音質は音楽の価値を左右するか?

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 続・オーディオ一式お買上げ

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 DAC-1生活の悦楽

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 「朝食抜き」がマイブーム

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 「オーディオ虎の穴」

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 ディスク紹介600枚で一旦終了、以後日記形式に

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 アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ 『A Night in Tunisia』

アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ 『チュニジアの夜』

 ウエイン・ショーターが音楽監督に就任して、徐々にファンキー路線から離脱しはじめたジャズ・メッセンジャーズ。表題曲の[1]は古くからアート・ブレイキーが得意としてた曲で、御大のドラムソロをフィーチュアし、いつもコンサートのハイライトとして演奏されていた。今回のはかなり速いテンポでの演奏。最後のカデンツァ部分が圧巻なのだが、これはかなりうまくいってる。一歩間違うと白けてしまって、ただ間延びしたようにしか聞こえない危険な展開。ジャズとはあんまり汗をかきかき一生懸命やってるのを悟られるとカッコがつかない音楽なのだ。醒めないで一気に聴くべし。 ★★★★

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 ホレス・シルバー(p) 『The Jody Grind』

ホレス・シルバー(p) 『ジョディ・グラインド』

 かつて熱烈なホレス・シルバーのファンだったわたしは、シルバーのレコード(当時はアナログ)を全部聴きたいと思っていた。しかし国内盤や輸入盤の再発で手に入らないのはどうするか。オリジナル盤しかない。ちょっと痛かったが「VAN GELDER」刻印の入った見開きジャケットのオリジナル盤BLP4250を仕方なしに買った。さて、本作でもシルバー節は相変わらずだが、tp、as、tsの3管編成でハーモニーが厚くなっている。アップテンポでエキサイティングな[5]では、新人タイロン・ワシントンがジョー・ヘンダ-ソンばりの物凄いソロを聴かせる。いやいや、続くジェームス・スポルディングのアルトも負けてないぞ。 ★★★★

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 ホレス・シルバー(p) 『Silver's Blue』

ホレス・シルバー(p) 『シルバーズ・ブルー』

 中山康樹著『超ブルーノート入門-ジャズの究極・1500番台のすすめ』によると、プロデューサーの意向で本作のレコーディングは不本意な結果に終わったとされている。ではこれがつまらないかというとそうでもないのがジャズの面白いところで、少なくとも最近のジャズよりはずっと良い。モダンジャズが異常な興隆を見せた'56年という時代背景、それにこれだけの名手揃いであるから、適当にやっても凄い演奏ができてしまう。リーダーはいまひとつ乗り気でないにしても、ハンク・モブレーは飛ばす飛ばす、[5]なんかもう絶好調。但しシルバーはよほどこのことが堪えたのか、以後殆どのレコーディングを信頼できるブルーノートで行うようになる。 ★★★☆☆

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 ホレス・シルバー(p) 『Horace Silver Trio and Art Blakey-Sabu』

ホレス・シルバー(p) 『ホレス・シルバー・トリオ&アート・ブレイキー~サブー』

 ホレス・シルバーの初リーダー作で、彼のピアノトリオ作品としては唯一のもの。奏法はバド・パウエル派に分類されるが、早くも強烈な個性を発揮。たとえば[10]。長調の楽曲にファンキーなブルースノートを滑り込ませる。パウエルなら絶対にやらない手法である。マイルス・デイヴィスの『バグズ・グルーヴ』セッション、「バット・ノット・フォー・ミー」のソロにも聴かれるシルバーお得意のパターンだ。[12]はラテンパーカッションのサブーとアートブレイキー、ベースにパーシー・ヒースが加わった打楽器演奏、[14]はブレイキーのドラムソロで、両曲ともシルバーは参加していない。[1]の冒頭で叩くブレイキーのシンバルがじつにイイ音してる。 ★★★★

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 ホレス・シルバー(p) 『Horace-Scope』

ホレス・シルバー(p) 『ホレス・スコープ』

 有名な「ニカの夢[7]」を含むホレス・シルバー絶頂期の人気盤。「ホーンのような右手、ハンマーのような左手」と称される、シルバーのファンキーなピアノスタイルが最も顕著なのもこの時期。左手で低音弦を叩くたびに「ゴロッ」「ガッ」と、もはや音程は崩壊寸前、コードを弾いてると思えない迫力の低音で迫ってくる。大好きなドラマー、ルイス・ヘイズがキャノンボール・アダレイに引き抜かれて少し残念だが、こうして聴いてみると新人ロイ・ブルックスもなかなか良い。「ホロスコープ」をもじった表題曲[4]でのミッチェルのトランペットも素晴らしい。 ★★★★

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 ホレス・シルバー(p) 『Finger Poppin'』

ホレス・シルバー(p) 『フィンガー・ポッピン』

 これまで頻繁にメンバーチェンジがあったホレス・シルバー・クインテットだが、いよいよ本作からブルー・ミッチェル~ジュニア・クックの鉄壁のフロントラインがお目見えする。ミッチェルもクックも単発ではどうってこともないのに、このグループにおいては水を得た魚のように生き生きとしたプレーを聴かせる。以後約4年半の長きにわたってこのフロントラインが定着し、シルバーも安定したサウンド作りに専念。数々の傑作を世に送り出す。グループとしての纏りの良さは本作で既に発揮されており、シルバー作の全8曲いずれも即席バンドとは一線を画す完成度の高さ。 ★★★★

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 初心者のためのオーディオ・セッティング術(その2「繋ぐ」)

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 ホレス・シルバー(p) 『Stylings Of Silver』

ホレス・シルバー(p) 『スタイリングス・オブ・シルバー』

 国連ビルの階段に佇むシルバーがなんともいえずカッコイイ!前作『6ピーシズ・オブ・シルバー』のセントラルパークでのトレンチコート姿もしびれるが、本作のジャケットは色目といい万国旗のハタメキ加減といい、もう最高である。さて、前作からトランペットとベースが変更したホレス・シルバー・クインテット、[2]などは凝ったアレンジで、音楽的にも一段と練りが入っている。ファーマーとモブレー、フロントの二人共がマイルドなトーンのせいか、シルバーの作品にしては若干おとなしい印象。[3]は「セニョール・ブルース」の流れを汲む黒い情念渦巻く曲想。ゴスペル調の[4]も楽しい。 ★★★★

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 クリフ・ジョーダン,ジョン・ギルモア(ts) 『Blowing In From Chicago』

クリフ・ジョーダン,ジョン・ギルモア(ts) 『ブローイング・イン・フロム・シカゴ』

 シカゴからやってきたテナーマン二人によるブローイングセッション。[1]を聴いて、なんだか『バードランドの夜』みたいだなあと思ったら、テンポもコード進行も「スプリット・キック」にそっくり。しかもリズムセクションまで一緒、そりゃあ似てない筈がない。ジョーダンのほうはこの後ホレス・シルバーやチャールス・ミンガスのグループに参加して活躍するが、ギルモアのデータは少ない。ジョニー・グリフィンやジョーダンのように、シカゴ出身のテナーは皆豪快さが魅力だが、それに輪をかけて、ギルモアはまるで雑巾を絞るような無骨なテナーを聴かせる。[2]はラテン風のいかにもジョーダンらしい曲、このエキゾティックなスタイルはやがてシルバーのグループに引き継がれていく。国内盤あり ★★★☆☆

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 ルー・デル・ガトー(ts) 『Katewalk』
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ルー・デル・ガトー(ts) 『Katewalk』

 とある方に頂いたナクソスのCD。ジャズでも聴いてみるかと買ったはいいがもてあましてしまったらしい。なるほどジャズ方面に暗い人だと、あてずっぽうでこういうのを買ってしまうのか。調べてみるとガトーはリード楽器全般をこなすベテランのスタジオミュージシャンのようだが、わたしなら絶対手を出さない。案の定音質も内容もイマイチだなと5年間しまいこんであったのを、ひょんなことから出して聴いてみると素晴らしく音が良い。テナーの咆哮がたまらなく痛快なのだ。オーディオシステムの進化に伴い、所有するなかでも化けに化けたCD。まさに玉手箱のよう。[3]のバラードが出色。 ★★★☆☆

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 ジャッキー・マクリーン(as) 『The Jackie McLean Quintet』

ジャッキー・マクリーン(as) 『ザ・ジャッキー・マクリーン・クインテット』

 1955年、23歳のマクリーンは、8月に『マイルス・デイヴィス・アンド・ミルト・ジャクソン・クインテット/セクステット』に参加、9月はジョージ・ウォーリントンの『アット・カフェ・ボヘミア』のライブを収録、そして10月にこの記念すべき初リーダー作、通称『猫のマクリーン』を録音している。特筆すべきは、その音圧の凄さ。真直ぐに極太のアルトが迫ってくる。'52年中頃~'55年8月までの約3年間、マクリーンのディスコグラフィーが空白になっているが、このわずか5日後に[3]をマイルスが録音しているところを見ると、ライブ活動は継続し、頻繁に演奏していたのをマイルスが聴いていたのだと推察する。 ★★★★

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 リー・モーガン(tp) 『Candy』

リー・モーガン(tp) 『キャンディ』

 LPレコードを作るのに、どんなカンジでイクかというのはいつ決まるのだろう?本作は同じメンバーによる2回のセッションから成る。ワンホーンで[2][6][7]を吹込む。悪くはないがいまひとつ決定打に欠く。3ヶ月を経て再びレコーディングに臨むモーガン。前回演った[6]から、連想ゲームのように[1]が導き出される。これらはジョニー・マーサのレパートリーだ。ここでアルバムのコンセプトは固まった。プロデューサー、アルフレッド・ライオンは迷うことなく[1]を冒頭に据えた。あとは勢いでどうにでもなる。マイルス作の[3]、シナトラの[4]で、BNきっての洒脱なワンホーンアルバムが誕生した。国内盤あり ★★★★

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 チャーリー・パーカー(as,ts) 『The Savoy Recordings (master takes)』
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チャーリー・パーカー(as,ts) 『チャーリー・パーカー・オン・サヴォイ~マスター・テイクス 』

 チャーリー・パーカーがサボイ・レーベルに残したスタジオ録音のマスターテイク集。パーカー者にとってはダイアル・レーベルでの録音と双璧を成す聖典。バードの凄さを体感するべし!といっても何度も同じ曲が繰り返し出てくる完全盤Vol.1Vol.2はビギナーには厳しいだろうから、まずは本テイク集で充分。録音状態も比較的良好だ。[1]~[10]はWORスタジオでの録音。初期のブルーノートもこのスタジオで収録していた。つまりはWORスタジオはビ・バップ・サウンドの象徴で、ハッケンサックのヴァン・ゲルダー・スタジオがハード・バップ、イングル・ウッドの同スタジオはファンキー以降のサウンドイメージを反映してると言えなくもない。 ★★★★★

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 木住野佳子(p) 『Praha』

木住野佳子(p) 『プラハ』

 一曲目をかけて、正直、もう二度と聴かんなと思った。わたしの勘は当るのだ。アルバムタイトルどおり、チェコ共和国プラハでの録音で、編成はピアノトリオ+ストリングス。映画音楽のようなそうでないような、こらあかん。これでジャズなんて、冗談はよしこさんにしなさいよとガックリしてたら、[3]くらいからだんだん良くなってくる。ジャズっぽさへの飢餓感がピークに達した頃になんともカッコイイ[8]が来る。ビル・エヴァンスへのオマージュ。ここからラストまでが良いのだ。ごく微量のジャズフィーリングが嬉しい木住野ワールド。見事に勘が外れた。こんなのってアリですか? ★★★☆☆

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 初心者のためのオーディオ・セッティング術(その1「置く」)

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 ペギー・リー(vo) 『The Fabulous Peggy Lee』

ペギー・リー(vo) 『ファビュラス』

 その昔、ペギー・リーの唄い方って、レッド・ツェッペリンのロバート・プラントに似てるよなあと思って聴いていた。プラントがエルヴィス・プレスリーのファンだってことは知ってたが、ペギー・リーが好きなんて話はとんと聞かない。相談できる相手などなく、似てるなあ似てるなあと悶々としながら聴いてたら、すっかりファンになっていた。その後ダイナ・ショア、ジュリー・ロンドンと女性遍歴(?)が続くのだが、わたしにとってはペギーが初めての女性である(笑)デッカ時代のシングルを集めて'50年代に編集されたベスト盤。[10]は大ヒットしたらしいのだが、若かったわたしは全然知らずにかけていた。散髪に来た中年のお客さんは皆知っていたな。 ★★★☆☆

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 ウエイン・ショーター(ts,ss,p) 『Native Dancer』

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ウエイン・ショーター(ts,ss,p) 『ネイティブ・ダンサー』

 1990年発行の「名演!Jazz Saxophone(講談社)」という本のなかで、熊谷美広氏が本作のことを誉めて誉めて誉めちぎった。「究極の大傑作」とまで書かれたら、そら誰だって聴いてみたくなるというものだ。半信半疑で買ってきた。'90年といえばまだわたしが生硬なアコースティック一辺倒のジャズ青年だった頃だ。ブラジル音楽とフュージョンを融合したようなサウンドの前に撃沈。こんなものとても聴いてられんとほどなく処分を決めた。しかし熊谷氏の大絶賛はいつまでも心の隅に残り、何年かを経てもう一度買ってきた。今では氏のように「奇跡」とか「神」とは言わないまでも、愛聴盤のひとつに成長している。このまま聴いていたら、いつの日か氏の言う「桃源郷」が訪れるだろうか?輸入盤あり ★★★★

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 ズート・シムズ(ts) 『Zoot Sims In Paris』

ズート・シムズ(ts) 『ズート・シムズ・イン・パリ』

 ビル・クロウ著「さよならバードランド」のなかには、ステージ上でミュージシャン同士演奏しながら音楽的な会話をしてるように見せるのが流行ったという話が出てくる(実際は音楽とはまったく関係ない、他愛無いことを喋ってたらしい)。それをたまたまマイクが拾ったのが[6]。「ズート、ズート!○※△■」「はぁ?」「○※△■!」てな感じで、残念ながらわたしには何を言ってるか聞き取れない。パリのクラブ”ブルーノート”でのリラックスしたライブ演奏。同名のジャズクラブが映画「ラウンド・ミッドナイト」にも登場するが、実在した店舗ではなく、本作のセッションも映画のセットを用いた架空のクラブで行われたとの説もある。 ★★★☆☆

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 ビル・エヴァンス(p) 『Funkallero』
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ビル・エヴァンス(p) 『ファンカレロ』

 『Loose Blues』という、輸入盤でのみ入手可能だったズート・シムズを含む'62年のセッションが、嬉しい廉価限定盤で登場。[2]は『グリーン・ドルフィン・ストリート』にもボーナストラックとして収録されていた。美しいモード風バラードの[3]に傾聴。ズートって、こんな曲も吹けたのかと、ちょっと意外。フィリー・ジョー・ジョーンズの叩くスネアの快音が先導して始まる[4]、間違いなくこれがベストトラックだ。このクインテットは勿論臨時雇いのレコーディングバンドなのだが、新鮮なサウンドのこのメンバーで、もっと録音を残して欲しかった。 ★★★★

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