マイルス・デイヴィス(tp) 『Miles In The Sky』
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マイルス・デイヴィス(tp) 『Miles In The Sky』

 [1]はハンコックのエレクトリックピアノに導かれ、名作「ネフェルティティ」に似た感じのテーマが行進曲のように勇ましいリズムに乗って展開する。カッコイイ!テーマが延々と繰り返され、忘れた頃にマイルスのソロが始まるのだが、これがもうホント素晴らしい。ショーター以下のメンバーに自由にやらせていた前作までに比べ、これぞマイルス主導の音楽だという御大の気迫が感じられる。続く[2]では、当時まだ無名だったジョージ・ベンソンのギターが登場。R&B調のフレーズを繰出し、必死で自分が入り込む余白を探しているかのようだ。 ★★★★

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 CDチェンジャーのレンズクリーニング

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 インフラノイズDAC‐1はすごいぞ

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 ヒルトン・ルイズ(p) 『Strut』


ヒルトン・ルイス(p) 『Strut』

 CDがまだ出始めの頃、盗難防止の為にジャケット写真をプリントしたボール紙でカバーがしてあった。このジャケットを見て衝動買い。'80年代のものに多い薄味の録音。どちらかといえばフュージョン系で4ビートはなし。リー・モーガンの[1]など、ベースがチョッパーしてたりする。しかし曲が良かった。[5]から[6]にかけての爽やかな曲想がとても好きだ。前衛出身のサム・リヴァースも意外によく馴染んでいる。五月の晴天の日に聴きたい爽快CD。[8]はピアノの独奏。 ★★★☆☆

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 マイルス・デイヴィス(tp) 『Nefertiti』
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マイルス・デイヴィス(tp) 『Nefertiti』

 マイルスが純粋なアコースティックなジャズをやった最後の作品であると同時に、アコースティック・ジャズの最終形態を示した傑作。以後も本作に準ずるスタイルのレコードが発表されるが、個人的には一応ここまでがマイルスの「ジャズ期」という線引きをしている。溶解寸前、かろうじて形を保っているような断片的なフレーズで曲が構成され、前衛ほどではないにしてもシュールで難解。ハンコックの[5]は、自身の『スピーク・ライク・ア・チャイルド』での演奏に比べると随分短く、途中でマイルスが割って入って強引に曲を終わらせたように聞こえる。 ★★★★★

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 オーディオ南海・西田辺店の尾崎店長ご来店

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 ジュリー・ロンドン(vo) 『Sophisticated Lady/For The Night People』

ジュリー・ロンドン(vo) 『Sophisticated Lady/For The Night People』

 前半『ソフィスティケイテッド・レディ』がオーケストラバックの1962年度作品、[13]から後半がジャジーで文字通り夜のムードが漂う1966年の『フォー・ザ・ナイト・ピープル』。前半の唄には可愛らしさがまだ感じられるが、後半はうらぶれたオトナの女性のイメージが濃厚。わが国におけるジャズの退廃的なイメージは、ビリー・ホリデイなんかよりも、案外ジュリーのこの辺の作品群によって根付いたのかも。[13]は1959年『スウィング・ミー・アン・オールド・ソング』からの再演。 ★★★☆☆

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 オーディオ南海・西田辺店に行ってきました

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 ポーラ・ウエスト(vo) 『Restless』

ポーラ・ウエスト(vo) 『Restless』

 ジャズはじっくり聴き込むのが本道だけど、時には皆の耳を瞬時に吸い付けるような”勝負曲”もストックしておくほうが何かと便利である。本盤の[6]なんかがそう。ベースのイントロに続き、お馴染みのメロディを唄い出すポーラ。静かにブラシが浸入し、ピアノが滑り込む。カッコイー!音が良く、求心力を保ったまま終了するのでオーディオのイベントでよく使わせてもらった。お色気より上手さとコクで勝負する女性シンガー。声を伸ばすときの微妙な音程の取り方が特徴的だ。バラードの[5]、[15]もいい。 ★★★☆☆

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 インフラノイズDAC‐1(#゚Д゚)キタ――!!

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 リサ・エクダール(vo) 『Back To Earth』
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リサ・エクダール(vo) 『Back To Earth』

 ファンの方には申し訳ないけど、リサのような女性は極めて危険だ、と思う。なんだいカマトトぶりやがって。ジャケット写真にしてもいちいち芝居がかってるんだよ!と思いつつ、[1]の情感にほだされてしまう。いかんいかん、魔性の女だ。バックのピーター・ノールダール・トリオの骨っぽいハードボイルドな演奏と、リサのロリータ・ボイスとのコントラストが絶妙。これで27歳も年上の旦那と子供が居るそうだ。愛と憎しみが渦巻くCDと言ったらちと大袈裟か(笑) ジャケット違いの輸入盤あり ★★★☆☆

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 ナンシー・ウィルソン(vo) 『The Swingin's Mutual』

ナンシー・ウィルソン(vo) 『The Swingin's Mutual』

 ジョージ・シアリング・クインテットをバックに唄ったナンシー・ウィルソンの佳作。例によって数曲はナンシー抜きのインストゥルメンタル。先日、仕事が終えてタオルを畳んでたら、年に一度あるかないかの素晴らしい音でこのCDが鳴り出した。クールなシアリング・サウンドにホーンのようなナンシーの声。今も聴いてるがあのときに比べると全然物足りなくて悶々とする。[5]は意表をつく三拍子。有名な[7]はシアリングが作曲したが、残念ながらこれもインスト。シルクのシーツを撫でるような[8]の歌声に鳥肌。 ★★★★

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 スー・レイニー(vo) 『Breathless!』

スー・レイニー(vo) 『Breathless!』

 完璧に作り込まれたキャピトルの三部作とは打って変わって、スモールコンボをバックにラフな雰囲気が楽しい。ひょっとすると正式なレコーディングではなく、リハーサルテープなのかもしれない。[10]は間奏が終わったところで唄が出遅れるが、歌唱力が抜群なだけあってこんなミステイクだって許せてしまう。表題曲[13]では早口言葉を披露。こんな隠し芸があったのかと文字通り舌を巻く。抜群のリズム感とは反対に、神に祈るようなバラードの表現も素晴らしい。 こちらも同内容 ★★★★

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 『Sentimental Journey: Capitol's Great Ladies of Song』

『Sentimental Journey: Capitol's Great Ladies of Song』

 ペギー・リーやダイナ・ショア、ジューン・クリスティ、アニタ・オデイなど、キャピトル・レコード往年の女性ボーカルを集めたオムニバス。76分収録のお買い得盤。まずは録音の良さに驚かされる。'40年代や'50年代に吹き込まれたとは思えないクリアーで抜けのいい音質。そして何より歌姫たちの唄のうまさ、ほのかに香るお色気(死語)。このCDでキーリー・スミスやヘレン・フォレストの夢のように美しい歌声に開眼し、ビリー・ホリデイの[13]に涙したものだ。大衆音楽とは、女性ボーカルとはかくあるべし。★★★★

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 ルー・ドナルドソン(as) 『Quartet Quintet Sextet』

ルー・ドナルドソン(as) 『Quartet Quintet Sextet』

 ルー・ドナルドソンは紛れもないパーカー派アルト奏者であるが、チャーリー・パーカーの吹く同曲を思い浮かべて[1]を聴くと、悪くはないけど随分と間が抜けて聞こえる。本領発揮はブルースナンバーの[2]。短いながらも、ルー、シルバー、ミッチェルと、上手い具合にソロが受け渡され、最後にもう一度ルーが〆る。[4]は7年後の『タイム・イズ・ライト』で、同じくミッチェルのトランペットと組んで再演。飄々とアルトを吹く[6]なども、じつに味がある。アート・ブレイキーがドラムを叩く後半より、ガタゴトと列車が走るようにシルバーのピアノが煽る前半のほうが好きだ。 ★★★☆☆

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