アジャストメント

 一日中仕事と関係ないことばっかりしてるように見えるMasterでも、たまには講習会に行って新しい技術を習ってくることもある。で、トップは何センチ、サイドは何センチ、ネープは何センチでこうこうこういう順序で切りなさいと教わってくるわけだが、それをそのままお客様の頭に乗っけて様になる場合もあれば全然似合わないこともあるわけで、習ったとおりが必ずしもお客様にとってのベストではない。ちゃんと骨格や髪の質・生え方を考慮しながら、仕上がりをよく見て似合うように持って行く必要があるのだ。

 オーディオでも同じで、理屈どおり、理論どおりを信じてやって、「こうやったから良い音のはずだ」と、ほとんど音も聴かずに満足しているマニアも少なくない。しかし、実際に出てくる音を聴いて調整しないことには、いくら世界の銘器や評判の良いアクセサリーを使っても良い音で聴くのは不可能だ。そうやって自分好みの音にアジャストしてやることこそマニアの務めであり最大の楽しみでもある。
 昔、自分で設計したアンプの回路図を大事そうに定期入れから出して見せてくれたマニアがいたけれど、残念ながら回路図から音は聞こえてこないので返答に困ってしまった(^^;


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