大怪獣胃カメラ

ジャズの聴ける理容室 JimmyJazzさん(@jimmyjazz4343)が投稿した写真 -

病院の個室で目が覚めた。ああ、そうだ入院したんだった。腕の点滴チューブを眺めながら、そういや寺島靖国さんも入院して「セントジェームス病院」を聴いてたと本に書いてたっけ。
昨日の昼におにぎり一個食べたきり何も食べていないのだが、点滴と胃から流れ出た血液のせいで腹は膨らみ空腹感はない。持ってきた梅津和時の本を読んでたら看護師さんに大部屋への移動を命じられた。

いよいよ初胃カメラのときがやってきた。紙コップのドロッとした液体を飲んだあと、喉の麻酔薬を口に含んでアーと言いながら上を向き5分待てという。飲み込んではいけないというのだが、飲み込むっちゅーねん、そんなもん。それでもなんとか持ちこたえ液体を吐き出す頃には麻酔が効いていて、口がうまく動かずダラダラ垂れてしまう。大量のティッシュで口を拭うと、今度は喉めがけてシュッシュッと薬をスプレーされた。ベッドに横になりプラスチックの猿ぐつわを装着される。やっぱり痛いのかな!……zzzzzz。

目が覚めたら病室のベッドの上だった。あれ以降の記憶がまったくない。ほんとうにカメラを入れたんだろうか??ドクターから説明を受けた家内にあとから聞いた話だと、病名は出血性胃潰瘍。口内炎のようにえぐれた胃の粘膜から血管が飛び出していて、そこが切れて出血してたのを胃カメラの先端に付いたホッチキスで止めたらしい。らしいというのは、自覚がまったくないからで、痛さも異物感も何もない。ホッチキスは後から便と一緒に出て行くそうだが、ほんとうにそんなことされたんだろうかと、狐につままれたような入院初日であった。(つづく)


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