正月らしくない

「年々正月らしくなるなる」と、毎年言ってるような気もするが、「お正月を写そ♪」というフジカラーのジングルも、デジカメやスマホの普及でまったく聞かれなくなってしまった。
 「正月らしくない」のは、元旦からどこでも店が開いてることに尽きる。コンビニは24時間年中無休で、買い忘れたお年玉袋や年賀状まで売ってるし、たいていの食品は手に入るから、年末に買いそびれても一向に困ることはない。
 二日からは百貨店やスーパーも営業を始めるから、実質一日だけ食料を確保しておけば、普段と何ら変りない生活ができる。これで正月らしくしろというのも無理な話である(^^;

 ここは思い切って、「正月三が日は仕事をしてはいけません条例」を制定してはどうか。おせち料理も元々は主婦が三が日炊事をしなくていいように日持ちのする塩漬けの食材で考え出されたんでしょう。奥さん連中も三日間休めると思ったら、そら年末必死で働きますわ。三が日食料が手に入らない。歯ブラシや石鹸も切らしたら大変だ!となれば、年末の経済活動も活発になって、商売人の餅代にもなるというもの。昔は、「散髪しない子にはお年玉をあげません!」と言われ、漫画を読みながら何時間も待っている子供が年末の床屋には溢れていたものだった。
 ただ三が日働いてはいけないといっても、神社仏閣は初詣があるから坊さんや神主さんは働いてもよい。参拝に行くための交通手段も必要なので鉄道やガソリンスタンドは開けておく必要がある。参道のおみやげ屋さんも稼ぎどきなのでよしとする。
 そして正月からスリや泥棒などの悪事を働く不届者が出るといけないので警察は休めないし、火事や事故対応のために消防署も休めない。
 日本人は三が日は働かないという情報をキャッチしたテロ国家が、三日間で日本全土を制圧なんてことにもなりかねないから、自衛隊にも頑張ってもらわないといけない。そう考えると、なかなかこの法案が可決するのは難しいなあ。

 そうだ、いっそのこと消費増税だの軽減税率だのというややこしいことは一切やめて、「正月税」を制定し、三が日は税率70%にして、1〜3日に買い物すると7割税金を払ってもらいますということにしてはどうか。昔で言う「正月料金」というやつだ。


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