フィニアス・ニューボーンJr.(p) 『A World Of Piano!』


フィニアス・ニューボーンJr.(p) 『A World Of Piano!』

 フィニアス・ニューボーンは良い意味でとても分り易い、カッコ良いピアノを弾くから、ジャズ初心者の人に是非聴いてほしい。彼のピアノを聴いたカウント・ベイシーが大絶賛したそうだが、ベイシーとは似ても似つかぬスマートさ。右手と左手が同時にまったく別のフレーズを弾く。[1]~[4]がフィリー・ジョーとチェンバース、[5]~[8]がサム・ジョーンズ、ルイス・ヘイズとのセッション。白眉はマリオネットが舞うような哀愁のワルツ曲[7]だ。★★★☆☆

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 「イケてる散髪」と「そうでない散髪」

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 ルー・ドナルドソン(as) 『The Time Is Right』

ルー・ドナルドソン(as) 『The Time Is Right』

 これは棺桶に入れる一枚。あの世で踊らないといけないからな。天国にも売ってるといいのだが。あっ、べつにわたしの死期が近いのを覚ったわけじゃないので妙な想像は止したまえ(笑)しかしながら、本盤を語らず死ぬのは心残りなので早めに紹介しておこう。とにかく[1]と[2]にルードナの魅力が凝縮されている。曲がイイ。アルトの音がイイ。そしてホレス・パーランのアーシーなピアノがたまらない。理屈抜きに好きだ。肩の力がすっと抜け、俺の人生もまんざらでもないなと思えてくる。ハイ、お迎えの時間ですよって、ルーさん、わたしまだまだ生きるつもりなんですけど。(^^; ★★★★★

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 オーディオは「自分専用」

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 ビル・エヴァンス(p) 『Everybody Digs Bill Evans』

ビル・エヴァンス(p) 『Everybody Digs Bill Evans』

 ビル・エヴァンスの作品のなかでは本盤が一番好き。凛として美しいバラードがたくさん入ってる。[7]の「ピース・ピース」は”静寂よりも静か”なソロ・ピアノ。勿論そのまま通して聴いても構わないが、[5],[7],[2],[8],[3],[10],の順にプログラムし、時間を忘れてバラードだけ聴くのもお勧め。わたしの葬式には是非そうやって欲しいけれど、この演奏が似合うほど立派な死に方ができるとも思えない。困ったなあ。 ★★★★

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 ジャッキー・マクリーン(as) 『Bluesnik』


ジャッキー・マクリーン(as) 『Bluesnik』

  「ビートニク」ならぬ「ブルースニク」。なんとも凄いタイトルだ。いま本盤に凝ってる。全曲ブルースで、聴けば聴くほどに味が出る。メンバーがいいね~。ケニー・ドリューの黒っぽいピアノに、フレディ・ハバードのトランペット。ホントうまいよなあ。[2]と[3]のソロを聴き比べてみよう。[2]が本テイクだけれども、[3]の3分を超えたあたりのマクリーンと、それを引き継ぐハバード、そしてドリューのコブシを利かせたエンディングが見事。俺たちブルース族。 ★★★★

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 電話会社諸君、いい加減にしたまえ!キミタチちょっと失敬だぞ!

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 ダイナ・ショア(vo) 『Moments Like These』


ダイナ・ショア(vo)
『Moments Like These』

 美しい奥方を得たなら、やはり自慢はしてみたい。しかし、いつまでも自分だけのものにしたかったら、あまりにも見せびらかすのは禁物だ。ダイナ・ショアの爽やかな唄声は皆さんにもどんどんお勧めしたいが、本盤を紹介するのも同じ理由で躊躇われる。だから当店では滅多にかけない(笑)前半5曲がすごくいい。有名なスタンダードの[5]は、元はシャンソンだが、韻を踏む英詞で「a cigarette that bears a lipsticks traces」とか、「a tinkling piano in the next apartment」なんて、耳元で囁かれる炸裂音の心地良さったら、ない。★★★★★

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 『The Young Lions』


『The Young Lions』

 当時ヴィージェイで売出し中だった若手実力派、リー・モーガン、フランク・ストロジャー、ウエイン・ショーター、ルイス・ヘイスの4人を一同に会してのセッション。題して『ヤング・ライオンズ』とはまるで野球チームのようだ。実質上のリーダーシップを取ってるのはやはりショーター。モーガンやストロジャーだって勿論イケテルが、この頃のショーターは暴れ出すとちょっと手におえない。個人的にはマイルス・バンド参加以前、つまりこの頃のショーターがいちばん好き。 ★★★★

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 『Blue Break Beats / Various』


『Blue Break Beats / Various』

 CD時代になって、オムニバスやベスト盤が良くなった。オリジナルCDの地位が下がって、両者の差が縮まったのだと見るべきか。既に紹介した『The Blue Testament』と同じく、ブルーノートの音源を集めたシリーズ。ロンドンのディスコで、DJ達がブルーノートを取り上げ、ジャズを知らない新しい世代によって「ブルーノートってカッコイイじゃん」との認識が高まった。彼等のレアな視点で選曲すると以下のようになる。いやはやどれもカッコイイ。車のサイレン音がリアルな[6]をかけると誰もが後ろを振り返る。 ★★★☆☆

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 ジュリアン・プリースター(tb) 『Keep Swngin'』


ジュリアン・プリースター(tb) 『Keep Swngin'』

 リズムセクションが良い。トミー・フラナガンのピアノにエルヴィン・ジョーンズのドラム、そしてキリリと締まったベース音のサム・ジョーンズ。特に[2]のベースラインは強烈だ。これにフロントがトロンボーン&テナーの2管といえば、J.J.ジョンソンの名盤『ダイヤルJ.J.5』を彷彿とさせる。ブルースを基調にした力強いハードバップで、黒人らしい音楽でも、こういうのは「ファンキー」とは言わない。敢えて言うなら「アーシー」か。通好みの隠れた名盤。  ★★★★

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 マイルス・デイヴィス(tp) 『Musings Of Miles』

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マイルス・デイヴィス(tp) 『Musings of Miles』

 わりと珍しいマイルスのワンホーン。溌剌としたトランペットが聴ける。本盤のサウンドが、この年結成される第1期レギュラー・クインテットの青写真となっている。マイルスにとって自分に似合うこと、つまり、品が良くて、軽く、ソフトで、クールなものと、そうでないものが明確になっていく。似合わないのが[5]。「チュニジアの夜」は情熱で一気に吹き切らないとダメ。こんなに品良く演るのは、やはり変だ。マイルス自身も身に沁みたのか以後この手の曲は取り上げなくなった。国内盤あり ★★★★

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 ワーデル・グレイ(ts) 『Wardell Gray Memorial,Vol.1』

ワーデル・グレイ(ts) 『Wardell Gray Memorial,Vol.1』

 いい音だなあ、とつくづく思う。テナーの音はこうでなくっちゃ。少々S/Nが悪かろうがノイズが乗ろうが、わたしにとっての優秀録音とは、まさしく本盤のような音で録れてるレコードのことだ。別テイクがいっぱいあって困るだろうから見繕ってさしあげよう。ヒットした[1]、バラードの[6]、[14]は1949年の録音、そして'53年録音の[17]は当時としては斬新なアレンジがキマッテいる。プレスティッジのプロデューサー、ボブ・ワインストックは、この演奏のことが頭にあって、マイルスに同曲を演奏させたのではあるまいか?ちなみに本セッションがソニー・クラークの初録音。 ★★★★

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 プロ用バリカン”WAHL”

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 ナット・アダレイ(cor) 『Work Song』


ナット・アダレイ(cor) 『Work Song』

 ヒットナンバー「ワーク・ソング」所収。ファンキーなジャズメン・オリジナルの[1],[2],[5],[9]と、スタンダード曲[3],[4],[7],[8]ではまったく印象が違っている。ノリノリの前者に飽きたら、後者をシミジミ聴こう。コルネットの美しい音色が堪能できる。また、[4]では、ウエス・モンゴメリーが3連譜を多用した見事なソロを展開。すかさずブラシでプッシュするルイス・ヘイズもニクイ。一粒で二度おいしい。そういえばナットの顔も体つきもなんとなくグリコのキャラメルに似てる。(^^; 国内盤あり ★★★★

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 尼崎温泉巡り ”戎湯” ”極楽湯”

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 オリバー・ネルソン(as,ts) 『Screamin' The Blues 』


オリバー・ネルソン(as,ts) 『Screamin' The Blues 』

 エリック・ドルフィー参加。とすれば、難解で前衛的な作品かと構えて聴いたら肩透かしを食らう。リズム・アンド・ブルース調の[1]。ぜんぜん難しくない。むしろやさしすぎるくらい。全曲ファンキーかつ明快な曲想だ。例によってドルフィーのソロだけは我が道を行く。どちらかといえばアレンジャーとしてのほうが有名なネルソンだが、サキソフォンの腕前もなかなかだ。勇ましいマーチのリズムのなか、ドルフィーが倍速でつむじ風のように駆け抜ける[2]がカッコイイ。 ★★★★

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 クリフォード・ジョーダン(ts) 『Bearcat』


クリフォード・ジョーダン(ts) 『Bearcat』

 クリフォード・ジョーダンは良いテナーマンだと思う。リー・モーガン、ホレス・シルバー、チャーリー・ミンガスらとも共演し、なかなか渋いプレイを聴かせてくれる。惜しむらくは決定的なヒットを出せなかったこと。本盤は相性のいいシダー・ウォルトンをピアノに配し、ワンホーンで入れたリーダー作。ちなみに「Bearcat」とは「闘士」とか「豪傑」の意。その名の通り逞しいトーン。圧巻は急速調の[4]。これが本当に即興だろうか?まるで次に繰り出すフレーズが決まっているかのように澱みない。輸入盤あり ★★★★

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 ソニー・ロリンズ(ts) 『Sonny Rollins Vol.2』


ソニー・ロリンズ(ts) 『Sonny Rollins Vol.2』

 バップ調の[1]もJJジョンソンが入ると勇壮な感じがする。トロンボーンという楽器の音色に喚起させるものがあるのだろう。[2]でアート・ブレイキーがシャァァン、シャァァンと頻繁に放つシンバル音がたまらない。ううう、もうこの二曲だけでお腹いっぱい。もう食えん。しかし[3]でモンクが登場。ピアノソロが終わると、曲の途中でホレス・シルバーに交代する。シルバーがバッキングすると俄然ファンキー!もうたまらん![4]はJJ、シルバーが抜けたカルテットでのバラード演奏。本盤はまるで豪華フルコースのご馳走のよう。重箱の隅の黒豆をつつくように[6]を愛でる。こんなのを唄わせたらロリンズは最強。輸入盤 ★★★★★

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 「両スピーカーの間には何も置くな!」の真実

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 温泉に向かって走れ!

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 マイルス・デイヴィス(tp,flg) 『Sketches of Spain』
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マイルス・デイヴィス(tp,flg) 『Sketches of Spain』

 既に引退していた闘牛士が、このレコードを聴いて感動し、飼っていた牛を殺してしまったという。たしかに素晴らしい演奏だと思うけれど、あまりにも出来すぎた話でちょっと信用できない。本盤を聴いていちいち牛を殺してたら、牛がいくつあっても足りないではないか。床屋でかけるのもかなり危険そうであるが、幸いにしてわたしは闘牛士ではないので、間違っても感動してお客さんに鋏を突き刺したりはしないのでご安心を。本盤の「アランフェス交響曲」、作者のロドリーゴは好きでないと言ったそうだが、それに対するマイルスの言い方がふるってる。「大金が転り込むようになったら好きになるさ」 ★★★★

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 バリー・ハリス(p) 『Preminado』

バリー・ハリス(p) 『Preminado』

 シブぅ~い!じつにシブイねぇ~、このジャケット。内容のほうもシブイ。オリジナルの表題曲[2]は、バド・パウエルの「ウン・ポコ・ローコ」に「もろびとこぞりて」を足したような印象。12月録音だから、ちょっとクリスマスが混じってしまったのかな。エルヴィン・ジョーンズの叩き出す複合リズム、それにピアノトリオで威力を発揮する俊敏なブラッシュワークが見事。これはもうひとつの『オーバーシーズ』だ。渋すぎ!★★★★

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 音に効くアクセサリー、映像にも効くか?

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 公人オーディオ

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 ソニー・クラーク(p) 『Sonny Clark Trio』


ソニー・クラーク(p) 『ソニー・クラーク・トリオ』

 日本でだけピアノトリオの人気が高いのは、ジャズ喫茶という形態と無関係ではあるまい。レコード係がホーン入りの賑やかなやつをかけた後に、さて次は何をかけるかと考えると、緩急の変化をつけて飽きられないように「じゃあ今度は小編成のものを」となる。二管クインテットばかり一日中かけまくろうとは普通の神経なら考えない。ジャズのレコードは圧倒的にホーン入りのほうが多いから、それと交互に小編成ものをかけるとすれば、自然とピアノトリオが多くなるといった寸法。なかでもスタンダード曲中心の本盤は特に人気が高い。白眉は[5]だ。★★★★

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 ジョー・パス(g) 『For Django』


ジョー・パス(g) 『For Django』

 ギター、サイドギターにベース、ドラムス。トリコロールカラーのすっきりしたジャケットデザインも手伝って全体の印象は地味。変にやかましいジャズをかけるよりも、こんなのをかけたほうがウケがいい。喫茶店のBGMなんかにも最適だ。真剣に聴くなら、低音がたっぷり出るスピーカーで聴くといい。軽く太く最低音まで粘るベースと、ブラシで叩くくすんだシンバル音が心地よい。聴き方によって変幻自在の表情を見せるパスの摩訶不思議な代表作。聴けば聴くほど味が出る。★★★☆☆

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 ジャッキー・マクリーン(as) 『Let Freedom Ring』


ジャッキー・マクリーン(as) 『Let Freedom Ring』

  あまり言われてないことだと思うが、マクリーンのバラード演奏にはマイルス・デイヴィスの影響が強く感じられる。バド・パウエル作の[2]、まるでマイルスのミュートトランペットがそのままアルトに置き換わったようではないか。[1]では、得意のマクリーン節が続くかと思いきや、突如馬のいななきのようなフリーキーなトーンを連発。これまでのスタイルをかなぐり捨て、全編無機質であることを狙ったかのように、新たな地平に踏み出そうとするマクリーンがいる。どこまでも一本気なマクリーンが好きだ。紙ジャケあり ★★★★

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 上方温泉一休に行ってきました

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 お正月は人生をリセットするチャンス

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 バニー・ベリガン(tp) 『Take It,Bunny!』


バニー・ベリガン(tp) 『Take It,Bunny!』

 有名なスタンダードナンバー「云い出しかねて」の極めつけ。録音がちと古い(1935年)けれど、このような白人スウィング・ジャズのルーツを探るのも一興だろう。波止場の安酒場に迷い込んだような甘い空気が部屋中に広がる。ベリガンの唄が聴けるのは[1]のみだが、これがなんとも良い味わいだ。昔は男性もガーターベルトで靴下を吊っていたのだなあ。 
★★★☆☆

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 マッコイ・タイナー(p) 『Fly With the Wind 』


マッコイ・タイナー(p) 『Fly With the Wind 』

 こちらは大袈裟なマッコイの傑作。最高にドラマチックで大迫力!そしてカッコイイ!大鷲になってヒマラヤ山脈を飛翔するかのような表題曲。何も難しいことはない、が、少々やかましい(笑) なあに、やかましいのがマッコイだからそれでいいのだ。もうここまでくるとジャズのカテゴリーを大きく超えてしまっている。ビリー・コブハムのドラミングが物凄いぞ!ハードロックが好きな人なら間違いなく気に入るだろう。大音量で燃えてください! ★★★★★

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 カイ・ウィンディング、J.J.ジョンソン(tb) 『The Great Kai & J.J.』

カイ・ウィンディング、J.J.ジョンソン(tb) 『The Great Kai & J.J.』

 いつもフィリー・ジョー・ジョーンズの代役のようなアート・テイラーよりも、ロイ・へインズのほうがドラマーとしての格が上だと思い込んでいた。本盤では前半へインズ、後半テイラーが叩いているが、こうして比べてみるとテイラーの音のなんとごっついこと!B級扱いしてすまなかった。金物叩かせたら世界一。[10]のドラの音でひっくり返りそうになる。二本のトロンボーンが奏でる爽快なハーモニー。ビル・エヴァンスの参加も見逃せない。理屈抜きで楽しめる傑作だ。 ★★★★

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 マッコイ・タイナー(p) 『Nights of Ballads & Blues』


マッコイ・タイナー(p) 『Nights of Ballads & Blues』

 録音風景の写真では、壁を背にして左からドラム、ベース、ピアノと並んでるが、右スピーカーからドラムが聞こえ、反転した位置に楽器が定位する。編集段階で振り分けを行ったのだろう。それはさておき、本セッションは『ジョン・コルトレーンとジョニー・ハートマン』が録音された'63年3月7日の三日前、3月4日に行われてる。同じくインパルス・レーベルで、当然プロデューサーもスタジオも同じ。コルトレーン没後、どんどん大袈裟になっていくマッコイも、この時代のものは安心して聴ける。愛すべき小品集。[6]のベースソロもなかなかいい。 ★★★★

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