看板息子

当店には看板娘ならぬ看板息子がいる。店頭のメニュー看板に貼り付いてラッパを吹いている彼は名をジミー君という。いまからおよそ20年前の春、レコードジャケットを飾ってる棚の下にクラフト紙でパリのカフェ風のテントのような飾り付けをしたのだが、ただベージュの紙を貼っただけでは寂しいので、段ボールを切ってささっとラッカーを吹き付け、フリーハンドで書いてものの10分ほどで出来上がったジミー君を中央に貼ったところ、なかなか感じのいいディスプレイになった。その飾り付けは三月ほどで撤去したけれど、ダンボールで出来たジミー君だけは取っておいてメニュー看板に貼って再利用していた。よく考えたらただの段ボールの切れっ端が20年も看板息子をやってるのだから、そりゃボロボロになって当然だ。そんなものまたささっと作ればいいじゃないのと思うだろうが、こういう偶発的に出来たものは再現しろといって出来るものでもない。思案の末に元祖ジミー君を修復することに決めた。うまく出来ればいいのだが。

 デューク・エリントンの鏡

 近頃はバーバーショップがブームで、流行に敏感な男子は美容室じゃなくてバーバーつまりおしゃれな理容室を選んでいるという。彼らの行くおしゃれなバーバーショップとやらを調べてみると、入り口にアイキャッチのためのオートバイが置かれていたり、JBLのスピーカーを置いてジャズを流していたり、ひょっとしてパクられてる?という気がしないでもない。まさかね。でも、鹿の剥製を壁に飾ってたり、市松模様の床にしていたり?(^^;
 当店はアイデアを全てブログで公開しているから、以前から言ってるように、自分の商売に取り入れられると思ったら、じゃんじゃんパクってくださって結構。ただパクってくれたと思しき店の方が当店より繁盛してそうに見えるのが癪に障るのだが。

 さて今日は鏡の話。JimmyJazzの鏡は四角や丸型ではなくて、上部が波型にカットされたミョーな形になっている。内装の設計段階で「ひび割れたような鏡にしてくれ」と変な注文を出したら、デザイナーさんにさすがに嫌な顔をされた。フレディー・ハバードの『ブレーキング・ポイント』のジャケットみたいなのをイメージしていたのだが、最初から割れた鏡をつけるなんて言語道断ということで却下。代わりに仕上がってきたのがこの波型カットの鏡というわけだ。
 「おっ!なんかデューク・エリントンみたいや!」
 この鏡のどこがデューク・エリントンなのかと問われても説明に困るが、弧を描くようなメロディーラインというか、取り付けてみた時のフィーリングが「デューク・エリントン」だったのだ。映画「コットン・クラブ」のサントラ盤を聴きながら、ふとそんなことを思い出した。こういった当店ならではのストーリーはパクろうったってそうはいかない。

 アワ・ポリシー

 アメリカの食品スーパー「スチュー・レオナルズ」が掲げるポリシーがすごい。高らかに宣言したルールはたったの二つ。

ルール1:お客様は常に正しい
ルール2:もしお客様が間違っていたら、ルール1を読みなおしなさい

 これを「そのとおり!」と素直に受け取れる人がどのくらいいるだろう。わたしなんかも「お客でないと判断した場合はその限りでない」と勝手に「ルール3」を作ってしまいそうだが、それだとこのインパクトはないだろうなあ(^^;
 アメリカはどちらかというと売り手市場で、客よりも店員が偉そうにしていることが多いが、このポリシーには無茶を言うモンスターカスタマーやタチの悪いクレーマーのお客も来るということを織り込み済みなのだ。これは「相手の心を変えることはできない。自由になるのは自分の心だけ」というゴールデンルールに基づいている。

 そんなことしたら大変なことになるのではないかと思うが、「スチュー・レオナルズ」は常に高収益を上げており、フォーチュン誌の「最も働き甲斐のあるベスト企業100」にも毎年選ばれているという。自分の心を変えれば、不思議なことにお客様の心が変化するのだ。しかもこのポリシーは店舗の入り口に置かれた大きな石にモーセの十戒ならぬ二戒が刻み込まれている。決してブレることのない創業者スチュー・レオナルドの商売人の魂を見る思いだ。

 JimmyJazzも真似してみたいけれど、すぐブレブレになるから石に刻むなんて到底無理で、紙に書くかせいぜい壁に映し出すくらいが関の山だろうと言いつつ三月はローランド・カークを映し出す。

 決め手はチューニング

 このところ店内の音のほうは快調で、インフラノイズの新製品フィルタライザーがじつにいい仕事をしてくれる。見よこの立ち姿!これにコードを6回ぐるぐる巻きつけるだけなのだ。「オーディオ製品の音の良し悪しを決めるはスペックや性能じゃなくチューニングだ」と堂々主張してるようではないか。他のメーカーさんも早く気づけばいいのに。

 エンジンテーブルを置いたりLED照明をつけたり外でスピーカーを鳴らしたり色々やってるが、肝心の店内の音が悪くなるといけないから慎重に慎重に、音を聴きながら少しでもおかしいと思ったら元に戻す。一度コンセントが足りなくなって三又コンセントを付けてみたらこれが音が悪いのなんの!んっ?ひょっとして中に盗聴器でも仕込んであるのかな??わざわざ盗聴しなくても外にもスピーカーをつけたから、今度からそちらでお聞きください(^^;

 JimmyJazzの灯り

 JImmyJazzがかっこいい店だということをすっかり忘れていたように、自分自身の素晴らしさを忘れている人も多いんじゃないかなあ。自惚れない程度でたまには昔褒められたことを思い出し、ニヤニヤしてみるのも悪くない。

 さて、当店がかっこいいという自覚が薄れた原因の一つに白熱電球が手に入らなくなったことがある。いきなり「これからは省エネなので白熱電球の生産を中止します。照明はLEDにしてください」と言われて、そんな無茶苦茶な話があるかと思いつつLEDを点けてみたらなんとムードのない。しょうがないから白熱灯から蛍光灯の電球に替えてしのいできた。蛍光灯の灯りも昭和のバーっぽくて嫌いではない。なのに政府は2020年までに蛍光灯も無くすというではないか。もういい加減にしてほしいものである(^^;

 LED電球も最近は改良されたものがぼちぼち出てきて、以前のような白けてしまう妙に眩しいものばかりでなく、使いようによってはカッコよく見えるようになったが、言われるがままに電球を付け替えた老舗旅館などはLEDのムードのない灯りのせいで格を落としてしまったかもしれない。
 当店もそのへんを慎重に見極めつつ、あくまでも経費節約でなく店がかっこよく見えるようにLEDを導入していきたい。といっても完全にLEDを信用したわけではないので、100円均一で買った100ワットの白熱電球も当分は併用となるだろう。

 ピッチが変わるんですけど?

 ブルートゥーススピーカーのD/A変換のタイミングで多少音が遅延するのはわかるが、電波の受信状態が悪いと、なんと音程つまりピッチが変わるのである。店内と外とで別の音階でアドリブが鳴ってるではないか!これはびっくり。どうしてこんなことが起こるのだろう?借り物のJBLブルートゥーススピーカーは電波が悪くて途切れることはあったが、概ね良好で遅延もほとんど起きず、勿論ピッチも変化しなかった。一応JBLだから性能がちゃんとしてるってこと??個体差とかもあるのかな?何日か使ってみたけど動作が不安定なので早くも買い替えを検討中。やはりお風呂用はお風呂で使うべきなのか(^^;

 釣られてください

 先週アマゾンで買ったブルートゥーススピーカーは、ノーブランドのお風呂用。1,800円くらいだったが、いざ鳴らしてみるととても音が良い。これだったらJBLもマッキントッシュもいらないのではないかと一瞬焦ったが、持ったままドアを開けて外に出るとたちまちチープな音へと変化する。これがこのスピーカー本来の実力で、店内で鳴らしたときはJBL他当店のシステムがパッシブ動作して良い音で鳴っていたのだ。
 高級オーディオ店で鳴ってる手頃な値段のスピーカーを家に持って帰って鳴らしても同じような良い音が鳴らないのはこれと同じ理屈で、周りに高級スピーカーがあると、安物スピーカーでも音が良くなってしまう。安物だけで十分と早とちりして高級スピーカーを処分したら、後に残るのはただの安っぽいサウンドだけ。そううまい話は転がってない(^^;

 スピーカーをつけると、ある意味店内の音を外に向かって放送してるわけだから選曲に妙に気を使ってしまう。あまりにもユルいフュージョンとかは恥ずかしいので、ちょっとカッコつけてビル・エヴァンスなんか流したりして。実際には道行く人にはほとんど内容は聞こえてないと思うけど、小耳に挟んだワンフレーズだけでもジャズとわかれば成功だ。

 自宅のネット回線停止中

我が家ではわたしを除く4人がiPhoneの新しいヤツに乗り換えるといってソフトバンクからドコモへ大移動。それに伴い自宅のYahoo!BBのネット回線もNTT光に変わるらしく、しばらく自宅からネットに繋げない状況になっている。これでは休日のブログ更新も危ぶまれるが、一応オフラインでも書いておくことにする。しかしよくみんな毎月7千円も8千円も出してスマホ使うよなぁ。わたしはまだまだ携帯電話を持つつもりはない、というか電話がかかってきても取りかたすらわからない。

”続・JimmyJazzを輝かせる100のアイデア”のうち、現在38個までアイデアを書き出して、その中の18個まで「済」となっている。もちろんこの中に”カウンター下ダウンライト”や”道行く人々にJAZZの幸せを”なども含まれる。小ネタとしては「インフルエンザ対策にクレベリンを置く」なんてのもある。ほのかに塩素臭がするけどインフルエンザに効いてるのか効いてないのかはよくわからない。今日もホームセンターに材料の買い出しに行ってきた。できることからやっていって、見事100個のアイデアが実現したあかつきには、きっと何かいいことがある!ような気がしてる(^^;

 賑やかしの苦悩

 今かかってるアルバムのジャケットをパソコンのモニターに映し出したり、店内でかかってる音楽と同じ音を外で鳴らそうとしたり、アナログの手作業でやればごく簡単なことをハイテクを使ってやろうとしているわたしは愚かでしょうか(^^;

 お客様からお借りしているJBLのブルートゥーススピーカー、営業で使って壊したらたいへんなので、屋外で雨がかかっても壊れないように防水仕様のお風呂用スピーカーを買ってみた。こいつの音はまあそこそこなのだが、ちょっと離れたり障害物があるとプツプツと無線が切れる。当初予定した位置に吊ると受信しないので、Mac miniから最短距離の窓ガラスに吸盤で貼り付けて使うことにした。
 しかしまあ、外で雨や自動車の騒音やらが激しくなると、この程度の音量ではまったく音が聞こえない。車が途切れた時にフッとビリー・ホリディとかがフワァ〜っとさりげなく聞こえるくらいがちょうどいい。あまりガンガンやっても苦情が来そうだし。

 外でチープな音が鳴っているのを聴きながら店のドアを開けて中に入ると、音楽がシンクロして店内のゴージャスなサウンドに置き換わるというのはなかなか面白い現象だ。店内の音質を守るためには、あくまでも店内と店外の音がシンクロしていなくてはならない。昔、外にラジカセを置いて店内とまるで別のCDをかけたらやかまし〜〜〜〜!!と、耐えられなくなって即撤収した。中と同じ音を同時に外で鳴らすなんて、簡単なことなのに実現するのはいろいろ難しいのである。

 心地よさを感じるためには「ゆらぎ」が必要

 齋藤敦子著「コクヨ式 机まわりの『整え方』」という本に興味深いことが載っていた。汗ばむ陽気の昼下がりに木陰に入り、そよ風が吹いてくると気持ちいいけれど、1日じゅうその風が絶え間なく吹いていたら気持ちよくない。つまり心地よさを感じるためには「ゆらぎ」が必要で、それは「均一」でなく「微妙な変化が絶え間なくある状態」のことであると。
 さらに著者は続ける。「たとえば(中略)ジャズばかりでなくクラシック音楽も聞いてみる」とかまるで自分のことを言われているようだ(^^;

 実際、「毎日ジャズを聴きながら仕事ができるなんてうらやましい」と言われてる本人がちっとも楽しくないのは、一日中絶え間なくジャズばかり聴いてるからで、あんなものはたまに聴くからいいのである。
 同じように、オーディオマニアがどんなに良い音を手に入れても満足できず、変化を求めて次々と装置を買い替えるのは、音質に変化がないと飽きちゃうせいで、永遠に「これで完成」ということにならない。諸行は無常であり、留まらずに変化し続けるのが世界の本質なのである。

 JimmyJazzの古時計

 当店には25年以上使ってる掛け時計がある。、高校時代の同級生だった女友達が開店の祝いとしてくれたもので、今でもこの時計を中心に業務は回っている。それが突如時間が遅れだしたのだ。よく見ると秒針が「上に回ろうとしてはカタッと落ちる」と繰り返してる。これじゃあ時間が進まないわけだ。台湾製で汎用のクォーツムーヴメントを使った簡単な時計なのだが、買い換えるとなると結構選択に困る。
 プロジェクタークロックとか、面白い変わりダネの時計はあるのだが、あくまでも視認性が良くないと業務に支障をきたす。条件にぴったりの時計がなかなか見つからないのである。

 とりあえず直らないかと分解してみた。エイヤッと秒針を一旦引き抜いて、もう一度グッと差し込んだら、なんとなく直った!ほんまかいな!?( ̄▽ ̄;
 組み立て直して一晩置いてみたが、ちゃんと動いてるみたいなので、使用を続行することにした。ただ、困ったことに今度は若干時刻が進みがちになって、ほっておくと1日に2分ぐらい進んでる(^^;
 考えてみれば25年も時を刻み続けるとは大したものだ。もらったものだから捨てられないというのもあるけれど、常連客の息子さんが当店を描いた絵のなかにもこの時計がバッチリ登場しているから、店の特徴としてかなりインパクトがあったのだろうなぁ。

 道行く人にもJAZZの幸せを

 店の外にスピーカーを設置して、小さな音でジャズを流せば道行く人々にもアピールできるのではないかと、これまでにも何度か挑戦したことがあるのだが実現に至らなかった。

 コードを一本外に引っ張ってきてそこらへんに転がってるスピーカーに繋いだらエエだけやん?
 アナログでやろうとした場合、例えばコードを通す穴を開けるべきかとか、閉店時にいちいちスピーカーの線を抜いて撤収しないといけないのが面倒だし、さらに店内の音量と外スピーカーの音量のバランスも考えなくてはいけない。理屈は簡単なのになかなかこれができないのだ。ブルートゥースのスピーカーでできないかな?と常連のお客様と話していたら、今朝そのお客様がJBLのブルートゥーススピーカーを「試してみて」と言って貸してくださった。

 さっそく本体ボタン長押しでMac miniとペアリングするも、ブルートゥーススピーカーを鳴らすとメインシステムから音が出なくなる。そこで、Macの”Audio MIDI設定”を開いて左下の”+”をクリック、”複数出力装置を作成”を選ぶと出た出た!ブルートゥースの”JBL Micro Wireless”。音ずれ補正もできるとは賢いじゃないの。これで立派なサテライトスピーカーとして使用できるぞ!表の看板下に吊り下げてみた。ん〜いいじゃな〜い。ちょっとそこ行くお兄さん、寄ってらっしゃいよ〜♪てなもんである(^^;

 日本一かっこいい理容室

 今度はカウンターの下にIKEAで買ってきたダウンライトを仕込んでみた。悪くない出来だが、少し地味なのでこれも言われないと気がつかないかもしれない(^^;
 せいぜい足元が明るくなって落し物が減るくらいか。スツールのクロームメッキがくすんでるのがバレるので、エンジンテーブル同様、顔が映るまで磨き上げる。

 こうやってシコシコ磨いていると店を始めた頃を思い出す。当時は”日本一音の良い理容室”ではなく、”日本一かっこいい理容室”を作ったつもりでいた。まあ、お金さえ出せばなんぼでもかっこいい店はできるとは思うけれども、散髪の腕はともかく店のコンセプトで「あかん、これは負けた」と思った理美容サロンは未だにお目にかかってない。でもいつの間にか店がかっこいいとか、そんなことはすっかり忘れていた。ちょっと古くなって今更だけど、またJimmyJazzを日本一かっこいい感じに戻していきたい。あ、音も日本一でw(自画自賛)

 少し下げてみた

 少し下げてみた。
 といっても散髪料金を下げたわけではない。客待ちで大きくアーチを描くアルコランプの傘の高さを下げたのである。このフロアランプを買ったのは2008年だというのに、「こんなの前からあった??」と今頃になって気づく人がいるのだ。こんなに大きいものの横を何十回も通り過ぎて気がつかないなんて!あまりに店に馴染みすぎて気づかないのだろうか。よし、じゃあちょっと邪魔になるくらいの位置まで傘を下げてやろう。頭がぶつかりそうになれば嫌でも気づくだろう。それにアイリーン・グレイのサイドテーブルからエンジンテーブルに替えて、高さも低くなったぶん照明を下げるのは理にかなってる。

 アルコランプは竿を伸縮させて引っ掛ける位置をずらせば傘の位置を変えることができる。エッチラオッチラやりながらなんとか一人で作業完了。ちなみに今までの高さは運送屋さんに組み立ててもらったままでこれくらいだった。さあこれでみんな気づくだろうか…ってことはやっぱり気づかれてない(^^;

 理美容サロンのカスタマイズ

理美容サロンっていうものは、最初に完成したデザインでずっと営業して原則次の改装時まで模様替えすることはない。季節感を出すとかいって、クリスマスツリーを飾ったり、絵を掛け替えたりするのがせいぜいで、それ以上いじくり回すとセンスのないビミョーな感じになってしまうのだ。我々はヘアデザインに専念し、内装はやはりプロの店舗デザイナーにお任せするのがいちばんだ。JimmyJazzは無謀にもそれに挑戦し、時々ビミョーな感じになりつつ30年ちかく改装なしでもたせている。いちばん勇気が要ったのはなんといってもJBL4343という巨大スピーカーを入れたときで、客待ちスペースを潰していいのかとずいぶん悩んだものである。アルコランプなどの大物や椅子、テーブルなども馴染むかどうか毎回ドキドキ。今回もまた性懲りもなくカスタマイズしようと画策している。カッコよく決まればいいのだが(^^;

 エンジンテーブル再登場

 昨日出してきたばかりのエンジンテーブル。抜群の存在感で早くも「これはなんですか??」とお客様も興味津々の様子だ。わたしも別に飛行機が好きなわけではないのだが、こういうデザインって少年(中年だろ)の心をくすぐるものがあるよなぁ。
 JimmyJazzは当初、こういうガレージ的なインテリアとモータースポーツ趣味を強く打ち出していて、ジャズやオーディオはほんのBGM程度という感じだった。結婚を機にバイクを降りたため、転倒する危険の少ないオーディオの方にぐーっと軸足を寄せてきたのだ(本末はしょっちゅう転倒してる)( ̄▽ ̄;

 高級老舗JAZZ理容室を目指せ

 27年前にJimmyJazzをオープンしてしばらくは、何の実績もないものだから「早く古くなって老舗と呼ばれたいものだな」と思っていた。バブル真っ盛りの当時、古くて信用があるということは一つのステータスだったのだ。屋号の後に「SINCE 19XX」とか「EST 19XX」とつけるのが流行した。創立が1950年代以前なら最高で、1960年代だとまあまあサマになる。70年代以降はちょっと恥ずかしくて80年代だとわざわざ書く価値なしといった風潮だ。ちなみに大阪梅田の高架下に「EST」というショッピングモールがあるが、あれはたしか1981年にできた施設で、当初の名称は「EST 1(エストワン)」だったように思う。

 話が脱線した。10年ぐらい前にAquiraxさんが「トップシンバル」のことを「天王寺の老舗ジャズ喫茶」と呼んでいた。その頃「トップシンバル」は30年くらいだったから、1988年設立の当店もそろそろ老舗と呼ばれてもいい頃なのだが、誰も老舗とは言ってくれず、ただの「古い店」になってしまっている。今から来たるべき30周年に”高級老舗JAZZ理容室”と呼んでもらえるよう、今から着々と準備を進めよう。

 さて、冒頭の写真をパッと見て何かわかるのは当店に20年以上通ってる人だけだろう。「続・JimmyJazzを輝かせる100のアイデア」の一環として、昔使ってたのを出してきた。これは実はプロペラ飛行機のエンジンを台にしたテープルなのだ。高級老舗JAZZ理容室ともなると、こんなへんてこりんなオモチャが裏の倉庫にナンボでも転がっているのである(^^;
 スペースの都合で撤去したのを、約20年ぶりに出してきた。これも重くて段差を上げるときに危うくギックリ腰になるところだった。今年からまた展示しますので見に来てやってください。


 ペラペラPOPなら大丈夫

 JimmyJazz店内にはキャンペーンやお知らせのPOPを作って貼ることが多い。コンクリートの壁に画鋲で留めるわけにはいかないから、もっぱら両面テープが活躍することとなる。お客様に伝えたいこと山ほどあれど、POPを貼れば貼るほどオーディオの音が悪くなるから困ってしまう。顧客の皆様も、まさかMasterがそんなことを悩みながらPOPを貼ってるとは夢にも思うまい(^^;

 できればあまり貼りたくない、でも貼らないわけにもいかない。そこで今年からPOPの四隅を両面テープで留めていたのを、上部両端二点だけ貼って、下は留めないという貼り方にしてみた。これだと音が悪くならないのである。たぶん四点で貼ると紙にテンションがかかって、音圧を受けると楽器のようにPOPが鳴るからだと思う。上部両端二点留めだとエアコンの風でペラペラ揺れるからピシッと四隅を貼る方が格好は良いのだが、音のためなので仕方ない。今後はペラペラPOPで行きます!( ̄▽ ̄;

 続・JimmyJazzを輝かせる100のアイデア

 どっかのミセス向けムック本のようなタイトルをつけてみた。「続」というのは、5年ほど前にも改善のための100個のアイデアを思いつくまま片っ端から書き出して、実行したら消すということをやっていたからだ。
 一度の改装もなしに30年近く店を使っているものだから、いつの間にか老朽化が進み「これはじっと見られたら恥ずかしい」というところがあっちにもこっちにも出てくる。これぐらいいいだろうと細かいことでも放置しておくと、そのうち「なんだかボロい店だなぁ」と思われてしまう。気づかないうちに進行していくから恐ろしいのだ。

 まだ100個に満たないけれど、そのいくつか書き出したなかのうちの一つ、「割れた床のPタイルの修復」をやろうとして、接着剤をアマゾンで注文したら、プライム会員でもないのに今日中に届くという。早い!それじゃ予備のPタイルを準備しようかと探してみると大瓶に入った業務用接着剤が見つかった。なんだ、まだ5年前のが使えそうじゃん。アマゾンから届く前にPタイル修復は終了(^^;

 下水の流れが悪いからパーマのロッドでも詰まったかなと流し台の下のホースをチェックしてると、古くなったホースの蛇腹が裂けて水がだだ漏れに!( ̄▽ ̄;
 こんなのっていくらくらいするのか皆目見当がつかない。一万円札を握らせ、家内にホームセンターで同じホースを買ってきてもらう。「ナガシハイセンホース451円(税込)」也。

 そんなこんなで、ダメなところを修理したりテコ入れしたり、新しいことに挑戦したり、とにかくちょっとでも気になったら書いておいて、やれることからやっていく。
 そういえば以前、スピーカーのエッジを修理した後で、「エッジが破れたままで放置してるから、もうやる気ないのかと思った」と言われて滝の汗をかいた。見てる人はちゃんと見てるのだ。今もマッキントッシュのランプの片方が切れたまま放置してある。うーむ、重量級のオーディオばかりだと何をするのも億劫になるなあ(^^;

 魑魅魍魎の棲む店

 去年からずっと言ってるのにまったく賛同の声がない綿100%パジャマ。着るだけで毎晩ぐっすり眠れるから幸せである。こらええわいと昨日、一昨日それぞれ14時間ぐらいずつ寝てしまったら、今朝は目が冴えて一睡もできず。いい歳して徹夜とは何やってんだか(^^;
 今日はいつも以上に慎重に、絶対にミスの無いよう気をつけねば!

 ところでここ数日調子がイマイチだった当店の音が、植木鉢を外に出したら調子が戻った!スピーカーから6メートルも離れてるのに、ここにこれがあってはいけなかったのか!?あまりの寒さに店に入れてやったのがいけなかったと誰の参考にもならないことを発見してひとりう〜むと腕を組む。決して寝ぼけてるわけじゃなく、並べてあるシャンプーの本数が多いと音が悪くなるし、我がオーディオライフはまったくもってオーディオらしくない奇々怪界なことばかり。「こんなので音が変わるなんて怪しい」と評判のフィルタライザーのコードグルグル巻きなんてかわいいものである。

 庶民の超能力

 世の中がどんどん便利になって、昔の王侯貴族でも叶わないような贅沢をしてるかに見える我々現代人。映画も音楽も好きな時に見放題、聴き放題。食料は豊富で安くて食べきれない。エアコンがあれば暑さも寒さもへっちゃら。着るものはユニクロで安く揃う。でも、王侯貴族の暮らしとは何かが違う?

 表面上は全く同じでも、人はそのサービスなり製品の背後にどのくらいのコストや手間がかかってるか敏感に察知する超能力を持っていて、それで値打ちがあるかどうかを判断しているように思える。すなわち、コストがかかってない商品、安く作れるようになった商品は高性能でも高いと感じ、ローテクでも手間暇かけて創られたもの、熟練の技で作られたものの価値をある程度感じ取ってしまう。まったく恐ろしい能力だ!

 ガリガリ君

散歩をしていたら口のなかでガリッと砂を噛むような音がした。オヤッ?と思う間もなく続けてガリッ。公園の真ん中に立ちすくみ犬のリードを持ったま口内を舌で探ると、まさにいま誕生したばかりの断面、摩耗のない切り立った崖のような峰がそびえていた。と、早い話歯が欠けたのである(^^;
いつもお世話になってる塚本駅前の横山歯科に予約の電話を入れる。歯医者にいきなり診てくれというのは床屋にいきなり散髪してくれと言うのと同じこと。控えめに来週の月曜午前中で予約しようとしたら「難しいですね〜」と受付嬢。うーむ、一週間先でも予約が取れないとはさすがの大人気である。月曜しか行けないことを告げると、少々お待ちくださいと保留メロディに切り替え待たされること5分、「では2/15午後四時にお越し下さい」と、昔のよしみで無理を聞いてくれたのか5分考えたら出来るようになったのかよくわからないが、なんとか診察してもらえることになった。あまり関係ないが、マイルス・デイヴィスは歯医者の息子である。

 定点観測の達人

 わたしは自分の耳が良いとか、感性が特に優れているとかそのようなことは全く思ってなくて、むしろ人並みよりかなり劣ってるのではないかと心配で、毎日ふるえて眠る人なのである(^^;
 ただ、普通の会社員とかではありえない環境の中にいて、30年近くも同じ仕事をしながら、同じ場所でじーっと観察している。

「なんで昨日と今日とでは違う音がするのだろう?」
 最初は、「ボリューム位置が違うせいだろう」と、深く考えてなかったけれど、何回も何回もうんざりするほど繰り返している過程で、「気温とか湿度とかも関係あるのかなぁ」と考えたり、「地震の前は一時的に音が悪くなるみたいだな」とか、「電球が切れそうになると音が悪くなるのだな」とか、ついには「聞かせる人によって音が良くなったり悪くなったりするのは不思議だな」とオカルトみたいなことまで言い始める。こんなの好き好んで言いたいわけない。繰り返し繰り返し経験してると、一定の法則として固まってしまうのである。

「なんで仕事の調子がいい時と悪い時があるのだろう?」
 これも長年の定点観測で、「何を食べたら調子が悪くなるか」とか、先日公開した健康法とか、そういう経験則が積み上がってきている。だからって偉くも何ともないのが悲しいけれど。定点観測の達人は、時折、外を飛び回って仕事をしている人が羨ましくなるのである。

 国家試験 [4]

 理容師の国家試験というのは、とにかく衛生面が第一であるから、消毒液も一揃い持っていかなくてはならない。エタノールにオキシドール、最近では滅多に使われることのないクレゾール液や逆性石鹸など。どれも薬局に行けば手に入るが、それぞれ一瓶ずつ買って新たに別の容器を用意して移し替えるのもコストがかかる。そこで理容学校ではそれら消毒液を小さな容器に入れた、まあ言ってみれば「利き酒セット」のような「利き消毒セット」のようなのを受験者向けに販売してたのを購入して、そのまま試験場に持ち込んだ。

 実技試験は完璧だったが、そのすぐ後にそれら消毒液の臭いを嗅いでその場で種類を当てるという小テストがあった。
試験官:消毒液を出して「これは何の臭いですか?」
わたし:「クレゾール液?」
試験官:「違います。逆性石鹸です」「ではこれは何ですか?」
わたし:「オキシドール?」
試験官:「違います。エタノール」「これはどうですか?」
わたし:「逆性石鹸!( ̄▽ ̄;」
試験官:「違います」
 てな具合で、国家試験をなめくさって「利き消毒セット」を一度も開封しなかったわたしは全問不正解というヘマをやらかしたのだ。さすがにまずかったなと反省したが、それでも試験は合格した(^^;

 子供の頃、柱時計がカチカチ鳴ってるような医者に行くと、消毒液のきつい臭いがして注射されるんじゃないかと怖かった。まさにあの臭いなのである。どれも劇薬なので最近では保健所の指導もほとんどエタノールだけになったようである。あの試験はなんだったのか。。。(おしまい)

 国家試験 [3]

 今は多少様変わりしてるかもしれないが、わたしが受験した30年以上前の理容師国家試験は、受験者同士がお互いに髪を切り、髭を剃る”合いモデル”制で、スタイルは左分けの7:3。サイドは刈上げず、ネープの横一直線にバリカンを入れてハサミで色彩をぼかす。
 各受験者はモデルとなるため試験前の1ヶ月間は散髪してはいけない。だからといって長髪ボサボサ、髭ぼうぼうといった、受験者が不利になるような状態だとマナー違反となり減点対象になる。わたしは試験のきっかり一ヶ月前に親父に散髪してもらった。今と違って髪が多く伸びるのも異常に早かったから、当日になるとかなり伸びてしまっていて、試験官に「これは長すぎるのではないか」とチェックが入ってドキドキした(^^;

 受験者はみんな当日に髭をきれいに剃ってくるので、実際カミソリが切れなくてもそう問題ではないが、髪の毛は1センチ以上の毛髪がある程度の量、床に落ちてなければ切ったとは見なされない。仕上げは櫛で7:3に梳かしつけるだけ。つむじが右にあろうが毛流が逆だろうが、全員左分けでなくてはいけない。だから終われば国家試験会場からは7:3にぴちっと分けた受験者がぞろぞろ出てくる。
 試験はふるい落すためでなく、合格者を出すために行われるのだから、そう難しいことはない。「オレが落ちるんなら受験者のほとんどが不合格になっちまうぜ」とばかりに調子こいていたのだ。
 7:3のわたしは余裕のヨッちゃんで実技試験を滞りなく終えたのだが、その後に口頭で行われる簡単な試験がくっついていたのだ。(つづく)

 国家試験 [2]

 長男曰く「まあまあできた」とのことなので、昨日の美容師実技試験は合格と見てまず大丈夫だろう。
 ということで、前回につづき話は30年以上前に遡る。

 だいたい包丁でもナイフでも、歯のついた状態で売るのが普通だろう。こんな鋼でできたヘラみたいなものを一から研いで刃をつけよというのか?替刃カミソリしか使ったことのないわたしには気の遠くなる工程である。試験の日は迫っているのというのに、そもそもうちに砥石じたいが見当たらないのではないか。

 親父に泣きつくと、おもむろに受話器を取って「お前ンところに砥石あるか?」と叔父に電話をかけてくれた。叔父に砥石を持ってきてもらい、研ぎ方を教えてもらうがそう簡単に刃がつくと思ったら大間違い。悪戦苦闘していると、今度は伯父がやってきて「おお、昔はよくこうやってカミソリ研いだなあ。ちょっと貸してみ?」とキコキコシャカシャカ研ぎ始めた。
 親戚一同が集まって、ああでもないこうでもないと言いながら、結局みんなでカミソリを研いでもらい、なんとか国家試験に使えるまでに仕上がった。このときほど親戚がみな理容師でよかったと思ったことはない(^^;

 こうして準備万端実技試験に臨んだのだが、本番でまたもやわたしは大きな失敗をしでかしたのである。(つづく)

 国家試験 [1]

 今日は長男の美容師免許の国家試験日。「そんなもん、よっぽどヘマをせんかぎり受かるやろ」と思うのだが、やはり本人は緊張気味で、なぜか午前4時に起きて風呂に入り、身を清めてから出かけたらしい(わたしは寝ていた)。
 自分が国家試験を受けたのはもう30年以上前だから、今とはずいぶん様変わりしてるだろうし、理容と美容の違いもあるのだろうが、技術の上手下手を見るのではなく、衛生面でおかしなこと〜例えば床に落とした櫛を拾ってそのまま使うとか、そういうことをしないかぎりはだいたい合格するはずである。と、偉そうなことを言ってみたが、わたしの受験のことを思い出すと、じつは長男には言えないような恥ずかしいことをやらかしているのだ(^^;

 当時の理容の実技試験では、替刃式のカミソリの使用が認められておらず、砥石で研いで刃を付ける昔ながらの日本刀(名前は怖いが長い刀ではない)カミソリを使わなくてはいけなかった。横着者のわたしは替刃式専門で、一度もカミソリを研いだことがなかったから、「まあ試験前に新しいカミソリを買えばいいだろう」とのんきに構えていた。試験日の直前になって注文しておいたカミソリが届いた。開けてびっくり!なんじゃこりゃ〜〜〜!!刃がついとらんじゃないかぁああああああ!!( ̄▽ ̄; (長くなりそうなのでつづく)

 JimmyJazz的健康法

 毎年この時期になると言ってるように、1988年11月のJimmyJazzオープン以来、わたしが病気で店を閉めたのはたった1日きりである。1989年の1月7日、昭和天皇崩御の日に高熱が出たので医者に行き、「仕事できますか?」と尋ねたら「馬鹿なこと言いなさんな」とドクターストップが出た。それであくる日の1月8日(日曜日)は店を閉め、1月9日が月曜で定休日だったので2日で風邪を治した。傍目には陛下が御隠れになった悲しみのために営業を自粛してるように見えたかもしれない。

 それから27年間、旅行で休んだことはあっても体調不良を理由に休んだことは一度もない。そうは言っても調子の悪いことが全くなかったわけじゃないから、用心しつつ健康管理をしてきたつもり。その流れで気がつけば民間療法的なものを結構編み出してきたので皆さんに効くかどうかわからないがちょっと書き出してみよう。

続きを読む "JimmyJazz的健康法"

 ベッキーの不倫について

ついにベッキーが活動を休止すると発表した。でもなんでここまで追い詰められないといけないのか。うーむ、と反応してみたが、べつにわたしはベッキーの元カレでもなければ親戚でも友達でもなく、会ったことさえない何の関係もないおっさんなのである。その無関係のおっさんにとって人様が不倫しようが離婚しようが、べつにいいではないか。ほっといたれよ!って話である(^^;
謝り方が悪いとかCMの違約金がとかわいのわいの大騒ぎして、どうでもいい話なのである。悪者をでっち上げて、いかに悪いかを研究してる暇があったら、少しでも自分を高めることに時間を使わないともったいない。それなのについベッキーのニュースが出たら見てしまう。乗せられるな、人生はあまりにも短いのだぞ。

« January 2016 | メイン | March 2016 »