発酵のちから

 いまのペースだと年間200冊読破はしんどいと気づき、慌てて本日二冊本を読む。
 昔から、本とインターネットの情報に何か違いがあるのか、ネットを見て情報を得れば読書は不要なのではないかという問いに、スパッと明快な答えが出せずにいた。というのも、やはり本を読まずに、ネットにばかり頼っていると知力が落ちるような気がしてならないのである。
 で、最近どうやらその正体がおぼろげながら見えてきた。すなわちネットの情報とは、書いてあることを右から左に流すだけで、なんら付加価値を産まないのが問題なのだ。ツイッターにはリツイートという、人の発言をそのまま放り投げる機能があるけれども、あれこそその最たるものだ。集めた情報は、人の心のなかにいったん吸収され、それが発酵して変化したものが出てくる、この発酵の部分にこそ、人々は価値を認める。ただのパクリや猿真似でブログは書けても、本は成り立たないということだ。


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