導通向上クリーナーECI-100(その1)

 お客の髭を剃っていたら、懐かしいあの方から電話があった。元㈱熱研の”踊るマハラジャ”ムトウさんだ。
 「今度、アコースティックリバイブからハイテクオイルを使用した導通向上クリーナーECI-100を出しました。お送りしますので、どうぞお使いください」と。

ECI-100

 JimmyJazzがにわかに注目を集めだしたのは、なにも新聞に載ってからではない。今を遡ること約10年前、その名も”SETTEN NO.1”という接点復活剤を紹介して、大ブームを巻き起こしたことにはじまる。
 ナノサイズのカーボンダイヤモンドをスクワランオイルに溶かし込んだ謎の液体。電源プラグや、ラインケーブルの端子などに塗れば、驚くほどの音質向上。さらにパソコンパーツに使用すれば、オーバークロック耐性やベンチマークに効くと噂され、ウソかホントか、日本橋でんでんタウンのPCショップでは「SoundBlasterへの道(当時わたしが運営していたサイトの名前)で話題の”SETTEN NO.1”」と書いたPOPまで出現したという(^^;

 そのときにムトウさんにサンプルを送っていただいたおかげで、高価な液体をアホな実験に湯水のごとくジャブジャブと使うことができた。
 オーディオ製品はもちろんのこと、トースターや冷蔵庫の電源プラグに塗ってみたり、あろうことか、線材に”SETTEN NO.1”を浸透させたケーブルまで作ったこともある(^^;

 ”SETTEN NO.1”で音質向上する理屈はこうだ。通電性のある、ごく小さいカーボンダイヤモンドが金属の凸凹表面を埋めて、導通面積を増やし、その結果エネルギー損失が小さくなって、電気製品が本来の性能を発揮する。

 だが、わたしもこの10年で少し利口になった。ことオーディオに関しては、機器の性能向上イコール音質向上ではないのである。まことに残念なことだが、多くのオーディオメーカーおよびオーディオマニアがこれらを混同している。
 もっと残念なことは、「ノイズや付帯音を減らす」といいつつ、それらしい理屈で開発されたオーディオアクセサリーが、じつは逆に強烈な付帯音を持っていたというケースが散見されること。ノイズが取れて激変したつもりが、付帯音をつけてたなんて目も当てられない。

 ステマと思われたら困るのでずばり言おう。”SETTEN NO.1”で激変する理由は、カーボンダイヤモンドの音を(音楽にとって好ましい)付帯音として鳴らしていたのか?それとも、本当に導通面積が増えた結果、性能が向上したのか?あるいは、その両方か?いったいどっちなんだいムトウさん、ええっ!?(つづく)


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