カットの時間はもったいない?

美容室では、カットしてる間に雑誌を読んでる人が多い。JimmyJazzで散髪しながら雑誌を読んでるお客様はほとんどいない。禁止してるわけではないので、読みたい人は読んでもいいのだが、最初は読んでいた人もそのうち読まないで散髪されるほうが気持ち良いことに気がついて、最後にはほぼ全員が目を細めて座っているというわけ。按摩さんにマッサージされながら雑誌を読んでる人がいないのと同じで、せっかくの気持ち良い時間がもったいないのである。

そもそも、原宿のカリスマ美容室であっても、いまだに雑誌を勧めているのはいかがなものか。もっとスマートな雑誌に代わるものとして約30年前に考え出したのがジャズのBGMだったのだ。

 ダイナマイト散髪

 オーディオ用語で「ダイナミックレンジが広い」というのは、「大きい音と小さい音の差が大きい」ということ。ちょうどダイナマイトが爆発するときのドッカーン!というギザギザマークのイメージで、メリハリがあることを示している。女性のプロポーションを「ダイナマイトボディ」と呼ぶのも、おそらくバスト、ウエスト、ヒップにメリハリがあることを意味するのだろう。

 さて、ヘアスタイルを長持ちさせるには、カットのしかたもダイナミックなほうがいい。つまり、短い毛と長い毛との落差が大きいほうが長期間スタイルが崩れにくくなる傾向がある。反対に、もっとも早く伸びてしまうヘアスタイルが丸坊主もしくはスキンヘッドで、バリカンで全部同じ長さにするからダイナミックレンジゼロである(^^;
 髪の生え方を観察して、伸びやすい部分を多く切り、伸びにくい部分は多めに残す、こうして多少でもメリハリがあったほうが伸びてきてもスタイルが崩れにくいのだ。

 あのお客様もう何ヶ月も来てないなあ、他所に行ってしまったのかなぁと心配してたら、ボサボサ頭でひょっこり現れて、「いやぁ前回のカットよかったよ!全然伸びなくてさあ」と言われた。ここまで長持ちするように切ったつもりはないのだが…。

 長持ちカット

 わたしのiPad miniは、OSをアップデートするたびに動作が重くなっていく。新しいのを買わせるための戦略なのだろう。初期化して最初に入ってたOSに戻す方法とかないのかしら?(^^;

 不況になるとお客様の来店サイクルが延びて困るなあと愚痴ってしまうわたしだが、仕事では「どうやったらもっとヘアスタイルが長持ちするか」を常に考えてカットするという、一見矛盾したことをやっている。
 これは修行時代に「自分が刈ったお客様が次回来店されたとき、どんな伸び方をしてるか観察しろ。お客様の頭が先生だ」と叩き込まれたせいである。そのため切ったら切りっぱなしでなく長持ちさせるために必ずもう一手間かけるようにしている。

 わたしもじつはこっそり千円カットで散髪してもらったことがあるのだが、「おっ、なかなか上手いじゃないか」と思ってもすぐに伸びてしまい、せいぜい10日くらいしか持たないのである。ただ切っただけでは10日しか持たない髪型をいかに長く持たせるか。いちいち口に出して言わないが、こういうところに職人のプライドがある。それでも三週間ごとにJimmyJazzへ散髪にみえる顧客も何人かいらっしゃるので、あまり偉そうなことは言わないほうが身のためだ(^^;

 ナイス&イージー

 ブログを持ってるせいで、遠方から散髪に来てくださるお客様が少なくない。だからといって必ずしもジャズファンやオーディオマニアばかりが集まるわけでもない。わざわざ散髪料金より高い交通費を払って通ってくださるのは、どこのサロンに行っても満足できないというのがいちばんの理由のようだ。
 こんなことを言うと自慢めいて聞こえるが、わたしの技術じたいがそんなに素晴らしいとは思わないのだ。どこへ行っても思うように切ってくれないという方は、おそらく「なんでこんな簡単なことができないのか」と思っていて、その簡単なことができないサロンに何回も当たるストレスはそうとうなものだ。近くのあの店この店と放浪して、それでも満足できないなら「えーい、もう面倒だからJimmyJazz行こう!」と、”簡単なこと”のできる当店に遠路はるばるやってくるというのが実態のようである。

 ちなみにその方の求める”簡単なこと”がいったい何なのか、わたしにもさっぱりわからない(^^;

 サインポールの蛍光灯交換

 サインポールの蛍光灯が切れたので、いつもお世話になってる理美容ディーラーのムラオ君に交換に来てもらった。

 このサインポールになる前の、祖父がプレゼントしてくれた物は大型で、蛍光灯を換えるのも一苦労。なんでも自分でやりたい(安くあげたい)Masterは、定休日に電気量販店へ行って交換球を買ってきて1日掛かりで交換したものだった。途中で透明アクリル板の内部を拭こうとしてまだらになったり、軸がずれて焦ったりして、腕に擦り傷を作りながらも孤軍奮闘したものだった。

 ”信頼”とは、自分のことを正しく理解してくれてるという安心感のもとに成り立っている。わたしはムラオ君を信頼しているので、今回は自分でやらず交換をお願いした。小一時間で交換は終了。ところで料金はナンボですか?と訊いたら、2200円(税別)ですと!安っ!蛍光灯2000円とグロー球200円で2200なのだという。工賃無しか!?てっきり工賃併せて1万円くらいは請求されると思ったのに!?(^^;
 こんなに安いんならもう絶対自分で修理なんかやらないぞ!って、ムラオ君、ほんとうにご苦労様( ̄▽ ̄;

 【Master Quality】第5弾「宇野功芳指揮 モーツァルト『魔笛』ファンタジー」新発売

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 天王寺ストラット

今朝は天王寺に出かけた。用事を済ませたあと「いきなりステーキ」で腹ごしらえをして、天王寺公園を突っ切って新世界へ行ってみることにした。よくウロついていた30年前とはずいぶん変わって、当時一体も見なかったビリケンさんの像がやけに目に付いた。ここまで来たらと、日本橋のでんでんタウンへ足をのばす。シャッターの下りた店舗が目立つなあ。いま調べてみたら日本橋に行くのもUSB-101試聴会以来だからおよそ7年ぶり!そらマニアがこれだけ行かないんだから街も寂れるというもの。おっとサウンドパル共電社9月28日をもって閉店かぁ。ハイファイ堂は開いててアルテックが鳴っていたが、うーむこんなもんかな。やはり河口無線の高級オーディオを聴かせてもらおうと二階へ上がろうとすると「準備中」の立て札が。来月のオーディオショウの準備だろうか?なんかオーディオショップ元気ないぞ。欲求不満でそのまま歩いて北上し、なんばから心斎橋、本町まで歩いて御堂筋線で帰った。よく歩いた。

 バック・トゥ・ザ・フューチャー‼︎パート2

「女心と秋の音」というくらい秋口はオーディオの音がコロコロ変わるから、検証は慎重にしなければいけないが、この音の変わりようが外付ハードディスクの電源コードにパーマをかけたせいだとしたらスゴい効果である。怪しみつつも引き続き観察を続けてみたい。

 さて、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でもうひとつ思い出した。あれは1988年の秋頃だったと思う。数ヶ月後に迫ったJimmyJazzの開店準備のため、オープニングスタッフと一緒にわたしは実家の理容店で働いていた。そこへ当店への融資をお願いした銀行の支店長が散髪にみえた。開店資金を借りる前から散髪に通っていただいた常連さんで、そのため融資もすんなりと事が運んだ。銀行の支店長でいらっしゃるので紳士的であまり口数が多くない方だとずっと思っていたのだが、そんなことを知らないオープニングスタッフが「ご趣味はなんですか?」などと気安く話しかけると、「いやあ、映画が大好きでねえ〜」意外なことによく喋る方で、先入観はいけないと反省した(^^;

「いままで観たなかでいちばん好きな映画は?」というスタッフの問いに、間髪入れず「バック・トゥ・ザ・フューチャー!」「あんな楽しい映画はありませんよ!」と答えたので二度ビックリ。「風と共に去りぬ」や「ローマの休日」あたりを挙げそうなイメージだったのに、公開されてまだ間もなくしかもタイムマシンの登場するSF映画の素晴らしさに熱弁をふるう支店長さんに感心したのを覚えている。
 JimmyJazzの開店資金は完済し、支店長さんをお見かけすることはなくなったが、あれから27年後の今、その銀行も支店も跡形もなく消滅してしまった。未来にはこういうこともあるのだ。

 バック・トゥ・ザ・フューチャー‼︎

「2015年10月21日午後4時29分」は、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー パート2」(1989年)で主人公マーティ・マクフライがタイムマシンのデロリアンで未来に到着した日時だと話題になった。そういえば、こんなものがあったなとクローゼットから出してきたのがこのスタジャン。1995年1月にロスアンゼルスのユニバーサルスタジオにて購入。よーく見ると「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のあの時計台のマークが刺繍されている。腕には「55」のワッペンが。つまりマーティの両親が通っていたヒルバレーのハイスクールのスタジャンという設定なのだ。これってもしかしてお宝じゃね?

 電源コードにパーマをかけてみた!?

 巻きつけるだけで電源コードの悪影響を無くすというインフラノイズのオーディオアクセサリー”フィルタライザー”の発売はもうすぐだけれど、軽く実験で外付けハードディスクのACアダプタのコードをパーマのロッドに6回巻きつけてみた。怪しい、じつに怪しいことをやってる。パーマかける相手を間違ってるんじゃないか?(^^;
 すると、心なしか音がスッキリしたような気がする。ホンマかいな??( ̄▽ ̄;
 製品版の到着が待ち遠しい。待ちきれない人はとりあえずなんでもいいから巻きつけるのだ!!(笑)
フィルタライザー&タップリベラメンテ関連エントリー

 ちとわからねえな

 ダウンタウンの松本人志が出ている深夜番組の「松本家の休日」が好きでよく観ている。そのなかで流れる山口百恵の「乙女座宮」を聴いて、そういえば宇崎竜童ってかっこいいなと思い、ここ数週間ほど宇崎竜童がマイブームである(^^;
 ダウンタウン・ブギウギ・バンドのリーダーであり、奥方の阿木耀子とのコンビで数々の名曲を世に送り出したヒットメーカー。振り返れば日本の歌謡界の一翼を担っていたと言っても過言でない(もう一翼は阿久悠である)。

 いま「バックストリート・ブルース 音魂往生記」を読み終えたところ。あの有名な「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」はメロディがつけられなくて諦めたというのは有名な話だが、阿木の詞は、その言葉自体がこれしかないというメロディーを持っているらしく、いっぽうで阿久悠の書いた詞には曲がつけられないという。
「だって、『ペッパー警部』ですよ。誰?それ、架空の人物ですから。それにメロディをつけた都倉さんは凄いな、と当時から思ってました」

 さて、本には書いてなかったがその「港のヨーコ〜」の歌詞、「ちょっと前なら覚えちゃいるが、半年前だとちとわからねえな。髪の長い女だって、ここにゃあたくさんいるからね」というのは、「半年前と同じ髪型にして!」と注文された美容師が困ってるところを阿木耀子が描写したにちがいない、とわたしは確信している。半年前にどう切ったかなんて覚えてないって。アンタ、あの娘のなんなのさ!( ̄▽ ̄;

 音の指針

 音は悪くないんだけれど、ちょっと自分の音と違うなと思いつつ我慢して何年も聞き続けることがけっこうあって、そういうときにオーディオの音が悪いといって貶されたりすると、わかってるだけにとても悔しい(^^;
 それができたら苦労はないよ。しかし、思った通りの自分の音がバッチリ出てるときは自信満々であるから、なんと思われようと気にしない。幸せである。

 音に自信がないときは、自分でもそれを認めたくないものだから、なんとか良いところを見つけてごまかそうとする。そのため、聴きなれた自分の好きな曲をかけることを避ける。昔聴いて良かったなあと思った曲を聴いて、同じように感激しないとショックだから。ある意味妥協しているのだ。
 幸いなことに、今は思ったとおりの音が出ていて、昔聴いた曲も記憶にある思ったとおりの音でしかもクォリティはアップしてるので聴いてて楽しい。自分自身の感性はなかなかごまかせないものだ。

 音質は悪くても上手かどうかくらいわかる

 時々テレビのバラエティーで、出演者が歌のうまさを競う番組をやってて観るんだけれども、テレビ内蔵スピーカーの音質だと歌のうまさがわからないかというとそんなことは全然なくて、うまい人はちゃんとうまく聞こえるし、ひょっとしたらオリジナルの歌手が吹き込んだ元歌よりうまいんじゃないかと思うことがよくある。
 我々は音楽のいろんな側面を聴いているのだが、「歌のうまさ」だけにフォーカスすれば、素人の我々でもちゃんと
歌唱力を判定することができる。オリジナル曲を歌った歌手も、元祖だけあってほんとうはうまいのだが、歌がうまいかどうかだけを注意して聴いてるわけではないから感心することはあまりない。
 オーディオでも「このピアノソロを注意して聴いてください」とか前もって言っておけば良い音で聞こえるかもしれないな(^^;

 お笑いとジャズ

 お笑いとジャズはひじょうに近いように思う。予想外に起きたハプニングを拾って、瞬時にそれを意味のあるものへ変換させる技にお笑いの、あるいはジャズの真骨頂がある。
 例えばマイルス・デイヴィスのライブ盤『マイ・ファニー・バレンタイン』で、表題曲のイントロをピアノのハービー・ハンコックが間違ってしまう。まずいと思ったハンコックは一旦終わらせて仕切り直そうとするが、ここですかさずマイルスのラッパが今までにないパターンで入ってくる。自分たちのレパートリーでありながら、まったく違った「マイ・ファニー・バレンタイン」が誕生した瞬間だ。また、この盤には観客が雄叫びをあげて名演となった「ステラ・バイ・スターライト」も収録されている。この叫びは適確なタイミングで発せられ、これ以上長くても短くてもいけない。もう何度聴いても絶妙だ。

 ペッパーはコルトレーンに憧れていた

 アート・ペッパーの『ノー・リミット』を聴いていたら、ペッパーの様子が変だ。アルトとテナーの両方をオーバーダビングして吹いているようだが、特にテナーが珍しくフリーキーなトーンでご乱心の様子。そういえば、自伝のなかで一時期ジョン・コルトレーンに憧れてテナーを吹いていたと書いてあったのを思い出した。
 あのリズムセクションと共演したペッパーともあろうお方が、コルトレーンに憧れてどうするのだ?しかもトレーンは1歳年下ではないか。ペッパーなんだからもっとシャンとせんかい!と言いたいところだが、その自伝「ストレート・ライフ」の内容からして、音楽に関することはほとんど書いてなくて女風呂を覗いた話とか、そこらへんのオッサンが書いたのかというくらいまことに情けない。
 床屋のブログのアドレスに使用されるほど日本では人気のペッパー。だが本人は来日してみて「俺ってこんなに人気があったのか?」と驚いたという。日本でペッパーがヒーロー扱いされるのは、『ミーツ・ザ・リズムセクション』という名盤があるのと、来日したことがあるのと、ちょっと男前でヤク中だったのが原因だと思う。
 同じくらい男前で情けないのがトランペットのチェット・ベイカーなのだが、その話はまた今度(^^;

 笑う散髪マン

 セールでめっちゃ安かったので持ってるチャコールグレーと色違いのブラックを衝動買い。NEW YORK HATのフェドラハットWPL5923 100%WOOL Made in U.S.A. 床屋の主人なのに外出時は常に帽子かぶってるって変ですか?(^^;

 帽子というのは髪型と同じで、ちょっとの鍔の長さや折れ具合、色や素材の質感で似合うか似合わないかが大きく違ってくる。我が家の子供達も最近色気付いて、この手の黒いフェルトハットがいくつも転がっているのだが、どれもわたしがかぶると変である。「どろろん閻魔くん」みたいで不合格!!(わたしがか?)( ̄▽ ̄;
 合格なのはこのニューヨークハットだけ。やはりオッサンがかぶるならある程度カチッとした作りでないと、なんでもかんでもかぶってたらただの変な人になってしまう(すでに充分変だが)。

 能天気な恐怖のサプライズ

 amazonプライムビデオで一番にウォッチリストに入れておいたホラー映画「サプライズ」を観た。両親の結婚35周年を祝うため集まった家族が、動物のお面をかぶった集団につぎつぎと殺害されていくという単純なストーリー。最初のほうで当店のCDプレーヤーCEC CH7700と同じ5連奏カルーセルタイプのDVDプレーヤーが映り、そこで流れだす能天気なドワイト・トゥイリーの曲「ルッキング・フォー・ザ・マジック」が延々とリピートされる。残虐なシーンの連続な中で、この曲がポップでいい味出してる。

 スーパーテクニック‼︎

 変な自慢で申し訳ないのだが、 Masterの特技のひとつに「髪の薄くなった人を散髪して髪を多く見せる」というのがある。あっ、もちろん限界はあるよ(^^;
 髪の量によって限界はあるし、お客様のオーダーとかみ合わないと不可能な場合もあるけれど、ああもうダメじゃん、俺ハゲてるじゃんと思ってるような人が、カットすることによって「ムムッ?まだいけるかな?」と思う程度に復活させて、こんなことができるのかと関心されることがある。

 ハゲ散らかして(失礼!)不格好になってるのは、髪の伸び方が均等でないから。髪が多く生えてる部分は伸びるのも早いが、薄くなったところは伸びるのが遅いうえに髪も弱って毛先が傷みがち。トウモロコシの毛みたいになっていることもある。そこは毛先だけを切って髪の弾力を復活させ、反対に髪の多い部分は量を減らすことによってきれいなシルエットが形成されるのだ。
 いくらスーパーテクニック(?)を駆使して一時的に髪が増えたように見せたとしても、伸びてきたら形は崩れてくる。薄毛が気になる方はこまめな散髪をお勧めします。

 簡単になると価値がなくなる

 いまやコンピューターで音楽が作れる時代である。かっこいい打ち込みリズムとベースラインでループさせておくなんて簡単にできる。だが、コンピューターが自動で演奏してるのを、なんで生身の人間が貴重な時間を割いて首をフリフリ聴かなきゃならんのか?阿呆らしいことこのうえない。

 かなり昔からテープを使って同じリズムを繰り返す手法はあった。たとえばマイルス・デイヴィスの『イン・ア・サイレント・ウェイ』でトニー・ウィリアムスが繰り返すハイハットシンバルの16ビートがそうだ。このように演奏に機械を使用していても、それが人為的に手のかかったものであれば聴く価値があるかもしれない。だが、コンピューターがいくら正確にリズムを刻もうと、それは機械のノイズ以上のものではない。そこに人がどんな付加価値を載せるかが重要なのだ。

 音楽だけでなく、コンピューターは小説までも書けるそうである。すごいことだと思うけれど、コンピューター小説を何時間もかけて読むほどわたしは暇ではない。
 人間は、手のかかっているものとそうでないものを敏感にかぎ分ける。どんな商品でも、しっかり工程を重ねて作られたものか、無駄を省いて合理的に作られたものかを判別することができ、しかもちゃんと手のかかったものにはそれなりの価値を見出すことができる。なんとも素晴らしいではないか。

 懐メロ理容室

 ジャズの聴ける理容室のほかに、懐メロ喫茶をやってみたいと思うことがある。NHKの朝ドラ「あまちゃん」に出てきた”純喫茶アイドル”を、もうちょっと範囲を広くしてなおかつ物凄く良い音(‼)で聴かせる、昔でいう名曲喫茶のようなもの。ジャンルにこだわらず、懐かしい!と思える音楽なら演歌でもハードロックでもディスコ音楽でもなんでもかける。ただし横で散髪はしない(^^;

 ドーナツ盤やジュークボックスなども置いて、「こんなの知ってる?」みたいな昔話で盛り上がるのだ。最初は楽しいだろうけど、そのうち飽きてきてモダンジャズばかりかけるようになるのは目に見えている。そんなのただのジャズ喫茶じゃね?「これしかかけてはいけない」という縛りがあると、それ以外のものを聴きたくなるのが人情だ。ただし懐メロ理容室だけは死んでもやらないぞ。

 オーディオシャトー

 オーディオは最終的に部屋だ、とはよく言う。自分の家の狭さを嘆き、ヨーロッパの石造りのお城で、何もない部屋にスピーカーと椅子だけを置いて鳴らせば、どんなに良い音で鳴るのだろうと妄想してる人も多い。しかし、それはステレオサウンド誌の広告写真の見過ぎであって、実際にそんなところで鳴らしたってちっとも良い音はしないのである(^^;
 体育館でコンサートをすると、高音が欠損して中〜低音ばかり響いてモワモワの音になるのを聞いたことがあるだろう。あれと同じで響く空間というのもうまく造ってやらないと悲惨な目にあう。

 もうすぐ大阪ハイエンドオーディオショウも開催されるけれど、会場のハートンホテルの大広間みたいなところに陣取ったメーカーは、ほぼ鳴らすのに失敗して、横浜たそがれではないがホテルの小部屋にブースを構えた小メーカーが良い音で鳴っていることが多い。広いとそれだけ鳴らすのがたいへんという証拠である。

 天井も高くないといけないと勝手に思っているけれど、じつは天井が高いとそのぶん天井からの反射音がないために音像の高さが低く出る。高天井でスピーカーよりも高い位置にボーカルを浮かせようと思ったら、天井からの反射音が増えるように反射板を追加するなどの工夫が要る。狭い部屋のほうが良いこともたくさんあると思うのだが。

 串カツBGM

 今日は家族でシネリーブル梅田に例のアニメ映画を観に行ったあと、ヨドバシカメラの串屋物語で昼食。出がけにバイキングのテレビを見たために、無性に食べ放題に行きたくなったのだ。そうなると腹がはちきれるほど食べてしまうのが我が家の習性である。
BGMはなぜか有線でジャズがかかっており、必要十分な音量で、おそらく圧縮されているが演奏内容もしっかり聞き取れた。オーディオ的ではないが、BGMとしては上出来。階下のオーディオ売り場で売ってるコンポより音が良いのではないか?

 諸刃の剣

 昔は自分で良い音してるな〜と思ってても誰も賛同してくれなかったけれど、ようやく最近になって「JimmyJazzの音は良い」と言ってくれる人が増えてきた。それもオーディオに興味のない人に多いのである。今日も『彼女の名はジュリー』の「ローラ」が面白い音で鳴った。
 「ローラ」はご存知のように他の曲よりジュリー・ロンドンのボーカルに強めにエコーがかけられているが、モノラル録音なのにぐわーんと音が店内に広がったのだ。勿論逆相などではない。二本のスピーカーの真ん中で聴いたら中央の一点から音が出ているのに、センターを外れて散髪しながら聴いてると、音に包まれるように聞こえる。部屋の響きを殺さずに、間接音をうまく反射させてやると、こういう不思議な現象が起きるのだ。そのため「スピーカーを何本使っているのか」と訊かれるが、当然JBLの二本のみ。うまくいったときは凄いけれど、ダメなときはまったくダメ。響きを利用するといってもそう簡単なことではない。ライブな部屋で鳴らすのは諸刃の剣だ。

 パーソナルorコモンオーディオ

 こないだひさしぶりにヨドバシ梅田のオーディオ売り場に行ったら、真空管アンプで渡辺真知子がかかっていた。しかし、ただ真空管の音をつけて鳴らしただけの音で感心しない。みんなiphoneやipodのイヤホンで聴いて耳が肥えているから、ラウドスピーカーでこの程度の音を鳴らしても買いたいとは思わんだろうなあ(^^;
 オーディオはスケールを大きくしていくにつれて再生が難しくなる。それこそ自分ひとりで脳内合成で鳴らしてるイヤホンだと全部の音がよく聞こえるし音楽が破綻することがない。これを空間に解き放ったとたんに部屋の問題だとか様々な雑音に翻弄され一気に難易度があがる。そして部屋の容積が大きくなればなるほど難しい問題が起きてくる。

 オーディオとは元もと映画館を所有したいという願望から出発した趣味だが、映画が発明された当時は、いまのような劇場で多くの人と一緒に観る形態ではなく、ひとりが箱のなかに顔を突っ込んで観るスタイルだったという。それにしても、大スクリーンに映し出して芝居のように大人数で観るというスタイルを考えた人は天才だ。これによって映画館用スピーカーの技術が加速して、現代のオーディオへとつながっていったのだ。

 インフラノイズ新製品は10月下旬取り扱い開始

 インフラノイズからオーディオ用電源タップ”タップリベラメンテ”と、それに組み合わせて使用するフィルターキット”フィルタライザー”の発表があった。当店での取り扱いは10月下旬になる予定。
 こうしてインフラノイズ社のオーディオ製品を販売する者として、そのリピート率の高さに驚かされる。リベラメンテケーブルを1セット購入された方は、かなりの確率で追加で購入されるし、10セット以上購入される方も少なくない。

 通常のオーディオ用ケーブルだと、たとえばCD〜プリアンプを繋ぐ1セットで音色が気に入ったとしても、追加でプリ〜パワーアンプ間に同じものを入れると、”やり過ぎ”で音がくどくなってしまうことが多い。これは、ケーブルが持つ固有の”良い音”が原因で、コーヒーに角砂糖2個が適量でも、4個入れたら甘すぎて飲めなくなることと似ている。
 インフラノイズ製品は、どれも同じ結果を目指して設計されているから、一箇所増えるごとに音楽が精緻になっていく。使えば使うほどによそ見していたパーツが演奏に向けてしゃかりきに頑張り始める、というわけだ(^^;

 薄毛とT.P.P.

 昨日テレビを観てたら、明石家さんまの髪のサイド部分がえらく薄くなって透けてるなーと感じた。現代薄毛の典型的な症状である。昔はハゲといってもサイドはフサフサしてフロントかトップが抜けていくのが一般的だったが、わたしが危惧している薄毛は、サイドも薄くなってくるのだ。
 ところで今年初めから、薄毛の原因はポリエステル衣料による静電気ではないかと仮説を立てて、なるべくポリエステル素材の衣服を着ないようにして過ごしてきた。その結果、フッサフサに髪が生えてきた!!と言いたいところだが、劇的に髪が増えることはなかった。しかし、抜け毛はピタッと止まっており、これ以上抜けて無くなる恐怖は消滅した。やはりポリエステルは髪に良くないと思っている。ポリエステルを身につけていると、ベタベタした妙な汗をかくようになるのだ。

 これから髪をさらに増やすためにいまわたしが考えてるのは、遺伝子組換え食品を避けてみるということ。遺伝子組換えという言葉が出てきたのと、薄毛が多くなりはじめた時期が同じというのが疑わしい理由。ちょうどT.P.P.も大筋合意となったところだが、わたしは個人的にはT.P.P.賛成で、もっと日本から積極的に世界に打って出るべきと思う反面、遺伝子組換え食品が大量に入ってくる危険性も否定できない。これでハゲがますます増えたら、商売あがったりではないか(^^;

 タップリベラメンテ用電源フィルターキット「フィルタライザー FL-7」新発売
Infra Noise Laboratory CO.,LTD.
ORTHO SPECTRUM

タップリベラメンテ用電源フィルターキット
フィルタライザー FL-7

フィルタライザー  FL-7

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 音楽録音再生機器専用電源タップ「タップリベラメンテ」新発売
Infra Noise Laboratory CO.,LTD.
ORTHO SPECTRUM

音楽録音再生機器専用電源タップ
タップリベラメンテ
(DISTRIBUTION LIBERAMENTE)
TAPL-1.3, TAPL-2.6

TAPL-1.3

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 音の秘密はそこじゃない

 決して自慢したいわけじゃないのだけれど、人にジャズを聴かせながら散髪するという特異な仕事をしてると、お客もろとも音楽の洪水に飲み込まれてしまう凄い体験をすることがある。一人でオーディオの調子のいいときに「良い音してるなあ」と思って聴くのと、誰かと一緒に凄い音を聴くのとではぜんぜん違うのだ。

 最初は何気なく切ったり剃ったりしながらBGMが流れているのだが、お客様のほうでスイッチが入る瞬間があって、いつもより音が大きい気がするな?とか思っていると、どんどん音が良くなってきて、ああこのお客様が聴いてるのだなと思うのと同時くらいに音の大洪水がドバーッと店内に押し寄せてきて、わたしも一緒になってアップアップ溺れてしまうのである(^^;
 お客様は何も言わないから自分が驚いてることをバレてないと思ってるかもしれないが、ワナワナしてるから一目了然。もちろん「今、ワナワナしてましたね?」とは知ってても言わないが。

 ちなみに最近よくワナワナする一枚がジョニー・ハモンドの『Gears』で、電気楽器を多用したフュージョン系ジャズファンク。ハービー・メイソンの尻上がりなドラムに、ミゼル・ブラザーズのコーラスもかっこいい。やはりお客様も前衛ジャズよりこういう分かりやすい音楽のほうがとっつきやすいのだろう。ただしこれを鳴らすにはちょっとばかり腕がいる(おっと自慢か)。

 凄い体験をしたなら、必ず何か反応があるものだ。そして決まって「スピーカーが大きいからですね」とか、「この空間がいいんですね」とか、「やはりマッキントッシュは味がありますね」とか褒めてくださるのだ。そうじゃないんだけどなあ。本当はリベラメンテケーブルにしないとこの音は出ない。
「わかりました!リベラメンテケーブル一式ください!」と、散髪のたびにケーブルも売れるようになるといいのだが(笑)

 エアコン掃除してもらった

この夏にエアコンが止まって、一時は買い換えかと思ったが、猛暑が去ってのちは普通に動いている。とはいえ、またいつ止まるかとヒヤヒヤしながら営業するのも落ち着かないので、一度プロのお掃除屋さんにエアコンを掃除してもらおうと、本日来てもらった。
二人がかりの作業は約二時間で出張費消費税すべてコミコミで19,000円。これで良く冷えるようになったら安いものである。洗浄に使った水を見せてもらったが見事に真っ黒。10年以上溜まった汚れに、掃除屋さんも「久しぶりにエエのがとれました」と笑っていた。

 自分で買ったJAZZネクタイ

 ネクタイは元はといえば、どういう組織に所属しているかという目印のようなものだったから、わたしがJAZZネクタイをするのは理にかなっている。でも他所で「あっ、あの人JAZZ関係の人なのね!」と思われるのはちょっと恥ずかしい(床屋なのに)(^^;
 さて、こちらは約25年前に自分で買ったサキソフォン柄ネクタイ。阪神百貨店のラルフ・ローレンで見つけて、なんか呼ばれてるような気がしてフラフラッと購入。たしか9千円で、消費税なんてものはまだなかった。
 この赤色のほかに、紺と緑の同じ柄のがあった。赤がいちばん合わせやすいかと思ったのだが、赤いネクタイが似合うのはアメリカ大統領みたいな人で、見てくれに迫力のないわたしが締めることはあまりなかった。

 JAZZなネクタイ

 もうずいぶん昔になるが、常連のお客様からタイ旅行のお土産だといって、黒地にデカデカとサキソフォンの絵がプリントされたネクタイを頂いた。これはいかにもいかにも。ありがたいけど、ちょっと派手すぎません?(^^;
 ほとんど出番のないままタンスの肥やしになってたのを引っ張り出してきて最近つけている。意外と感じがいいのである。さすがにこれをつけてキャバクラに行くのは恥ずかしい(つけなくてもキャバクラは恥ずかしい)が、仕事の行き帰りに締めるくらいならなんら問題ない。たまにスーパーに寄って買い物することもあるから、女子高生のバイトに「またあのオッサンの変なネクタイありえねーっしょ」とか思われてるかもしれない。そのくらいでへこたれるMasterではないわ!( ̄▽ ̄;

 神様はソコにいる

 映画「神様はバリにいる」を観た。実在するバリ島在住の日本人大富豪アニキこと丸尾孝俊氏をモデルにした作品で、ぶっ飛んだアニキ役の堤真一がいい味出している。尾野真千子演じる借金まみれの主人公祥子がバリ島で飛び降り自殺をしようとしたところをアニキの弟分リュウ(玉木宏)に止められ、大金持ちになる方法をアニキに学んでいくといったストーリー。
 劇中でハッとなったのがアニキによる次のセリフ
「そら会社つぶれるわ〜。お客さんをぜんぜん満足させてないやん」
 JimmyJazzも、たまに褒められたりするものだから、お客様全員が満足していると、つい錯覚してしまいがちだが、皆んなが大絶賛するほどかと問われると恥ずかしいかぎりである。手を抜くつもりはなくても、やはりマンネリに陥って、「こんなものでいいか」と思ってしまう。もっと満足してもらうにはどうすればいいか、また来月も来たくなるような店にするには、今何をすべきなのか。常に考えるわたしでありたい。勉強になった。

 Netflixからプライムビデオへ

 10月に入り、Netflixの一ヶ月無料キャンペーンも明日で終了。無料期間終了の三日前にメールでお知らせがあると書いてあったのに何も来ないではないか。忘れたら自動で引き落としされるかもしれないので、本日Netflixアカウントをキャンセルしておいた。なんだかんだでこの無料期間中に21本も映画を観てしまった。ただこれは期間を限定してるから欲張って観てしまうのであって、料金を払ってずっと見続けることはおそらくないだろう。今後はAmazonのプライムビデオがあるので、そちらを観ていきたい。これも年末のプライム更新時期までに、お金を払ってでも観たいと思う作品がどんどん追加されてたらプライムを継続してもいいかなあ。

 Amazonといえば、今朝9時半にキャノンのプリンターPIXUSMG6730BKを注文した。なるべく現用のMG6230BKに使い勝手の似た製品をと思って選んだのだが、これがなんと9千円を切る値段で、しかもプライム会員は本日中に配達というから驚きである。まんまとAmazonに乗せられてる気がするな(^^;
 あっ、もう来た!

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