ヴァン・ゲルダーのこと

JimmyJazzさん(@jimmyjazz4343)が投稿した写真 -

2016年8月25日、名録音技師のルディ・ヴァン・ゲルダーが亡くなった。ジャズ録音の大家で、ブルーノート、プレスティッジ、インパルス、ヴァーヴ、CTIなど、名門レーベルに数々の名録音を残した。暗闇にスポットライトを当てたように彫りの深い陰影が特徴的な録音手法は、"ヴァンゲルダー・サウンド"と呼ばれジャズファンに親しまれた。

ステレオ録音を始めたばかりの頃のヴァンゲルダースタジオには、モニタースピーカーが1本きりしか無く、メイン楽器が左チャンネル、ドラムが右チャンネルといった定位の振り分けは、おそらく勘でやってたのではないかと故・中山康樹氏に聞いた。少なくとも、実際にスタジオ内で演奏した配置を正確に再現しようとしてチャンネルを割り振ったのではなさそうである。

また、事前に奏者から譜面なりスケッチなりを入手しておいて、ソロのタイミングに合わせてフェーダーを上げたり下げたり、積極的に演奏の内容にあわせていたことが窺える。晩年まで録音を続けており、元気だなあ頑張るなあと思っていたが、ついにレジェンドが逝った。わたしもヴァンゲルダーの音がなければ、オーディオマニアになってなかっただろう。


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