導通向上クリーナーECI-100(その3)

 ECI-100の前身であるカーボンダイヤトニック”SETTEN No.1”には、「一度塗ったら、二度と元へは戻らない」という、恐ろしい言い伝えがあった。一旦ダイヤモンドの微粒子が端子の隙間に入り込むと、それを完全に除去することが困難であるということから、「もし、塗ったあとを音が気に入らなくても、元に戻すことはできない」という話に発展した。

 神経質なオーディオマニア達を不安に陥れるに充分な、こわ~い話であったが、今思えば、何を塗ろうが塗るまいが、オーディオが二度と同じ音が出ないことくらい常識である。嫌なら拭き取ればいいのだ。多少ダイヤが残ろうが、そんなもんたいした問題じゃないよと笑って済ませられるのだが、当時、右も左もわからないようなオーディオ初心者だったわたしは、大いにビビッたものである(^^;

 ECI-100は、”SETTEN No.1”と違い、潤滑剤にスクワラン油を使用せず、新開発のハイテクオイルを使用したのだという。「KURE556」みたいなスプレー式で、噴射しても黒く汚れたりしないが、独特のにおいはある。綿棒に噴射して、マッキントッシュのアンプC34VとMC7150の電源プラグ接点に薄く伸ばしてみた。
 以前に塗ったままで放置してた”SETTEN 79(通称金さん)”が剥がれ、綿棒が黒くなった。つまり金さんとECI-100が置き換わったかたちだ。

 おっ、なんだか河口無線の高級オーディオみたいな音だな?

 ”SETTEN No.1”には、一種のグロス感というか、ごく薄いクリスタルガラスを通して見るような豪華さがあって、それが魅力でもあり、気になる部分でもあったが、ECI-100にはそれがない。もっとダイレクトで、直接的である。ひょっとしたら、あのグロス感がスクワランの音だったのかもしれない。
 ゴージャスな余韻、ばっちりピントの合った深い陰影、ECI-100は、いい意味でオーディオ的に効く!

 それにしても、なんでこんなに河口無線っぽいのか?やはり、ダイヤモンドの音が混じって豪華に聞こえるのか?高級機はダイヤモンドツィーターとか使ってるもんなあ。いや、違うぞ、この音は、そうだ、マッキンの音だ!まさにマッキントッシュのアンプが新品になったような音なのだ!!
 ”SETTEN”シリーズもECI-100も、経年劣化はなく、原則塗ったら塗りっぱなしでいいことになっているが、こういう清々しい音になると、やはりたまには接点クリーニングするほうがいいのかなという気になる。

 久々に製造元である東洋ドライルーブのホームページを見たら、いつのまにか中国やタイ、ベトナムにまで進出している!こんな怪しい(失礼!)製品が、産業機械や楽器など、世界中のさまざまな分野でひろく受け入れられているのだから驚きだ。
 そんじょそこらのオーディオメーカーでは、決して造ることができないユニークな製品。これからも世界の人々を豊かにする、ますますの活躍を期待してます。 (おわり)



« 導通向上クリーナーECI-100(その2) | メイン | インフラノイズよりクロックリベラメンテ[CKL-1.3BNC]新発売 »

コメント

さて、今夜は最後の仕上げで、ミキサーとパワーアンプのヒューズに塗りました。
インフラノイズのように素手では外せませんが、マイナスドライバーですぐに外せました。

はじめは、期待が大きすぎたかと思いましたが、鳴らしていると良い感じになってきます。
やっぱりヒューズはお薦めポイントです。

これで外から塗れるところはすべて塗りました。
久しぶりです。機器の蓋を開けたくてムラムラッときたのは(^^;
でも、このくらいで良いだろう、と思えるのは、少し年をとったからでしょうか(笑

投稿者 Aquirax : February 8, 2013 09:55 PM

一日経っての再生音は昨夜の感動がよみがえるような瑞々しさです。

信頼感が増したところで、今夜はDACのヒューズに塗ってみました。
DAC-1のヒューズ、というか、インフラノイズ製品のヒューズは、
簡単に外して取り替えられるようになっています。
電源プラグに次いでやりたかったポイントでしたが、プラグと同等に効きました。
アンプ系ほどではありませんが効果がしっかり判ります。

気をよくしてGPS-777などのクロック系機器のヒューズに塗りました。
こちらはやはり、悪くならないことを確認する程度(^^;

投稿者 Aquirax : February 7, 2013 11:10 PM

揮発性がたかい?
以前使っていたLa Museは、何年も放置してたらオイルが蒸発してダイヤのみ残りました(^^;
こんどのハイテクオイルも完全に乾かなくとも、液体にすると何か問題あるのかもしれませんね。

投稿者 Master : February 7, 2013 12:55 PM

ECI-100、大いに気に入りましたが、
マニキュア瓶タイプでなくてスプレータイプなのって、どうなんでしょうか?
直に噴霧するのも、綿棒に噴霧して塗るのも、使いにくいように思います。
わたし的には筆で塗って綿棒で拭き伸ばすほうが簡単です。

ただスプレー缶だから100mlでこの価格と考えると、
マニキュア瓶だと2cc入り4千円とかになりそうで怖いかも(^^;

投稿者 Aquirax : February 7, 2013 12:34 PM

たしかに、5万円くらいの電源ケーブルとか買ってがっかりするくらいなら、1万4千円のECI-100塗るほうが堅実かもしれませんね。

投稿者 Master : February 7, 2013 09:41 AM

ECI-100塗ってみました(買ってるし

塗ったとたんにハッとする気持ちの良い音の変化がありました。
どちらかというと引き締まる方向ですが、力がこもるのではなく解放される感じです。
クリアーになってスリムになるけど、出るべきところは出てる、みたいな。

塗ったのはすべて電源プラグです。
最初に当たりをつけたパワーアンプ、ミキサーには効果てきめんでした。
あとはDACが割と効いてる感じです。
CDトラポ、GPS-777、CCD-6にも塗りましたが、こちらは悪くないという程度です。

本領発揮がこれから、ということは、かなりお薦めできるアクセサリーだと思います。
高価ですが、相応に、というより価格以上に良くなる感があります。
容量100mlですから絶対量は多くないですが、この用途じゃ使い切れないほどありますね。
でも元手がかかってるんで慈善事業はしません(爆

投稿者 Aquirax : February 6, 2013 10:30 PM

おお、売れてる売れてる>ECI-100

投稿者 Master : February 6, 2013 04:42 PM

ECI-100のおかげですこぶる快調!
皆さん、良い音だ、良い音だと言ってくださいます(^^;
こんなふうに音が変化して嫌な人って居ないんじゃないでしょうか。

投稿者 Master : February 3, 2013 06:23 PM

淀川の夜道はこわい。
懐中電灯の豆球ソケットに塗って下さ〜い。

LEDの色嫌いなんでまだ愛用。

投稿者 ken : January 30, 2013 09:41 PM

夜、Masterが店じまいでサインポールを片付けに外に出たら、
そこには両手に10本もの電源ケーブルをささげ持つAquiraxが立っていた・・・・・・
なんてことになったら怖いですよね(爆

投稿者 Aquirax : January 30, 2013 08:17 PM

導通向上クリーナーECI-100を塗ってみたい方、
携帯電話やデジカメのバッテリー、ウォークマンイヤホン等、
散髪のついでに当店までお持ちくだされば塗り塗りサービスいたします(^^;

但し、一度塗ったら最後、元には戻せません( ̄▽ ̄;

投稿者 Master : January 29, 2013 06:35 PM