オーディオ教室

「オーディオ教室」って、ありそうでない。「このようにすれば良い音で鳴らせます」と教えてくれるところがあったら生徒さんも集まりそうだけど、残念ながら一人一人オーディオに対する嗜好が食い違うために成立した試しがない。
 近い感じでオーディオショップがお客を集めて試聴会をやったり、実験してみたりということはあるのだが、絶対的な正解が存在しないために教室を開いて月謝をとるスタイルは未だ定着しない。

 音の嗜好はもちろんのこと、アプローチや考え方の食い違いも大いにあるだろう。例えば仮に「対策オーディオ」というスタイルがあったとする。オーディオ機器は悪くないのだが、外部からやってくる不要振動やノイズの混入などを物理的対策して徹底的に防げば音が良くなるという考え方。

 あるいは「バランスオーディオ」というやり方もあるかもしれない。音がキツくなったりユルくなったりするのを、ちょうど良いところでバランスをとれば良いという考え方。
 「積み上げオーディオ」はどうだろう?ケーブルやプラグなど各パーツをハイグレードな、高価格高性能な物に換装していけば、隙のない完成されたオーディオになるという考え方。
 「我慢オーディオ」というのもあった。とにかく何日間も通電して聞いてなくても留守中でも鳴らしっぱなしにしておけばエージングが終わって良い音になると。

 結論から言うと、これらいずれの方法でもオーディオの音はそんなに良くならない。全部やったからよ〜く知ってるのだ(^^;
 本当に音を良くしたいなら、これらと全く別の考え方に切り替えないといけないのだが、それを近道して教えたところで、また対策オーディオや我慢オーディオに戻っちゃう。したがってオーディオ教室はムリなのだ。


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