JimmyJazzの時代設定

 ジャズと一口に言っても100年くらいの歴史があって、時代ごとにスタイルの変遷が見られる。当店の基準としては、一応1950年代のモダンジャズ黄金時代を中心に設定したつもり。インテリアやロゴなどのデザインも装飾の多い1940年代以前より、フレームを省いたモダーンな感じを意識している。

 しかし、髪型やファッションは個人的には終戦の1945年くらいの雰囲気が一番好きで、スーツ、特にズボンはゆったり太めなのに限る。スイングからビバップに移り変わる頃。チャーリー・パーカーやレスター・ヤング、デクスター・ゴードンが着てそうなスタイル。

 マイルス・デイヴィスもこの頃からニューヨークで活躍する。マイルスの趣味はブルックス・ブラザーズのようなカチッとタイトなスーツ姿。それを見たデクスター・ゴードンがそいつはヒップじゃないねと、自分が着ているようなゆったりしたスーツを薦めるが、残された写真を見ると小柄なマイルスにゆったりめのスーツはあまり似合ってないようだ。
 ’50年代も中盤に差し掛かると、やがてシルエットがタイトなものへ流行も移ってきて、マイルスのブルックスも板についてくる。リー・モーガンの三つボタンスーツなんか一周回って今の流行にぴったりマッチするのでは?

 ディキシーランドからスイング、フュージョンまで節操なくかける当店も、原点はマイルスの「ラウンド・ミッドナイト」である。あのダークな雰囲気。あれこそがJimmyJazzだ。


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