ジミージャズ21

 ついこないだ「25周年だ!四半世紀だ!」と言ってたと思ったら、もう28年目に突入で、この調子だと30周年もすぐ来てしまうのだろう。パソコンを始めた10周年の頃は、「早く老舗と呼ばれるようになりたい」と思っていたのに、人間が年をとるのと同じく、店も老いていくのは恐ろしいものである(^^;
「全然古くなりませんねえ」
 29年前、JimmyJazzを設計デザインするにあたって、何年経っても古くならないような店にしたいと思ったのは、お客様からそう言われるように見事成功している。だが、古さを感じさせないという意味で成功していても、古くなってないわけでなく老朽化は確実に進んでいる。それにまさか30年もそのままの内装でいくとは、29年前のわたしも思ってもみなかったのだ。

 設計の段階で、デザイナーの人に「モノトーンだけだと殺風景なので赤の差し色を入れたらどう?」と言われたが断固拒否した。当時そういう無機質な中に少しだけ鮮やかな差し色を入れる未来的なハイテクデザインの内装が流行っていた(21世紀を示唆する「◯◯◯◯21」とかいう名前も流行ったなあ)。
 差し色は作った時は綺麗だが後から容易に変更できないし、古くなるとみすぼらしいのである。ちなみに梅田の某ジャズ喫茶はグリーンを差し色に使ったかっこいい内装だったが、数年前に改装した。
 ジャズはもともと古い音楽なんだから、時代遅れになることはあるまいと思った。これも成功で古くなりようがない。

 しかし今となっては、10年に一度くらい大規模なリニューアルをして、常に新鮮さを保っていく方が良かったのではないかと思わなくもない。思い切ってジャズをかけるのをやめて、「ハードロック・バーバー」にしてみるか。あるいは店名を「クラシック・ジェームズ二世」にしてバロック音楽に特化するか。いずれにせよもう時期を逸した感は否めない。


« ジャズに日本を教えてもらった | メイン | 百年床屋 »