時代と共に写真も変わる

 もう10年以上前になるが、雑誌を見ていたお客様が突然携帯電話を取り出して紙面を撮影した。おそらく何かの情報をメモするかわりに写真を撮ったのだが、それを見てわたしは大いにカルチャーショックを受けたものだ。
 メモのかわりに写真を撮るなんて!もったいないではないか!?いや、実際はフィルムも使わないし、すぐメモリー消去できるのだからちっとももったいなくはない。しかしその革命的な使い方に時代も変わったものよと唸ったものである。

 現在わたしも写真をそのような用途で毎日使っている。仕事が終わると
JimmyJazz裏口の電動シャッターを閉めて帰るのだが、リモコンでピピッとやるとガーと閉まるだけなので、帰り道の途中で「あれっ?シャッターちゃんと閉めたかな」と不安になり引き返すことが何度もあった。実際にはシャッター開けっぱなしで帰ることなど一度もなかったのだが、どうにもこれが煩わしい。その解決策として思いついたのがシャッターが閉まっている状態の写真をピンボケでも暗くてもなんでもいいから一枚撮って帰るということ。これでもう引き返すことがなくなったw

 さて、しばらく間があいたけれど、新たに購入したツァイスのプラナー50mm F1.7交換レンズ、これがイイのである。同じくツァイス印のゾナー55mmF1.8も似たようなものではないかと思うのだが、写り方はゾナーのほうがツルツルしてクリーンなイメージで、プラナーのほうが少しギトッとするといったら語弊があるが、画に潤いが感じられる。

 このヤシカコンタックスが日本でライセンス生産していたプラナーMMJ型は、おそらく昭和末期に製造されたものであろう。昭和末期に開業した当店としては親近感が湧く。F1.7は名玉と称されたプラナー50mmF1.4の廉価モデルなので材質等作りは若干チープだが、後発品の強みか写りは実に優秀でありしかも安い。販売されてた当時の定価も2万円台だったからそんなに値段が落ちてない??(^^;


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