ダイアナ・クラール(vo,p) 『Christmas Songs』

ダイアナ・クラール(vo,p) 『Christmas Songs』

 ジャズの枠を超えて、近年もっともポピュラーなクリスマスアルバムのひとつとなった感のある本作。あきらかにやらされてる雰囲気の色っぽいジャケット。これでしなだれかかってくるようなバラードばかり70分みっちり歌われたらしんどいなあと思ったから、今年になるまで買わなかった。杞憂であった。裏面を見たまえ、このドレスの似合ってないこと。ダイアナはいつものダイアナ、[1]では景気良く「ヘイ!」と来たもんだ。珍しい[7]のヴァース部分を聴くのは初めて。一見馴染のない[12]は、ダイアナがリスペクトするローズマリー・クルーニー出世作の映画「ホワイトクリスマス」ゆかりの曲。全部で45分。 ★★★☆☆

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 RMS-1000の潜在能力

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 iPod shuffle + RMS-1000でハイエンドプレーヤーに迫る!

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 インフラノイズRMS-1000導入

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 iPod shuffleを買った

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 オーディオのバランスは取らない

 わたしはオーディオにおいて、「バランスを取る」という考え方は一切しない。バランスを取るとはたとえばこういうことだ。

 電源ケーブルを交換したら高域がきつくなったので、RCAケーブルをソフトな音のものにしてバランスを取る。
 現状の音をよりシャープにするために、ハード系のインシュレーターをCDプレーヤーに敷く。ただし全部の機器に敷くとバランスが崩れるのでCDプレーヤーのみにとどめた。

 例を挙げればいくらでも出てくるが、要するにAのもので発生した不具合をBのものを使って解消する、それでバランスを取るということはしない主義である。
 Aを追加して音が悪いなら、Aに問題があるか、または自分のシステムに問題があるかのどちらかである。と、そういう考え方を取る。Aと自分のシステムを共存させるために、新たにBを使っての対処療法は行わない。副作用の痛みをやわらげるために、また別の副作用のある薬を飲むようなものではないか。

 とかく「良い音」のするアクセサリーは、別の局面において、その「良い音」が仇となって立ち現れてくるもの。そのような「良い音」がするものは危険なので端から使わない。
 オマケRCAコード、ビニール平行線、松下1512接地コンセントの三つは、そういう危険がないので、当店でも自宅でも安心して使える。
 オーディオは相性だというけれど、無謀な相性合わせには参加しない。相性フリー主義である。

 たぶん無意識にバランス取ってるんだろうけど、「バランス取ってやるぞ~」と意気込んでやってるわけじゃないので、それは言いっこなしだ。

 ジャッキー・マクリーン(as) 『Jackie's Bag』


ジャッキー・マクリーン(as) 『ジャッキーズ・バッグ』

 プレスティッジからブルーノートへ移籍後の初リーダーセッションを含むマクリーンのハードバップ期の傑作。[1]はピアノレスでカッ飛ぶリズムセクションに乗り、バード~マクリーンのフロントも快調。[2][3]でソニー・クラークが加わるが、なぜかベロベロの酩酊状態。[3]のソロなんて、まるで人差指一本で弾いてるかのようなフレージング。狼煙をあげるような土着的イントロに続いてマクリーンが燃えあがる[4]以降は三管のセッション。モード風の[6]。そしてマイナー調[7]でのマクリーンのすごいこと!これがLP時代はボツテイクだったなんて信じられない。アート・テイラーのソックシンバルがシュッ!シュッ!と新ヴァン・ゲルダー・スタジオの宙を舞う。 ★★★★

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 グレードダウン症候群

 オーディオ雑誌に、「高品位の再生を目指す人は、アンプに付いているACコンセントは使わない方がいい」と書いてあったので、品位の低~い再生音を目指すわたしは、オヤイデOCB-1のタップからの給電をやめて、プリアンプのサービスコンセントから他の機器の電源を摂ることにした。
 「デジアナ分離」なんて言葉もあるけれど、この際デジタルもアナログも、まとめてプリアンプに差し込んだ。「デジアナ混在」である。(^^;

 予想どおり、繊細な音がするOCB-1の電源ケーブルの呪縛から解放されて、薄皮が剥けたようにダイレクト感が甦った。
 サービスコンセントとバカにするではない。汎用電源ボックスとマッキントッシュのプリアンプ筐体、どっちが良い音しそうかよ~く考えてみたまえ。これほど贅沢で音の良い電源タップがあるものか。

 パワーアンプのMC7150は、前オーナーのカースケさんが電源プラグを3PのWATTaGATEに交換しているので、これは仕方なく壁コンセントから電源を摂ることにした。
 んっ?これは金メッキだな??アメリカ製最高級電源プラグWATTaGATE 330icon。1個1万5000円くらいする。接点は当然のように24金メッキだ。
 ひょっとして、これ普通のプラグに替えたら音良うなるんちゃうん???我ながら嫌な(?)アイデアが頭に浮かぶ。でも、もしプラグ替えて良うなったらイヤやしなあ…。

 気になりだしたら気になってしょうがない。ちょっとだけ替えて聴いてみて、アカンかったらすぐ元に戻したらエエだけやんか。
 道具箱に転がっていた松下の透明3Pプラグに替えてみた。うわっ、ほら見てみぃ、音エエがな、どないすんねん。もうWATTaGATEなんか絶対戻れんわ。

 WATTaGATEは、カースケさんがこのアンプを所有してたときに、電源プラグを交換したいと言い出し、わたしがWATTaGATEを勧めたので、わたしにも責任がある。もっと詳しく言えば、評論家の村井裕弥さんがA&Vヴィレッジ第40号137頁で誉めていたのを見ての受け売りだったので、村井さんにもチョビットだけ責任はある(笑)
 音が良くなるのは喜ばしいことなのに、グレードダウンして音質向上とは、つまり最初から何もせんほうが良かったということなので、ひじょうに複雑な心境。今なら少しは耳に自信もついて、高級ケーブルよりオマケコードのほうが良いと断言できるし、機器積み重ねて敷物なしだろうがなんだろうが、ちゃんと聴いて良い悪いの判断をする。しかし、雑誌に書いてあることを一蹴できるほど、オーディオ初心者は強くないのだ。

 誰も奪えぬこの悩み

 JBL4343Bの欠けた音響レンズを外した頃から、なぜだか音が急激に悪くなってしまい、やっぱり音響レンズ要るのかなあ、でも付けても音悪いしなあと、悶々と悩んでいたら、いつのまにかプリアンプのラウドネスが最大になってたり、台風が来たりで、もうわけがわからん状態が半月以上続いた。
 最初からよく考えてみよう。まず、ロジャースのLS3/5Aを4343の上に置いて鳴らしたら、とても良い音だったので、これはいかんと4343の見直しをして音響レンズの欠けによる再生音への干渉を発見。レンズを外して問題は解決。上に置いたロジャースのパッシブなサポートもあり、4343が息を吹き返したように鳴り出した。その後である、急に4343の音が悪くなったのは。

 いつものことだが、なーんにも触ってないのである。いや、触ったかもしれないがその自覚がない。なぜだろう?
 よし、ではもう一度ロジャースを繋いで鳴らしてみよう。すると、しばらく鳴らしてなかったせいか、ずいぶん寝ぼけた音がする。こういう症状なら30分も鳴らせば調子がもどるはずだ…、ん?待てよ、そうか、そういうことか。
 4343の音が悪かったのは、おそらく上に乗っかったロジャースをしばらく鳴らしてなかったせいだ。コーンがよく動く状態で共鳴してこそ4343の再生音の補助になっていたが、放置されて動作の固くなったロジャースは、文字どおり4343のただの「お荷物」となっていたのだ。良い音で鳴る物を上に置いたなら再生音は良くなるが、音の悪い物を置けば悪くなる。ただそれだけのことである。
 ロジャースは即撤去、4343の音も正常に戻り、ようやく事無きを得た。

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