昼のストレンジャー

 長年ここで店をやってると、表を見てなくても誰かが近寄ってくるのが気配でわかるようになって自分でも気色悪い(^^;
 誰かが店の前で様子を伺ってる音なのか、光の加減なのか、あるいはその両方か、よくわからないが、とにかく常連のお客様ならスッと入ってくるので気にならないが、ストレンジャーが寄ってくると一種独特の気配がするのだ。

「あの〜、ここはジャズバーでっか?」
 ああ、そっち系か。よくあるパターンなので、にっこり笑ってウチは散髪なんですとチョキチョキのサインを出す。
「えー!そうなんですか?実は僕もレコード集めるのが好きで、キタ新地でジャズバーをやってたんですわ」
 そうですか。また何かありましたらよろしくお願いしますと名刺をお渡しする。

「関西のジャズミュージシャンは大体知り合いで…(中略)長いことお店やってはるんですか?え?30年?すごいなー。僕こう見えても70(歳)なんですけど、またいっぺん散髪に寄せてもらいますわ〜」
 と、ドアを半開きのまま5分くらい立ち話をしてしまった。コーヒーくらい出してあげたらよかったかなぁw


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