一流品の高い理由

 付加価値というのは言葉を変えれば”こころ”が入ってるかどうかだと思う。わたしだって10分千円でカットしようと思えば、そりゃあできなくはない。できなくないけれども、相手が人間であると思ったら「このままじゃおかしいだろう」とか「これでは外を歩けないのではないか」という”こころ”が働いて、何分か余計に時間と手間がかかることになる。血も涙もない冷酷な散髪マシーンであれば、切った後は知らん顔でいいのだろうが、やはりそういうわけにはいかないのである(^^;

 そういう意味では、オーディオ製品でも洋服でもマンションでも、”こころ”がどれだけ入ってるかで値段が高くなる。材料費なんて知れたものだが、購入した人がいい気分になって満足することがコストとなって乗っかってくるのだ。

 さてここからが本題。これがわたしのように偏屈な性格だと、既製の完成されたものだと100%満足しないので、8割がたできたあたりで「もういいです。あとは自分でやりますから」と、制作に参加しようとする実に面倒くさい客なのである( ̄▽ ̄;
 プロの職人さんにお任せしておけば、素晴らしい完成品ができるとわかっていても、その”こころ”の部分は自分で仕上げたい、人任せにできない性分だから困ってしまう。

 つまり、ケチるわけではないがいちばんコストのかかる付加価値の部分を自分でやりたいので、結果的に安いものを買ってしまう。かっちりガチガチにできた完成品を買った場合、もし気に入らなかったらどうしようもないから、ある程度使い方に幅のあるものでないと安心できない。特にオーディオ製品は高価なうえにあまりにも製作者の狙いがピンポイントだと、それが自分の欲しい音でなかった場合は泣く泣く手放すことになる。そこまで言っておいて、必ずしもそれが功を奏していないところがまた悲しくも愉しい我が人生。


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