この泪橋渡るべからず

「あしたのジョー」はドヤ街へ架かる泪橋を逆に渡るんだといって頑張った貧民のヒーローであったが、「貧しい者は心清く、金持ちは心が醜い」といった左がかった考え方に染まらないよう注意したいものである。
 どうしても「金を持つと人間が変わる。堕落する」と、持たざる者は考えたがる。したがって金儲けはほどほどでよいのだと、自分の立場を肯定しようとする。

 貧しくて清い心の人々もいらっしゃるだろうが、相対的にみると貧しいと心が病んで素直さを失ってしまうし、裕福な家庭に育った人のほうが気持ちのいい性格の人が多い。多いと言ってるだけで全員ではないよ(^^;
 認めたくはないだろう。わたしもできれば認めたくないけれど、まずこれを事実として捉えないといけない。

 ここ数年、ひとまわりほど年下の人と話すことが増えたけれど、やはり良い人というかしっかりしてる人が多いと感じる。わたしたちと同世代かそれより上の世代は、妙なコンプレックスを隠し持っていて、融通が利かなかったり、変なことにこだわってゴネてみたり、わたしを含めてかなりめんどくさい人がいっぱい居た。
 一世代下になると、日本もかなり豊かになった中で育ったせいか、そういうめんどくさい人は滅多に見ないし、たまにいるけどめぐり会う数は少ない。

 貧乏から這い上がらないと心が強くならないとか根性がないとかいう意見もあろうが、性格がひん曲がるほどの余計な貧しさなら、経験しないに越したこたぁない。
 昔に比べて日本がダメになったなんてとんでもない!豊かになってめんどくさい人が減っただけでも大したものではないか。


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