エリック・ドルフィー(as,bass cl) 『Eric Dolphy At The Five Spot, Vol.1』


エリック・ドルフィー(as,bass cl)『Eric Dolphy At The Five Spot, Vol.1』

 ドルフィーのアルトを初めて聴いたとき、ナパーム弾を食らったような衝撃を受けた。なんて音を出しやがる!?ドルフィーがとんでもなく凄い奴だってことは、このレコードを聴けば誰にでもわかる。問題は、それを好きかどうか、快感とするか不快に感じるか、それだけだ。本作に限らずドルフィーは前衛と捉えられがちだが、ドルフィー自身のソロを除けばスタイルとしては真っ当なハードバップで、所謂フリージャズとは一線を画す。「ファイアー・ワルツ」でのマル・ウォルドロンのピアノもいい。一度は聴くべし。 ★★★★★

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 デクスター・ゴードン(ts) 『Daddy Plays The Horn』


デクスター・ゴードン(ts) 『ダディ・プレイズ・ザ・ホーン』

 ’50年代のゴードンは麻薬中毒のためチノ刑務所に服役したりと不遇な時代を送るが、本作では快調な力強いブロウを聴かせる。かつては影響を与え、この頃絶頂期にあったソニー・ロリンズの影響も感じさせる。特筆すべきは表題曲におけるケニー・ドリューのピアノソロ。じつにファンキーな良いプレイだ。リズムセクションのせいか、ノリは幾分西海岸風。デックス自ら演じた映画「ラウンド・ミッドナイト」での「歌詞が思い出せないと吹けない曲」、「ニューヨークの秋」も収録。 ★★★★

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 ポール・ホーン(as,fl,cl) 『Something Blue』


ポール・ホーン(as,fl,cl)『Something Blue』

 ウエストコースト・ジャズの異才・ポール・ホーンは、マイルス・デイヴィスが開拓したモード手法をいち早く理解吸収した人物とされている。本盤は『カインド・オブ・ブルー』が録音された僅か一年後、1960年の作品。ソリッドで幾何学的な曲想は、当時西海岸のジャズシーンでは非常に斬新に映ったことだろう。マイルス本人も絶賛したという話だが、『カインド・オブ・ブルー』ほど叙情的ではなく、あくまでもドライ&クールな感触だ。 ★★★☆☆

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 酒の飲めないダメな奴

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 オーディオは付帯音をどう味方につけるかを考える趣味だ

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 ヒューストン・パーソン(ts) 『In A Sentimntal Mood』

ヒューストン・パーソン(ts) 『In A Sentimntal Mood』

  名録音エンジニアのルディ・ヴァン・ゲルダーもまだまだ現役で、近年では「ハイノート」というレーベルでベテラン・テナー奏者のヒューストン・パーソンを何枚か録音している。いかにもエングルウッドのヴァン・ゲルダー・スタジオで録ったという感じの、エコーのたっぷり効いたテナーの音。パーソンもすでに高齢で、スタンダード曲中心の枯れた味わい。黒人の体臭にコロンが香るようなゴージャスサウンドだ。
★★★☆☆

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 JAZZオーディオ寝ても覚めても四苦八苦 寺島靖国(著)

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JAZZオーディオ
寝ても覚めても
四苦八苦
寺島靖国(著)

 寺島靖国さんの新刊が出ました。いろいろ悪く言う人もいるけど、寺島さんはやっぱり凄いと思う。何より読書家である。凄い数の本を読んでる。
 そういえば、昔出た季刊ジャズ批評別冊「ジャズ日本列島61年版」というジャズ喫茶を紹介した本に、「マスターのジャズ以外の趣味、関心事」として、こんなことを書かれていた。
 「50%をジャズが占め、25%をオーディオ、さらに25%を書物という配分で我が人生が成立している。」
 今これを見せたらなんと仰るだろうか。本書には村井裕弥さん、レクストの西野さん、手下のカースケさんも登場。(笑)

 要は慣れだ!甘い誘惑に打ち克て!

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 Jimmy JazzのJBL4343

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 ルイ・ヘイス(ds) 『Louis Hayes』


ルイ・ヘイス(ds)
『Louis Hayes』

 「ヴィージェイ」は゜60年代初頭に”B級名盤”をいっぱい作った会社。録音が粗いから、このレーベル名がオーディオマニアの口から出ることは殆どない。しかし個人的にはこういう音こそジャズの音だと思う。本作はフィリー・ジョー・ジョーンズ以来の俊才ルイ・ヘイスの切れ味鋭いドラミングをフィーチュアした隠れ名盤。デキるドラマーはトップシンバル4拍だけでそれとわかる。そしてユセフ・ラティーフの唾が染み出すテナーが聞き物の「I Need You」。真性ジャズファンのためのレーベルだ。 ★★★☆☆

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 バディ・リッチ(ds) 『Swingin' New Big Band 』


バディ・リッチ(ds) 『Swingin' New Big Band 』

 ドラム用語で”リムショット”というのだが、スネアの縁と皮を同時に1本のスティックで叩く技があって、これが決まるとシャンパンの栓を抜くようななんともいえない快音が出る。その名人がバディ・リッチ。自ら率いるビッグバンドを猛烈にスイングさせるのは、彼の煽りたてるようなドラムのサウンドそのものだ。とにかく痛快!ノリノリのビッグバンドサウンドを聴きたきゃこれだ!
★★★★

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 ジョン・コルトレーン(ts) 『Stardust』


ジョン・コルトレーン(ts) 『スターダスト』

 4曲中3曲がバラード。ジャケットだってパッとしないし、特に名盤とか傑作とかいう類いのものでもない。プレステッジに山のようにあるコルトレーンのレコードのなかの一枚。いつものメンバーが集まって、適当に打ち合わせしてスタンダードを演ったのを4曲集めて一丁あがり。しかし、こんなに適当に作ったって、これほど良い内容のレコードができてしまうのだ!この時代のジャズの水準の高さが伺い知れる。うーん凄い。 ★★★★

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 サラ・ヴォーン(vo) 『At Mister Kelly's』

サラ・ヴォーン(vo) 『At Mister Kelly's』

 冒頭、男声アナウンスの音の良さにしびれる。録音が古いから音が悪いなんて大間違いだ。こんなに良い声が録れるマイクロフォンなんて現代にあるだろうか。エラ・フィッツジェラルドの向こうを張った[9]におけるダイナミックな歌唱はさすがの貫禄。サラ本人も観客とのやりとりを大いに楽しんでいる様子が伝わってくる。曲の合間に聞こえるサラのはにかんだような笑い声が愛らしい。 ★★★★

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 「開けるべからず!」インフラノイズ疑惑の真相

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 ”ジャズ喫茶「ベイシー」の選択”に登場したレコード一覧

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ジャズ喫茶「ベイシ
ー」の選択―ぼくと
ジムランの酒とバラの日々
菅原 正二 (著)

 本書はたいへん素晴らしい一冊。再読、再々読に耐える数少ないジャズ本、オーディオ本のひとつだ。ジャズファンやオーディオマニアならお持ちの方も多いだろう。そこで、本書に登場したレコードを一覧にしてみようという、かなり面倒なことを思いついた。

 わたしがCDを推薦するよりも、この本に出てるものを紹介するほうが、読者にとってはずっと信憑性があるというものだ。
 本書を参考に、ジャズ・オーディオの世界を垣間見る読者のお役に立てれば幸いである。

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 健康維持にはカネがかかる

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 カーティス・フラー(tb) 『Blues-Ette』


カーティス・フラー(tb) 『ブルースエット』

 一曲目は栄養ドリンクのCMに使われたが、「テイク・ファイブ」ほどは流行らなかった。テナーとトロンボーン、二管の低音楽器が奏でる美しいハーモニーは男声コーラスを思わせる。ベニー・ゴルソンとのコンビはジャズテットなどでお馴染みだが、こちらはファンキーというより幾分フォーマルな印象だ。トミー・フラナガンのピアノも”トミフラ節”を連発。得意の名脇役ぶりを発揮している。 ★★★★

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 マイルス・デイヴィス(tp) 『Kind Of Blue』
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マイルス・ディヴィス(tp) 『Kind Of Blue』

 MJQとかデイブ・ブルーベックなんかは「持ってない」、「聴いたことない」と言ってもある意味許される。局面によっては、「嫌いなんだ」と言い放つことがカッコよく見える場合もある。しかし「聴いたことない」ではサマにならないのが本盤だ。モダンジャズ、いや、20世紀を代表する音楽のひとつとして是非とも聴いていただきたい大傑作。「お通夜みたい」と言った人も居たな…。
★★★★★

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 カーティス・カウンス(b) 『Landslide』
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カーティス・カウンス(b) 『Landslide』

 本盤はベーシストのリーダー作なのだが、なあにかまうもんか。フランク・バトラーが大張り切りの[6]。これを聴いたらドラムソロが苦手な人でもきっと好きになる。爽快なスピード感と、まさに「生のドラム」を思わせるロイ・デュナンの録音。マイルス・ディヴィスが『セブン・ステップス・トゥ・ヘブン』でバトラーを3曲に起用しているが、いずれもバラード演奏。マイルスのバックで疾走するバトラーも聴いてみたいと思ってたら、後日、マイルスの『ディレクションズ』にバトラーの叩く「So Near, So Far」が収録されていることが判明。しかし本テイクの神童トニー・ウイリアムスのドラミングにバトラー及ばず。ちと残念。 ★★★☆☆

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 アナログとデジタル、最大の違い

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 Amazonアソシエイトの紹介料がようやく1万円に到達

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 「A&Vヴィレッジ」11月号発売

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 クラシックが鳴らないJBL

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 セロニアス・モンク(p) 『Unique』


セロニアス・モンク(p) 『Unique』

 たどたどしいタッチがトレードマークのモンクは確信犯だ。珍しく本作ではテクニカルなピアノを弾いている。急速調の「Liza」、こんなに難しいフレーズを飄々と、軽々とやってのける。天才モンクにとって、アート・テイタムのように弾くことくらい朝飯前だったのだ。凄い!クロワッサンのように軽く上品で、しかもピアノトリオの醍醐味が味わえる。お気に入りの一枚。
★★★★

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 ジミー・ロウルズ(p) 『Let's Get Acquainted With Jazz(For People Who Hate Jazz)』

ジミー・ロウルズ(p) 『Let's Get Acquainted
With Jazz(For People
Who Hate Jazz)』

 色鮮やかなジャケットが楽しいウエストコースト・ジャズの秀作。タイトルは「ジャズ嫌いの皆さん、ジャズに精通しましょう」くらいの意味だろうか。ジャズ初心者は、案外こういうところから攻略するといいかもしれない。「Perdido」、そして「Blues(TAKE1)(TAKE2)」など、普段は勘弁してほしい「別テイク」も、このCDでは楽しく聴ける。ピート・カンドリのトランペットもいい。
★★★☆☆

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 贅沢なスピーカー"JBL S3100"

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 すんごくしんどかったサーバー移転

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 本気のアフィリエイト道

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 アート・ペッパー(as) 『The Art Pepper Quartet』


アート・ペッパー(as) 『The Art Pepper Quartet』

 あまり大きな声じゃ言えないが、音楽には高尚なのと低俗なのがある。低俗の代表が本盤にも入ってる「ベサメ・ムーチョ」。いけないいけない、こういう曲を好んで聴いてると人生ダメになるぞと思いつつもう一回。ペッパーの甘いアルトに酔う。ああ~、俺ってダメだなあ。(笑)
★★★★

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 JimmyJazz blog へようこそ

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 ブッカー・リトル(tp) 『Booker Little』


ブッカー・リトル(tp)
『Booker Little』

 まずは香ばしい珈琲を淹れ、照明を暗くして、本作を聴こう。部屋が格調高いジャズ喫茶になる。厚みのあるトランペットの音色がたまらない。スコット・ラファロの強靭なベースランニングも聞き物だ。颯爽とした曲調、全編に漂う孤独と哀愁のムード。背広の上着を肩に、ポケットに手を突っ込んで歩くお父さんに捧げたい。  ★★★★

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 ビル・エヴァンス(p) 『A Simple Matter Of Conviction』


ビル・エヴァンス(p) 『A Simple Matter Of Conviction』

 表題曲は三拍子のブルースだが、ワルツにもブルースにも聞えない。シェリー・マンは最初から最後までドラムソロをやってるし、エディ・ゴメスも一曲まるごとベースソロみたいなもの。トリオが一斉にソロをとりつつ全体をまとめあげていく「インタープレイ」という形式は、エヴァンスが発明した。本作はそれがじつにうまくいってる。硬派のエヴァンス。
★★★★
(※『Empathy』とカップリングの2in1CDあり)

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 ドナルド・バード(tp) 『Fuego』

ドナルド・バード(tp) 『Fuego』

 奔流のように迸り出るジャッキー・マクリーンのアルト!これを聴いたらもう後へは戻れない!ごっついごっつい、たまらなくごっついサウンドだ。どおーっ!とくる。何を言ってるか分らんって?いや、男子ならきっとわかるはずだ。特に[4]から[6]までの展開が凄い。素晴らしい。レックス・ハンフリーズのスティックが空から降ってくる。これぞファンキー!これこそブルーノート!わたしが普通の人からジャズファンへの一線を超えたレコード。輸入盤あり ★★★★★

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 アンドレ・プレビン(p) 『King Size!』

アンドレ・プレビン(p) 『King Size!』

 クラシック界でのプレビンの評価は知る由もないが、ジャズピアニストとしてのプレビンはなかなかイカしてる。少なくとも本作はわたしの愛聴盤。小粋なだけでなく、ドッシリと腰が据わってる。聞き物はピアノの低音域がごろんごろんと鳴る「You'd Be So Nice To Come Home To」。ジャズ喫茶「ベイシー」の菅原氏に「録音の凄さをまざまざと見せつけられた」と云わしめた名作。
★★★★

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 バド・パウエル(p) 『The Bud Powell Trio』


バド・パウエル(p) 『The Bud Powell Trio』

 バド・パウエルを模倣した”パウエル派”といわれるピアニストは掃いて捨てる程居るわけだが、こうして聴いてみると不思議なことにパウエル自身は”パウエル派”の誰にも似ていない。天才とはそういうものなんだろう。本作はパウエル派の聖典にして、ピアノトリオの原点。急速調の「Indiana」、バラードの「I Shoud Care」など、いずれも格調高い唯一無二の演奏。 ★★★★★

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 ズート・シムズ(ts) 『Zoot Sims In Pars』(Ducretet-Thomson)

ズート・シムズ(ts) 『Zoot Sims In Pars』(Ducretet-Thomson)

 幻の名盤”デュクレテ・トムソン”。表題のとおり、ピアノのアンリ・ルノーらと’56年にパリで録音された。特に凝った演奏ではないけれど、ズートのテナーの深々とした音色が楽しめる。バラード曲の「Evening In Paris」を聴いてると、まるでアパルトマンの窓辺から物憂げにパリの街並みを眺めてる気分になる。フランスなんて行ったことないけど。 ★★★★

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 リー・コニッツ(as) 『Motion』

リー・コニッツ(as)
『Motion』

 「リーのように素晴らしい演奏ができるなら肌が緑色で赤い息を吐く奴でも使う」マイルス・デイヴィスが言ったとか言わないとか。曲目を見るとスタンダードのオンパレードなのに聴きなれたメロディは一向に出てこない。そこがいいのだ。ソニー・ダラスのベースと、エルヴィン・ジョーンズのドラムをバックにスリリングな演奏。しかし本盤は蒸し暑い夜などに部屋の窓を開け放ち、小音量で聴くのが好きだ。 ★★★★★

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 ダイナ・ショア(vo) 『Dinah Sings Some Blues With Red』


ダイナ・ショア(vo) 『Dinah Sings Some
Blues With Red』

 ダイナはお嬢様である。絹のような声でブルースを唄う。お嬢様だから婀娜っぽく唄っても気品がある。そんなブルースは偽物だろうって?ところがじつに魅力的なのだ。本作ではレッド・ノーヴォのコンボをバックに小粋なスタンダード曲を聴かせてくれる。有名な「恋人よ我に帰れ」の私的ベストはこれ。ダイナの含み声にコロリと参る。
★★★☆☆

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 ケニー・ドーハム(tp) 『Una Mas』

ケニー・ドーハム(tp)
『Una Mas』

  アート・ブレイキーの『Moanin'』を初めとして、俗に”ブルーノート・オリジナル”と呼ばれるカッコイイ曲がたくさんある。本盤の「Una Mas」もそんな一曲。ボサノヴァのリズムに乗って『Sidewinder』風のスカしたテーマが登場、燃えるケニー・ドーハム!後半テーマの変奏部を経てケニーが叫ぶ「ウナー、マス!」゜60年代ジャズ喫茶の雰囲気を濃厚に伝える名盤。 ★★★★

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 ハンク・モブレー(ts) 『Soul Station』


ハンク・モブレー(ts) 『Soul Station』

 録音技師ヴァン・ゲルダー自ら”ベスト・レコーディング”として本作を挙げたという。たっぷりふっくら、朗々としたテナーの音が聴けるモブレ-の最高傑作。リラックスしていて適度にファンキー、ハッピーでほんの少し哀愁が漂う。こんなのがあのごついRVGサウンドで鳴るんだからもうたまらない。モブレーは”凄いジャズ”でなく”いいジャズ”をたくさん吹いた人だ。 ★★★★

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 ナンシー・ウィルソン(vo),キャノンボール・アダレイ(as) 『Nancy Wilson & Cannonball Adderley』


ナンシー・ウィルソン(vo) キャノンボール・アダレイ(as) 『Nancy Wilson & Cannonball Adderley』

 キャノンボール・クインテットの伴奏なんて贅沢の極み。ジャケットもスタリッシュで可愛らしいが、どの曲も短く、キャノンボールにしては珍しく簡潔でくどくないポップな仕上がり。お気に入りは「エド・サリバン・ショー」に出てきそうな「Never Will I Marry」。2分19秒でビシッと決まる。佳作。
★★★★

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 マイルス・デイヴィス(tp) 『Blue Haze』 
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マイルス・ディヴィス(tp) 『Blue Haze』

 『Walkin'』『Dig』などの傑作の影に隠れ、いまひとつ注目を浴びない本作だが、「I’ll Remember April」が鳴り出すと、いきなり闇の世界に引きずり込まれる。パーシー・ヒースのベースとケニー・クラークのブラシが一体化して、まるで生き物のよう。ホレス・シルバーのファンキーなピアノが踊り、マイルスのミュートが冴える!ミンガス参加のトラックも傾聴。これはいいッ!
★★★★

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 つらいけど砂糖を断ってみる

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 デューク・エリントン(p) 『The Popular』

デューク・エリントン(p) 『The Popular』

 エリントン楽団は芸歴が長く、しかも超ビッグネーム。どこから手をつけていいか判らない人も多いだろう。本盤は「A列車で行こう」をはじめとする往年のヒット曲を再演。録音もよくエリントン入門には最適だ。アールヌーボー芸術を思わせる独特の音楽絵巻。ソリスト達がどんなに下品にエロチックに暴れても、全体として見れば華麗で上品な仕上がり。輸入盤あり
★★★★★

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