心地よさを感じるためには「ゆらぎ」が必要

 齋藤敦子著「コクヨ式 机まわりの『整え方』」という本に興味深いことが載っていた。汗ばむ陽気の昼下がりに木陰に入り、そよ風が吹いてくると気持ちいいけれど、1日じゅうその風が絶え間なく吹いていたら気持ちよくない。つまり心地よさを感じるためには「ゆらぎ」が必要で、それは「均一」でなく「微妙な変化が絶え間なくある状態」のことであると。
 さらに著者は続ける。「たとえば(中略)ジャズばかりでなくクラシック音楽も聞いてみる」とかまるで自分のことを言われているようだ(^^;

 実際、「毎日ジャズを聴きながら仕事ができるなんてうらやましい」と言われてる本人がちっとも楽しくないのは、一日中絶え間なくジャズばかり聴いてるからで、あんなものはたまに聴くからいいのである。
 同じように、オーディオマニアがどんなに良い音を手に入れても満足できず、変化を求めて次々と装置を買い替えるのは、音質に変化がないと飽きちゃうせいで、永遠に「これで完成」ということにならない。諸行は無常であり、留まらずに変化し続けるのが世界の本質なのである。


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