2014年総括

 今年読んだ本 180冊 (2013年は157冊)

 今年観た映画 112本

 今年聴いたCD 156枚

 読書は年初に立てた目標200冊に及ばず。二日に一冊くらい読んでいる計算になるが、あとで何を書いてあったか思い出せない本が多すぎ。来年は乱読するだけでなく少し勉強の仕方を工夫してみよう。
 映画はなんと一度も劇場に行かず。全部レンタルかテレビの録画、それに配信されたものをiPad miniで観た。1月は22本も観たのに、11月は一本も観ず、12月は2本と尻すぼみ傾向。これも内容覚えてない作品多し(^^;
 CDも購入したもののほか、いただいたもの、レンタルも含む枚数。

 振り返ってみて、家族に病気もなく個人的には良い一年だったと思う。何より毎日ブログを更新したことが大きかった。(内容はともかく)愉快なことを探して書いていると、なんだか愉快な一年を過ごせたような気になるのだ。これは案外人生を楽しく生きる秘訣なのかもしれない。来年も頑張ろう。皆様、よいお年をお迎えください。

 「大晦日まで」は床屋の常識

「いつまでやるの?31日まで?ヘエーッ!頑張るねえ!」
 毎年年末になると同じ質問を何回もされるので、これをお読みの皆さんには覚えておいていただきたい。床屋が大晦日まで営業するのは天地開闢以来日本の常識なのである。
 会社勤めの方は信じられないみたいであるが、床屋に限らず商売人は大晦日まで働いて元旦から休むのが普通なのだ。わたしも「ヨシ!今年はこれで充分儲かったから店を閉めよう」とクリスマスくらいに言ってみたいけれど、その実大晦日のギリギリまでお年玉捻出のため必死のパッチで働いているというのが正直なところだ(^^;

 前砂糖、上は肉

 これだけ薄毛に悩む人が増えてくると、たんに育毛剤やシャンプーを替えればいいとか洗い方を工夫するとかいう問題でなく、もっと根本的な、たとえば食生活とかが薄毛大量発生の原因なのではないかという気がしている。
 一説によれば、額のほうから髪が薄くなってきてる人は砂糖の摂りすぎで、頭頂部が薄くなる人は肉や魚などの動物性食品の摂りすぎだという。食生活の西洋化およびインスタント化、低コスト化に伴う保存料や添加物の問題。それにいつでも高カロリー食品が大量に手に入る環境も考えものだ。例によって真偽のほどは定かでないが、思い当たることがないか胸に…、いや頭に手を当ててよ〜く考えてみよう。

 気持ち昂ぶる年の瀬

 一般企業は仕事納めも済んで、昨日あたりから正月休みの人も多いようだが、JimmyJazzはまさにこれからが正念場なのである。昔ほど忙しくないのを頭ではわかっていても、年末になるとあの地獄のように忙しかった日々を思い出して気持ちが昂ぶってしまう。特に29、30、大晦日は床屋にとっては一年のクライマックスと言える。
 べつに怒ってるわけではないのだが、鏡を見ると異様に恐い顔をしていることもよくある。こんなときに「Master、今すぐ散髪できる?」なんて呑気に電話してこようものなら、年末に今すぐできるわけないやろ!!何考えてまんねん!!と怒鳴り散らしたいところだが、最近では今すぐできてしまうことが多いのが悔しい(^^;
 とにかくあと三日、アドレナリン放出して頑張りまっす!

 『Prototerra』が前衛でびっくり

 発売が延び延びになっていたインフラノイズのマスタークオリティーCD-R第三弾『Prototerra』がやっと今朝到着した。今回はどのような内容なのか事前に知らされておらず、わかっていたのはヴィオラとパーカッションのデュオということだけ。なんとなく前衛かなと匂わせる組み合わせだが、多少そういう雰囲気があってもまさか和声を何よりも重んじるインフラノイズがリズムもメロディもハーモニーもない(少しはあるが)完全フリースタイルのインプロビゼーションをCD化するとは思わないではないか。
 さっそくCDの再生ボタンを押すと、ん?鳴ってる?音が小さいのかな?(少しボリュームを上げる)何かゴソゴソ聞こえるが、まだ小さい?現在ボリューム11時。メェーメェーメェ〜、ザーザーザーザー、ぴょんぴょん、ギョ〜ギョーギョ〜ギョー、パタンパタ、パタンタタン(^^;
 ダイナミックレンジを広くとっているため、かなりボリュームを上げないと全体がよく聞き取れない。シュールな内容ながらもついつい聞き入ってしまうのはマスタークオリティー音質ゆえ。今回は特にハイレゾ録音を駆使して楽器の音はまるでスタジオに居るようで鮮度抜群だ。
 それにしてもこの前衛音楽をオーディオチェックソースにせよいうインフラノイズの、まったく客に媚びない自信は大したものである。

 元日の楽しみ

 毎年元日に楽しみにしてるのが犬の散歩である。毎日犬の散歩はしてるのだけれど、晴れた元日の朝、仕事をやり終えた充実感を胸に、掃き清められた公園を愛犬と共にのんびり歩くのはなんとも気分が良い。
 このときに肝心なのが服装で、頭からつま先まで全ておニューの服なら言うことなし。それが無理ならせめて下着か靴下だけでもいいからおろしたてでパリッとした新品のものを身に付けたいものだ。
 また、心配事があったりやり残したことが気になったりするとせっかくの散歩が台無しなので、できれば前年比を大きく上回る利益を計上しておきたい(^^;

 サンタがウチにやってきた

 今日はクリスマス!皆さんのところにサンタさんは来たでしょうか?わたしのところには十数年ぶりに来たのである。家内はルイ・ヴィトンの財布を使っているのに、わたしが100均のマジックテープベリベリ財布では可哀そうだと思ったのか、高校生の娘が二つ折りの財布をプレゼントしてくれたのだ。見た感じはそれほど高級でなさそう?(^^;
いや、値段よりもなによりも彼女がレジ打ちのアルバイトで稼いだお金で買ってくれたということが素晴らしい。大事に使わせてもらうよ、ありがとう!
 今朝出勤途中に老紳士がピカピカのボディバッグをたすきがけにして歩いてるのを見かけた。着ているスーツに合わせるにしてはデザインが若すぎるので、あれも娘さんか奥さんからのクリスマスプレゼントなのかなと想像してしまった。クリスマスプレゼントってほんとに良いものですね。メリー・クリスマス!!

 イクラ・ミー・ア・リヴァー

 年の瀬も押し迫ってくると日本人はしばしば異常な行動をしてしまうものである。普段なら絶対やらないようなことをしてみたり、絶対買わないであろうものを買ってみたり。2ヶ月に一度のペースで散髪する人が12月は二度も散髪してみたり(^^;
 さて我が家では毎年近所の魚屋さんからイクラの塩漬けの木箱入りを買ってお正月を迎える。これも普段なら絶対買わない贅沢品だけれども、正月ならではということで皆楽しみにしている。ところが近所の魚屋さんが廃業してしまい、今年はイクラなしだというのだ。いくらなんでもそいつはないだろう!(ヘタなシャレですいません)
 イクラなしでもいいかなと思ったのだが、やっぱりないと寂しいものである。少し迷ったが独断で楽天市場から北海道産のイクラを取り寄せることにした。ただし一箱1kgだけである。全盛期(?)は三箱も買っていたのだが、もう皆血圧に気をつけないといけない年齢だし、1kgあれば十分だろ。冷蔵庫のイクラがなくなると、ああ我が家の正月も終わりだなという気分になる。来年の正月明けは早そうだ。

 それそのものに価値がある

 マスタークオリティーCD-R『Prototerra』の発売が延びている。インフラノイズの直販ページがいつまでたっても在庫切れのままなので、しびれを切らして問い合わせてみたら、まだまだ劇的に良くなる方法が見つかったために延び延びになっているらしい。音が良くなるのは結構なことなのでドンドンやってほしいのだが、一方で比較する音源がないため、どれだけ良くなったのかわからないと有難味が薄いのではないかという懸念もある(^^;
 特にオーディオマニアはAB比較して伸びしろがどの程度あるかに価値を見出す人が多いので、これだけポンと出されて戸惑わないかと心配だ。
 わたしもよく「’50年代の録音現場の音を聞いたこともないくせに、どうしてそれが正しいとわかるのか」と詰め寄られたりするけれども、そもそも芸術というものは比較しないとわからないような相対的価値ではなく、それ自体に比類なき絶対的価値があるものなのだ。マスタークオリティーCD-R『Prototerra』を聴いて音楽の絶対的価値に目覚める人が続出することを密かに期待する。

 年内最後の休日

年内最後の休日は予定どおりジョギングを決行。ちょうど今日12/22は冬至である。尼崎みずきの湯がメンズデーに加えて岩盤浴500円、さらにゆず風呂ということでこれは行かねばなるまい。朝十時過ぎに出発して途中というか半分くらい歩きながら約一時間後に到着。サウナに入ったり漫画を読んだりブッフェで食べたり風呂に浸かったり、ゴロゴロしてたらあっという間に夕方5時。一日中遊べて三千円でお釣りがくる。おっとそうだ、体重計に乗ったらなんと3キロ減っていた。これはオシャレ効果に違いない。痩せてからオシャレするのではなく、オシャレするから痩せるのだ。どうでもいいと思ってるより他人に見られてるかもしれないと意識することが大事なのである。中年男性よ、もっとオシャレしようではないか!(^^;

 代用不可

「省エネのご提案で」と、しょっちゅう電話がかかってくる。早い話がLED電球に替えろというわけだ。LEDは店内で何度も試したがしらけた光がどうしても気に入らず、間接照明等の一部を除いて使ってない。
 先日泊まった箱根の宿もおそらく最初は白熱球でスタートし、光熱費節約のためにLEDに替えたのだろうが、どうも館内が暗い。当店も暗いのは負けてないけれど、LEDの暗さはなんともいえないメリハリのない薄暗さなのである。温泉旅館の鄙びたいいムードはLEDの灯りでは出にくいものである。
 どうしてもLEDがいいというのなら、LED照明を前提としたデザインにしてやり直さなくてはいけない。白熱球の付いていたところにそのまま付け替えてもムードが壊れるだけだ。

 中国人による日本侵略

 しかし多いとは聞いていたが、これほど中国人観光客が多いとは。今回の旅行はちょっと奮発して旅館も露天風呂付き客室のところにしたのだけれど、宿泊客のほとんどが中国人なのには参った。我々日本人がコツコツ貯金してやっとの思いで泊まれる宿に、当たり前だろみたいな表情で泊まってる彼らを見ると、腹が立つというよりもなんだが悔しい(^^;
 こんなふうに人気の観光地へ来るのが外国人ばかりになると、当然現地の旅館ホテルもより多くお金を落としてくれる外国人に照準を合わせて商売をせざるを得ないだろう。そしたら日本人客がくつろげるサービスを提供してくれる旅館はどこにあるのか?
 昔、家族で大阪中津にある某ホテルのブッフェをよく利用していた。カニが安く食べ放題、ワインも飲み放題で、子供連れでも大丈夫なので気に入ってたのが、半年ほど行かない間に外国人が急増してサービスが低下。「二度と行かない」久々に家内がブチ切れた。お気に入りだったのにまことに残念である。
 JimmyJazzに中国人観光客が来たことはないが、中国の旅行ガイドなんかに掲載されたら、中国人が散髪しにどっと押し寄せるなんてことがあるかもしれない(たぶんないと思うが)( ̄▽ ̄;

 すごいオーディオ

 ローラ・フィジィの『ターン・アウト・ザ・ランプライト』をかけていたら、
「エエ音やなあ、すごいなあ」とお客様が目を丸くしている。先々月に「これならウチの(ソニーの高級CDラジカセ)でも勝てる」と言い放ったお方である。選曲も大事(前回はコルトレーン)だが、なにしろ当店のオーディオはUSBリベラメンテでネ申ゾーンに突入しているので人間ごときに近寄ることはできないのである(^^;
 しかし、こういうときは決まってケーブルではなく大型スピーカーのせいで良い音が出ているのだと勘違いしやすい。ぶっちゃけリベラメンテケーブルさえ繋げばスピーカーなんてなんでもいいのである。”煩悩即菩提”ならぬ”リベラメンテ即ネ申ゾーン”なのだ。
 さあ、あなたも手持ちのオーディオにリベラメンテを繋いでネ申ゾーンに突入してみませんか( ̄▽ ̄;
年内まだ間に合う!?リベラメンテの年末年始セールは1月10日まで!

 ユー、スワッチャイナ!

 小田原へと向かう新幹線のなかでくつろいでいたら、
「あのー、そこ私たちの席なんですけどー」
 えっ?と切符を確認すると、あっ、ホントだ!どうもすみません(^^;
 急いで席を片付け、コートと荷物を抱えて移動する。えーと3-B、3-B…あれ?誰か座ってるんですけど?冬だというのにTシャツ一枚の中国人らしき青年がわたしの席でMacBookを広げ映画を見ている。
 ソコ、ワタシノセキアルネ。と口パクでイヤホンをした青年に伝えると、シェーシェーとも言わず友人らしき人が座っている席の隣に移動した。おそらく誰も座らないから使っていいと思ったのだろう。別にそのことに対して腹が立ったりというわけでもないし、空いてるんだったら広々と使えばいいと思う。Masterはなんて心が広いのだろうと一瞬思うが、さっきまで他人の席に陣取っていたわたしが怒れる立場でもない。
 気になったのは中国人青年の髪型だ。サイドとバックを刈り上げてトップのみ残している。後髪のないモヒカン刈りのようである。そのあと大量の中国人観光客を見ることになるのだが、同じ髪型の青年がいっぱいいた。きっと中国で流行ってるのだろうな。

 使っても壊れるが使ってなくても壊れる

  Ausicの小坂さんと話していたらオークションの話になった。ご自身はやらないけれども出品されているオーディオ製品の鑑定を頼まれることがあるらしい。つまり入札すべきかどうかアドバイスしてほしいということなのだ。そんなの写真を見ただけでわかるのですかと訊いたら、さすがプロである、だいたい写真を見たらどういう状態であるかわかると仰る。
 どのツマミを使っているかとか基盤の状態とかをよく見れば、よい状態であるかどうかわかるんだそうだ。
 ご存知のとおり、オーディオ製品というのは使わなくて放っておくと壊れるし、使っていても壊れるときは壊れる。そんななかでコンディションを良好に保つにはどうすればいいのだろうか。小坂さんによるといちばんいけないのがタバコの煙、その次が裏面の端子部分などをまめに掃除してやることだと。実際にAusicの試聴室には古い機器がたくさん置いてあるが、お客がそれを見て、こんなきれいな状態のものを初めて見たといって驚かれるそうだ。小坂さんが帰ってすぐにアンプの天板に溜まったホコリを払ったのは言うまでもない(^^;

 ただいま帰宅しました

ただいま一泊二日の箱根旅行より帰宅しました。初日は晴天で行きの新幹線の車窓から美しい富士山が見えたので、二日目は天気が崩れるという予報から、急遽二日目に予定していた大涌谷の観光を繰上げてロープウェイで霊峰富士の雄大な姿を見ることができた。雪を被った富士山を見るのは初めての経験。考えてみればこんな巨大なものは他にない。素晴らしい体験をしたとこれだけでもう満足した。宿は強羅の雪月花。行きの新幹線からしてそうだが東洋系外国人旅行者がすごく多い。若い人も多くて皆羽振りがよさそうである。箱根は江戸っ子が来るから湯が熱めだと聞いていたのにこの宿で入った三つの温泉はどれもぬるめであった。食事も夜食の夜鳴きそばも美味しかったけれど関西の味とは少し違う感じだった。
二日目はあいにくの雨で、芦ノ湖方面の観光はあきらめて、バスで御殿場アウトレットへ行くことに。普段入らないブランドショップで何か買おうかと物色してみたが欲しいものがなく結局何も買わずに帰途に着く。帰りは凍えるほど寒く冷蔵庫の中みたいな冷気が箱根の山を覆っていた。
さあ、明日からまた通常営業。年内の休みはあと1日だけで大晦日まで頑張りまっす。

 12/15(月)・16(火)の二日間お休みします。

 本日から明日にかけて、社員研修(?)のため箱根に行ってきます。その間メールの返信ができないなど、ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。あちらでWiFi環境があればtwitterに画像等UPするかもしれません(^^;
 では行ってきます!(´∀`)ノ

 アップサイド・ダウン

 インフラノイズの公式ページに面白いことが載っていた。
「このUSB/A-B変換器で再生音が神ゾーンに入れます!もう一本のUSBリベラメンテとUSBメモリーをこの変換器でパソコンに接続するだけです。」
 ということらしい。効果の程は各自追試をお願いするとして、じつはこのUSB/A-B変換アダプタはUSBリベラメンテを導入してすぐに購入して使っている。USBメモリーを繋ぐためではなく、USBリベラメンテの方向をひっくり返すためである(^^;
「音質が劣化するためアダプタの類をUSBリベラメンテに使うべからず」という発表があったので、怒られると思って黙ってたのだが、かく言うメーカーが使えというのだからもう使ったっていいだろう。

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 健康管理もたいへんだ

 12月に入ると「次は正月前に散髪しよう」という気分になるのか、ぱったりと客足が途絶えて、クリスマスプレゼントのチョコレートをつまみながらぐうたら過ごしていたら、先週あたりから血圧が上がってしんどくなった。ここ十年ほど大丈夫だったので油断してたらこれだ。そういえば今年は毎日ブログをつけてるのに2月以降「走った」という記録が見つからない。完全に運動不足である(^^;
 明後日から旅行だというのに、うまいもの腹一杯食べられないのは困る。とにかく今週は節制に努め、無事に旅行が済んだら最終の休みはジョギングに決定だ。

 金田一さん、また事件です!

 じつは黒のロングコートとこのあいだリメイクしたトランクを合わせ、中にグレーのダブルブレストのスーツを着て名探偵金田一耕助風にしようと思ったのだが、やはりトランクの迫力が今ひとつで暗礁に乗り上げてしまった。
 石坂浩二著「金田一です。」によれば、あのステッカーが貼られたトランクは私物で、石坂氏が古道具屋で一万円ほどで見つけてきたものを、監督の市川崑が「うん、イメージぴったり」といって小道具に採用されたそうである。
 金田一耕助が被っている愛用のグレーの帽子、チューリップハットだと思ったらよく見ると継ぎ目がないフェルトの一枚もので同著によれば”オカマ帽”と呼ばれていたらしい。これも良いのがないかネットで調べてみたが、なかなかありそうで見つからないものである。
 映画「犬神家の一族」では着てないが、金田一耕助は着物の上に黒いマントを羽織っている。袖のないマントだから正確には黒いコートではないのだがこれでいいのだ。完全コピーして「あっ、金田一だ!」と気付かれたらただのコスプレなので、気付かれないようにこっそり真似するのが楽しいのである。

 ヒゲ養生中

 いまヒゲを伸ばしている、といっても顎だけ。32歳のとき鼻の下だけ伸ばしたことはあったが、消しゴムでこすったら消えそうな貧弱な生え方で、たいして似合いもしなかった。
 わたしは高校2年生の夏休みに蓄膿の手術をしており、それは鼻の骨をノミとカンナで削るという荒っぽい術式なのだが、その際に上唇をペロッとめくって切開するのである。このとき何か脱脂綿のようなもので上唇に麻酔が塗られたかと思うと一瞬にして唇の感覚がなくなり、手術が終わっても三ヶ月くらいジーンと痺れていた。高二といえばちょうど男子はヒゲが生えてくる年頃だが、この麻酔のせいで鼻の下のヒゲが薄いのではないかといまだに思っている。
 顎のヒゲは鼻の下よりも幾分濃いから、ほっといたらそれなりに生えてきた。もちろん周りは綺麗に剃って汚くならないよう注意が必要だ。いつものチョッキを着て蝶ネクタイをしたら、なんだか手足の短いちんちくりんのリンカーンみたい?(^^;

 Barber Shopが密かなブームらしい

 我が弟の言うところによれば、最近Barber Shopが若い人たちのあいだで密かなブームになっており、遠くからわざわざ散髪に来る若者が増えているらしい。バーバーがブーム?そんなブームなんぞわたしが物心ついた頃から一度たりとも来たことがないのでホンマかいなというのが正直なところだが、オーディオ女子が増えているという噂よりは信憑性が高そうである(^^;
 というのも、当店にも去年あたりから二十代の若者がちょくちょく来るようになって、「ツーブロックにしてください」などと懐かしい注文をするケースが増えているのである。ほんの5年くらい前には三十代以下の客がほとんど来なくなり、当店もいよいよ高齢化してきたかと覚悟を決めていたのだ。弟はそっちもBarber Shop Jimmy Jazzで宣伝しろと言うのだが、せっかくジャズの聴ける理容室で定着してるのを今更変えるのもなんだし、ブームに乗っかって来る客よりも一種マニアックな当店の特長をよく理解してくださるお客をだいじにしたい。
 よく理美容ポータルサイトに載せませんかという電話もあるけれど、一切載せないでくれと言ってガチャンと切っている。こちとら曲がりなりにも十五年自力でホームページを運営して地道に集客してきたのだ。ほんの数年前に出てきたような口コミサイトに引っ掻き回されてたまるかという思いもある。

 年末のお買い物


娘のクリスマスプレゼントを選びに尼崎Q'sモールへお出かけ。バッグを一点購入するが、まだ予算があるので後日また追加で購入するという。クリスマスプレゼントって、そんなに何個も買うものなのか(^^;
もたもたしてたら時間が遅くなって、今から晩飯を作るのは嫌だ外食しようという意見に圧され回転寿しへ。わたしはカレーうどんで腹を膨らませる。

 洋服の恥より日本語の恥

せっかく洋服への興味がわいたのだから、もういっぺんトラッドの勉強をしようと思い立ち、服飾評論家の故落合正勝氏が書いた本を二冊ほど読んでみた。自信に満ちた流れるような文体で、イギリスやイタリアに行った際に洋服の着こなしが拙いと恥をかくという話を書いている。ふむふむと読んでいると、「すべからく〜〜〜である」んっ?どうやら落合氏は「すべからく」を本来の、「当然〜〜すべし」という意味でなく、「すべて」という意味で誤用しているようである。よくある間違いだから、一度くらいは読み飛ばすのだが、二度三度と出てくるのでそのたびんっ?んっ?と気になってしまう。異文化である洋服の着こなしで外国で恥をかくことより、国内で出版している日本語の文章を誤用したまま本を出すほうがずっと恥ずかしいと思うのだが。もし著者が誤用してたとしても校正で直さないとなあ。

 カシミヤ100が戻ってきた

 虫食い穴の修理に出していたカシミヤのカーディガンが帰ってきた。色がグレーなこともあるが違和感なくきれいに修理されており、どこに穴があったのかパッと見ただけではわからない。ただ、手で触ってみると縫ったところだけ糸の感触が違うので、ああここを縫ったのだなとわかる。完全な新品に戻るわけではないのだ。
 気になる代金だが、約10箇所の穴修理で一箇所につき300円をちょっとまけてもらって2700円(税別)、税込で2916円の請求書が同封されていた。他に往復の宅急便送料(返却時着払い)と銀行振込の手数料の合計1500円ほど余計にかかる。
 しかし、修理に支払うのがたった2916円とは安い。メールのやりとりも何度も丁寧にしてくれて、あんまり親切なので騙されてるんじゃないか、見積もり以外に法外な相談料でも請求されるんじゃないかと心配してしまった(^^;
 捨てようかと悩んでいた父のプレゼントが蘇った。これまで以上にガンガン着てみたい。万が一虫に食われても神戸の宅配クリーニングファミーユヤマモトがあれば安心だ。

 愛用トランクをリメイク

 物持ちのいいMasterは、シャンプーメーカーの販促品として十数年前にもらった小型のトランクを愛用している。オマケにしてはちゃんとしているので、これにケーブルやデジカメを忍ばせてオーディオのオフ会によく行ったものだ。ちょうどiPad miniも入るし何かと重宝していたのだけれど、さすがに十年以上も使っているとヌメ革がひび割れてきたり生成りのキャンバス地が汚れてきたりでみすぼらしい。部屋の隅っこに転がしてたのを思い出したように引っ張り出してきて、ガサガサのヌメ革をコロニルのシリコンポリッシュで磨き上げ、汚れたキャンバス地にアンティーク風のステッカーをベタベタ貼りまくり。昔のメンズクラブ誌の街角スナップには必ずこういうステッカーベタベタのトランクを持った人が写ってたっけ。ついでに肩掛けのためのバンドリエールまで付けてやりましたぜ(^^;

 Masterのコスプレ

 人間、奮い立たせるためには何かしら動機づけが必要だ。旅行するとき着ていく服を買うとか、正月だから散髪するとか、自分が映るかもしれないからテレビを買うとか、なんらかのトリガーがあればそれをきっかけにして物事がどんどん進みはじめる。中年のオシャレなんて、キャバクラの姉ちゃんにいい格好見せようとかいう魂胆でもないと面倒なことこのうえない。わたしの場合はそういうのとは少し違っていてこんな感じだ。
 数年前にユニクロで二本線の入った黒いジャージを買った。これに手持ちのオリーブグリーンのチノパンを合わせ、インナーに黄色いオックスフォードのボタンダウンシャツを着ると、ん?何かに似ているぞ(笑)
 白い革のベルトをして鏡を見ると、この色合いは仮面ライダー!?それもゲルショッカーのニセライダーみたいではないか!?この組み合わせを密かに気に入って、何度も同じコーディネートで出かけたが、「あっ、ニセライダーみたい!」と気づいた人はたぶん一人もいないと思う(^^;
 残念ながらこの二本線ジャージのジッパーが壊れてしまい、お気に入りのニセライダーファッションは再現不能となったが、ルー・ドナルドソン風のステンカラーコートとか、ビル・エヴァンス風のコール天ズボンとか、わたしにとって洋服は一種のコスプレなのである。さて、そのステンカラーコートとほぼ同時に、じつはAラインの黒いロングコートも入手していたのだ。これに昔ルベルシャンプーの販促品としてもらった小型のトランクを出してきて・・・、さあ今度は何のコスプレだ?( ̄▽ ̄;

 人のナリ見てオーディオ売るな

 東日本大震災のあとしばらくして、秋葉原の某高級オーディオショップのスピーカーが倒れてたいへんなことになったらしいという話をしていたら、常連オーディオマニアのお客様が「ざまあみやがれ!」と大声で叫んでびっくりした。
「彼処は客のナリ(服装)見て接客しやがる」と。
 わたしは一度もその店に行ったことはないのだが、被災してざまあみろとは穏やかじゃない。たしかに富裕層だけを狙うというビジネスモデルもあるのだろうし、金持ちを捕まえて一千万くらいの大物をドーン!という売り方もあるとは思う。しかし、ほんとうにオーディオにお金を遣うのは、洋服も車も良いのを持ってる人より、むしろ服なんか着たきりでオーディオ以外興味なしといった、著しくバランス感覚を欠いた人のほうである。例外的にキャパが巨大で良い服も良い車も良いオーディオも欲しいという人もいるが、そういう人は少数だし趣味としても長続きしない。ずーっと長く店とお付き合いしてくれる良い筋の客とは、服も車も要らないオーディオ命の人だと思うのだが。

 服とオーディオ

 一回こっきりの買い物ならともかく、高級ブティックで上得意客として店員さんに接してもらおうと思うなら、最初にドンと買い物をしないといけないのを思い出した。相手はプロであるから客の着てるものがどの程度の値段かだいたいの検討はつく。今年買ったのか、去年の型か、何年も前のを引っ張り出して着てるということくらいすぐにバレてしまうのである(^^;
 オーディオ店でも同じで、店員に相談しようとすると、まず「今どんなスピーカーをお使いですか?』と訊かれるのだが、初心者にはこれがこたえる。オーディオ雑誌に載ってるような単品売りのスピーカーなら型番を言えば店員もわかってくれるが、「ミニコンポのスピーカーです」とか「パソコン用のスピーカーです」と言うのはなかなか度胸がいる。
 わたしもJBL4343を買う前はLo-D(日立)のシスコン(今のミニコンポみたいなセット物)のスピーカーを使っていたから、それをオーディオ店の人に言うのは恥ずかしかった。
 最初に単品売りのアンプを買おうと決心したときのこと、日本橋のとある専門店に行って店員さんを捕まえてああだこうだと話をして、最終的に定価10万円のアンプを買うと言ったら、店員さんがひどくがっかりしたような態度をするのである。なんだよその態度は。10万円っていったら大金じゃないか。そのときわたしが着てた服がよっぽど金持ちそうに見えたのか、もっと高い物を買ってくれると思ったのだろう。あまいわっ!

 足元を見られる

先週買ったコール天のズボン(敢えてコーデュロイのパンツとは呼ばない)、裾上げしてもらっていたのを引取りに梅田へ行く。雨上がりだし、ママチャリのペダルを漕ぐ際に革底が傷むので、いつものスエード靴でなく少し安い革靴を履いて出かけた。
いつもなら用が済んだらさっさと帰るのだが、今日はせっかくジャケットを着て来たので、阪急メンズ館に寄ってみる。先週も行ったけれど(^^;
靴を並べて売ってる店舗を通ると、男性と女性の店員がにこやかに「いらっしゃいませ」とお辞儀をするのだが、目線の先はしっかりわたしの靴を指していた。靴屋なんだから客の履物が気になるのは当然だが、もうすこしさりげなくやってもらえないものか。「靴が残念」という声が聞こえてきそうで、とっとと退散してきた。

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