだ。

 男は見た目が1.5割

今日も朝から部屋の掃除をしてから、映画スターみたいな服に着替え、自転車で上新庄のBOOYへ行って散髪。そのあとステーキタケルで日替わりステーキ。戻ってから犬の散歩。天気も良く穏やかで充実した休日だった。
眉とヒゲをカミソリで整えると、元が元だけにまあそんなには変わらないけど、3パーセントくらい男前があがる。それに加えて散髪すれば5パーセント、合わせて消費税程度男子力があがり、服装が決まれば7パーセント増しで、都合1.5割ほど見た目が良くなると固く信じている。女性が化粧する気持ちがちょっとわかる気がするw

 Someone to watch over me

せっかくヒゲを剃った(全部じゃないけど)というのに、案の定というか予想どおりろいうか、お客様はもちろん家内や娘まで、誰ひとりとしてそのことに気づかない(^^;
ま、生やしたところで何も言われなくて、くるんとカイゼル髭にしてようやく気づかれるのだが。だったら生やしとけってことだな( ̄▽ ̄;

 髭チェンジ

ジャズの聴ける理容室 JimmyJazzさん(@jimmyjazz4343)がシェアした投稿 -

 今朝一年半蓄えたカイゼル髭をバッサリ切って、あご髭も剃り落とした。せっかくなので口髭だけは残して、初期のデューク・エリントンみたいな細くてイヤラシイ感じのコールマン髭に挑戦!
 まだ形をどう整えるか試行錯誤の段階。しかしかなり顔まわりが淋しくなった。もうちょっと細く詰めてイヤラシ〜イ感じに持って行きたいところだ(^^;

 ダリのようなカイゼル髭もジミーさんのトレードマークになりつつあったが、あれは目立ちすぎて色々と困る。このへんでサッパリとして目立たないルックスにしようと思ったのだが、やっぱりイヤラシ〜イ感じなので目立ってしまうかも??

 特殊カテゴリー

 20年前からジャズの聴ける理容室だと高らかに宣言しているわけだけれども、よくある「ジャズ喫茶案内」みたいなところから「お宅も載せていいですか?」なんて言われた試しがない。ジャズを流しているわけでもない普通の喫茶店がジャズ喫茶として載ってるのに、そんじょそこらのジャズ喫茶より良いスピーカー入れて正真正銘のハードバップを流し、頼みもしないコーヒーまで出してるというのにウチが載らないなんておかしくない?(^^;

 バーバーはバーバーで、当店は特殊な店だと思われてるらしく、純粋なバーバースタイルに刈って欲しい人はもう少し普通めの店に行き、普通じゃ飽き足りない物好きなお客様だけがわざわざ探してやってくる。
 同業者の間でも、JimmyJazzはカッコいいとしきりに褒めてくださるのだが、真似しようなんて誰も思わない…というか、真似しようとしてもできない。
 そういう特殊カテゴリーに分類されるから、無視されるか嫌がられるw

 当店の顧客のうち、ジャズファンの割合はたぶん全体の5%くらいで、残り95%はジャズが醸し出すムードが好きで来て下さってるのだと思う。
 そのように考えると、特殊でもなんでもない普通の理髪店なのだが( ̄▽ ̄;

 JimmyJazzがJimmyJazzでなくなるとき

 商売をやるなら経営理念が必要だ。なんとなくノリで〜ってのがいちばん危ない。自分が何を提供しようとしてるのか、これをはっきりさせておくと後々大きくはブレないで済む。

 では、JimmyJazzとはいったい何なのか、当店から何を無くしたらJimmyJazzでなくなるのか。”ジャズの聴ける理容室”と言ってるくらいだから、ジャズが鳴っている空間で散髪すること。これが何より大前提。
 オーディオは…そりゃあ良い機材があるほうがいいけれど、最悪ラジカセでもジャズが聴ければなんとかなる。これがジャズ以外のロックとかクラシックとかになるとダメだし、野球中継とかかけだすとJimmyJazzがJimmyJazzでなくなるから注意が必要だ。

 Masterの蝶ネクタイは?これは白衣とかじゃダメなのか?うーん、蝶ネクタイでなくてもいいけど白衣はちょっと違う気がする。エプロンもイメージ違うけど、まあどんな服装でもできないことはない。ヒゲもあってもなくても支障はない(^^;
 コーヒーやビールのサービスも、いらないといえばいらない。

 やはり本質はジャズが鳴っている空間で散髪することで、本質以外のおまけで釣ろうとしても、おまけ目当ての客はやがて離れて行く。客を呼び込むための特長はあったほうがいいけれど、あくまでも本質に近いところで勝負すべきなのだ。

 ジョニー・ギター

 昨日、靱公園まで約5キロほど走ったから、二日後くらいに筋肉痛くるかと思ったら、早くも今日脚がパンパンである(^^;

 ジョギングは久しぶりなので、2005年頃に走りながらよく聴いたジョニー・ギター・ワトソンの曲をiPhoneに入れて行った。あの頃、わたしは心身ともにボロボロで、立ち直るために必死だった。身体が弱っていたからなんとか体力をつけないといけないと思ってなりふり構わず走り出したのだ。

 ちゃんとした店なら、最初の10年は勢いで保たせられる。だがそれが15年、20年となると話は別。フレッシュな感覚は失われ、惰性で物事が進んで行く。このままじゃJimmyJazzはダメになる。何か変わらなければいけない!
 カッコよかったJimmyJazzのMasterから、ボロボロのおっさんに落ちぶれ果てたわたしに、いつも絶好調のおっさんジョニー・ギター・ワトソンのギターがやけに眩しかったのだ!

 ジョニー・ギター・ワトソンに憧れるなんて、今振り返るとすごい迷走っぷりだが、当時はもう必死だったから何かお手本になる物を探して探して、突破口を開こうともがいていた。この雌伏の時代は10年以上続いて、この2〜3年でようやく自分らしさを取り戻した気がする。ホントにつらい時代だったなー。

 懐かしの靱公園

5年ぶりに靱公園に行ってきましたよ、走って。2年くらいジョギングしなかったから不安だったけど、ボチボチなんとか完走しました。先週オープンしたジャズカフェ「ストーリーヴィル」で美味しいカレーとレモンブラウニーをいただいて、その足ですぐ近所にあるコーヒー屋さん「クロックワークロースターズ」でコーヒーパフェを注文!ジョギングで消費したカロリーを、あっという間に取り戻したのであります( ^ω^ )

 バーバー・マッドネス

今日は仕事をしながらソニー・ロリンズの『テナー・マッドネス』のB面をかけていたら、30数年前このアナログレコードを買ったときの気持ちが蘇ってきてなんだか嬉しくなった。
あの頃の私は月曜日に一緒に遊んでくれる友もなく、彼女もいなかった。Jimmy Jazzのことも全く考えてなかったけれど、進むべき方向ははっきりと見えていた。ジャズがテーマのカッコいい理容店、そんなの世界中どこを探したくなかった。今だってどこにもないと思うけど(^^;

 いぶし銀の理容師

その髪どこで切ったの?えっ?バーバー?美容室じゃなくて?

一般的にダサいと周知されてる床屋でカットするのが今おしゃれなんだぜってのがバーバーブームの肝になっている。もちろんブームを盛り上げてくれる美容師さんたちもありがたいのだけれど、ダサいカッコ悪いと言われ続けた不遇の時代を、耐えて忍んで研鑽を積んだ理容師がいいねえ。スマートじゃないけど、いぶし銀のカッコよさ。カリスマ美容師がバーバーに大変身!よりダサいけどグッとくるじゃないか。

 ダサカッコいい


図書館で服飾関係の本…といっても難しい専門書ではなく、どうしたらカッコよくなれるかみたいなハウツー本を借りてきて読んでたら、最後のほうに髪型に関することもご丁寧に書かれていた。カッコよくなりたいなら千円カットや床屋に行くのはおすすめできない。美容室で髪を切りましょうと書いてあってもうガックリ(^^;
これが2015年6月初版の本の内容。この直後、世界的にバーバーブームが巻き起こることになるが、書かれた当時は床屋とはかくもダサい商売と世間から見られていたわけだ。

しかしいくらバーバーブームだといっても、まだ床屋はダサいというのが一般的な認識で、一部の流行に敏感な男性が、バーバーっていいなと思い始めている段階。それも、三年前にあそこまでダサいと書かれ、落ちるところまで落ちた商売だからこそ、カウンターカルチャーとして今、バーバーが新鮮だといって注目されているのだ。美容室?そんなのもう古い!これからはバーバーだぜ!と、ダサカッコいいのが今のトレンドなんだ。
ま、お客様にしてみれば髪切ってカッコよくなるならどっちだっていいんだろうけど。

 出し惜しみは顔に出る

 どうしてこうも自分のルックスはイケてないのかと鏡を見るたび考えるのだが、持って生まれた素材が素材だからしょうがないっちゃしょうがないんだけれど、最近外国人の友達と交流するようになって、一つの仮説がむくむくと浮上してきた。

 西洋人、特にアメリカ人はリアクションが大きい。ちょっとしてことでも目を剥いて驚いたりオーバーに眉を動かして反応する。こういうのって、わたしが最も苦手とすることで、照れ臭いのもあるけど大したことないのになんでいちいち表情を作らないといけないのかという冷めた気持ちもある。
 よく言えば省エネだけど、悪く言えばサービス精神が足りてない。サービス業を営んでるのにサービス悪いのは問題だ。改善しなくては。

 相手に対するちょっとした表情、ちょっとした一言、ちょっとした気遣い、してもしなくてもどっちでもいいみたいなことの積み重ねで使う筋肉が違ってくる。寒いからと言って首を竦めたままだと姿勢が悪く猫背になる。それらほんのちょっとしたカロリー消費をケチるから筋肉がこわばって、人を安心させる表情を作れないんじゃないかな?

 というわけで、今後カットしながら変な顔をしているMasterを見かけても、「ああ、筋肉を鍛えているんだな」と思ってそっとしておいてください( ̄▽ ̄;

 こだわりの人たち

わたしはものすごくこだわる、面倒くさい性格だと思われてるかもしれない。多少その傾向もあるっちゃあるから否定はしないが、みなさんが想像してるほどこだわってるわけではない。流行がとっても気になるミーハーなのだ。
こだわるといえば、当店の常連さんのほうがよっぽどすごい。いくらもみあげを残すのが流行ろうと、テクノなもみあげ以外させてくれなかったり、すき鋏を絶対に使わせてくれない人、地肌の見える刈り上げは嫌だという方、整髪料はムース以外絶対無理、隠居生活なのに散髪は日曜日と決めている等など。

こういった方々は、流行がどうであろうと、自分のスタイルをきちっと持っているから、わたしがちょっと流行を取り入れて余計なことをしようものならすぐに修正が入る。そして、JimmyJazzに行って自分の思うように散髪することもそのスタイルに組み込まれているのである。だからありがたいことに10年でも20年でもずーっと当店に来続けてくださる。これこそ最高のこだわりなのである。

 誰のためのブログなのか

このごろブログの内容がなんかグダグダで申し訳ない。最初の頃はもう少し中身のあることを書いてたつもりなのだが、アッというまにネタが尽きてしまい、あとは取って出し取って出しの自転車操業。これではいいこと書けるはずがない。やはり材料を集めインプットしたら、じっくり寝かせて発酵させてアウトプット。こうでなくてはいけないな。だから最初は誰でもみんなうまいこと書けるんだよ。何十年も熟成した体験があるから。それが尽きてからがたいへんなのだ。

こんなの誰が読んで喜ぶかというようなブログであるが、十数年前みたいにオーディオマニア向けのものではなく、もはやわたし個人の生活に興味のある人しか見に来ない。そもそも最初の最初は当店の顧客向けサービスの一環だったがマニアックすぎて肝心の顧客が読めない。いままたブログを覗きに来る顧客が増えつつあるから本来の形態に戻ったと言えなくもない(^^;

 愛の讃歌

2007年の映画「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」を観る。時系列が飛んでちょっと混乱する。恋する若々しいピアフとズタボロの老女のようなピアフの対比が見事。それでも47歳で亡くなったから、わたしよりずっと若い。当時の47歳だとあんな婆さんなのだろうか。ビリー・ホリデイと同じ歳だとセリフがあったが、ビリーのほうがまだ若々しい。正直あまり好きな歌手じゃなかったけど映画観ると親近感がわくな。明日さっそく店で聴き直してみよう。

 カッコいい店

心の中では密かにJimmyJazzがどこのお店よりもカッコいいと思っていて、当店よりカッコいい店があるとしたら、きっとそのお店みたいに改装してしまうだろう。しかし今更、「どうだいウチの店はカッコいいだろう?」みたいな写真を撮って見せるのは、ある意味自分の顔を載せるより恥ずかしい(^^;
30年も同じ内装。いくらカッコいいと思っていても毎日眺めてたら飽きてしまって、何がカッコよくて何がカッコ悪いか感覚が麻痺してわからなくなってしまったわい。

« March 2018 | メイン | May 2018 »