それそのものに価値がある

 マスタークオリティーCD-R『Prototerra』の発売が延びている。インフラノイズの直販ページがいつまでたっても在庫切れのままなので、しびれを切らして問い合わせてみたら、まだまだ劇的に良くなる方法が見つかったために延び延びになっているらしい。音が良くなるのは結構なことなのでドンドンやってほしいのだが、一方で比較する音源がないため、どれだけ良くなったのかわからないと有難味が薄いのではないかという懸念もある(^^;
 特にオーディオマニアはAB比較して伸びしろがどの程度あるかに価値を見出す人が多いので、これだけポンと出されて戸惑わないかと心配だ。
 わたしもよく「’50年代の録音現場の音を聞いたこともないくせに、どうしてそれが正しいとわかるのか」と詰め寄られたりするけれども、そもそも芸術というものは比較しないとわからないような相対的価値ではなく、それ自体に比類なき絶対的価値があるものなのだ。マスタークオリティーCD-R『Prototerra』を聴いて音楽の絶対的価値に目覚める人が続出することを密かに期待する。


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