床屋に生まれついて

ジャズの聴ける理容室 JimmyJazzさん(@jimmyjazz4343)が投稿した写真 -

休日というのに早く目が覚めたので、チェット・ベイカーを題材にした映画「ブルーに生まれついて」を観に行くことにした。このところバーバーイベントに出かけることが続いたので、同じ調子で出かけたら、どう見ても「ブルーに生まれついて」観に行くやろというのがバレバレの出で立ちなことに気づいて恥ずかしくなる。しまった!もっと地味にすればよかった(^^;

幸いなことに誰にも「あんた、ブルーに生まれついてるね!」と言われることなくシネリーブル梅田に到着。この劇場はスクリーンが小さいので最前列中央のA-5番を指定。アルテックA-5だ、どうだw

肝心の映画の内容はよくできていて、眠くなることもなくガッツリ観ることができた。劇中、主人公であるチェット・ベイカーを麻薬から更生させる監視員が「バーバーチェアに長く座っていると、いつか頭を刈られる」と言ったのが印象的だった。つまり、ジャズの世界にいるかぎり麻薬と手を切ることが難しいという喩えである。JimmyJazzに麻薬の売人が来たことは一度もないが、バーバーチェアに座れば頭は刈るに決まってるw

結論として、ジャズは麻薬をやらないと良い演奏ができないみたいに誤解されそうな演出が少し気になったが、チェットが生涯麻薬を止めることができなかったのは、演奏することに対するプレッシャーに負け続けたからである。最後には嫁さんに愛想を尽かされて逃げられるだけの話を美化しすぎてるきらいもあるが、映画だからゆるす。1954年の時点ではまだディジー・ガレスピーのトランペットはベルが曲がってなかったと思うがこれも映画だからゆるす。頭に7:3の剃り込みラインを入れたマイルス・デイヴィス役の存在感は素晴らしかった。

帰りに梅田スカイビル近くのバー「ネリー」へ寄って、アルテックA-5…じゃなくてタンノイコーナーヨークの奏でる清水靖晃のバッハを聴きながらカレーライスを食べた。JimmyJazzとは完全に一桁違うオーディオシステムは高そうな良い音がしてたなぁ。


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