ケーブルで音は変わらない

 昔、ある紳士が、家の改築を機にオーディオをはじめられた。けっこうな財を投入してリスニングルームを造り、高級な機材も揃えて、オーディオ誌に載っている、ケーブルやらコンセントやら、それにオカルトまがいのものまで、ありとあらゆるアクセサリーを買い込んでは試してみた。
 ところが、その方の悩みは、「何をやっても音が変わらないことだ」というのである。

 オーディオというものは、何をやっても音が変わるのに、そんなになんでもかんでも試していたら、コロコロ音が変わってしまってたいへんだろうと思うのだが、その方が言うには、「どんなものを使ってみても、まったく音が変わらない」らしい。

 途方に暮れた紳士は、全国から凄腕の業者やらマニアやらを自宅に呼び寄せて、クリニックを頼んだが、部屋中を引っ掻き回して改善策を講じて、多少よくなったかに思えても、やっぱり根本的な解決とはならなかった。

 そんなある日、インフラノイズの製品を繋いでみたらたいへんなことが起きた!いままで何を繋ごうと、どんな大掛かりなことをやろうと、まったく変わらなかった自宅の音が、はじめて変わった!大きく変わった!激変した!
 感激した紳士は、運転手つきの会社の公用車でインフラノイズの社屋まで(来るなというのに)押しかけて、社長にその興奮を熱く語り、握手を求めたそうな。

 いま思えば、紳士宅の音は、何をやっても変わらなかったのではなく、実際には様々に変化してたであろうと推測する。ただ、自分の思うような音に変化したことが一度もなかったため、「何をやっても音が変わらない」と思い込んでいた。つまり、「インフラノイズの製品が提示した音楽的な変化以外の些細な音質変化は、変化したうちに入ってなかった」ということなのだろう。

 この方のように豪快な悩みをお持ちのオーディオマニアは、そう多くはいないとは思うが、雑誌に載っていた、評論家も誉めていた製品を使ってみたが、ピンとこなかったという方は少なくないのではないか。
 また、オーディオケーブルでは音が変化しないと結論づけている方や、音は変化するがクオリティがあがることはないと思っている人もあるだろう。そのとおり。それらの交換で音は変わらないか、変わったとしても些細なことでしかない。
 オーディオ製品は、機械的な性能のみならず、音楽と深く関わりある変化をもたらさなければまったく意味がないのだ。

 オーディオケーブルで音は変化しないだろう。だが、インフラノイズのリベラメンテケーブルでなら変化する。それも素晴らしく、確実に。虹のように音楽をとらえて離さない。

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コメント

リベラメンテご購入のお客様より喜びの声が届いておりますので、以下にご紹介します。
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本日ケーブルが届きました。早速聞かせたいただきました。
最初は平板な大人しい音だったのですが、30分程経過後にプチっと音がしたように感じたあと、音が前に飛び出したかと思われるほど奥行きが、急に深くなりました。
展覧会の絵のティンパニの音が上に上昇し、グランカッサの音が横に伝播するのが明瞭に感じ取れました。音が一段とほぐれたようです。GPSと併用すると本当に効果がわかりやすい。
大変喜んでおります。ありがとうございました。

                       

投稿者 Master : June 21, 2012 10:37 PM

Masterが書いておられる「ある紳士」にはわたしもお世話になりました。
リベラメンテはその紳士にこそ捧げられるべきものですね。

音楽を楽しみたくてオーディオを嗜むというスタンスを崩さない方でした。
目的がハッキリしているが故に、大胆に装置やセッティングを変えるので、
同じマニアとしてヒヤヒヤしながら見守っていました。
もちろんその度に音が変わるのですが、
Masterが書いておられるように、
些細な改善?を積み上げることはなさらず、
本質的な大変化だけを狙うが故に、常にセッティングを壊しながらも、
良ければ安価なものでも取り込み、高額なものでもあっさりと手放し(普通は逆になりそうですが)、
仕舞いにはぐんぐんと音が向上していきました。

Aquiraxは小心者なのであの紳士のようなマネはできませんが、
勝手にライバルと目させていただいて、今の装置の音となったと思っています。

投稿者 Aquirax : June 20, 2012 09:01 PM

ケーブルによって音が変わる、ということは、ネガティブなことだと思います。
そうそう変わってたまるものか、と言いたいようなことです。
だからこそ、変わらないと言い張る人も出てきます。

そう言いたくなる気持ちはわかりますが、現象として変わることは否定できないので、
「それでも音は変わります」というしかありません。

かつては音が変われば「激変だああああ!!!」と騒いだものですが、
さすがに、それでは本質的には良いケーブルにはならないことに気づきました。
いやなクセがなければ儲けもの、つまり良いケーブルだと判断するようになりました。

中にはクセの出ないようにコントロールしたと思われる凝った構造のものがあり、
その意味で、ノイマンのマイクケーブルを信頼してきました。

リベラメンテがどれほどのものでも、ノイマンに毛が生えたぐらいだろう、
それでも、インフラノイズのことだから、さぞまともな毛が生えているだろう??と思って、
はじめから購入を決めていたのです。

甘かったです。
ケーブルで音が変わることをイヤというほど知っている人が、
それでも音楽的意味を阻害することがないよう、
楽器をチューニングをするようにして、手作りでケーブルを仕上げれば、
音楽再生用としての理想のケーブルになる。
これまでのインフラノイズ製品によって、そのぐらいのことは判っていたつもりでした。
実際に完成した製品をつなぐことによって出てきた音、否、音楽はわたしのイメージを超えていました。

音楽のために生涯を捧げようと決めた人が創ったケーブル。
ケーブル自体が存在感を極限まで消そうとした時、
どれほど音楽そのものが生き生きと輝かしいものになるか、
リベラメンテを使うとそのことがわかります。

音楽を愛し、それゆえにオーディオが好きな人すべてに、
このケーブルを体験して欲しいです。
「マニアなら迷わず2セット」を旗印にして全世界をセールスして回りたいぐらいです(爆

投稿者 Aquirax : June 20, 2012 08:34 PM