クリフォード・ブラウン(tp) 『Study in Brown』


クリフォード・ブラウン(tp) 『Study in Brown』

 「B面お願いします。”ベイシー”(一ノ関にある日本一音の良いジャズ喫茶)でこれ聴いたとき凄かったんですよ!」そんなこと言われちゃかけないわけにもいかない。うまく鳴らせば鮮烈な音で鳴るという噂の盤だが、残念ながら当店ではいつもショボイ音。「ジョージのジレンマ[5]」に針を落とす。うーん、悪くはないけど「凄い」には程遠い。普通である。やれやれ、まだ修行が足りんなあ。くっそー!悔やしーっ!! ★★★★

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 ”荒谷みつるコンサート in JimmyJazz” のお知らせ

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 『辛口!JAZZ名盤1001』 寺島 靖国 (著)

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『辛口!JAZZ名盤1001』 寺島 靖国 (著)

 なんと1001枚ものジャズレコード一枚一枚に短いコメント。マネしようと思ったわけでもないのだが、わたしがこのブログでやろうとしてることは本書の形式に酷似している。1001枚コメントするのがいかにタイヘンなことか。いまのところ一年かけて300枚ちょっと紹介したが、わたしはもう既に息があがってきている。(笑)1000枚以上CDを持ってる人はザラだが、1000枚の内容を覚えていて、なおかつコメントできる人は稀である。ウソだと思ったらやってごらんなさい。勤勉に一日一枚コメントしても約3年かかるのだ。当ブログの内容が充実するまで待てない人はこちらをご購入ください。

 ジュリー・ロンドン(vo) 『Your Number Please...』

ジュリー・ロンドン(vo) 『Your Number Please...』

 ジュリーの美貌とお色気が絶頂期にあった'59年。なんとアンドレ・プレヴィン指揮のフルオーケストラを従えた、なんともゴージャスな一枚。オーケストラ伴奏のジュリーの作品は数多いが、他のものとは音作りからして違う、何か特別な印象がある。かつてファッツ・ウォーラーが歌った陳腐な曲の[11]が素晴らしくエレガント!そういえば昔は白い電話機ってスターの証だったなあ。『Calender Girl』とカップリングのお徳用の2in1CDもあり。 ★★★☆☆

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 ベヴ・ケリー(vo) 『Bev Kelly in Person』


ベヴ・ケリー(vo) 『Bev Kelly in Person』

 サンフランシスコのナイトクラブ”コーヒー・ギャラリー”でのライブ。ベヴ・ケリーは女流ピアニスト、パット・モランのバンドに居たシンガー。わたしは元々この人の歌い方が好きではない。色気もないし、ビリー・ホリディのマネをしてメロディを崩して歌うのが危なっかしい。バックのメンバーもいまひとつパッとしない。ところがどうだ、CDプレーヤーが変わったら中域がぐっと太って評価が一転。こういうことがあるからオーディオはやめられない。オバサンみたいな表紙より内ジャケットの艶かしい写真のほうがイメージに近い。 ★★★☆☆

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 ミルト・ジャクソン(vib) 『Milt Jackson Quartet』


ミルト・ジャクソン(vib) 『Milt Jackson Quartet』

 MJQのピアニストがホレス・シルバーってのもアリだったと思う。ついでに言うとベースがレイ・ブラウンになる可能性もあった。言い出したら何でもアリになってしまうが、特にミルト・ジャクソンとシルバーの相性は抜群で、シルバー作の「オパス・デ・ファンク」がミルトのトレードマークになっている。本セッションはMJQのジョン・ルイスがシルバーに代わっただけの編成で、[5]を除くすべてスタンダードナンバー。MJQとは当初「Milt Jackson Quartet」の略だった!? ★★★☆☆

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 SONY 337ESDを導入

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 飽食の時代

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 マイルス・デイヴィス(tp) 『Miles Davis And The Modern Jazz Giants』
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マイルス・デイヴィス(tp) 『Miles Davis And The Modern Jazz Giants』

 「オレのバックでピアノを弾くな」マイルスにそう言われたモンクが怒って演奏をやめてしまう”クリスマスイブのケンカセッション”として伝説になった[1]。実際には諍いなどなく、まったくのデマであることをマイルス自身が語っている。ベースとドラムスのみをバックに、空間を活かした”ストロール”と呼ばれるサウンドを模索していたマイルスがピアノソロの途中にモンクに話しかける。ピアノソロが中断、続けるようマイルスのトランペットが促す。続くマイルスのソロのバックではモンクは弾かない。テイク1の[5]とこの部分を聴き比べてみよう。どちらが良いサウンドか、諍いはあったのか、自ずと答えは明らかになる。  ★★★★★

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 『ジャズ・アネクドーツ』 ビル・クロウ(著) 村上春樹(訳)

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『ジャズ・アネクドーツ』 ビル・クロウ(著) 村上春樹(訳)

 ジャズ・ベーシスト、ビル・クロウがまとめたジャズ界のこぼれ話的エピソード集。興味深い逸話も盛り沢山な反面、やたらジャズ・ミュージシャンの名前が登場するので、ジャズ初心者はちょっとイメージが湧きにくいかも。少なくとも「バード」がチャーリー・パーカーのニックネームであることくらい知ってる人でないと厳しいだろう。ライオネル・ハンプトンやビックス・バイダーベックなどスイング時代に活躍したミュージシャンの話が多く、その人となりがイメージできないと分りづらいジョークも多いから、なかなか1000回も笑うことは困難。10回も笑えればたいしたジャズ通だ。

 チェット・ベイカー(vo,tp) 『Chet Baker Sings and Plays』


チェット・ベイカー(vo,tp) 『Chet Baker Sings and Plays』

 3回のセッション('54年2月15日、'56年7月23,30日)からなる『チェット・ベイカー・シングス』の合間、'55年に録音されたチェットの唄もの。こちらは軽快なリズムの曲が多く、バラード曲においてはストリングスが挿入されている。『~シングス』のような閉塞感はないものの唄のほうは相変わらず。良いなあ、このアクビが出るような気だるさ。(笑)はかなくも美しい表題曲[1]がベストトラック。丁寧に音を置いていくかのような歌唱は名トランペッターゆえ。ジャズ的デカダンスの傑作だ。 ★★★★

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 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ 『At The Villege Vanguard』

ザ・グレイト・ジャズ・トリオ 『At The Villege Vanguard』

 わたしが所有するアナログ盤のオビにあるコピーが傑作だ。「ズ・ド・ド・ド・ドドン男の血が騒ぐ。」なんで「男の血」なのだろう。「ズ・ド・ド・ド・ドドン」で「女の血」は騒がないのか。それはともかく、トニー・ウイリアムスのバスドラが炸裂する[1]はジャズ喫茶「ベイシー」のスピーカーユニットを傷めるほどの凄まじい低音力が語り草になってる。ジャズファンが大口径スピーカーを求めるのはこのレコードがあるからか。昔は[1]ばかり聴いて男の血を騒がせてたが、最近ではもっぱら[3]が良い。 ★★★★

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 「A&Vヴィレッジ」2005年9月号発売

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 初心者のためのオーディオ選び (その2)

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 初心者のためのオーディオ選び

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 スタン・ゲッツ(ts),J.J.ジョンソン(tb) 『Stan Getz And J.J. Johnson At The Opera House』

スタン・ゲッツ(ts),J.J.ジョンソン(tb) 『Stan Getz And J.J. Johnson At The Opera House』

 今でこそ少しはマシになったが、一時期は[1]~[4]でコニー・ケイの叩くシンバルの金属音がうるさくて難儀したものだ。タイトルになるくらいだからシカゴのシビックオペラハウスでの演奏がウリなんだろうけど、LA録音の[5]以降、モノラルではあるが音質はぐっとマトモになる。ゲッツとJ.J.がお互いに絡みながらコンサートが進行するが、それぞれが得意のバラード曲を披露する[8]や[9]もさすがの腕前。 ★★★☆☆

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 ウエス・モンゴメリー(g) 『So Much Guitar!』


ウエス・モンゴメリー(g) 『So Much Guitar!』

 同時に1オクターブ離れた音を弾く、ギターテクニックとしてはポピュラーなオクターブ奏法のパイオニアがこの人ウエス・モンゴメリー。ピックを使わず親指で弾く柔らかなアタックも特徴的だ。[1]のベースソロのあとに出てくるウエスのコードカッティングが、もうめちゃくちゃカッコイイ!レイ・バレットのコンガが利いている。[5]のエンディング、レックス・ハンフリーズのシンバル連打が良い!張力感漲るロン・カーターのベースが聴き物の[6]。ギター独奏の[7]は元曲の歌詞を知っていたなら、なお一層感動的に聴けるだろう。 ★★★★

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 江戸堀のフレンチ「Satour(サトゥール)」はうまいぞ

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 ジーン・アモンズ(ts),ソニー・スティット(as,ts) 『Boss Tenors : Straight Ahead From Chicago August 1961』

ジーン・アモンズ(ts),ソニー・スティット(as,ts) 『Boss Tenors : Straight Ahead From Chicago August 1961』

 ”テナー・バトル”ものである。まあこんなものかと思って聴いていたら、ブルース曲の[4]にさしかかった途端にアドレナリンが噴出した!うおー!こいつはゴキゲンだぞ!キメキメのエンディングは、「来るな」と分っていても失神しそうになる(笑)引き続き[5]でも、なんとも気持ちの良いグルービーな時間が流れる。サキソフォンの巨人はたくさん居るが、こんなブルースを演らせたらアモンズの右に出るものはない。スタンダードの[1]や[3]は買わせるための餌だったのだ。一方、ソニー・スティットもいつもながら素晴らしい鳴りっぷりのアルトとテナーで応戦。信じられない! ★★★★★

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 『マイルス・デイビス自叙伝』 クインシー・トループ(著)


マイルス・デイビス自叙伝I


マイルス・デイビス自叙伝II

 常に枕元に置いて、ことあるたびに読み返す。読み終わると一旦書棚に戻すが、しばらくするとまた寝室に持ち込んで読んでいる。わたしにとってまさに枕頭の書である。最初読んだときはその長さに辟易したが、ジャズの知識が増えるにつれどんどん面白さが倍増する。下手なジャズ本読むんだったら、本書を読むほうがずっといい。マイルスこそがジャズの歴史であり、この本に名前が出る人物は、(たとえ批判されていたとしても)一流の音楽家の仲間入りを果たしたことになるだろう。約半世紀にわたるジャズの変遷、その中心にあり常に先導してきたのがマイルス・デイビスその人であった。読物として秀逸なだけでなく、ジャズ史を語るうえでの貴重な文献でもある。ついでに書いておくが、マイナーなジャズミュージシャンを研究するのはマイルスを一通り聴いてからにされたほうがいい。かなり時間を浪費することとなるだろう。それほどに「マイルス」と「マイルス以外」には格差があるのだ。

 ハンプトン・ホーズ(p) 『Hampton Hawes Vol.1:The Trio』


ハンプトン・ホーズ(p) 『Hampton Hawes Vol.1:The Trio』

 昔、JimmyJazzの隣には「不二家」があった。このジャケットを見ると思い出す。皆さんも以後本盤を見るたび「JimmyJazzの隣は不二家だった」というどうでもいい話を思い出すことだろう。ブルーノート・レーベルがギラッとした印象にできあがってるのに対し、コンテンポラリーはシェリー・マンのブラシや、本盤にも参加のレッド・ミッチェルのベース、ハンプトン・ホーズのピアノなどにより、乾いてザックリとしたサウンドイメージが定着している。音色は勿論のこと、軽快で歯切れ良い奏法自体がホーズの魅力。ホーズといえば思い出すのがコンテンポラリーの本盤、そして「不二家」である。 ★★★★

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 エルヴィン・ジョーンズ(ds),リチャード・デイヴィス(b) 『Heavy Sounds』

エルヴィン・ジョーンズ(ds),リチャード・デイヴィス(b) 『Heavy Sounds』

 見るからにヘヴィで身体に悪そうなジャケットだ。でも昔はこういうのがカッコ良かったのである(笑)当代きっての名手エルヴィン・ジョーンズとリチャード・デイヴィスのコンビで入れた名作。『ヒア・カムズ・アール・ハインズ』と同じ二人だが、こちらはドーンとヘヴィなサウンド(そのままや)。R&B調の8ビートで幕を開ける[1]、フォスターのテナーもギラついている。ヤニでテカテカ脂ぎってる[4]はドラムとベースのデュオ。[5]ではなんとエルヴィンがギターの腕前を披露。 ★★★★

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 アール・ハインズ(p) 『Here Comes Earl "Fatha" Hines』

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アール・ハインズ(p) 『Here Comes Earl "Fatha" Hines』

 ”ジャズピアノの父”アール・ハインズが、リチャード・デイヴィス、エルヴィン・ジョーンズと共にトリオで’66年に録音。当時ナンバーワンのベース、ドラムスも、すでに還暦を過ぎたハインズから見れば子供みたいなものである。オールドファッションなスタイルのハインズが、モダンなリズムに乗って軽快にスイングする。良い演奏は世代を超えて通じ合うのだ。リチャードがベースラインを逸脱しながらピアノに絡む[5]が本盤のハイライト。三人ともさすがにうまい。 ★★★☆☆

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 自作派Kenさんのお宅訪問

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 ジョン・コルトレーン(ts) 『Coltrane』[Prestige]


ジョン・コルトレーン(ts) 『Coltrane』[Prestige]

 コルトレーンの初リーダー作は、ソニー・ロリンズと『テナー・マドネス』で競演してからちょうど一年後になる。全体にまだ生硬な感じはするけれど、セロニアス・モンクのもとで修行を積み、フロントに3管を配して、処女作にかけるトレーンの意気込みが感じられる。名演の名高い[2]は、後の名盤『バラード』とはアプローチの仕方がまったく違うバラードの好演。ストレートなブルースナンバー[3]、ふるえるようにして感情を注入する[5]も傾聴に値する。アナログ盤あり  ★★★☆☆

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