シェリー・マン(ds) 『The West Coast Sound』
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シェリー・マン(ds) 『The West Coast Sound』

 ビル・ラッソ、ショーティ・ロジャースらのペンになる名手シェリー・マンのアンサンブルセッション。緻密に構成されたサウンドゆえ、かわりばんこに出てくる各プレーヤーのソロはほんのわずか。短くともピリッと辛いペッパーのアルト。バラード曲[4]のバド・シャンクもペッパーに負けず劣らず素晴らしい出来。おっと、[8]のジョー・マイニもなかなか良いぞ。主役であるマンのドラム音量は抑え目で、派手なドラムソロもないが、軽快なブラッシュワークでバンドをスイングさせている。[9]はその名のとおり、エキゾチックなマレットさばきを披露。 ★★★☆☆

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 幸福の織姫 幸福の彦星 [映画「仏陀再誕」へ行こう(1)]

 「Masterは奥さんといっしょにジャズを聴きに行ったりするの?」

 お客さんから、たま~にそういうことを訊かれたりする。いえいえ、まさか。家内とわたしは趣味も関心事も、性格も何もかもが違う。常に行動も別々で、ふたりで出かけてジャズを聴くなんて、そんな小洒落たことは、一度だってしたことがない。
 結婚し、いっしょに生活して、店も手伝っていれば、そのうち影響を受けて、少しはジャジーなかみさんになるのかと思ったが、十数年経った今もまったくそういう気配がない。いまだに彼女は”ジャジー”よりも”ジャニーズ”のほうが好みとみえ、当店でもひとり浮いた存在で、音楽なんかまったく耳に入っていないがごとし。

 そんな家内とわたしのたったひとつの共通点、それがじつは信仰なのである。

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 レッド・ガーランド(p) 『Auf Wiedersehen(アウフ・ヴィーダーゼーン)』

レッド・ガーランド(p) 『Auf Wiedersehen』

 1962年から第一線を退いていたガーランドが、西ドイツMPSで約9年ぶりの録音。MPSらしくピアノの音がワイドレンジで、小粒なピアニストのイメージを覆すワイルドさ。しかしリハーサル不足か”オール・アメリカン・リズム・セクション”的なピアノトリオの職人芸を求めると少々あてがはずれる。ダウン・トゥ・アースな[4]はさすがの貫禄で聴かせ、ホレス・シルヴァーのクインテットでならしたロイ・ブルックスは、[6]でようやく本領を発揮。オリジナルの表題曲「Auf Wiedersehen」とは、ドイツ語で「さようなら(また会いましょう)」の意味だが、ガーランドはこの後また3年ほどの隠居生活に入る。 ★★★☆☆

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 エリック・ゲイル(g,b) 『Part of You』

エリック・ゲイル(g,b) 『パート・オブ・ユー』

 ホーン奏者のフレーズを研究し、独自のスタイルを完成させたというゲイル。弾いて弾いて弾きまくるといったギタリストは掃いて捨てるほどいるが、たしかに彼の演奏には必ず息継ぎの"間"が入る。そして一音一音が力強いから、単音でメロディを弾いて歌になる。ビルの谷間からキャッツアイでも登場しそうな勇ましい[1]、ジミー・スミスを彷彿とさせるオルガントリオによるブルース[3]は、アイドリス・ムハンマドの抑えたドラミングも渋い。[4]はホーンの合いの手に見栄を切るようなゲイルに思わず引き込まれる。'70年代フュージョンの良作。 ★★★★

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 オスカー・ピーターソン(p),ディジー・ガレスピー(tp) 『Oscar Peterson & Dizzy Gillespie』

オスカー・ピーターソン(p),ディジー・ガレスピー(tp) 『Oscar Peterson & Dizzy Gillespie』

 オスカー・ピーターソンとディジー・ガレスピー、二人の巨人によるデュオは秋に聴くのにぴったりの一枚。ハイライトはもちろん[3]なのだが、この「枯葉」、ガサガサと乾いて風に舞い、掃いても掃いてもきりがないといった風情。オスカーのピアノは時に軽く、重く、ダイナミックに低音弦をハンマーがヒット。ディズのしわがれた音色、ハーフバルブ奏法に、思わず唄も飛び出すブルースの[5]は圧巻だ。[7]は正式なショーの後、椅子の片付けられた店内で1杯やりながらの「アフター・アワーズ」が目に浮かぶ好演。 ★★★★

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 エリック・ゲイル(g) 『Utopia』

エリック・ゲイル(g) 『Utopia』

 伝説のフュージョンバンド”Stuff”のギタリスト、エリック・ゲイルの遺作。1998年に発売されてすぐ買った記憶がある。夫人と共作したという表題曲を聴き、「なんと暗いユートピアやなあ」と思ったのが第一印象。あまりにメロウで古めかしいアレンジが鼻についたのだ。その後たいして聴かずに放置してあったのを、つい最近ハードディスクに取り込んで聴いてみたら、ゲイルのギター爪弾く繊細なタッチが再現され、まったくもってじつに素晴らしい。思わずmixiの「エリック・ゲイル」コミュニティに参加するも、なんとそのMasako夫人が管理人で、足跡がついたときにはどっと冷汗が出た。 ★★★☆☆

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 トニー・ウィリアムス(ds) 『Wilderness』

トニー・ウィリアムス(ds) 『Wilderness』

 トニーの遺作。映画音楽のようなストリングス・オーケストラによる楽曲と、フュージョン・オールスターズともいうべき大御所メンバーの演奏が混在して、ジャケットとともに幻想的な雰囲気を醸しだしている。「Wilderness=荒野」に象徴されるコンセプトで、インカの遺跡「マチュ・ピチュ」[8]や西アフリカの「ガンビア」[12]、[2][5][9]の中国(?)など、ひと気のない未開の地をイメージしたようなタイトルが並ぶ。[3][4]と、ストリングスをバックにしたハンコックのピアノが素晴らしい。名曲「シスター・シェリル」にも似たトニー得意のリズム[13]は海原を進む船のよう。こちらはジャケ違い。 ★★★☆☆

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 ポスターを剥がしたのは誰だ

 中学2年生になる息子の部屋の窓から、ぶら下げるようにして幸福実現党の政党ポスターを貼っていた。選挙が終わり、わたしが剥がそうとして窓を開けると、もうすでにポスターは無かった。
 息子に訊ねると、選挙に負けたのですぐに剥がしてしまったという。

 彼はこの三ヶ月のあいだ、両親が熱心に選挙活動をする姿を見て、何を感じただろう。あるときは政策に対して疑問を投げかけ、あるときは街宣車に乗ってみたいと目を輝かせた(未成年者は選挙活動をしてはならない)。

 わたしに似てめんどくさがりの息子が、すぐにポスターを剥がしたのは、幸福実現党が衆院選に敗れたのを、なんだかカッコ悪いことのように思ったのだろう。
 しかし、息子よ、正々堂々と、全力で戦って、たとえ敗れることはあっても、それは決して恥ずかしいことではないぞ。

 幸福実現党結党宣言から間もない5月10日、大川総裁は青年たちを対象に、「勇気百倍法」として、このようなメッセージを残している。
 「冷笑したり、冷やかしたり、蔑んだり、熱意を持って理想を持って歩んでいる人達に、後ろ指を指すような、卑怯な人間にはならないように。自らが勇気を持って、世の中の責任を背負っていこうと志すような青年になってください」

 父母の願いも同じです。

 オーディオ・アミーゴ 第12号にJimmyJazzが掲載されました

 A&Vヴィレッジなき今、日本一マニアック(?)なオーディオ雑誌として君臨する、オーディオ・アミーゴ 第12号(9/15発売)にJimmyJazzが掲載(写真入り)されました(^^;
 64ページ~68ページ(うち2ページが当店の記事)まで、インフラノイズ秋葉良彦社長の寄稿。USBコンバーター”USB-101”を中心とした内容で構成されています。なぜかホームページがYahoo!Japanのアドレスになってますが( ̄▽ ̄;

 幸福実現党よ、涙の谷を渡れ

 皆さんご存知のように、今回の衆院選における、幸福実現党の獲得議席はゼロという結果に終わった。応援してくださった皆さん、党員一同、深く感謝いたしております。また、当店においても、選挙期間中、何かと気を遣い、居づらい気分になった方もたくさんいらっしゃったことと存じます。どうかお許しください。ここにお詫び申し上げます。

 さて、この三ヶ月間、当ブログをあげての大騒ぎをした手前、なんらかの感想なり、報告をしないといけないだろう。ああだこうだと分析し、負け惜しみを言ってても始まらない。
 深く衆院選に係わった党員の立場で、今の気持ちは、率直に言って思ったほどは悔しくない。開票結果を待つ選挙事務所においても、皆で高校球児のように唇噛んで、悔し涙のひとつも流すのかと思ったが、意外にあっけらかんとしていて拍子抜けした。
 TVの当確速報が出るたびに、ブーイングが巻き起こったり、ヤジを飛ばしたり、大いに不満も出たりしたけれど、選挙事務所内は終始明るく、「次は参院選でガンバロー!!」と万歳三唱して散会した(^^;

 TV画面には、敗退した自民党大物議員たちの憔悴しきった様子が映し出されていたが、我ら幸福実現党、最初から赤っ恥をかくのは覚悟のうえである。いまさら何を恐れることがあろうか。
 かのリンカーン大統領だって、何回も落選してるのだから。立党からたった三ヶ月で、107万票。66人にひとりが幸福実現党に投票したことになる。ここまで世の中に浸透できたのは大したものだ。

 我々には、まだ終わってないという気持ちが残っています。いまだ国難は回避されてない。仕事が残っているということです。いま闘いは始まったばかり。
 肩を抱き合い、喜びの涙を流すのは、勝利のその日までとっておこう。
 めざせ第一党!

 やるぞ!

 幸福実現党よ、涙の谷を渡れ!

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