失敗だらけの人生

 当店は三十年近くこのスタイルで営業しているため、「Master、やっぱり先見の明があったんだね〜」と、そんなふうに言ってくださるお客様もいらっしゃるけれど、それ見ろ、わたしは間違ってなかったのだ!と自慢するより、むしろ「ああ、しまった!やっぱりあれはまずかったな〜間違ってたな〜」と反省することの方に実り多い教訓が潜んでいるように思う。

 「ほら、だから言わんこっちゃない。わたしには先が見えるのだ」なーんて後から言ったって、そんなの何の自慢にもならない。成功したことは大して記憶に残らないが、思い返して「あちゃー、失敗したなー」っていう事件のほうは、今となってはほろ苦く、味わい深い。
 老いてなお「やっぱり言った通りになった。俺は悪くない、正しい、間違ってない」と言い張る老人はもう見苦しいだけである(^^;


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