カートリッジをオーディオテクニカAT-15Eaに変更

続きを読む "カートリッジをオーディオテクニカAT-15Eaに変更"

 エリス・レジーナ(vo) 『コモ・イ・ポルケ』
Amazonで詳細を見る
エリス・レジーナ(vo) 『Como & Porque』

 『イン・ロンドン』と同じ'69年の録音でリズムセクションも同じ。レパートリーも[6][7]と重複していて姉妹のような作品だ。[1]がわりとおとなしめなので、このままいくのかと思ったら案の定[2]から盛大に盛り上がる。[6]はホントに良い曲なのだが、アッという間に終わってしまうのが残念。アルトサックスの間奏でも入れてもっと引き伸ばしてくれたらいいのに。最後のボーナス4曲がまた素晴らしい。哀愁と情熱のサンバ[12]、ピエール・バルーとのデュエット[14]は巴里の万国博覧会のような趣きに胸がときめく。さらに[15]、満面の笑みを投げかけて唄うエリスに嫌な気持ちを抱く人がいるだろうか。(『イン・ロンドン』とセットのお買い得ダブルパックあり) ★★★★

続きを読む "エリス・レジーナ(vo) 『コモ・イ・ポルケ』"

 エリス・レジーナ(vo) 『Elis Regina In London』
Amazonで詳細を見る
エリス・レジーナ(vo) 『イン・ロンドン』

 エリス・レジーナの代表作といえばやはり本作になるか。曇りがちなブルーグレイのロンドンを背景に、前方からのハイライトを浴びて輝く笑顔のエリス。見事なジャケットデザインだ。[1]からアクセル全開、サンバ、サンバ、サンバの洪水である。また、時代が時代だけにR&B色濃厚で『エリス&トム』の雰囲気とはえらい違い。しかしこちらの弾けるエリスも好きになるのにそう時間はかからないだろう。唄はもちろん曲もアレンジも最高!ただしちっともジャズっぽくはないので当店でかけると激しく浮きまくる(笑)(『コモ・イ・ポルケ』とセットのお買い得ダブルパックあり) ★★★★

続きを読む "エリス・レジーナ(vo) 『Elis Regina In London』"

 マイルス・デイヴィス(tp) 『Early Milestones』
Amazonで詳細を見る
マイルス・デイヴィス(tp) 『Early Milestones』

 チャーリー・パーカーのサイドメン時代のマイルスを聴くためなら、これ一枚あれば充分。'45年のマイルスはさすがにヘタなラッパで微笑ましいが、'47年の[3]-[5]でちょっと手馴れてくる。そして特筆すべきは[6]-[8]、初リーダーセッションの三曲。ここで「パーカーの音楽」から「マイルスの音楽」へとムードがガラッと変わる。おお、なかなかモダンではないか。パーカーがリーダーの[9]からまた脳天気なビ・バップに戻ってしまうのだが、こうしてサンドイッチされることでマイルスの音楽性というものが浮き彫りになってる。以上パーカーの『The Savoy Recordings』所収、[17]-[20]はキャピトル『クールの誕生』所収。 ★★★☆☆

続きを読む "マイルス・デイヴィス(tp) 『Early Milestones』"

 スー・レイニー(vo) 『雨の日のジャズ』
Amazonで詳細を見る
スー・レイニー(vo) 『Songs For A Raney Day』

 「Rainy」と「Raney」をひっかけて、雨にちなんだ曲を集めたキャピトル第二弾。『雨の日のジャズ』という邦題もなかなか良いと思うのだが、それほどジャズっぽくもなく、また湿っぽくもない内容。伴奏は前作のネルソン・リドルから、これまた豪華なビリー・メイ楽団にチェンジ。通常のビッグバンド風ではなく、フルートとトロンボーンのアンサンブル。それにハープと雷の効果音が独特のサウンドを生み出している。当時まだ19歳だというのになんとも唄のうまいこと。特に[9]のヴァース部分でひねるコブシなんてもう天下一品。凛とした美しい横顔が目に浮かぶようだ。 ★★★☆☆

続きを読む "スー・レイニー(vo) 『雨の日のジャズ』"

 比べてこそわかる有難味

続きを読む "比べてこそわかる有難味"

 エリス・レジーナ(vo) 『Elis & Tom』
Amazonで詳細を見る
エリス・レジーナ(vo) 『エリス&トム』
(輸入盤あり)
 ブラジルの実力派シンガー、エリス・レジーナのA.C.ジョビン作品集。当時L.A.に在住していたジョビンの協力を得て録音されたエリス名義のレコードであるが、ジョビンの代表作としても紹介されることの多い名盤。弦をバックにしたクラシカルなアレンジと、エレクトリックピアノや電気ベースを使ったモダンでクールな曲想のものとが交互に出てきて楽しませる。ジョビンとのデュエット[1]は同曲の決定的名演として名高い。陳腐な詞でもエリスが唄うと感動的。コルコヴァード丘のキリスト像に祈るような[6]は何度聴いても涙がこぼれそうになる。 ★★★★

続きを読む "エリス・レジーナ(vo) 『Elis & Tom』"

 小野リサ(vo) 『サウダージ』
Amazonで詳細を見る
小野リサ(vo) 『Minha Saudade』

 小野リサはずっと聴かず嫌いだった、というより、まるで聴こうとしなかった。要するにあれだろ?ウィスパーヴォイスのボサノヴァで癒し系のノエビア化粧品。わーったわーった、聴かんでもわーったと。しかしふとしたことから聴いてみるとこれが良いのだ。参った。本作はジョアン・ドナードが歌うわトロンボーンは吹くわで全面的にバックアップ。特に要所で聴かれるジャジーなピアノがイイ感じ。たなびく霧のようなリサの声はやはりリズムに乗った曲で最高に活きる。ゲッ、ゲッ、ゲゲゲのゲの[2]、オリエンタルムードの[6]、[9]なんかイントロからドリフの大爆笑かと思うような楽しさ。擬音がセクシーだ。 ★★★★

続きを読む "小野リサ(vo) 『サウダージ』"

 アントニオ・カルロス・ジョビン(p,vo) 『Antonio Brasilero』

Amazonで詳細を見る
アントニオ・カルロス・ジョビン(p,vo) 『アントニオ・ブラジレイロ』

 ボサノヴァ創造主”トム”ジョビンの集大成ともいうべき最終作。強い太陽に焼かれて褪せたような色彩感が全編に感じられる。夢幻のように美しい、これこそ楽園の音楽だ。[3]ではなんとあのスティングがボーカルを務め、[6]はトムと愛娘との可愛らしいデュエット。徐々にサンバのリズムで盛り上がる[8][9]も楽しい。[15]は文字通り汽車が走るように印象的なリフレインが繰り返され、一度聴いたらずっと耳から離れない。肩の力を抜いたチェンジアップのような脱力感は健在。どの曲もドラマチックで、まるで一本の映画を見ているようだ。 ★★★★

続きを読む "アントニオ・カルロス・ジョビン(p,vo) 『Antonio Brasilero』"

 不純なるオーディオ

続きを読む "不純なるオーディオ"

 セルジオ・メンデス 『Herb Alpert Presents Sergio Mendes and Brasil '66』
Amazonで詳細を見る
セルジオ・メンデス&ブラジル'66 『マシュ・ケ・ナーダ』

 セルメンまでジャズの範疇に入れるかどうか大いに迷うところだが、元はれっきとしたジャズピアニストなので一応良しとする。その昔大ヒットを記録した[1]は、最近もテレビCMに使われたりしてる。ボサノヴァにロックのテイストを盛り込み、力強さとクールさの緩急で聴かせるグループサウンズ。双子のようなケイコとアケミ(?)のユニゾンボーカルが涼しげだ。ビートルズナンバーの[6]もカッコイイが、なんといっても[7]、原曲のメロディの美しさを極限まで引き出すアレンジが素晴らしい。殆どの曲が3分以内のジュークボックス的レコード。輸入盤あり ★★★☆☆

続きを読む "セルジオ・メンデス 『Herb Alpert Presents Sergio Mendes and Brasil '66』"

 なだらかボードを作ってほしい

続きを読む "なだらかボードを作ってほしい"

 ジョアン・ジルベルト(vo,g) 『Joao Gilberto(三月の水)』
Amazonで詳細を見る
ジョアン・ジルベルト(vo,g) 『Joao Gilberto(三月の水)』

 パーカッション+弾語りでジョアン・ジルベルトのネイティブな魅力を堪能できる代表作。ベッドの側らで子守唄を歌うように、ポルトガル語でそっと囁きかけるジョアン。この心地よさは格別だ。トリッキーなフレーズで有名なA.C.ジョビン作の[1]に続いて、「ウンデューウンデュー」と呪文のように繰り返す[2]が出てくる。なんじゃこりゃと思いながら聴いてるうちに沈静化され、ジョアンの世界にドップリと浸かってしまう。[3]はギター独奏、そして失速寸前の[4]、夜明けのベランダから地球の裏側、遥かなるブラジルに思いを馳せる。輸入盤あり ★★★★★

続きを読む "ジョアン・ジルベルト(vo,g) 『Joao Gilberto(三月の水)』"

 ウエイン・ショーター(ts) 『Introducing Wayne Shorter』
Amazonで詳細を見る
ウエイン・ショーター(ts) 『Introducing Wayne Shorter』

 ショーターの初レコーディングは本作にも参加しているウイントン・ケリーの『ケリー・グレイト』。それから遅れること約3ヶ月、同じくヴィージェイ・レコードに吹き込んだショーターの初リーダー作だ。意欲満々5曲のオリジナルを持ち込んだものの、ちょっと初見で演るには難しすぎたか。ケリーもモーガンもイマイチ乗り切れてない様子。一方、快調に飛ばすのはショーターとコブ。[2]の掛け合いが楽しい。まだジョン・コルトレーンからの影響が色濃いショーターだが、独特の音色はこの頃からすでに確立されている。 輸入盤あり ★★★☆☆

続きを読む "ウエイン・ショーター(ts) 『Introducing Wayne Shorter』"

 スタン・ゲッツ(ts) 『The Best Of Two Worlds Featuring Joao Gilberto』
Amazonで詳細を見る
スタン・ゲッツ(ts) 『The Best Of Two Worlds Featuring Joao Gilberto(ゲッツ・ジルベルト・アゲイン)』

 ゲッツとジョアンは犬猿の仲。それでも「先生、これでどうかひとつ」とコロンビアに大金を積まれたら「しゃあないな~」となるのか。まず、本作にはジャケット合成写真疑惑がある。しかしそもそも一緒に写真を撮るのも嫌な二人が果たして一緒に録音できるものだろうか。そう思って音を聴いてると、これも不自然なところが多い。おそらくはジョアンがギターを弾き、"ミゥシャ"ことエロイザ・ブアルキが歌ったトラックに、あとでテナーやドラムやらを被せた多重録音ではないか。事実[3]ではテナーが2本鳴っている。ゲッツが出てきたら途端にシンバルが賑やかになるし。リスナーを欺く駄作となるのを救っているのがエロイザ。[10]はビーナスのような官能のヴォイス。 ★★★☆☆

続きを読む "スタン・ゲッツ(ts) 『The Best Of Two Worlds Featuring Joao Gilberto』"

 アントニオ・カルロス・ジョビン(p,g,harpsichord) 『Wave』
Amazonで詳細を見る
アントニオ・カルロス・ジョビン(p,g,harpsichord) 『Wave』

 クーラーの程よく効いたホテルのラウンジ、水滴のついたアイスコーヒーのグラスとくれば、流れるBGMは本作のように洒落たボサノヴァと相場は決まっている。クリード・テイラーがプロデュースした一連のイージーリスニングジャズの名作のひとつ。アドリブらしいアドリブもないけれど、トロンボーンやフルートのメロウなトーンで脱力。ストリングスにサポートされ、”トム”ことアントニオ・カルロス・ジョビンの名曲の数々が優雅で快適な時間を演出してくれる。[8]でボソッと唄うトム、斜に構えてちょい不良風の[10]がイカしてる。グリーンのフィルターをかけたキリンのジャケットも幻想的。梅雨にはこれだ。 ★★★★

続きを読む "アントニオ・カルロス・ジョビン(p,g,harpsichord) 『Wave』"

 マイルス・デイヴィス(tp) 『Miles Davis Volume 2』
Amazonで詳細を見る
マイルス・デイヴィス(tp) 『Miles Davis Volume 2』

 マイルスのブルーノート第2集は、'54年録音のホレス・シルバー入りワンホーンセッションを中心とした構成。ドスのきいた『Vol.1』もしびれるが、軽やかに歌う本作も捨て難い。ヘロイン中毒を克服した直後の演奏で、トランペットを吹く喜びが満ちているよう。[1][2][7][8][9][11]がそうだ。特に[8]は傾聴。ん?[1]冒頭の「ガーンガーンガーン」はどこかで聴いた憶えがある。ハテ何だったかと探し回って『ディグ』のボーナス曲「コンセプション」だと判明。[2]は『マイルストーンズ』の「シッズ・アヘッド」と同じ曲だし。あーややこし。 ★★★★

続きを読む "マイルス・デイヴィス(tp) 『Miles Davis Volume 2』"

 上向きで何か問題でも?

続きを読む "上向きで何か問題でも?"

 JJ工房反省

続きを読む "JJ工房反省"

 マイルス・デイヴィス(tp) 『Birdland 1951』
Amazonで詳細を見る
マイルス・デイヴィス(tp) 『Birdland 1951』

(少し安いCCCDもある)
 一口に録音が悪いと言っても、皆さんはどの程度まで許容できるだろうか。本作中では[4]から[7]がかなりキビシイ。特に[5]はシャーシャーと盛大なノイズが出て驚き、回転も変で時々音程が揺れる。それでも演奏がいいから許せてしまう。バードランドにおける巨人たちの若き日の活きのいいライブ演奏。アート・ブレイキーが冴えに冴え、ドラミングがビシビシ決まってる。たとえば[3]ではマイルスがブラウニーもびっくりのソロを吹きまくり、テンポを倍に持っていくが、元のテンポに戻すときのブレイキーのシンバル一発が絶妙のタイミングなのだ。素晴らしい。異色メンバーの[8]から[10]は、マイルスが吹いてない部分は「普通のジャズ」になっていて面白い。 ★★★★

続きを読む "マイルス・デイヴィス(tp) 『Birdland 1951』"

 AmazonカードでCD購入

続きを読む "AmazonカードでCD購入"

 4/30 JJ工房感想

続きを読む "4/30 JJ工房感想"

« April 2007 | メイン | June 2007 »