我が家の掟

 信号を待って立ってたら、母に後ろからジャケットの裾を引っ張られた。
「また派手な服着て!」
 今でこそわたしがどんな格好をしてもあまり文句を言わなくなったが、母は昔から子供の服装に厳しい人で、我々兄弟が買ってきた服が自分が気に入らない物だと、絶対に着させないようにした。中学の校則どころではない、無茶苦茶な掟が我が家を支配していた。

 わたしなんかまだマシな方で、ダメと言われても反抗して着ていたから、弟や妹の服装にはもっと厳しくなって、買って着た服を返品したり、見ていてちょっと可哀想だった(^^;

 そんな家庭で育ったから、若い頃は革ジャンにリーゼントという典型的な不良ファッションで、中年になってファッションに気を使う余裕もなくしばらく大人しくしてたが、また今頃反動が来て服装が派手になってきた。でもそのおかげで新規客が増えたと思えばまんざら悪いことでもあるまい。

 母は今でもそのヒゲをちょっと切れだのちょくちょく干渉はしてくる(笑)


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