おいらは旧式ジャズマニア

 チェット・ベイカーのリバーサイド盤『イット・クッド・ハップン・トゥ・ユー』をかけていたら、「アイム・オールド・ファッションド」が気になってきた。あんまり取り上げられない曲だから。ニューヨークにフラフラッと出てきてリバーサイドと契約したチェット。演奏するメンツも西海岸と違って黒人が多い。ピアノがケニー・ドリューでドラムがフィリー・ジョー・ジョーンズ、彼らも当時リバーサイド専属だ。

 で、「アイム・オールド・ファッションド」。そうか、ちょうど1年前にドリューもフィリー・ジョーもジョン・コルトレーンの『ブルー・トレイン』でこの曲を演奏してたのだ。チェットもレコードで聴いて知ってたのかもしれない。それできっと「この曲演ろうぜ」となったのだろう。
 長いことジャズを聴いてると、こういうことがフッと立体的に理解できる。初心者にはそれがわからない。なぜかというと、「アイム・オールド・ファッションド」がどのくらいカバーされてるかなんて皆目見当がつかないからだ。別に見当がつかなくったって演奏は楽しめるんだけれど…(^^;


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