スイングからバップへ

 毎週木曜はアナログナイトということで、本日は『ミントンズ・プレイハウスのチャーリー・クリスチャン』をかけている。スイングからビバップへ進化する過程を捉えた貴重なドキュメントということで、ジャズ入門書には必ず紹介される歴史的名盤なのだが、そもそもスイングとビバップって何が違うのか。

 チャーリー・クリスチャンは”キング・オブ・スイング”ベニー・グッドマンの楽団に在籍したギタリストである。「トプシー」のコード進行に沿ってクリスチャン、トランペットのジョー・ガイ、ピアノのセロニアス・モンクらがアドリブを展開する。
 アウトラインはスイングなのだが、このジャムセッション風にアドリブで丁々発止のバトルを行うところがビバップなのである。

 「ジャズはアドリブにあり」というけれど、こうやって次々にソリストが出てきて即興の技で相手をKOする「バトル性」みたいなのが盛り込まれたのがビバップなのだ。
 今わたしはビバップのダンスを習っているけれど、これもやっぱりスタイル的には次々出て行って即興で自己主張するフォーマットでバトル性を備えている。
 ある意味行き当たりばったりなこのバトル性は、次に出てくるマイルス・デイヴィスによって、よりしっかりした構造を持つ”ハードバップ”として完成され、バトル的な性質は弱くなるも、時代を下ってヒップホップ、ラッパーたちにリリック(歌詞)によって相手を打ち負かすゲームとして復活する。

 「即興」と「勝負」がビバップを構成するキーワードなのだ。

ジャズの聴ける理容室 JimmyJazzさん(@jimmyjazz4343)がシェアした投稿 -


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