勇気凛々店販マン

 店販(テンパン=店頭販売)は割と得意なほうである。実家で見習いをしてたときは、シュワルツコフ=シルエタのムースを売りまくったし、最近では当時誰も見向きもしなかったナノサプリシャンプーを爆発的に売って、ちょっとしたブームを巻き起こした。しかし、店販はほとんど儲けが出ないのである、あんなにたくさん売ってるというのに(^^;

 第一に、売れるといっても、当店でカットなりパーマなり施術を受ける方が対象なので、顧客の数が限定される。シャンプーや整髪料だけを買うためだけにやってくるお客様も少しはいらっしゃるけれど、ドラッグストアやスーパーのように1日に何百人も入ってくるわけではない。極めて限られた小さな小さなマーケットなのだ。

 第二に、売るためにはその商品を実際に技術で使ってアピールしなくてはいけない。ただ並べているだけで売れることなんてありえないからだ。ミント(未開封)のものを開封して使うから、その一個ないし一本分を店販の利益で補填しようとすると、だいたい三本を売り上げてようやく黒字の計算。一本を使い切る間に三本売れないと赤字ということだ。

 第三に、常にある程度の在庫を陳列しておかないといけないこと。一本だけ置いといてまず売れることはない。やはりズラッと並んでないと様にならないが、これらはすべて買取で「売れないから返品」というわけにもいかないのだ。

 売れてる売れてると言っても、冷静に計算してみたらなかなか店販だけで利益を出すのは難しい。店販売上でせめて毎月のディーラーの支払いをまかなえればとも思うのだが、商品をプレゼントすることもあるし支払いは技術売上から持ち出しか、いいとこトントンといった勘定。大変なので店販をしてないサロンも多い。
 それでもオススメの商品が売れると掛け値なしに嬉しい。これ良いわあ〜!そうでしょぉ?良いものを買って喜んでもらいたいという気持ちが勝つのである。


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