カットが無秩序だと髪が白くなる

 カットの仕方ひとつで、髪色も違って見える。カットが揃ってなくて無秩序にバラバラだと毛先があちこちに向いて飛び出して光を乱反射するから、業界用語でいうところの”白くなる”現象が起こる。すき鋏で髪が傷むというのは、大体においてこの乱反射で白くなることを指していることが多い。

 時々、「毛先をバラバラにすいてください」というオーダーもあるけれど、それを真に受けて本当にバラバラで無秩序に切ると、このような全体に”白っぽい”汚らしいイメージの髪になってしまう。バラバラにするならするで、毛先はちゃんと点と点で結んだ美しいラインを構成してないといけない。

 この全体に”白くなった”髪も、達人の鋏にかかればみるみるトーンが下がり、落ち着いて艶のある深い色合いに変化していく。まるで魔法みたいである。
 で、ジミーさんが達人かどうかはご想像にお任せします(^^;

 同じだが違うフェードと刈り上げ

今日は理美容機材メーカー、タカラベルモントのショールームでヘアーショーを観てきた。今年三回めである。受講者が椅子に座って眠気をこらえながら観る従来の講習スタイルではなくて、立ち見で見たい場所に移動できる。学ぶ方も真剣だ。このほうが絶対いい。
今回は講師が美容師で受講者の大半が理容師、当然のことながら刈り上げは皆できる。だがフェードはできない。刈り上げとフェードは一緒じゃないのか!?一緒である。だが、フェードを感覚的に捉えきれない人には似たような刈り上げはできてもフェードそのものはできない。じゃあジミーさんはフェードできるのか?もちろんできる!…ような気がする(^^;

 老け顔は損だ

 今朝いつものように自分の髪にポマードをつけてセットしていて、ふと、そうだハロウィンだから今日は白髪になって営業しようと思いついた。銀髪ワックスのシルバーアッシュを髪にたっぷりなじませ、ついでにヒゲと眉毛にも塗ってみたら、えらく老け顔の爺さんになってしまった。それを見て誰か何か言うかなと思ったが、誰も何も言わない。気の毒そうな顔をされるだけである(^^;

 ええい、アホらしい!と、顔を洗ったらいつもの若々しい(自分で言うか)顔が戻ってきた。老人みたいな姿になっても何もいいことないなー。歳はとりたくないものだ。

 老いても新しいことをやってみたい

 今日はルー・ドナルドソンの『ソフィスティケイテッド・ルー』をかけながら仕事をしていた。’70年代のフュージョン華やかかりし頃、昔から活動をしてきたベテランジャズメンが、こぞって脱4ビート、電気サウンドへと転向していった。この作品もアルトサックスにオクターバーという1オクターブ下の音を電気的に合成するエフェクターをつけたイージーリスニング路線。こういうのを「プロデューサーの命令で嫌々演奏させられた」と勘繰ったジャズファンが昔はいっぱいいた。

 確かに嫌々演奏したジャズメンもいたにはいただろう。しかし、わたし自身が歳をとったからわかるのだが、彼らだって古臭いと言われるのが一番こたえるのだ。もう自分は過去の人間なのかと思うとガックリくる。だから若作りしてでも新しいことをやりたかった。あわよくばマイルスやハンコックみたいに脱皮して、若者たちにもウケたかったんじゃないかと、そう思うのだ。
 もちろんそれで、やっぱり性に合わないと思って元のスタイルに戻った人も大勢いるが、それはそれでいい。老兵が勇猛果敢に新しいことに挑戦した、そのことが素晴らしいのである。

 遠慮のかたまり

「帰る方向、一緒だから乗せて行ってよ」
と、そういうしょうもないことを頼む勇気のない自分がつくづく嫌になる(^^;
厚かましい、図々しいと思われないかと変なところで遠慮してしまうのだ。

帰りの電車賃がもったいないとかそういうことより、なんでその一言が言えないかとウジウジしてしまうのである。そのようなシャイで臆病でウルトラ気の弱いわたしなのだが、世の中には驚いたことにわたしよりもウルトラ気の弱い人たちが一定数存在していて、そういう人たちはわたしのことを、傲慢でデリカシーがなく、厚かましくて自信家で横暴で厚顔無恥な暴君みたいに思ってるようなのだ。

とんでもございません!

たしかにわたしよりもシャイな人を見つけて、ここで遠慮してたらこの人損するかなぁ〜と
いうような局面には、わたしが率先してねじ込んでしまうことがある。もちろんそれが誰の迷惑にもならないことが前提だが、このくらいのことならちょっと勇気を出せばすむ話と思えば、何も迷うことはない。
他人のためと思えば躊躇しないのに、利益を得るのが自分だけと思うと遠慮のかたまりのようになってしまう。モジモジしちゃって全然ダメなのである( ̄▽ ̄;

 歳をわきまえよう

 明るく積極的で、前向きな若い人たちと付き合える機会が増えて本当にありがたい。こちらまで気分が華やぐし、ヨーシ俺もいっちょうやってやるぞ!という気持ちになる。
 だが、調子に乗って自分よりひと回り以上も年下の人たちと仲間のような気でいたら、
「なんだこのおっさん?」と煙たがられるから注意が必要だ。同年代のつもりで口を挟んでしまうのだが、やっぱり感覚が古いのである。最初は面白がって相手にしてくれるが、いかんせん世代が違うのだけはどうにもならない。わかっちゃいるけどつい若いつもりになっているのだ。ご無礼赦されよ。
 わたしが若い人にしてやれるのは戦争の話だけ…ってそこまで年寄りじゃないけどな!(^^;

 世界一良い音を聴いてるのは誰だ

普段はそうでもないのに、ビックリするくらいオーディオの音が良い時期が年に二回あって、ひとつは年末、そしてもうひとつが今の時期だ。音が良いといっても比較対象があるわけじゃないが、密かにうちのオーディオが世界でいちばん音が良いんじゃないだろうかと思ったりする(^^;
もちろんそんなわけはないのだが、オーディオマニアの皆さんもじつは自分の装置がいちばんだと思っていて、こんなすごい音を聴いてるのは自分だけだとつい言葉にしてしまうからおかしなことになるのである。
それぞれが自分の好きな音に合わせてチューニングしているのだから、いちばんなのは当然のこと。自分の奥さんが世界一美人だとは思っていても他人に言わないのが正解。ただ、うちの奥さんも世界一美人なのは年に…あっ、おやすみなさーい( ̄▽ ̄;

 もうすぐ一年

 去年の11月に入院してからヒゲを伸ばし始めて、それからNEWジミーさんに生まれ変わったような気でいたが、そろそろ剃ったほうがいいのかなぁと、この頃鏡を見るたびに思う。
 だって、このヒゲちょっとふざけてるようにしか見えないじゃないか。そのうちおちょくっとんのかい!?と誰かに怒られそうである(^^;

 少なくとも、ヒゲくるりんとしていてたら真面目な人のようには見えない。深刻なことを考えていてもちっとも深刻に見えない、別に見えなくてもいいのだが。
 逆にこのヒゲだから無理やり気持ちを躁状態に持っていかなくてはという変な使命感も生まれている。剃ったほうが女の子にモテるなら迷わず剃るけど、ヒゲがないと特徴のない顔になるだけだし、くるりんと巻いてる部分だけをカットするか、一体どうしたほうが得なのかがわからない。だったら剃るか!?いや、それもなあw

 髪結い屋Dannaの女亭主

盆休み以来散髪してないのでもう限界。今度はどこでカットしてもらうか、できたばかりのミスターブラザーズOSAKAにしようか迷ったんだけど、やはりバーバー界の女番長、茨木の髪結い屋Dannaの浦川さんにお願いしよう。
朝から張り切って出かけたのはいいが、昨日の台風の影響で交通機関が混乱しており、JRが遅延、市バスに変更するもこちらも遅延で、ぎゅうぎゅう詰めのバスで十三駅に辿り着くと、阪急電車は正常に動いていて助かった。阪急茨木市駅から徒歩約20分で髪結い屋Dannaに到着。わたしとほぼ同年代の浦川さんに施術してもらったが、シェービングがさすがの腕前で、カットも思いどおりにしてくれたし、マッサージやシャンプーも気持ち良くて老人のようにリラックスできたなー(^^;
こうして同業の友達がたくさんできて気軽にカットしてもらえるってありがたいな。信頼関係って大事だもんな。

 デジタルアキュライザーのトレモロ表現にのけ反る

 今日もホレス・シルバーをかけながら仕事をしていたら、バッキングで弾くピアノのトリルの音の粒立ちに、おおっ!とのけ反りましたね。デジタルアキュライザーを繋ぐと、こういう音の揺らぎというかトレモロというか、微妙な音の反復がフレージングにとってとても重要なのだが、これがバッチリ出て来てうーん素晴らしいなあと感動した次第です(^^;

 スイングダンスのシムシャム振り付けを覚えるために聴き出したジミー・ランスフォードのオーケストラ。こんなのをスピーカーの前にじっと座って鑑賞してる人がどのくらいいるんだろうか。ジャズといっても1935年録音でその名も「For Dancers Only」というCDがある。わたしじゃなくてこっちのジミーさんはバンドリーダーでアルトサックス奏者なのだが、アルトの力量よりもバンドの元気ハツラツ感が楽しい。

 道具が優秀だとそれだけで嬉しい

デジタルアキュライザーもブレンディングシザーもすこぶる快調で、道具が調子良いと仕事が楽しい。あいにくの雨模様だが、明日は台風が来るかもしれんってことで客足は今日に集中。明日はどうなることやら。

しかしデジタルアキュライザーは本当に素晴らしい。GPS-777を入れたときよりも改善の効果ははるかに上回っている。値段は約1/10だぞ。デジタル信号なのに繋ぐだけでなんでこんなことになっちゃうのか理解に苦しむ。

 エモーショナルなブレンディングシザー

 インフラノイズのデジタルアキュライザーが入ったおかげで、また音楽を聴くのが楽しくなった。スイングダンスとの絡みもあって最近は1940年代以前のジャズをよくかけているのだが、デジタルアキュライザーをつけてから、こんな古い音源にこんなにエモーショナルな表現が含まれていたのかと驚くばかり。やっぱり昔の人だってエモーショナルだったのだ!

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 さて、新兵器がもう一つ。こちらはオーディオじゃなくてハサミのほう。こないだ来日した世界一のバーバー、シュコーラムが「日本人の硬い髪には、どうしてもブレンディングシザーが必要だ」と、国内メーカーのミズタニシザーズと共同で開発したブレンディングシザー、いわゆる”梳き鋏”というやつだ。

「絶対に梳かないで!」と、梳き鋏に拒絶反応を示す人が時々いらっしゃる。無茶苦茶に梳かれて髪が傷んだとか、要するに過去に梳かれて変な髪型になったことがトラウマになっていて、「梳き鋏=悪」の方程式が出来上がっているのだ。理美容師の中にも梳き鋏を使うのははごまかしだと断罪する人までいるから困ったものである(^^;

 それはともかくこの梳き…いやブレンディングシザー、何が違うかというと、やはりバーバースタイルに特化している。バーバースタイルはクリッパー(バリカン)で刈り上げたその上に乗ってる髪をポマードによって撫でつけるのだが、スッキリ刈り上げたのに上に羊羹みたいに重たい髪がボテッと乗っかってるのはバランスが悪い。その羊羹をミルフィーユのように中に空気を入れてなおかつシルエットをきれいにまとめるのがこのブレンディングという髪をなじませる工程。

 バーバーというと、バリカンで青々と刈り上げるフェードテクニックの印象が強烈だから、どうしてもそこばかりに目がいくけれど、実はフェードよりも、その上の髪の流れをいかに美しくまとめるかのほうが数段高度なテクニックとセンスを要する。その工程でこのブレンディングシザーが威力を発揮するのだ。

 デジタルアキュライザー試作品を入手

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 もうあまりオーディオはごちゃごちゃいじらないで、年に1〜2度インフラノイズの新製品が出るときだけ音質がグレードアップ。次の新製品が出るまではひたすら手持ちのソフトを聴きまくる。実に健全なオーディオライフではないか(^^;

 で、今年も秋の新製品”デジタルアキュライザー”の試作品を持って、嬉しそうに秋葉社長がやって来ましたw
 このデジタルアキュライザーは、何に使うものかというと、D/Aコンバーターとそれに入力するデジタルケーブルの間に挿入して、信号を正しく整えるというもの。「これさえあればもはや高価なクロックジェネレーターは不要!」と社長は豪語する。

 シャチハタを少し長くしたような形状で、両端にRCA端子が付いていて、片方にデジタルケーブル、もう片方をD/Aコンバーターの入力端子に直接差し込む仕様。当店のデジタルケーブルはBNC端子なので両端に変換アダプターを付けて差し込んだが、これによる悪影響はなさそうである。

 ちょうどチャーリー・パーカーのJATP盤がかかっていたので、そのまま聴き比べてみたが、ライブ感の向上がパッと聴いてわかる!ロイ・エルドリッジのトランペットが艶かしい。匂うがごとき1949年のカーネギーホールの空気がスピーカーから放出される。う〜ん、こりゃ素晴らしいぞ!
 また、今ホレス・シルバー・クインテットを聴いているのだが、テナーとトランペットのユニゾンで二本の管楽器が団子にならずくっつかず、絶妙な距離をとって鳴っているのが気持ちいい。こりゃクラシックの交響曲なんかで本領を発揮しそう。

 もうほとんどこれで完成形というから近日発売。D/Aコンバーターをお持ちの方々は楽しみにお待ちくださいね!

 いいか悪いか自分で決めろ

 他人のことをとやかく言うヒマがあったら、自分の仕事の質を高めよう。そりゃあ見ていてイラっとすることはいくらでもあるけれど、それがいかにおかしなことかを分析するより、自分が素晴らしい仕事をしてみせることだ。それがカッコよければみんな真似するだろうし、真似しないならそれほどでもないってことだろう。

 カッコいいかカッコ悪いかなんて、自分が決めればいいのだ。他人からどう言われようと、自分がこれでいいと思えば、それでいいではないか。
 オーディオの音がいいか悪いかも、自分で納得できない音で鳴ってるからわかっちゃいるけど腹が立つのであるw

 よその動向が気に障るのは自分に自信がないからで、自信をつけるためにはコツコツ努力するほかない。どうすればもっとよくなるのか、どうすればもっとうまくなれるのか、どうすれば、とそればかり考えていたら、他人の粗探しなんてしてるヒマなどない!
 とはいえ、やっぱりよそがどうしてるのか気になりますわね〜(^^;

 恥を晒して上達する

 楽器を演奏する人に、「ちょっと演奏してよ」というと、半数以上の人が嫌だ恥ずかしいと拒否する。人に聴かせるつもりがないのに楽器を練習するなんて矛盾してるじゃないか。
 いや、でもきっと本心はこうだ。
「聴いてほしいが聴かせたくない。うまくできないから恥ずかしい」「うまく演奏できるようになったら聴いてほしいが、まだ準備ができてないから聴かせたくない」

 写真だって「カッコよく撮ってくれるなら撮ってほしいが、みっともない姿だけは見せたくない」というのが大多数ではないかと思うのだ。

 楽器も人前で演奏しないことにはなかなか上達しないが、写真も数を撮られ馴れないとカッコよく写らない。わたしも出たがりと思われたら恥ずかしいけれど、みっともない姿を晒して、恥を忍んで写る練習をしているのだ。
 あっ、踊る姿はまだお見せできない!これも恥かかなきゃ上達しないんだろうなー( ̄▽ ̄;

 ビューティーじゃないワールド

本日は大阪南港コスモスクエアでビューティーワールドという理美容業界の見本市みたいなイベント。そのなかで、神戸のメリケンバーバーショップとミスターブラザーズのカットショーがあったので観てきた。休みだというのに我ながら勉強熱心だなあw
メリケンもブラザーズも、それぞれのスタイルを持つバーバーだが、どちらもワルな不良イメージを内包する。そう、今盛り上がりを見せているバーバーブームは不良、アウト、ワルなところが肝心。さわやかで清潔、クリーンなイメージの床屋と一線を画す。ここがポイントなのだ。
JimmyJazzも黒人のワルでかつエレガント&ダンディーな不良スタイルってところでなんとか無理矢理かすってる?(^^;

またいっぱい写真を撮って皆さんに見てもらおうと思ったのに、なんと撮影禁止だというアナウンス。SNSで即拡散が常識なのにいまどき撮影禁止とは! 理美容業界、まだまだ遅れてるよなー。

 時限爆弾

先週、息子をシュコーラムのカットショーに連れて行った。何を見、何を感じたか今は聞くまい。こういうのはいつか時限爆弾のように効いてくる。わたしも見習いの頃に行ったヘアーショーや講習でのしょうもないことをよく覚えているのだ。息子も「昔、シュコーラムを見た」って、誰かに自慢できるかもしれない。自慢する相手は、ひょっとしたらわたしの孫やひ孫に?笑っちゃうよねーw
せっかくだからシュコーラムと一緒に写真撮ってやろうと思ったのにさっさと帰りやがって(^^;

 ウケなくたってカッコよければ万事オーケー

 昨夜は梅田EST-1のMO’JA FRIDAYに行ってきた。いつも月一カットに来てくれるRYOさんがDJなのだ。あいにくの雨模様で、ドアを開けるとマハラジャ的なディスコナンバーがかかっている。客もいつもと比べて少なめ。するとRYOさん、わたしに気を遣ってかホレス・シルバーのギンギンのやつをかけてくれた。アナログで大音量のホレス・シルバーを聴けば誰だってもうノリノリ!!とはいかず、盛り上がってるのは男性陣数名だけ(^^;

 しかし、かける音楽でこれほどまでに雰囲気が変わるんだなー。いつもトゥーマッチな感じがするRYOさんのダークスーツも4ビートをかけたらメチャしっくりくる。イエー!RYOさんかっこいいぜ!!
 「あかん、全然ウケません」と後でおっしゃってたけれど、そんなことない、最高だった!

 かねてからジャズには見える世界を変えてしまう不思議なパワーが宿ってると主張するわたしだが、あらためてその効能に感心した。かっこいいかどうかが肝心で、ウケなくたっていいんです!それじゃあ食っていけないじゃないかって。
 でもジャズって、そーゆーもんだろ?

 大逆転時代

 シュコーラムのカットショーの前説で、「現在アメリカでは美容室が一軒潰れてバーバーが二軒オープンしている」という話があった。これは昔ヴィダル・サスーンが登場して美容室がバーバーをことごとく駆逐していったあの状況にそっくりで、同じことが起きようとしていると。
 ほんまかいな?「美容師はオシャレだがバーバーはダサい」という氷河期がもうかれこれ40年は続いているから、もしそうなら面白い。ダサいダサいと虐げられていたのが逆転して一躍花形職業に?(^^;

 確かに今の視点で見たら、ちょっと美容師さんの方が古くて、バーバーの方がフレッシュな感じがしてきている。イベントでもバーバーはっちゃけて美容師さんドン引きの構図を何回も目撃しているだけに勢いに乗ってるのかなという気がする。
 しかし一般の人たちから見れば、まだまだバーバーになりたいという若者はごくわずかで、理容専門学校の入学者も美容の100分の1くらいという不人気ぶりである。
 これからバーバーがもっともっと盛り上がって、美容室なんてダサいといって女性客もバーバーに行く時代が来るのだろうか?

 最近レスター・ヤング聴いてます。ん?

 音楽を聴くのは趣味なんだから、本来何から聴き始めてもいいはずである。しかしそれがジャズとなると、こんなの聴いてていいのかな?聴き方が偏ってるのかな?と特に初心者は不安になったりする。別に聴き方が偏ってたって誰かに責められたり叱られたりしないけれど、そうした不安からいろんなジャズメンをまんべんなく聴くことが実はジャズの全体像を掴むのを妨げているようなのだ。

 グ・スーヨンの青春小説「ハードロマンチッカー」に、誰のジャズが好きかと訊かれて「レスター・ヤングとか」と答える場面が出てくる。そこで、う〜ん、レスター・ヤングかぁ?と思っちゃうのである(^^;
 わたしもレスター・ヤングは大好きだし、小説なんだからそれこそ何を書いたって間違いではない。しかし、そのジャズのことを全く知らない質問者に対して、本当にジャズを聴いてる人がいきなりレスター・ヤングの名前を出したりしないと思うのだ。これがレスター・ヤングではなく、ボーカルのビリー・ホリディならアリだと思うけど、そういうちょっとした部分が気になってしまうのである。

 ジャズはマイナーな音楽なので、マイナーの中のマイナーになると、もうとてつもなくマイナーな世界に入ってしまうから、マイナーなジャズメンを初心者が聴くのはあまりお奨めしない。真っ当で、ちゃんとした、素晴らしい演奏が名演として遺っているから、そういう音源をしっかり聴いて真贋を聞き分ける耳を養うのが大事なことだ。

 マイルス・デイヴィス、カウント・ベイシー、デューク・エリントン、この3名はジャズファンを名乗るなら外せないなあ。それに続いてセロニアス・モンク、チャーリー・パーカー、ビリー・ホリディ。
 ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、アート・ブレイキー。チェット・ベイカー、ビル・エヴァンス、チャーリー・ミンガス、サラ・ヴォーン、エラ・フィッツジェラルド、エリック・ドルフィーと、このあたりまでならさっきの誰のジャズが好きかの質問の答えに当てはめてしっくりくるかなあ。

 小説でなく現実に初心者の皆さんが「どういうジャズを聴いてるの?」と質問されることもあるだろうから、ちょっと覚えておくといいかもしれない。いきなりレスター・ヤングと言われても、ジャズファンでない相手は困ってしまうだろう。わたしは困らないから別にいいけど( ̄▽ ̄;

 憧れのジミーさん⁉︎

こないだのシュコーラムのカットショーにも全国からバーバーや美容師さんがたくさん来ていたけれど、こういったところで「ジミーさんですか?」と声をかけられることが多くなった。JimmyJazzの店はもともと業界では有名だったが、わたし自身が近頃派手な格好をして露出が多くなっているから、SNSで見たことある人には、アッ!ジミーさんだ!とすぐにバレてしまう(^^;

いや、そんな、そんな、別に自慢してるんじゃないですよ〜。ただ、技術が抜きん出て上手いわけでも容姿がカッコいいわけでもない年寄りのことをみんなに知られてるというのは、頑張ってお洒落して露出を多くした効果であることは疑いようがない。実際に彼らが将来ジミーさんみたいになりたいとは思ってないはずだw それでも知らない若いバーバーさんから声をかけてくれるなんてなんだか嬉しいじゃないですか。バーバーさん、みんなで頑張ってお洒落しましょうよ。怖がられてるっていう説もあるみたいだけどね( ̄▽ ̄;

 世界一のBARBER シュコーラムに会ってきた!

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 世界一と言われるオランダのバーバー、Schorem(シュコーラム)のカットショーを見てきた。じつはその前日夜にバーバー同士の懇親会みたいなパーティーがMr.Brothers Osakaで開催されて、シュコーラムのバータスとレイン、それにバーバレラ全世界チャンピオンのテイラーが来ていた。仕事を片付けて駆けつけてみると、会えたのは一瞬だけでSchoremの二人は次の日のカットショーに備えてさっさとホテルに帰ってしまった。

 一夜明けて会場は福島区、日本の有名バーバーとテイラーによるカットのデモンストレーションに続いて、いよいよSchoremの登場だ。もちろん日本語が話せないから通訳を通しての説明があるのだが、カットの上手さはもちろん、その熱意がビンビン伝わってきて感動した。バータス、レイン、バーバーって最高にカッコいいぜ!

「お客がどうしたいかではなく、自分がどう切りたいかでもなく、髪がどういう風に切られたいのかを読み取るんだ」 レイン

「二年間髪を伸ばしっぱなしの男がシュコーラムにやって来た。Youtubeで見たレザーフェードポンパドールにしてくれと言う。たまたま俺が出勤していたので、よし!ぜひ俺にやらせてくれ!と、フロントは高〜く、トップは短く、5種類のポマードを駆使して完璧に仕上げてやった!ところが次の日、前髪は不自然なところに分け目がついてだら下がり、トップの毛は逆立って、とんでもなくダサい髪型でそいつは歩いていた!自分でセットできない、失敗のすべては俺のエゴが原因だったんだ」 バータス

 タトゥーだらけのいかつい見た目だが、真摯に仕事と向き合い、名声のわりにとても謙虚である。ショーの後で楽屋に押しかけ、一緒に写真を撮ってもらったら、レインがわたしのスーツ姿を見て、「Wow! Mother Fucker Suits!!」と叫んでいた。長年生きてきたがマザーファッカーと呼ばれたのは初めてである( ̄▽ ̄;

 減量

ああっ!更新してない!と夜中の三時前に気がつくアホさ加減(^^;
そうだ、体重が3キロ減ったのだ。去年レントゲンを撮って医師から胃袋が異常に大きいと言われた。
食べる量を減らせば3キロくらいすぐ落ちる。しかし疲れるとヤケ食いしてまた太る。この繰り返し。
もう3キロ落としたら独身の頃に戻るが、ここからがなかなかたいへんそうだ( ̄▽ ̄;

 ダグラス

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今日は同じスイングダンス仲間のダグラスがカットしに来てくれた。ダグはいつも長髪をヘアゴムで後ろに束ねているから、髪を切ると聞いて、すわ断髪式でもやるつもりかと緊張したが、20センチほど切っただけでまたポニーテールに戻った。房の量が減っただけで、あのスタイルは健在だ。

以前ダグに自己紹介したとき、「俺はバーバーだが、そのロングヘアだと必要ないな」とかなんとか言ったような気がする。それなのに来てくれるとはダグラス、いい奴じゃないか!

 永遠のジャンゴ

 ジャンゴ・ラインハルトの伝記映画が11月25日ロードショウ。その名も「永遠のジャンゴ」と来たもんだ。
 ジャンゴといえばMJQの名曲だが、その元になったギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトの音楽は、MJQのそれとは全く曲想が違う。ジプシージャズとでも呼ぼうか、この手のジャズは通常のジャズに合わせてチューニングされたオーディオでは鳴らしにくい。かと言ってクラシック向きのオーディオでも鳴らない、ちょっとした異質感がある上に録音が古いから、一発で良い音で鳴らせたらかなりのオーディオ上級者と認定しよう。

 こういうジプシージャズのスタイルは最近人気なのか、先月お友達になったClap Stomp Swingin’というバンドもキャスケット帽を被り、こういうクラシックなスタイルで演奏している。メンバーみんなまだ若いのに(^^;

 それはともかく、久々のジャズ映画がジャンゴ・ラインハルトとは。「ジャンゴ」って映画、三池崇史監督で「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」ってのがあったし、タランティーノも「ジャンゴ 繋がれざる者」ってのもあったし、ようやく本家本元のジャンゴ・ラインハルトが登場。これは忘れず観に行かねば!

 仕込みガール

 バーバーにもっとも縁遠いのは女性である。ご主人の奥さんとかスタッフに女性がいることもあるが、原則男ばかりの世界なので、だいたいにおいてむさ苦しい(^^;
 ところが近頃の小洒落たバーバーは、パーティーに可愛い女の子が来てたりして、ああ時代は変わったのかなぁと思っていたのだ。
 ところが、よーく観察してみると、どうも怪しい。なるほど、彼女らは雇われてパーティーに呼ばれているんだなということがだんだんわかってくる。

 考えてもみたまえ、いくらイケてるバーバーだか知らないが、あんなに真っ赤な口紅の美女、それも必ず二〜三人組みで床屋のパーティーに自ら進んで来るわけがないだろう。
 まあ、それでも男ばかりのところに華がある女性がいるのは仕込みとわかっていても妙に羨ましかったり悔しかったりするものであるw
 というわけで、JimmyJazzも仕込みガールを用意した。公明正大な当店ゆえ仕込みは仕込みとあえてバラす!

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 彼女はこないだバーバーBBQを開催したビアガーデンのスタッフで、舞台に出てパフォーマンスをしたりするいわばプロの女性である。ちょっと頼んでチェット・ベイカーの映画「レッツ・ゲット・ロスト」でウイリアム・クラクストンが撮影したスチール写真の構図を真似て撮ってもらった。さすがのわたしも素人の女性を捕まえてこんなポーズで写真を撮ってくれとは言えないからね( ̄▽ ̄;

 合うか合わないか

 世間はバーバーブームだのバーバーバトルだのと騒いでいるが、そういうのを見て「自分には関係のない世界の話だ」と思う理美容師さんも少なくない。嫌悪感を抱いてる人だっているだろう。一方で、「なぜか血が騒ぐ、どうにもじっとしていられない」と思う理美容師さんもいて、そんな人たちが全国から集まってきてどんどんうねりが大きくなっている。

 人には向き不向きがあるから、不良っぽいファッションや過激に刈り上げたスタイルを見て、これは自分には合わないと思う人はいて当然。無理して合わせようとする必要もない。真面目に地道にコツコツとやってきた気のいい散髪屋のおっちゃんに、急にいかつい不良になれと言っても無理というものだ(^^;

 どちらかというと今回のバーバーブームは、「優等生」や「エリート」じゃなくて、「アウト」な「落ちこぼれ」にスポットが当たっている。人畜無害で無難な仕事をする人じゃなく、過激だが最高に美しい仕事をするならず者がいいのである。

 来週、そのならず者の筆頭格で、世界一と噂されるオランダのバーバー、”シュコーラム”のヘアーショウに行けることになった。今回は美容師見習いの息子も連れて行く。彼がアウトな奴かどうか、床屋の息子の血が騒ぐのか、美容師の立場で何を見て何を感じるのか、ちょっとした見ものである。

 写ってるんです

https://youtu.be/UV4kj1oIc00

先月のミズタニシザーズの大阪ショールームオープン記念イベントの様子が動画でアップされている。わたしもちょこちょこ写ってるのだが、ただの客なのにひとりだけ恰好が浮きまくっている。カメラマンの人も「この人を写したらヤバイ」と思ったのか、あまり狙ってこない。もうちょっと普通のファッションで行けばよかったかなと後悔したが後の祭り。ジミーさんってのはそーゆー奴なのだ。大目に見てくれ(^^;

 意外な人生

ああ〜寝てしまった!更新すっ飛ばしてすみません。今年は良くも悪くも予想もしてなかったことが次々に起こるので、エキサイティングだがひじょうに疲れるw
10月へ突入した。去年までとまったく違う密度の濃い毎日を過ごしている。このまま行けばあと数年でこうなるだろうと、ある程度予想がついたわたしの人生も、いろんな人に会うことで、思い通りにならないまでも意外な展開が待ってるかもしれないと思うようになった。
バタンバタンと運命の扉が開いたり閉まったりする音を注意深く聴きながら、どこへ進もうとしているのか、行き着く先に何があるのか、楽しみにしている。

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