褒められるのは滅多とない

「ジャズのことはよくわかりませんが、すごく良い音ですね」
と、久しぶりに褒めていただき上機嫌なのである。それもオーディオマニアじゃない普通の人に褒めてもらうのが一番嬉しい。マニアは音を分析して聴くし、一応お世辞で褒めてはくれる。だが本心では自分のオーディオの方が勝ってるなとか思っているから悔しい(^^;

 それに褒めて欲しそうな雰囲気を漂わせると、ますます褒めたくなくなるものである。特に素人さん(?)が音(音質)を褒めてくれるなんてよっぽどのことなのだ。
 だって皆さん、どこかのブティックでもクラブでもカフェでもいいけど、お店でかかってるBGMの音が良いか悪いかなんて気にしないでしょう。そもそも良い音がどんなものかなんて考えたこともないのが普通である。

 それに良い音だなと思ってとしても、それを口に出すなんて、これまたよっぽどのことである。少しくらい綺麗な音がするからってわざわざ口に出して言わないでしょう。そうでしょう。これ見よがしに大きなスピーカーを置いてるから褒めたのでもない。どこにスピーカーがあるのかさえ気づいてなかった様子だった。
 それでビング・クロスビーとアンドリュー・シスターズが歌う1940年代のジャズが良い音だと言ってくれたのだから素晴らしい。快挙である。

 オーディオに凝ったらすぐに人が音を褒めてくれるなんて大間違いで、わたしなんかちゃんと褒められたのは両手で数えるほどしかない。激変した!と思っていても他人にとっちゃどうでもいい話。どうでもよくないところまで持って行くのは至難のワザなのだ。


« 光の速さで | メイン | 地震で半壊した我が家 »