店の幸福とは

 椎名誠の「にっぽん全国百年食堂」に出てくるのは、必ずしもものすごくうまい店ばかりでない。それでも100年も潰れず続いてるということは、地元の人たちの一定の支持と信用があるからで、あまりにもひどい店が100年続くなんてことはありえない。やはりある程度の水準はクリアしているのだろう。
 繁盛してるところもあれば、それほどでもない店もあるだろう。むしろあまりにも繁盛したり、圧倒的にうまかったりした場合には、ニーズがあるとみて同業他社が進出してきたり、大きくしすぎて失敗したりで潰れてしまうことがある。

 当店なんかが細々と続いてるのもまさにそういうことで、人様から「楽して大儲けしてる」と見られるより「立ちっぱなしで重労働だな、その割に儲からないし大変そうだ」と思われてるほうが長続きするのである(^^;

 ただ、長く続いてるから素晴らしいかどうかは疑問である。太く短く、短期間のうちにバーンと儲けて潔く撤退するというやり方もあるわけで、人生と同じで長生きがいいかどうかは人それぞれ。店が成功したどうかは生み出した幸福の総量で測るしかない。それも一回きりだがお客を深く感動させて、その後の人生に大きな影響を与えることもあるだろうし、長年同じ店に通い続けて毎回ささやかな幸福を得ているお客もあるだろうから、老舗が良くてすぐ閉めた店がダメとも言えないのである。

 エプロン姿

 今NHK BSで放送中のドラマ「鴨川食堂」を楽しみに観ている。萩原健一が元刑事で京都の東本願寺近くで娘(忽那汐里)と食堂をやっていて、同時に「思い出の食、捜します」という変わった探偵業務も行っている。なんだか「太陽にほえろ」と「前略おふくろ様」と「傷だらけの天使」を混ぜたような設定だが、血なまぐさいシーンは出てこない。それにしてもショーケンはいくつになってもカッコイイ!第1話で、船の中で握り飯を口いっぱいに頬張るシーンは「傷だらけの天使」のオープニングのようでわたしはひとり快哉を呼んだ。

 主人公の忽那汐里は探偵業務の時は黒のスーツに着替えるのだが、普段食堂にいる時つけている黒のエプロンが可愛らしいので、そうだ家内の仕事着に買ってやろうとアマゾンで注文した。昨日、届いたエプロンをつけてみた家内が一言「なんか魚屋さんみたい」
 可憐で愛らしい「鴨川こいし」のイメージが魚屋さんとは!思わず吹き出してしまった。たまたま履いていた黒のエンジニアブーツがまるで長靴みたいに見えるのだ。今日はスニーカーを持参した。これで魚屋さんに見えないだろうと思ったのだろう。でも今度はなんか八百屋さんみたい( ̄▽ ̄;

 百年床屋

 わたしの父も床屋だという話は、当ブログに何回も出てくるからご存知の方も多いと思う。じゃあMasterは二代目なんですね?いや、実を言うと4代目なのである。

 今ちょうど椎名誠の「にっぽん全国 百年食堂」という本を読んでいるのだが、わたしの曽祖父が富山県から大阪に出てきて床屋を始めたのが1945年つまり昭和二十年の終戦の年であった。だから今年で創業なんと71年。あと29年頑張れば「百年床屋」となる。あと29年わたしが現役で立ち続けられるかどうかはわからない。でもわたしの息子が今年美容学校を出て、春から十三の美容室に修行に出る予定なので順調に行けば「創業100年」のパーティーに出席できるかもしれない(^^;

 ちなみに「先祖代々伝わる巻物」とか「一子相伝の秘技」なんてものは全くなくて、ただ髪を切るということで生計を立てて続いてきた家系だというだけの話。厳密に言えば息子は床屋でなく美容師になるので、正しく継承されているとは言えない。それでも創業100年へリーチがかかるって、なんだかすごくないですか?

 ジミージャズ21

 ついこないだ「25周年だ!四半世紀だ!」と言ってたと思ったら、もう28年目に突入で、この調子だと30周年もすぐ来てしまうのだろう。パソコンを始めた10周年の頃は、「早く老舗と呼ばれるようになりたい」と思っていたのに、人間が年をとるのと同じく、店も老いていくのは恐ろしいものである(^^;
「全然古くなりませんねえ」
 29年前、JimmyJazzを設計デザインするにあたって、何年経っても古くならないような店にしたいと思ったのは、お客様からそう言われるように見事成功している。だが、古さを感じさせないという意味で成功していても、古くなってないわけでなく老朽化は確実に進んでいる。それにまさか30年もそのままの内装でいくとは、29年前のわたしも思ってもみなかったのだ。

 設計の段階で、デザイナーの人に「モノトーンだけだと殺風景なので赤の差し色を入れたらどう?」と言われたが断固拒否した。当時そういう無機質な中に少しだけ鮮やかな差し色を入れる未来的なハイテクデザインの内装が流行っていた(21世紀を示唆する「◯◯◯◯21」とかいう名前も流行ったなあ)。
 差し色は作った時は綺麗だが後から容易に変更できないし、古くなるとみすぼらしいのである。ちなみに梅田の某ジャズ喫茶はグリーンを差し色に使ったかっこいい内装だったが、数年前に改装した。
 ジャズはもともと古い音楽なんだから、時代遅れになることはあるまいと思った。これも成功で古くなりようがない。

 しかし今となっては、10年に一度くらい大規模なリニューアルをして、常に新鮮さを保っていく方が良かったのではないかと思わなくもない。思い切ってジャズをかけるのをやめて、「ハードロック・バーバー」にしてみるか。あるいは店名を「クラシック・ジェームズ二世」にしてバロック音楽に特化するか。いずれにせよもう時期を逸した感は否めない。

 ジャズに日本を教えてもらった

 山本邦山&菊地雅章の『銀界』は日本的旋律に基づくモードジャズの傑作だ。モードジャズとは簡単に言うと、コード進行に沿ってメロディを展開する西洋音楽の形でなく、決められた音階(スケール)に基づいてアドリブを展開していくもので、音楽用語で旋法と呼ばれる。マイルス・デイヴィス&ギル・エヴァンスの『スケッチ・オブ・スペイン』がスパニッシュのスケールを使ったモードジャズで、見事にスペインの雰囲気を醸し出しているが、あれの日本版に当たるのが『銀界』と言ってもいいだろう。

 尺八をフューチャーした和洋折衷ジャズであるのに、まったく色物的な感じはなく、極めて芸術的で格調高い作品になっているのは、アメリカ人ベーシストであるゲイリー・ピーコックの参加に依るところも大きい。海外の客観的な目で見た日本的な良さが反映されていて、なおかつ一流ジャズマンの審美眼を通した深い理解を伴っているのである。アメリカ人がこんなに日本の良さを理解しているのに、日本人の自分がちっとも日本の良さを理解してない。わたしは『銀界』を逆輸入するような気持ちで聴いて、日本の良さを再発見した。ジャズに日本を教えてもらったのである。

 なぜ「竜安寺の石庭」なのか

 去年十二月に清水寺に行ったとき、参道の石畳を派手な4WDの外車が大きなエンジン音を立てて通り過ぎて行った。それを見たお土産物屋のおばさんが露骨に嫌な顔をして、「ああ、やっぱり京都の人はこういう品のないやかましいのが嫌いなんだな」と思った。

 さて再び「竜安寺の石庭」である。この水墨画のように美しい世界観に感激したチャーリー・マリアーノが、日本的音階を使って作曲したのがこの曲。秋吉敏子とチャーリー・マリアーノ名義の『イースト&ウエスト』(RCA)というアルバムに収められている。録音日は1963年3月30日と記されているが、この曲だけ奥方の秋吉は参加しておらず、チャーリー・マリアーノ(as),渡辺貞夫(fl,as),菊地雅章(p),原田政長(b),富樫雅彦(ds)となっている。これは渡辺貞夫&チャーリー・マリアーノ名義のアルバム『イベリアン・ワルツ』と同じ編成だなぁと思って調べてみたら、まったく同じトラックだということが判明。こちらは1967年6月28日東京録音となっているから、すでにこのとき秋吉敏子とマリアーノは離婚している。つまり、’67年録音の「竜安寺の石庭」を’63年に秋吉と録音した「春の海」をくっつけて、ウエストサイドストーリーと対比させて、強引に『イースト&ウエスト』に仕立て上げた疑いが濃厚である(^^;

 しかし残念ながら、このナベサダ&マリアーノの「竜安寺の石庭」は、お土産物屋のおばさんが聞いたら「えらいやかましおすなぁ」と顔をしかめるにちがいない。そのとき参加していた菊地雅章が3年後に尺八の山本邦山とタッグを組み、満を持して吹き込んだのが『銀界』で、「竜安寺の石庭」はそのハイライトとなっている。この美しさならお土産物屋のおばさんも「よろしおすなぁ」と言うこと間違いなし!

 龍安寺の石庭

大寒波で西日本は大荒れというから、京都に行けば雪の金閣寺が見れるかもと思ったのだが、昨晩まだ京都に雪の積もる気配なし。今朝起きて金閣寺のライブカメラを見たら、おおっ!積もってる積もってる!急いで着替えて出かける準備をしたあとライブカメラを見たら、陽に当たって屋根の上の雪が溶けてきた(^^;
一瞬躊躇したが、せっかく出かける気になっていたのだからと、今日も阪急電車に乗り込んだ。四条烏丸で降り、市バスの終点立命館大学前で降りる。金閣寺の前に、ずっと行ってみたかった龍安寺の石庭を拝観。雪が積もってたら、あの尺八ジャズの名盤『銀界』のジャケットが拝めるかもと期待。雪はチョロっとだけ残っていた。お次はきぬかけの路を歩いて金閣寺へ。ああー、鏡湖池の水は凍っているがやっぱり雪は完全に溶けてしまっていた。それでも美しい佇まいは格別であった。本日のウォーキング18657歩。

 雪降らずとも音は良し

 昨日、雪が降りそうな音がしているとカッコつけて言ってみたのに、まだ雪が降る様子がない(^^;
 しかし、雪が降りそうな音がスピーカーから出ているのは本当で、周囲の雑音は聞こえにくく、音楽の内容がはっきり際立って聞き取りやすい。こらええわい。
 ところが困ったことに、雪の降りそうな日は犬を散歩させながら聴くiPodの音まで良く聞こえてしまうのである。もし雪によって聴く人間の体になんらかの変化が起きて音が良く聞こえるのだったら、「ブラセボ(偽薬)効果」ということになるが、イヤホンと耳の間の空気が良い音の原因ならブラセボではない???オーディオとブラセボの境目は実に微妙であるなあ。

 大寒波襲来

 今年は暖冬だなと思ってたら、新聞によれば「40年ぶり大寒波襲来」とかで、今ごろになってグッと冷え込む変な気候。皆さんお風邪など召されませんようご自愛ください。
 まだ降ってないけれど今夜から大阪も雪が降ると予報が出ている。「音」を聴くかぎり、これは降りそうな気配がする。それにしても雪の日はどうしてこうオーディオの音が良くなるのか。それに雪の日は意外と寒くないので音楽鑑賞に最適である。

 ついでに産経新聞の夕刊を読んでたら、ケイコ・リーの新譜CD『Love XX』が紹介されていた。写真をパッと見て一瞬松田聖子かと思った(^^;
 それはいいのだが、その『Love XX』にビリー・ホリディとデュエットした「I’m a fool to want you」が収録されているというのだ。ナタリー・コールとナット・キング・コールの「アンフォゲッタブル」のようにテープ編集で実現させたそうだ。気になったのでAmazonでちょこっとだけ試聴してみたが、う〜ん、これってどうなんだろ???

 一日中立ち仕事のMasterが万歩計で測ってみた結果

 娘から借用中のiPod nanoには万歩計の機能があるので、犬の散歩をしながら測ってみたら、53分の散歩で4129歩と出た。小一時間で4千歩なら、一日中立ってるんだから何万歩も歩いてるはずだ。試しに朝の出勤時から仕事中ずっと、それに夜帰って犬の散歩が終わるまでずっと計測してみたら、驚愕の数字が出た!!( ̄□ ̄;;;

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 トニーはどこへ行った?

 いま「マイルス・デイヴィス・リーダー ダウンビート誌に残された全記録」という本を読んでいる。マイルスのアルバムが出た当時のレビューが載っていて、急進的な音楽性を理解できない評論家にこき下ろされているのを見ると、これまでにない新しいものを評価するのは難しいのだなとなんとも感慨深い。ちなみに『オン・ザ・コーナー』なんて星2つしかついてなくて笑ってしまった。

 ライブの名盤『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』のレビューでは、「(トニー・)ウィリアムスは収録マイクの配置の悪さに泣かされている。スローなナンバーだとほとんど聴こえないし、速い曲でもいつも聞き慣れているあの驚異の若者の強烈さがここではおとなしいままだ。」と記されていて、まあこのハーヴェイ・サイダースとかいう書き手は一体どんな音の悪いオーディオで聞いているのかしらと呆れてしまった。突然パタッとドラムを叩くのを休止したかと思うと、また絶妙なタイミングで入ってくるのがトニーの持ち味じゃないか。聞こえるところではしっかり聞こえるし、聴こえないところではそもそも叩いてないのである。それでいて「いつも聞き慣れている驚異の若者の強烈さ」とは、ちゃんちゃら可笑しいわい。

 と、気になったのでトニーのドラムに集中しつつ久々に『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』の表題曲を聞いてみた。後半、ジョージ・コールマンのテナーソロが終わる頃にトニーの音が消えると、そのままハービー・ハンコックのピアノソロに突入、しばしベースのロン・カーターとのデュオが続いて御大マイルスが登場。エンディングに突入するからそろそろトニーも盛り上げに出てくるかと思ったら、あれっ?出てこないで終わっちゃったじゃないか。これは本当にマイクトラブルか何かで音を拾えなくなったか、それともトニーが途中でトイレに行ってしまったのか?確信が持てなくなったせいで、片っ端からトニーが叩いている「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」を聴くはめになってしまった(^^;

 ウエイン・ショーターが参加している演奏では、ちゃんと最後までトニーが叩いているのを確認できた。やはりこのリンカーンセンターのときだけのアクシデントだったのかと思ったが、その5ヶ月後の東京公演『マイルス・イン・トーキョー』の「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」では、サム・リヴァースのテナーソロのあと叩くのをやめたと思ったらそのまま最後までトニー登場せず。やはりあれは音楽的な演出だったのだ。ああよかった。

 ショットのピーコートはあったかい

 なんだか全然寒くないなぁと思いながらクリスマスが過ぎ、正月が過ぎ、ようやく昨日あたりからブルッとくる冷え込みになってきた大阪なのである。特に風が冷たく、着るものに困る季節だけれど、今シーズンはショット製ピーコートを手に入れたのでもっぱらこいつが活躍している。実は昨年11月に、わたしのライダース革ジャン(これもショット製)と弟のピーコートを取り替えっこしたのである(^^;
 50歳過ぎのおっさんがライダース着てたらシブいかもと思い、30年以上前に買ったのを大事に取っておいたのだが、いざ50過ぎてみたら腹がキツくてチャックが閉まらない。弟は弟で、体格が貧相でピーコートがブカブカになってしまったので、互いのニーズが合い、思い切って物々交換と相成ったのだ。

 しかしこのピーコートが思いの外あったかいのである。冬はダウンが最強だと信じていたがピーコートも負けてない。デザインは少々無骨すぎるきらいもあるけれど、厚手のメルトンウールなので風を通さず、首にマフラーを巻いて手袋をすれば完全防寒となる。映画「フィラデルフィア・エクスペリメント」では、海軍兵士がシャンプレーのシャツの上にピーコートを羽織っていた。さすが軍モノ、船上の風もそれだけで充分防げる感じだ。
 一方、弟にあげたライダースはあんまりあったかくないのである。彼はこれ着てバイクに乗ると喜んでいたけれど、真冬にこれだけだと結構キツいのではないかと少し良心をいためている(^^;

 粘れ御児

 カズオ・イシグロの小説「わたしを離さないで」が綾瀬はるか主演のテレビドラマで始まった。最初「おかしな設定だな」と思いながら観ていると、だんだん「この子どもたちは臓器移植のために作られたクローン人間だった」ということがわかってくる。ストーリーはともかく、このタイトル「わたしを離さないで」とは、劇中で重要な役目を果たす曲名でもある。ジャズファンなら「ネバー・レット・ミー・ゴー」のことだろうとピンとくるだろうが、残念ながら劇中で流れるのはスタンダードの「ネバー・レット・ミー・ゴー」ではなく、新たに創作された「ネバー・レット・ミー・ゴー」である(^^;

 だが、原作者のカズオ・イシグロの頭の中には、やはりジェイ・リヴィングストンとレイ・エヴァンスが1955年に発表した「ネバー・レット・ミー・ゴー」がイメージとしてあったのではないか。今、キース・ジャレットの『スタンダーズ Vol.2』の同曲を聴いているが、この幻想的なメロディラインがグレースケールで描かれる子どもたちの空虚なイメージにぴったりなのだ。原作ではこれまた架空の歌手である”ジュディ・ブリッジウォーター”という、”ディー・ディー・ブリッジウォーター”の親戚みたいな名前の人に歌わせているのだから。

 4Kテレビいいなあ

久しぶりにヨドバシ梅田へ行ってテレビ売場を見てきた。4Kテレビも値段がこなれてきたなあ。2013年に買ったばかりだからまだ買い替える予定はないけれど、65インチが各社充実。ハイエンドとして85インチがあるものの、100万オーバーの値段を考えると65が実質最大サイズといった位置付けか。現用のREGZAが65インチだからサイズダウンはないだろうなあ。もう少し安くなったらREGZAを父のカラオケ店にあげてブラビアでもと、買う気もないのにいろいろ考えてしまった(^^;

 「キモい」の法則

 女子高生らがよく口にする「キモい」とは何か、どういう状態だとキモいのか、おじさんなりにちょっと考えてみたら、概ね湿気を帯びていて、風通しが悪い状態をキモいと感じるのではないかという結論に至った。
 腋の下でも足の指の間でも三段腹の肉の間でもいいが、毎日風呂に入って清潔に保っていればキモくないはずである。要するにある意味人間的に未熟で、自己管理がきちんとできてない状態を発見すると、彼女らのキモいスイッチが入ってしまうのだろう。
 しかし、髪の毛が多い人の場合はただシャンプーするだけでなく、プロの手を借りる必要がある。髪が密集して生えているところを適度に間引いて風通しを良くしてやるのだ。黒々とした髪の毛が海苔みたいにぴったり頭に張り付いてるより、ふわりと風が通るような軽いヘアスタイルの方がキモくないだろう。
 以上は薄毛で風ばかりが通るキモいおじさんのヒガミでもある(^^;

 ジャズ代無料

 もうキャンペーンは終了してしまったけれど、インフラノイズの新製品フィルタライザー&タップリベラメンテを使うと、もともと良い録音のソフトがターボをかけたようにものすんごく良くなるなあ。まだ発送をお待ちの皆様、もう少しでお手元に届きますので妄想を膨らませつつお待ちください。

 ところで、ジャズ喫茶の主な業務は「ジャズを聴かせること」で、コーヒーや軽食などはおまけみたいなものである。コーヒー代を500円だとすると、音楽代が300円くらいで残りの200円が喫茶代だろうか。
 JimmyJazzでは、ジャズを一応付加価値として売っているけれど、他店と比べて料金を高くしていない。音楽代もコーヒー代もタダで、丸々4000円全てがカット代である。
 最初は「大した音でもないのにジャズを聴かせるなんて畏れ多い」と思っていたのだが、徐々に音量が大きくなり、スピーカーと店主の態度も大きくなってきた。今ではほぼ無理やり聴かせていて半強制状態となっている(^^;
 ちなみに弟の店ではオールディーズがかかっているが、いつ行っても蚊の鳴くような小音量で、もうちょっと景気良く鳴らせばいいのにと思うのだが、簡単に見えてもなかなか音楽を聴かせるというのは難しいものなのだ。

 世界に一つのJimmyJazz箸

 いつの頃からか、少なくともこの20年以上は自分の箸というものを持った憶えがない。割り箸か100均の箸か、そこらへんにあるものをいつも使ってきた。この正月に山代温泉の”ゆのくにの森”で輪島塗の体験があったので、マイ箸を作成することにした。鉄筆で箸の表面に傷をつけ、そこに職人さんが金粉を沈めてくれるこれは”沈金”という技法である。せっかくなので「ジャズ柄」にしてやろうと調子に乗って彫ってみたが、仕上がりはご愛嬌といったところか(^^;
 漆でかぶれるといけないから1週間は開けないようにと言われてたので、ようやく本日出して使ってみた。これで体験料1080円、家族もそれぞれ自分の箸を作ったので、旅の思い出とともに大事にしたい。

 ブログの遺言

 年末にナタリー・コールが亡くなったかと思ったら、正月早々ポール・ブレイが亡くなり、デヴィッド・ボウイが故郷の惑星に帰り、桂春団治も亡くなった。まあ、最近よく人が死ぬわ。いや、最近でなくてもずっと人は死んでいたわけで、そういった訃報にわたしが反応しやすくなったということだ。わたしの知人の年齢層も高くなってきたので、年末年始にかけてしばらく音沙汰ない人は「大丈夫だろうか?」とひそかに余計な心配をているが、「生きてますか?」と訊くのも勇気がいるのでそのままにしている(^^;

 人はいつか必ず死ぬと知っていても、まだ先だろうとつい思ってしまうもので、他人事でなく自分が「お先に失礼」なーんてことがあってもおかしくない。そんな思いもあって、このブログを毎日つけている。ある意味遺言代わりと言ってもいい。子供たちに言ってなかった話を、わたしの死後に読んで「父はこういう人であったのか」と思ってくれたら幸せである。しかし、よくよく考えてみたら、親は子供に関心があるけれど、子供は親になんか関心がないもの。わたしも父の日記が書棚から出てきたってきっと読む気はしないもんな。そんなもんであるよ。(´Д` )

 タイミングが合うとクリアーに聞こえる

 またまた映画「セッション」についてもう少しだけ。映画なので演奏の出来不出来が一瞬で観てる者に伝わらなくてはいけない。主人公の叩くドラムと他のメンバーのドラムはどう違うのか。鬼教官は「もっと速く!」というセリフでスピードを強調していたが、これは映画の内容をわかりやすくするために「速いか遅いか」を象徴的に使ったと見るべきだろう。
 わたしが感心したのは、ドラムの演奏がイケてるかそうでないかを、音色によって描き分けた点だ。音楽は、ぴったり合うとクリアーに聞こえるが、合ってないと濁ってよく聞こえない。リズムに関してもそうである。主人公のアイドルがバディ・リッチという設定も、ビッグバンドドラマーであることはもちろん、あの爽快に抜けるスネアドラムの音色が映画に効果的だからかもしれない。

 モコモコと籠もったような音を出すドラマー、例えばエルヴィン・ジョーンズなど、シンバルはジルジャン製でキラキラ輝く音なのに、スネア、タム、キックは籠もって聞こえる。それでオーディオ初心者の頃はエルヴィンのドラムが苦手だった。それが再生能力が上がってくるにつれ、だんだんエルヴィンが好きになってきたのである。オーディオだって音楽のタイミングが合ってくると俄然クリアーに鳴り出すのだ。

 映画「セッション」について

 昨日観た映画「セッション」についてもう少し。予告編を見ると、「鬼教官にシゴかれながらも最後には名演奏の大団円で終わるんだろうな」と思うだろう。おっと、以下ネタバレ注意(^^;

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 猛烈に悔しがれ‼︎

年末年始、家族に占領されてたテレビが空いたので、前から観たかったジャズ映画「セッション」を観た。音楽学院の鬼指揮者と生徒ドラマーの物語で、「悔しさをどうプラスに転じていくのか」がこの映画の主なテーマである。

卑近な例で恐縮だけれど「そういえばあの人来なくなったなー」と思ったら、キレイな頭をしたその常連客と駅でバッタリなんてことが時たまある。正直そんなときは猛烈に悔しい!いい歳してなんだと思われるかもしれないが、歳くってるからこそ悔しいのである。
「人それぞれ事情があるのだから」とか「他所に行っても地獄に堕ちるわけじゃなし」などとぬるいこと言って自分を慰めてるようならもう一線を退いて引退すべきである。負けて少しも悔しくない人にもはや成長の余地はないからだ。
ただ、その怒りの矛先を他店に行ったお客様に向けるのはただの逆恨みなのでいけない。あくまでも自分の不甲斐なさに恥じ入り、なにくそと奮い立たなければいけないのだ。

あのマイルス・デイヴィスだって、自分より売れてるアーティストがいると猛烈に嫉妬したけれど、ただ悪口を言ってこき下ろすのではなく、フランク・シナトラや、ジミ・ヘンドリックス、ジェームス・ブラウン、プリンス、マイケル・ジャクソンらを研究・観察して、その要素を自分の中に取り込んでいった。

悔しくないよなんてうそぶいてカッコつけてる奴はダメだ。プロなら勝負に負けたら猛烈に悔しがれ‼︎真っ赤になって悔しがれ‼︎そしていつか必ず目にモノ見せてやれ‼︎
これを2016年の抱負としたいと思います。

 濃厚な音の匂い

 昔はトマトやゴボウやニンジン等の野菜には濃厚なえぐみというか匂いがあった。そのため野菜嫌いの子供もたくさんいた。それがいつの間にかどの野菜も薄味である意味食べやすいものに変わってしまった。そうなると昔のあの咽せるように濃厚な野菜を食べてみたいと思うのがワガママな現代人である。
 音楽も同じく、現代では濃厚な音がすっかりなくなってしまった。昨日の『昭和ジャズ大全~幻の名盤・秘蔵盤~』みたいに、甘く芳醇な香りが漂ってくるレコードが、どうして作られなくなってしまったのだろう。
 新しいものの良さがわからなくなってきたら、自分もいよいよ年寄りに近づいてきたみたいで嫌になってしまうけれども、やっぱり音楽は昔のやつがいいなぁ。あの優しい音色、グルービーなリズム、極彩色のハーモニー。スタジオミュージシャンも名人みたいな人がたくさんいた。ただのノルタルジーだけではないと思うのだが。

 78回転のデジタルオーディオ

「この今かかってるのは78回転ですかな?」

 ははぁ、レコードと間違われることはちょくちょくあったが、78回転ときましたか。年末に『昭和ジャズ大全~幻の名盤・秘蔵盤~』というコンピレーション盤をかけていたら、年配のお客様から訊ねられた。もちろんCDをハードディスクにリッピングしたものであるから、78回転というより15000回転である(^^;

 でも、この方の仰る「78回転」というニュアンスが、この『昭和ジャズ大全 』を聴いてると、よ〜くわかるのだ。収録曲の中に実際に78回転のレコードで発表されたものはないと思う、そこまで古くないと思うけれど、電蓄のターンテープルに78rpmの文字が表記されていた頃の、古き良き昭和の時代の空気が漂ってくるようだ。昔はこんな宝石のように良い録音のレコードがいっぱいあったのに、最近とんとお目にかからなくなってしまった。
 やってることはベニー・グッドマンやジョージ・シアリングのコピーなのだが、それらのオリジナル演奏をかけてみても「78回転」の音はしないから、あれは間違いなく「昭和の空気」がパッケージされているのだと思う。

※終了間近!お得なリベラメンテWINTERセールは2016年1月10日まで!

 人生はワンツーパンチ

 「もひとつ壊れた」というか、「もう寿命か?」と思わせる怪しげな動作をするのがiPod shuffle。聴いていてスキップボタンを押すと赤ランプが点滅して止まってしまう。おそらくバッテリーがダメになったんだろう。8年以上ほぼ毎日使用しているから、よくもったほうである。
 2007年11月7日のエントリー ”iPod shuffleを買った”に、iPod shuffleのファーストインプレッションが残っている。早いものであれから8年も経ったのだ。8年もったiPod shuffleもエラいが、8年前に買ったときのことが記録されてるこのブログも大したもんだろう(^^;

 さて、そろそろ買い替えどきかとオークションでiPodの出物がないか物色していたら、家に娘の使ってないiPod nano(第6世代)があったのを思い出した。長女の誕生日プレゼントにあげたものだが、現在彼女にはiPhoneを持たせているから、もうnanoを使うこともあるまい。機能的にも音質的にもiPod shuffleがシンプルで好きだけれど、余ってるならnanoを使わない手はない。shuffleの容量1GBに対してnanoは8GB。それに万歩計もついてる。昨晩試しに犬の散歩に持ち出したら、53分で4129歩歩いていた。仕事中は立ちっぱなしなので毎日1万歩くらい歩いてるんとちゃう??

 彼女のウインク

 年末に酷使した備品が、年明けに来てみたら壊れてたというのはよくあるパターン。冷蔵庫だったりボイラーのモーターだったり、これまでもいろいろなものが年初に壊れてるのを見てきたが、今年はなんとマッキントッシュのブルーアイズの片方のランプが切れていた(^^;
 クリスタルガラスの内側から照らすグリーンとブルーのイルミネーションはマッキントッシュアンプのトレードマークなのだが、グリーン文字の方は使ってるうちに光量が落ちてくる。プリアンプを一度修理に出したときにこの電球も全て交換してピカピカになって帰ってきたけれど、半年もすると光が暗くなってしまった。今回切れたのはパワーアンプの出力メーター右側の電球である。交換だけなら簡単にできそうだが、素人の手には負えない。この重いアンプをまた修理に送るとなると腰が引けてしまうなぁ。とりあえず音は絶好調なので不格好だがしばらく様子見としよう。

 一月はスタンプ倍押しキャンペーン!

 クリスマスプレゼントとともに、こちらも毎年恒例となっているメンバーズカードのスタンプ倍押しキャンペーンを開催中。
 このスタンプ倍押しは、昔お初天神の近くにあった輸入レコード店「リバーサイド」がやっていて、倍押ししてもらうとやけに嬉しかったのを思い出して始めたものである(^^;

 去年、古いカードケースを整理してたら懐かしい「リバーサイド」のメンバーズカードが出てきた。「63.年度3−」のハンコが押してあるが、「1963年3月」ではなく「昭和63年3月」、つまりJimmyJazzがオープンした1988年発行のもの。当時はCDなどなくアナログばかりで、オートバイに乗りLPを入れたショルダーバッグを風でパタパタさせながら買って帰ったものだった。「リバーサイド」はもうないが、倍押しの精神だけは当店で脈々と受け継がれている。

 ヒリヒリソープ

 この正月は、家内の実家に一泊したこともあって、いつもスーパー銭湯に行くとき持参するシャンプーや石鹸、歯ブラシ、カミソリなどを入れたポーチを次の日の旅行にも持って行った。温泉に備え付けのボディシャンプーというやつが苦手で、シャンプーは我慢できても身体と顔は固形石鹸でないと洗った気がしないのだ。

 泊まった旅館の風呂場には、シャンプー、リンス、ボディシャンプーがそれぞれ二種類と、洗顔、ピーリングジェルなどアメニティが豊富に置いてあったが、わたしは持参の石鹸で洗ってさっぱり。ご丁寧にシェービングソープもあったので、髭を剃るのにこれを顔に塗ってみると、まだカミソリを当ててもいないのに「罰ゲームか?!」と思うほど顔がヒリヒリする。こらあかん(^^;
 慌てて洗い流したがそれでもヒリヒリが残るほど強烈だった。

 プロの立場から言わせてもらうと、髭剃りのときに顔に塗る泡は、洗浄力が高いほうが髭が軟らかくなって剃りやすい反面、洗浄力が強いほど刺激も強くヒリヒリする。泡立てるのに液体ソープを使うとヒリヒリしやすい。実は以前当店でも液体ソープを使っていたが、刺激が強いと指摘があったため、JimmyJazzでは昔ながらの花王粉石鹸を復活させて今現在も使用している。
 温泉に備え付けのシェービングソープは、ボトルの中に液体ソープが入っていて、蓋をプッシュすると泡になって出てくるタイプだったが、あんなにヒリヒリするソープで平気な人っているのかしら???

 正月休み最終日

山代温泉二日目は近くの施設ゆのくにの森へ行って、家族みんなで輪島箸の絵付け体験。箸に彫刻刀で傷をつけるようにして模様を彫ると、職人さんがその場で模様に金粉を沈めてくれる。なかなかの出来栄えにみんなで盛り上がる。ちなみにMasterの作品はどれかよーく見ればわかるはず(^^;
おみやげを買って帰路につき、いま帰宅した。お正月はこれにておしまい。明日からまたよろしくお願いします。

 山代温泉に来ています

家内の実家に一泊したあと、そのまま山代温泉へ出発。着いてみれば北陸なのに雪も無く暖かい気候。高級旅館瑠璃光 のWIFI電波を拾って、隣の旅館から更新している(^^;
ひとっ風呂浴びて、温泉たまごを食べ、さらに食事したあと、卓球して部屋でマターリ。

 元日〜二日の過ごし方

元旦の朝は尼崎のコストコへ食料の買い出しに出かけた。相当混んでると覚悟して午前9時の開店前に到着してみたら、アレ、誰もいない?元日の営業時間はネットで確認しておいたので開いてないことはありえない。実際に空いていたのだ。巨大なカートを押して広い店内を進んでると、つい気が大きくなって値段の感覚が麻痺しそうになる(^^;
お寿司やらピザやらの食料を確保、お昼に戻って親戚一同でひとしきり飲み食いしたあと、娘たちと電車で尼崎Q'sモールへ。わたしもユニクロでセーターを購入。なんだかんだで毎年ユニクロで何か買ってしまうのが口惜しい(笑)
今日はゆっくり犬の散歩を楽しんだあと、夕方から家内の実家へ行くので、しばらくネットに繋がらなくなる。もしWIFI環境が確保できたら更新します。

 新年おめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。
JimmyJazzは5日(火)より営業します。
2016年もよろしくお願い申し上げます。

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